スコアメイクやショットの感覚に大きな影響を及ぼす「ゴルフボール」。飛距離アップに役立つモノやスピン性能を重視したモノなど特徴が異なるため、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ゴルフボールのおすすめアイテムをご紹介。選び方のポイントも併せて解説するので、自分にぴったりなゴルフボールを見つけてみてください。
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ゴルフボールのおすすめランキング|初心者向け
第1位 本間ゴルフ(HONMA GOLF) D1ボール
コアのサイズが大きく、ソフトに仕上げたゴルフボールです。高初速で安定感のある打感を得られるのが魅力。独自配合の高耐久アイオノマーカバーとの組み合わせにより、優れた飛距離性能を発揮します。
ディスタンス系で、ディンプル数は368。風に負けない強弾道をサポートするので、飛距離アップに役立つモノを選びたい方におすすめです。
アライメントデザインを採用しており、進行方向のラインは太く、フェースに合わせるラインはやや細くしているため集中力キープに役立ちます。価格の安さがうれしいポイントです。
第2位 ブリヂストン(BRIDGESTONE) TOUR B JGR
「BIGマッスルコア」テクノロジーを搭載したゴルフボールです。コアの外側は硬く、インパクトの瞬間にボールがしっかり潰れながら素早く復元するのが特徴。高初速でボールを弾くので、大きな弾道を生み出します。
コアの中心部はやわらかくしており、効率よく潰れてパワーを溜めるのがポイント。インパクトのエネルギーをしっかり伝えられるため、スイングスピードに自信がない方にもおすすめです。
飛距離追求型3ピース構造を採用。ディンプル数は338です。低スピンと高弾道で、飛距離向上をサポート。推奨ヘッドスピードは34~44m/sです。
第3位 ダンロップ(DUNLOP) スリクソン TRI-STAR
本モデル専用に開発した「ファストレイヤー D.G.コア」を搭載したゴルフボールです。硬度分布を二段階に変化させており、飛距離性能とスピン性能を両立。飛距離をキープしたまま、アプローチスピン量の増加や打感のソフト化を実現しています。
高反発ソフトアイオノマーカバーを採用した3ピース仕様。ミッド層には「テファブロック」を配合した高反発素材を使っています。また、ディンプル数は338。表面には「Spin Skin コーティング」を施しています。
ターゲットを狙いやすいうえ、フェースをスクエアにセットしやすい、ナビゲートラインをあしらっているのが特徴。初心者はもちろん、スコア90の壁を破りたい上昇志向の強いゴルファーにもおすすめです。
第4位 ダンロップ(DUNLOP) スリクソン XmaX
ディスタンス系のゴルフボールです。本モデルのために開発した配合技術を用いており、やわらかいのに高反発化を実現しているのが特徴。「エックスマックス コア」「スーパースピード ミッド」「H.R.カバー」で構成した3ピース仕様です。
ディンプル数は338で、強弾道のショットをサポート。打感はソフトで、適応ヘッドスピードは35~45m/s程度です。
アライメント機能付きサイドマークをあしらっているので、グリーン上でも活躍。ターゲットを狙いやすかったりスクエアに構えやすかったりと、初心者にも優しい設計を採用しています。飛距離を少しでも伸ばしたい方におすすめです。
第5位 テーラーメイド(TaylorMade) スピードソフト インク ボール
インクのしぶきを表現したおしゃれなデザインのゴルフボールです。最新ビジュアルテクノロジーを搭載したモデルでも使われている印刷方法を採用。ハイコントラストで高い視認性を備えているため、ボール紛失予防にも役立ちます。
ソフトな打感・打音を味わえるコアを搭載。高い反発力を備えており、速いボール初速をキープします。フェースとの接触時間が長く、スピンを抑制しながら飛距離アップを狙えるのがメリットです。
第6位 タイトリスト(Titleist) TRUFEEL
優れた飛距離性能とグリーンまわりでのスピン性能を兼ね備えたゴルフボールです。独自の376ディンプルデザインにより、低めの弾道で遠くへ飛ばしやすいのが特徴。トゥルータッチコアを採用しており、ソフトな打感を実現しています。
3.0トゥルーフレックスカバーを使っているため、アプローチショットでは優れたコントロール性を発揮。スピンをしっかりかけながら、ピンを狙いやすいのがメリットです。
精密な製造工程で作られているので品質は良好で、安定感のあるショットをサポートします。ショートゲームの精度を向上させたい初心者におすすめです。
第7位 ブリヂストン(BRIDGESTONE) EXTRA SOFT
全番手でソフトな打感を得られるディスタンス系のゴルフボールです。エクストラソフトグラデーショナルコアと、エクストラソフトアイオノマーカバーの2ピース構造を採用。ディンプル数は330で、大きな飛びをサポートするのが魅力です。
推奨ヘッドスピードは、約28~46m/s。ヘッドスピードの速さに自信がない方や、ジュニアゴルファーにもおすすめです。
価格が比較的安く、気軽に使いやすいのがメリット。カラーボールも充実した、初心者に優しいモデルです。
第8位 キャロウェイ(Callaway) WARBIRDボール
ディスタンス系2ピース構造のゴルフボールです。高エネルギーコアとトライブレンド・アイオノマー・カバーの組み合わせにより、優れた飛距離性能を発揮。独自のヘックス・エアロネットワークパターンを採用しており、空気抵抗を軽減しながらビッグキャリーを実現します。
複数の異なるアイオノマーをブレンドしているため、アプローチ時のスピン性能が向上。しっかり感がありながらも、心地よさの残る打感が特徴です。
快適で爽快なプレーをサポートする人気モデル。これからゴルフをはじめる方にもおすすめです。
第9位 本間ゴルフ(HONMA GOLF) D1 SPEEDMONSTER
本間ゴルフ史上最長飛距離と謳うほど、優れた飛距離性能を備えたゴルフボールです。メタルミックスレイヤーとコアとの相乗効果により、初速と飛距離の向上をサポート。慣性モーメントを高め、転がりがよいのも魅力です。
3ピース構造で、耐久性の高いアイオノマーカバーを採用。ディンプル数は368で、強い弾道のショットを実現します。飛距離にこだわりたい初心者ゴルファーにおすすめです。
太めのアライメントを施しており、ターゲットに対して合わせやすいのがポイント。フェース面とも合わせやすいようにクロスターゲットを設けているなど、グリーン上でも活躍します。
第10位 テーラーメイド(TaylorMade) ツアーレスポンス ストライプ ボール
視認性の高い「360°クリアパスアライメント」を搭載したゴルフボールです。パッティング時に、ターゲットを狙うためのガイドラインとして活躍。インパクト後は2本のラインが浮き上がるのでボールの回転を確認でき、ストロークの精度向上に役立つのもメリットです。
3ピース構造を採用しており、エネルギー伝達効率がアップするように設計しているのが特徴。インパクトの際にボールの反発性能が高まるため、初速や飛距離向上をサポートします。
グリーンまわりでは優れたスピン性能を発揮するなど、アマチュアゴルファーに優しいのが魅力。トータルバランスがよく、スコアアップに役立つモノを選びたい方におすすめです。
第11位 ミズノ(MIZUNO) RB MAX
3ピース構造のディスタンス系ゴルフボールです。ソフトな打感と高い反発性能を両立した、ウルトラソフトブタジエンラバーインナーコアを搭載。独自のディンプル構造である高弾道336アクシアルフローディンプルにより、高い弾道で飛距離アップをサポートします。
ディプルの最深部が中央から少しずれた形状を採用しているのが特徴。後方部まで空気の流れを付着させるので、ボールの推進力が向上します。
ドライバーショット時のスピン量は少なく、アプローチショット時のスピン量が多いのが魅力。シーンに応じて適切なスピン量を実現し、初心者も使いやすいのがおすすめポイントです。
第12位 タイトリスト(Titleist) PRO V1x
ハイグラディエントコアを搭載したゴルフボールです。柔軟性の高い高弾性ケース層も採用し、ボール初速が向上しながらロングショット時のスピン量を低減。独自のエアロダイナミクスデザインである348ディンプルによって、高弾道で大きな飛距離を実現します。
キャストウレタン・エラストマー・カバーを使用しており、グリーンサイドでは優れたスピンコントロール性能を発揮。トータルパフォーマンス力が高いので、スコアアップに役立ちます。
プロも愛用しているほど、安定感のあるショットをサポート。短期間でレベルアップを狙う初心者ゴルファーにおすすめです。
ゴルフボールのおすすめランキング|中・上級者向け
第1位 ブリヂストン(BRIDGESTONE) TOUR B XS
人気メーカー「ブリヂストン」の最新テクノロジーにより、全体設計の最適化を実現したゴルフボールです。世界のトッププロの高い要求にも応え、「飛んで、止まる」の性能が向上。トータルパフォーマンスに優れた、中・上級者におすすめのモデルです。
フェースに吸い付くようなソフトな打感で、高いスピン性能を発揮します。ドライバーショットでは高初速・低スピン、アプローチショットでは低初速・高スピンをサポート。トッププロが好む、乗り感とやわらかい打音の「ディープ感」を味わえます。
ウレタンカバーに、制音・吸収材を配合しているのが特徴。フェースがボールを回転させる時間を伸ばせるため、アプローチのコントロール性能がアップしています。3ピース構造で、推奨ヘッドスピードは38m/s以上。カラーボールも展開されています。
第2位 ダンロップ(DUNLOP) スリクソン Z-STAR
ツアープロ使用モデルのゴルフボールです。コアの硬度分布を2段階に最適化した「ファストレイヤー D.G.」コアを搭載。スムーズに変形するためエネルギー伝達が効率的で、心地よいフィーリングを味わえるのが魅力です。
コア表面付近は硬度変化を緩やかにしているので、優れたスピン性能を発揮。コアの中心部は硬度変化が大きく、ボール初速や飛距離の向上をサポートします。
高摩擦「Spin Skin+」コーティングを採用しており、インパクト時にボールが滑るのを抑制。フェースに食いつくような打感を実現しています。ソフトなフィーリングが好みの方や、スピン性能を重視したい方におすすめです。
第3位 本間ゴルフ(HONMA GOLF) D1 SPIN
2ピースウレタン構造を採用した第3系タイプのゴルフボールです。ドライバーでは低スピン、アイアンでは高スピンを実現する新配合RBコアを搭載。ウレタンカバーは耐久性が良好で、ショートアイアンやグリーンまわりでのコントロール性能が向上しています。
打ち出し角を低く抑えられ、距離を合わせやすいのがメリット。ディンプル数は360で、風に負けない強い弾道を実現し、優れた飛距離性能も備えているのが魅力です。
標的をイメージしたデザインのアライメントを施しており、ターゲットをしっかり狙いやすいのが特徴。また、カラーバリエーションが充実しています。高性能ながら価格が安いのがうれしいポイント。コスパ重視の方にもおすすめです。
第4位 キャロウェイ(Callaway) CHROME TOURボール
メジャーで通算3勝しているシリーズのゴルフボールです。専用設計のハイパー・ファストソフト・コアを搭載しており、高い反発力を発揮。ボールスピードや飛距離の向上をサポートします。
やわらかめの設計で、ロングショット時のスピンを抑制。シームレス・ツアーエアロによってキャリーの伸びがプラスされるため、飛距離性能を重視したい方にもおすすめです。
ショートゲームでは、十分なスピン量を実現。高いパフォーマンス力を備えているので、試合球としても活躍します。カラー違いやアライメント付きタイプも展開され、好みに合わせて選びやすいのがポイントです。
第5位 タイトリスト(Titleist) PRO V1
トッププロにも愛用されているゴルフボールです。ハイグラディエントコアを搭載し、ロングショット時はスピン量や高さを抑えた中弾道を実現。独自の388ディンプルも採用しているので、風に負けない力強くて安定したショットをサポートします。
ソフトなキャストウレタン・エラストマー・カバーを使用しており、グリーンサイドでは優れたスピンコントロール性能を発揮。トータルパフォーマンスが高いため、さらなるスコアアップを目指す中・上級者ゴルファーにおすすめです。
ロングショットでもショートショットでも、ソフトな打感を味わえるのが特徴。視認性の高い独自の「ハイオプティック イエロー」を用いたカラーボールも展開されています。
第6位 テーラーメイド(TaylorMade) TP5 PIX ボール
5層構造を採用したゴルフボールです。「テーラーメイド」のなかでもっともやわらかいと謳っており、ソフトな打感を味わえるのが特徴。ドライバーショット時はスピン量を抑え、グリーンまわりでは適切なスピン量を実現します。
「スピードアップコア」を搭載しているため、ボールスピードが向上。打感や打音を重視したいゴルファーにもおすすめです。
多くのツアープロも使っている、画期的なビジュアルテクノロジー「クリアパスアライメント」を用いています。視認性の高い四角形デザインで、サイドスタンプが長いのがポイント。アライメントやパッティングの動きをサポートするので、グリーン上でも活躍します。
第7位 ダンロップ(DUNLOP) ゼクシオ リバウンド ドライブ ll
ウレタンカバーボールとアイオノマーカバーボールのよいところを兼ね備えたゴルフボールです。ウレタンカバーボールのやわらかさによる優れたスピン性能と、アイオノマーカバーボールの直進性・反発力による高い飛距離性能を有しています。
剛性の高いエリアと低いエリアを交互に配置した、3層構造を採用。ゼクシオ独自の「リバウンドフレーム」構造により、ティーショットからパッティングまで最適なパフォーマンスをサポートします。
ソフトな打感で、「飛び」や「止める」の精度が向上してスコアアップを狙えるのが魅力。アライメントマークの「ナビゲートライン 2.1」も搭載しています。バランス力重視の方におすすめです。
第8位 ブリヂストン(BRIDGESTONE) TOUR B X
芯を感じるしっかりした打感が特徴のゴルフボールです。ドライバーショットでは、高初速・低スピンで優れた飛距離性能を発揮。アプローチショットの際は低初速・高スピンで、イメージ通りのショットをサポートします。
従来のウレタンカバーに、制音・衝撃吸収材を配合しているのがポイント。コントロール性能は良好で、ボールがフェースに長く乗る感覚で打てます。「飛び」と「スピン」が高次元で融合しているおすすめモデルです。
3ピース仕様で、中弾道のショットを実現します。横風が吹いていても、弾道が安定しやすいのがメリット。推奨ヘッドスピードは38m/s以上です。
第9位 タイトリスト(Titleist) AVX
ハイグラディエント・ハイスピードコアを搭載したゴルフボールです。すべてのショットで、ソフトな打感を味わえます。また、優れた飛距離性能を発揮するのがポイント。薄くて柔軟性の高いハイフレックス・ケーシングレイヤーにより、ロングショット時はスピン量を抑制します。
346カテナリーディンプルを採用しており、強くて安定感のある弾道をサポート。ソフトウレタン・エラストマー・カバーを使っているため、グリーンまわりでは高いスピンコントロール性能でピンを狙えます。
トータルパフォーマンスが良好なので、低スピン・低弾道・飛距離性能を求めるゴルファーにおすすめ。ソフトな打感が好みの方にもぴったりです。
第10位 ミズノ(MIZUNO) RB TOUR X
人気メーカー「ミズノ」独自のアクシアルフローディンプルを搭載したゴルフボールです。ディンプル最深部を中央から少しずらしているのが特徴。ディンプル周辺の空気を乱流にして効力を低下させることで、推進力を向上しています。
ディンプル数は272で、3ピース仕様。高耐久ウルトラソフトウレタンカバーを用いており、高いスピン性能を発揮。ミッドとコアの組み合わせにより、ロングゲームでは低スピンを実現します。
ソフトな打感で、高弾道ショットをサポート。ヘッドスピードが38m/s以上の方におすすめです。
第11位 本間ゴルフ(HONMA GOLF) TW-Sボール
「飛んで」「止まる」をコンセプトにしたゴルフボールです。表面層の硬度をやわらかくし、フェースへの乗り感を向上。優れたスピン性能・コントロール性能を備えているのが魅力です。
ソフトコアを搭載し、高い打ち出しとドライバーでの余分なスピン量の抑制を実現します。また、サイズを揃えたオリジナルディンプルを採用しており、スムーズな空気の流れを作るのが特徴。風に強くて安定した弾道をサポートします。
シンプルで洗練されたデザインのアライメントを使用。パッティングの集中力を高めるのにも役立ちます。ショット精度をアップさせたい中・上級者におすすめです。
第12位 キャロウェイ(Callaway) CHROME SOFTボール
シームレス・ツアーエアロを搭載したゴルフボールです。数多く並んだ六角形パターンのなかに、複数の円形を用いているのが特徴。風の影響を受けやすい落ち際でも風に負けにくく、優れた飛距離性能を発揮します。
ハイパー・ファストソフト・コアを採用し、高い打ち出し角とボールスピードを実現。マントルにはコアの性能を引き出す配合をしており、ショットの安定感が向上します。
やわらかい打感で、グリーンまわりではスピンをしっかりかけられるのがメリット。幅広いレベルのゴルファーに対応しているのがおすすめポイントです。アライメント入りやカラー違いも展開されています。
ゴルフボールの売れ筋ランキングをチェック
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ゴルフボールの選び方
種類で選ぶ
飛距離が伸ばしやすい「ディスタンス系」
ディスタンス系は、飛距離性能に特化した設計を採用しているのが特徴。表面のカバーが硬くて中心のコアがやわらかいため、インパクト時の反発力が高まります。ゴルフボールが潰れて余分なスピンを抑制し、吹き上がらずに飛距離が出やすいのが魅力です。
スピンがかかりにくく、ショットが大きく曲がるのを予防しやすいのもメリット。ミスショットしても曲がりが少なくて遠くに飛びやすいので、飛距離を伸ばしたい方やスライスのミスが多いゴルファーにおすすめです。
なお、スピンがかかりにくいぶん、グリーンにバックスピンをかけて止めるのが難しい面があります。また、ヘッドスピードが速い方が使用すると、ボールが潰れすぎてパワーをうまく伝えられないケースがあることも留意しておきましょう。
スピンがかかりやすい「スピン系」
スピン系は、表面がやわらかくて中心のコアが硬めなのが一般的です。インパクト時に、ボールカバーとゴルフクラブのフェースが長く接するのがポイント。フェースの溝にボール表面が食い込みやすく、スピンをかけやすいのがメリットです。
ヘッドスピードが遅くても、スピンをしっかりかけられるのが魅力。スピンを活かしたコントロールショットやアプローチショットなど、狙った場所にボールをピタッと止めたりピンに寄せたりしたいときに活躍します。
飛距離よりもコントロール性を重視したいゴルファーにおすすめのタイプ。愛用しているプロも多く、中・上級者に適しています。
しかし、ドライバーショットだと、スピンがかかりすぎて大きく曲がったり飛距離が出にくかったりしやすいのがデメリット。初心者には扱いが難しい面があります。
バランスタイプの「第3系」
第3系のゴルフボールは、ディスタンス系とスピン系両方の特徴を併せ持っているのが特徴です。表面も中心のコアもやわらかく、異なる素材を組み合わせた3~4層の多重構造を採用。打感も含めて、トータルバランスがとれているのが魅力です。
ドライバーでは飛距離を伸ばし、アイアンやウェッジでのショットではスピンをかけて狙った位置に止めやすいのがメリット。場面に応じて使い分けられるため、初心者や短期間で上達したいゴルファーにもぴったりです。
飛距離性能とスピン性能を兼備した、近年人気の高いタイプ。なお、重視するのが飛距離性能かスピン性能か明確な方にとっては、物足りなさを覚えるケースもあります。
ヘッドスピードに合ったモノをチェック
ゴルフボールには、推奨ヘッドスピードが設定されています。ヘッドスピードに合っていないモノを選ぶと、ゴルフボールが本来備えている性能を発揮できず、飛距離が伸びなかったり曲がりやすかったりするので注意が必要です。
ヘッドスピードは、多くのゴルフショップで測定できます。市販のヘッドスピード測定器を購入すれば、自宅でも計測可能。測定が難しい場合は「ドライバーの飛距離÷5.5~6.0」の計算式で、簡易的にヘッドスピードを数値化できます。
一般的に、ヘッドスピードが43m/s以上と速い方にはスピン系、43m/s以下より遅い方にはディスタンス系が合うといわれているので、目安にしてみてください。自分のヘッドスピードに合っていれば、ゴルフボールの性能を最大限引き出せるのがポイントです。
飛距離にかかわるディンプル数をチェック
ディンプルとは、ゴルフボール表面上にある凹みのことです。空気抵抗を軽減させて、揚力を発生する役割を果たします。ゴルフボールによって形状・大きさ・数はさまざまですが、一般的なディンプル数は300~400程度です。
ディンプル数が多いほどボールを上へ飛ばそうとする力が大きく働き、高弾道のショットを実現しやすいのがポイント。また、空気抵抗が減り、飛距離を出しやすいのもメリットです。
飛距離を伸ばしたい方は、ディスタンス系でディンプル数が多いモデルを選ぶのがおすすめ。なかには、ディンプル数が500を超えるモデルもあります。
なお、ディンプル数が多いほど滞空時間は伸びるものの、打球が上向きに飛びやすい面があり注意が必要。ショット弾道が高い方がディンプル数の多すぎるモノを選ぶと、吹き上がりすぎて飛距離ロスにつながるケースがあります。
紛失防止にカラーボールがおすすめ
ゴルフボールは白が一般的ですが、イエロー・ピンク・オレンジ・グリーンといった蛍光色を使ったカラーボールも展開されています。
カラーボールは視認性が高く、ボールを見つけやすいのが特徴です。ショットの軌道も見やすいので、ボールが紛失するリスクを減らせます。ショットが不安定な初心者にとって、ボールを新たに購入する費用を抑えられるのがメリットです。
また、視界が悪い日や、芝の色が薄く落ち葉と枯れ葉が多い冬のラウンドでも重宝します。とくに、蛍光色のグリーンは、枯れた芝生や葉っぱのなかでも目立つのがポイント。オレンジやイエローは、枯れ葉に紛れると見えにくい面があります。
ほかのゴルファーのボールと見分けやすいのも利点です。もちろん、好みや気分に合わせて選ぶのもおすすめ。同じ色でも濃淡があるため、視認性を重視したいときはコースの色づきに応じて変えるのもひとつの手です。
ピース数に注目
ピース数とは、表面から中心のコアまでの層の数のことです。ゴルフボールは表面のカバーからコアにかけて、何層かに分かれています。各層の素材と数によって、飛距離性能やスピン性能が異なるのがポイントです。
ディスタンス系は2ピース、スピン系・ディスタンス系は3~4ピースを採用しているモデルが多いのが特徴。一般的に、ピース数が増すほど機能性も向上するといわれています。
しかし、ピース数が多いと、価格も上がるのがデメリットです。技術を高めたい方は、練習用は2ピース、実践では3~4ピースとシーンに応じて使い分けるのもおすすめ。初心者や趣味程度にゴルフをする方は、2ピースでも十分に楽しめます。
ゴルフボールに求める性能と価格のバランスを考慮しながら、ピース数をチェックしましょう。
ゴルフボールのおすすめブランド
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
「ブリヂストン」は、1931年に設立した世界的タイヤメーカーです。ソリューション事業や加工品、ゴルフ・テニス・自転車などのスポーツ事業なども手掛けています。日々の暮らしやライフスタイルを支える製品やサービスを多数扱っているのが特徴です。
ブリヂストンのゴルフボールは、世界のトッププロの要求にも応えるツアー系アプローチスピン重視タイプの「TOUR B」シリーズが人気。飛距離重視タイプ・カラーボールも展開しており、レベルやプレースタイルに合ったモノを見つけやすいのが魅力です。
本間ゴルフ(HONMA GOLF)
「本間ゴルフ」は、1959年に創業した日本発のゴルフ用品メーカーです。長年受け継いできた匠の技と最先端技術を融合させ、革新的なゴルフギアを多数開発。ゴルフボール・ゴルフクラブ・キャディバッグ・アクセサリー・アパレルなど、幅広いアイテムが揃っています。
本間ゴルフのゴルフボールは、ディスタンス系・スピン系・第3系と充実したラインナップが特徴です。ニーズに応じたタイプを見つけやすいので、初心者にもおすすめ。高品質ながら、価格が比較的リーズナブルなのもうれしいポイントです。
ダンロップ(DUNLOP)
「ダンロップ」は、1888年に世界で初めて空気入りタイヤを発明したイギリス発のタイヤメーカーです。日本では「住友ゴム」が運営しており、タイヤ事業・スポーツ事業・産業品事業を手掛けています。
ダンロップでは、「ゼクシオ」「スリクソン」「DDH」といった人気シリーズのゴルフボールを展開。最新のテクノロジーを活かした多彩なラインナップなので、飛距離重視の方にもコントロール性重視の方にもおすすめです。
スコアメイクやショットの感覚を大きく左右するゴルフボール。製品によって性能・打感が異なるため、重視したいポイントや自分のヘッドスピードに合ったモデルを選ぶことが大切です。フィーリングや好みも考慮しながら、自分にぴったりなゴルフボールを見つけてスコアアップを目指しましょう。