ゴルフでスイングをする際に滑り止めの役割を果たす「ゴルフグリップ」。滑りやズレを防止し、不要なミスショットを軽減します。安定したスイングを可能にするため、スコアアップを目指すためには欠かせないアイテムです。
今回は、おすすめのゴルフグリップをご紹介します。選び方やおすすめメーカーもあわせて解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- ゴルフグリップとは?メリットを解説
- ゴルフグリップの選び方
- ゴルフグリップのおすすめメーカー
- ゴルフグリップのおすすめ
- ゴルフグリップの売れ筋ランキングをチェック
- ゴルフグリップの握り方
- ゴルフグリップの交換のタイミングは?
ゴルフグリップとは?メリットを解説
ゴルフグリップは、クラブの持ち手部分についている滑り止めのこと。スイングする際に、クラブが滑ったりズレたりするのを防ぐ役割があります。ゴルファーの手とクラブとの唯一の接点であるため、スイングコントロールにかかわる重要なアイテムです。
ゴルフグリップは重さや太さ、素材などが製品によって異なるのが特徴。使うゴルフグリップ次第でボールの飛距離や方向性が変わるため、プレーのパフォーマンスに大きく影響します。
また、手の大きさやプレースタイル、クラブの種類によって、適したグリップが異なるのもポイント。自分に合ったゴルフグリップを使用すれば、不要なミスショットを減らし、スコアアップを目指せます。そのため、購入したクラブについているグリップをそのまま使用せず、適したモノに交換するのがおすすめです。
ゴルフグリップの選び方
ドライバーやパターなどクラブに合った太さをチェック
ゴルフグリップは、M58・M60・M62の3種類が一般的。M58は最も太く、M62は最も細いグリップです。また、Mはメンズ、 Lはレディースを表しています。
太いグリップはフェースの向きを感じやすく、スイングしやすい傾向があります。また、細いグリップは繊細な感覚を伝えやすいので、手首の動きやクラブの操作性のアップが期待できます。
最も太いM58はバックスイングで手首が曲がるのを防げるため、リストターンを抑えられるのが特徴。ボールの方向性が安定するので、フックや引っ掛けを抑えたい方におすすめです。M60はスタンダードな太さで、バランスのよさが魅力。手の大きさが標準的な方や、安定感のあるプレーを求める方に適しています。
最も細いM62は利き手と反対側の手首を返しやすく、ボールを捕まえやすいのがポイント。スライスのミスショットを軽減できるため、ボールが右方向へ飛びやすい方におすすめです。
振り心地が気になるなら重さをチェック
振り心地のよさを重視する場合は、重さも要チェック。ゴルフグリップを重くするとスイングの際にヘッドが軽く感じられ、軽くするとヘッドが重く感じやすいのが特徴です。グリップを重くすると手元が浮きにくくなり、スイング軌道が安定します。
一方、軽くするとヘッドが返りやすくなるので、飛距離アップにつながるのがポイント。安定性重視の方には重いグリップ、飛距離重視の方には軽いグリップがおすすめです。
素材をチェック
ゴルフグリップの素材は、クラブを握った際の力の入り具合に大きくかかわる重要なポイント。大きく分けて「ラバータイプ」と「コードタイプ」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
ラバータイプは柔らかく、吸いつくような握り心地が特徴。多くの製品に採用されており、カラーや柄が豊富なほか、柔らかさも変えられます。好みのゴルフグリップを選びやすいのが魅力です。
しかし、素材がゴムなので劣化・硬化しやすく、雨や手汗で濡れると滑りやすいのが難点。高いパフォーマンスを発揮するには、定期的に交換することが大切です。
一方、コードタイプはラバーの中に糸が練りこまれており、グリップ力が高いのが特徴。雨や手汗で濡れても滑りにくいため、雨天時にも快適にプレーしたい方や、手汗をかきやすい方におすすめです。
バックラインの有無をチェック
バックラインとは、グリップの裏側にある線状の突起のこと。バックラインがあるモノは、握ったときに突起の引っかかりを手で感じられるのが特徴です。
いつも同じポジションで握れるため、フェースの向きと手の握った向きを簡単に合わせられます。スイングの安定性につながるので、握り方に違和感を覚える方や、慣れていないゴルフ初心者におすすめです。
しかし、握り方を少し変えて打つ場合、バックラインが適切な位置にこない点には注意が必要。フェースを開いたり閉じたりする場合、バックラインがあると握ったときに違和感が生じます。そのため、シーンに応じてショットに変化をつけたい中・上級者には、バックラインなしのクラブがおすすめです。
ゴルフグリップのおすすめメーカー
ゴルフプライド(Golf Pride)
1949年に設立された「ゴルフプライド」は、革製が主流だった時代に、軽量で効果的に衝撃を吸収するラバーグリップを開発。また、簡単に装着できる「スリップオン」を導入するなど、ゴルフ業界に多大な影響を及ぼしたゴルフメーカーです。
ゴルフプライドのゴルフグリップは、MCC・TourVelvet・PLUS4などのシリーズをラインナップ。プロ・アマ問わず使いやすいスタンダードモデルや、ハイブリッド構造のグリップ力に優れるモデルなどを展開しています。全天候に対応したモノもあり、使いやすいゴルフグリップが欲しい方におすすめです。
エリートグリップ
2009年に創業された日本のゴルフメーカー「エリートグリップ」。ゴルフ用品をはじめ、釣具用品やアウトドア製品などを提供しています。
プロゴルファーの意見や経験を製品に反映し、ツアートーナメントにも耐えうるゴルフグリップを開発。多くのプロゴルファーにも高く評価されているゴルフメーカーです。
エリートグリップでは、Y360°・ツアードミネーター・マグナム・スタンダードなど多彩なシリーズを展開。ツアープロと共同開発したモデルもあり、レベルを問わず自分に合ったゴルフグリップを見つけられます。
ゴルフグリップのおすすめ
ゴルフプライド(Golf Pride) ツアーベルベット VTM
PGAツアー使用率第1位を記録したゴルフグリップです。素材に高品質なブレンドラバーを使用。表面には、コンピュータでデザインされたベルベットパターンを施しており、滑りにくいのが特徴です。
また、ソフトフィーリングタイプなので、シャフトを柔らかく感じやすいのも魅力。スイング時のタイミングがとりやすいため、効率よくボールに力を伝えられます。
ゴルフプライド(Golf Pride) VDR-G400
トリプルテクスチャーテクノロジー設計を採用したゴルフグリップ。3種類の深さからなる繊細なカットのテクスチャーを表面に施し、優れたグリップ力を実現しています。ソフトな衝撃吸収ラバー「VDR」を使用。ボールの芯を外して打ったときの衝撃から手首や肘を守ります。
全天候パフォーマンスを目指して作られているのもポイント。天候を問わず快適に使えるゴルフグリップが欲しい方におすすめです。
ゴルフプライド(Golf Pride) ツアーベルベット ライト LTM
ゴルフプライド独自の最先端ラバーブレンド コンパウンドを採用したゴルフグリップ。表面には、コンピュータで設計されたスリップ防止パターンを施しており、快適なプレーを可能にします。
標準重量のクラブに装着することで、スイングバランスがアップする軽量タイプ。ヘッドが返りやすくなるため、飛距離性能が高まります。ボールの飛距離が出ない方におすすめのモデルです。
バックラインの有無を選べるのもメリット。バックラインがあるM60X・M62Xは、突起の引っかかりを手で感じられるのがポイントです。いつも同じポジションで握れるので、スイングの安定性につながります。握り方がしっくりこない初心者ゴルファーにもおすすめです。
ゴルフプライド(Golf Pride) PRO ONLY コード
素材にブラッシュド・コットンコードを使用したゴルフグリップ。グリップ力に優れており、雨や手汗で濡れても滑りにくいのが魅力です。プレーヤーからの声を反映させ改良したことで、優れた感触と打感を実現しています。天候を問わず、快適にプレーできるゴルフグリップが欲しい方におすすめです。
クラシックな形状を現代的にアレンジしたスタイルもポイント。クラブに装着すると、モダンな雰囲気を感じられます。おしゃれなゴルフグリップを使いたい方にもおすすめです。
ゴルフプライド(Golf Pride) MCC TEAMS PLUS4
ツアーレベルのハイパフォーマンスを可能にするゴルフグリップ。プラス4テクノロジーを採用し、グリップ下部をテーパーレス形状にしているのが特徴です。下巻きテープ4枚分と同等の太さを実現しており、グリップを安定して握れます。
利き手のグリッププレッシャーを軽減し、一定の力加減を保ちながらスイングを行えます。飛距離やミート率の安定性につながるため、スコアアップを目指している方におすすめのモデルです。
また、バックラインがないため、フェースを開いたり閉じたりしても違和感なく握れるのも利点。シーンに応じて握り方を変える中・上級者にもおすすめです。
ゴルフプライド(Golf Pride) CP2 Wrap CCWS
新開発素材とコントロールコアテクノロジーを採用したゴルフグリップです。ゴルフプライド史上最も柔らかな感触に加え、優れたコントロール性能を両立。グリップと手が一体となったように感じるほどの、高いグリップ力とフィット感を実現しています。握り心地のよさを重視する方におすすめのモデルです。
また、テーパーの少ないフォルムにより、手首に馴染みやすいのも利点。余計な力みを軽減するため、よりスムーズなスイングを可能にします。関節や手首の負担を抑えられるので、快適にプレーができるのもメリットです。
エリートグリップ ツアードミネーター TD50 soft
グリップエンド一体型のゴルフグリップです。シリカを配合したNK510特殊合成ゴム素材を採用。雨や手汗で濡れても滑りにくいのがメリットです。また、外気温25℃以下でも優れたグリップ力を発揮。天気や気温に左右されず、気持ちよくプレーしたい方におすすめのモデルです。
ラインストーンを装着できるのもポイント。好みのラインストーンでカスタマイズすれば、世界に1本しかない自分だけのクラブにできます。おしゃれなゴルフグリップが欲しい方にもおすすめです。
エリートグリップ Y360°S XT
表面に特殊加工を施したゴルフグリップです。継ぎ目がない360°シームレス仕様で、優れたグリップ力を実現。スイング時の滑りやズレを防止し、ショットに安定感をもたらします。グリップ力の高さを重視する方におすすめのモデルです。
シリカ配合のNK510特殊合成ゴム素材を使用しているのもポイント。雨天時にも高いグリップ力を維持します。
イオミック(IOMIC) Sticky 2.3 スタンダード
多くのツアープロも愛用しているスタンダードなゴルフグリップです。太めのグリップを採用しており、利き手と反対側の手首を返すリストターンを抑えやすいのが特徴。ボールの方向性が安定するため、フックや引っ掛けなどのミスショットを軽減したい方におすすめです。
また、素材にエラストマー樹脂を使用しているのもポイント。横方向の表面パターンを施すことで、高い密着性を確保しています。滑りにくいゴルフグリップが欲しい方もチェックしてみてください。
イオミック(IOMIC) Sticky LIGHT 1.8
スタンダードなSticky1.8の重量を5g落とした軽量仕様のゴルフグリップ。ヘッドの重みを感じとりやすくなり、遠心力を効率的に利用可能です。ヘッドが返りやすくなるので、飛距離のアップにもつながります。ボールをより遠くへ飛ばしたい方におすすめです。
また、素材にエラストマー樹脂を採用しているのもポイント。ソフトな感触を実現しており、シャフトのしなりを感じやすいのも魅力です。横方向への高い密着性を備えているため、スイング時の滑りやズレを防止します。快適性を重視する方にもおすすめのモデルです。
イオミック(IOMIC) iX touch 2.0
外径2.0の最新型グリップを搭載したゴルフグリップ。従来の製品よりも柔らかく、密着性がアップしているのが特徴です。グリップ力が高いので、スイング時の滑りやズレを防ぎます。
強く握るとグリップが変形するため、力の入り具合を把握しやすいのもポイント。力みを緩和できるので、グリッププレッシャーが強くなりがちなゴルファーにおすすめのモデルです。
グリップエンドには、LTC(ロートルコントロール)機能を搭載。エンドキャップを長くすることで、ねじれを最大限に制御し、安定した弾道に導きます。また、リーズナブルな価格設定なので、気軽に購入できるのも魅力。コスパを重視する方や、初めてゴルフグリップを購入する方にもおすすめです。
イオミック(IOMIC) Black ARMOR 2 Series X-Evolution 2.3
エンドキャップとロゴを同色に統一した、ブラックアーマーシリーズのゴルフグリップ。おしゃれなゴルフグリップが欲しい方にもおすすめです。
また、コード入りグリップに匹敵する、優れたグリップ力を備えています。細めに仕上げているので、利き手と反対側の手首を返しやすく、ボールを捉えやすいのもポイント。スライスのミスショットを防げるので、ボールが右方向へ曲がりやすい方にもおすすめのモデルです。
ナウオン(NOW ON) NO1 GRIP 50series soft
ディンプルを交互にあしらったスタンダード仕様のゴルフグリップ。3次元立体成型と独自のグラデーション加工を施すことで、密着度を高めているのが特徴です。
太めのグリップを採用しているため、手首の動きを最小限に抑え、ボールの方向性を安定させられます。フックや引っ掛けなどのミスショットを減らしたい方や、安定したショットを打ちたい方におすすめです。
グリップエンドからヘッドにかけて細くなったテーパータイプ。ヘッドが走りやすいため、ボールを捉えやすく、高さを出せるのも魅力です。
スーパーストローク(Super Stroke) ゼナジー ツアー 2.0 GR-245
スーパーストロークの人気シリーズ「ツアー」のゴルフグリップ。伝統的な円筒型のグリップ形状を採用。グリップ正面を平らにしており、握りやすく方向性の安定につながります。
均一で低めのハンド・プロファイルにより、一定の力加減を保ちながらグリップを握れるのも魅力。自分にとって適切なグリッププレッシャーを見つけやすくなるため、バランスのよいスイングを可能にします。力の入れ具合にムラがある初心者ゴルファーにおすすめです。
SPYNEテクノロジーを採用しており、グリップの下側に沿ってエンボス加工を施しているのもポイント。インパクト時にフェースをスクエアにしやすくなるため、効率的にボールに力を伝えられます。
また、高感度エリアにマルチゾーン・テクスチャーを配置。柔らかいポリウレタンを採用することで、優れた感触と快適性を実現しています。握りやすさを重視する方にもおすすめのモデルです。
エスティーエム(STM) G-REX
カーボンテクスチャーを採用したゴルフグリップ。アーチ型テクスチャーを平織状に交互に配列し、網目状の構造を実現しています。 凹凸ができるため、滑りにくい優れたグリップ力を備えているのが特徴です。
合計9568本のカーボンエンボスを360°同じパターンで配列した、つなぎ目のないシームレスデザインを採用。握る方向にかかわらず、高いグリップ性能を発揮します。雨や手汗で濡れても滑りにくいゴルフグリップが欲しい方におすすめのモデルです。
ゴルフグリップの売れ筋ランキングをチェック
ゴルフグリップのランキングをチェックしたい方はこちら。
ゴルフグリップの握り方
オーバーラッピンググリップ
右打ちの場合に、左手の人差し指と中指の間の上に右手小指を重ねるように乗せて、握り込むスタイルがオーバーラッピンググリップ。多くのプレーヤーが採用しているオーソドックスなスタイルです。
右手の自由度が高いのがこの握り方の特徴。そのため、右手の感覚によって握り方に変化をつけ、球筋を調節しやすいのがメリットです。
インターロッキンググリップ
左手の人差し指と中指の間に右手の小指を入れ、クロスさせるように絡めて握るスタイルがインターロッキンググリップ。両手を密着させるため、一体感が強いのが特徴です。
右手の自由度が落ちる反面、両手のパワーバランスが安定しやすく、引っ掛けなどのミスを防いで安定したショットをサポートします。
また、しっかりと両手をロックして握れるので、手の小さい方やパワーに自信がない方にもおすすめの握り方です。
ベースボールグリップ
両手の指を重ねずに握るスタイルがベースボールグリップ。10本の指で握るため「テンフィンガーグリップ」とも呼ばれます。指が浮いたり絡んだりせずにしっかりと両手で握り込めるうえ、手首を自由に動かしやすいのが特徴です。
そのため、ミート時にパワーをボールに伝えやすく、飛距離の向上に貢献します。インターロッキンググリップと同じく、パワーに自信のない方や、ショットの飛距離を伸ばしたい方におすすめの握り方です。
ゴルフグリップの交換のタイミングは?
ゴルフグリップは使い込むほどに劣化や消耗が進み、機能の低下につながります。機能が低下すれば本来のパフォーマンスを発揮できなくなる場合もあるので、使用頻度や劣化の具合に応じて、定期的にゴルフグリップを交換しましょう。
基本的には、40ラウンドに1回の頻度で交換するのがよいといわれています。しかし、あくまでも目安であり、月に数回程度の練習やラウンドでしか使わない場合には、劣化や消耗も少ないため状態を確認しての交換が重要です。
ゴルフグリップを交換するタイミングは、表面が摩耗によってツルツルと滑りやすくなってきたときや、削れて変形が生じたときなどが挙げられます。また、消耗は少なくても、経年劣化により硬化してきたときも交換を検討する目安です。
ゴルフのスイング時に、滑りやズレを防止する「ゴルフグリップ」。ゴルフグリップを選ぶ際は、太さ・重さ・素材・バックラインの有無をチェックしましょう。適したゴルフグリップを使用することで、スコアアップを目指せます。本記事を参考に、ぜひ自分に合ったゴルフグリップを見つけてください。