ゴルフクラブのなかでも、バンカーショットに欠かせないアイアンとして重要な役割を担う「サンドウェッジ」。脱出困難なバンカーに捕まって大叩きしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回は、サンドウェッジのおすすめモデルをご紹介。選び方についても解説します。バンカーショットに自信を持ちたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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サンドウェッジとは?
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サンドウェッジとは、主にバンカーでの使用を想定したアイアンの一種です。フルスイング時の飛距離は80~100ヤード程度。ソール形状は振り抜いたときにヘッドが砂に潜り込みにくいよう工夫されており、深いラフから脱出したいときにも活躍します。
サンドウェッジは、50ヤード以内の短いアプローチショットでもボールにスピンを効かせられるのが魅力。また、通常よりもフェースを開いて構えることで、ボールをふわっと上げてピタッと止めるロブショットも打てます。
最近のアイアンは、5番アイアンからPWまでのセットになっていることも多いので、自分に合ったサンドウェッジを単品で組み合わせるのがおすすめです。
サンドウェッジの選び方
ロフト角をチェック
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サンドウェッジは、バンカーからボールを高く上げるためにロフト角が大きく作られています。ロフト角とは、クラブのシャフトに対するフェースの角度のこと。サンドウェッジのロフト角は56°が一般的とされています。
また、ロフト角と同時にバウンス角もチェックしましょう。バウンス角とは、ソールから地面方向へ出っ張っている部分の角度のこと。バウンス角が大きいとクラブヘッドが砂に潜りにくく、砂ごとボールを飛ばしやすくなるので、12°以上がおすすめです。
ネックの形状をチェック
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サンドウェッジの形状には種類があり、フェースがシャフトに対して後方に引っ込んでいるクラブを「グースネック」、シャフトに対して直線状になっているクラブを「ストレートネック」と呼びます。
グースネックの場合、シャフトに対してフェースが後方に引っ込んでいる分、ボールにコンタクトするタイミングが遅れるので、捕まりのよいボールを打つことが可能。そのため、スライスに悩む初心者におすすめのネック形状です。
逆に、ボールより手前の砂をあえてダフる必要のあるバンカーショットでは、ストレートネックが適しています。また、フェースを開けるため、構えやすいのもメリットです。
シャフトの重量をチェック
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バンカーショットを安定して打ちたい方は、重めのクラブを選ぶのがおすすめ。スイングが安定し、コントロールの向上が期待できます。
サンドウェッジを用いる際は、いかに安定したバンカーショットを打つかが大切。距離を稼ぐクラブではないので、鋭くスイングをする必要はありません。重量のあるクラブが振りにくい方は、最低でもアイアンと同じ重さにしましょう。
サンドウェッジのおすすめメーカー
キャロウェイ(Callaway)
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キャロウェイは、イリー・リーブス・キャロウェイによって1982年に設立されたアメリカのゴルフブランド。日本では特にファンが多いゴルフブランドで、人気ゴルファーの石川遼氏が契約していることでも有名です。
日本人向けに設計されているモデルも多く、男女ともに幅広い世代に選ばれています。ウェッジ界の巨匠ロジャー・クリーブランド氏が手がけた「Mack Daddy」シリーズが有名です。
フォーティーン(FOURTEEN)
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フォーティーンは、1981年に竹林隆光により設立されたゴルフブランドです。ブランド名には、「すべてのゴルファーにベストな14本を」という意味が込められています。
フォーティーンのクラブは、美しく機能性に優れ、打ちやすいと評判。日本におけるウェッジのメーカーとしても有名で、多くのプロゴルファーに使用されています。
テーラーメイド(TaylorMade)
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テーラーメイドはアメリカのゴルフメーカー。1979年にゲーリー・アダムス氏によって創設されました。初心者から上級者、レディース、シニア向けまでカバーしており、幅広いゴルファーから人気があります。
テーラーメイドのウェッジは、定番のMシリーズのほか、グローレシリーズなど種類が豊富です。ダスティン・ジョンソン氏やジェイソン・デイ氏、ローリー・マキロイ氏など有名な海外トッププロも愛用しています。
サンドウェッジのおすすめ|初心者向け
フォーティーン(FOURTEEN) RM-α ウェッジ
シングルを目指すゴルファーのためのアマチュア用サンドウェッジ。寛容性が高いソール設計により、テクニックを使ったアプローチでもミスをしにくいのが魅力です。スピン性能の低下を抑える溝形状を採用しているので、安定したスピンボールを繰り出せます。
鍛造製法で実現した新逆テーパーブレード設計により、余剰重量を上下に重量配分しています。Dステップブレード設計を採用したことで、バック面のトゥ側にボリュームを持たせているのも特徴。上下・左右の打点ブレに対しても、安定したスピン性能を発揮します。
リーディングエッジ側に緩やかなバンパー部分を配しており、イージーなミスを防ぎやすいのもポイント。パーを狙える確率を高めたいアマチュアゴルファーにおすすめのモデルです。
フォーティーン(FOURTEEN) DJ-6 ウェッジ
DJシリーズ史上最もダフりに強い、アマチュアゴルファー用サンドウェッジ。バンパーソールとキャニオンバンスの高低差を最適に設計した、新開発のグランドキャニオンソールを搭載しています。地面への入り込み、受け止めをスムーズに行えるため、ヘッドを深く潜り込ませることなくボールを前へ押し出せます。
W逆テーパーブレードとシアターブレード構造を組み合わせ、最適な重量配分設計を実現。ブレードトップトゥ側とソール後部に重量を配することで、安定したインパクトを可能にします。
シアター形状にフェース厚をフローさせ、キャビティ部の段差をなくしたシアターブレード構造もポイント。インパクト時に手に伝わる振動と重心を抑えるので、やさしい打感のスイングを体感できます。ベストスコア更新を狙いたいアマチュアゴルファーにおすすめのモデルです。
クリーブランド(Cleveland) SMART SOLE FULL FACE
高いスピン性能を備えるサンドウェッジ。ヘッドの大型化とフルフェース化により、 インパクトが可能な面積を大幅に拡大しています。高慣性モーメントを実現しており、芯を外したショットでも高いスピン性能を発揮します。
ロフト角に適した、フェースブラストとレーザーミーリングを搭載。深く狭い溝形状を採用しており、より大きな摩擦を生み出します。砂が入り込むような悪条件下でも、優れたスピン性能を発揮するのが魅力。一発で脱出できるバンカーショットを打ちたい方におすすめのモデルです。
フェース下部には2本のショットアライメントラインを配置しており、まっすぐ構えやすく、安定したショットが可能に。ワイドな3層構造のソールデザインで、チャックリやダフリなどのミスショットを軽減します。
キャスコ(Kasco) DOLPHIN WEDGE DW-118
![キャスコ(Kasco) DOLPHIN WEDGE DW-118](https://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2024/06/665a91369e1d7-410x800.jpg)
バンカーからラクに脱出できるサンドウェッジ。バウンス角7°のヤマガタソールを採用しており、ヘッドが砂に潜りにくく、刺さりにくいのが魅力です。
ソールからネック側を滑らかなカーブ形状にしているため、インパクト後スムーズに抜けていきます。砂と接触する範囲が短く狭いので、砂を取りにくいのもポイント。エクスプロージョンショットのスイング軌道を安定させたい方におすすめのモデルです。
ヒール側の重量を抑え、トゥ側に配分したヒールグルーヴ構造を採用。重心と打点の位置を近付けたことで、インパクト時の力を効率的にボールへ伝えられます。打点のバラつきによるヘッドのブレを抑えられるので、左右への方向性を安定させたい初心者にもおすすめです。
キャスコ(Kasco) DOLPHIN WEDGE DW-120G
フェースを開かなくても、バンカーからラクに脱出できるサンドウェッジ。丸みを持たせたセミグースネックにより、ボールが掴まりやすく、運ぶイメージでショットを打てます。
ソールからネックにかけて滑らかな曲面にすることで、抜けのよさも向上。リーディングエッジの浮きを抑えるヤマガタソールを採用し、砂への刺さりや抵抗を抑えます。
ヒール側の重量をトゥ側に配分し、重心位置と打点位置を近付けているのも特徴。インパクトのパワーを効率的にボールへ伝えられるため、打点のバラつきによるヘッドのブレを軽減します。
逆さ富士溝設計により、エッジのRの大きさを変化させているのもポイント。リーディングエッジ近くまで溝を施しているため、シーンに応じた最適なスピン性能を発揮します。バンカーショットを安定させたい初心者におすすめのモデルです。
サンドウェッジのおすすめ|中~上級者向け
キャロウェイ(Callaway) JAWS FULL TOEウェッジ
溝を全面に刻んだフルスコアライン仕様のサンドウェッジ。インパクト時に打点がズレても、安定したスピンを生み出します。溝と溝の間に小さな凸部を設ける、キャロウェイ独自のマイクロフィーチャーを斜めに配置。ヘッドスピードにかかわらず大きなスピンが入るため、距離のコントロール性もアップします。
フェースを開いてスイングする際にも、優れたスピン性能を発揮。シビアな状況でも、高回転のスピンボールでグリーンやカップを狙いたい方におすすめのモデルです。
丸みの少ないオーソドックスな形状を採用。真っ直ぐ構えやすいのも魅力です。バックフェース上部のトゥ側を厚く、ヒール側を薄くすることで、最適な重心を実現。ロフト角通りの打ち出し角度・バックスピンを可能にするため、シーンに応じたショットを繰り出せます。
テーラーメイド(TaylorMade) ハイ・トウ3 ウェッジ
ハイ・トウ デザインを採用したサンドウェッジ。フェーストゥ側の高さを66mmに設計し、肉厚を持たせることでフェース中央に重心位置を近付けているのが特徴です。打ち出しとスピン量を最適化したうえ、気持ちよい打感も実現しています。
8620鋼を使用したミルドグラインドソールを搭載。ヘッドが深く入ってもボールへのコンタクト感が鈍らず、ショット時の抜けのよさに優れています。テーラーメイド契約のトッププロもツアーで使用するなど、高パフォーマンスに繋がる性能の高いクラブです。
フェース全面に溝を施すフルスコアラインや、グルーブ間にバー状の突起を搭載したレイズドマイクロリブを採用。フェースを開くときなど、スイングスピードが遅い場合でも安定したスピン性能を発揮します。シーンを問わず、強烈なスピンボールを打てるサンドウェッジが欲しい方におすすめのモデルです。
タイトリスト(Titleist) VOKEY DESIGN SM10 WEDGE
PGAツアーの年間使用率で1位に輝いたこともある、ボーケイ・デザインのサンドウェッジ。ボブ・ボーケイが生み出す、ハイバウンスなバンカー向きのKグラインドが特徴です。キャンバーを強化したワイドなフルソールを搭載しており、バンカーなどのソフトコンディションにおいて高い許容性を発揮します。
タイトリスト独自のカッティング・プロセスによる、スピンミルドグルーブを採用。広く浅い溝の間に凹凸を用いることで、スピン性能を最大化しています。
打球エリアには熱処理を施し、心地よい打感はそのままに耐久性を2倍にアップさせているのも魅力。長期的に高い性能を維持できるサンドウェッジが欲しい方におすすめです。
ピン(PING) S159 Eグラインド ウェッジ
ピンのやさしいテクノロジーが詰まったサンドウェッジです。溝の角度と間隔を番手ごとに最適化した、新溝マイクロマックス・グルーヴを採用。溝の本数を増やしており、さまざまなシーンで求められるスピン量を生み出します。常に安定したスピンボールを打ちたい方におすすめのモデルです。
フェース面にブラスト加工を施すことで、摩擦力をアップ。バンカーに適したEグラインドにより、ワイドソールウェッジのようなプレーを可能にします。シャープなホーゼルを採用し、砂の抵抗を軽減。バンカーで苦戦するゴルファーにもおすすめの1本です。
マゼル(MAZEL) ゴルフサンドウェッジ
面取りされたリーディングエッジを搭載したサンドウェッジ。砂や芝での打撃摩擦を軽減するため、安定したコンタクトを可能にします。クラブフェースを開いてスイングができるので、高い弾道のショットを正確に打てるのも魅力。重心を最適化しており、飛距離を出しやすいのも特徴です。
ワイドソールを採用しているため、スイング時に地面にしっかりと当たるのもポイント。入射角が急なスイングでもソールが地面を滑り、ザックリやダフリを防ぎます。ミスショットを減らしたいゴルファーにおすすめのモデルです。
クリーブランド(Cleveland) RTX DEEP FORGED 2 ウェッジ
ヘッドに熱処理を施した軟鉄鍛造サンドウェッジ。操作性に優れるシャープな形状なので、繊細なコントロールショットを可能にします。打点部を厚肉化したバックフェースにより、柔らかい打感を備えているのも魅力。ボールが吸い付くような、繊細なタッチを実現しています。
HydraZipフェースと、ULTIZIPグルーブの先端テクノロジーを採用。強烈なスピンを生み出し、高いコントロール性能を発揮します。フェース表面に加工を施し、砂などがフェースに入り込むような悪条件化でのスピン性能をアップさせています。高性能なサンドウェッジが欲しい方におすすめのモデルです。
ミズノ(MIZUNO) T24 WEDGE BLUE LIMITED EDITION 2本組
人気のブルーIPで仕上げたサンドウェッジです。ブラックシャフトを採用することで、ブルーカラーがより際立っているのが魅力。おしゃれなサンドウェッジが欲しい方におすすめのモデルです。
トゥ・ヒール・トレーリングエッジを削っており、抜けがよいのもポイント。バウンスも効いているので、砂などにクラブが刺さりにくく、ダフリによるミスショットを減らせます。高い技術を駆使し、幅広いショットを打ち分けたい方にもおすすめです。
スコアラインの本数を増やした、新クワッドカットプラスグルーブを採用。ボールとの接触面積が増えているため、スピン性能がアップしています。ツアープロが求めるスピン性能を実現した上級者向けモデルです。
ONOFF(オノフ) FORGED WEDGE
契約プロと作り上げたサンドウェッジ。フェースを新フェースレーザーミーリングで仕上げており、プロも認めるスピン性能を備えているのが特徴です。
低ヘッドスピードになりやすい、グリーン付近でのアプローチショットのスピン性能がアップ。打点ブレや天候に左右されにくいため、さまざまなシーンで安定したショットを可能にします。スピン性能を重視する方におすすめのモデルです。
また、高重心のグラビティコントロール設計を採用しているのもポイント。深く、強いラフやバンカーにも負けない安定性を備えています。厚めのトップブレードのヘッド形状により、操作性に優れるのも利点。構えやすく、振り抜けがよいため、ミスショットを減らせます。
プロギア(PRGR) PRGR IRONs 0 TOUR ウェッジ
高いスピン性能と操作性を両立した、ツアーモデルのサンドウェッジ。フェース表面に、縦目のマイクロミーリング処理を施しています。水分の影響を受けにくいため、雨天時などの悪条件下でもスピン量を維持します。プロが求める性能を備えたサンドウェッジが欲しい方におすすめのモデルです。
また、高重心のロングネック設計を採用しています。インパクトが安定するため、弾道をコントロールしやすいのも魅力。さまざまな打球を打ち分けられる、高い技術のある上級者ゴルファーにもおすすめです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) BRM2 HF ウェッジ BHNS1
チタンコアをヘッドに複合した高機能鍛造サンドウェッジ。軽量化した重量を周辺に配分することで、高い慣性モーメントを実現しています。芯を外して打った際も、安定したアプローチを可能にするのが魅力。ミスショットに強いサンドウェッジが欲しい方におすすめのモデルです。
また、フェース面にくさび型凹溝を施しているのもポイント。ボールへの食い付きがよいため、スピン量を安定させられます。手に心地よい感触が伝わりやすいうえ、ボールがフェースに乗る感覚で打てるのも魅力です。
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思い通りのバンカーショットを打つためには、正しいスイングとスイングに合ったサンドウェッジが必要です。ラウンド中、バンカーで苦戦しないように、しっかり準備をしましょう。本記事を参考に、自分に合うサンドウェッジを見つけてみてください。