ゴルフクラブのなかでも、バンカーショットに欠かせないアイアンとして重要な役割を担う「サンドウェッジ」。脱出困難なバンカーに捕まって大叩きしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回は、サンドウェッジのおすすめモデルをご紹介。選び方についても解説します。バンカーショットに自信を持ちたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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サンドウェッジとは?
サンドウェッジとは、主にバンカーでの使用を想定したアイアンの一種です。フルスイング時の飛距離は80~100ヤード程度。ソール形状は振り抜いたときにヘッドが砂に潜り込みにくいよう工夫されており、深いラフから脱出したいときにも活躍します。
サンドウェッジは、50ヤード以内の短いアプローチショットでもボールにスピンを効かせられるのが魅力。また、通常よりもフェースを開いて構えることで、ボールをふわっと上げてピタッと止めるロブショットも打てます。
最近のアイアンは、5番アイアンからPWまでのセットになっていることも多いので、自分に合ったサンドウェッジを単品で組み合わせるのがおすすめです。
サンドウェッジのおすすめメーカー
テーラーメイド(TaylorMade)
テーラーメイドはアメリカのゴルフメーカー。1979年にゲーリー・アダムス氏によって創設されました。初心者から上級者、レディース、シニア向けまでカバーしており、幅広いゴルファーから人気があります。
テーラーメイドのウェッジは、定番のMシリーズのほか、グローレシリーズなど種類が豊富です。ダスティン・ジョンソン氏やジェイソン・デイ氏、ローリー・マキロイ氏など有名な海外トッププロも愛用しています。
キャロウェイ(Callaway)
キャロウェイは、イリー・リーブス・キャロウェイによって1982年に設立されたアメリカのゴルフブランド。日本では特にファンが多いゴルフブランドで、人気ゴルファーの石川遼氏が契約していることでも有名です。
日本人向けに設計されているモデルも多く、男女ともに幅広い世代に選ばれています。ウェッジ界の巨匠ロジャー・クリーブランド氏が手がけた「Mack Daddy」シリーズが有名です。
フォーティーン(FOURTEEN)
フォーティーンは、1981年に竹林隆光により設立されたゴルフブランドです。ブランド名には、「すべてのゴルファーにベストな14本を」という意味が込められています。
フォーティーンのクラブは、美しく機能性に優れ、打ちやすいと評判。日本におけるウェッジのメーカーとしても有名で、多くのプロゴルファーに使用されています。
タイトリスト(Titleist)
タイトリストは、アメリカに本拠地を構えているゴルフ用品ブランドです。元来ゴルフボールが高く評価されているほか、クラブからアパレルまでさまざまなゴルフ用品を展開。サンドウェッジにおいては、設計者のボブ・ボーケイ氏の名前をとって「ボーケイ」ブランドで販売しています。
さまざまなタイプから選べるラインナップの豊富さが魅力のひとつ。シンプルなモデルからソール形状の異なるタイプまで、自分のレベルや用途に合わせて選択できます。
サンドウェッジのおすすめ|初心者向け
フォーティーン(FOURTEEN) DJ-6 ウェッジ DS-91w
アマチュアゴルファーにやさしく、より楽しくプレーするのに適したシリーズのサンドウェッジです。同シリーズ史上もっとも、ダブりへの強さを追求しているのが特徴。スコア100切りを目指す初心者ゴルファーがはじめて選ぶウェッジとしておすすめです。
ダブり防止で性能を発揮する「グランドキャニオンソール」を採用。バンパーソールがヘッドを適度に地面に入り込ませつつ、キャニオンバンスがしっかり受け止めてボールが砂に潜り込むのを防ぎます。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) BRM2 HF ウェッジ
スタッドレスタイヤから着想を得て設計したサンドウェッジです。交差ポイントを増やし、ミーリングの間にくさび型スリットを配置。エッジ効果でボールの食いつきと排水性を高めて、優れたスピン性能を発揮します。
丸形形状のセミグースネックで、スライスに悩む初心者におすすめ。チタンコアをヘッドに配合した「チタニウムコアコンポジット」により、オフセンターでも安定したアプローチをサポートします。チタン複合で軽量化した重量を周辺に配分する「グラビティコントロールデザイン」を採用し、スピンをかけやすい点にも注目です。
クリーブランドゴルフ(Cleveland Golf) CVX2 ZIPCORE
上下左右の慣性モーメントの増大で寛容性を向上させたサンドウェッジです。キャビティのヒール部を拡大して生まれた余剰重量を適正配分。さまざまなショットを打ちやすいソール形状を採用しているなど、苦手なショットを克服したい方におすすめです。
重心位置をトウ側にシフトさせているのもポイント。トウ側でヒットしても、安定したボールスピードと飛距離を実現します。フェースブラストとレーザーミーリングを搭載しており、水分などがボールとフェースに入り込むような悪条件下でスピン性能が向上している点にも注目です。
キャスコ(Kasco) ドルフィンウェッジ DW-118
バンカーショットに適しているストレートネック採用のサンドウェッジ。「バンカーからラクに脱出できるウェッジ」をコンセプトに開発しており、やさしさや抜けのよさ、操作性に優れたソール形状を採用しているのがおすすめポイントです。
リーディングエッジの浮きを抑えながらバウンス角をつける山型ソール形状で、芝や砂に刺さるのを防止。エクスプロージョンショットの際にヘッドが砂に潜るのを防ぐソール面のヒールフィン形状とあいまって、フェースを開くのが苦手な初心者ゴルファーでも、普段通りのスイングでバンカーからの脱出をサポートします。
オノフ(ONOFF) Wedge Lady Frog’s Leap-ll
女性にやさしい重さ、長さで振りやすいオリジナルシャフト採用のサンドウェッジです。打ちやすく、バンカーやアプローチショットが苦手な方におすすめ。さまざまな色のクラブにもマッチしやすいツートンカラー仕様のデザインも魅力です。
ロフト角は51°・58°・64°の3タイプを展開。超ワイドなソール幅にソールセンターをへこませた「ツインカットソール」をプラスしており、アプローチのミス防止やエクスプロージョンショットをやさしく打ちたい方は要チェックの1本です。
リンクス(linkx) ウェッジ EKB58
ヘッドにへこみを設けた「EKBソール」採用のサンドウェッジです。ソールの跳ね上がりすぎを抑えて、ボールの下にヘッドが入りやすく工夫しているのが特徴。硬いバンカーでもしっかりボールの下にヘッドが入り込み、ホームランのミスを防ぎやすいのがおすすめポイントです。
通常のショットと同じく構えて打つだけと、バンカーショットをやさしく打ちたい初心者ゴルファーにぴったり。ロフト角58°・バウンス角11°で統一しています。スチールやカーボンからシャフトを選べるほか、レディース用のカーボンシャフトも選択可能です。
サンドウェッジのおすすめ|中~上級者向け
テーラーメイド(TaylorMade) ハイ・トウ3 クローム ウェッジ
中~上級者の狙い通りのショットをカバーする全方位型のサンドウェッジです。精度の高いショットを実現すべく「ハイ・トウ・デザイン」を採用。ヘッドの重心を高めて、低い打ち出しとバックスピン量の増加で高精度なコントロールをサポートするおすすめの1本です。
ツアープロから支持されている54°からの「フルスコアライン」と、グルーブ間にバー状の突起を備えた「レイズドマイクロリブ」を搭載。フェース面のスコアラインをフルラインにし、フェースを開くショットでグルーブがボールを捉えて安定したスピン性能を発揮します。
キャロウェイ(Callaway) OPUS ウェッジ
極上のモデルを目指すべく月日をかけて開発したサンドウェッジ。ツアープレーヤーと綿密にコミュニケーションをとり、何度も改良を重ねて完成したおすすめの1本です。溝の幅を全体的に狭くして溝を2本増やしており、ラフやウェットなライからのショットで優れたスピン性能やコントロール性を発揮します。
4種類のソールグラインドから選べるのもポイント。スタンダードなSやワイドソールの「W」、半円形状の「C」に加えて、よりバウンス角を抑えた「T」を新たにラインナップしています。また、タイプに応じてロフト角を2°刻みで7種類から選択可能です。
フォーティーン(FOURTEEN) RM-α N.S.PRO TS-114w-Ver2
脱初心者からシングルを目指す中級者におすすめのサンドウェッジです。やさしさを追求したソールと中上級者向けのソールを融合させ、さらなる上達を目指すアマチュアゴルファー向けに設計しています。レベルが上がってきたものの、プロ向けモデルにまだ難しさを感じる方にぴったりです。
ルールぎりぎりの溝形状を追求した新ハイスピンミラー鍛造フェースを採用。ラフや雨天時でも安定したスピン性能を発揮するのが特徴です。
タイトリスト(Titleist) Vokey SM10 BV105
中級者以上のスコアアップをサポートするサンドウェッジ。パフォーマンスを最大限に高めるべく、ウェッジの重心位置をロフト角ごとに最適化しています。よりコントロールされた弾道のショットを打ちたいゴルファーにおすすめです。
独自の熱処理により、打感を変えずに耐久性を2倍に向上させている点にも注目。スピンを最大化するためにエッジまで精密にカットしているなど、高品質なウェッジを探している方にぴったりな1本です。サンドウェッジモデルはロフト角を54°と56°、バウンス角を8~14°から選択できます。
クリーブランドゴルフ(Cleveland Golf) RTX DEEP FORGED 2 ウェッジ
シャープな形状のヘッドを搭載しているサンドウェッジです。独自の熱処理を施した「S20C軟鉄鍛造ボディ」と打点部を肉厚化したバックフェースを組み合わせているのが特徴。やわらかい打感と繊細なタッチを実現しており、中級者以上のスコアメイクをサポートするおすすめの1本です。
ロフト別にフェース表面加工を最適化している点にも注目。芝や砂、水分がボールとフェースに入り込む悪条件下でも、スピンをしっかりかけられるのが魅力です。最大19本の高精度な溝を設けた構造とあいまって、強烈なスピンとコントロール性能を発揮します。
クリーブランドゴルフ(Cleveland Golf) RTX6 ZIPCORE ツアーサテン ウエッジ
ロフト別に異なるフェースブラストとレーザーミーリングを搭載しているサンドウェッジ。メッキ後にブラスト加工を施すことでスピン量を増やし、さまざまなシーンで安定したスピン性能を発揮するのがおすすめポイントです。
セラミックピンの大型化で生み出した余剰重量を、トウ側とネック側に配分。上下慣性モーメントが同社計測で20%アップしており、飛距離安定性や方向安定性が向上しています。ロフト角を46~60°の2°刻みの8種類から選択可能です。レフトハンドモデルもラインナップしています。
ピン(PING) S159 N.S.PRO MODUS3 TOUR 115 S159
中級者以上のスコアアップをサポートする機能が充実しているサンドウェッジです。溝の本数を増やし、さまざまな状況で適切なスピンをかけられるのが特徴。フェース面に摩擦力を向上させるブラスト加工を施しているなど、上級者がスピン量をコントロールするのに役立つおすすめのウェッジです。
6種類のグラインドソールオプションを展開しているのも魅力。スクエアに構える方やオープンに構える方などに合わせて選択できます。ロフト角を46~60°の幅広いラインナップから選べるほか、バウンス角も6~14°から選択可能です。
ミズノ(MIZUNO) T24 WEDGE BLUE LIMITED EDITION
ブルーのカラーリングが印象的なサンドウェッジ。ブルーが際立つブラックシャフトを組み合わせており、スタイリッシュなデザインが魅力のおすすめモデルです。ロフト角52°と58°の2タイプがセットになっており、状況に合わせて使い分けできます。
溝が17本あり、ボールの接地面積増加でスピン性能が向上。銅メッキ採用で打感がやわらかく、フェース面でボールの接触時間が長く感じられる効果が期待できます。1本の丸棒をフェースからネックまで一体成型する独自製法によって打球音が長く響くように工夫し、心地よい打感を得やすいのも魅力です。
オノフ(ONOFF) フォージドウェッジ N.S.PRO MODUS3 TOUR 115
ツアープロが認める操作性と安定したスピン性能を備えているサンドウェッジです。フェースレーザーミーリング仕上げを施しており、100ヤード以内の低ヘッドスピードのアプローチで安定したスピン量を実現。ラフからのショットや雨天時の水滴に左右されず、中~上級者の攻めのアプローチショットをサポートするおすすめのウェッジです。
スピン性能をアップすべく高重心設計を採用し、飛距離とスピン性能を安定させている点にも注目。深いラフにも負けない安定性により、精度の高いアプローチショットが期待できます。
プロギア(PRGR) PRGR 0 TOUR ウェッジ
高スピンと操作性を両立している上級者向けサンドウェッジ。フェース面に微細なミーリングを加えた「縦マイクロミーリングフェース」を採用し、雨やラフからでも安定したスピン量を確保します。適度な輝度の美しいデザインも魅力。見た目にこだわるゴルファーにもおすすめの1本です。
ロフト角に合わせたソール形状を採用しているのもポイント。操作性重視タイプやバウンス効果と操作性を両立しているタイプ、バウンス効果を重視するタイプから選べます。ツアーウェッジと呼ぶにふさわしい、高重心のロングネック設計を採用している点にも注目です。
サンドウェッジのランキングをチェック
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サンドウェッジの選び方
ロフト角をチェック
ロフト角とは、ボールが接するフェース部分と垂直線の角度です。ロフト角によってボールの弾道の高さや飛距離が変わってくるので、クラブ選びで重要な要素となります。
ロフト角が大きいとボールが高く上がって止めやすくなりますが、飛距離が伸びません。対して、ロフト角が小さいとボールの弾道が低くなるぶん飛距離が出やすくなります。
一般的なアイアンセットにはピッチングウェッジが含まれているので、ビッチングウェッジを基準にロフト角をチェックするのが基本。ほかのアプローチウェッジを含めて、4~6°の間隔で買い足していくのがおすすめです。
バウンス角をチェック
バウンス角とは、フェースとソールの境界線「リーディングエッジ」からソールに出っ張っている部分の角度です。バウンス角0~8°を「ローバウンス」、12~16°を「ハイバウンス」と呼んでいます。それぞれ向いているシチュエーションが異なるのでチェックしておきましょう。
バウンス角が大きいハイバウンスのウェッジほど、ヘッドが地面に刺さりやすく滑りやすいのが特徴。バンカーやラフでの使用に適しています。対して、バウンス角の小さいローバウンスなウェッジはボールを拾いやすく、浅いラフや裸地におすすめです。
バンカーからの脱出しやすさを重視するなら、ハイバウンスタイプのサンドウェッジをチェック。バンカーショットが苦手でミスが多いのが気になる方にぴったりです。
ネックの形状をチェック
サンドウェッジの形状には種類があり、フェースがシャフトに対して後方に引っ込んでいるクラブを「グースネック」、シャフトに対して直線状になっているクラブを「ストレートネック」と呼びます。
グースネックの場合、シャフトに対してフェースが後方に引っ込んでいる分、ボールにコンタクトするタイミングが遅れるので、捕まりのよいボールを打つことが可能。そのため、スライスに悩む初心者におすすめのネック形状です。
逆に、ボールより手前の砂をあえてダフる必要のあるバンカーショットでは、ストレートネックが適しています。また、フェースを開けるため、構えやすいのもメリットです。
シャフトの重量をチェック
バンカーショットを安定して打ちたい方は、重めのクラブを選ぶのがおすすめ。スイングが安定し、コントロールの向上が期待できます。
サンドウェッジを用いる際は、いかに安定したバンカーショットを打つかが大切。距離を稼ぐクラブではないので、鋭くスイングをする必要はありません。重量のあるクラブが振りにくい方は、最低でもアイアンと同じ重さにしましょう。
ヘッドの大きさ・ソール幅をチェック
サンドウェッジ選びでは、ヘッドの大きさやソール幅も重要な要素です。特に初心者の場合は、ヘッドが大きくソール幅の広いタイプがおすすめ。ソールが広いと地面との接地面が大きくなり、地面上を滑りやすくミスを許容できます。バンカーでのダフりをカバーしやすくなるのもメリットです。
ただし、深いラフでは芝の抵抗を受けやすいのがデメリット。ヘッドが大きくなるほど重みを感じてクラブを振り抜きにくくなり、ミスショットにつながる場合がある点に留意しておきましょう。状況に合わせて、数本のウェッジを使い分けられます。
思い通りのバンカーショットを打つためには、正しいスイングとスイングに合ったサンドウェッジが必要です。ラウンド中、バンカーで苦戦しないように、しっかり準備をしましょう。本記事を参考に、自分に合うサンドウェッジを見つけてみてください。