バンカーショットの際に必要なサンドウェッジ。ボールを高く上げるロブショットや、深いラフからの脱出にも使えるゴルフクラブです。しかし、さまざまな製品が展開されているため、どれを選べばよいか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サンドウェッジのおすすめアイテムをご紹介します。選び方のポイントも合わせて解説するので、自分にぴったりなモノを選んでみてください。
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サンドウェッジとは?アプローチウェッジとの違いは?

サンドウェッジは、主にバンカーショットで使用されるウェッジ。リーディングエッジからソールの頂点への角度であるバウンス角が大きく設計されているのが魅力です。ボールを高く上げるロブショットも可能で、悪条件のラフから脱出する際にも使用されます。
アプローチウェッジと比べてボールが転がりにくいのもメリット。ピンがグリーンの手前にある場合など、ボールを転がさずに寄せたい場面でも使用できます。
サンドウェッジとアプローチウェッジの大きな違いは、ロフト角の大きさです。サンドウェッジのロフト角は一般的に54〜58°で、アプローチウェッジは50〜53°に設計されており、特に52°前後が多く使われています。
アプローチウェッジはサンドウェッジよりも飛距離が出しやすいのが特徴。また、ボールを転がしやすく、ピンがグリーンの中央にある場合など少し転がして寄せたほうがよい場面にぴったりです。
サンドウェッジのおすすめ
ダンロップ(DUNLOP) スリクソン ZXi5 アイアン SW
安定性とコントロール性に優れたモノが欲しい方におすすめのサンドウェッジ。バックフェース上部に「コンデンス鍛造」を採用し、ボールスピードを高めています。さらに、フェースの肉厚設計と熱処理により、打感と飛距離性能を向上させているのも特徴です。
ロフト角は56°、バウンス角は10°に設計されています。芝との接触を最低限に抑え、キレのある打感と優れた安定性を発揮するのがメリットです。また、トウ・ヒール部に段差を付けることで、インパクト時の抜けのよさも高めています。
シャフトは3種類ラインナップ。重さのある順に、N.S.PRO MODUS3 TOUR105スチールシャフト・N.S.PRO 950GH neoスチールシャフト・Diamana ZXi for IRONカーボンシャフトの3つです。
ダンロップ(DUNLOP) ゼクシオ 13 アイアン
高く伸びる形状でやさしく大きく飛ばせる、グースネック形状のサンドウェッジ。ロフト角は56°で、バウンス角は12°に設計されています。同じシリーズのアイアンも展開されているため、アイアンとウェッジの重さを揃えたい方におすすめです。
フェースに大きなたわみを生み出す「REBOUND FRAME」を採用しているのもポイント。ボディ下部の「L字グルーブ」と、ボディ外周部のグルーブがフェースにたわみを生み出す設計です。直打ちでのボールスピードを高められます。
シャフトは、ゼクシオMP1300カーボンシャフトとN.S. PRO 850GH DST for XXIOスチールシャフトの2種類。さらに、ゼクシオMP1300カーボンシャフトは、ネイビー・レッドの2色が展開されています。
テーラーメイド(TaylorMade) ハイ・トウ3 クローム ウェッジ ハイバウンス
ヘッド重心の高い「ハイ・トウ デザイン」を採用したサンドウェッジ。低い打ち出しと、高いバックスピン量を実現します。優れたコントロール性を備えつつ、フルスイング時に適切なスピン量を出せるモノが欲しい方におすすめです。
フェース面のスコアラインをフルラインに仕上げているのもポイント。フェースを開いてもグルーブがボールを捉えて、安定したスピン性能を発揮します。ロブショットやバンカーショットの際に、スピンを活かして寄せたい方にぴったりです。
4ウェイデザインのキャンバーソール形状を採用しているのも特徴。低めのリーディングエッジとワイドソールを両立した設計で、幅広いライとコンディションに対応できます。
テーラーメイド(TaylorMade) MG4 クローム ローバウンス ウェッジ ツアーサテンクローム
バウンス角8°のローバウンス設計を採用したサンドウェッジ。ロフト角は56°・58°・60°の3種類がラインナップされています。細かいテクニックを駆使した打ち分けがしたいと考える上級者におすすめです。
レーザーエッチング処理技術がされた「HYDRO SPIN FACE」を採用しているのも特徴。フェース面の溝を深くしており、フェースとボール間の水分や芝を逃せるのがメリットです。安定した高いスピン性能を発揮しつつ、消耗に対する耐性も高めます。
ツアーサテンクローム仕上げにより、太陽光の反射を抑えているのもポイント。トップラインとリーディングエッジにやや丸みを持たせた形状との組み合わせにより、構えやすさを向上させています。
クリーブランドゴルフ(Cleveland Golf) RTX DEEP FORGED 2 ウエッジ
打感を重視する方におすすめのサンドウェッジ。打点部を厚肉化したバックフェースを採用しており、やわらかい打感を実現しています。また、操作性に優れたシャープな形状で、繊細なコントロールショットができるのも特徴です。
悪条件下でのスピン性能を高める表面加工がされた「HydraZip」フェースを採用。ラフやウェット時に芝・砂・水分などがフェースとボールの隙間に入り込み、適切なスピンをかけられます。
ロフト角は48〜60°までラインナップされており、サンドウェッジ以外のウェッジも揃えられるのが魅力。ウェッジをすべて同じシリーズにしたい方におすすめです。ピッチングウェッジのロフト角を基準に、さまざまなセッティングに対応できます。
キャロウェイ(Callaway) アイアン ELYTE IRONS SW
ある程度の範囲内に打点が集まる中級者におすすめのサンドウェッジ。同じシリーズのアイアンやサンドウェッジ以外のウェッジも展開されています。アイアンとウェッジを同じシリーズで揃えたい方におすすめです。
フェース素材にはボールスピードを高める17-4ステンレススチールを使用しています。さらに、ヘッド内部には柱のように支えるニュースピードフレームを搭載。インパクトの衝撃やフェースの大きなたわみを受け止め、心地よい打感を実現しています。
リーディングエッジとトレーリングエッジを面取りした、トライレベル・ソールを採用しているのも特徴。ヘッドスピードを損なわずに振り抜けます。さらに、ミスを軽減するバウンス本来の効果もバランスよく備えているのが魅力です。
キャロウェイ(Callaway) PARADYM Ai SMOKE HLアイアン SW
データを元にAIが設計とテストを繰り返した、「Aiスマートフェース」採用のサンドウェッジ。25万人分の新たなスイングデータをインプットし、飛距離アップやスピンの最適化、弾道のバラつきの抑制を条件に設計されています。
フェースのさまざまな部分でマイクロディフレクションが生まれるのもポイント。打ち方やヘッドの入り方を問わず、ベストなボールスピード・スピン・方向・打ち出し角に補正します。
大型のヘッドサイズで寛容性が高いのもメリット。厚めのトップブレードでソールも幅広く設計されており、ダフリのミスにも強いモデルです。さらに、構えた際に安心感があるのも魅力。初心者におすすめのサンドウェッジです。
リンクス(Lynx) MASTER MODEL サンドウェッジ
70年代後半から90年代前半に人気のあったマスターモデルを、現代に合わせて再現したサンドウェッジ。素材や形状を再現しつつ、新溝ルールに適合するように仕上げています。プロも使用する製品が欲しい方におすすめです。
日本の浮きやすい芝や硬い砂質に合うように設計されたヘッド形状にも注目。また、バウンス効果の高いフラットソールを採用しています。硬い砂でもエクスプロージョンしやすく、バンカーからの脱出を容易にするのが特徴です。
ロングネックに金属ソケットを装着した高重心設計の製品。さらに、バウンス角13°のハイバウンス設計にグースネックも採用しています。フェースを立たせながら重心の下でインパクトでき、高いスピン量を得られるのがメリットです。
キャスコ(Kasco) DOLPHIN WEDGE ストレートネック DW-123
抜けのよさを追求した「クアッドソールX」を採用したサンドウェッジ。トウ・センター・ヒールでバウンス角を変化させた設計で、スイング時の抵抗を減らしています。さまざまなライで跳ねずにやさしく打てるモノが欲しい方におすすめです。
ヒールフィンを搭載した独特な形状にも注目。エクスプロージョンショット時に砂に潜ってしまうのを防ぎ、スイング方向へクラブを自然に導きます。さらに、ソール幅が広く重心が低く設計されているため、球が上がりやすいのもメリットです。
リーディングエッジの浮きを抑えつつ、バウンス角を付けたピラミッドシェイプにも注目。山型の形状が芝や砂に刺さるのを防ぎます。また、トウ・ヒール方向も山型になっており、構えやすく仕上げているのも特徴です。
タイトリスト(Titleist) Vokey SM10
インパクト時にソリッドで心地よい打感を得られるサンドウェッジ。弾道を低く抑えることでピンを狙いやすくしています。さらに、コントロール性と安定性に優れているのも特徴です。
ロフト角は全体で46〜62°のモノがあり、サンドウェッジ用は54°・56°の2種類が展開されています。また、実効バウンス角は8°・10°・12°・14°の4種類。ロフト角の小さいモノをサンドウェッジにしたいと考える方におすすめです。
エッジまで精密にカットされているため、高いスピン量を得られるのもメリット。打球エリアには熱処理がされており、溝の耐久性を向上させています。
サンドウェッジの選び方
ロフト角をチェック

By: dunlop.co.jp
サンドウェッジを選ぶ際は、ロフト角をチェックしましょう。一般的に、サンドウェッジはロフト角が54〜58°程度のモノを指します。なかでも、56°と58°の2つが人気です。
ロフト角が56°のモノは、58°のモノより飛距離が出やすいのがメリット。また、扱いやすくミスが起きにくいので、初心者におすすめです。
一方、ロフト角が58°のモノは、スピンをかけやすく、ボールを高く上げやすいのが特徴。飛距離のコントロールがしやすい反面、芯に当てる難易度が上がるため、ある程度の技術が必要です。
なお、ロフト角を選ぶ際は、ほかのウェッジやアイアンとの兼ね合いを考えることも重要。基本的に、ウェッジは等間隔に4〜6°刻みで、2〜3本程度入れます。飛距離の打ち分けも考慮しながら選びましょう。
バウンス角をチェック

バウンス角もサンドウェッジ選びの重要なポイントです。一般的に、バウンス角が8°以下のモノはローバウンスウェッジ、12°以上のモノはハイバウンスウェッジと呼ばれています。
初心者はハイバウンスウェッジを選ぶのがおすすめです。バウンス角が大きいほど地面と設置しやすく、クラブが地面に刺さりすぎてしまうミスを防げます。バンカーショットをやさしく打てるモノが欲しい方にぴったりです。
一方、ローバウンスモデルは、細かいテクニックを駆使したい上級者におすすめ。入射角の調節がしやすく、打つ場所やグリーンの傾斜・ピンポジションなどに合わせた打ち分けができます。
ネックの形状をチェック

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サンドウェッジのネック形状は、グースネックとストレートネックの2種類です。グースネックは、リーディングエッジがシャフト中心線よりも後方に設計されています。ボールの捕まりがよいため、初心者やスライスに悩んでいる方におすすめです。
一方、ストレートネックはリーディングエッジがシャフトの延長線上に近く、ヘッドの操作性に優れているのが特徴。フェースを開きやすくボールが捕まりにくいため、中上級者や引っ掛けに悩んでいる方におすすめです。
また、両者の中間に位置するセミグースネックと呼ばれるタイプもあります。グースネックの寛容性とストレートネックの操作性を兼ね備えたバランスのよい形状で、幅広いゴルファーに対応します。
ヘッドの大きさ・ソール幅をチェック

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サンドウェッジを選ぶ際は、ヘッドの大きさやソール幅もチェックしましょう。初心者は、ヘッドが大きいモノを選ぶのがおすすめです。スイートスポットのエリアが広く、ミスヒットを減らせます。また、構えた際の安心感があるのも魅力です。
やさしく打てるモノが欲しい方は、ソール幅の広いモノを選ぶのもおすすめ。ショット時に地面を滑りやすく、アプローチ時のザックリやダフリのミスを減らせます。さらに、水を含んだやわらかいライや、ボールが浮いたラフでもスムーズに打ちやすくなるのがメリットです。
ソール幅の狭いモノは、フェースの開閉による繊細な操作がしやすいため、上級者に適しています。ショットのイメージを細かく反映させたい場面でも、自由度の高いコントロールが可能です。
シャフトの素材と重さをチェック

サンドウェッジを選ぶ際は、シャフトにも注目しましょう。主に、シャフトの素材には、カーボンやスチールが使用されています。シャフトの素材は、ほかのアイアンのシャフトと揃えるのが基本です。
シャフトを確認する際は、重量もチェックしましょう。アプローチ時の安定性を高めるには重量が必要なため、少し重めのモノを選ぶのが基本です。アイアンより軽くならないように注意しましょう。
より安定感を重視する方は、アイアンより重量のあるモノを選ぶのがおすすめです。また、フルショット時の振りやすさを重視する方は、アイアンと同じくらいの重さのモノを選びましょう。
サンドウェッジは、コースを回るために欠かせないゴルフクラブです。バンカーショットだけではなく、ボールを高く上げるロブショットや、深いラフからの脱出にも使用できます。ロフト角やバウンス角、ネックの形状などによって打感が変わるので、自分にぴったりなモノを選んでみてください。