ドライバーに苦手意識がある方や、操作性を重視する方から注目を集めている「ミニドライバー」。ひとくちにミニドライバーといっても、メーカーごとに独自のテクノロジーを搭載しているため、どれを選べばよいか迷ってしまいがちです。

そこで今回は、おすすめのミニドライバーをご紹介。あわせてミニドライバーのメリット・デメリットや選び方のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ミニドライバーとは?

By: amazon.co.jp

ミニドライバーとは、ヘッド体積が300cc台のドライバーのことです。一般的なドライバーのヘッド体積は460ccが主流ですが、ミニドライバーは300~340cc前後であることが多く、見た目はフェアウェイウッドと似ています。

ミニドライバーは、ロフト角が大きめなのも特徴のひとつ。主流のロフト角は11.5~13.5°程度で、一般的なドライバーと3番ウッドの中間的なロフト角に設定されています。

また、ミニドライバーはシャフトも短め。大型ヘッドのドライバーはシャフトの長さが45~46インチありますが、ミニドライバーは43~44インチ前後のシャフトを採用しているものが多くラインナップしています。

ミニドライバーのメリット・デメリット

メリット

By: jp.pxg.com

ミニドライバーの大きなメリットのひとつは、構えやすさ。ミニドライバーは構えやすく、フェアウェイウッドやアイアンに近い振り方で使用できるため、安定したティーショットが可能です。

ミニドライバーは大型ドライバーよりも慣性モーメントが小さい分、操作性がよくヘッドを返しやすいのもメリット。安定した方向性を提供するため、ボールコントロールがしやすい特徴があります。

重心位置が浅いモノが多いため、ヘッドスピードが速い人が打ってもボールが吹き上がりにくいというメリットも。また、シャフトが短めなので体とボールの距離が近くなり、振り抜きやすくミート率が上がりやすい傾向があります。

さらに、ミニドライバーはフェアウェイウッドのようにセカンドショットで使えるのも大きなメリットです。

デメリット

By: amazon.co.jp

ミニドライバーは大型ヘッドのドライバーよりもロフト角が大きめで、シャフトが短尺化されているモノがほとんど。そのため、最大飛距離に関しては10~15ヤード程度短くなる傾向があります。

ミニドライバーは慣性モーメントが小さいため、オフセンターヒット時の直進性は低下する傾向がありますが、短いシャフトによってミート率が向上し安定したショットも可能です。さらに、ヘッドを返しやすいので、インパクトの瞬間に過剰にヘッドターンし、左方向に大きく曲げてしまう「チーピン」が増える可能性があります。

見た目の小ささに慣れるまでは、構えたときに不安を感じる場合も。また、ミニドライバーを扱っていないメーカーも多く、大型ヘッドのドライバーに比べると選択肢が少ない点もデメリットのひとつです。

ミニドライバーの選び方

ヘッドの体積・形状をチェック

By: jp.pxg.com

ミニドライバーは300~340cc程度のモノが主流ですが、なかには300ccを大きく下回るモノもあり、使い勝手が大きく異なります。

なお、ミニドライバーは基本的にヘッドのサイズが小さいほど中弾道になりやすい傾向。また、ヘッドターンがしやすく、操作性が高まりやすくなります。ただし、ヘッドが小さいとスイートエリアが狭くなり、ミスへの許容度が低くなる点には注意が必要です。

また、ヘッドがどんな形をしているかも大事なポイント。シャローフェースの平べったいヘッドは高弾道のショットを打ちやすいのが特徴です。また、クラウン部分の投影面積が大きいので、構えたときに一般的なドライバーに近い感覚を得られます。

一方で、ディープフェースのヘッドは吹き上がりにくく、低スピンの力強い弾道をイメージしやすいのが特徴。自分にとってどちらが安心感があるのか、考慮して選ぶのがおすすめです。

ロフト角をチェック

By: atomicgolf.jp

ミニドライバーのロフト角は、大型ヘッドのドライバーよりも1~2°ほど大きいモノを選ぶのがおすすめ。ミニドライバーは大型ヘッドのドライバーよりも重心深度が浅いので、ロフト角が小さいとボールが上がらず、飛距離が落ちてしまう場合があります。

一方で、ハードヒッターの方や強いダウンブローでスイングする方など、ボールの吹き上がりが気になる場合は、中弾道のショットを打ちやすいロフト角が小さめのミニドライバーがおすすめです。

なお、一般的なミニドライバーのロフト角は11.5~13.5°前後のモノが主流で、大型ヘッドのドライバーのように10°より小さいモノはほとんどありません。ハードヒッターの方は10.5°を基準に選んでみてください。

シャフトの長さ・硬さをチェック

By: atomicgolf.jp

ドライバーのシャフトは長いほど遠心力を利用して飛距離を伸ばしやすく、短いほどミート率や操作性が向上する傾向があります。

なお、ミニドライバーのシャフトの長さは、43~44インチ前後が一般的。ミニドライバーはミート率や操作性向上を重視したモノが多いため、大型ヘッドのドライバーよりも2インチ前後短く設定したモノが主流で、45インチ以上のモノはごくわずかです。

硬さについては、やわらかいシャフトはよくしなり、スイングスピードが遅めでも飛距離を出しやすい傾向があります。ただし、やわらかすぎるとヘッドがブレてミート率が悪くなりがちなので、自分に合った硬さを選ぶことが大切です。

なお、シャフトはやわらかい方から順にL・A・R・SR・S・Xと表記されます。平均的なヘッドスピードの男性の場合は、まずRを基準にするのがおすすめです。

ミニドライバーのおすすめメーカー

キャロウェイ(Callaway)

By: amazon.co.jp

キャロウェイは1982年に誕生した人気ゴルフメーカー。1991年に発表したBIG BERTHAドライバーが大ヒットしたことがきっかけで世界的なゴルフメーカーと発展しました。また、人気パターブランド「オデッセイ」も傘下に加えています。

キャロウェイの特徴は、先進的な技術を積極的に取り入れている点。特に、ゴルファーのリアルなスイングや打点を分析し、AIが設計した独自のフェースは、プロからも高く評価されています。

ミニドライバーも独自技術を搭載した高機能モデルを展開。ミスへの許容度が高いうえ、球筋を自分好みに調節するアジャスタブルホーゼルなどを搭載しているので、幅広いレベルのゴルファーにマッチします。

テーラーメイド(TaylorMade)

By: amazon.co.jp

テーラーメイドはアメリカのゴルフメーカー。ドライバーをはじめとするゴルフクラブ、ウェア、ボールなど高機能かつ多彩なアイテムを取り扱っており、米国PGAツアーや日本のゴルフツアーなど、世界中のトッププロに製品を提供しています。

ミニドライバーについては、1990年代半ばに多くのトッププロが愛用した「バーナー チタン バブル 2」にインスパイアされたモノを展開。ディテールにこだわった、高級感あふれるデザインは幅広い世代から人気を集めています。

また、高い反発性能を備えた独自のフェースや通型スピードポケットなどによる、優れた飛距離性能も魅力のひとつ。操作性だけでなく、飛距離にもこだわりたい方におすすめのゴルフメーカーです。

ミニドライバーのおすすめ

キャロウェイ(Callaway) PARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバー

キャロウェイ(Callaway) PARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバー

幅広いレベルのゴルファーの打点などを考慮して設計した「AIスマートフェース」を搭載したミニドライバーです。ヘッドの体積は340cc。シャローフェースで構えるとヘッドが大きく見えるので、ミニドライバーが初めての方でも安心してスイングできます。

軽量なカーボン製のクラウンと、チタン製のソールを組み合わせているのも特徴のひとつ。また、ソールには前に約4g、後ろに約12gのウエイトを搭載しており、ウエイトを入れ替えることで重心位置やスピン量を調節できます。

ネック部分のアジャスタブルホーゼルでロフト角とライ角を調節できるのも嬉しいポイント。また、シャフトの長さは43.5インチと短めなので、操作性に優れています。幅広いレベルのゴルファーにおすすめのミニドライバーです。

キャロウェイ(Callaway) ELYTE MINIドライバー

キャロウェイ(Callaway) ELYTE MINIドライバー

2025年発売モデルのミニドライバーです。最新の「Ai 10x FACE」によって、弾道を最適に補正するコントロールポイントの範囲を向上。340ccのコンパクトなヘッドながらミスへの許容度が高く、安定したショットを打ちやすいのが魅力です。

ヘッドのクラウン部分の素材は、航空宇宙分野で使われることもあるサーモフォージドカーボン。クラウン部分を軽量化しつつ重量配分を最適化して、よりよいスピン量や打ち出し角のショットに近づけます。

ネックにはロフト角とライ角調節用のアジャスタブルホーゼルを搭載。さらに、ヘッドのソールには、弾道を調節するためのウェイトポートを3カ所設けています。イメージに近い弾道で飛ばしたい、アスリート志向のゴルファーにおすすめのミニドライバーです。

テーラーメイド(TaylorMade) BRNR Mini Driver Copper

テーラーメイド(TaylorMade) BRNR Mini Driver Copper

90年代に人気を集めたドライバー「バーナー チタン バブル 2」からインスピレーションを受けて開発したミニドライバーです。カッパーの色合いをアクセントにしたおしゃれなデザインが魅力。ソールのブランドロゴは、当時のデザインを再現しています。

ヘッドには重心位置を調節してイメージに近い弾道を実現する「MWTシステム」を搭載。また、高反発性を備えた「ZATECH チタンツイストフェース」とソールの「貫通型スピードポケット」を組み合わせることで、優れた飛距離性能を実現しています。

ロフト角は11.5°と13.5°の2種類がラインナップ。また、ヘッドが304ccと小さいうえ、ソールには芝の抵抗が少ないK-SOLEデザインを取り入れているので、ティーショットだけでなく、フェアウェイからも無理なく打てます。

機能性とデザイン、どちらも重視したい方におすすめのミニドライバーです。

キャスコ(Kasco) UFO AIR DD by POWER TORNADO

キャスコ(Kasco) UFO AIR DD by POWER TORNADO

ヘッドの後方にグッと飛び出すような独自構造「ユニバーサルウィング」を搭載したミニドライバーです。ウイング部分の青い「Air Turbulator」によって空気抵抗を軽減。さらに、深重心化、低重心化して高い打ち出し角と低スピンを両立しています。

43.75インチのシャフトの注目ポイントです。シャフトの先端部は剛性を上げてヘッドの余計なブレを抑制し、直進性をアップ。一方で、手元側は剛性を下げて、しなりを感じながら心地よくスイングできるよう配慮しています。

ヘッドの体積は330ccで、ロフト角は10.5と小さめ。ティーショットの安定感を少しでも高めたい方におすすめのミニドライバーです。

キャスコ(Kasco) K2K ミニ ドライバー ATTAS MB-FW

キャスコ(Kasco) K2K ミニ ドライバー ATTAS MB-FW

ヘッド体積360cc、シャフトの長さ43.5インチのミニドライバーです。独自の「デュアルウィング構造」によって、ヘッドの後方に重量を集中。深重心と大重心角によってボールをつかまえやすいので、スライスで悩んでいる方にはぴったりです。

ロフト角は10.5°と、ミニドライバーとしては小さめの設定。さらに、一般的なドライバーに比べてあえてヘッド重量を重くして、高いボール初速を実現しています。

イエローのアクセントカラーを活かした、スタイリッシュなデザインも魅力。大型ヘッドのドライバーでは右へのミスが出やすい方におすすめのミニドライバーです。

GTDゴルフ M.D.280 “mini DW”

GTDゴルフ M.D.280 “mini DW”

日本のクラブメーカー「GTDゴルフ」のミニドライバーです。ヘッド体積は280cc。ヘッドの素材は、航空機にも使われる高強度の鋳造6-4チタンを採用しています。

ロフト角の基本設定は13°で、付属のトルクレンチを使えばロフト角を±1°の調節可能。また、ライ角も60°の設定から、 ±1°の調節ができます。さらに、ヘッドの後方に4gのウエイトを2つ付けて、重心位置を深くしているのも特徴です。

使う人の年齢を選ばない、シンプルなデザインもポイント。ドライバーのミート率を高めて、フェアウェイをしっかりとキープしたい方におすすめのミニドライバーです。

リンクス(LYNX) PARALLAX 305 MD ミニ ドライバー

リンクス(LYNX) PARALLAX 305 MD ミニ ドライバー

クラシカルな丸型洋ナシ形状のヘッドを採用したミニドライバーです。フェースアングルは0° とスクエアなので、フックフェースのドライバーが苦手な方にぴったり。また、ヘッドは305ccとコンパクトですが、投影面積が大きいため安心して構えられます。

ソールのフェース寄りにはウェイトスクリューを配置。重心位置を浅くすることで操作性を高めています。さらに、接地面積が少ないV3ソールデザインを採用しているためダフリにくく、フェアウェイから打ちやすいのもメリットです。

専用ヘッドカバーが付属するのも嬉しいポイント。ティーショットだけでなく、セカンドショットでも使いやすいミニドライバーを求めている方におすすめです。

エジソンゴルフ(EDISONGOLF) スピードミニドライバー

エジソンゴルフ(EDISONGOLF) スピードミニドライバー

50ccのコンパクトヘッドを採用したミニドライバーです。ヘッドが小さいのでラフからのショットでもヘッドが引っかかりにくく、スムーズに振り抜けます。また、スイートスポットが狭い分、ミスヒットが分かりやすいのもメリットです。

ヘッドはコンパクトながら、シャフトは45インチと、一般的なドライバーとほぼ同等の長さ。さらに、重さやバランスも一般的なドライバーに近くなるよう設計されています。

ロフト角は10.5°。ティーショットの精度を高めたい方や、ラフからのセカンドショットで飛距離を稼げるミニドライバーを求めている方におすすめの1本です。

PXG Secret Weaponミニドライバー

PXG Secret Weaponミニドライバー

ヘッド体積300cc、ロフト角13°のミニドライバーです。カーボンファイバー製の複合素材クラウンやソールインサートを導入することで、高い慣性モーメントを実現。ミスヒットへの許容度を高めつつ、打ち出し角を最適化しています。

薄型チタニウムフェースも注目ポイント。エネルギー伝達を最大化してボールスピードを高めることで、低スピンかつ高弾道のショットを打ちやすくしています。

リーディングエッジは芝の上から直接打ちやすいタイトな設計。ロングホールをアグレッシブに攻めたい中・上級者におすすめのミニドライバーです。

ヤードスティック(YARD STICK) ローズゴルフクラブ MOE86-300 ドライバー

ヤードスティック(YARD STICK) ローズゴルフクラブ MOE86-300 ドライバー

ややディープフェースな300ccヘッドを採用したミニドライバーです。ロフト角は13°と大きめ。44インチのシャフトを採用しつつ、全体のバランスをヘッドが軽く感じやすい「B9」に設定して、振り抜きやすくしています。

ドローボールを打ちやすい設計を取り入れているのも大きな特徴。また、重さと振動数が異なる3種類のオリジナルシャフトに加えて、43.5インチのフェアウェイウッド用シャフト装着モデルもラインナップしているので自分のスイングに合ったモノを選べます。

ブランドロゴが目立たない、シックなデザインも魅力。大型ヘッドのドライバーだと振りにくいと感じる方や、スライスが出やすい方におすすめのミニドライバーです。