セカンドショットやショートホールでのティーショット、アプローチショットなど、スコアメイクには欠かせない「アイアン」。ひとくちにアイアンといっても、操作性重視のモノからミスに強いモノまで多種多様で、何を選べばよいのか迷ってしまいがちです。
そこで今回は、アイアンのおすすめアイテムをご紹介。選び方のポイントやおすすめのメーカーもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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アイアンとは?

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アイアンは、正確な飛距離コントロールが求められるショットで多用されるゴルフクラブで、グリーンを狙う際にも適しています。ヘッドが鉄などの金属で作られていることから、アイアンという名称で親しまれています。
一般的にアイアンの飛距離は100~200ヤード程度。アイアンには番手が1~9番まであり、数字が大きくなるほど飛距離は短くなります。また、番手が1つ異なると飛距離が10ヤード程度変わるため、残り距離に合わせて番手を使い分けることが重要です。
1~4番までのアイアンは技術と速いヘッドスピードがないと正確な飛距離が出ないので、使用者は減少傾向。1~4番アイアンの代わりに、ウェアウェイウッドやユーティリティを使うのが一般的です。
市販のアイアンセットも5番以下の番手がほとんど。1~4番アイアンを使いたい場合は、単品で購入する必要があります。
アイアンの選び方
ヘッドの形状をチェック
マッスルバックアイアン

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マッスルバックアイアンとは、バックフェースが肉厚に作られていて、中空構造もない、伝統的な形状のアイアンのことです。ヘッドが小さく、トップもソール幅も薄いシャープな見た目から、ブレードアイアンとも呼ばれます。
マッスルバックアイアンの長所は、操作性のよさ。弾道の高低やフック・スライスの打ち分けがしやすいので、使いこなせればイメージ通りの球筋でグリーンを狙えます。また、打感のよさやラフからのヘッドの抜けがよいのもメリットです。
ただし、マッスルバックアイアンは重心が高くスイートエリアが狭いため、ミスへの許容度は低め。ある程度のヘッドスピードでダウンブローに打たないと打球が高く上がらないので、初心者には不向きです。
キャビティバックアイアン

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キャビティバックアイアンとは、バックフェースが凹んでいるアイアンのことです。バックフェースを削った分の重量をヘッドの外周部や下部に配置。ヘッドを低重心化することで、高弾道のショットを打ちやすくしています。
ミスヒットしても飛距離のロスが小さく、曲がりにくいのがキャビティバックアイアンのメリット。なお、キャビティバックアイアンには、フルキャビティ、ポケットキャビティ、ハーフキャビティと、大きく分けて3つのタイプがあります。
フルキャビティはバックフェース全体を深く削ったモノです。ポケットキャビティはバックフェースを最下部ギリギリまで削りつつ、ポケットのような凹みをつけたタイプ。フルキャビティ以上に低重心化を進め、よりミスヒットに強くしています。
ハーフキャビティはバックフェースの凹みを浅くしたタイプ。やさしさと操作性の両立を追求したアイアンで、中級者以上の方からも人気を集めています。
中空アイアン

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中空アイアンとは、ヘッドの内部に空洞があるタイプのアイアンのこと。見た目はマッスルバックアイアンに似ていますが、空洞化した分の重量をヘッドの下部や外周に配分できるので、上下のミスヒットに強く直進性に優れているのがメリットです。
中空アイアンは、ドライバーのようにフェースを薄く作れるため、たわみによる反発力を利用できるのも特徴。フェースの反発力によって飛距離を出しやすいので、アイアンの飛距離不足で悩んでいる方から支持されています。
近年では、空洞部分に衝撃吸収剤を充填して、心地よい打感を追求したモノも増加。ミスヒットへの許容度は、モデルによって異なりますが、中空アイアンは特に上下のミスに強く、キャビティバックアイアンと同等かそれ以上の許容度を持つ場合もあります。
ソールの幅をチェック

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自分に合ったアイアンを選ぶためには、ソールの幅も重要なポイント。アイアンはソール幅が広いほど低重心化するため、ボールを高く上げやすくなります。
また、ソール幅が広いほど、ヘッドが地面と接触したとき芝の上を滑りやすくなるという特徴も。ダフリのミスによる飛距離ロスを軽減できるので、初心者の方にはソール幅が広いアイアンがおすすめです。
一方で、ソール幅が広いと接地面積が大きくなる分、ラフなどでヘッドの抜けが悪くなる傾向があります。また、操作性も低くなりがちなので、球筋や弾道の高低を打ち分けたい上級者にはソール幅が狭いアイアンのほうがおすすめです。
ロフト角をチェック

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ロフト角とは、クラブを地面と垂直に立てた際のフェース面がどの程度傾いているかを示すモノです。ロフト角が小さいと低スピンで飛距離が伸びやすく、大きいほど高スピンかつ球が高く上がり、飛距離は落ちます。
アイアンはメーカーやモデルが異なる場合、番手の数字は同じでも異なるロフト角が設定されていることがほとんど。各モデルを比較したいときには、7番アイアンを基準にするのがおすすめです。
なお、標準的な7番アイアンのロフト角は31~34°程度。近年では、「飛び系」「ストロングロフト」と呼ばれる、26~29°前後のアイアンも人気を集めています。
ロフト角が小さいアイアンは飛距離を出しやすいので、やさしく飛ばしたい初心者の方にぴったり。ただし、飛び系のアイアンはバックスピン量や操作性は低い傾向があるので、スピン量や操作性を重視する場合は標準的なロフト角のモノを選びましょう。
シャフトの硬さをチェック

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アイアンを選ぶ際は、シャフトの硬さを自分のヘッドスピードに合わせることも大切。シャフトの硬さは、やわらかいほうからR、SR、S、Xと表示されるので、忘れずに確認しましょう。
スイングスピードが遅い方は、R、SRなどのシャフトがおすすめ。やわらかいシャフトは、スイング中のしなりを利用して、高弾道のショットで飛距離を出しやすくなります。
一方、スイングスピードが速い人は、SやXなど硬いシャフトがおすすめ。やわらかいシャフトを選んでしまうと、シャフトがしなりすぎてダフリやトップなどのミスが出やすくなったり、ミスヒット時に曲がりが大きくなったりする傾向があるので注意しましょう。
なお、シャフトにはスチールシャフトとカーボンシャフトの2種類があります。一般的にスチールシャフトは重くて硬く、カーボンシャフトは軽くてやわらかいので、安定感を求める方はスチールシャフト、飛距離重視の方はカーボンシャフトがおすすめです。
アイアンのおすすめメーカー
キャロウェイ(Callaway)

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アメリカの老舗ゴルフ用品メーカー、キャロウェイ。キャロウェイのアイアンは、膨大なスイングデータをもとにAIによるフェース設計を取り入れており、初心者向けのモデルから上級者向けのモデルまで豊富なバリエーションがあります。
また、AIによるフェース設計だけでなく、インパクトの衝撃を受け止めるスピードフレームなど、独自の技術を豊富に搭載しているのもキャロウェイの特徴です。
キャロウェイのアイアンは最新技術を搭載しながらも、すっきりとした見た目で構えやすいモデルが豊富。機能性だけでなく、フィーリングにもこだわりたい方におすすめのメーカーです。
テーラーメイド(Taylor Made)

テーラーメイドはアメリカの人気ゴルフメーカー。ゴルフクラブやボールに加え、おしゃれなゴルフウェアなども展開しており、機能性の高さとコスパのよさから幅広い世代に親しまれています。
アイアンについては、ストロングロフトで優れた飛距離性能・直進性を備えたモデルが充実。さらに、独自の振動減衰システムなど、心地よい打音や打感の追求にも積極的に取り組んでいます。
また、洗練されたデザインもテーラーメイドの魅力。アイアンの飛距離不足を解消したい方におすすめのメーカーです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)

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ブリヂストンは日本のゴルフメーカーです。アイアンについては、吸い付くような打感を楽しめる軟鉄鍛造アイアンを多く展開。また、独自のソール設計によって、ミスへの許容度とヘッドの抜けのよさを両立しています。
ブリヂストンでは、キャビティバックアイアンからマッスルバックアイアンまで、個性が異なるモデルが幅広くラインナップ。自分のスイングに合ったアイアンを見つけやすい、おすすめのメーカーです。
アイアンのおすすめ|初心者向け
キャロウェイ(Callaway) ELYTE MAX FASTアイアン
ヘッドスピードが遅めのゴルファーに向けて作られた、ストロングロフト仕様のアイアンです。AIによるフェース設計を取り入れており、フェースのたわみを利用して飛距離性能をアップさせています。
ヘッドに内蔵したニュースピードフレームも注目ポイント。ニュースピードフレームでフェースのたわみを受け止めることでエネルギーロスを軽減しつつ、インパクトの衝撃を低減して心地よい打感を実現しています。
ソールは幅が広くて、リーディングエッジとトレーリングエッジを削って振り抜きやすくしたミスに強い形状。初心者でもやさしく飛ばせるアイアンを探している方におすすめです。
テーラーメイド(Taylor Made) Qi MAX LITE アイアン
初心者に多い右に曲がるミスの軽減と、直進性の高さを追求したアイアンです。ヘッドはキャビティバックと中空アイアンのメリットを融合させた革新的な構造。番手ごとに重心位置を最適化して、直進性やショットの再現性を高めています。
フェースデザインも番手ごとに最適化して、直進性をアップ。また、7番アイアンで26.5°というストロングロフトと、独自の貫通型スピードポケットによって、飛ばしやすいのもメリットです。
心地よい打音・打感を実現する、振動減衰システムもポイント。アイアンの飛距離不足や右へのミスで悩んでいる初心者の方におすすめのアイアンです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) 242CB+ アイアン
やわらかい打感を楽しめる、軟鉄鍛造ヘッドを採用したアイアン。キャビティバックに加えて、ヘッド下部にインナーポケットを設けているのが特徴です。インナーポケットによって生まれた余剰重量を利用して、打点のミスに強くしています。
4〜5番アイアンは高弾道で飛ばしやすくするため、タングステンウエイトをヘッド下部に組み込んで低重心化。また、芝の上を滑りやすい丸みを帯びたソールを採用しているため、ダフリによるミスを減らしたい方にもぴったりです。
やさしさを追求しながらもシャープな見た目で、構えやすいのもメリット。打感がよくてやさしいアイアンを求めている方におすすめです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) 245MAX アイアン
フェースの裏面にカーボンを複合した、独自構造の初心者向けアイアンです。ヘッド内にはフェースを裏側から支えるサスペンションコアと360°スリットを備えており、フェースの広い部分で高い反発性を実現しています。
フェースの薄肉化による余剰重量をヘッド下部に再配置して、ミスショットに対する寛容性をアップ。さらに、オフセンターヒット時の飛距離ロスを軽減するため、フェース裏側のトゥやヒール部にはディンプルのような凹みを並べています。
ロフト角は7番アイアンで27°のストロングロフト仕様。やさしさと飛距離性能をとことん追求した、おすすめのアイアンです。
タイトリスト(Titleist) T400 アイアン
中央に鍛造L型フェースインサートを埋め込み、ボール初速を高めた中空アイアンです。さらに、トゥとヒールには高比重タングステンウエイトを配置することで低重心化しつつ慣性モーメントをアップし、高い打ち出し角を実現しています。
フェースの広範囲を薄肉しているのも特徴のひとつ。オフセンターヒット時でも高い打ち出しと高初速のショットを打ちやすいので、やさしく飛ばしたい初心者の方にはぴったりです。
大きめのヘッドとグースネックで、構えたときに安心感のあるのも嬉しいポイント。初心者でも扱いやすくて飛ばしやすい、おすすめのアイアンです。
ピン(PING) G440 アイアン
薄いフェースと低重心ヘッドを採用して、高弾道かつ高初速のショットを打ちやすくしたアイアンです。トゥ側には高比重ウェイトを内蔵し、慣性モーメントをアップ。さらに、ワイドソールを採用して、ミスヒットやダフリによる飛距離ロスを軽減しています。
バックフェースには、独自の「ピュアフレックス」バッジを搭載。フェースのたわみを残しつつ衝撃を吸収できるのが特徴で、心地よい打感や打音を楽しめます。
構えたときにヘッドがシャープに見えるよう配慮して設計されているため、スムーズにアドレスできるのもメリット。やさしく飛距離を伸ばしたい初心者の方におすすめのアイアンです。
ダンロップ(DUNLOP) ゼクシオ 13 アイアン
何度もアップデートを重ねている人気シリーズ、ダンロップ・ゼクシオのアイアンです。フェースは、軽量かつ高強度のチタンフェース。さらに、ショートホーゼルや中空キャビティ構造などによって生まれた余剰重量を配分して、低重心化を進めています。
初心者はミート率が落ちやすい5~7番アイアンには、タングステンニッケルウエイトをトゥ側ソール部に搭載。さらなる低重心化により、高弾道のショットを打ちやすくしています。
また、ヘッド内部には独自の「REBOUND FRAME」を採用して、インパクト時のフェースのたわみを増やし、ボールスピードをアップ。初心者の方はもちろん、飛距離が低下が気になるシニア世代の方にもおすすめのアイアンです。
アイアンのおすすめ|中級者向け
キャロウェイ(Callaway) ELYTEアイアン
ヘッドスピードが標準以上ある中級者を想定して、AIによるフェース設計を採用したアイアンです。プレーヤーの打点データを分析し、より優れた飛距離性能や正確性を追求。トウ側にタングステンウェイトを搭載して、慣性モーメントを高めています。
中空構造の振動を軽減するため、ヘッドには独自の衝撃吸収材ウレタン・マイクロスフィアを注入。さらに、ヘッド内部には、フェースを支える柱のような役割を果たすニュースピードフレームを組み込み、インパクトの余計な衝撃を軽減しています。
ロフト角は7番アイアンで29°と、ややストロングロフト気味。また、ヘッドの抜けをよくするため、ソールのリーディングエッジやトレーリングエッジは面取りしています。これから本格的にシングルをめざす方にぴったりな、おすすめのアイアンです。
テーラーメイド(Taylor Made) P7CB アイアン 24
独自の加工技術による高密度な軟鉄素材を使ったアイアンです。バックフェース中央に質量を大きく配分して、心地よい打感を追求。また、6番以上のロングアイアンにはタングステンウェイトを組み込み、最適な打ち出し角を実現しています。
ヘッドは、アドレス時に弾道をイメージしやすいコンパクトかつシャープな形状。また、精密マシンミルド製法で加工されたフェースや、エッジの効いたグルーブによって、操作性を高めています。
丸みを帯びたキャンバーソールを採用しているため抜けがよく、ダフリに強いのもメリット。ハードすぎず、球筋も操作しやすい、おすすめのハーフキャビティアイアンです。
テーラーメイド(Taylor Made) P790 25 アイアン
軟鉄製のヘッドに、軽量で反発性能に優れた新素材のフェースを組み合わせたアイアンです。ロフト角は7番アイアンで30°。ヘッド内部には「SpeedFoam Air」を搭載して、低重心化しています。
番手ごとに異なるヘッド設計を取り入れているのも特徴。さらに、番手ごとに重量や形状の異なるタングステンウエイトを搭載することで、ロングアイアンではミスへの寛容性を高め、ショートアイアンではスピンをかけやすくしています。
ソールやリーディングエッジの形状も番手ごとに変えて、抜きのよさとショットの安定性をアップ。テーラーメイドの高度な技術力を堪能できる、中級者の方におすすめのアイアンです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) 258CBP IRON
飛距離性能と操作性を追求した鍛造アイアンです。シャープなヘッド形状ながら、バックフェースに360°ポケットキャビティを備えており、ミスヒットに強いアイアン。また、丸みを帯びた幅広ソールによる、抜けのよさも魅力です。
フェースには、高強度素材を採用。打点周辺を厚肉化しつつ、外周部に薄肉化したポイントを設けることで、高い反発性能とやわらかい打感を両立しています。ボールスピードを高めながら打感も楽しみたい方におすすめのアイアンです。
タイトリスト(Titleist) T200アイアン
フェース面の裏側を独自のシリコンポリマーでサポートする、マックスインパクトテクノロジーを搭載したアイアンです。さらに、ヘッド全体の剛性を高めることで、フェースの広い範囲で高いボール初速と心地よい打感を実現しています。
トゥやヒールには高密度タングステンを搭載して、弾道の安定性をアップ。また、インパクトのあと、ヘッドの抜けをよくするために、絶妙な丸みを帯びたバリアブルバウンスソールデザインを採用しています。
構えたときに見えるヘッドの形状は、弾道をイメージしやすいシャープな印象。しっかりと飛距離を出しつつ、精度の高いショットでコースを攻めたい方におすすめのアイアンです。
ピン(PING) BLUEPRINT S アイアン
番手別設計によって、操作性を寛容性の高さの両立をめざしたアイアンです。3~5番は高弾道のショットを打ちやすいポケットキャビティ構造。ポケット部分に充填したエラストマーインサートによって、衝撃を吸収し、打感を向上させています。
6番アイアン以下は操作性のよいハーフキャビティ構造。また、全番手のフェース面には独自の溝「マイクロマックス・グルーヴ」を刻み、スピン性能を高めています。
ヘッドには疎水性の高いハイドロパールクローム仕上げを施しているため、雨の日のフェアウェイや濡れたラフからでも打ちやすいのが嬉しいポイント。幅広い条件下で高いパフォーマンスを発揮する、おすすめのアイアンです。
ダンロップ(DUNLOP) スリクソン ZXi7 アイアン
アスリート志向の方から厚く支持されている、スリクソンZXシリーズのアイアンです。ネック部分を強化した独自のコンデンス鍛造が特徴。やわらかい軟鉄と、バックフェースの肉厚な「PUREFRAME」によって、吸い付くような打感を叶えています。
フェースの溝は、番手によって設計を変更。飛距離の安定感が重要なロングからミドルアイアンは浅く広い溝を、スピンをしっかりとかけたいショートアイアンは狭く深い溝を採用して、各番手に必要なスピン量を確保しやすくしています。
ソールはバンス角を最適化したV字に近い形状。さらに、トウ・ヒール部に段差をつけて、ヘッドの抜けをよくしています。操作性や打感に優れるアイアンを使いたい中級者におすすめのモデルです。
アイアンのおすすめ|上級者向け
キャロウェイ(Callaway) APEX MBアイアン
軟鉄S25Cを鍛造して作り上げたマッスルバックアイアンです。ヘッドはブレード長は短く、トップブレードも薄くしたシャープな形状で、弾道をイメージしやすく、操作性に優れています。
スイートエリアを拡大するため、タングステンプレートを搭載しているのも特徴のひとつ。また、ネックとソールが繋がるヒール部分を角のある形状に仕上げることで、ラフからのショット時に芝を切って振り抜きやすくしています。
球筋をしっかりと操作できる、かっこいいアイアンを探している方におすすめです。
キャロウェイ(Callaway) X FORGED アイアン
S20C軟鉄素材のみを使って鍛造したアイアンです。バックフェースはフェース下部中央を厚くしつつ、上部の凹みを深くしたハーフキャビティバック構造。オフセットが少なめのネックや、薄いトップブレードが操作性のよさを感じさせます。
ロフト角は7番アイアンで33°と大きめの設定。また、ソールは幅が狭めで、リーディングエッジ側は半円状の面取りが施されています。さらに、トレーリングエッジ側も面取りを施することで、スムーズな振り抜きと良好な操作性を可能にしています。
軟鉄鍛造ヘッドならではの心地よい打感と打球音を存分に味わえる、おすすめのアイアンです。
テーラーメイド(Taylor Made) P7MB アイアン 23

ツアーで活躍する世界トッププレーヤーからのフィードバックを受けて開発した、マッスルバックアイアンです。ヘッドはS25C軟鉄素材をプレス機で5回鍛造して製造。素材の密度を高めることで、心地よい打感を追求しています。
ヘッドはコンパクトかつ、薄いトップラインの操作性を重視した形状。オフセットの大きさは番手ごとに設計して、より優れたボールの操作性を実現しています。
ソール幅も操作性を重視した狭い設計。フックやフェード、弾道の高低など、状況に合わせて球筋をコントロールしたい上級者にぴったりな、おすすめのアイアンです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) 241CB アイアン
プロにも多くの愛用者がいる、軟鉄鍛造のハーフキャビティアイアンです。バックフェースはブレード側を厚肉化して重心位置を最適化。さらに、打点部分を厚肉化することで、操作性とやわらかい打感を両立しています。
ソールは、ダウンブローでターフを取る打ち方を想定した形状。リーディングエッジとトレーリングエッジをカットして、ヘッドの入りや抜けのよさを向上させています。
ロフト角は7番アイアンで32°と、標準的な設定。スコアメイクのサポート役として活躍する、上級者におすすめのアイアンです。
タイトリスト(Titleist) T100アイアン
ツアーからのフィードバックと科学的なテストによって設計されたアイアンです。ヘッドは独自のデュアルキャビティ鍛造構造。打球面の裏側をサポートするバックバーによって、キレのある打感を得られます。
慣性モーメントを高めつつ重心位置を最適化するため、ソール側には高密度タングステンを内蔵。また、フェース面の精密なミーリングによって、さまざまなライから球筋をコントロールしつつ、安定したショットを打ちやすくしています。
地面抵抗を減らしたバリアブルバウンスソールを使用しているため、ヘッドの抜けも良好。コース戦略の幅が広がる操作性に優れたアイアンを求めている方におすすめです。
ピン(PING) BLUEPRINT T アイアン
ツアープロによるテストを重ねて開発したマッスルバックアイアンです。ヘッドはブレードをやや長めにしつつ、ヒール側をコンパクトにしたシャープな形状。トゥウェイトを搭載することで慣性モーメントを高めています。
ヘッドは心地よい打感を味わえる8620カーボンスチール。さらに、疎水性を高めて濡れた状況からでも打ちやすくする、ハイドロパールクローム仕上げが施されています。
ロフト角は7番アイアンで33°と大きめで、ストロングロフトのアイアンが苦手な方にもぴったり。操作性を求める方にもおすすめのモデルです。
ミズノ(MIZUNO) Mizuno Pro S-3 アイアン
フェースからネックまでを一体成型する、独自の鍛造製法で仕立てたアイアンです。さらに、ハーモニックインパクトテクノロジーによって打音の高さや大きさをチューニングしつつ、銅メッキ仕上げを施して、打感のよさを追求しています。
ソールは、リーディングエッジとトレーリングエッジをグラインドしたトリプルカットソール。フルショットの際の抜けがよいので、セカンドショットで思い切ってグリーンを狙えます。
ロフト角は7番アイアンで34°。フィーリングにこだわりたい上級者にぴったりな、おすすめのアイアンです。
アイアンはバックフェースの形状だけでなく、ソール幅やロフト角によって使い勝手が大きく異なります。また、メーカーごとに独自技術を搭載したアイアンが多いので、何を重視して設計されているのか確認して、自分に合ったモデルを選ぶことが大切です。ぜひ本記事を参考に、自分にぴったりなアイアンを選んでみてください。