セカンドショットはもちろん、ショートホールでティーショットを打つ場合にも使用する「フェアウェイウッド」。3番ウッドのスプーンや5番のクリークなど複数の種類が存在します。
ただし、キャロウェイやタイトリストなどのメーカーから多種多様なモデルが展開されており、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回はおすすめのフェアウェイウッドをご紹介します。選び方のコツもあわせて参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
- 目次
- フェアウェイウッドとは?ユーティリティとの違いも解説
- フェアウェイウッドの選び方
- フェアウェイウッドのおすすめメーカー
- フェアウェイウッドのおすすめ|初心者向け
- フェアウェイウッドのおすすめ|中級・上級者向け
- フェアウェイウッドの売れ筋ランキングをチェック
フェアウェイウッドとは?ユーティリティとの違いも解説
「フェアウェイウッド」とは、名称通りフェアウェイからセカンドショットを打つ際に使用するクラブのこと。ドライバーについで飛距離が出せるといわれています。
ヘッドの形状はドライバーに比べるとコンパクト。芝の上にあるボールが打ちやすく設計されています。シャフトはドライバーに続く長さを備えており、ボールにあたるクラブフェースの角度を示すロフトは少なめにデザインされています。
フェアウェイウッドと似た使い方をするクラブにユーティリティがありますが、飛距離を出したい場合にはフェアウェイウッドを使うのがおすすめです。重心深度が深いフェアウェイウッドはロフトのわりに飛距離が出しやすく、重心深度が浅いユーティリティは強いボールを打ちやすいのが特徴です。
フェアウェイウッドの選び方
ヘッドの大きさで選ぶ
フェアウェイウッドを購入する際は、「ヘッドの大きさ」をチェックすることが重要。初心者〜中級者は、大きめのヘッドを備えた製品がおすすめです。
ヘッドが大きいフェアウェイウッドほどスイートエリアも広く、ミスヒットを抑えることが可能。芯を捉えてボールをまっすぐに打ち出しやすいのがメリットです。
反対にヘッドがコンパクトなモデルは空気抵抗を抑えられるのが魅力。操作性に優れており、しっかりとボールにヒットさせて打球を打ち分けたい場合に適しています。
自身のスイングの特徴に合わせてシャフトを選ぶ
フェアウェイウッドを選ぶ際には、ヘッドの部分だけでなくシャフトにも注目するのがポイント。シャフトには大きく分けて金属素材を使ったスチールシャフトと炭素繊維を採用したカーボンシャフトがあり、フェアウェイウッドの多くにはカーボンシャフトが使用されています。スチールシャフトを使ったフェアウェイウッドはラインナップが少ないので注意しましょう。
クラブの握り心地を統一したい場合には、ドライバーのシャフトと合わせるのがポイント。シャフトは長さや採用されている素材によって重さや硬さが異なるので、自分のスイングに合ったモノを選択しましょう。
総重量はドライバーよりもやや重めのモノを選ぼう
フェアウェイウッドの総重量は、使用しているドライバーよりやや重いモノを選ぶのがおすすめ。一般的にゴルフクラブは番手が大きくなるほど重量が増します。重量が増すバランスが崩れてしまうと、スイングのタイミングにブレが生じてしまう場合も。ミスショットを防ぐためにもフェアウェイウッドの総重量は事前に確認しておきましょう。
具体的には、ドライバーよりも10g前後重いフェアウェイウッドを選ぶのがポイント。クラブセッティングにフェアウェイウッドを2本入れる場合には、番手の順に総重量が重くなるようにしておきましょう。
番手で選ぶ
初心者は5番・7番
フェアウェイウッドの番手には、3番・5番・7番などの種類が存在します。番号が大きくなるほどシャフトが短くなり、扱いやすさが増す点は把握しておきましょう。
初心者が使用するのであれば、5番・7番のフェアウェイウッドがおすすめ。特に5番はゴルフプレイヤーのレベルにかかわらず、使いやすいクラブといわれています。
初心者がクラブセッティングでフェアウェイウッドを2本以上入れる場合には、5番と7番を選択してみましょう。
中級・上級者は3番ウッド
中級者や上級者のプレイヤーであれば、フェアウェイウッドに3番のモデルを選ぶのがおすすめ。5番の扱いに慣れてきたら、3番のフェアウェイウッドを試してみましょう。
3番のフェアウェイウッドは、ティーアップしていないボールを打つクラブとしてはもっとも長いシャフトを備えています。また、ロフト角も小さく、正確にミートすればしっかりと飛距離がかせげます。
ただし、扱いが難しく、ボールの芯を捉えにくい点には注意が必要。初心者が使うとミスショットが増えてしまう場合もあるので気をつけましょう。
フェースの厚さで選ぶ
初心者はフェースが薄いシャローフェース
フェアウェイウッドは、ボールをヒットするフェースの厚みによっても打球が変化します。フェースは厚みによって「シャローフェース」や「ディープフェース」などの種類が存在するので、自分のレベルに合ったモデルを選択しましょう。
ゴルフ初心者の場合には、シャローフェースを採用したフェアウェイウッドがおすすめ。初心者は打球が上がらず飛距離が伸びないことで悩みがちですが、フェースが薄めに設計されているフェアウェイウッドであればヘッドの重心を低くして打球を上りやすくできます。
ただし、フェースが薄いほどヘッドが小さくなってしまう点には注意が必要。ヘッドが小さくなるほどスイートエリアも狭まり、ボールを捉えにくくなる点は留意しておきましょう。
中級・上級者はフェースの厚いディープフェース
ゴルフ中級者や上級者の場合には、フェースが厚めに設計されている「ディープフェース」のフェアウェイウッドがおすすめ。ディープフェースを採用したウェアフェイウッドはボールが上がりにくく、低スピンかつ低弾道のボールが打ち出しやすくなります。
また、ヘッドスピードが速く、ボールが高く上がりすぎて飛距離のロスが出る場合にもディープフェースのフェアウェイウッドが便利です。
フェアウェイウッドのおすすめメーカー
キャロウェイ(Callaway)
「キャロウェイ」は、イリー・リーブス・キャロウェイ氏によって創業された老舗のゴルフ用品メーカー。クラブやボール、アクセサリー類など幅広い製品を展開しています。
キャロウェイが製造するフェアウェイウッドは、「ROGUE ST」や「PARADYM」などのシリーズが人気です。ROGUE STシリーズのフェアウェイウッドは、AIによって反発性能や打ち出し角などが適切に設計されたテクノロジーを搭載。PARADYMシリーズは、耐久性に優れた2種類のカーボンを帯状に成形した構造が採用されています。
ピン(PING)
1959年にカーステン・ソルハイム氏の手によってスタートした「ピン」は、名器と称えられているパター「1-A」で知られるゴルフ用品メーカー。クラブやシャフト、グリップ、アクセサリー、アパレルなどさまざまな製品を取り扱っています。
ピンが製造するフェアウェイウッドは、「G430」シリーズが有名。低重心設計の「カーボンフライ・ラップ・テクノロジー」やミスヒット時の飛距離ロスを抑える「スピンシステンシー・テクノロジー」などを採用しているのが魅力です。
タイトリスト(TITLEIST)
「タイトリスト」は、フィル・ヤング氏とフレッド・ボマー氏の手によって誕生したゴルフ用品メーカー。ゴルフボールの製造から始まり、現在ではクラブやギア類、アパレルに至るまで幅広い製品を展開しています。
タイトリストが製造するフェアウェイウッドは、「GT」シリーズが人気。GTは、世代を超えたテクノロジーを意味する「Generational Technology」の略称で、独自の打感や打音が楽しめます。
フェアウェイウッドのおすすめ|初心者向け
ピン(PING) フェアウェイウッド G430 MAX
3つの独自技術を採用しているおすすめのフェアウェイウッドです。8層のカーボンをクラウン部分に採用した「カーボンフライ・ラップ・テクノロジー」によって、軽量化を実現。低重心設計により、理想的な高さでブレを抑えた打球が飛ばせます。
「スピンステンシー・テクノロジー」では、ミスヒット時でも適切なスピン量と弾道を維持可能。また、フェース・ラップ・テクノロジーでは、最大のたわみと優れた初速が実現できます。
シャフトには、カーボン素材の「ALTA J CB BLACK」を使用。シャフトの硬さを示すフレックスは、R・SR・Sの3種類が展開されています。
ピン(PING) フェアウェイウッド G LE 3
飛距離性能を追求して設計されているフェアウェイウッド。フェース面をソールとクラウン部分まで拡大させた「フェース・ラップ・テクノロジー」により、最大のたわみと初速を実現しています。
また、クラウンとソール形状に丸みをもたせているのもポイント。心地よい打感や打音が楽しめます。シャフトには、カーボン製の「ULT 250 J(L)」を採用。総重量は、5番手モデルで約275gです。
さらに、「スピンシステンシー・テクノロジー」を備えているのもメリット。上下の打点ブレがある場合にも、安定した飛距離が出せます。
タイトリスト(TITLEIST) GT2 FAIRWAY
超軽量な「シームレス サーモフォーム クラウン」を採用しているおすすめのフェアウェイウッドです。素材にはタイトリスト独自開発のポリマーを使用。スチール素材に比べて約5倍軽いと謳われており、打感や打音を維持しながら軽量化が図られています。
また、重心が低いうえ、フェース側に設計されているのもポイント。高い打球を打ち出せるだけでなく、スピンも最適化できます。フェースの素材には、鍛造465ステンレススチールを採用。ボールスピードの高速化や、オフセンターヒット時のスピード低減を抑制できる仕様です。
キャロウェイ(Callaway) BIG BERTHAフェアウェイウッド
ボールの上がりやすさにこだわって設計されている、おすすめのフェアウェイウッドです。オーバーサイズのヘッドとシャローフェースを採用しているのが特徴。アドレス時の安心感があり、ボールを拾いやすい設計です。
また、「PARADYMシリーズ」にも採用されている「JAILBREAK BATWINGテクノロジー」も搭載。ヘッドの挙動を安定させるだけでなく、フェース面にインパクトの力を集めてしっかりとたわませています。
加えて、AIが専用設計した「FLASHフェース」を採用しているのもポイント。フェースのどこで打っても安定した高い打球が実現できると謳われています。
キャロウェイ(Callaway) PARADYM Xフェアウェイウッド
しっかりとした高弾道を打ち出したい場合に適したおすすめのフェアウェイウッドです。トライアクシャルカーボンのクラウンとステンレス製のソールを採用しているのがポイント。ソールのフェースに近い部分にはタングステン・スピードカートリッジを配置しており、高い打ち出しのストレートドローが実現できます。
また、「JAILBREAK BATWINGテクノロジー」を備えているのもメリット。フォージド・フェースカップを最大限にたわませて、優れたボールスピードを生み出しています。
「AI FLASHフェース」では、前後左右のばらつきを補正可能。打点がずれた場合でも狙ったターゲットに向かってボールが飛ぶように設計されています。
キャロウェイ(Callaway) ROGUE ST LSフェアウェイウッド
低スピンかつ安定した強弾道を実現したい場合におすすめのフェアウェイウッドです。AIが設計したフェースカップ構造の「FLASHフェースSS22」を採用しているのが特徴。ボールの初速を向上させるだけでなく、スピンや打ち出し角などのアルゴリズムも含めて設計されています。
また、三日月のような形状の「AI JAILBREAK ST」を搭載。フェースカップの端までをしっかりとたわませられるため、ボールの初速を最大化できます。
加えて、タングステン・スピードカートリッジを前方に配置しているのもポイント。低・浅重心化のため、フェースでボールを捉えやすくなっています。
テーラーメイド(TaylorMade) Qi10 Max フェアウェイウッド
幅広いシーンでパフォーマンスが発揮できるフェアウェイウッドです。大型のシャローヘッドを採用しているのが特徴。カーボンウッドによる余剰重量をヘッド後方に配置し、低く深い重心を実現しています。ミスヒットに強く、高弾道な打球を生み出したい場合にも適しています。
また、テーラーメイド独自の「ツイストフェース」と呼ばれるテクノロジーも搭載。インパクトした際の弾道のばらつきが少なく、飛距離が出しやすいうえ直進性に優れています。
さらに、「Vスチールソール」によって、フェアウェイからだけでなくラフからのショットにも対応可能。番手は、3番手・5番手・7番手が展開されています。
テーラーメイド(TaylorMade) SIM2 MAX フェアウェイウッド
テーラーメイドが製造するフェアウェイウッドのなかでも、低重心化が図られている製品。マルチマテリアル構造とソール面の緻密な重量設計が採用されており、高弾道かつ低スピンな打球が生み出せます。
また、ソールの設置面積を抑えた「Vスチールソール」が採用されているのもポイント。スイング時の抜けがよく、ラフからボールを打つ場合にも対応が可能です。
フェースの素材には、強靭なC300マレージング鋼を使用。力強い球筋を求めている場合にもおすすめです。さらに、再現性や直進性の高いショットが可能なテーラーメイド独自の「ツイストフェース」技術も採用しています。
テーラーメイド(TaylorMade) ステルス グローレ フェアウェイウッド
反発性能に優れた「ZATECチタンツイストフェース」や「6-4チタンボディ」を採用しているフェアウェイウッド。カーボンクラウンとの組み合わせにより適切な打ち出しがサポートできるだけでなく、「貫通型スピードポケット」との組み合わせによってスイートエリアが拡大されている点が魅力です。
また、ソールの設置面積を抑えた「Vスチールソール」を採用しているのもポイント。インパクト時の摩擦が少ないため、スイング時にクラブを思い通りに振り抜けます。
本製品は、薄めのシャローヘッドを採用。ボールが上がりやすいフェアウェイウッドを求めている初心者におすすめのモデルです。
ダンロップ(DUNLOP) ゼクシオ 13 フェアウェイウッド
トウからヒールにかけてのヘッド剛性を最適化する「BiFLEX FACE」を採用しているフェアウェイウッドです。フェースとボディのたわみを増幅し、優れた初速を生み出せるのがおすすめのポイントです。
さらに、ソール内部のフェース側付近下部をくり抜いて大砲型にデザインした「New CANNON SOLE」と呼ばれる技術も魅力。低重心化とフェース下部のたわみを同時に実現することで、打球の速度を向上させています。
また、高輝度メタリック塗装が施されているのも特徴。美しい外観も楽しめるおすすめのフェアウェイウッドです。
フェアウェイウッドのおすすめ|中級・上級者向け
タイトリスト(TITLEIST) TSR1 FAIRWAY
ウルトラライトウェイト設計が採用されているややディープフェースのフェアウェイウッドです。緻密なヘッドデザインとプレイヤーテストを繰り返すことによって、軽量化と優れた許容性を両立しているのが特徴。スイングスピードを速めたい場合にもおすすめです。
また、オープンホーゼル構造により、ヒールの高い位置にある不要な重量を廃しています。深低重心化設計で、高い打ち出し角が可能なモデルです。
シャフトには、オリジナルの「TSP120」を使用。全体がよくしなり、大きな飛距離が期待できる点もおすすめのフェアウェイウッドです。
テーラーメイド(TaylorMade) ステルス2 プラス フェアウェイウッド
ソールの部分に50gの「スライディングウェイト」が配置されたフェアウェイウッド。ウエイトが前後に調節できるため、スピン量をコントロールしやすいのがメリットです。
「アドバンスドICTフェース」により、スイートエリアを広めているのもポイント。センターフェースでヒットした場合だけでなく、オフセンターでヒットした場合でもボールスピードの向上が期待できます。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) B2HT フェアウェイウッド
ヒール部分に8gのウエイトを配置したフェアウェイウッドです。ブリヂストンが製造するゴルフクラブ「JGRシリーズ」と同じドローバイアス設計を採用。つかまりのよさを実現しているのがメリットです。
また、「スリップレスバイトミーリング」によって、食いつきを向上させているのもポイント。インパクトの際にボールをしっかりと捉えてスピンを抑制し、直進性を高められる設計です。
ヤマハ(YAMAHA) RMX VD FW
やや小ぶりなヘッドを備えているフェアウェイウッドです。チタンフェースやチタンボディを採用しているのがポイント。反発性が高く、より飛距離が出しやすいうえスピンもかけられるのが魅力です。
また、ソールに約90gのダングステンが配置されているのもメリット。重心が17mmと低く設計されており、飛距離を出すことができます。
cobra DARKSPEED X フェアウェイ
ヘッド内部に「パワーブリッジ・ウェイティング」を配置したフェアウェイウッドです。フェースやソールから浮いた状態でウエイトが取り付けられており、初速のアップと優れた打感を実現できます。
また、弾道のイメージがしやすいシェイプに設計されているのもメリット。低スピンで高い飛距離性能が期待できます。加えて、フェース全体を15に分けて適切な厚さに設計した「H.O.T フェース」を採用しているのもポイント。フェース面の広い範囲で反発性能が高められています。
ムジーク(muziik) On The Screw DF2 HEAVEN Fairway Wood
美しい曲線でデザインされたコンパクトなヘッドが特徴のフェアウェイウッド。ボディの素材には高強度の811チタンを、フェースには初速や弾きに優れたDAT55Gを採用しています。
精巧に削り出されたステンレスパワープレートをソールに備えているのもポイント。重心の深度が36mmに設定されており、スピンが入りやすい仕様です。
本製品は、セミ・ディープフェースタイプ。反発エリアが広めなので、ドライバーのような飛距離が期待できます。
フェアウェイウッドの売れ筋ランキングをチェック
フェアウェイウッドのランキングをチェックしたい方はこちら。
ゴルフでセカンドショットを正確に打ちたい場合には、フェアウェイウッドにもこだわるのがおすすめ。ヘッドの大きさやシャフトの長さが異なる多彩な製品が展開されており、自分に合ったモデルを使えばスコアの向上も期待できます。購入する際は、番手やヘッドの大きさもしっかりとチェックしておきましょう。