常備薬や包帯、ばんそうこうなどの応急手当用品を入れておくことで、災害などの緊急時に役立つ「救急箱」。さまざまなサイズや素材のモノがありますが、どんなタイプが適切か、また、中身は何を入れておけばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、救急箱の選び方やおすすめアイテムをピックアップ。また、救急箱に入れておくとよいモノなども、あわせてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
救急箱の選び方
用途で選ぶ
家や車などの常備用

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常備用で救急箱を選ぶ場合は、収納したい中身の量、救急箱を使う人数、置くスペースの広さなど、使用状況を考えて選ぶのがおすすめです。取っ手付きのモノなど、緊急時の持ち出しやすさも考慮しましょう。また、トレイ付きなど整理しやすいモノを選べば、中身が整理しやすくなります。
デザインもインテリアになじむシンプルなモノから、救急箱のマークなどが書かれており、見た目から救急箱と分かりやすいモノまでさまざまです。置く場所や好みに合わせて選んでみてください。
持ち運び用

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外出時に救急箱を持ち運んで使いたい場合は、軽量なポーチ型やバッグ型の製品がおすすめ。持ち手付きのモノや、ショルダーストラップ付きで、肩にかけて使えるモノなどが便利です。
なかには、バッグなどに入れておけるほどコンパクトな製品もあり、防災リュックなどに入れておくのにも向いています。また、中身を整理しやすいように、ファスナー付きポケットなど、収納の有無もチェックしましょう。
素材で選ぶ
木製

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重厚感や高級感を感じられるのが、木製の救急箱です。木材は一般的に強度があるため、作りがしっかりとしているのが特徴。重量もあるので、家や会社などの常備用におすすめです。
また、デザインがアンティーク調でおしゃれなアイテムもあります。ナチュラルなインテリアなどと合わせたい場合は、木製の救急箱をチェックしてみてください。
プラスチック製

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プラスチック製の救急箱は、ポリプロピレンを使用したモノが一般的。ポリプロピレンには、耐熱性や耐冷性に優れている、比較的軽量、強度があるなどの特性があります。
また、さまざまなサイズの製品があり、常備用、持ち運び用ともに向いているのが特徴。価格も安い傾向にあるため、コスパを重視したい方にもおすすめです。
ただし、透明なプラスチック製の救急箱など、日光などの光を通すモノもあります。暗所で保存する薬などを保管したい場合は、置き場所に注意しましょう。
金属製

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金属製の救急箱は重量があるため、家や車などの常備用におすすめです。特にスチール製のモノが多く、強度に優れています。ほかの金属と比べると比較的価格が安いのも特徴。小さめのモノから大きめのモノまで、サイズ展開も豊富です。
また、スチールは錆びやすい素材なので、水回りでの使用は避けましょう。メッキ加工などで、表面がコーティングされたモノがおすすめです。塗装がおしゃれなデザインの製品も多くラインナップしているので、チェックしてみてください。
ナイロン製

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ナイロンは、救急箱によく使用されるほかの素材と比べて、軽量なのがポイント。ポーチのように取っ手が付いている製品も多く、救急箱を持ち運びたい方に向いています。緊急時に必要なモノを探しやすいよう、口が大きく開くモノを選ぶのがおすすめです。
また、スポーツなどで頻繁に救急箱を必要とする場合は、強度を高めるためのコーティングなどが施されているモノを選びましょう。
救急箱の中に入れておくとよいモノ

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救急箱は、ケガをしたり病気になったりした際に、応急処置をするためのグッズを入れておくモノです。よって中身には、自分や家族などの活動で想定されるリスクに対処できるモノを入れましょう。
例として、かぜ薬・鎮痛薬・胃腸薬などの基本的な常備薬や、包帯・ガーゼ・ばんそうこう・三角巾・消毒液など、ケガをした際の応急処置グッズなどがあります。
ほかにも、爪切り・ピンセット・体温計・ハサミなどを入れておくのもおすすめ。救急箱の中身は定期的に点検し、薬などの使用期限を確認・交換しましょう。
救急箱のおすすめ
山崎実業 救急箱 タワー 5288

シンプルかつスタイリッシュな救急箱。スチールの本体と、トレイとしても使える木製のふたが特徴です。サイズは取っ手込みで、幅27×奥行き14×高さ19.5cm。スリムかつ大きめで、家族で使うのに向いています。取っ手はたたんでおけるので、省スペースです。
上段のトレイはスライドさせたり、取り外したりできるため、下段にしまったモノも取り出しやすい仕様。小さめの消毒液ボトルなども立てておけます。
また、デザインがおしゃれで、北欧インテリアなどと合わせやすいのもポイント。ブラックとホワイト、2色のラインナップがあります。生活感が出にくい、常備用の救急箱を求めている方におすすめです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 救急箱外傷薬用 QB-180

取り外し可能な仕切りが2枚付属した、プラスチック製の救急箱。ポリプロピレンとABS樹脂を使用しています。中が4つに仕切れるため、細かいモノを整理収納するのに便利な仕様です。
また、ふた部分に収納ポケットがあるのもポイント。使用頻度の高い体温計や爪切り、耳かきなどを入れておくのに適しています。
寸法は約幅26×奥行き17×高さ18cmと、複数の常備薬や応急手当用品などがしっかり入るサイズです。家庭用に常備しておくのにおすすめ。価格も安く、コスパに優れたアイテムです。
日進医療器 リーダー木製救急箱 Lサイズ

レトロな雰囲気の木製救急箱。重厚なデザインで、高級感があります。ふた上部と正面に救急箱のマークと文字があり、分かりやすいデザインが特徴。ハサミやピンセットなどの小物収納に便利な、スライドトレイが付いています。
また、伸縮包帯・救急バン・ガーゼなどの衛生材料セットが同梱されているのもポイントです。外寸は幅30×奥行き20.5×高さ14.5cmと、大きめのサイズ。家庭はもちろん、会社や学校など大人数がいる場所に備えておくのもおすすめです。
ケーアイジャパン ファーストエイドボックス 2段

アンティークで、かわいいデザインの救急箱です。天然木を使用したナチュラルな木の質感で、同社の人気製品。取っ手と留め具のおしゃれな形が特徴です。箱の左側は2段、右側は1段で使える機能的な設計。仕切りを外すと、より広々と使えます。
寸法は25×18×25cmと高さがあり、さまざまなサイズの薬を入れられるのがポイント。高さ20cmまでのボトルを収納できます。カラーバリエーションはブラウンとホワイトの2色。ナチュラルなインテリアなどとの相性もよい、おすすめの救急箱です。
ケーアイジャパン メディコ ファーストエイドボックス S

スチール製の救急箱。シンプルで、さまざまなインテリアになじみやすいフォルムです。サイズは21.7×16×16.5cmとコンパクト。常備薬や応急手当用品はもちろん、手芸道具やおもちゃなどの細かいモノを収納できます。
また、上部には取っ手、正面には留め具が付属。常備用としても、持ち運び用としても使いやすい設計です。開いたときに中身が見やすく、緊急時に応急手当用品を取り出しやすいのもポイント。1~2人用のシンプルな救急箱を求めている方におすすめです。
イシグロ 救急箱 60155

MDF材を使用した救急箱。重厚感があり、作りがしっかりとしています。ホワイトとブラウンを使った、シンプルでおしゃれなデザインが特徴です。小さい十字架がデザインされており、救急箱と分かりやすいのもポイント。デザイン重視の方におすすめです。
サイズは29.2×25.3×18.6cm。深さは約17cmほどあるので、細長い薬やスプレーなども収納できます。また、天蓋にはピンセットなどを挟める仕様。内部には取り外し可能なトレイも付属しているため、中身の仕分けに便利です。
不動技研 救急箱 W F2465

傷がつきにくく、耐薬品性に優れたポリプロピレン製の救急箱。24×33.7×19.2cmと大きめのサイズです。常備薬・包帯・ばんそうこう・消毒液など、いざという時に必要なモノをまとめて収納できます。
また、中に仕切りのあるトレイが付いているのもポイント。上段には細かい薬や道具など、下段には高さのあるボトルや瓶なども収納できます。実用的なデザインで、価格が安いおすすめの製品です。
イモタニ(IMOTANI) 収納上手な救急箱 救急セット付 AS-300

4点の救急セットが付属した救急箱。爪切り・毛抜き・ピンセット・ハサミが付属しています。救急セットはふたの内側にセットできる仕様です。また、ふたの内側には、大きさが7×12cmの鏡も付属しています。
本体は25.2×20.2×19.8cmで、複数人の常備薬などを収納できるサイズです。ほかにも、小物立てや小物トレイ、底にはワイドな引き出しなども付属しています。整理しやすい設計で、緊急時に必要なモノを取り出しやすいのが魅力。収納力に優れた、実用的な救急箱を求める方におすすめのアイテムです。
キーストーン(Key Stone) マーキュリー エマージェンシーボックス MEBUEB

ブリキ製で、見た目から救急箱とわかりやすい製品です。アメリカンビンテージ調のおしゃれなデザインがポイント。中にはトレイや、4つに分けられた仕切りが付いており、薬や用具などを整理しやすい設計です。
サイズは21.8×5.8×15.5cmと、緊急時に必要なモノを常備しておくのにほどよい大きさ。レッドのほか、カーキやブラックなどのカラーバリエーションがあります。車内や家などに常備しておくのにおすすめの救急箱です。
アビデ(HABITER) フェール・ファーストエイドボックス L HO-502

亜鉛メッキが施された、スチール素材の救急箱です。レトロでおしゃれなロゴがプリントされているのが特徴。サイズは32.5×20×20.5cmとワイドで、家族など複数人で使うのにおすすめの大きさです。
また、内皿付きなので、応急手当用品などを広げるのに役立ちます。ほかにも、仕切りも付いており、細かいモノもしっかり整理整頓できる設計です。ネイビーのほか、オレンジ・グリーンなどカラーバリエーションも豊富。部屋の雰囲気に合わせて選べる、家の常備用に適したアイテムです。
ジェスマット(Jssmst) 救急箱

重厚感のある、アルミニウム合金製の救急箱です。鍵をかけられる、ロックバックルが付属しているのが特徴。子供が救急箱を開けて、誤って薬を食べてしまうなどのリスクを低減できます。
中には取り外し可能な3つのプラスチックトレイが付属。また、ふたの内側にはポケットも付属しているため、細かいモノを収納するのに便利です。緊急時はトレイを取り出して処置できます。
サイズは30.5×19.4×18.8cmと大きめで、複数人の常備薬や応急処置グッズなどを収納できる仕様。家や車内に常備しておくのにおすすめです。
Etravel 救急箱

収納力に優れた、プラスチック製の救急箱です。上段には仕切りの付いたトレイが付属。小さい薬などを整理収納しやすい仕様です。サイズは約27×19×22cmと高さがあり、下段に高さのあるボトルや瓶なども収納できます。また、底にも左右に引き出しが付いているなど、収納の多さがポイントです。
留め具にはロックバックルを採用。赤ちゃんには開けにくく、大人は簡単に開けられる仕様です。小さい子供がいる家庭のほか、薬や救急セットをたくさん常備しておきたい方にもおすすめ。パープルのほか、ピンク・ブルーなどのカラーバリエーションがあるので、好みに合わせて選んでみてください。
GANCHUN 薬箱 救急箱 家庭用

プラスチック製で大容量の救急箱。3層の折りたたみ式のため、薬を整理収納しやすいだけでなく、救急箱を開いた際に必要なモノを見つけやすいのが特徴です。
サイズは約34×23×22cmと大容量ながら、2つのトレイにより庫内のスペースを節約できるのもポイント。ブラケットには厚みがあり、耐久性にも優れます。
また、留め具には回転式の安全ロックを採用。箱を落としてしまった際に中身が飛び散りにくい仕様です。救急セットを入れるのはもちろん、化粧品やおもちゃなどを入れておくのにも便利。汎用性が高く使いやすい、おすすめの救急箱です。
ニトリ マルチボックス エイド L

耐熱性・耐冷性に優れている、ポリプロピレン製の大型救急箱です。シンプルなデザインで、幅34×奥行き34×高さ20cmと大容量なのが特徴。付属しているトレイには複数の仕切りが付いており、細かい薬などの分類や収納ができます。
また、ふたにはハンドルが付いているため、持ち運びも可能です。常備薬や救急セットなどの収納に困っている方や、大勢が集まるアウトドアやスポーツなどで持ち運びたい方にもおすすめ。価格も安く、コスパに優れた救急箱です。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) ファーストエイドバッグ NM92002

人気のアウトドアブランド、ザ・ノース・フェイスの救急箱。スポーティーなポーチタイプで、救急箱と分かりやすい「FIRST AID BAG」の文字がポイントです。サイズは17.5×11×8cmとコンパクト。スポーツやアウトドアなどで持ち運びやすい、おすすめの救急箱です。
また、ナイロン製で約70gと軽量なのもポイント。生地の両面にはコーティングが施されており、強度にも優れています。内側はメッシュ仕様で、中身が確認しやすい設計。さらに、ジッパーポケットは大きく開き、緊急時に必要なモノを探しやすいのも魅力です。
Urijk 救急箱

オックスフォードクロスを採用した救急箱。薬を模したかわいい刺繍が特徴です。防水性・防湿性に優れているため、中身が濡れてしまうリスクを低減できます。大きさは約25×20×13.5cmと程よいサイズで、必要なモノをしっかり入れられます。
ジッパー付きで口を大きく開けられ、薬や応急手当用品なども取り出しやすい仕様。また、内部には複数のポケットと仕切りが付いており、整理しやすい設計です。
上部には持ち手がついているため、持ち運びにも便利。ほかにも、縦置き、横置き両方に対応しているので、省スペースで収納できます。常備用と持ち運び用、両方におすすめの救急箱です。
CURMIO メディカルバッグ 救急箱

耐水性に優れたナイロン製で、医療現場でも使える救急箱。サイズは40.1×12.7×31.7cmと大きめです。メインポケットには3つの仕切りパッドが付いており、医療用品を整理整頓しやすい設計。また、タブレットやフォルダーなどを入れられるスリーブポケットや、ファスナー付きのメッシュポケットなども付いています。
ほかにも、前ポケットにはファスナー付きの透明なポケットも付属。さらに、クリアポーチが2つ付属しているなど、収納が充実しているのがポイントです。
持ち手にはソフトグリップ、ショルダーストラップには滑り止めパッド付きで持ち運びに便利。スポーツやアウトドアなどで、複数人の救急セットを持ち運ぶのにおすすめの救急箱です。
救急箱は素材やサイズ、デザインなどが多種多様。実用的なモノからおしゃれなモノまでさまざまなラインナップがあります。自分が収納したいモノ、使用状況、置き場所を考慮して選びましょう。緊急時の持ち出しやすさや使いやすさも考慮しつつ、好みのモノを選んでみてください。