軒下や窓際で涼やかな音色を奏でる「風鈴」。風に吹かれておだやかにそよぐ姿を見れば夏の訪れを感じ、風にのってチリンチリンとやさしい音が聞こえれば涼を感じ心が和む、日本の夏の風物詩です。
今回は、重厚感のある南部風鈴や明珍火箸風鈴、美しいガラス製の江戸風鈴など多彩な風鈴のなかからおすすめをピックアップ。選ぶ際のポイントも詳しくご紹介します。お気に入りの風鈴を見つけて、癒しの空間を演出してみてください。
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風鈴のおすすめ|金属製
岩鋳(Iwachu) 風鈴 金魚 金/赤 27115
夏の風物詩でもある金魚を模した、ユニークな佇まいの南部風鈴です。赤と金の2色で仕立てられた金魚が、空間に鮮やかな彩りをプラス。鈴の表面にさりげなく描かれた波模様が、風に乗って泳ぐ金魚の姿を一層優雅に引き立てます。
短冊が風を受けるたびに「リーンリーン」とやや伸びのある軽快な音色を堪能できるのも魅力です。また、南部鉄器の本場である岩手県盛岡市のメーカー「岩鋳」が作る日本製なので品質も良好。部屋のインテリアとして存在感を放つ、デザイン性のある風鈴を求めている方におすすめです。
壱鋳堂(Itchu-do) 風鈴 HANABI 67001
鈴と短冊の一面に花火を描いた、夏らしい雰囲気あふれる風鈴です。南部鉄器のシャビーシックな風合いが魅力的。和洋を問わずさまざまなテイストの部屋に溶け込み、空間を上品に彩ります。
短冊の表裏には、おしゃれな反転デザインを採用。風になびかれると短冊がクルクルと回転するため、色彩の変化を楽しめるのもおすすめポイントです。なお、本製品の「HANABI」シリーズには、銀グレーや金赤などほかのカラーも展開されています。
鋳心ノ工房(Chushin Kobo) 吊り風鈴・三角 CH-90
山形県山形市にある「鋳心ノ工房」が手がける、鋳鉄製の風鈴です。ミニマルでモダンな佇まいが好印象。さまざまなライフスタイルに溶け込みながら、風を受けて「チリンチリン」と軽やかな音色を奏でます。
スタンドが付属しているため、飾る場所を選ばないのもうれしいポイント。窓際に玄関先、デスクやテーブルの上にエアコンや扇風機のそばなどと、好みの空間で手軽に風鈴の美しさを堪能できます。
スタンドにはトレーが付いているので、ちょっとした小物入れとして活用するのもおすすめ。使用頻度の高いカギやアクセサリーの置き場所にすれば、取り出すたび仕舞うたびに短冊へ手が触れて、心地よい音色が響き渡ります。
能作(NOUSAKU) 風鈴 ホルン e00064
1916年に富山県高岡市で創業した老舗の鋳物メーカー「能作」が作る、真鍮製の風鈴です。金管楽器のホルンを連想させる、モダンでスタイリッシュな佇まいが魅力的。和室にも洋室にも心地よくなじみながら、上質な存在感を放ちます。
風になびいて奏でる音色は、「チリーン」とやや高く響き、伸びやかなのが特徴。職人が1点ずつ手仕事でロクロ仕上げを施し、丹念に引き出した、真鍮ならではの深く美しいツヤと輝きを堪能できるのもおすすめポイントです。
能作(NOUSAKU) KORO-RIN (ころりん)e00221
鋳物メーカー「能作」が福井県の木製雑貨ブランド「ハコア」とコラボしたこだわりの風鈴。鈴部分の素材には真鍮を、音を鳴らす舌(ぜつ)にはウォールナットの無垢材を使用し、どんぐりをモチーフにして仕上げたコロンとかわいいフォルムのアイテムです。
真鍮の美しい艶めきとともに、木ならではのぬくもりを感じられるのが特徴。軒下や窓辺に吊り下げれば、真鍮と木の異素材がぶつかり合って生まれる、やさしく澄んだ「リンリン」という音色を堪能できます。
とくに、風鈴の音だけでなく、見た目にもこだわる方におすすめ。真鍮・木ともに使うほど深みを増す経年変化を楽しめるので、愛着を持ちながら長く使っていける風鈴を求めている方にもぴったりです。
能作(NOUSAKU) 風鈴 スナフキン ムーミンシリーズ 600420
ムーミン作品に登場する人気キャラクター「スナフキン」を模した、キュートな風鈴です。スナフキンのトレードマークであるハットを風鈴の外見にデザイン。やや明るめの緑色は、富山県高岡市の伝統的な着色技術を用いて鮮やかに表現されています。
風に吹かれるたびにスナフキンがゆらゆらと体を揺らす、愛くるしいルックスを堪能できるのもポイント。同時に、「リンリン」と高く澄んだ美しい音色がやさしく響き渡ります。
化粧箱入りなので、大切な方へ贈るプレゼントにもおすすめ。なお、本シリーズには、スナフキン同様の人気を有する女の子「リトルミイ」をモチーフにしたアイテムも展開されています。
能作(NOUSAKU) 風鈴 UFO e00074
UFOをモチーフにした、遊び心あふれる風鈴です。職人が手仕事で1点ずつミラー仕上げを施し、真鍮本来の素材感を引き出しているこだわりのアイテム。美しいゴールドの輝きとツヤ感が、UFOの神秘的な雰囲気を盛り上げます。
UFOから光が放たれ、人が連れ去られるひとコマを描いた、短冊のユニークなデザインもおすすめポイント。風に吹かれると、UFOがゆらゆらと妖しく揺れ動きながら、「チリンチリン」と落ち着きのある音色を奏でます。
季節を問わずにインテリアとしても楽しめる、デザイン性のある風鈴を求めている方にぴったり。ハンドメイド品のため、手にする風鈴ごとに1点モノの風合いと音を堪能できるのも魅力です。
山口久乗(YAMAGUCHI KYUJO) 久乗おりん りん風りん 奏
音色にこだわる方におすすめの金属製風鈴です。作り手は、仏具のまちとして知られる、富山県高岡市の老舗仏具メーカー「山口久乗」。仏具のおりんで風鈴を仕立てた、高級感と上質感ただようアイテムです。
風に揺れるたびに奏でる音色は、「リーンリーン」は繊細な印象。心地よく伸びて静かに消えていく、美しい音の余韻を堪能できます。
短冊に、耐水性のあるワーロン紙を採用しているのもポイント。一見すると白無地のシンプルなデザインながら、光が当たると音の響きをイメージした透かし模様が浮かび上がる、ユニークなしかけが施されています。
志成販売(shesay) 金属独特のきれいな音色が出るBRASSの風鈴 四角 304040
四角いフォルムが空間をモダンに彩る、おしゃれな風鈴です。鈴と舌の素材には、美しい輝きとツヤが目をひく真鍮を採用。短冊には、天然素材のリネンが用いられており、クールな雰囲気を醸す真鍮にやわらかなぬくもりをプラスしています。
風に揺られるたびに真鍮がぶつかって奏で合う、高音の澄んだ音色を堪能できるも魅力。使うほどに色味が深まり、渋みと味わいを増していく、真鍮ならではの経年変化も楽しめます。
余計な装飾のないシンプルな佇まいは、和洋を問わずさまざまなスタイルの空間に心地よくなじんで使いやすいのがポイント。窓辺や軒下に吊るすほか、玄関のドアに掛けてドアベル代わりに活用するのもおすすめです。
明珍本舗(MYOCHIN HONPO) 上上 火箸風鈴
平安時代より53代続く名門「明珍家」の匠が、熟練の技術で仕立てる明珍火箸風鈴です。高温の鉄を金づちで幾度となく鍛錬し、丁寧に形作られた、2対の美しい火箸が魅力的。軒下や窓辺など、吊るした空間で重厚感あふれる雰囲気を醸し出します。
本製品の「上上」には、長さは約21cmで、丸みのある形状の火箸を使用。短冊が風に吹かれて火箸が触れ合うと、「チリーンチリーン」と、高音のかわいらしい音色が伸びやかに響き渡ります。
手仕事による1点モノの風合いを堪能できるのも魅力。自宅用にはもちろん、大切な方へ贈る高級かつ上質な風鈴を探している方にもおすすめです。
川本屋商店 南部鉄器 風鈴 つりがね
南部鉄器の本場、岩手県水沢産の風鈴です。南部鉄器ならではの透き通るような音色を楽しみたい方におすすめ。伝統的な釣鐘をモチーフにしたレトロなデザインで、木造家屋の縁側に吊るしてもおしゃれです。
風鈴には短冊が付いており、風に揺れる涼やかな様も楽しめます。短冊には石川啄木の短歌を採用。風鈴に結び付いている紐を外すことで短冊を付け替えられ、オリジナルのデザインも楽しめます。
川本屋商店 南部鉄器 風鈴 しずく
しずくが滴る様をモチーフにした、涼しげなデザインの風鈴です。南部鉄器の深く落ち着いた風合いと、しずく模様がマッチ。レトロモダンな和室にも自然と馴染みます。
風鈴に吊るした短冊には、縁起がよい松竹梅の絵柄を採用。しっかりとしたパッケージ入りで、誕生日や記念日などのプレゼントにもおすすめです。短冊は簡単に付け替えられ、気分に合わせて風鈴のデザインをカスタマイズできます。
岩鋳(IWACHU) 風鈴 シャボン玉
重厚感がある鋳鉄に、さわやかなカラーを施した軽快なデザインの風鈴です。やわらかい円錐形を採用したスマートなフォルムで、北欧風やカフェ風のインテリアなどともマッチします。
風鈴の表面にシャボン玉が浮かぶ様をあしらった遊び心あるデザインで、シンプルな窓辺のアクセントにもおすすめ。本体と同系色のシンプルな短冊付きで、風に揺れる様もおしゃれです。
風鈴のおすすめ|ガラス製
アデリア(ADERIA) 津軽びいどろ 風鈴 涼 春霞
鮮やかな色ガラスを用いる青森県の伝統工芸品「津軽びいどろ」で仕立てられた風鈴です。やらかな雰囲気を醸す、丸みを帯びたフォルムが印象的。ガラス表面には、春の訪れにあらわれるぼんやりとした春霞の景色がはかなげに表現されています。
音色の美しさにこだわり、舌の素材にクリスタルガラスを採用しているのも注目ポイント。風に吹かれるたびに、「チリンチリン」と軽やかで涼しげな音色を奏でます。
熟練した職人が1点ずつ手作りしている日本製で品質も良好。ギフトボックス入りなので、お世話になっている方や友人などへ贈るちょっとしたギフトにもおすすめです。
京都日用品うろこ 篠原風鈴本舗 江戸風鈴 京竹 薄青
東京と京都の伝統工芸を掛け合わせた、こだわりのガラス風鈴。鈴部分には東京の老舗工房「篠原風鈴本舗」が形作る江戸風鈴を、舌には京都の竹職人が作る京竹を用いた、匠の技術が光るアイテムです。
ガラスならではの繊細な佇まいに、やわらかな雰囲気を醸し出す淡い青色も魅力的。江戸風鈴ならではのギザギザとした切り口に竹が当たると、やさしく澄んだ音色が心地よく響きわたります。
ハンドメイド品のため、手にする風鈴ごとに1点モノの表情と音を楽しめるのも魅力。シンプルなデザインを好む方や、特別感のある風鈴を求めている方などにおすすめです。
菅原工芸硝子(Sghr) 虹色風鈴 S
老舗のガラスメーカー「菅原工芸硝子」が作る風鈴です。シャボン玉をモチーフとした、繊細かつはかなげな佇まいが特徴。特殊加工を施したガラス風鈴は、光を反射して虹色の輝きを放ちます。好みの空間へ吊るせば、まるで本物のシャボン玉のように揺れ動きます。
鈴部分の美しさを引き立てる、白一色のシンプルな布製短冊も印象的。風を受けるたびに、ガラス風鈴とガラスの舌がぶつかり合って、「チリンチリン」と軽やかでやさしい音色を奏でます。
高級感のある桐箱入りなので、大切な方やお世話になっている方などへのプレゼントにもおすすめ。桐箱は収納ケースとしても活躍します。
公長斎小菅(KOHCHOSAO KOSUGA) ガラス風鈴 たまゆら
京都に本社を置く竹芸品メーカー「公長齋小菅」の透明感あふれるガラス風鈴です。丸みを帯びた、やや縦長のフォルムがキュート。舌には根竹、短冊には麻と、天然素材で仕立てられた佇まいが和洋を問わず空間になじみます。
ガラスと竹が奏でる音色は、「リンリン」と素朴でやわらかく、高すぎず低すぎずない音域で聴き心地がよいのも魅力。また、根竹は職人が手仕事で作り上げており、風鈴ごとに味わいのある表情を楽しめるのもおすすめポイントです。
飽きのこないシンプルなデザインの風鈴を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
作家の器と雑貨のお店 カシテュエ(kasityo) 作家 田崎亮介 Bon-Bon 風鈴 箱入り ガラス 7tr00
夏祭りや縁日の定番、水ヨーヨーをモチーフにしたかわいいガラス風鈴です。ガラスを巧みに重ねた美しいデザインが魅力的。和室にも洋室にもなじみ、吊り下げた空間に風情をプラスできます。
短冊には、雲のような模様が独特の味わいを醸す「雲竜紙」を使用。風に吹かれるたびにクルクルと回転しながら、「チリンチリン」とやさしく軽やかな音色を響かせます。
宙吹きガラスの職人が1点ずつ手作りしているため、形状や絵柄、奏でる音のすべてに個性を味わえるのもおすすめポイント。カラーバリエーションには、緑・桃・青・紫の4種類がラインナップされています。
グラスキャリコ(glasscalico) ガラスの風鈴 プリズム レトロ
神奈川県小田原市のガラス工房「グラスキャリコ」で展開されている、美しいガラス風鈴です。色ガラスの表面を凹凸があるひし形模様に仕立てたユニークなアイテム。光を受けると、プリズム効果により色とりどりの幻想的な輝きを放ちます。
音色にこだわってたどり着いたとされる、縦長でややゆがみのある独特なフォルムもおしゃれ。さまざまな空間で存在感を放ち、部屋を彩るインテリア雑貨として活躍します。
また、ハンドメイド品のため、一つひとつに個性を感じられるのも魅力。デザインにこだわる方や、変わり種の風鈴を探している方などにおすすめです。
木之本漆器店 会津桐卓上風鈴
風鈴を見つめる小さな動物モチーフをあしらった、かわいいデザインの風鈴です。桐製のベースを採用しており、窓際に風鈴を飾るスペースがない場合も、卓上で手軽に風鈴の音色を楽しめます。
天然の桐素材を使っているため、天然木ならではの美しい木目やあたたかみが味わえるのも魅力です。また、風鈴を吊るした軸には、重厚感がある鉄素材を採用。かわいいデザインながらも高級感があり、大人の方にもおすすめです。
職人による吹きガラスを採用した風鈴本体には、夏の風物詩を表す絵柄を採用。短冊にも美しいイラストが描かれており、細部まで風情があります。
木之本漆器店 くりすたる風鈴 さくら R-52
桜を散りばめた美しいデザインの風鈴です。やわらかくグラデーションしたクリスタルガラスの風合いがおしゃれ。風に流れる桜の絵柄には、漆工芸の伝統的な技法である蒔絵を採用しており、光を受けて上品に煌めく蒔絵ならではのデザインが楽しめます。
ダークトーンの短冊には、宵闇に散る桜の花びらを採用。かわいらしくも大人っぽいデザインで、高齢の方へのプレゼントにもおすすめです。
アデリア(ADERIA) 江戸猫 風鈴 R-6129
花火が散るなか、手拭いを被って踊る猫たちを描いた、ユーモラスなデザインの風鈴です。江戸時代末期を代表する浮世絵師、歌川国芳が描く猫をアレンジした和風イラストを採用。繊細なタッチで描かれた上品な仕上がりで、大人の方にもおすすめです。
短冊にも踊る猫たちのイラストを採用。光沢感があるプリントを施しており、かわいらしさのなかにも高級感があります。専用パッケージ付きで、大切な方へのプレゼントにもおすすめです。
風鈴本体は1つずつ職人が手吹きで仕上げており、風鈴の音色も本格的。薄肉の風鈴本体と、細かい凹凸を施した舌が涼しげな音色を作り出す、こだわりの設計です。
能登島ガラス工房 のと風鈴 能登藍 NBF20
ガラス素材ならではの質感が楽しめる、おしゃれな風鈴です。凹凸を施すことで個性をプラスしたシンプルなデザイン。さまざまな窓辺のインテリアと調和し、光を受けたり風に揺れたりすると、テクスチャの変化を楽しめます。
短冊には、日本の伝統的な和柄を採用。レトロな風合いで、和室の縁側とも自然に馴染みます。短冊の素材には、日本の五大上布の1つである能登上布を使用しており、手織りならではの素材感が味わえるのも魅力です。
シンプルで高級感があり、大切な方へのプレゼントにもおすすめ。時代を問わない落ち着きがある風合いで、毎夏窓辺を飾る風鈴として長く楽しめます。
能登島ガラス工房 のと風鈴 紫陽花 MF21
紫陽花の花をモチーフにした、夏らしいデザインの風鈴です。薄くなだらかな線を引いたボディに、花びらに似せた薄い色を重ねた、風情あふれるデザイン。見る角度によって少しずつ風合いが変わり、風を受けて回る様子もおしゃれです。
短冊には、レトロな和柄をあしらった能登上布を使用。蝉の羽にも例えられる手織りならではの透け感があり、涼しげな夏のインテリアとしてもおしゃれです。
風鈴のおすすめ|陶磁器製
長谷川陶磁器工房 風鈴 スタンド 縞模様 furin03sh
モダンな佇まいが目をひく磁器製風鈴です。均整の取れた丸く美しいフォルムに、つるんと滑らかな質感が魅力的。磁器表面には、職人の手仕事で日本の伝統技法である「千筋」が施されており、気品のある雰囲気を醸し出します。
和洋を問わずさまざまなテイストに溶け込んでおしゃれ感をプラスする、ストライプ模様の短冊もおすすめポイント。表裏で配色が異なるため、風に吹かれてクルクル回転する際に、色彩豊かな表情も堪能できます。
奏でる音色は、「リンリン」と高音でやわらかいのが特徴。ステンレスとウォールナット材で仕立てた専用スタンドが付属しているので、好みの場所にディスプレイすれば、目と耳で楽しめるインテリアオブジェとしても活躍します。
サードセラミックス(3RD CERAMICS) 風鈴 SHIKAKU
岐阜県多治見市のブランド「サードセラミックス」の風鈴です。鈴部分には、素朴な風合いの無釉薬の磁器を採用。舌には真鍮、短冊には岐阜県の伝統工芸品「美濃和紙」、吊り紐には蝋でコーティングしたクラフト紙と、ほかの素材にもこだわっています。
白で統一した、シンプルかつミニマルな四角いフォルムも印象的。和室に洋室、モダンスタイルに北欧テイストなどと、さまざまな空間に溶け込みながらも埋もれずに洗練された存在感を放ちます。
風を受けると、磁器と真鍮がぶつかり「リンリン」と軽やかな音色を響かせ合うのも魅力。デザインにこだわる方にはもちろん、音の大きすぎない風鈴を求めている方などにもおすすめです。
紫明窯 波佐見焼 風鈴 一期一会のいちごちゃん
長崎県波佐見町近辺で作られている「波佐見焼」の陶器製風鈴です。表面に手描きされた、いちごの帽子をかぶった女の子の絵柄がキュート。好みの空間へ吊り下げれば、陶器ならではのぬくもりある風合いと相まって、ほっこりとやさしい雰囲気を演出できます。
「いちご一会」の筆文字が映える、味わい深い短冊デザインもポイント。風が吹くと、陶器同士がぶつかり合い、軽やかで上品な音色を奏でます。
とくに、かわいらしいデザインを好む方におすすめ。なお、「紫明窯」が手がける本シリーズには、ほかにもイルカの涼しげな絵柄をあしらった風鈴が展開されています。ぜひ、好みに合わせてチェックしてみてください。
また壱陶房 陶器 風鈴ふくろう fu3
ふくろうをモチーフにしたユニークな風鈴です。ふくろう本体の素材には磁器土、目と口には2色の陶器土を用いた、土の多彩なぬくもりを感じられるアイテム。「また壱陶房」の陶主、鈴木又一氏が手仕事で仕上げおり、1点1点に個性の異なる愛らしい表情も楽しめます。
高温で焼成される磁器は、焼き上がると強度が増し、叩くと澄み切った音が出るのが特徴。窓辺や軒下などへ吊り下げれば、風に揺られるたびに「チリンチリン」と軽やかかつ涼やかな音色が心地よく広がります。
ちなみにふくろうは、福が来る「福来朗」、苦労知らずの「不苦労」などといった当て字が用いられる、縁起のよい鳥としても知られています。自宅用にはもちろん、幸せを願う大切な方への贈り物にもおすすめです。
竹山窯 砥部焼 風鈴 すいか chikuzan-601
昭和32年から続く老舗の窯元「竹山窯」が作る、愛媛県の伝統工芸「砥部焼」の風鈴です。表面にやわらかなタッチで描かれたスイカの絵柄と、風鈴に可憐な彩りを添えるピンクの短冊が印象的。吊り下げた空間に夏らしい涼やかな雰囲気をプラスします。
音を鳴らす舌の素材には木を用いており、風に揺られるとやさしく穏やかな音色を奏でるのが特徴。とくに、かわいいモノを好む方や、風鈴の質にこだわる方などにおすすめです。ぜひ、職人が1点ずつろくろで成形し絵付けを施した、ハンドメイドならではの音色と風合いを堪能してみてください。
中外陶園(CHUGAI TOEN) 薬師窯 すずかぜ金魚風鈴 9523
金魚のモチーフが目を引く、おしゃれなデザインの風鈴です。鮮やかな色の吊り紐の先には、ミニサイズのすだれを採用。遊び心があふれたデザインを採用しており、シンプルな窓辺のアクセントにもおすすめです。
風鈴本体には水辺で泳ぐ金魚を絵付け。かわいらしいデザインですが、陶器製ならではの落ち着きもあり、レトロな和室の縁側にもマッチします。
瀬戸陶芸社 夏ものがたり 夜行丸風鈴 大 あさがお S24-733
暗闇で光る朝顔を絵付けしたユニークな風鈴です。電気を消した寝室でも風鈴の音色とデザインを同時に楽しめるアイテムで、寝室の窓辺にもおすすめ。風鈴本体には夏らしい朝顔の絵柄をあしらっており、昼間に見ても風情があります。
短冊にも風鈴本体と同じ朝顔のイラストを採用。やさしく淡い色合いで描かれており、風鈴本体のシンプルなデザインともマッチします。
鬼福 静かな音の鬼瓦風鈴
鬼瓦職人がデザインした、ユニークなデザインの風鈴です。本物の瓦と同じ製法で作っており、いぶし瓦ならではの重厚感あふれる風合いが味わえます。
鬼瓦には魔除けの意味があるため、縁起物のプレゼントとしてもおすすめです。短冊にはレトロな流水の和柄を採用しており、和室と自然に調和。風鈴本体は手のひらサイズなので、マンションの小さな窓辺にもバランスよく飾れます。
猛々しいデザインながらも、風鈴の音は小さくかわいらしいため、周囲への騒音が気になる方にもおすすめです。風が強い高層階でも、静かに風鈴の音色が楽しめます。
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風鈴の選び方
種類で選ぶ
南部風鈴
南部風鈴とは、400年余りの歴史を有する岩手県の伝統工芸品「南部鉄器」で作られた風鈴のことです。溶かした鉄を型に流して成型する鋳物ならではの、重厚感と気品あふれる佇まいが魅力。風に揺られると、「リーン」と高く澄んだ美しい音色を奏でます。
シャボン玉や花火など夏を感じるモチーフが表面に刻まれたモノ、富士山や鐘をかたどったモノなど種類豊富に展開されているのも魅力です。
江戸風鈴
江戸風鈴とは、江戸時代からの伝統的な製法で作られているガラス製風鈴のことです。音をより美しく響かせるため、風鈴の縁の部分をあえてギザギザのままに仕上げているのが特徴。風に揺れると、「チリンチリン」と軽やかに弾んだ音色を奏でます。
熟練した職人が「宙吹き(ちゅうぶき)」と呼ばれる手法により1点ずつ形作り、ガラスの内側から手描きで絵付けしているので、できあがる風鈴はすべて1点モノ。同じ製品であっても形・大きさ・厚み・絵柄などにわずかな差があり、手にする風鈴ごとに個性豊かな表情と音色を楽しめます。
明珍火箸風鈴
明珍火箸風鈴とは、兵庫県の伝統工芸品に指定されている「明珍火箸」を使った風鈴のことです。熟練した職人が鉄を鍛錬し、時間をかけて仕上げた火箸は、風にのって触れあうと「チリーン」と高く澄んだ音色を奏でて心地よい余韻を残します。
ほかの風鈴とは一線を画す、4本の火箸で形成されたシックでスタイリッシュな佇まいも魅力です。
素材で選ぶ
金属製
金属製の風鈴は、どこかノスタルジックな雰囲気を醸す、重厚感のあふれる佇まいが特徴。風に揺られると、「リーン」と高く澄んだ音色が響くとともに、長めの余韻を楽しめます。
また、丈夫で割れにくく、使うほどに味わいが増していくのも魅力。長く使い続けていける風鈴や、自分だけのオリジナルへと育てていける風鈴を探している方におすすめです。
ガラス製
ガラス製の風鈴は、見た目から涼を感じる、可憐で透明感のある佇まいが特徴。風にのって「チリンチリン」と繊細かつ軽やかな音色を奏でます。
素材には透明ガラスのみならず色ガラスも使用され、絵柄のバリエーションが豊富なので、好みのモノを見つけやすいのも魅力。軒下や窓際を鮮やかに彩りたい方におすすめです。
陶磁器製
陶磁器製の風鈴は、土のぬくもりを感じる素朴でやさしい風合いが特徴。風に揺られると、「リンリン」とやや低音で短めのやわらかな音色を奏でます。磁器と陶器の違い、釉薬のかけ方などにより音色が異なるのも楽しいところです。
和と洋の雰囲気をあわせ持つおしゃれなデザインのモノが多いのも魅力。吊るす場所を選ばないシンプルな風鈴を探している方におすすめです。
音色で選ぶ
風鈴は、素材・大きさ・形などによって奏でる音色が異なります。金属製は「リーン」と高く響きわたる音、ガラス製は「チリンチリン」と短く軽やかな音、陶器製は「リンリン」とやわらかい音が特徴。
また、一般的に大きな風鈴は低くて余韻が長めの音色、小さな風鈴は余韻の短い高く澄んだ音色を楽しめるといわれています。吊るす場所などを踏まえて、ぜひお気に入りの音色を奏でる風鈴を見つけてみてください。
番外編:風鈴の吊るし方や飾る場所
風鈴は、軒下や窓際などに飾り、風に揺られて奏でる音色を楽しむのが一般的。しかし、マンションや住宅が密集している地域では風鈴の音が騒音トラブルへとつながってしまうケースもあるため、飾る場所には注意が必要です。
周囲への音漏れに配慮して風鈴を室内に飾る場合は、エアコンや扇風機の風が当たりやすいカーテンレールなどに吊るしたり、玄関のドアに取り付けてドアベルのように使用したりするのがおすすめ。
また、室内に飾る場所が見つからない場合には、風鈴スタンドを使うのもおすすめです。フックに引っ掛けるだけで好きなところに手軽に飾れるうえ、風鈴のやさしい音色を季節を問わずに堪能できます。なお、風鈴を室外に飾る場合、音が響きがちな夜には外したり室内に取り込んだりしましょう。
日本の夏の風物詩である風鈴は、鉄・真鍮・ガラス・陶磁器などの素材によって、見た目の印象や響きわたる音色が異なります。シンプルなモノから伝統的な技術を用いて作られたモノまで、形やデザインも多種多様。ぜひ、お気に入りのデザインに心地よい音色を奏でる風鈴を見つけて、夏を快適に過ごしてみてください。