パソコンやスマホなどで音楽を再生する際に、ノイズを抑えつつアナログ信号に変更できる「USB-DAC」。据え置きタイプだけでなく、携帯性に優れたポータブルタイプも存在します。

しかし、さまざまなメーカーから多種多様な製品が販売されているため、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回は、おすすめのUSB-DACをご紹介します。選び方のコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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USB-DACとは?

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「USB-DAC」とは、USBポートを備えたパソコンやスマホ、ゲーム機などで、音楽を高音質に再生するために外付けで使用する機器のことです。

DACとは「Digital to Analog Converter」の略で、その名前の通りデジタル信号をアナログ信号に変換します。パソコンやスマホなどとUSBケーブルで接続し、機器から送られてくるデジタル信号をアナログ信号に変えて、アナログライン出力やヘッドホン出力として送り出す仕組みです。

DACはパソコンやスマホにも内蔵されていますが、USB-DACの方が高音質での再生が可能。扱える音源のファイル形式やスペックの幅、アナログ出力できる端子の種類の幅を増やせるのもポイントです。

最近では据え置きのほか、ポータブルタイプの製品も増えています。用途や使用場所に合わせて、好みのモノを選ぶことが可能です。

USB-DACのおすすめ|据え置き

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ K11 FIO-K11

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ K11 FIO-K11 2023

スリムな筐体がおしゃれなUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプです。低消費電力かつ優れたオーディオ特性を備えたDACチップを採用しているのが魅力。S/N比が123dB以上、THD+Nが0.00035%未満の高いパフォーマンスを実現しています。

本体のフロント部にディスプレイを搭載しているのもおすすめポイント。サンプリングレート・音量・ゲイン・出力モードなどを視覚的に確認できるのが便利です。

デジタル入力は、USB Type C・RCA同軸・TOS光に対応。また、デジタル出力はRCA同軸、ヘッドホン出力は4.4mmバランス・6.35mmシングルエンドに対応しています。

フィーオ(FiiO) K9 Pro ESS

フィーオ(FiiO) K9 Pro ESS 2022
さまざまな機器を1台に集約できるおすすめのアイテム

豊富な入出力を備えたUSB-DACの人気モデル。デジタル入力は、Type-C・Type-B・同軸・光デジタル端子に対応しています。アナログ入力は、4.4mmバランスやRCAを搭載。パソコンだけでなく、テレビやCDプレーヤー、カセットテープなどの音声も入力できます。

また、アナログ出力は、XLRバランス端子・RCA端子を搭載。可変機能も備えているので、プリアンプとしてパワーアンプやアクティブスピーカーと組み合わせても使えます

ヘッドホン出力は4ピンXLRバランス・4.4mmバランス・6.3mmステレオ標準端子を搭載。対応機器の少ない、XLR入力対応のヘッドホンを繋げられるのが魅力です。

専用アプリ「Fiio Control App」でスマホから本体の機能をコントロールできるのも便利。さまざまな機器を1台に集約できるおすすめのアイテムです。

アイファイ・オーディオ(iFi-Audio) DAC&ヘッドフォンアンプ ZEN DAC 3

アイファイ・オーディオ(iFi-Audio) DAC&ヘッドフォンアンプ ZEN DAC 3 2024

6.3mmシングルエンド出力と4.4mmバランス出力を搭載した、据え置きタイプのUSB-DAC。独自の「XBass+」機能に対応しており、アナログ回路で低音域の補正が可能です。開放型のヘッドホンを使用しているときなどに役立ちます。

さらに、ゲインを調節できる「PowerMatch」機能も搭載。電源はUSB Type-Cケーブルでのバスパワー駆動に対応しています。ノートパソコンやタブレットともケーブル1本で接続できるので便利です。

また、DC入力にも対応しているので、活用すればより高音質なサウンドを再生できます。アクティブスピーカーに直接接続する場合は可変モード、プリアンプやプリメインアンプに接続する場合は固定モードと、出力の切り替えも可能です。

アステル&ケルン(Astell&Kern) ACRO CA1000T IRV-ACRO-CA1000T-OB

アステル&ケルン(Astell&Kern) ACRO CA1000T IRV-ACRO-CA1000T-OB 2023

「OP-AMP」「TUBE-AMP」「HYBRID-AMP」の3つのモードを切り替えられる「トリプルアンプシステム」を搭載しているUSB-DAC。音質傾向の異なる、オペアンプと真空管アンプのサウンドを1台で楽しめます。

最大15Vrmsの高出力を実現したヘッドホンアンプ部もポイント。低能率のヘッドホンも大音量で鳴らせます。

4種類のヘッドホン出力のほか、RCAとXLRバランスのアナログ出力も搭載。プリメインアンプやアクティブスピーカーなどと組み合わせて活用できます。Bluetooth送受信機能も搭載。ワイヤレスでの音楽鑑賞も可能です。

フォステクス(FOSTEX) USB DAC HP-A3mk2

フォステクス(FOSTEX) USB DAC HP-A3mk2 2023

クオリティの高いDACチップ「ES9016K2M」を内蔵した、据え置きタイプのUSB-DAC。最大192kHz/32bitの高音質なサウンドを再生できます。加えて、音質を向上させるために、アナログ回路も新たに設計されており、高い性能を有しているのもポイントです。

本体サイズは幅113×高さ34×奥行155mm。入力端子には、USB Type-CとS/PDIF入力を搭載しています。パソコンとケーブル1本で手軽に接続可能。出力端子には、6.3mm標準ステレオ出力とRCA出力、S/PDIF出力を搭載しています。

そのほか、HI/LOの2段階でゲインを調節できるゲインスイッチも搭載。HIに設定すれば、LOよりも10dB音量がアップするので、感度の高いヘッドホンなどもしっかりと鳴らせます。

RME DAコンバーター ADI-2 DAC FS

RME DAコンバーター ADI-2 DAC FS 2020

768kHz対応の高音質5バンド・パラメトリックEQを搭載しているUSB-DAC。好みに合わせて音質調節ができるほか、左右音声のアンバランス補正にも対応しています。

PCMデータは最大768kHz/32bit、DSDデータは最大11.2MHzの再生に対応。また、PCだけでなく、iOSデバイスと接続してハイレゾ音源を再生できるのもポイントです。さらに、S/PDIF入力やADAT入力にデジタル出力機器を接続すれば、AV機器のハブとしても活用できます。

高解像度IPSディスプレイは、画面の明るさや色合いを好みで変更可能。LEDをすべて自動消灯するモードも備えています。機能性と高音質を両立しているUSB-DACを探している方はチェックしてみてください。

コルグ(KORG) フォノ入力対応USB-DAC DS-DAC-10R

コルグ(KORG) フォノ入力対応USB-DAC DS-DAC-10R 2015

スタイリッシュなデザインが魅力的な据え置きタイプのUSB-DACです。PCMは最大192kHz/24bit、DSDは5.6MHzのフォーマットに対応し、アナログ入力にも対応した録音機能も搭載。いつでも高音質な音源データを録音・再生できます。

また、フォノ入力端子を採用しているので、レコードプレイヤーの接続も可能。お気に入りのレコードを高音質でデータ化したい場合にも便利です。

ボリューム・ノブ部に搭載されているLEDは、再生フォーマットの表示や録音中を示すインジケーターとして機能。本体サイズは155×184×49mmとコンパクトなので、設置スペースが限られている場合はぜひチェックしてみてください。さらに、ASIOドライバに対応しており、高音質再生が期待できるのもメリットです。

城下工業(SHIROSHITA INDUSTRIAL) SOUND WARRIOR SWD-UA1

城下工業(SHIROSHITA INDUSTRIAL) SOUND WARRIOR SWD-UA1 2023

USB-DACを内蔵したオールインワンデジタルアンプです。DACチップにESS Technologyの「ES9016K2M」を採用し、PCM44.1k~384kHz、DSD2.8M~11.2MHzの音源再生に対応。ハイレゾオーディオやオンラインライブなど、さまざまなデジタル音源を楽しめます。

本体には、USB Type B・同軸(コアキシャル)・光(オプティカル)のデジタル入力端子を搭載。PC・スマホ・テレビをはじめ、デジタル出力を搭載したCDプレーヤーなど、多くの機器と接続が可能です。

幅146×高さ40×奥行165mmとコンパクトなサイズも魅力。デスクの上やテレビボードにも設置しやすく、日常の音を手軽に高音質化したい方におすすめです。

USB-DACのおすすめ|ポータブル・スマホ向け

フィーオ(FiiO) USB-DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ KA3

フィーオ(FiiO) USB-DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ KA3 2021

重さ約17.5g、サイズは56.3×20.2×12mmと軽量かつコンパクトながら、3.5mm・4.4mmデュアルヘッドホン出力を搭載したポータブルUSB-DAC。充電不要のバスパワー駆動で、USBコネクタをスマホのポートに挿すだけで簡単に使用が可能です。

ポータブル向けの高性能DACチップ「ES9038Q2M」を採用し、最大でPCM 768kHz/32bitやDSD 22.4MHzでの出力に対応。Windows・macOS・Android・iOSなど、さまざまなOSとの互換性を有しているので、汎用性にも優れています。

筐体はマグネシウム合金を使用したオール金属製なので、優れた放熱性を実現。また、Android向けの「FiiO Controlアプリ」を用意しており、フィルターの選択やゲインの切り替えなど、詳細な設定が可能です。

フィーオ(FiiO) KA17 FIO-KA17

フィーオ(FiiO) KA17 FIO-KA17 2024

軽量コンパクトながらも、650mWの高出力を実現したUSB-DAC。手軽に高音質なサウンドを楽しみたい方におすすめの製品です。3.5mmシングルエンドヘッドホン出力と4.4mmバランスヘッドホン出力を搭載しているのも魅力のひとつ。端子の異なるさまざまなイヤホンやヘッドホンを接続できます。

DACチップには、高性能かつ省電力性に優れた「ES9069Q」をデュアルで搭載。PCM 768kHz/32bitやDSD512/1bitの再生に対応しています。

さらに、USB Type-C端子を2基搭載しているのも特徴のひとつ。側面にあるオレンジ色のType-C端子は電源供給用なので、活用すればより高い出力で再生でき、スマホなどのバッテリーの消耗も軽減できます。

本体には、情報を一目で確認できる0.91インチの「ドットマトリックスディスプレイ」を搭載。そのほか、好みに合わせてサウンドをカスタマイズできる専用アプリ「FIIO Control」も用意されています。

アステル&ケルン(Astell&Kern) マイク入力対応出力搭載ポータブル USB-DAC AK HC3

アステル&ケルン(Astell&Kern) マイク入力対応出力搭載ポータブルUSB-DAC AK HC3 2023

コンパクトサイズながら高性能なUSB-DACです。ESSのDACチップ「ES9219MQ」をデュアル構成で搭載しているのが特徴。ノイズと歪みを軽減しており、迫力のサウンドをクリアな音質で堪能できます。

最大でPCM 384kHz/32bitとDSD 11.2MHzまでのネイティブ再生に対応。さらに、高音質な音源フォーマットであるMQAオーディオを8倍まで展開できるレンダラー機能も備えています。MQAを手軽に楽しみたい方におすすめです。

また、3.5mm4極マイク・コントローラー入力に対応。イヤホンやヘッドホンでマイク通話やボイスチャットができ便利です。

アイバッソ オーディオ(iBasso Audio) DC04PRO

アイバッソ オーディオ(iBasso Audio) DC04PRO 2023

USBメモリサイズのポータブルUSB-DAC。鞄やポケットなどに入れて気軽に持ち運べる大きさです。重量は21gと軽量。携帯性に優れている点が魅力です。ボディの素材にはアルミニウムを使用。強化ガラスパネルやセラミックサンドブラスト加工による質感の高さもポイントです。

シーラス・ロジックのDACチップ「CS43131」を2基搭載。左右が独立した構成を採用し、高い解像度を実現しています。接続には4.4mmバランス出力も搭載。4Wayフルバランスアンプ回路の採用によって出力レベルを高め、電気抵抗値の高いヘッドホンも鳴らせる仕様です。

本体にはLEDインジケーターを搭載。再生フォーマットの種類に応じてLEDが異なるカラーで発光するので、音源のスペックをひと目で確認でき便利です。

アイバッソ オーディオ(iBasso Audio) DC-Elite

アイバッソ オーディオ(iBasso Audio) DC-Elite 2023

アイバッソのフラッグシップポータブルUSB-DACです。デスクトップクラスのプレミアムなDACチップ「BD34301EKV」を採用しているのが特徴。空間の響きやスケール感、静寂性の表現に優れたハイクオリティなサウンドを期待できます。

筐体には、優れた強度と耐食性を有する航空機グレードの高品質なチタニウム合金を使用。高級感のあるデザインを採用したUSB-DACを探している方におすすめです。

オーディオエンジン(Audioengine) 32Bit ポータブルヘッドホンアンプ & DAC D1P

オーディオエンジン(Audioengine) 32Bit ポータブルヘッドホンアンプ & DAC D1P 2024

手のひらサイズで設置場所に困らないUSB-DACです。本体前面には、音量調節用のノブやUSB Type-C入力端子、3.5mmヘッドホン出力端子などを搭載しています。また、ヘッドホン出力とライン出力を素早く切り替えられるトグルスイッチもあるので、便利です。

PCMは最大32bit/384kHzまで再生でき、DSD256やMQAファイルの再生にも対応しています。さらに、10~600Ωのインピーダンスに対応しているので、鳴らしにくいヘッドホンなども、しっかりと性能を発揮可能です。

アコースチューン(Acoustune) USB-DAC AS2002

アコースチューン(Acoustune) USB-DAC AS2002 2024

最大32bit/768kHzのPCM再生とDSD512までのネイティブ再生に対応した、ポータブルタイプのUSB-DAC。DACチップには、低歪みで消費電力も少ない「AK4493S」を搭載しています。コンパクトながらも、解像度の高い高音質なサウンドを再生可能です。

出力端子には、3.5mm3極アンバランス端子と4.4mm5極バランス端子を搭載しています。筐体にはアルミニウムを採用しており、放熱性も良好。シンプルかつスタイリッシュなデザインも魅力です。色で接続状況を把握できるLEDなども搭載されています。

USB-DACとアンプの違い

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パソコンやスマホと接続する音楽用の機器としては、アンプが有名。USB-DACがデジタル信号をアナログに変換するのに対し、アンプは音声信号の増幅を行います。音質の向上はUSB-DACとアンプの両方の機器で期待できますが、ノイズを軽減したい場合にはUSB-DACが便利です。

なお、USB-DACとアンプ両方の機能を搭載した製品も多数存在します。ノイズの抑制や高音質化に加えて、出力のアップを図りたい場合におすすめです。

USB-DACの選び方

用途に合わせたタイプを選ぶ

据え置き

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据え置きタイプのUSB-DACは、主にAC電源で給電をするタイプ。なかには、USBケーブルを経由して接続機器から電源を取るUSBバスパワー仕様のモノもあります。据え置きタイプは持ち運びを想定しておらず、決まった場所に置いて使うのが特徴です。

豊富な接続端子を搭載しているので、さまざまなオーディオ機器に繋げられるのが魅力。接続性を重視する方や、本格的な環境を構築したい方におすすめです。

ポータブル

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コンパクトサイズで手軽に持ち運べるのがポータブルタイプのUSB-DAC。駆動方式はバッテリーを搭載しているモノが主流ですが、USBバスパワー仕様のモノも存在します。

屋外でスマホに繋げて高音質で音楽を楽しむなど、ポータブル用途におすすめ。また、デスク上でのスペースを取らないので、屋内用としてコンパクトなUSB-DACを探している方にもぴったりです。

音質重視ならPCMとDSD対応をチェック

PCMは96kHz/24bitを目安に

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PCM音源は、CDにも採用されている方式。「サンプリング周波数(kHz)」と「量子化ビット数(bit)」で表記されており、数値が大きいほど解像度が高く、高音質が期待できます。

CD音源は44.1kHz/16bit。臨場感あふれるサウンドを実現するハイレゾ音源を楽しみたい場合には、96kHz/24bit以上に対応しているモデルを選択しましょう。

高音質なモデルがほしいならDSD対応モデルを

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「DSD」は「ダイレクトストリームデジタル(Direct Stream Digital)」の略称で、ソニーとフィリップスによって開発された方式です。

デジタル方式の録音ながら、アナログのような質感のサウンドを楽しめるのが特徴。PCMに比べてサンプリング周波数が高く、サウンドをより精細に記録できるのが魅力です。原音に忠実で高音質なサウンドを求める場合には、DSD対応のUSB-DACをチェックしてみてください。

ハイレゾに対応しているかチェック

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「ハイレゾ音源」とは、CD以上の情報量を備えている音楽データのこと。空気感や臨場感などをしっかりと表現した高解像度のサウンドを求める場合には、ハイレゾ音源に対応したUSB-DACを選択しましょう。

最近では多くの製品が対応していますが、なかには非対応のモデルもあるため注意が必要。購入する前にスペック表をチェックしてみてください。

接続方法や入出力端子をチェック

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USB-DACは、製品ごとに接続方法や入出力端子が異なります。パソコンやスマホで音楽を鑑賞するだけでなく、テレビや家庭用ゲーム機などと接続する場合には、事前にUSB-DACが備えている端子をしっかりとチェックしておきましょう。

パソコンやスマホから音楽データを入力する場合には、USB端子を搭載したモデルが便利。テレビと接続する場合には、光デジタルや同軸デジタルなどのデジタル端子搭載モデルがおすすめです。

また、RCA端子やXLR端子を搭載しているモデルであれば、外部機器への音声出力も可能。アンプやスピーカーなどに接続する際に使用できます。

アナログ音声出力について

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ヘッドホンやイヤホンを接続する出力端子には、3.5mmステレオミニ端子や6.3mmステレオ標準端子を使うのが一般的。なかにはクリアなサウンドが再生できる4.4mmバランス接続端子に対応したモデルも存在します。

USB-DACを購入する際は、事前に搭載されている出力端子をチェックしておくのがおすすめ。所有しているヘッドホンやイヤホンの端子に対応したモデルを選択してみてください。

再生ソフト・ドライバへの対応を確認

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USB-DACを購入する際は、音楽を再生するソフトやドライバへの対応有無も事前に確認しておくのが重要です。音楽再生ソフトは数多く存在しますが、製品によっては対応していない場合も。異なるメーカーの機器を使うと料金が発生するソフトもあるので注意しましょう。

また、高音質で音楽鑑賞を楽しみたい場合には、「ASIOドライバ」に対応したUSB-DACがおすすめ。DTMでも使われるASIOドライバに対応しているモデルであれば、音質に優れた本格的な音楽が味わえます。

USB-DACのおすすめメーカー

フィーオ(FiiO)

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「フィーオ」は、中国の広州に本社を置く2007年設立のオーディオメーカーです。ヘッドホンアンプやイヤホン、ポータブルオーディオプレーヤーなどの製品を展開。高度な技術力とコスパの高さにより、新興メーカーながら世界的な人気を獲得しています。

USB-DACは据え置き機をはじめ、バッテリーを内蔵したモバイル向けのモデルや、バスパワー式のコンパクトモデル、Bluetooth接続対応モデルなど、製品ラインナップが豊富。価格は比較的手ごろなモノが多いため、初心者にもおすすめのメーカーです。

アイファイ・オーディオ(iFi-Audio)

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アイファイ・オーディオはイギリスのオーディオブランド。高級オーディオメーカーであるAMR(Abbingdon Music Research)の姉妹ブランドで、求めやすい価格帯の製品ラインナップを展開しているのが特徴です。

ポータブル機から据え置き機、オールインワンのオーディオシステムまで幅広いラインナップを展開。コンパクトな筐体に高度なデジタル技術を駆使した製品づくりに定評があり、日本でも人気を高めています。

アステル&ケルン(Astell&Kern)

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アステル&ケルンは2012年に韓国で設立されたオーディオブランドです。ポータブルオーディオプレーヤー「AK100」の発売以来、高音質なポータブルオーディオプレーヤーメーカーとして人気を確立しました。ハイレゾ音源が一般的ではなかったころから、ハイレゾ音源再生に注力してきたのも特徴です。

音質だけでなく、高品位な素材や洗練されたデザインも支持されています。最近はUSB-DACやスピーカーなど、据え置き機のラインナップも拡充。ハイエンドなオーディオを楽しみたい方におすすめです。