数ある釣りのなかでもアウトドア要素の高い「トラウトフィッシング」。ジャンルとしては区画された管理釣り場(エリアトラウト)が広く普及しており、男性はもちろん、女性も気軽に楽しめるのが魅力です。
そこで今回はトラウトで使うスプーンに注目。おすすめのアイテムをご紹介します。エリアとネイティブに項目を分けてピックアップしているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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トラウト用スプーンとは?

By: tulalajp.com
「トラウト用スプーン」とは、名前の通りトラウトを釣るためのスプーンのこと。「トラウト」とはサケ科の淡水魚のことで、ニジマスのほか、ヤマメやイワナなども含まれます。
釣りにおける「スプーン」とはルアー(擬似餌)の元祖といえる存在。食器のスプーンが由来で、小さな金属片によるキラキラとしたフラッシングやヒラヒラとした動きによって魚のバイトを誘うのが特徴です。
トラウト用スプーンの選び方
釣り場で選ぶ

日本国内でのトラウトの釣り場は大きく分けて2つ。施設化された管理釣り場(エリアトラウト)か、天然のフィールドになります。
「管理釣り場」は略して「管釣り」と呼ばれ、駐車場やトイレを完備。場所は郊外にあることが多く、自然を残しつつもエリアを区画し、放流によって魚をコントロールしているのが特徴です。
一方、天然のフィールドは山奥の渓流、山上湖、さらには広大な本流、天然湖など。分け方としては管理釣り場を「エリア」、それ以外を「ネイティブ」とするのが一般的です。
エリア

トラウトフィッシングにおける「エリア」とは、人間の手が入った釣り場のこと。自然を残しつつも、トラウトが釣れる場所を区画整理しており、レジャー感覚で手軽に楽しめるのが特徴です。
釣りをする際の注意点は料金がかかるほか、規定されたレギュレーションを厳守すること。それぞれの管理釣り場によって詳細は異なりますが、自然保護の観点から魚を労るルールが設けられています。
例えば、フックはシングルフックのバーブレスのみ使用が可能で、バーブ有りやトレブルフックなどは禁止。場所によっては赤バリが禁止されている場合もあります。さらに、使用するルアーの重さや大きさに制限がかけられている場合もあるので、訪れる際は事前に確認しておきましょう。
ネイティブ

トラウトフィッシングにおける「ネイティブ」とは、天然のフィールドのこと。トラウトが釣れるフィールドを指す際は「渓流」よりも意味合いが広く、山間部の清流のほか、そこから下ったやや川幅の広い本流、さらには止水域の山上湖や天然湖などのレイクも含まれます。
エリアトラウトで使うスプーンはヤマメやイワナ、ニジマス、アマゴなどがメインターゲットですが、いずれも魚体としては小さいので、使用するルアーもおのずと小さめ。一方、ネイティブの場合は、降海型のサクラマスやアメマス、サツキマス、さらにはイトウなどの大型クラスも含まれるため、使うルアーのサイズも大きくなります。
なお、河川によっては遊漁券を購入する必要があるので注意。また、自然保護の観点からシングルフック、返しのないバーブレスを使用するのもマナーとなっています。釣りをする際はルールをしっかりと守って、楽しむようにしましょう。
重さで選ぶ

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トラウト用のスプーンのサイズは大小さまざま。小さいモノであれば1cm・1g未満から、大きいモノであれば6〜7cm・30g前後まであり、極小からベイトフィッシュを意識したタイプまでラインナップされています。
選び方に関してはフィールドの規程があればそれに準拠。なお、管理釣り場のエリアトラウトであっても、漁協などが管理する天然フィールドのネイティブトラウトであっても、エリアの水深を把握し、魚が釣れる層(タナ)を知ることが重要です。
なお、スプーンのフォールスピードは小さく・軽ければ遅く、大きく・重ければ速いと思われがちですが、水を受ける面が広ければ広いほど水の抵抗もより受けるので、一概には言えません。一方、スプーンのキャスタビリティに関してはキャスト時の空気抵抗を受けにくいので、同スペックであればそれほど個体差はなく、重たければ重たいほど飛びます。そうした点はぜひ意識しておきましょう。
エリア

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エリアトラウトの場合は、1g前後と2g前後の2つのスプーンを用意するのがおすすめ。前者はピンスポットや放流から時間が経過した際に、後者は広い場所や高活性時にと、使い分けるようにしましょう。
アプローチする際はどう喰わせるかだけでなく、いかにスレていない魚に気づいてもらえるかも重要。釣れる傾向としては放流直後のニュートラルな状態がもっとも期待でき、時間が経つにつれてハードルは高くなっていきます。
なお、エリアトラウトはある程度閉鎖されたフィールドなので、その日の当たりを見つけられるかどうかが釣果の分かれ目。スプーンに慣れた魚は見切りも早く、魚によっては追わない、まったく反応しない、見向きもしないというケースも多々あります。その場合はトレースコースを変えたり、リトリーブスピードを変えたり、レンジを変えたり、カラーを変えたりするなど、なんらかの工夫が必要。パターンにハメることを意識しておきましょう。
ネイティブ

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ネイティブの場合は、狙う魚のサイズやフィールドによってスプーンのサイズを判断。例えば、渓流であればスプーンは5g前後がひとつの目安となり、より深い水深であれば5g以上、フィールドの水面が膝下程度であれば5g以下が候補となります。重要なのは魚との距離。警戒されないようになるべくポイントには近寄らず、トレースコースを意識してキャストすることが釣果につながります。
ルアーは重たければ重たいほどよく飛び、よく沈むので、キャスタビリティや使い勝手は向上。一方で、ルアーウエイトがアップするとルアーサイズも大きくなり、魚によっては喰わせ切れない場合もあります。
なお、ルアーは軽くなればなるほど浮きやすくなるので注意。トラウトはレンジやタナをしっかりと合わせないとなかなか釣れないので、その点はぜひ意識しておきましょう。
カラー(色)で選ぶ

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スプーンにはさまざまなカラーがありますが、トラウトでベースとなるのは、フラッシング効果が高いシルバー系や濁り気味でも目立つゴールド系。さらに、シルエットがはっきりしないホワイト(パール)系や、逆にシルエットがはっきりするブラック系も候補となります。
カラーの使い分けで重要なのは、アングラー側が信じて投げ続けられるかどうか。気に入った色からキャストし、複数回アプローチして反応がないと感じたら次の色へと移行していくのがおすすめです。
反対色を投げたり、フラッシングの強さを変えたりするのもポイント。いろいろ試してその日の当たりカラーを見つけることが釣果アップにつながります。
なお、バイトがあった色のスプーンを投げ続けているといずれ反応が鈍くなるので要注意。一方で、十分に間隔を空けると再びバイトラッシュが訪れることもあるため、うまくローテーションするようにしましょう。
形状で選ぶ

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トラウト用に限らず「スプーン」は楕円形が基本。なかには六角形に近いタイプもありますが、いずれも表面・裏面で水を受け、パタパタ・ヒラヒラと動くのが特徴です。
種類として大別すると、幅が狭い細身のタイプと幅が広いつけ爪のようなタイプが代表的。前者のほうが水を受け流すので動きとしては小さめ、後者のほうがより水を受けるので動きとしては大きくなります。
また、製品によってはカーブや曲がりをつけて、意図的に水を受けやすくしているのも違い。グイッと曲がっていればより動きは大きくなり、フラットに近ければ動きは控えめになります。
なお、エリアトラウト用のスプーンのなかには極小の金属片、さらにはボタンのような円形のアイテムもラインナップ。これらは「豆スプーン」と呼ばれるタイプで、リーリングで使うというよりかはフォールやステイで喰わせるために使います。気になる方はぜひおさえておきましょう。
トラウト用スプーンのおすすめ|エリア
シマノ(SHIMANO) カーディフ ロールスイマー
喰わせの能力と操作性に配慮したトラウト用のスプーン。ネーミングの通りリーリング時のローリングアクションでバイトを誘えるのが特徴で、ベーシックな見た目ながらこだわりが詰まっているアイテムです。
実釣での経験がフィードバックされ、製品クオリティに投影されているのもポイント。また、ウエイト・カラーともにラインナップが豊富なのも魅力です。トラウト初心者の方はぜひおさえておきましょう。
シマノ(SHIMANO) カーディフ スリムスイマー
やや細身で長めのトラウト用スプーン。浮き上がりを抑えたロールアクションが持ち味で、レンジキープしやすいのが特徴です。
また、バイト後の反転で起こりうるラインブレイクに配慮しているのもポイント。ビッグサイズが掛かっても安心してやり取りできるのも魅力です。
ウエイトのラインナップは1.5g・2.5g・3.5gの3種類。なお、1.5gには#8、2.5gには#6、3.5gには#4のフックが付きます。
シマノ(SHIMANO) カーディフ サーチスイマー
同社の「ロールスイマー」と「スリムスイマー」の中間的なアクションを意識して開発されたトラウトスプーン。フィールドの状況や魚のコンディションを掴むのにおすすめのアイテムで、名前の通りサーチ能力に長けているのが特徴です。
また、スイミング姿勢を崩しにくく、足元まできっちりと引けるのもポイント。動きとしてはウォブンロールで、デッドスローで引いてもしっかりとおしりを振りながらロールするのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) カーディフ ウォブルスイマー
ウォブリングを意識して開発されたおすすめのトラウトスプーン。エリアトラウトにおいては高活性時や放流後のニュートラルな状況に有効で、ブルブルと震えてしっかりとアピールできるのが特徴です。
また、レンジキープがしやすく、デッドスローで巻いても引き抵抗をしっかりと感じられるのもポイント。ティップを上げてリトリーブすればハイピッチなアクション、ティップを下げてリトリーブすればボディ全体を揺らす強めのウォブリングと、表層からボトムまでカバーできるのも魅力です。
ジャッカル(JACKALL) ティアロ
オーソドックスなエリアトラウト向けのスプーン。水をしっかりと掴み、高速リトリーブからデッドスローまで、さまざまな巻きスピードに対応できるのが特徴です。
微妙なノーズやカップのベンド角度によって、リトリーブ時のウォブリングが大きいのもポイント。本製品は1.6gタイプですが、ウエイトラインナップとしては0.7~3.1gまであり、表層からボトムまでカバーできるのも魅力です。
ジャッカル(JACKALL) ティーグラベル
ボトム攻略を意識して開発されたトラウト用スプーン。小粒ながら厚みがあり、浮き上がりにくい専用設計を採用しているのが特徴です。
本製品を前から見るとV字になっており、船のキールのような形状になっているのもポイント。また、フォール姿勢は水平で、派手さはなく、しっとりと落ちるのも魅力です。
ジャッカル(JACKALL) ブング
エリアトラウトにおけるボトム攻略でおすすめのスプーン。円形で直径が大きいほか、比重の軽い樹脂部分と円柱で直径が小さい金属製のウエイトを組み合わせることで、水平に近い姿勢を崩さず、揺れずにフォールするのが特徴です。
基本的な使い方は、投げてフォールさせての繰り返し。状況に応じてフォール時間を長く取ったり、ボトムに置く時間を長く取ったりするのがポイントです。気になる方はぜひ試してみてください。
ヴァルケイン(ValkeIN) ハイバースト
ハイアピール系のトラウトスプーン。スローリトリーブでも強めのウォブル&ロールアクションを出し、存在感をしっかりとアピールできるのが特徴です。
シリーズとしてラインナップが豊富なのもポイント。細かいウエイト調節ができるほか、カラーバリエーションが多彩なのも魅力です。指名買いをしたい方はもちろん、ウエイト別・カラー別にまとめ買いしたい方もぜひチェックしておきましょう。
ヴァルケイン(ValkeIN) アストラル
フィールドの状況や魚の活性を把握しやすいトラウトスプーン。早巻きすれば高活性の捕食を促し、スローに巻けばシビアでセレクティブな魚に対しても口を使わせることができます。
ウエイトは1.6gと2.4gの2種類をラインナップ。カラーは16色を揃えています。トレースコースを意識するのはもちろん、リトリーブスピードの変化で反応を確かめたい際におすすめのアイテムです。
ウォーターランド(Water Land) ディープカッパー
あらゆる魚種に精通する村田基氏が率いる「ウォーターランド」のトラウトスプーン。リトリーブ時はローリングを伴い、大型の魚にもしっかりとアピールできるのが特徴です。
また、本製品はウエイトラインナップが豊富なのもポイント。軽いタイプで2g、重いタイプで5.8gの計6種類を用意しており、より深場に落ちた魚を狙いやすいのも魅力です。
ウォーターランド(Water Land) アルミん
アルミ素材を採用したトラウトスプーン。ウエイトラインナップは1.2g・1.6g・2.5g・3.4g・4.3g・5.0gと豊富に揃っていますが、いずれもサイズのわりに比重が低く、デッドスローでも引きやすいのが特徴です。
リトリーブ時のアクションとしては揺らめくような大きいローリングがポイント。スイミング姿勢が安定しているのも魅力です。スレているトラウトをなんとか釣りたいといった方はぜひ用意しておきましょう。
ロデオクラフト(Rodiocraft) ノア
定番のトラウトスプーン。多くのアングラーから支持されており、活性の高い魚を手返しよく釣っていけるのが特徴です。
また、シリーズとしてさまざまなウエイトが用意されているのもポイント。サイズも本製品のオリジナルモデルのほか、「S」や「Jr.」、「m(micro)」などが用意されており、選択肢が豊富なのも魅力です。
スミス(SMITH) エッセンシャル
汎用性の高いおすすめのトラウト用スプーン。派手すぎず、地味すぎない適度なアピール力が持ち味で、パタパタ・ピラピラと動くのが特徴です。
また、リトリーブスピードに対する適応力の幅が広いのもポイント。スローに引いても、ある程度速く巻いてもきっちりと泳ぎ、レンジキープしやすいのも魅力です。
ノリーズ(Nories) 鱒玄人ギー
表層でもボトムでもない、中層を攻略するのにおすすめのトラウト用スプーン。浮き上がりを抑えたデザインを採用しており、ナイロン・フロロ・エステル・PEとラインの素材を問わず、レンジをキープしやすいのが特徴です。
動きとしてはパタパタ、フラフラとしたアクションが持ち味。高活性時はもちろん、ハイプレッシャーやタフコンディションでもしっかりと喰わせにもっていけるのも魅力です。
ネオスタイル(neo STYLE) キメラ
ボトム攻略を目的に開発されたトラウトスプーン。見た目は極小の金属片で、豆スプーンとも呼ばれるアイテムです。
本製品はボトムでフックが立ちやすいように設計されているのがポイント。ボトム置きに反応する魚をハリ掛けするのは難しいですが、フッキングの効率アップを図ることで、より確実にバイトが可能です。
使い方としては、キャストしたら基本放置。動かすとしてもかなりゆっくりと動かすのがおすすめです。なお、ルアーのボトム置きはウエイトがあると地形に埋まってしまい、逆に軽いとキャストコントロールが難しくなるので、その点は注意しておきましょう。
ウオヤ(UOYA) 一粒いくら
いくらを模した丸い玉の樹脂と金属のスプーンが融合したおすすめのアイテム。レングスは11mm、重さは0.4gとかなり小粒で、指の上に乗る程度のサイズ感にまとまっているのが特徴です。
フックは防錆のフッ素コーティング加工が施されたシングルのバーブレスフックで、番手は#10を採用。なお、個数は1パッケージあたり2つ入っています。
ナブラヤ(Naburaya) アキュラシー
エリアトラウト初心者でも扱いやすいおすすめのスプーン。サイズは5種類で、もっとも軽いタイプで0.6g・21mm、もっとも重くても1.3g・24mmと、細かくウエイトを刻めるのが特徴です。
動きとしてはややワイドなローリングアクションが持ち味で、小さめでもしっかりと動くのが魅力。フックは専業メーカー「ヴァンフック」の#10ないし#6が付きます。
トラウト用スプーンのおすすめ|ネイティブ
ダイワ(Daiwa) レーザーチヌークS
ロングセラーシリーズとして知られるトラウトスプーン。なかでも本製品はレーザーホログラム仕様で、高いフラッシング効果が期待できるのが特徴です。
また、サイズ×ウエイトのラインナップが豊富なのもポイント。なお、4.5g・7.0g・10g・14g・17gには「オーナーばり」のシングルフックが付属しますが、21gと25gにはフックが付属していないので、購入する際は注意しておきましょう。
ダイワ(Daiwa) クルセイダー 激アツ
コンパクトなサイズ感と肉厚さが特徴のトラウトスプーン。ラインナップには28mm・4g、35mm・7g、40mm・10gの計3種類が用意されています。
使い方としては斜め上流に投げてナチュラルにドリフトさせたり、正面にキャストして落とし込みを意識したり、ダウンクロスに投げてしっかりと底を狙ったりするのがおすすめ。スプーンをマスターしたい方はぜひおさえておきましょう。
スミス(SMITH) ドロップダイヤ
表面にダイヤカットが施されたトラウトスプーン。乱反射によるフラッシング効果が高く、よりリアクションバイトを誘えるのが特徴です。
動きとしての振れ幅はやや小さく、細かいピッチで誘えるのもポイント。サイズとしては1.8g・3g・4g・5.5gの4種類をラインナップしています。
なお、1.8gはエリア仕様のため、バーブレスのシングルフックを採用。その他の3g・4g・5.5gは返しが付いた通常のシングルフックになっているので、購入を検討する際は意識しておきましょう。
スミス(SMITH) ピュアシェルII
妖艶なフラッシングでバイトを誘発するおすすめのトラウトスプーン。ラインナップシリーズとしては天然のアワビシートを貼っており、なかでも本製品はメキシコアワビを使用しているのが特徴です。
ウエイトのラインナップは3.5g・5g・6.5g・9.5gの4種類。3.5gと5gはシングルフックが付いていますが、6.5gと9.5gはフックなしで販売されています。
なお、同シリーズには独特な輝きを放つ「ピュア日本アワビ」もあり、ウエイトは3.5g・5gの2種類を用意。興味がある方はぜひ使い比べてみてください。
スミス(SMITH) ヘブン
トラウトスプーンのなかでもより深場を攻略するために開発されたアイテム。シルエットとしては肉厚・細身・コンパクトで、しっかりと沈み、リーリング時の浮き上がりが抑えられるのも特徴です。
ウエイトラインナップは6種類を用意しており、ネイティブ狙いの渓流ではシングルフックがついた3g・5g・7gがおすすめです。なお、3gと5gに関しては細軸のファインワイヤーを採用しているので、購入する際は意識しておきましょう。
スミス(SMITH) D-Sライン
サイズや重さによって厚みを変えているおすすめのトラウトスプーン。ラインナップは6種類で、軽いタイプは3gから、重いタイプは6.5gまで用意されています。
フロントは緩やかな傾斜で始まりつつも、高低差のあるテールへと湾曲させたS字ベンドフォルムを採用。使い分けとしては重さや大きさによる飛距離、フォールスピード、リーリング時のピッチ、フラッシングを意識するのがポイントです。
スミス(SMITH) バック&フォース
テール部分がカクンと曲がった渓流スプーン。ウエイトラインナップは本製品の7gのほか、4gと5gが用意されており、楕円形のスプーンとはひと味違う動きで誘えるのが特徴です。
上流から引くアップクロスの場合は、ややラインテンションをかけたナチュラルドリフトがおすすめ。下流から引くダウンクロス、いわゆる「逆引き」の場合はイレギュラーアクションによるリアクションバイト狙いが有効です。興味がある方はぜひ試してみてください。
ティムコ(TIEMCO) ライトニングウォブラー
トラウトフィッシングに精通するメーカー「ティムコ」のスプーン。ヘッドからテールに向けて徐々に厚みが増している「テーパーブレードデザイン」を採用しており、後方重心によってキャスト時の姿勢が安定しているほか、リトリーブ時はわずかな水流でもしっかりとアクションするのが特徴です。
また、キビキビとしたウォブリングアクションもポイント。巻きスピードも高速リトリーブからデッドスローまで対応でき、汎用性の高さも魅力です。
ツララ(TULALA) トレモロスプーン
やや細長い楕円形状をしたトラウトスプーン。揺らぎのピッチを追求しているのが特徴で、通常のリーリング時はもちろん、リフト&フォールでもしっかりと魚を寄せられるのが魅力です。
また、ストライクゾーンが広く、ピックアップ直前までバイトのチャンスがあるのもポイント。カラーは12パターンをラインナップしています。なお、ウエイトは11gと渓流で使うにはやや重めなので、川幅が広い本流や広大な湖で使うのがおすすめです。
フォレスト(FOREST) MIUネイティブシリーズあわび
オーソドックスなトラウトスプーン。本製品は第1弾のオリジナルモデルに続く第2弾のアワビカラーバージョンで、同「ネイティブシリーズ」のなかでもより高いフラッシング効果が期待できるのが特徴です。
渓流で使うウエイトは2.8g・3.5g・4.2gがベース。場所によっては肉厚でややウエイトのある7gも選択肢に入ります。選ぶ際には使うシチュエーションをイメージしてチョイスするようにしましょう。
フォレスト(FOREST) リアライズ
本流域の大型トラウトを仕留めるのにおすすめのスプーン。強い流れの中でもしっかりと泳ぐほか、湖などの止水域でも水噛みがよく、スローリトリーブでもしっかりとアピールできるのが特徴です。
本製品はオリジナルモデルで、ウエイトは11g・14g・18gの3種類。なお、ラインアップには色合いがなまめかしい「あわびシリーズ」も用意されています。こちらは18g・21gの2種類なので、購入を検討する際は意識しておきましょう。
「あわびシリーズ」は特に色合いがなまめかしく、フラッシング効果が高いのもポイント。ウエイトはシリーズのなかでもっとも重い18gで、広く深く探れるのが魅力です。
イトウクラフト(ITO CRAFT) エミシスプーン
ベイトフィッシュライクなデザインを採用したトラウトスプーン。スローリトリーブでもしっかりとテールを振るほか、浮き上がり時の回転も少なく、快適に使えるのが特徴です。
また、サイズ・ウエイトともに豊富なのもポイント。もっとも軽くて小さいタイプで37mm・3g、もっとも大きいモデルで65mm・24gまでの計12種類を用意しており、渓流から本流域、さらにはビッグレイクにまで対応できるのも魅力です。
イトウクラフト(ITO CRAFT) アールクロス 68

やや細身のフォルムを採用した大型のトラウト用スプーン。遠投性に優れているほか、しっかりと沈められ、流れの強い場所でも引き抵抗を感じられるのが特徴です。
また、リトリーブ時の浮き上がりに配慮しているのもポイント。サイズは68mm、ウエイトは18g・22g・24gの3種類をラインナップしています。使用する際は、よりヘビーなタックルで挑むようにしましょう。
タックルハウス(TACKLE HOUSE) ツインクルスプーン
本流・流水域用のスプーンとして開発されたトラウト用スプーン。流れの強い場所での浮き上がりを防止するために、重心となるボディの中心部を肉厚に、サイドをシェイプカットしているのが特徴です。
オリジナルシリーズは2g・3.5g・5g・6.5g・9gの5種類をラインナップ。なお、より大型のトラウトを狙う際は13g・18gの2種類がある「サクラマススペシャル」がおすすめです。気になる方は併せてチェックしておきましょう。
アングラーズシステム(Angler’z System) バックス
フロントワイドタイプのトラウトスプーン。前頭部が幅広な形状をしており、ルアーを上から見ると寝袋のマミー型のようなフォルムをしているのが特徴です。
また、ウエイトラインナップも豊富で、それぞれ絶妙な重さに設定されているのもポイント。トレースするレンジやリトリーブスピードによって細かく使い分けたい方におすすめアイテムです。
D-3カスタムルアーズ D3カスタムスプーン
北海道のブランド「D-3カスタムルアーズ」のトラウトスプーン。フォルムデザインは3g・4gと5g・7gで分かれており、前者は幅を狭めたスリム形状、後者はオーソドックスなフォルムを採用しています。
いずれもリトリーブ時はきっちりとフラッタリングし、デッドスローにも対応。なお、ラインナップには12.5gと16.5gもあり、こちらは本流や広大な湖で広範囲に探りたい場合におすすめです。気になる方はぜひチェックしておきましょう。
下野(SHIMOTSUKE) 桜鱒スプーン メッキ
名前の通り「桜鱒(サクラマス)」用に開発されたスプーン。形状はオードソックスで、表面はメッキ加工、裏面はハンマー加工が施されているのが特徴です。
ウエイトのラインナップは10g・14g・18gの3種類。なお、別シリーズには両面ハンマーのメッキバージョンと、艶やかなホロバージョンもあります。いずれも価格帯としては比較的安価なので、単品での指名買いはもちろん、複数購入するのもおすすめです。
菅スプーン
知る人ぞ知るおすすめのトラウトスプーン。ローカルベイトながらよく釣れると評判で、流れの強い場所でもしっかりと引けるのが特徴です。
また、ラインナップされているウエイトは1.2g・1.8g・2.3g・2.7g・5g・8gと細分化。重さの違いは飛距離を意識して使い分けるのが基本ですが、重ければ当然沈みやすくなるので、求める飛距離とフィールドの水深を考慮して選ぶようにしましょう。
スプーンをトレースする際は「どのレンジを引いているか」をイメージするのが重要。キャストして水面についてからカウントダウンをし、表層・中層・ボトムを意識して、ヒットゾーンを見つけることが釣果につながります。また、ロッドやリールを持つ際は力まず、変化を感じたらその都度アワセることも心がけておきましょう。