釣具メーカーとして国内外で知名度がある「シマノ」。リール開発に定評があるほか、ロッドやルアーも手がけており、ジャンルごとにアイテムが揃っています。これまで長年培ってきたノウハウや経験、高い技術力を持っているのがシマノの強み。トータルでタックルのセッティングを考えられるのは同社ならではと言えます。
そこで今回はシマノのルアーにフォーカス。おすすめの製品をご紹介します。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
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シマノルアーの特徴
シマノルアーの強みは組織力から生まれる完成度の高さ。多くの人間がルアーに関わるほか、数々のテストをくぐり抜けて発売されるので、実績は折り紙付きです。
現場でのフィードバックが投影され、具現化していくのも特徴。メーカーとして多くの製品を扱っているので、異なる釣りの技術がそれぞれに反映されたり、高い技術はルアーを問わず共通で採用されたりするのも魅力です。
注目は「フラッシュブースト」と「AR-C」
シマノルアーで最近よく話題となるのが「フラッシュブースト」と「AR-C」。「フラッシュブースト」とはボディ内部に入れた反射板のことですが、固定せず吊るした状態にしており、効果の高いフラッシングを連続で起こせるのが特徴です。
一方、「AR-C」とはバネを使用した重心移動システムのこと。キャスト時の飛行姿勢が安定しているほか、低重心化を図ることで動きも安定しており、泳ぎ出しからしっかりと動くのが特徴です。どちらも多くのルアーに採用されているので、ぜひおさえておきましょう。
シマノルアーのおすすめ|ソルト
シマノ(SHIMANO) サイレントアサシン 99F AR-C
シャローレンジをカバーするフローティングタイプのミノー。遠投性が高いモデルなので、ロングキャストで広範囲を探りたい時に有効なルアーです。
また、カラーも定番のレッドヘッドからハイアピールのチャート系、さらには鱗模様を施したベイトフィッシュカラーまで豊富にラインナップ。湾奥から河川、干潟など、さまざまなフィールドで使える汎用性の高さが魅力です。
シマノ(SHIMANO) ストロングアサシン AR-C フラッシュブースト
高いフラッシング効果が期待できるおすすめのミノー。常にキラキラと光る反射板「フラッシュブースト」がボディ内部に入っており、強烈に存在感を示せるのが特徴です。
タイプとしてはフローティングとシンキングの2種類を用意。遠投性能の高い重心移動システム「AR-C」を採用しているほか、貫通ワイヤーや肉厚ボディによって耐久性が高いのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) コノシロペンシル 185F
ランカーサイズのシーバスが好んで捕食している「コノシロ」を意識して開発されたペンシルベイト。アゴ下部分を丸く削った「カップスリット」が特徴で、飛沫を上げてしっかりとアピールするのがおすすめの使い方です。
レングスは185mm、ウエイトも95gと大きめなので、タックルもそれに耐えうるややヘビーなタイプが候補。浮き姿勢は80°と垂直に近いので、見切られないように速く動かすのもポイントです。
シマノ(SHIMANO) ゴリアテハイX AR-C
フローティングのリップレスミノー。サイズは95mmと125mmの2種類がありますが、いずれも水面直下20〜50cmを泳ぐルアーで、シーバス狙いに有効です。
高速巻きからデッドスローまでリトリーブスピードを問わず、ウネウネとロールするのがポイント。トップのペンシルとある程度の水深を泳ぐミノーとの間を埋めるおすすめルアーです。
シマノ(SHIMANO) オシアペンシル 別注平政
水面でのダイブで大型の青物が狙えるペンシルベイト。リアルなベイトフィッシュカラーを模した「狂鱗(キョウリン)」や、クリアベースのボディに鱗の色合いの変化をホログラムで表現した「透鱗(トオリン)」がラインナップされているのが特徴で、下からの強烈な喰い上げを誘えるのが特徴です。
サイズタイプは4種類で、145cm・46g、160cm・57g、190cm・70g、220cm・114gをラインナップ。フックサイズもそれぞれ異なるので、購入を検討する際はしっかりとチェックしておきましょう。
シマノ(SHIMANO) ヒラメミノーⅢ AR-C
その名の通りヒラメ狙いにおすすめのミノー。同メーカーが培ってきた対ヒラメのノウハウを凝縮したモデルで、アクションやトレースレンジにこだわっているのが特徴です。
タイプとしてはフローティングとシンキングの2種類を用意。いずれもファットボディを採用することで浮力が高く、水押しが強いのもポイントです。動きとしてはワイドなウォブロールアクションで、しっかりと存在感をアピールするのも魅力。気になる方はぜひ試してみてください。
シマノ(SHIMANO) スピンビーム 32G
サーフを回遊する魚に効果的なメタルジグ。ヒラメなどのフラットフィッシュのほか、北海道・東北・北陸の本流域でポイントが重なるヤマメの降海型「海サクラ」にも実績が出ているルアーです。
レングスは67mmで、ウエイト32gとコンパクトながら十分な重さがあり、大遠投して広範囲を探れるのもポイント。使い方はただ巻きのほか、ストップ&ゴーでリズムに変化をつけるのもおすすめです。
シマノ(SHIMANO) メタルドライブ
メタルジグとシャッドテールワームを組み合わせて使うルアー。ヒラメなどのフラットフィッシュに効果的で、地を這いながらも艶かしくアピールするのが特徴です。
構造としてはメタルジグの背面にシャッドテールワームを逆付けするのがポイント。なお、キャスト時はワームが前方へとひっくり返る「アーチドライブシステム」を採用しており、ワームとフックとかあまり干渉することなく飛距離を稼げるのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) サルベージブレード AR-C
ラインアイ部分がアーム状になっている「AR-C重心移動アイ」を搭載したスピンテールジグ。同種のルアーはスナップを使うのが基本ですが、本製品はキャスト時に後方、リトリーブ時に前方と支点が移動するのが特徴で、遠投性とアクションの質の双方に配慮しているが魅力です。
また、下顎部分に「ワイヤーバンパー」と呼ばれるアームがセットされており、ボトム感度に優れているのもポイント。細部の使い勝手にまでこだわったおすすめのルアーです。
シマノルアーのおすすめ|バス
シマノ(SHIMANO) ジジル
ベイトフィッシュを捕食しているときに効果的なi字系ルアー。サイズは70・85・115の3タイプがありますが、85には遠投性能に配慮した「AR-C」を、115にはフラッシング効果の高い「フラッシュブースト」を採用しているなど、機能面にも違いがあります。
使い方としては「ゆっくりと巻いて、止めて、浮かせて」を意識するのがコツ。ジョイント部分によってオートマチックに首を振り、バイトチャンスを誘発します。
また、尾びれにフェザーを取り付けることで浮力を確保しているのもポイント。野池や流入河川などの小場所から広大なフィールドまで実績が出ているので、マッチザベイトを意識したい時はぜひ試してみてください。
シマノ(SHIMANO) パブロシャッド
スレたバスにも効果を発揮する小型のシャッドプラグ。ライトリグで喰わせられない魚に対してもしっかりと結果を出せるのが特徴です。
サイズは59と52の2種類。なお、59にはオリジナルモデルのほか、より深く潜るMRも用意されています。タイプとしてはいずれもサスペンド(SP)。本製品は59のSPです。
使い方はボトムにタッチするかしないか程度の層を高速巻きで引くか、ボトムコンタクトしながらゆっくりとタイトに引くかがおすすめ。前者はルアーを回収するぐらいの巻きスピードで、後者は「巻いて止めて」を繰り返してボトムからなるべく離れないように意識しましょう。
シマノ(SHIMANO) トリプルインパクト
大きくバタバタと泳ぐサブサーフェイス系のプロップベイト。水面直下をかき回しながら引くことで波紋とサウンドを発し、強烈にアピールするのが特徴です。
本製品は旧モデルからリファインしたアイテムで、より使いやすさを意識しているのもポイント。具体的にはリアのペラのヒートンを斜めにしたり、リップを薄くしてしっかりと水を噛ませたりすることで、リトリーブ時の安定性向上を図っています。興味がある方はぜひ試してみてください。
シマノ(SHIMANO) マクベス
体高のあるボディが特徴的なシャロークランク。サイズはオリジナルの63mm、ひと回り小さい50mmのほか、75mmの「マクベスビッグ」、39mmの「マクベスタイニー」の4種類が用意されています。
泳ぎとしてはハイピッチで、強烈に存在をアピールできるのがポイント。重さを腹部分に集中させた「フロントフックアイ一体型ウェイト」によって低重心化を図り、障害物回避能力が高いのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) マクベスフラット AR-C
キャスタビリティに優れたフラットサイドクランク。重心移動機構「AR-C」を搭載することによってキャスト時の飛行姿勢が安定しており、しっかりとルアーを送り込めるのが特徴です。
タイプとしてはシャローレンジを引けるスローフローティング仕様で、リーリングを止めればジワっと浮き上がるのもポイント。喰わせの間がつくれるほか、ボトムコンタクト時に意識すると根がかり回避にもつながるので、ぜひ試してみてください。
シマノ(SHIMANO) スウェジー
使い勝手のよいおすすめのスピナーベイト。タイプとしてはタンデムウィロー(TW)・ダブルウィロー(DW)の2種類がありますが、いずれも巻き抵抗は軽く、手返しよくキャスト&リトリーブできるのが特徴です。
ヘッドには錫とタングステンを使用していますが、比重の高いタングステンを底面に集中させているのもポイント。高速巻きでは泳ぎが安定しているほか、障害物タッチに関しても素早く姿勢を立て直せるのが魅力です。
シマノ(SHIMANO) Btフロッグ
スキッピングのしやすさが魅力のフロッグ。重さのバランスを前後へと分散したセンターバランス構造のフック一体型ウエイトを採用しており、キャスタビリティに優れているのが特徴です。
また、フッキング時にしっかりとボディが潰れるよう、内部にスリットが入っているのもポイント。入り組んだカバーから魚の引き出せるおすすめのルアーです。
シマノルアーのおすすめ|トラウト
シマノ(SHIMANO) ロールスイマー
ベーシックな見た目ながらこだわりが詰まっているトラウトスプーン。ネーミングの通りリーリング時のローリングアクションでバイトを誘えるのが特徴で、喰わせの能力と操作性に長けているアイテムです。
実釣テストの結果がフィードバックされ、製品に反映されているのもポイント。ウエイト・カラーともにラインナップが豊富なのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) ストリームフラット
渓流で使うオーソドックスなシンキングミノー。シリーズとしては50S・50HS・65S・65ESの4種類で、Sはシンキング、HSはヘビーシンキング、ESはエクストラシンキングを表しています。
いずれもただ巻きであれば小気味よく泳ぎ、安定しているのがポイント。一方、連続トゥイッチングを入れると大きくヒラを打ち、魚にスイッチを入れられるのが特徴です。
シマノ(SHIMANO) フリューゲル AR-C
トラウトのなかでも本流域でのサクラマスを狙う際に使うミノー。タイプはフローティングとシンキングに分かれており、前者が7.8g、後者が8.8gとウエイトに1gの差があります。
どちらかというと弱々しく動いてバイトを誘うタイプで、デッドスローで引けるのもポイント。レングス70mmとやや小さめながらAR-Cにより飛距離が稼げるのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) MLバレット 93F AR-C
同社ソルト用のミノー「サイレントアサシン」を本流トラウト用に設計したルアー。ボディのスリム化を図っているほか、流れの強い場面でもしっかり泳ぐのが特徴です。
本製品はフローティングタイプで、レングスは93mm。ウエイトは10gとサイズのわりに軽めですが、AR-Cを重心移動システムに搭載しており、浮力をいかしたアクションで遠くにいる魚にもアピールできます。
シマノのルアーと言えば、かつて村田基氏が提唱した「ナチュラル&アピール」は有名ですが、著名なルアービルダーの作品などはなく、技術力が詰まったリールやロッドに話題が集まっていました。ただし、最近は認知度が高まり、シーバスでは「エクスセンス」、バスでは「バンタム」、トラウトでは「カーディフ」など、シリーズ化もされています。購入を検討する際は幅広くチェックしておきましょう。