釣りのなかでも大海原が舞台となる「オフショアジギング」。基本的には重いメタルジグを使いますが、やや軽めのライトジギング、さらに軽いスーパーライトジギング、ゆっくりと落とすスロージギングと細分化が進んでおり、奥深さも増しています。
そこで今回は、オフショアジギングルアーを特集。おすすめのアイテムをご紹介します。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
オフショアジギングルアーとは?
「オフショアジギングルアー」とは、「オフショア」で「ジギング」を行う「ルアー」こと。オフショアとは岸から離れることを意味し、英語では「Off shore」と書きます。また、「ジギング」とは「メタルジグ」を使った釣りのことで、メタルジグとは魚を模した金属ルアーのことを指します。
釣りのスタイルとしては、船からメタルジグを遠投するキャスティングゲームと、船べりからメタルジグを落として巻き上げるバーチカルな釣りが代表的。前者はリトリーブによる横の釣り、後者はリフト&フォールによる縦の釣りですが、いずれもメタルジグのキラキラとしたフラッシングやヒラヒラをした動きでバイトを誘うのが特徴です。
オフショアジギングルアーの選び方
重さで選ぶ
オフショアジギングでは投げるにしろ、落とすにしろ、メタルジグの重さによってタックルのセッティングが変わり、遠方や深場にいる大物を釣り上げるにはそれ相応のルアーウエイトが必要です。
ヒラマサやブリなどの大型クラスの青物をキャスティングで狙う場合は60~90g、落とし込みであれば狙う水深にもよりますが130〜180gが目安です。
中型の青物を狙う場合は「ライトジギング」と呼ばれ、使用するウエイトは80gから下。小型の青物であればさらに軽い「スーパーライトジギング」と呼ばれる釣りになり、30gまでのメタルジグを使います。
一方、より深場を狙う場合は使用するメタルジグも非常に重め。特に、よりゆっくりと落として誘う「スロージギング」はウエイト200g台からが目安で、中深海でのジギングでは600g・700g・800gとさらに上がっていきます。
ウエイトバランスで選ぶ
メタルジグには大きく分けて、前方重心(フロントバランス)・中央重心(センターバランス)・後方重心(リアバランス)の3つがあります。
前方重心は先がやや太く、徐々に細くなっていく形状。重心が後ろにいかないため飛距離は出しにくいが、ロッドワークに対してレスポンスがよく、キビキビしたアクションを出しやすいのが特徴です。
中央重心は小魚を模したような形状。バランスに優れているので巻きがしやすいほか、リーリングを止めると水平姿勢で落ちるので、フォールで喰わせやすいのも魅力です。
後方重心は先細りで、徐々に太くなっていく形状。遠投しやすいほか、フォール時のスピードが早いのも特徴です。ただし、ロッドワークに対してレスポンスが鈍い点には注意。不規則な変化でバイトを誘うようにしましょう。
オフショアジギングルアーのおすすめ
ダイワ(Daiwa) ソルティガ SL ジグ SD
セミロングタイプのオフショアジギングルアー。スロージギングで使うにおすすめのアイテムで、見た目以上にウエイトがあるのが特徴です。
ラインナップは、230g・260g・290g・330g・400g・500g・800gの7種類。強烈な水圧がかかる状況でも軽快に操作、ブレの少ないジャークができるよう設計されているのも魅力です。
ダイワ(Daiwa) TGベイト SLJ
ショア・オフショアを問わず、スーパーライトジギングで使うのにおすすめのメタルジグ。フックはティンセル付きのアシストフック3本で、フロントがダブル、リアがショート丈のシングルになっています。
素材はタングステンを使用しており、サイズは、55mm・30g、64mm・45g、68mm・60g、78mm・80gの4種類。カラーラインナップも豊富で、適材適所で使い分けしやすいのも魅力です。
ダイワ(Daiwa) TGベイト神掛
上下にフックをセットすることで、ボディに食いつくことの多いサワラやタチウオでもバラしにくいオフショアジギングルアー。素材には比重の高いタングステンを使用しており、コンパクトで素早いフォール速度を実現しています。
ウエイトは、80g・100g・120gの3種類を展開。豊富なカラー展開で、シチュエーションによって使い分けをできるのも特徴です。
また、深いポイントでも明るく光る、グローモデルもあります。噛みつき系のターゲットを狙う際におすすめの、オフショアジギングルアーです。
ダイワ(Daiwa) ソルティガ TBジグII アデル
大型のブリやマグロなどを釣るために設計された、ロングタイプのメタルジグです。ナチュラルフォールを実現する非対称かつ薄型なボディによる立ち上がりの早さが特徴。キレのある動きで魚を誘います。
さらに、サイドには水中でジグの方向をコントロールするスライドキールを配置して、アクション性を向上しているのも魅力です。
ウエイトは、140〜260gまで、20gごとに展開。カラーは、暗闇でアピールする蓄光モデルや、魚皮を科学したアデルホログラムなどを展開しています。大型の魚をジャーキングで狙う方におすすめの、オフショアジギングルアーです。
ダイワ(Daiwa) MMジグ3
長年同社のテスターを務める村越正海氏が監修したメタルジグ。カクカクしいフォルムが特徴的で、ファストリトリーブからスローなジャークまで対応できるのが魅力です。
ウエイトは、100g・120g・150g・200g・250g・300gの6種類をラインナップ。表面には魚肌を表現したアデルホロを採用しており、細かいディテールにまでこだわっています。
シマノ(SHIMANO) オシア EJスライド
水噛みがよく、中速から低速でのジギングにおすすめのオフショアジギングルアーです。電動リールを使用したジギングに対応しており、底物や青物など、幅広いターゲットを狙えます。
ウエイトは150〜300gまで50g刻みのラインナップで、リアバランス設計です。ボディには、リアルなベイトフィッシュのウロコパターンを再現したホログラムを使用しており、効果的にアピールできます。
さらに、クイックジャークによるショートスライドや、ロングジャークでのロングスライドなど、多彩な攻め方が可能。さまざまなパターンに対応できるオフショアジギングルアーです。
シマノ(SHIMANO) オシア タングマン H
SLJやマイクロベイトパターンを攻略する際におすすめの、オフショアジギングルアー。フロントバランス設計でアクション時のレスポンスがよく、ジャークアクションが得意です。フォールをする際は素早く横を向いて、ランダムな水平アクションフォールができます。
また、縦方向の移動距離が短いため、一定のレンジをじっくり攻める際に便利。縦への移動が少ない、タチウオやマダイなどを狙うのにおすすめです。ウエイトは40gと50gを展開しています。
リトリーブによる釣りにも対応しており、使い勝手のよいオフショアジギングルアーです。
ジャッカル(JACKALL) バンブルズジグ セミロング
ある程度長さのあるベイトを捕食している時におすすめのメタルジグ。ボディの前後ではなく左右で厚みを変えており、不規則なフォールでバイトを誘えるのが特徴です。
ウエイトは、100g・120g・150g・180g・200g・250gをラインナップ。なお、同じシリーズにはショートバーションも用意されているので、長短でオフショアジギングルアーを揃えたい方は併せてチェックしておきましょう。
ジャッカル(JACKALL) バンブルズジグロングブレード
タチウオのような細長いベイトをイミテートしたおすすめのメタルジグ。ステンレス素材のブレードにウエイトを乗せた後方重心タイプで、しっかりと水を切ってシャクり上げられるのが特徴です。
ウエイトは、200g・250g・300gの3種類。フックはフロントに専用のダブルアシストフックが搭載されています。
ジャッカル(JACKALL) バンブルズジグTG SLJ
オフショアジギングルアーのなかでもスーパーライトジギングに対応するメタルジグ。高比重のタングステン素材を使用しているのが特徴で、スリムなシルエットながらキレ味鋭い動きでバイトを誘えるのが魅力です。
ウエイトは、30g・40g・60g・80gの4種類。フックはフロントがダブル、リアがシングルのアシストフックで、フロントのみシリコンラバーのネクタイが入っています。
ジャッカル(JACKALL) バンブルズジグ スロー
スロージギング向けのオフショアジギングルアー。速いフォールでは追いきれない魚に使うのがおすすめで、じっくり長く見せることでバイトを引き出せるのが特徴です。
また、ボディは左右非対称で、厚みを変えているのもポイント。ウエイトは、100g・120g・150g・180g・200g・250gの6種類で、フックはフロント・リアともにアシストフックがダブルで付きます。
エバーグリーン(EVERGREEN) トゥルースピンジグ
ボディの両面に凹型のデザインを施すことで、独特な高速回転アクションを可能にしたオフショアジギングルアーです。強い波動とフラッシングによる高いアピール力で魚の本能を刺激して、リアクションバイトを誘発させます。
さらに、ボディを薄型に設計しているのでアクション性が高く、キレのある動きをできるのが特徴です。フォール時にはイレギュラーアクションを発生。ジャークをした際は、強いダートアクションで遠くの魚にも存在を知らせます。アクション性を重視する方におすすめです。
ウエイトは、100〜240gまで幅広く展開。定番カラーに加えて、グロー系も揃えており、選択肢が広いのもポイントです。青物に効果的な、ロングタイプのオフショアジギングルアーを探している方は、チェックしてみてください。
メジャークラフト(Major Craft) ジグパラ スロー
ややリア気味のウエイトセッティングを採用したメタルジグ。スローと銘打たれていますが、ウエイトラインナップは、10g・15g・20g・30g・40g・50g・60gと軽めが揃っており、オフショアではスーパーライトスロージギングで使うのがおすすめです。
フロントにはアシストフック2本、リアにはアシストフック1本を搭載。フォールは細かいピッチでヒラヒラと落ち、しっかりと水押しするのも魅力です。
メジャークラフト(Major Craft) ジグパラ バーチカルショート
さまざまな釣り方に対応できる、万能型のオフショアジギングルアー。ショートタイプでアクションをしやすい、快適な操作性が魅力です。
ウエイトは、80〜180gまで幅広く展開しており、浅場から流れの強いポイントまで対応ができます。水中で小魚の形に光るライブベイトや、リアルなウロコを再現した鱗シリーズなど、カラー展開も豊富です。
汎用性が高く使いやすい、ショートタイプのオフショアジギングルアーを探している方におすすめのモデルです。
マリア(Maria) ムーチョ・ルチア
ショア・オフショアを問わず、キャスティングゲームで使えるメタルジグ。タイプとしてはセンターバランス設計で、デフォルトでフロントにアシスト(シングル)フック、リアにトレブルフックがセットされています。
サイズは、51mm・18g、55mm・25g、62mm・35g、68mm・45g、80mm・60gの5種類。ホログラム仕様でフラッシング効果が高いほか、塗装強度がしっかりしているのもポイントです。
MCワークス(Mc Works’) キラージグⅣ
スティックスライドジグと称される細長いオフショアジギングルアー。水深50〜100mラインを狙うのにおすすめのメタルジグで、フィールスピード、ロッドアクションに対するレスポンス、シャクりの軽快さなどに優れているのが特徴です。
ウエイトは、120g・150g・180g・210g・240g・300gとヘビー級をラインナップ。なお、同シリーズにはカクカクしい「キラージグⅤ」も用意されているので、気になる方は併せてチェックしておきましょう。
シービーワン(CB ONE) G2
ウエイトを前後に分散することで、優れた推進力を発揮するオフショアジギングルアー。バーチカルからリトリーブまで幅広いアクションに対応できるため、さまざまなアプローチをしたい方におすすめです。
また、独特のフォルムにより機敏に動くのもポイント。魚が違和感を覚えにくく、自然に口を使わせられます。さらに、立ち上がりがよいため、アクション間のつながりがスムーズなのもメリットです。
シービーワン(CB ONE) C1 LOMGLIDE
スライドアクションに特化した、ハイアピールのオフショアジギングルアー。左右へ大きく滑るアクションと、食わせの間を長く作り出すスローフォールで、ヒラマサをはじめ青物全般を狙う方におすすめです。
薄く細いヘッド部分とエッジの鋭いボディ形状は水の抵抗が少なく、キレのあるアクションを実現。ロッドワークに対するレスポンスもよく、アクションにメリハリを加えられます。ハイアピールかつミスアクションを起こしにくい、ロングタイプのオフショアジギングルアーです。
スミス(SMITH) CB.マサムネ
スロージギングを得意とした、ロングボディのオフショアジギングルアーです。センターバランス設計でフォール時に水平姿勢になり、スローフォールするのが特徴。さらに、フラット面を細長くすることで、タイトなスロージャークを行えます。
ほかにも、スライドジャークやストップアンドフォールなど、多彩なアクションができるのも魅力です。95g・115g・135g・155gと4種類のウエイトを展開しており、全て185mmで統一。サイズを問わず、アピール力を維持しています。動きを損いにくく、ウエイトだけを変えたい方におすすめです。沿近海のスロージギングで活躍するオフショアジギングルアーです。
メタルジグにはフックのセット方法がいくつかあり、フロントとリアにそれぞれどんなフックを何本付けるかによって変わります。ポイントは捕食の仕方。ルアーを丸呑みしてくる魚はアシストフック、ルアーにアタックしてくる魚はトレブルフックの方が有利です。根がかりとのバランスを考慮して判断するようにしましょう。