日本で釣り道具を揃える際は国内メーカーだけでなく、海外メーカーも選択肢のひとつ。アメリカやヨーロッパのほか、最近はアジア各国のブランドも台頭しており、なかには安価で性能のよいアイテムを見つけ出すこともできます。
そこで今回は「オクマ」というブランドに注目。メインで扱っているリールにフォーカスし、おすすめの製品をご紹介します。興味がある方はぜひご一読ください。
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オクマ(Okuma) とは?どこの国のメーカー?
「オクマ(Okuma)」はおもにリールを製造している台湾のメーカー。日本での販売は福岡県の北九州市に拠点を置く釣具メーカーの「ゼニス(ZENITH)」が統括しています。
リール市場においては国内外を問わず、日本のシマノ・ダイワが2大巨頭。オクマのリールの普及や知名度はまだまだですが、価格帯としては比較的安価で、注目しておくべき製品も数多くあります。
「オクマ」というブランド名にあまり馴染みがない方はもちろん、どんなリールがラインナップされているかいまいちピンとこないという方はチェックしてみてください。
オクマのリールの特徴は?
オクマのリールの特徴はコストパフォーマンスのよさ。リールとしての耐久性が高い一方、価格帯としては比較的控えめなので、釣行頻度が高い方や長期間使いたいアングラーにおすすめの機種が揃っています。
また、製品によってはデフォルトの状態でスプールが2個同梱されているのもポイント。ラインの種類や太さをスプール交換のみで変えられます。メイン機としてはもちろん、サブ機としても活躍してくれるので、限られた予算内でのリール購入を検討している方はぜひチェックしておきましょう。
オクマリールのおすすめ|スピニングリール
オクマ(Okuma) ALTERA Plus ATE-40PLUS
リーズナブルな価格帯のスピニングリール。番手ラインナップは20・30・40の3種類で、20はギア4.8:1、30と40はギア比5.0:1となっています。
本製品はもっともサイズが大きい40で、重さは260g。ギア比は5.0で、ハンドル1回転あたりの糸巻き量は85cm、ラインキャパはナイロン3号200mが目安です。
標準スプールのほか、PE対応アルミの浅溝スプールも同梱されており、状況に応じた使い分けもスムーズ。これから本格的に釣りを始めたい方は、ぜひチェックしておきましょう。
オクマ(Okuma) EPIXOR XT plus EPXT-30PLUS
オクマリールを代表するスピニングリール。番手ラインナップは20・30・40・50・55の5種類で、ギア比は番手によって有無が異なりますが、5.0:1と6.0:1があります。
本製品は30で、重さは249g。ギア比は5.0で、ハンドル1回転あたりの糸巻き量は69cm、ラインキャパはPE2号170mが目安です。
シリーズ共通で耐久性が高いほか、リトリーブ時のガタつきが少ないのもポイント。ボディ素材にはグラファイトポリマーを混合したカーボンファイバー「C-40X」を採用し、比較的軽めに仕上がっているのも魅力です。
なお、いずれの機種も標準スプールのほか、PE対応アルミの浅溝スプールも同梱。巻き替えせずに2種類のラインを使い分けられるので、購入を検討する際はそこもしっかりとチェックしておきましょう。
オクマ(Okuma) ARIA ARIA-6000B BOX
小型の1000番からやや大型の8000番まで揃うスピニングリール。シリーズ共通で安価な価格帯に設定されており、釣り初心者でも手が出しやすいのが特徴です。
本製品はソルトで使うのに適した6000番で、重さは394g。最大ドラグ力は14kgで、大物が掛かってもしっかりと対応できます。ギア比は4.5で、ハンドル1回転あたりの糸巻き量は83cm。ラインキャパはナイロン6号160mが目安です。
オクマ(Okuma) Ceymar CB CCB-4000MXA
カーボンハンドルを標準装備しているおすすめのスピニングリール。巻き心地は軽快で、キャスト&リトリーブを繰り返す釣りに適しています。
本製品は海水であればシーバス釣りやライトジギング、淡水であれば本流の大型トラウト狙いに適した4000番で、重さは284g。最大ドラグ力は10kgと十分なスペックを備えているのもポイントです。ギア比は6.2で、ハンドル1回転あたりの糸巻き量は99cm。ラインキャパはPE2号150mが目安です。
オクマ(Okuma) ITX CB PLUS ICP-3000MHA PLUS
ルアーフィッシング全般で使いやすいおすすめのスピニングリール。番手は1000番・2000番・2500番・3000番・4000番の5種類で、アジングやメバリングなどのライトゲームから、トラウト、バス、エギング、シーバス、ライトジギングなどに適したモデルが揃っています。
本製品は3000番で、重さは226g。ギア比は6.0で、ハンドル1回転あたりの糸巻き量は85cm、ラインキャパはPE1.2号150mが目安です。
オクマ(Okuma) TESORO TSR-10000PA
ソルトの釣りでモンスタークラスの魚を獲りたい方におすすめのスピニングリール。シリーズラインナップとしては8000番から20000番までの5機種に、それぞれハイギアとパワーギア(ローギア)が用意されており、計10種類から選べるのが特徴です。
本製品はパワーギア(ローギア)の10000番で、重さは714g。ギア比は4.9、ハンドル1回転あたりの糸巻き量は101cmで、ラインキャパはPE6号230mが目安です。
オクマ(Okuma) Azores AZORES-8000P
大型機種が揃うスピニングリール。青物狙いなどのキャスティング・ジギングゲーム向きのアイテムで、番手は8000・10000・16000が用意されているのが特徴です。
本製品は8000番で、重さは524g。ギア比は4.8で、ハンドル1回転あたりの糸巻き量は89cm、ラインキャパはPE4号300mが目安です。
いずれも型番の最後には「P」が付いており、いずれもパワーギア(ローギア)仕様。価格帯は控えめなので、コスパは良好です。
オクマリールのおすすめ|ベイトリール
オクマ(Okuma) MULTI STRIKER V MSV-100HA
比較的安価ながら汎用性の高いおすすめのベイトリール。デフォルトで赤い浅溝プール(ナイロン12lb100m)が装着されているほか、スペアで紫の深溝スプール(ナイロン16lb110m)も用意されており、2パターンのラインを組めるのが特徴です。
ラインナップはノーマルギア6.5とハイギア7.2の2種類に、それぞれ右巻きと左巻きを用意。番手は100番で、重さは213gに統一されています。
オクマ(Okuma) Ceymar ODT ODT-101HA
1台で通常のベイトとベイトフィネスをまかなえるおすすめのリール。デフォルトのスプールはナイロン16lb100m、スペアのスプールはナイロン8lb50mで、バスはもちろん、トラウトやソルトライトゲームでも使いやすいのが特徴です。
重さは199gで、ラインナップとしては右巻き・左巻きをそれぞれ用意。ギア比は7.2のハイギアで、ハンドル1回転あたりの糸巻き量は76cmが目安です。
オクマ(Okuma) マカイラ レバードラグリール MK-50WII
マグロやカツオなどの巨大魚を狙う際に使うレバードラグリール。アルミニウムの塊から削り出した一体成型加工のフレーム構造を採用しており、高い強度を備えているのが特徴です。
糸巻き量の多い高速ギアと巻き続ける際に疲れにくい低速ギアの2スピードギア仕様。ハンドルは凹凸のあるT字型で、握りやすいのも魅力です。
また、シリーズラインナップが8機種あるのもポイント。購入を検討する際はしっかりとスペックを確認しておきましょう。
オクマ(Okuma) カバラ レバードラグリール
剛性の高いレバードラグリール。一体成型加工による「6061-T6」のアルミニウムフレームとプレート構造を採用しており、タフなジギングゲームにも対応できるのが特徴です。
大型ハンドルノブを備えているため、パワフルに巻けるのもポイント。タイプは「CAV-5NII」とより大きめの「CAV-12NII」があり、型番語尾にLXと付いている製品は左巻き仕様となっています。
日本でのリール市場はシマノ・ダイワが拮抗し、ついでピュアフィッシングジャパンのアブガルシアがくるので、オクマの知名度は低め。一方、海外では釣り場や店頭で見かける機会があり、普及に差を感じます。耐久性の高さやコスパのよさなど魅力的な要素に挙られるので、興味がある方はぜひ試してみてください。