釣りで使うリールのなかでもオートマチックに巻き上げや落とし込みができる「電動リール」。基本的に乗合船で使う高価格の製品なので、釣り船でのレンタルも可能ですが、釣行頻度が多い方は自前で用意するのもおすすめです。
そこで今回は、電動リールを特集。おすすめモデルをご紹介します。選び方についても解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 電動リールとは?
- 電動リールの選び方
- 電動リールのおすすめメーカー
- 電動リールのおすすめモデル|小型
- 電動リールのおすすめモデル|中型
- 電動リールのおすすめモデル|大型
- 番外編:ワカサギ釣り用電動リールのおすすめ
- 電動リールのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
- 番外編:電動リールの使い方
電動リールとは?
電動リールとは、糸巻きを自動でしてくれるリールのこと。フォールスピードなどの調節も可能で、手持ちのリーリングでは手間がかかる大型魚種や中深海の魚を狙うのに有効な道具です。
電源はバッテリーから確保。電動リール専用のバッテリー、船に備え付けてあるバッテリー、レンタルボートなどで使うエレキ用のバッテリーなどを用いて、いずれも専用のケーブルで接続します。電動リールはコード付きの状態で使用するので、認識しておきましょう。
なお、電動リールはベイトリール(両軸リール)がほとんど。スピニングリールであればハンドルの左右の入れ替えが可能ですが、ベイトリールに位置付けられる電動リールはハンドルの交換ができません。また、サイズが大きくなるほど右巻きのみになるので、留意しておきましょう。
電動リールの選び方
狙う魚に合ったサイズ(番手)をチェック
電動リールは大海原での巨大魚狙い以外にも使えます。番手のラインナップが幅広く、小型の電動リールであればアジやサバなどの青物から、ルアーでも狙えるマダイやタチウオ、複数仕掛けで狙うイカ、底物のヒラメなどもターゲットです。
中型の電動リールであれば青物狙いのジギングか、キハダやカツオなどをテンビン仕掛けのエサ釣りで狙うかなどで、中〜大型の魚種も射程圏内。大型の電動リールであれば太めのラインをたっぷりと巻けるので、モンスタークラスの回遊魚を狙うのはもちろん、深海の魚を釣る際にも重宝します。
なお、番手の目安はメーカーによってさまざま。例えば、糸巻き量がPE2号300mであってもダイワは200番台、シマノは600番台の製品が該当します。型番の基準は統一されていないので、注意しておきましょう。
モーター性能をチェック
電動リールの中核を担うのはモーター部分。モーターの性能によって、巻上力や巻上速度が変わってきます。トルクやパワーはもちろん、巻きスピード、瞬発力に関わるレスポンスのよさに違いがあるので、どのようなモーターが搭載されているかを確認しておきましょう。
ダイワであれば「MAGMAXモーター」や「MAGMAX-Gモーター」、シマノであれば「ムテキモーター+」やブラシレスモーターの「ギガマックスモーター」が代表的です。
ブラシレスモーターとは、カーボンや銅などの粉末の固形物の「ブラシ」がないモーターのこと。劣化しにくく、耐久性にも長けているのが魅力です。気になる方はぜひチェックしてみてください。
糸巻き量をチェック
釣りで使うリールには、糸を巻きつけるスプールに対して適応するラインの太さとキャパの目安がある程度決まっています。
電動リールを使うシーンは海でのオフショア。エサ釣り・ルアーのジギングを問わず、船からの落とし込みがメインになるので、引っ張り強度の高いPEラインを多用します。
ラインの太さと糸巻き量の選定は狙う魚種の大きさや水深を意識。より大物狙いであれば太いラインがしっかりと巻けるリールを、より深場狙いであればラインキャパが多いリールを選ぶようにしましょう。
例えば、キハダ狙いであればPE8号を500m以上巻いておくと安心。300mラインのキンメダイを狙う場合はPE4号あたりを使いますが、リールの糸巻き量がPE4号300mだと糸が出切ってしまうので、より細めのラインを使うか、もうひと回り大きめのリールを選ぶ必要があります。釣果情報とタックルデータを事前に確認しておくのがおすすめです。
使いやすさをチェック
電動リールは船での海釣りで使うのがほとんど。波を被る可能性があるので、防水性に長けているほか、サビや塩ガミに配慮した製品が数多くラインナップしています。
そのほか、釣りに合わせたモード選択が可能だったり、設定まわりの操作性に優れていたり、巻き上げスピードの調節ができたりと、製品によってさまざまな機能を備えているのも特徴です。
なかには、カラー液晶付きの魚探機能を備えているモデルや、アプリとの連携が可能なモデルも存在します。ただし、多機能な製品なら利便性は向上しますが、その分価格帯にも影響してくるので、予算と必要性を考慮して使いやすい製品を選んでみてください。
電動リールのおすすめメーカー
ダイワ(Daiwa)
「ダイワ」は国内大手の釣具メーカー。ロッドやリール、ルアーはもちろん、ラインやアパレル、小物などさまざまなアイテムを展開しています。
電動リールに関しては「シーボーグ」や「レオブリッツ」が代表的。なお、200サイズはPE3号200m、300サイズはPE4号300m、400サイズはPE5号300m、500サイズはPE6号300m、600サイズはPE8号300m、1000サイズはPE8号800mからが目安です。
シマノ(SHIMANO)
「シマノ」は世界的に知られている日本の大手釣り具メーカー。リール開発に定評があるほか、ロッドやルアーなど幅広いジャンルのアイテムを展開しています。
シリーズ名としては「ビーストマスター」「フォースマスター」「プレイズ」が電動リールのラインナップ。なお、本記事では200番から1000番までを小型、2〜3000番を中型、9000番を大型としています。
電動リールのおすすめモデル|小型
ダイワ(Daiwa) シーボーグ 200J
軽量でコンパクトな小型電動リール。本製品は22年モデルで、ひと世代前の19年モデルよりも巻上力とドラグ力の強化を図っているのが違いです。
また、モーターON/OFF連動クラッチを搭載しているのもポイント。クラッチがオンのときはレスポンスのよい素早い立ち上がりが、クラッチがオフのときはモーター停止によるフォール時のアタリをしっかりと取れるのが特徴です。
自重は490gで、ギア比は5.1:1。ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは55cmで、糸巻き量はPE2号で300mが目安です。ラインナップは右巻き・左巻きにそれぞれシングルハンドルとダブルハンドルが用意され、計4種類のなかから選べます。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ G200J
耐久性の高いおすすめの小型電動リール。本製品は22年モデルの「 200J」をベースにしており、スポンスのより回転とパワーを生み出す「MAGMAX-Gモーター」を搭載しているのが特徴です。
また、同社のアプリ経由でスマホと連携できるのもポイント。ライン入力やメンテナンス管理、機能設定などを遠隔で操作できるのも魅力です。
自重は520gで、ギア比は5.9:1。ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは65cmで、糸巻き量はPE2号で300mが目安です。
ラインナップはそれぞれ右巻き・左巻きを用意しており、どちらも75-85mm可変ロングハンドルを標準搭載。狙うターゲットや釣りのスタイルによって変えられる点もおすすめです。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ 300J
ダイワの300番台の小型電動リール。本製品は21年モデルで、ひと世代前の18年モデルよりも軽く、操作性に優れているのが特徴です。
軽量に仕上がっていますが、巻き上げ力が向上されているのもポイント。また、パワーを生み出す磁石には「特殊ネオジウム磁石」を採用しており、スローでもきっちと巻けるのも魅力です。
ラインナップは右巻き・左巻きをそれぞれ用意し、自重はどちらも560g。ギア比は5.1:1、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは70cm、糸巻き量はPE4号300mが目安です。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ G300J
エサ釣りでもジギングでも使えるおすすめの小型電動リール。本製品は21年モデルの300番台「300J」をベースにしており、軽さ・感度・パワー・耐久性を向上させているのが特徴です。
ラインナップは右巻き・左巻きをそれぞれ用意し、自重はどちらも575g。ギア比は6:1、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは83cm、糸巻き量はPE4号300mが目安です。
また、レベルワインダーの内径は3mmで、ショックリーダー30号が通る設計。太めのラインで大物を狙えるのも魅力の1台です。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ 300MJ
2020年モデルの同社300番台電動リール。HiとLoのモード切り替えが可能なMEGATWIN-PROを採用しており、巻き上げ速度を変えられるのが特徴です。
また、親指1本でさまざまな操作ができる「JOGパワーレバー」の搭載もポイント。さらに、「電動&両軸リールマグシールドボールベアリング」によって耐久性も高く、サビや塩ガミに強いのも魅力です。
ラインナップは右巻き・左巻きをそれぞれ用意し、自重はどちらも670g。ギア比は4.4:1、糸巻き量はPE4号300mが目安です。
ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 200J
コード込みでも重量615gと、軽量設計が特徴の電動リール。コンパクトボディながら、素早く力強い巻き上げをできる「BRITZモーター」を搭載しており、十分な性能を発揮します。
また、魚の引きに合わせて適切なドラグの効きに調節する「ATD」や、見やすくて豊富な機能を備えたディスプレイなどを搭載。快適な釣りをサポートします。さらに、スマホとリンクすることで糸巻きやしゃくり速度など、さまざまな設定をスムーズに行えるのもポイントです。
本製品は、PE2号で300mの糸巻き量、最大ドラグ力は8.5kgあります。タチウオなどを狙うのにおすすめの電動リールです。
ダイワ(Daiwa) レオブリッツ 300J
幅広い魚種に対応した、軽量化つハイパワーな電動リール。動力には、力強さがありスローな巻き上げに対応した「BRITZモーター」を搭載。さらに、小型のリールでも性能を最大限に発揮する「MAGMIGHT構造」で、パフォーマンスを向上しています。
また、落下速度を素早く調節できる「フォールブレーキダイヤル」を搭載。フォール中でのベイトの付きをよくしたり、スルメイカの中層反応を捉えたりと、繊細な操作をしたい方におすすめです。
本製品は、糸巻き量はPE4号で300m、最大ドラグ力は13kgあります。ひと回り小型の「200J」と比べてパワーがあり、青物にも対応できるのが特徴の電動リールです。
シマノ(SHIMANO) フォースマスター 200
小型電動リールのなかでもより軽く、よりコンパクトで、細糸を巻けるモデル。自重は395g、最大ドラグ力は5kgで、小物釣りにおすすめの1台です。
ギア比は8.2:1のハイギア仕様。ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは66cmで、糸巻き量はPE1号220mが目安です。
ラインナップは右巻き1機種に、左巻きが2機種。左巻きのみにダブルハンドルモデルが用意されているので、購入を検討する際は意識しておきましょう。
シマノ(SHIMANO) プレイズ 600
同社小型電動リールにおけるスタンダードモデル。比較的価格帯が控えめで、これから初めて電動リールの導入を検討している方や、コスパ重視で電動リールを選びたい方におすすめの1台です。
本製品は最大ドラグ力5kgで、タチウオやマルイカ、マダイ、ヒラメなど、ライトゲームのエサ釣り全般に対応。小物から中型をターゲットにした釣りに向いています。
ラインナップは右巻きのみで、自重は470g。ギア比は5.5:1で、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは59cm、糸巻き量はPE2号300mが目安です。
シマノ(SHIMANO) フォースマスター 600
中間速設定ができるおすすめの電動リール。サイズとしては600番台で、ジャンルとしては小型電動リールに分類されるアイテムです。
「中間速」とはアングラーがあらかじめ設定した速度で巻き上げを開始する機能のこと。かかってからいきなりトップスピード(31速)で巻くのではなく、魚種や状況に応じた速度から巻き上げられるよう設定できるのが特徴です。
本製品の自重は495gで、ギア比は5.1:1。ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは53cmで、糸巻き量はPE2号300mが目安です。
ラインナップは計4種類。右巻き・左巻きにそれぞれシングルハンドルとダブルハンドルが用意されているので、しっかりと吟味してから購入するようにしましょう。
シマノ(SHIMANO) フォースマスター 1000
パワフルなモーターを搭載した電動リールです。最大ドラグ力15kg、実用巻上持久力8.5kgのスペックで、大型の魚がかかったときも力負けしにくくファイトができます。
コンパクトボディでパーミングしやすいうえに、ワンハンドで操作ができる設計にも注目。巻き上げ速度を瞬時に設定できるタッチドライブや、親指のみでクラッチ操作ができるデザインを採用しています。ライトゲームをより快適にしたい方へおすすめです。
さらに、ディスプレイにはハンドル速度や魚群情報の表示など、実用的な機能を多数搭載。パワーと操作性を兼ね備えた、ハイスペックな小型電動リールです。
シマノ(SHIMANO) プレイズ 1000
コストパフォーマンスに優れたおすすめの電動リール。ひと通りの機能を備えつつも、価格は控えめです。最大ドラグ力10kgで、自重は615g。ギア比は5.1:1、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは70cmで、糸巻き量はPE4号300mが目安です。
なお、同シリーズの800番台「プレイズ 800」はほぼ同スペックですが、糸巻き量だけ少なめ。同じドラグ力、同じ重さ、同じギア比ですが、糸巻き量はPE4号250mが目安です。購入を検討する際は意識しておきましょう。
シマノ(SHIMANO) ビーストマスター 1000EJ
コンパクトながら十分なパワーを備えている電動リール。最大ドラグ力は15kg、自重は700gで、手持ちでのリフト力が求められる電動ジギングにも対応できるのが特徴です。
機能性も充実しており、誤操作に配慮した「NEWタッチドライブ」やスピード設定がしやすくなった「中間速設定機能」もポイント。ギア比は5.3:1で、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは70cm、糸巻き量はPE4号300mが目安です。
電動リールのおすすめモデル|中型
ダイワ(Daiwa) レオブリッツ S400
同社400番台の電動リール。PEライン専用機で、ナイロンやフロロは使えませんが、糸巻き量はPE5号300mが目安で、青物からマダイ、底物のヒラメまで、幅広く五目釣りを楽しめるのが特徴です。
本製品の自重は550g、最大ドラグ力は10kgで、ギア比は3.6:1。なお、電動リールのモーターをスプールの前方に配置することによってロープロをより意識し、より持ちやすさに配慮しているのもポイントです。
ダイワ(Daiwa) レオブリッツ S500
同社500番台の電動リール。小型では心もとない、大型ではオーバースペック気味だと感じる際におすすめの中型サイズで、自重は740g、最大ドラグ力は10kg、ギア比は2.8:1のローギア仕様、糸巻き量はPE6号300mが目安です。
また、本製品はロングセラーモデルで、価格帯がお手頃なのもポイント。大型魚種にも十分対応できるので、コスパ重視で電動リールを選びたい方にとっても候補となる1台です。
ダイワ(Daiwa) レオブリッツ S500JP
パワーを重視した設計で、さまざまなフィールドやサイズの魚を狙える電動リール。コスパも追求しており、コストを抑えたい方におすすめです。
16kgの最大ドラグ力に加えて、滑り出しと追従性に優れており魚とのファイトが安定して行える「ATD」を搭載。大型魚がかかった場合も安心の性能を備えています。
また、落下速度を素早く調節できるフォールブレーキダイヤルや、負荷をかけず高速で仕掛けを落とせるシンクロレベルワインドを採用。イカ釣りやライトゲームなどをする方にもおすすめです。
ディスプレイの表示は、文字が大きくて視認性に優れ、設定をスムーズに行えます。機能的で安い中型電動リーフを探している方は、チェックしてみてください。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ G400J
瞬発力と耐久性に優れる「MAGMAX-Gモーター」を搭載した電動リール。高トルクでスロー巻きも得意なため、幅広い攻め方ができます。さらに、頑丈な構造なので、大型魚とのファイトも楽しめるのが魅力です。
6号のPEが230m巻けるラインキャパで、最大ドラグ力は16kgあります。18/1のベアリングは、内部へ水が浸入しにくい技術を採用しており、サビや塩がみを抑えられます。
また、スマホと連携してメンテナンス情報の表示や、機能設定を行える機能も搭載しており便利です。中型電動リールながらハイパワーで、力強い釣りをしたい方におすすめです。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ 500JP
2規格のモデルが揃う同社500番台の電動リール。本製品はパワー重視モデルの「JP」で、もう一方にはスピード重視モデルの「JS」が用意されています。
どちらも右巻きのみで、最大ドラグ力は23kg、糸巻き量もPE7号300mで共通です。大きく異なる点はギア比。JPが3.6、JSが3.7で、それに伴い、巻上力や巻上速度にも違いがあります。
機能的には、指で簡単に操作できる「JOGパワーレバー」、トルクと瞬発力のある「MAGMAXモーター」、魚をいなす際に活用する「ATD(オートマチックドラグシステム)」、落下スピードを瞬時に設定できる「フォールブレーキダイヤル」などが注目すべきポイントです。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ 500MJ
ダイワの500番台の電動リールのなかでもタフネス仕様のおすすめモデル。北は北海道から、南は九州・沖縄まで、各地の大物をしっかりと仕留められるほどのパワーを備えているのが特徴です。
本製品は特殊ネオジウム磁石の「MAGMAXモーター」を搭載しているのもポイント。中深海のスロージギングに十分対応できるのも魅力です。
最大ドラグ力は23kgで、自重は980g。ギア比は3.6:1で、糸巻き量はPE6号300mが目安です。なお、タイプとしては右巻きのみなので、購入を検討する際は意識しておきましょう。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ 500MJ-AT
同社500番台の電動リールにおけるハイエンドモデル。19年モデルの「シーボーグ 500MJ」をベースにレベルアップを図っており、より汎用性が高いのが特徴です。
最大ドラグ力は23kgで、ヒラマサやブリなどの青物狙い、スルメイカ狙いの多点掛け、中深場狙いのスロージギングにも対応。タイプとしては右巻きのみで、自重は1010gです。
ギア比は3.7:1で、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは57cm。糸巻き量はPE6号300mが目安です。釣行頻度が高い方や、電動リールでさまざまな釣りを楽しみたい方はぜひ購入候補として検討してみてください。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ 600MJ
PE8号300m巻きの同社600番電動リール。自重970gと1kgと下回る重さながらギア比は3.6:1、最大ドラグ力は28kgで、キハダやカンパチなどの大型魚種にも十分対抗できるのが特徴です。
機能面では、トルクと瞬発力のある「MAGMAXモーター」、パワー重視・スピード重視の切り替えが容易な「メガツインプロ」が注目すべきポイント。ドラグの効きもよく、魚をしっかりといなせるのも魅力です。
なお、もうひと回り大きい番手は800番台で、同シリーズであればPE8号600m巻きの「シーボーグ 800MJ」が該当。自重は1770g、ギア比は2.9:1、最大ドラグ力は33kgが目安です。モンスタークラスを仕留めたい方は、ぜひチェックしておきましょう。
ダイワ(Daiwa) シーパワー 800
中深場の大型魚を狙える巻き上げ力を有した、中型電動リールです。最大ドラグ力も30kgと高く、パワーファイトを楽しめます。
動力には、パワーとスピードの出力が高く、耐久性にも優れた「MEGATORQUEモーター」を搭載。スムーズにドラグを効かせてラインを放出する「ATD」と合わせて、安定したファイトを実現します。
液晶画面は、シンプルな見た目かつ逆光にも強いため、視認性に優れているのが特徴。操作性もよく、釣り中でもスムーズに設定をしたい方におすすめです。
糸巻き量はPE6号で800mのキャパがあります。ハンドルの長さが80mmあるため力が入りやすく、力強い巻き取りが可能です。
シマノ(SHIMANO) フォースマスター 2000
シマノのロングセラーモデルの2000番電動リール。最大ドラグ力は15kg、自重は685gで、大型青物を狙えつつも、操作性や機能性、価格帯のトータルバランスに優れた中型電動リールを求めている方におすすめです。
モーターはトルクとレスポンスのよさが特徴の「ムテキモーター+」を採用。ギア比は5.1:1で、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは70cm、糸巻き量はPE4号400mが目安です。
シマノ(SHIMANO) フォースマスター 3000
同社3000番の22年モデル。モーターは同シリーズ17年モデルの「3000XP」と同じ「ムテキモーター+」を採用しながら、耐久性の高い強化ギアシステムを搭載することで、パワーのある青物やフラットフィッシュ、さらに巻き上げ距離が長く、多点の負荷がかかり続ける沖イカ釣りにも対応できるのが特徴です。
最大ドラグ力は20kgとパワーは十分。自重は795gとやや軽めなのも魅力です。ギア比は3.9:1で、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは70cm。糸巻き量はPE6号300mが目安です。
シマノ(SHIMANO) ビーストマスター2000
ブラシレスモーターの「ギガマックスモーター」を採用したおすすめの電動リール。パワー・スピード・レスポンスのいずれもがハイレベルで、電動ジギングや落とし込みも含め、多彩な釣りに対応できるのが特徴です。
最大ドラグ力は15kgで、自重は690g。ギア比は5.1:1で、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは70cm、糸巻き量はPE4号400mが目安です。
シマノ(SHIMANO) ビーストマスター MD 3000
同社3000番台におけるハイエンドクラスのおすすめモデル。パワーとスピードを両立させているほか、剛性の向上、強化ギアシステムへのアップグレードにより、モンスタークラスの魚とも十分渡り合えるのが魅力です。
さらに、カラー液晶の「探見丸スクリーン」を搭載しているのもポイント。海底の形状や魚群の状況を手元で確認でき、リールが魚探の役割を果たしてくれるのも魅力です。
最大ドラグ力は25kgで、自重は1090g。ギア比は4.6:1、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは70cmで、糸巻き量はPE6号300mが目安です。
シマノ(SHIMANO) プレミオ 3000
PE6号300m巻きで、太めのラインがしっかりと巻けるおすすめの電動リール。シマノ3000番のロングセラーモデルで、とにかく安い電動リールを求めている方におすすめの製品です。
機能面としては、リールにかかる負荷に合わせて常に一定のテンションで巻き上げる楽楽モードを搭載。口が薄く、身切れしやすい魚にも十分対応できます。
最大ドラグ力は10kgで、自重は625g。ギア比は3.6:1で、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは64cmが目安です。
シマノ(SHIMANO) プレイズ 3000XP
シマノ3000番台のおすすめモデル。「プレイズ 3000XP」は同シリーズの「プレイズ 3000」をパワーアップさせた製品で、最大ドラグ力15kg、ギア比3.9:1、PE6号300m巻きは共通ですが、自重や巻上力、巻上速度、価格帯などに違いがあります。
本製品は大物の突然の突っ込みにも耐えられるほか、イカ狙いの多点掛けなど、スピードに加え、さらなるパワーを必要とするシーンにも対応。やや発売から年月が経っていますが、気になる方はぜひ抑えておきましょう。
電動リールのおすすめモデル|大型
ダイワ(Daiwa) シーボーグ 1200MJ
大型電動リールにおけるロングセラーモデル。キハダやカンパチ、クエ(アラ)などの大型魚種を狙いたい方や、中〜深海まで仕掛けを届け、キンメダイやムツなどを狙いたい方に適した1台です。
最大ドラグ力は33kgで、自重は2000g。ギア比は2.9:1で、糸巻き量はPE8号なら1000m、PE10号なら800mが目安です。
なお、同シリーズには「シーボーグ 1200J」もラインナップ。最大ドラグ力や糸巻き量は変わりませんが、自重は1930g、ギア比は2.8:1で、価格帯にも違いがあります。興味がある方はチェックしてみてください。
ダイワ(Daiwa) シーボーグ G1800M-RJ
同ブランドの電動リールのなかでも、高い耐久性と出力を有する「MEGATORQUE-Gモーター」を搭載したモデルです。強力なモータートルクによりJAFS基準巻上力は80kgと高く、高負荷のシチュエーションでも安心してやりとりができます。
放熱性の高いアルミ製のモーターラジエーターにより、長時間のファイトにも対応。最大ドラグ力50kgで、大型の魚がかかっても力負けしにくいのが魅力です。
また、離れた位置からでも巻き上げができる「REMOTE JOG」を搭載しているのも特徴。置き竿をしていr場合でもすぐに操作ができるため、反応が遅れてバラす心配が少なく安心です。パワーがある電動リールを探している方におすすめのモデルです。
シマノ(SHIMANO) フォースマスター 9000
同社9000番の大型電動リール。糸巻き量はPE8号なら900m、PE10号なら650mが目安で、大型の青物、モンスタークラスの回遊魚、深場に潜む大型ハタやクエ狙いにも対応できるのが特徴です。
最大ドラグ力は25kg、自重は1495gで、ギア比は3.1:1。ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは88cmが目安です。
なお、本製品は同社の6000番モデルとよく比較されますが、違いは複数存在します。6000番の最大ドラグ力は30kgで、自重は1390gとパワーと軽さにアドバンテージがありますが、糸巻き量はPE8号500m、PE10号なら500mとラインキャパに違いがあります。購入を検討する際は意識しておきましょう。
シマノ(SHIMANO) ビーストマスター 9000
ハイエンドクラスの大型電動リール。モーターはブラシレスの「ギガマックスモーター」を採用しており、パワー・スピード・耐久性に優れているのが特徴です。
最大ドラグ力は25kgで、自重は1485g。ギア比は3.1:1、糸巻き量はPE8号900m、PE10号650mが目安で、キハダやカンパチ、クエ(アラ)などの大型魚種とのやりとりも安心して挑めます。
さらにカラー液晶の「探見丸スクリーン」を搭載しているのもポイント。魚探のように海底の形状や魚群の状況を把握できるので、キンメダイ・ムツ・アコウダイ・アブラボウズなど深場釣りがやりやすいのも魅力です。
番外編:ワカサギ釣り用電動リールのおすすめ
ダイワ(Daiwa) クリスティア ワカサギ E
ワカサギ釣り用の電動リールにおけるエントリーモデル。大手メーカーの製品ながら比較的安いのが特徴で、電動リールを試してみたいという初心者の方にもおすすめです。
スプールは横型で、ラインの巻き取りスピードは5段階。糸巻き量はPE0.3号60mが目安です。重さは95gで、電源は単4乾電池2本。カラーはブラック・ホワイト・レッドの3色をラインナップしています。
シマノ(SHIMANO) レイクマスター CT-ET
ワカサギ釣り用の電動リールのなかでもUSB接続に対応したモデル。付属の単3乾電池4本を用いた外部電源ボックスでの使用が推奨されており、駆動時間は約20時間が目安です。
スプールは縦型で、ラインの巻き取りスピードは7段階。糸巻き量はPE0.6号30mと、やや細めを巻く仕様です。
重さは90gで、カラーはブラック・レッド・ブルーブラックGRの3色をラインナップ。やや高価格帯なので、ワカサギ釣りの釣行頻度が多い方におすすめの製品です。
プロックス(PROX) 攻棚ワカサギモータードライブEC PX018ES
ハイパワーモーターによる、素早く力強い巻き取りが魅力の電動リールです。程よいサイズ感に加えて、完全コードレス式で操作性がよく、快適な使用感が期待できます。糸巻き量はPE0.4号で100m、フロロなら1号を50m巻きつけるこtpが可能です。
スプールにはラインストッパーが付いており、止めたい棚でラインの放出を止められます。デジタルカウンターにより、10cm単位で水深を確認できるため、正確に狙いやすいのがメリットです。
また、5段階で巻き上げ速度を調節できるため、バラしを減らせるのも特徴。繊細な動作が苦手な方におすすめです。初心者でも扱いやすい、機能的な電動リールです。
番外編:電動リールの使い方
電動リールの使い方で、まず重要なのはバッテリーとの接続。このセッティングができていないと電動リールとしての機能が果たせないので、手順をしっかりと把握しておきましょう。
まずは、電動リール本体裏にあるケーブル端子のカバーを外し、専用のバッテリーコードを差し込みます。電動リール側のセットが終わったら、次はバッテリー側のコードを接続。バッテリーへの接続は、プラスの赤いコードとマイナスの黒いコードを、それぞれの場所にかませます。
バッテリーとの接続が済んだら、次は電動リールを設定。どのような魚を狙うのか、どこで釣りをするのかによって変わってくるので、船頭のアドバイスを聞いたうえで設定するようにしましょう。
あとは、通常の釣りと同様。エサ釣りであれば仕掛けを投入し、ルアー釣りであればジグをセットしたら完了です。
リールを購入する際に注意したいのが年代の違い。例えば、ダイワのシーボーグ 200Jには22年モデルと19年モデルが、シマノのビーストマスター 2000には22年モデルと18年モデルがあります。在庫状況によっては現行モデルと旧モデルとが混在する場合があるので、間違えないようにしましょう。