タープを連結しなくてもリビングと寝室を作れる「2ルームテント」。一般的なテントより内部スペースが広く、大人数でも快適に過ごしやすい居住空間を実現できる人気グッズです。
そこで今回は、おすすめの2ルームテントをご紹介します。ファミリーキャンプにぴったりなモノや初心者も設営しやすいモデルなど幅広くピックアップしたので、キャンプスタイルに合ったお気に入りを見つけてみてください。
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2ルームテントのメリット・デメリット
メリット
2ルームテントは、タープとテントが一体化した構造が特徴です。広い前室スペースを確保できるため、別途タープを設営する必要はありません。テント本体のみの設営で済むことから、レイアウトに悩まないのもメリットです。
2ルームテントの内部空間は広く、文字通りリビングと寝室に分けてゆったりと過ごせます。インナーテントを外すことで、より広いシェルターとしても使用可能。大人数でのレジャーなどでも活躍します。
全方向にウォールがあり、外と区切られているのもポイント。内部に雨風や虫が侵入しにくく、快適性が高いのが魅力です。まわりからの目線も遮れるので、プライバシーを保ちながらキャンプを楽しめます。
デメリット
2ルームテントは広い内部空間を確保できる一方で、ポール数が多く生地面積が大きいため、慣れるまでは設営・撤収が大変。事前に設営手順を確認するなど、対策しておくのがおすすめです。
重くてかさばりやすいモノが多い点にも注意。キャンプ地への移動方法もちろん、収納スペースなどを考慮して選ぶことも重要です。
また、メンテナンスに手間が掛かるのもデメリット。雨や結露で濡れた本体を広げて干すためのスペースを確保する必要があります。
ルームテントの選び方
テントのサイズを選ぶ
使用人数+1人を基準にしよう
2ルームテントには、「◯人用」など収容可能な人数が記載されています。リビングにチェアやテーブルを設置するケースも多いため、ゆったり過ごせるように使用人数+1人を目安に選ぶのがおすすめです。
たとえば、大人2人と小学校低学年の子供2人で使う場合、3~4人用ならギリギリ寝られるサイズ感。5~6人用を選べば、より快適に過ごせます。
サイズが大きいほど広々と使えますが、その分持ち運び時の負担が増すので注意が必要。居住性・携行性・使用シーンなどを考慮しながら、サイズをチェックすることが大切です。
天井の高さは200cmを目安に選ぶ
天井が高いほど、テント内で過ごす際に圧迫感を覚えにくいのがメリット。移動したり着替えたりする際も腰をかがめる必要がないため、ゆったり過ごせます。一般的に、天井高が200cm以上あると過ごしやすいといわれているので、目安にするのがおすすめです。
しかし、天井が高いほど、横風の影響を受けやすいのが難点。風の強い日は、ペグやガイロープなどを使ってしっかり固定しましょう。天候が変わりやすい場所や強風の恐れがあるところに設営する機会が多い方は、天井が低いモノを選ぶと安心です。
組み立てのしやすさをチェック
色分けがされていると取り付け位置が分かりやすい
2ルームテントはサイズの大きいモデルが多く、慣れるまでは設営・撤収に時間を要します。キャンプ初心者や設営に時間を掛けたくない方は、できるだけ簡単に設営できるモデルを選ぶのがおすすめです。
なかでも、ポールとスリーブが色分けされている2ルームテントは、取り付け場所を視覚的にすばやく把握できて便利。同じ色を組み合わせるだけなので、スムーズに設営できます。
イラスト付きの説明書があれば、初心者でも安心して組み立てやすいのがメリット。そのほか、1人でも設営しやすいアシスト付きタイプもあります。
スリーブ式か吊り下げ式か
2ルームテントを設営するには、フレームとインナーテントを組み合わせる必要があります。取り付け方法には、主にスリーブ式と吊り下げ式の2種類があるため、自分に合ったタイプを選びましょう。
スリーブ式は、テント生地にポールを通して設営するタイプ。片側からポールを通すだけなので、迷うことなく簡単に設営できます。また、テント全体にハリが出やすく、内部空間を広く確保できるのもポイント。初心者でもきれいに張れます。
吊り下げ式は、骨組みを組んでからフックなどで本体を引っかけるタイプ。スリーブにポールを通す手間が省け、設営・撤収がすばやく行えます。スリーブ式に比べて耐久性が劣る点はデメリットです。
雨に耐えられる防水性を備えているか
キャンプ中は、急な天候変化によって雨に見舞われるケースが数多くあります。雨が降ってきても安心して過ごせるよう、防水性をチェックしておくことが大切です。
防水性を備えた2ルームテントには、耐水圧が記載されています。耐水圧が1000mm以上あれば、小雨から通常の雨まで対応可能。耐水圧が1500mm以上あると、ゲリラ豪雨といった激しい雨にも対応できます。
耐水圧が1500~2000mm以上あれば雨を気にせず過ごせるといわれているので、目安にするのがおすすめ。価格をなるべく抑えたいという方は、通常の雨に対応できる耐水圧1000mm程度のモデルを選びましょう。
ただし、耐水圧が高いほど通気性が悪くなるため、蒸し暑さを覚えたり結露が発生したりする可能性があります。耐水圧が高いモデルを選ぶ際は、通気性やベンチレーション機能の性能も併せて確認してみてください。
居住性をチェック
ベンチレーター付きなら効率的に換気ができる
2ルームテントはトンネルのような縦長構造を採用したモデルが多いので、熱がこもりやすいのがネック。ベンチレーターが付いていれば、テント内の換気を促して通気性が向上するのがメリットです。
蒸し暑さの軽減や結露の発生予防など、テント内で快適に過ごしやすい環境を作るのに重要な役割を果たします。ベンチレーターがなかったり小さかったりすると、居住性が低下してストレスを覚えやすいため注意が必要です。
メッシュ製の窓やスクリーンを備えたモノも、優れた通気性を発揮します。風通しをよくしながら、虫の侵入をブロックできるのがポイント。また、出入り口やサイドを跳ね上げられるモデルは、テント内の換気を促すのに加えて心地よい開放感も味わえるのが魅力です。
寒さ対策にはスカート付きをチョイス
スカートとは、フライシートの裾に付いている生地のことです。見た目が洋服のスカートのようで、テント本体と地面のすき間を塞ぐ役割を果たします。スカートがあれば裾から冷気が侵入するのをブロックでき、保温性や防寒性が向上するのがメリットです。
雨や虫が入り込むのを予防できるのもポイント。虫が苦手な方にとっても便利な機能です。巻き上げれば、通気性を確保してテント内が蒸れるのを抑制可能。シーンに応じて使い分けられるので、寒い季節はもちろん、オールシーズン役立ちます。
日除けにはシェードがあると便利
シェードは、直射日光を遮る日除けの役割を果たします。眩しさや暑さの軽減に役立つのが特徴。日照時間が長い季節や、まわりに日差しを遮るモノがない平地でキャンプをする際に便利です。
なかには、ポールを立ち上げることでキャノピーとして使えるモデルもあります。防水性や耐水性があると、雨除けとしても活躍。また、遮光性やUVカット機能を備えた生地を使っていれば、遮熱対策や日焼け予防に効果的なので暑い季節に重宝します。
重量をチェック
重量も要チェック。移動や設営・撤収のしやすさに大きく影響するため、自分のキャンプスタイルを考慮して選んでみてください。
2ルームテントは、重さが10kgを超えるモノが大半です。コットン素材を採用したモノでは30kgに及ぶ場合も。軽量性を重視する方には、ポリエステル素材を使用したモノがおすすめです。
また、テント生地は水分を含むと重さが増します。雨天時はもちろん、結露が発生しやすい環境で使用する方は留意しておきましょう。
2ルームテントのおすすめ
コールマン(Coleman) タフ2ルーム/3025 2206748
クロスフレーム構造を採用した2ルームテントです。リビング・寝室スペースともに十分なスペースを確保できるうえ、設営しやすいのが魅力。テント設営に慣れていない初心者にもおすすめのモデルです。
リビングスペースは、3面ともオープン・メッシュ・クローズに対応。気温や天候に合わせてスタイルを変えることで、快適性を高められます。キャノピーポールを併用すれば、シェードを立ち上げることも可能です。
本製品の定員は4〜5人。使用時のサイズは、約590×320×高さ205cmです。高さがあるので立ったまま移動できるのはもちろん、圧迫感も抑えられます。
スノーピーク(snow peak) ランドロック TP-671R
耐風性や居住性に優れた2ルームテントです。広いリビングスペースを確保できるほか、インナーテントでは大人2人と子供3人が余裕を持って寝られます。ファミリーキャンプにぴったりのモデルです。
前面・後面のパネルは、いずれも跳ね上げることが可能。開放感を出したいときや、日差しが強いときに便利です。室内に濃い影を落とすシールドルーフとあいまって、夏場でも快適に過ごせます。
インナーテントの各所に配置された便利機能にも注目。ライト類を吊り下げるループや小物入れポケット、電源コード用の引き込み口などを備えています。
ロゴス(LOGOS) ROSY ドゥーブルXL-BB 71301000
リビングスペースの前面とサイドに出入り口を配置した2ルームテント。出入りや室内の移動をスムーズにできるほか、開放感があるのもメリットです。また、前面のシートは、別売りのポールで張り上げることでシェードとしても活躍します。
インナーテントは吊り下げ式で、簡単に着脱できるのも嬉しいポイント。さらに、天井部分にベンチレーションが搭載されており、スムーズな換気を促します。
外側をカバーするフライシートは、耐水圧1000mmの防水性に加えて、UV-CUT加工が施されているのが特徴。雨による浸水だけでなく、紫外線の侵入も防止します。強い日差しを気にせず、キャンプを楽しみたい方にもおすすめです。
ロゴス(LOGOS) neos PANEL スクリーンドゥーブル WXL-BC 71201031
ロゴス独自の「PANEL SYSTEM」を搭載した2ルームテントです。テント前面にクロス状のフレームを組み込んだ筋交い構造により、フルクローズ時の強度がアップします。
キャノピー使用時も雨水が溜まりにくいほか、内側にランタンを吊り下げられて便利。また、標準装備のジョイントを使用し、車と連結させられます。広々としたスペースでゆったりキャンプを楽しみたい方におすすめです。
設営・撤収が簡単な「SUPPORT BELT SYSTEM」を採用しているのもポイント。長さ調節可能なベルトにより、余分な力を使わずにテントを張れます。
ロゴス(LOGOS) ROSY オーニングドーム Mプラス-BB 71301003
ロングノーズ設計を採用した2ルームテントです。前室スペースを広く取れるのが魅力。別売りのキャノピーポールと併用して、長い張り出しを展開することも可能です。
前面を閉じたまま両サイドのみ開閉できるのも大きな特徴。日差しを防ぎながらくつろげます。周囲からの目隠しとしても活躍するため、プライバシーを重視したい方にもおすすめです。
総重量が約4.6kgと軽いのも嬉しいポイント。車などへの積み下ろしが楽なのはもちろん、駐車場からキャンプサイトまで距離があるときでも、楽に持ち運べるのが魅力です。
ホールアース(WHOLE EARTH) EARTH DURA W ROOM 2.0 WE2KDA08
各パーツが色分けされており、簡単に設営できる2ルームテントです。フレームには、軽量かつ丈夫な7000番台のアルミ合金を使用。航空機材や車軸などにも使われている素材で、引っ張りや折り曲げにも優れた強度を発揮します。風が強い日でも安心して使用できるおすすめモデルです。
フライシートには、210Dの高密度生地を使用。耐水圧3000mmのスペックに加えて、難燃加工が施されているのも魅力です。そのほか、生地の裏側には、テント内の温度上昇や紫外線の侵入を防ぐシルバーコーティングを採用しています。
ディーオーディー(DOD) ザ・ワンタッチテントM T3-673-KH
ワンタッチで簡単に設営できる2ルームテントです。インナーテントと骨組みが一体化しており、傘のように広げるだけで本体が立ち上がります。設営の手間をなるべく軽減したい方におすすめのモデルです。
使用時の外寸サイズは、幅220×奥行450×高さ180cm。大人2〜3人がゆったり使えるサイズ感です。広い前室スペースは、荷物置きやリビングとして活用できます。別売りのキャノピーポールでシェードを立ち上げれば、スペースの拡張も可能です。
インナーテントは、サイドに4つの窓を配置しているのが特徴。暑い時期はメッシュで風を取り込み、寒い時期はフルクローズで冷気の侵入を防止できます。気温や天候に応じて柔軟に対応できるのが魅力です。
オガワ(ogawa) ファシル 2737000000
シンメトリーにデザインされたおしゃれな2ルームテントです。テントサイトの状況やレイアウトに応じて、左右どちら側にもインナーテントを取り付けられるのが便利なポイント。シンメトリーならではの美しい外観も魅力のひとつです。
前後左右に大型のメッシュ窓を配置。いずれも、クローズ・オープン・メッシュに切り替え可能です。トップ部分には、雨天でも換気できるベンチレーションを搭載しています。
フライ・ルーフフライ・グランドシートの耐水圧は、いずれも1800mm。スカート付きで雨風や冷気の侵入を防げます。季節や天候を問わず、快適性をキープしやすいおすすめモデルです。
山善(YAMAZEN) キャンパーズコレクション キャノピーテント 4-5人用 CPR-5UV
比較的手頃な価格で購入できる2ルームテント。機能性も充実していることから、コスパ重視の方におすすめのモデルです。
本体サイズは、幅275×奥行435×高さ165cm。大人4〜5人で使用できるサイズ感です。前室は狭めながら、前面シートを張り上げることで広いリビングスペースを展開できます。
インナーテントは、前面・後面それぞれにメッシュスクリーンを搭載。暑い時期でも、しっかりと通気性を確保できます。寒い季節はフルクローズにできるので、オールシーズン対応可能です。
2ルームテントの売れ筋ランキングをチェック
2ルームテントのランキングをチェックしたい方はこちら。
寝室とリビングを確保できる2ルームテント。タープを連結することなく、手軽に広々とした空間を作れるのがメリットです。ゆったり過ごせるように、使用人数より1人分大きいサイズを選ぶのがおすすめ。本記事を参考に、お気に入りの2ルームテントを見つけてみてください。