ストロボを使用した人物撮影や物撮り時に重宝するアイテム「ストロボディフューザー」。強すぎるストロボの光を柔らかく拡散する効果が得られるので、より自然に近い状態の光を照射できます。
しかし、ストロボディフューザーはさまざまなモノが販売されているため、初心者はどれを選ぶべきか迷ってしまうのではないでしょうか。そこで今回は、ストロボディフューザーの種類や選び方を踏まえたうえで、おすすめのアイテムをご紹介します。
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- 目次
- ストロボディフューザーとは?効果や使い方を解説
- ストロボディフューザーのおすすめ|ボックス型
- ストロボディフューザーのおすすめ|バウンス型
- ストロボディフューザーのおすすめ|カップ型
- ストロボディフューザーの売れ筋ランキングをチェック
- ストロボディフューザーの選び方
ストロボディフューザーとは?効果や使い方を解説
ストロボディフューザーとは、ストロボの発光部などに取り付けるのが一般的なアイテムです。ストロボの光をそのまま当てると、被写体の光が硬い印象に仕上がります。ストロボディフューザーを使用することで、拡散効果により強い光をソフトに和らげられるのが特徴。印象的な写真表現をおこなえます。
ストロボディフューザーの使い方は、基本的にはストロボの発光部分を覆うように取り付けて撮影するだけと簡単。伸縮性のあるゴムを採用した製品や面ファスナーを搭載した製品は、ストロボ部分に取り付けやすいのがポイントです。
ストロボディフューザーのおすすめ|ボックス型
ハクバ(HAKUBA) クリップオンストロボディフューザー DSD-CL2L
1台2役のはたらきをする高性能なストロボディフューザーです。ディフューズ撮影とバウンス撮影に対応しています。発光面積を大きくするならディフューズ撮影、天井などに光を反射させるならバウンス撮影など、シチュエーションごとに使い分けが可能です。
バウンス撮影では、キャッチライトを入れた表現も楽しめます。人物の表情を引き立たせられるので、屋内でポートレート撮影をするときにもおすすめです。
ストロボデュフューザーを収納するための専用ポーチが付属しています。本体は組み立て構造なので、使わないときは小さくまとめられるのもポイントです。
TYCKA ストロボディフューザー TK010
広範囲に柔らかい光を届けられるストロボディフューザーです。ソフトで自然な光を生み出します。被写体の影を消す効果が期待でき、誰でも簡単にクオリティの高い写真を撮影しやすいのが魅力です。
本体は軽量ながら耐久性のある素材を採用しています。ストロボディフューザーを長く使い続けたい方にもおすすめです。また、滑り止めのゴムを設けています。ストロボディフューザーをライトに取り付けるときはしっかり固定できるので、安定した環境で撮影をおこなえます。
調節可能な面ファスナーが付いているため、ストロボに固定するときもスムーズにおこなえるが特徴です。本体は折りたたみ式のデザイン。使用後は、小さくまとめて収納できます。手洗いに対応しており、お手入れも手軽です。
NEEWER フラッシュディフューザー 10018281
フラッシュライトからの光を柔らかくするストロボディフューザーです。ストロボに装着するだけで、広範囲に均一な光を届けられます。人物やモノの影を軽減し、理想的な構図で撮影に臨みやすいのがポイントです。
外側はブラックナイロン、内側はシルバーPVCを採用しています。内側のディフューザーは取り外し式です。用途に合わせてディフューザーを使い分けられます。また、一体型固定ストラップのはたらきにより、ストロボに装着したときの安定感も良好です。ストロボのサイズに合わせて面ファスターで締め付け具合を調節できます。
ディフューザーの面を広げて固定テープを付けると、小さくまとめられるのが特徴。保管するときや持ち運びに便利です。
写真電気工業 ソフトライトボックス 50×50cm
機能性と使いやすさを両立したストロボディフューザーです。ワンタッチで開閉する仕組みを採用しています。ジャンプ傘を閉じたり開いたりする感覚と似ているため、はじめての方でも簡単に使いこなしやすいのが特徴です。
内面の反射面は白色に仕上げています。色温度など周りの環境から影響を受けにくいのがポイントです。本体サイズも大きいため、スタジオを使った撮影でも活用できます。別売りの「ミッドスクリーン」を取り付ける場合、さらにソフトな光を表現可能です。
約8mmのシャフトが入る穴を設けたストロボなら、専用アダプターは不要。必要なときに取り出して、すぐに撮影をおこなえます。また、使用後はコンパクトサイズにまとめられるので、省スペースで収納可能です。
TARION 90cm八角形ソフトボックス
必要なときにスムーズにセッティングして使える「クイックリリースデザイン」を採用したストロボディフューザーです。指先でスタンド近くのレバーを引き、下向きに力を入れるだけのシンプルな設計に仕上げています。柔らかい光を生み出せるのが特徴です。
ストロボディフューザーは、内部拡散・前面拡散・グリッドなど、光の方向をコントロールできます。互換性にも優れており、さまざまなフラッシュライトを使用可能。また、耐久性が高くて長く使い続けられるのもポイントです。専用の収納ケースが付属しているため、収納や持ち運びもスムーズにおこなえます。
ストロボディフューザーのおすすめ|バウンス型
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ストロボディフューザー影とりII ジャンボ SDFII-34
使いやすさを追求した内蔵タイプのストロボディフューザーです。ストロボの前面にディフューザーを取り付けるだけで、光の拡散効果が得られます。シンプルで分かりやすい操作性を実現しているので、はじめての方でも簡単に使いこなせるのがポイントです。
人物のポートレート撮影や、昆虫・花などの近接撮影などのシチュエーションにも活用できます。被写体には分散した光が当たるので、柔らかな画像表現をおこないやすいのが魅力です。
取り付け部分にはゴムを設けるなど、伸縮する仕組みを採用。レンズフードやカメラレンズにワンタッチで装着できます。使わないときは半分以下のサイズにまとめられるため、省スペースで収納可能。専用の収納ケースに入れることで、簡単に持ち運びできます。
UNPLUGGED STUDIO クリップオンストロボ用 フレキシブルリフレクター AC-010
コンパクトサイズながら多機能を実現したクリップオンストロボ用のストロボディフューザーです。 天井が高くてバウンス効果が得られないシチュエーションで活躍します。
スヌートなどの表現を楽しめるのも魅力。本体を広げたり丸めたり、フレキシブルに形を変えられので、さまざまなシーンで便利です。ポートレートやテーブルフォトなどの用途にもおすすめです。
バウンス面のサイズは約24×24cm。ストロボ発光部の4辺のサイズが約22cmまでのクリップオンストロボに対応しています。
ストロボディフューザーのおすすめ|カップ型
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ストロボディフューザー LG-SDシリーズ LG-SD001
ストロボの発光面にかぶせるだけで使えるソフトタイプのストロボディフューザーです。伸縮性のあるゴム製なので、ストロボのサイズに合わせてフィットします。取り付け部はフリーサイズです。一般的なクリップオンストロボに対応しています。
ストロボ部分に装着すると光を効率よく拡散し、柔らかい光を生み出します。コンパクトサイズで軽量モデルのため、撮影現場を移動して使いたいときにも便利です。
生地はポリエステルの白布製。防汚加工を施しており、指紋汚れなども簡単に拭き取れます。清潔な状態を保ちやすいのが特徴です。
Leftfoto 7インチ ソフトホワイトディフューザーソックス
優れた伸縮性を発揮するストロボディフューザーです。約18cmのスタジオストロボリフレクターとの互換性があります。ストロボに装着するだけで光の出力を和らげられるのが特徴です。均一な明るさの照明環境をつくりやすく、さまざまな撮影に活用できます。
伸縮性のある設計を採用しており、気軽に持ち運びできます。撮影機材とともにバッグに入れて移動するときも便利です。
ストロボディフューザーが2つ付属しているため、1つを使い続けて汚れたり破けたりしても安心です。セット品ながらリーズナブルな価格を実現。コストパフォーマンスの高さを重視している方にもおすすめです。
GODOX クリップオンストロボディフューザー
バランスのとれたソフトなライティング効果が得られるカップ型のストロボディフューザーです。広範囲に光を拡散するため、影を軽減します。人物のポートレートやテーブルフォトなど、さまざまなシチュエーションで使用可能です。
本体はストロボの発光部にかぶせるだけのシンプルな構造を採用しています。クリーニング用のクロスが付属。屋外の撮影で汚れてしまったときは、お手入れ可能です。また、比較的リーズナブルな価格なので、はじめて使用する方やコストパフォーマンスを重視している方にも適しています。
ROKE クリップオンストロボ用 ソフトミニディフューザー JM-163
クリップオンストロボに取り付けてすぐに使えるストロボディフューザーです。ストロボ発光部に取り付ければ、強い光を和らげられます。人物撮影や物撮影など、さまざまな撮影に使用可能です。
本体の重量は約12g。コンパクトサイズかつ軽量なので、携帯性にも優れています。照射面は白色、ほかの部分は黒い遮光生地を使用しています。内面はシルバーの生地を採用しており、効率よく光を照射するのが特徴です。上下どちらの向きにも対応。必要なときに取り出して、すぐに使用可能です。
ストロボディフューザーの売れ筋ランキングをチェック
ストロボディフューザーのランキングをチェックしたい方はこちら。
ストロボディフューザーの選び方
用途に合ったタイプをチェック
柔らかい光を拡散する「ボックス型」
ボックス型のストロボディフューザーは、四角錐や円錐に近い箱型の形状をしたタイプ。壁のように広く貼られた先端の白い布によりストロボの照射光を面状に拡散することで、広範囲に柔らかな光を届けられます。
さらに、さらに、拡散効果に比較的優れているのもポイント。スタジオなどで人物ポートレートの撮影をおこなう際、ライティングの演出にこだわりたい場合におすすめです。
しかし、ボックス型のストロボディフューザーは、セットが完了するまでに時間がかかる場合があるのが難点。また、展開するとかさばりやすいので、ある程度の広さを確保できる場所で使用しましょう。
影を消したいなら「バウンス型」
バウンス型のストロボディフューザーは、一般的には縦に長い衝立のような形状をしています。ストロボの照射光を拡散させながら回り込ませることで、被写体の影を目立たなくするのが特徴です。
ライティング技法に、ストロボ光を天井や壁に反射させて被写体へ間接的に当てることで影を消す「バウンス」があります。バウンスをするには、撮影場所に白い壁や天井が必須です。
バウンス型のストロボディフューザーがあれば、場所に関係なく簡易的にバウンス効果が得られるのがポイント。なお、扱いがやや難しいので、中級者以上の方におすすめです。
強い光が当たることを防ぐ「カップ型」
カップ型のストロボディフューザーは、ストロボ先端をぴったりと覆う形状を採用しているのが一般的。対応するストロボであれば簡単に装着できるため、手軽にストロボ光を拡散して柔らかくしたい場合に重宝します。
小型かつ軽量で、持ち運びが簡単なのも特徴。また、ほかのタイプと比べて価格が安いので、ライティング初心者がはじめて使用するストロボディフューザーとしてもおすすめのタイプです。
しかし、特にプラスチック製のモノはストロボにぴったりはまる形状のため、対応するストロボ以外には装着できないのが難点。光に変化を持たせにくく、ライティングに慣れてくると物足りなさを感じる場合もあります。
対応するストロボをチェック
クリップオンストロボ用
クリップオンストロボとは、カメラの上部にあるホットシューに取り付けて使用するタイプのストロボのこと。内蔵ストロボを大きく上回る大光量をコンパクトボディで手軽に実現できるので、野外を含む幅広いシーンのライティング撮影で多用されています。
クリップオンストロボ用のストロボディフューザーは、ラインナップが豊富なのが特徴。さまざまなタイプのストロボディフューザーが使用でき、用途やシーンに応じてぴったりなモノを自由に選べます。
なお、特にカップ型では、対応するストロボのサイズや形状が決まった専用設計のモノが多いため注意。購入の際は愛用しているクリップオンストロボにストロボディフューザーが適合しているかどうか、確認してみてください。
内蔵用
内蔵ストロボとは、カメラ上部のファインダー近辺に搭載されている小型ストロボのこと。ボタンで跳ね上げるだけでどこでも手軽に使用できるため、旅行先などで薄暗い室内や夜景を背景にしたポートレートを撮影する場合などにも重宝します。
内蔵ストロボ用のストロボディフューザーは取り付けが簡単なのが特徴。ラインナップは少なめですが、初心者でもほとんど時間をかけずに装着できるので、ストロボディフューザーを試しに使ってみたい場合にもおすすめです。
しかし、内蔵ストロボのコマンダー機能で多灯ライティングをおこなう場合は注意。内蔵ストロボからの信号が届きにくくなり、リモートストロボが意図通りに作動しない場合もある点は留意しましょう。
スタジオ用
スタジオストロボとは、主にフォトスタジオなどの撮影施設で使用する大型ストロボのこと。発光部と電源部が一体になったモノブロックストロボと、双方が別々に独立したジェネレーターストロボの2種類があります。
スタジオストロボ用のストロボディフューザーは、トップクラスの拡散効果が得られるのが特徴。スタジオストロボ本体と同様に扱いがやや難しいものの、使いこなせるようになればより表現意図に沿ったライティング演出が可能になります。
しかし、価格がやや高めなのが難点。大型のモノが多いため持ち運びには不向きで、使用できるシーンも限られます。
素材をチェック
屋外で使用するならお手入れが簡単なプラスチック製
屋外で使用する場合は、プラスチック製のストロボディフューザーがおすすめです、プラスチック製は汚れに強いのが特徴。雨や泥、ホコリなどが付着したときも手軽にお手入れできます。屋外のポートレート撮影や野外のイベントなどで撮影する場合は、プラスチック製が便利です。
一方、プラスチック製は、布製と比べてかさばりやすい傾向があります。持ち運びやすさを重視する方は、本体サイズと重量をチェックしておきましょう。
さまざまな場所で撮影するなら持ち運びやすい布製
場所を選ばずに使いたい方は、布製のストロボディフューザーがおすすめです。布製は軽くて携帯性に優れています。使わないときは小さく折りたたみ、コンパクトにまとめて収納可能です。屋外で使いたいときも気軽に持ち運びできます。
ただし、布製は水や汚れに弱いので注意しましょう。水や汚れが付着したまま使うと光の質が悪くなる傾向があります。屋外はプラスチック製、屋内のスタジオ撮影は布製など、使い分けるのも選択肢のひとつです。
ベルトやゴムで固定するタイプが便利でおすすめ
ストロボ発光部に取り付けるときに、ベルトやゴムで固定する方法を採用した製品は、着脱をスムーズにおこなえます。また、ストロボのサイズに合わせて付けやすいため、さまざまな種類のストロボで使用しやすいのも魅力です。
さらに、ベルトやゴムが付いている場合、固定力も良好。動きながら撮影するときに外れにくいのがポイントです。複数のストロボを使い分けるなら、ベルトやゴムが付いた製品もチェックしてみてください。
本体の大きさをチェック
ストロボディフューザーはサイズが大きくなるほど広範囲に光を拡散できるのが特徴。しかし、サイズの大きいストロボディフューザーは持ち運びにくいのが難点。大きいサイズを選ぶ際は、収納時に折りたためる仕様かチェックすることが大切です。
一方で、クリップオンストロボ用のディフューザーはコンパクトなモノが多く、さまざまな撮影ジャンルで活躍します。使い方がシンプルで初心者におすすめです。
なお、コンパクトなモノは照射範囲が狭くなりやすく、被写体全体に光が回らない場合もあります。
ストロボディフューザーは、ストロボの光を柔らかくできるのが魅力ですが、装着したストロボの光量がやや落ちる点には注意。光量の小さいストロボだと、照射光自体が被写体まで十分に届かない場合もあります。ストロボディフューザーを活用してライティングをおこなう際は、ストロボの光量もチェックしておきましょう。