チヌ(クロダイ)釣りはシーズンを問わず1年中楽しめて、堤防からでも気軽に狙えるのが魅力です。チヌ釣りでは、口が硬いチヌに対して針が掛かりやすい専用の「チヌ針」を使うのが一般的。チヌは警戒心が強い魚のため、違和感なくアピールできるモデルを選ぶ必要があります。
しかし、チヌ針には多くの種類がラインナップされており、どれを選べばいいか悩む方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、おすすめのチヌ針をピックアップしてご紹介。チヌ針を選ぶポイントも詳しく解説します。
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チヌ針とは?
チヌ針とは、チヌ(クロダイ)用の釣り針のこと。種類としては釣り針の基本形といわれる「伊勢尼型」を採用しています。
また、チヌの口は硬く、歯も大きいため、貫通しやすいよう設計されているのも特徴。さらに、チヌはエサを吸い込むように捕食するので、すんなり口の中に入る収まりのよさにも配慮されています。
チヌ針の選び方
号数をチェック
チヌ針の号数には、1~5号があります。環境にもよりますが、チヌの大きさはおおよそ30~40cmのため、2~3号サイズのモデルがおすすめ。2~3号のチヌ針を使っても食いつきが渋い場合は、小さいサイズのチヌ針を使いましょう。
また、40cmを超えるチヌを狙う場合は、4号以上のチヌ針が適しています。2~3号をメインに使い、状況に応じてサイズを変更してみてください。
色をチェック
チヌ針には、標準的なシルバー以外に、ピンク・ブラック・ゴールドなどのカラーリングが施されたモデルもあります。夜釣りや曇天時などはチヌへ効果的にアピールするために、シルバーやゴールドなどの目立つカラーのモデルを使いましょう。蛍光コーティングを施したモノも、目立ちやすくおすすめです。
日中の明るい場所では、ピンクやブラックなどのモデルを使うと効果的。ピンクはオキアミと同化しやすいほか、ブラックは光の反射が少なく、エサの存在感をしっかりアピールできます。
形状をチェック
チヌ針は、「ひねり」のあるモデルが豊富にあります。ひねりのあるチヌ針は、チヌが針を口に入れて吐き出すときに、針先が肉に刺さりやすく作られているのがメリットです。ただし、肉に刺さりやすい分、根掛かりもしやすいといったデメリットがあります。
また、ひねりのあるチヌ針は、針の向きが中心軸からズレているため、肉を貫通するときにうまく力が伝わりません。一方、ストレートのチヌ針はひねりのあるモデルと比べて貫通力に優れていますが、チヌへの針掛かりのしやすさでは劣ります。
そのほか、チヌ針には「スレ」や「半スレ」形状のモノも存在。スレはカエシがついていない針で、やや外れやすいのは懸念点ですが、貫通性能に優れています。半スレは、カエシを通常のモノよりも小さくしたモデルで、貫通性能と外れにくさを両立しているのが特徴です。
チヌ針のおすすめ
がまかつ(Gamakatsu) 掛りすぎチヌ 68131
糸ズレをシャットアウトし、ターゲットのアタリを逃しにくいチヌ針。軽量なため、エサを自然に流して違和感なく喰わせやすいモデルです。
鈎先には「スパットテーパー」、耳部には「ブイヘッド」を採用。鈎先が非常に鋭く、硬い口をもつチヌに対して有効です。半スレ形状を採用しているので、カエシは小さくなっており、より貫通力を向上しています。また、タタキ部分の溝加工により、ハリスを軸のセンターで固定可能。ハリスを押しつぶさずに、結び目の回転を防ぎます。
本製品は2号サイズで19本入り。ほかにも、1号サイズで19本入りのモデルや3~4号サイズで18本入りのモデル、5号で17本入りのモデルがラインナップされています。カラーはブラウンで、日中などの明るい場所での使用におすすめです。
がまかつ(Gamakatsu) ファインチヌ 68485
「いかにサシ餌を同調させるか」をコンセプトに作られたチヌ針。喰い渋りの多い繊細なチヌに対して有効なモデルです。細軸かつ短軸の形状に加え、軽量に作られていることから、サシ餌の自然な沈下を演出可能。わずかな誘いでサシ餌が敏感に反応し、警戒心の強いチヌにしっかりアピールできます。
また、「ブイヘッド」機能を搭載しており、優れた結び強度を実現。ハリスを押しつぶさず結び目の回転を防ぎながら、ラインの滑りも防ぎます。半スレ形状でカエシを極小に設計している分、貫通性能を向上。チヌの硬い口元に刺さり込みやすくなっています。
カラーはオキアミに馴染みやすい、パールホワイトカラーを採用。サイズは2号で19本入りです。ほかにも、1合で19本入りのモデルや、3~5号で18本入りのモデルがラインナップされています。
がまかつ(Gamakatsu) A1 ひねくれチヌ ストレート 67095
「軽い合わせでしっかり掛ける」をコンセプトとして開発されたチヌ針。素材に鈎専用特殊鋼「A1」を採用し、細軸かつ軽量ながら強靭なのが特徴です。鈎先には半スレ形状とロングテーパー加工を採用し、貫通性能を向上。喰い込みの遅いチヌに対しも、的確な合わせを実現しやすいモデルです。
カラーは「デュアルオキアミカラー」を採用。フトコロの内側は白く、外側はオキアミカラーでコーティングされており、オキアミに同化しやすいように設計されています。また、鈎先はコーティングしないことで、鋭さをキープしているのもポイントです。
タタキ部分にはV字型の溝加工を施しているため、ラインの結び強度にも優れています。本製品は1号のストレートモデルですが、2〜4号のモデルもラインナップ。いずれも内容量は9本です。
金龍(KINRYU) 勝負ちぬ ネリエ&コーン 81103
練り餌やエサ取りの多いときに用いるコーンにカラーを同調させたチヌ針。チヌ針を黄色いカラーにすることで、集魚効果が期待できます。形状は短軸小鈎設計で、喰い渋るチヌに対しても違和感を与えずアピール可能です。
鈎先は、チヌの硬いアゴを貫通しやすいように鋭く設計されており、アワセに対して瞬時に反応しやすい仕様。銅には平打を採用し、チヌの引きに対する強度を高めています。チモトには「H-LINE」仕様が採用されているので、ハリス結びのトラブルを軽減できるのも嬉しいポイントです。
本製品のサイズは2合ですが、ほかにも1~4号のモデルをラインナップ。内容量は1~3号が12本入、4号は11本入です。
オーナーばり(OWNER) インブライトチヌ 16556
夜釣りや日中の深場狙いにおすすめのチヌ針。夜光ピンクカラーを採用した、アピール力の高いモデルです。オキアミを刺した際に針が目立ちにくく、違和感を軽減可能。鈎先はカラーコーティングをせず、貫通力をキープしているのも特徴です。
また、タタキにはラインのすっぽ抜けを抑える「プラスエッジ」を搭載しています。タタキの中心のみをプレスすることで、縁を薄鋭化することなく、タタキの面積拡張を実現。銅には平打を採用し、魚の引きに対する強度を高めています。
本製品のサイズは3合で、内容量は9本。そのほか、10本入りの1~2号モデルや9本入りの4号モデル、8本入りの5号モデルがラインナップされています。
チヌ針を選ぶ際は、号数・色・形状をしっかりチェックするのがポイント。号数は2~3号をメインに使い、状況に合わせてサイズを変えると釣果アップが期待できます。色は時間帯や天候などによって使い分けるのがおすすめです。今回ご紹介したおすすめモデルも参考に、お気に入りのチヌ針を見つけてみてください。