ハンズフリーで音を届けたいときに便利な「ピンマイク」。さりげなくシャツの襟やネクタイなどに装着できるので、配信や撮影などのシーンで役立ちます。高音質で収音できるモノも多数ラインナップされており、会議やレコーディングなどにもおすすめです。
今回は、おすすめのピンマイクをワイヤレスと有線の2種類に分けてご紹介。ピンマイクの選び方も解説しているため、参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
ピンマイクの選び方
収音タイプをチェック
全指向性

By: rode.com
全指向性は無指向性とも呼ばれ、マイクの向きや角度と関係なく周囲の音全てを拾うのが特徴です。動画撮影などで周囲の音も拾いたい場合は、全指向性のピンマイクが適しています。
また、マイクに向かって話さなくても周囲の音が拾えるので、周囲にいる方々の声を収録したいときにもおすすめです。
ただし、全指向性のピンマイクは全ての音を録音するため、ノイズも入りやすいのが懸念点。生活音などを抑えたい場合は、単一指向性のピンマイクもチェックしてみてください。
単一指向性

By: rakuten.co.jp
単一指向性のピンマイクは、特定の方向から入る音のみを拾うよう設計されています。環境音などのノイズが入りにくいので、歌の収録やボイスチャットなどで特定の音だけ拾いたい場合におすすめです。
ただし、単一指向性のピンマイクは、収音方向と別の角度からは音が入りにくいため、指向性の範囲から外れると音が極端に小さくなります。収音方向への固定しやすさや安定感などにも注目して選びましょう。
デバイスとの接続を考えて選ぶ

By: amazon.co.jp
ピンマイクの接続方法には、ワイヤレス(無線)と有線の2種類があります。講演会などで、ピンマイクを使う人物が大きく動く場合には、ワイヤレスのピンマイクがおすすめ。より広い範囲を、ケーブルを気にせず動けます。
ただし、ワイヤレスのピンマイクはバッテリー時間に制限があったり、通信の安定性に差異が出たりする場合があります。テレワーク中など長時間同じ場所で使う方には、有線のピンマイクがおすすめです。
有線のピンマイクは、駆動時間を気にせず使用可能。コードがあるので移動範囲は制限されますが、音の途切れなどを気にせず安定して使えます。
ただし、有線のピンマイクは、コードが断線すると使えなくなるため注意しましょう。ワイヤレスにも有線にも一長一短があるので、使用シーンに合わせて選ぶのがおすすめです。
周波数帯域・周波数特性をチェック

By: amazon.co.jp
録音する場合は、周波数帯域や周波数特性に注目して選ぶのがおすすめです。周波数帯域は、ピンマイクが収音できる音の高さの範囲。一般的な話し声を録音する場合は50〜500Hz、歌声を録音する場合は50〜1500Hzを目安にしましょう。楽器演奏などを録音する場合は、15000Hz(15kHz)まで対応している周波数帯域の広いモデルがおすすめです。
また、出力に適した音域は、ピンマイクの周波数特性によって変わります。中音域や低音域など、モデルによって安定して出力できる音域が異なるので、用途がはっきりしている場合は周波数特性にも注目して選びましょう。
たとえば、ソプラノ歌手などが録音に使う場合は、高音域の出力が安定したモデルがおすすめ。一方、講演会やインタビューなどに使う場合は、人の声を拾いやすい中音域の安定したモデルがおすすめです。
目的に合った製品を選ぶ
プレゼンや講習会での拡声目的なら単一指向性のワイヤレスタイプがおすすめ

By: rakuten.co.jp
プレゼンや講習会などで自分の声を大きくしたい場合は、単一指向性のピンマイクがおすすめです。単一指向性のピンマイクは収音方向が限られているため周囲のノイズを拾いにくく、自分の声だけをピンポイントで拡声できます。
さらに、ワイヤレスタイプのピンマイクなら稼働領域が広がるので、参加者の間に入って話をしたい場合やステージを大きく使いたいときにも便利。小さくて軽いモノなら、長時間の講習会でも快適に使えます。
また、プレゼンなどで大衆向けに話す場合は、スピーカーとの互換性も確認しておきましょう。会場に設置してあるスピーカーを使う場合は、事前に会場の管理者や主催者へ確認しておくのがおすすめです。
複数人での通話や録音用なら全指向性の有線タイプがおすすめ

By: amazon.co.jp
リモート会議などで複数人の会話を収音したり録音したりする場合は、全指向性の有線タイプがおすすめです。全指向性のピンマイクは周囲の音を拾いやすいため、マイクから遠い場所に座っている方の声も拾えます。また、有線タイプのモノならバッテリーを気にせず使えるので、長時間の会議にも便利です。
とくに、パソコンに接続する場合は、接続が安定しているUSB接続タイプがおすすめ。一方、スマートフォンやカメラなど幅広い機器と接続する場合は、汎用性の高いミニジャックプラグを搭載したモデルが適しています。
動画撮影に使うなら全指向性のワイヤレスタイプがおすすめ

By: amazon.co.jp
動画撮影用にピンマイクを使う場合は、全指向性のピンマイクがおすすめです。全指向性タイプなら、どこで音が鳴るかわからない場面でも周囲の音を確実に拾えます。
また、ワイヤレスタイプなら動きの制限が少ないので、スタジオを広く使う動画撮影でも便利。コンパクトなピンマイクを選べば、装着時の違和感も軽減できます。
ピンマイクのおすすめメーカー
オーディオテクニカ(audio-technica)

オーディオテクニカは、音響機器と映像機器を手がけているメーカーです。ヘッドホン・ワイヤレスイヤホン・有線イヤホンなど、さまざまな製品を取り扱っています。
オーディオテクニカのピンマイクは、機能性と使いやすさを兼ね備えているのが特徴です。接続機器から電源を確保できるプラグインパワー方式が採用された製品など、便利なモデルをラインナップしています。
ソニー(SONY)

By: sony.jp
ソニーは、映像機器・スマートフォン周辺機器・記録メディアなど、さまざまな製品を手がけている総合電機メーカーです。
ソニーのピンマイクは、クリアな音声を収録できるのが特徴。全指向性のマイクカプセルを採用した製品も存在しており、どの方向からでも声を拾えます。また、マイクに当たる風切り音やノイズが低減されるウインドスクリーンを搭載したモノを揃えているのも魅力です。
ロード(RODE)

By: rakuten.co.jp
ロードは、高品質なコンデンサーマイクを手がけているマイクロフォンメーカーです。レコーディングマイク・ワイヤレスマイクキット・ガンマイクなど、幅広い製品を扱っています。
ロードのピンマイクは、利便性に優れているのが特徴。また、コンパクトサイズかつ軽量化を実現したモデルを揃えているので、気軽に装着できます。違和感なく使えるピンマイクを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ピンマイクのおすすめ|ワイヤレス
パナソニック(Panasonic) 800MHz帯タイピン形ワイヤレスマイクロホン WX-4300B
送信部が120gと軽量なワイヤレスピンマイクです。単一指向性でノイズが入るのを防止可能。プレゼンテーションや講義などの用途におすすめです。専用のネックホルダーが付属しています。
単3乾電池で駆動するため、電源が手に入りやすいこともポイント。日常的に使用する方に向けて、別売りの専用充電パックも用意されています。
ロイヤルモンスター(Royal Monster) RM-3778MIC3W
2つのマイクが付属しているワイヤレスピンマイクです。スマートフォンとの接続に対応しているのが魅力。コンパクトながら高音質な収音環境を構築したい方におすすめです。
レシーバー本体にイヤホンポートを搭載しており、収録した音声をモニタリングできます。マイク本体は直径が23mmで全長が60mm。ケーブルがないため、胸元をすっきりとまとめられるのもポイントです。
専用のポーチが付属しているなど、持ち運びのしやすさも考慮されています。
7RYMS iRay DW20

送信機2台と受信機1台のワイヤレスピンマイクセットです。受信機はデジタル&アナログ出力モードを搭載しており、スマートフォンやカメラなど、さまざまな機器との接続に対応します。
簡単にワイヤレス環境を構築できるため、プレゼンテーション・動画撮影・レコーディング・配信など幅広い用途におすすめ。マイクは全指向性です。
330mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、送信機・受信機は約6時間の使用が可能。長時間収音したい方にもおすすめです。ピンマイク用のクリップやマイクカバーが付属しています。
ウランジ(Ulanzi) ワイヤレスマイク
スマートフォンで使いたい方におすすめのワイヤレスピンマイクです。受信機の端子はType-CもしくはLightningから選ぶことができ、スマートフォンに直接接続が可能。簡単にワイヤレスでの収音環境を構築できます。マイクは周囲の音もしっかりと捉える全指向性です。
約8時間駆動する大容量バッテリーもポイント。また、専用の充電ボックスや防風のウィンドマフ、充電ケーブルやイヤホンなどが付属しており便利に使えます。
Alvoxcon ワイヤレスマイク TG220
2台の送信機と1台の受信機のセット。受信機はスマートフォンなどとの接続に対応しています。ホットシューアダプターが付属しており、一眼レフカメラへのマウントも可能です。マイクは大型のウィンドスクリーン付き。風切り音を抑えてクリアな音声を届けます。
送信機のスクリーンではバッテリーの状態などを簡単に確認でき、急な電池切れを防止。使用時間は送信機が約6時間、受信機が約3時間です。
ピンマイクのおすすめ|有線
オーディオテクニカ(audio-technica) モノラルマイクロホン AT9904
オーディオテクニカが展開している有線ピンマイク。マイクの直径は6.4mm、全長は18mmと小型で目立ちにくいのが特徴です。付属のクリップはマイクスタンドとしても使用可能で、さまざまなスタイルに対応します。
メタルボディで外部からのノイズを低減。頑強さもポイントで、タフに使えるモノを探している方にもおすすめです。ウィンドスクリーンが付属しており、風などが気になるシーンでもクリアに音声を捉えます。
プラグは直径3.5mmの3極で、ICレコーダーやパソコンなど、さまざまな機器と接続可能です。プラグインパワー方式で、バッテリー不要なのも魅力。使いたいときにすぐに使えます。
オーディオテクニカ(audio-technica) ステレオマイクロホン AT9902
回転式のクリップを採用しているピンマイク。ネクタイ・襟もと・ポケットなど、さまざまな箇所に簡単に取り付けられます。コードの長さは1mです。
高感度エレクトレットコンデンサー型マイクユニットの搭載により、録音時の品質のよさを実現しているのもポイント。メタルメッシュで外部ノイズも低減できます。
プラグインパワー方式で、入力端子に直接接続可能。電池が不要でバッテリー切れの心配がないのが魅力です。
ソニー(SONY) エレクトレットコンデンサーマイク ECM-SP10
XperiaやiPhoneなどのスマートフォンに接続できるおすすめのピンマイク。プラグインパワー方式で電池が不要なのが魅力です。
マイク本体はトランペットの材料などにも使われるブラス製。外部ノイズに強く、クリアな録音が可能です。高感度のマイクカプセルもポイント。音の詳細を捉えます。
マイクのサイズは直径が約8mmで、全長は約19mm。収音タイプは周囲の音を幅広くとらえる全指向性です。
ソニー(SONY) ラベリアマイクロホン ECM-LV1
周波数特性が50~15000Hzのピンマイク。しっかりとした低音から、伸びやかな高音までバランスよく収音できます。全指向性マイクカプセルにより、高音質でのステレオ録音に対応。付属のウィンドスクリーンを使えば、風による風切り音を低減します。
マイク部分の大きさは直径約11×全長32mmと小型で、邪魔になりにくいのもポイント。クリップは360°回転式で、柔軟に取り付けできます。
ブラグインパワー方式で電源は不要。バッテリーを気にせず使えるのも魅力です。
ロード(RODE) スマートフォン Lavalier マイクロフォン smartLav+
周波数帯域が20~20000Hzと幅広いピンマイク。無指向性なので、周囲の音も捉えたい方におすすめです。
風によるノイズを抑えるポップフィルターが付属。さまざまなシーンでの撮影に便利です。シールドケーブルは長さ1.2m。ケーブルの素材には強度に優れたケブラーが使われています。
ロード(RODE) プレミアム ラベリア マイク Lavalier II
プロフェッショナルの現場でも使われているハイスペックなピンマイクです。周波数特性はフラットで、低音から高音までバランスよく収音が可能。周波数帯域が20~20000Hzと幅広いのもポイントです。無指向性で周囲の音声も収音ができます。
高品質なポップフィルターやウィンドシールドが付属。風などによる外部ノイズを抑えます。専用のジップケースが付属しており、持ち運びやすいのも魅力です。
ロード(RODE) プロ仕様のラベリアマイク Lavalier GO
4.5mm無指向性コンデンサーカプセルを搭載しており、コンパクトながら高音質なピンマイク。音声をクリアに捉えるため、さまざまな用途におすすめです。プラグは汎用性の高い3.5mmのTRSコネクターを採用。カメラ・パソコン・オーディオレコーダーなど、さまざまな機器に使えます。
雑音を低減するポップフィルターが付属。クリアな音質で収音をしたい方におすすめです。
ロード(RODE) プロフェッショナル Lavalier マイクロフォン RØDELink LAV
SN比が67dBと低ノイズの無指向性カプセルを内蔵したピンマイク。音声をしっかりと捉えたい方におすすめです。周波数帯域は20~20000Hzで低音から高音まで収音できます。耐久性が高いケブラー強化シールドを使用しているのもポイント。長さは1.2mです。
プラグは3.5mmのTRSロッキングコネクターを搭載。また、本製品はポップフィルターが付属しており、クリアに収音ができます。
タスカム(TASCAM) スクリューロック付 ラベリアマイクロホン TM-10L
マイクロフォン感度が-42dBV/Paと高いピンマイクです。小さな音もしっかりと捉えます。また、最大耐音圧が115dB SPLと高いこともポイント。楽器など大きな音を収音したい方にもおすすめです。
プラグはスクリューロック付き。対応機器との接続であれば、マイクケーブルが抜け落ちにくく安心して使用できます。ケーブル長は1.6mでピンマイクとしてはやや長めです。専用のソフトケースが付属しており、持ち運びが楽に行えます。
バッファロー(BUFFALO) クリップ式マイク BSHSM03
リーズナブルな価格が魅力のピンマイク。クリップ式のマイクで、さまざまな場所に取り付けられます。ウィンドスクリーンが付属しており、ノイズを抑えられるのも魅力です。
プラグは3.5mmの3極ミニで、パソコンなどの機器と簡単に接続できます。無指向性で周囲の音を捉えられるのも特徴です。
音声収録に活躍するピンマイク。ノイズを抑えるためには、素材やウインドスクリーンの有無に注目しましょう。また、シーンに応じて指向性も要チェック。今回ご紹介したおすすめモデルも参考に、ぴったりの1台を見つけてみてください。