ASMR用マイクのおすすめ13選。人気メーカーの製品もラインナップ

ASMR用マイクは、高音質で臨場感があり、幅広い音域を収録できるのが特徴。そのなかでも「バイノーラル録音」ができる製品がラインナップされているのが魅力です。バイノーラル録音は、あたかもその場所で音を聞いているような感覚になる収録方式を指します。

通常のマイク収録と比べて臨場感と表現力が優れているため、ASMR用マイクとして人気があるのがポイントです。近年では、耳かきやタップ音が綺麗に収録できる耳型や人型のモデルをしたマイクがあります。睡眠導入用のASMR動画や、耳かきの動画を作る方におすすめです。

ASMR用マイクの選び方

種類をチェック

コンデンサーマイク

コンデンサーマイクは、低音から高音までの幅広い音域を、高精細に収録できるマイクです。マイク使用時は、ファンタム電源から電力を供給しながら収録するのが特徴。微細な音に対しての感度が強く、マイク本体への衝撃や湿気に弱いため、使用環境に配慮が必要です。

バランスよく音を収録できることから、音楽のレコーディングや放送の収録などで活用されています。PCやカメラなどに接続して使えるモデルもラインナップされており、ASMRの動画配信を本格的にしたい方に人気のマイクです。

収録した音源を編集ソフトで微調整することもできるため、音表現をこだわりたい方におすすめです。

イヤホン型マイク

イヤホン型マイクは、イヤホンを装着時に口元のコード付近にマイクが搭載されているモデルを指します。イヤホンとマイクが一体となっているため、マイクの位置を気にせず使用できるのがメリットです。

イヤホン型マイクは、PCやスマホなどの電子デバイスに接続して、音声収録や通話をするのに便利。一方で、常に収録する電子デバイスを必要とするため、マイク以外に音源を収録するデバイスを用意する必要があります。

イヤホン型マイクは主に、電子デバイスに有線接続するモノと、Bluetoothで接続するワイヤレスのモノに分かれており、マイク選択肢の幅が広い点がメリット。ほかのマイクタイプと比べて安いモデルが多いため、コスパのよいASMR用マイクを探している方におすすめです。

レコーダー一体型マイク・ハンディレコーダー

レコーダー一体型マイクは、内部にマイクが搭載されたレコーダーのことで、ハンディレコーダーとも呼ばれます。レコーダー本体を直接操作することで収録できるのが特徴。軽量でコンパクトなモデルが多く、自然環境音から楽器を奏でる音まで幅広く収録ができます。

高性能なステレオマイクを搭載しており、なかには収録状況に応じてマイクの角度を変えられるモノがあります。高音質で操作が簡単なので、初めてASMR用マイクで収録する方にもおすすめです。

耳かき音を配信したいなら耳型や人型のモデルを

By: neumann.com

YouTubeなどの動画配信サービスで、耳かき音の配信をしたい方におすすめのASMR用マイクです。マイクの本体が人間の耳や頭部を模した形をしており、直接触ることで臨場感あふれる音の収録ができます。

ASMR用に作られたマイクであるため、耳かきやスライムの音を収録する際に便利です。ほかのASMR用マイクと比べて収録用途が明確になっており、高級モデルが多いのもポイント。高精細で奥行のある収録ができるため、立体的な音響表現をしたい方におすすめです。

指向性をチェック

全指向性・無指向性

全指向性のマイクは、マイクの周囲で発生した音を全て収録する特徴があり、無指向性マイクとも言われます。空間や状況を伝えることに適しているため、雰囲気や臨場感を収録したいときにおすすめです。

一方で、全指向性のマイクは周辺部の環境音全てを拾うため、不要な音や風切り音まで入りやすい点は注意が必要。ASMR用マイクとして特定の音を高音質に収録する場合は、収録環境を整えた上でマイクを使用することがポイントです。マイクの付属品のなかにはウィンドスクリーンといったノイズ対策ができるアイテムもあります。

単一指向性

単一指向性のマイクは、特定の角度から入った音を収録できる特徴があり、全指向性のマイクに比べて不要な音が入りにくいのがメリット。マイクから収録できる範囲がある程度決まっているため、スポットを当てた音の収録をしたいときに活躍します。

ASMRは作業音や動作によって生じる音を収録する場合が多く、単一指向性のマイクと相性がよいのもポイント。ASMR用マイクとして咀嚼音などのノイズを抑えた収録をしたい方におすすめです。

音質を重視するならハイレゾ対応かチェック

By: audio-technica.co.jp

ハイレゾ音源は解像度の高いサウンドのことで、CDなどの圧縮された音と比べて情報量が多いのが特徴。音の臨場感や表現力が高いことから、高音質な収録である基準のひとつとして認知されています。

ハイレゾ音源が収録できるマイクは音の再現性に長けており、高品質なASMRの収録が可能。ハイレゾ音源のサンプリング周波数は「96kHz/24bit」から「192kHz/24bit」が主流であり、ハイレゾ対応されているマイクのなかでも製品によって違いがあります。

実際に近くで聞いているような表現にこだわりたい方は、サンプリング周波数の高いASMR用マイクを選ぶのがおすすめです。

スマホに接続するならUSB端子が搭載されたモデルを

ASMR用マイクをスマホに接続して収録する場合は、マイク本体にUSB端子が搭載されているモデルを選ぶことがポイントです。USB端子が搭載されていることで、スマホやPC、デジタルカメラなどの電子デバイスに接続して収録できます。

準備がしやすく、収録先のデバイスの選択肢が拡がるため、初めてASMRの収録をしたい方におすすめです。

ASMR用マイクのおすすめメーカー

ブルーマイクロフォン(Blue Microphones)

ブルーマイクロフォンは、スイスのロジクール社が展開しているブランド。音楽やゲームをはじめ、さまざまな電子デバイスを世界中に発表しています。

なかでも「Yetiシリーズ」のマイクは、ゲーム実況をはじめとしてクリエイターやライブストリーミングをする方に人気です。「Yeti Nano」「Yeti」「Yeti X」の3種類のラインナップから選べるのが魅力。革新的なデザインと高い操作性で高音質な収録ができるため、初めてASMR用マイクを使う方にもおすすめです。

スリーディオ(3Dio)

By: mimimic.com

スリーディオは、アメリカ東海岸のポートランドに本社を置くバイノーラルオーディオのメーカー。代表的なモデルとして人の耳の形を模した「Free Space シリーズ」が有名です。エントリーモデルからハイエンドモデルまで多数のASMR用マイクを開発しています。

ASMR用マイク以外にも、スタジオレコーディングやテレビゲーム、映画の音響として収録できる点も魅力。これから本格的にASMRの収録をしたい方におすすめです。

ノイマン(NEUMANN)

ノイマンは1928年にドイツのベルリンで創業した大手のオーディオ機器メーカー。ノイマンのマイクは、プロのレコーディング現場やスタジオ収録で使われていることで有名です。一般向けに、モニターやヘッドホンなど多くの家庭用オーディオ機器としても親しまれています。

ノイマンのマイクは、使用用途別に製品を展開しており、さまざまな高機能を搭載している点が魅力。本格的なASMR用マイクでレコーディングをしたい方におすすめのメーカです。

ASMR用マイクのおすすめ

ブルーマイクロフォン(Blue Microphones) Yeti BM400

幅広いサウンド収録に対応したASMR用マイクです。収録内容に応じて単一指向性・無指向性・双指向性・ステレオの4種類の方式に切り替えできるのが特徴。1つのマイクでさまざまなサウンドを収録できるのがメリットです。

マイク本体に搭載されたダイヤルによって、感度調整やミュートの設定ができるので便利。別売のマイクアームと接続することで、自由な収録環境を作り出せます。YouTubeの収録やASMRの配信をしたい方におすすめです。

ブルーマイクロフォン(Blue Microphones) Yeti Nano BM300

高精細なストリーミングができるASMR用マイクです。収録方式は、単一指向性と無指向性の2タイプに対応可能。咀嚼音などのASMR収録としてだけでなく、ライブ配信やポッドキャスト用途にも活用できるので便利です。

マイク本体はUSBケーブルの接続ができるため、PCやスマホと接続して収録ができます。さまざまな電子デバイスで使用できるので、初めての方にも使いやすくておすすめです。

マイクの角度を変えて本格的に使用したい方は、デスクトップブームアームと組み合わせることで、好みの調節ができます。

スリーディオ(3Dio) Free Space Pro Ⅱ

バイノーラル録音ができるハイエンドなASMR用マイクです。シリコンゴム素材で作られた耳型のバイノーラルマイクが特徴。人の耳を模したデザインは、耳かきやスライムをはじめとする動画配信で人気のASMRの収録が可能です。

マイク本体は、高性能なDPA 4060のマイクカプセルを採用しており、一般的なマイクで難しかった小さなサウンドの収録を実現します。屋内のASMRだけでなく、自然風景で収録をするフィールドレコーディングができるのも魅力です。

マイクのバッテリーは、内蔵電池とXLR端子出力の2タイプに対応しており、状況に応じて使い分けできるので便利。幅広い収録ができるASMR用マイクを探している方におすすめです。

販売サイトで見る

ノイマン(NEUMANN) KU100

人間の頭部の形をした高級ASMR用マイクです。両耳の部分には高性能なステレオマイクを搭載しており、没入感のある音響体験が可能。ダミーヘッド部は、立体的な空間表現ができるバイノーラル録音ができるので魅力です。

マイク本体は内蔵のバッテリーに加えて、ファンタム電源と外部電源に対応しており、安定的な電力供給ができます。高音圧レベルに応じてノイズを取り除くため、音の奥行や立体感を損なうことなく収録可能。自分の耳で実際に聞いているかのようなサウンド体験を実現します。

高い再現力と没入感のあるサウンドを収録したい方におすすめです。

ノイマン(NEUMANN) KMS 105

幅広い音域に対応できるコンデンサータイプのASMR用マイクです。ステージマイクとしても幅広く活用されており、ハウリングが生じにくいのが特徴。堅牢性が高く、コンデンサーマイクが苦手とする衝撃やハウリング耐性がある点も魅力です。

収録可能なダイナミックレンジが広いため、人の音声だけでなく、小さな物音や楽器の収録ができます。屋内でノイズレスな収録ができるので便利。高音から低音まで高音質な収録をしたい方におすすめです。

オーディオテクニカ(audio-technica) AT2020USB-XP

動画配信に適した高精細なサウンド収録ができるASMR用マイクです。マイク本体は、サンプリング周波数96kHzに対応しており、ハイレゾ音源の収録が可能。単一指向性で収録した高音質なサウンドを楽しめます。

マイクに内蔵DSPを搭載しており、高度なノイズリダクションとオートゲインコントロールができるのもメリット。専用ソフトで編集せずにクリアな音声を表現できるのがポイントです。

マイク本体は音量調整ダイヤルやミュート設定ボタンが搭載されているので、リアルタイムでの音声配信がしやすいのも魅力。USB接続ができるため、フレキシブルに使えます。音声録音と配信の両方をしたい方におすすめです。

ルウィット(LEWITT) LCT 040 MATCH コンデンサーマイク

レコーディングに優れたコンデンサータイプのASMR用マイクです。マイク内部に小口径振動板コンデンサー・カプセルを搭載し、豊かで自然なサウンドの収録を実現します。

マイク本体はアルミ製ハウジングを採用しており、頑丈と軽量の両方をあわせもっているのもポイント。外部からの衝撃が苦手なコンデンサーマイクの弱点を補っているので安心です。

高性能なステレオ録音は、音の再現性を追求する際に活躍します。音楽などのはっきりしたサウンドから、ASMRのような静かなサウンドを収録したい方におすすめです。

アースワークス(Earthworks) ICON PRO コンデンサーマイク

高音質で拡張性の高いASMR用マイクです。マイク本体はステンレス素材が採用されており、ノイズを最小限に抑えることで、立体的な空間表現を実現します。シンプルで洗練されたフォルムは、使用感を満たすデザインとしても魅力です。

独自の技術を駆使することで、収音したい場所以外の雑音を取り除けるため、専門知識がない方でも高音質な収録が可能。XLR端子接続に対応しており、マイクスタンドやオーディオインターフェースと組み合わせて使えるので便利です。

マイクに接近することで発生する低音の増幅が抑えられるため、収録位置が厳密でなくても安定した収音ができるのもメリット。初めて本格的なマイクを導入したい方や、長く使用することを想定している方におすすめです。

ロード(RODE) NT1 5th Generation NT1GEN5

クラシカルであたたかみのある音表現に優れたASMR用マイクです。USB端子とXLR端子の両方で接続を可能としており、汎用性の高い運用ができる点がメリット。また、世界初の32ビットフロートデジタル出力を実現しており、収録時のノイズを低減できます。

マイク本体のサンプリング周波数は192kHzでハイレゾ音源の収録が可能。音質を選ばず、高精細な音表現ができる点も便利です。マイクはアルミボディ素材が採用されており、高い堅牢性を発揮します。

専用の編集ソフトを使用することで、収録後の音源を微調整できるため、音編集までこだわりたい方におすすめです。

ソニー(SONY) リニアPCMレコーダー PCM-A10

小型軽量でハイレゾ音源の収録ができるASMR用マイクです。マイク本体の上部に搭載された2つの可動式マイクは、収録環境に応じて調節可能。スポットを当てて収録したいときや、幅広い音を収音したいときに便利です。

収録の設定時に録音のレベルを自動調節できる「リハーサル機能」を搭載しており、音量調節に慣れていない方でも、使いやすい仕様であることもメリット。収録したデータをBluetooth接続してオーディオ再生できるので、確認の手間が省けるのも魅力です。

マイク本体はUSB接続に対応しており、充電することもできます。機械操作に自信のない方や、初めてASMR収録に挑戦する方におすすめです。

タスカム(TASCAM) ステレオオーディオレコーダー DR-07X

操作性が高いハンディタイプのASMR用マイクです。本体に搭載されたステレオマイクは、小さな物音から楽器の大音量まで幅広く収録可能。本体上部にある2つの単一指向性マイクは、A-B方式とX-Y方式で使用できるため、環境にあわせてマイク位置を調整できるのがメリットです。

バッテリーは単三電池2本で約17.5時間稼働し、USB給電をすることでさらに長時間の収録ができます。特定の位置からファイルを上書きして収録できるオーバーライト機能は、ASMRの収録で間違えてしまった場合に便利です。

本体に記録メディアを挿し込めるため、PCやスマホに接続しなくても音源を取ることが可能。ASMRの収録以外でも幅広い活用をしたい方におすすめです。

ポリー(Poly) Voyager 5200

イヤホンにマイクが搭載されているワイヤレスタイプのASMR用マイクです。イヤホンに搭載されたマイクはノイズキャンセル機能が採用されており、話し声以外の雑音を防ぎます。マルチポイント接続もできるので、PCやスマホなどの複数デバイスに接続が可能です。

ワイヤレスタイプなので、収録中の動きに制限がないのがメリット。有線のイヤホンに比べて、リラックスしてASMRの収録ができるので便利です。

本体バッテリーは約7時間稼働するため、長時間の音源収録に活用できます。日常で使用できるので、ASMRの収録とプライベート両方で使用したい方におすすめです。

Eynew マイク付きカナル型イヤホン STK

重低音に優れたマイク付きのイヤホン型のASMR用マイクです。口径10mmの大型ダイナミックドライバーを搭載しており、高精細な収録音を確認可能。有線仕様のため、低音から高音まで遅延なく収録・再生できるのもメリットです。

マイク部は操作可能なボタンが搭載されており、接続している電子デバイスに触れることなく操作できるので便利です。PCやスマホに接続して収録できるほか、コストを抑えてASMRを始められます。安いイヤホンタイプのマイクを探している方におすすめです。