Wi-Fi環境を整える上で重要となるネット回線。これまでは電話回線を整備してきたNTTや各種ケーブルテレビなどと契約するのが主流でしたが、最近は見直すユーザーも多く、よりニーズにマッチしたサービスやプランを選ぶ方が増えてきています。

そこで今回は、通信料金の安さが魅力のWiMAXを特集。おすすめのプロバイダをご紹介します。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

WiMAXとは?

「WiMAX」とはネットワーク通信における高速規格のひとつ。そもそも日本のネット回線の敷設には電柱や地下を利用しており、従来から電話回線を整備してきた企業がメインとなっています。そのため、Wi-Fiを利用するためにはネット回線を直接提供する回線事業者か、回線を間借りしてサービスを提供するプロバイダ(販売代理店)と契約することになるので、まずはその点を確認しておきましょう。

WiMAXにおいてはKDDIの子会社である「UQコミュニケーションズ」が回線事業者の本家本元で、サービス名は「UQ WiMAX」。プロバイダ経由のサービスとしては、BIGLOBEやSo-net、@niftyなどが代表的です。

なお、プロバイダにはGMOインターネットの「GMOとくとくBB」のようにWiMAXという言葉が入っていない場合もあれば、リンクライフの「Broad WiMAX」のようにWiMAXという言葉が入っている場合もあります。サービス名は混同しやすいので、注意しておきましょう。

UQ WiMAXで契約するメリット

WiMAXの回線提供元である「UQ WiMAX」はKDDIグループに属する「UQコミュニケーションズ」のサービス。通信環境の快適さは大手キャリアのdocomoやSoftBankの回線サービスの方が良好ですが、データ通信量が安いのが特徴です。

プランとしては、データ容量無制限で月額3880円、契約2年縛りの「ギガ放題プラン」と、その「ギガ放題プラン」にスマホプランがセットとなった月額5560円の「ウルトラギガMAX」の2つ。共通事項としては少額ではあるものの、受け取りやすいキャッシュバック制度がある点や、カスタマーセンターが無料で利用できる点、当日の解約にも対応している点などが魅力です。

サポート体制が充実しているのもWiMAX事業の本家本元ならでは。WiMAXの導入を検討している方ははじめにチェックしておきましょう。

プロバイダ経由で契約するメリット

プロバイダ経由のWiMAXは、回線提供元である「UQ WiMAX」との差別化を図るためにデータ通信量が安いのが特徴。また、サービスによっては端末代が安い、最大キャッシュバックが高額など、金額面での魅力があります。

ただし、初期費用がかかる場合があったり、カスタマーセンターの利用が有料であったりするので、その点は事前に確認することが重要。さらには解約手続きにある程度の日数を要するなど、さまざまな制約が課されることもあるので、サポートの手厚さに違いがあります。

WiMAXのおすすめプロバイダ

Broad WiMAX

大々的に広告展開しているリンクライフの「Broad WiMAX」。プランは、データ容量無制限の「ギガ放題プラン」と7GBの縛りがある「ライトプラン」の2種類があります。ギガ放題プランは2か月目まで月額2726円、ライトプランは24か月目まで月額2726円と安価なのが特徴です。

ただし、キャッシュバックがないので、できる限り導入コストを抑えたい方は注意しましょう。オプションについては端末故障に対応する「安心サポートプラス」が月額550円、設定などの問合せを受け付ける「My Broadサポート」が月額907円となっています。故障や操作などの不安を抑えたい方には候補となるので、検討しておきましょう。

カシモWiMAX

MEモバイルの「カシモWiMAX」の特徴は端末代金が無料である点。プランとしては、まず対応端末「Speed Wi-Fi NEXT W05」に限定されるも格安料金の「最安級プラン」か、「Speed Wi-Fi NEXT W06」などを含め複数端末から選べる「新規端末プラン」を決めます。

さらにデータ容量無制限の「ギガ放題プラン」か、7GB縛りの「ライトプラン」を選択。どちらも3年プランですが、初月・1か月目は1380円と安く、料金の違いが出てくるのは2か月目から24か月目で、25か月目以降であれば、同額になります。

なお、月額300円の安心サポートに加入しておけば端末修理が無償。また、月額980円で映像配信サービスの「U-NEXT」を7日間(24時間×7回)フルで楽しめるのも魅力です。

GMO

端末代金が無料かつ、機種に合わせてキャッシュバック特典が付いているのが特徴の「GMOとくとくBB」。契約から20日以内であれば解約・違約金が無料でキャンセルができるのも魅力です。

プランとしては、データ容量無制限の「ギガ放題プラン」と「7GBプラン」の2つ。ギガ放題プランの月額は端末発送日および1か月目から2か月目が3609円、3か月目以降からは4263円となっています。一方、7GBプランは端末発送日および1か月目から24か月目が3609円、さらに25か月目以降からでも同額の3609円。なお、毎月プラン変更は可能なので、ユーザーの好みに合わせて切り替えることも可能です。

また、サポートも2種類あり、月額はそれぞれかかりますが、内容を確認した上で選択できるのもポイント。キャッシュバック金額が比較的高額なので、初期費用をなるべく抑えたい方はぜひ候補として検討しておきましょう。

BIGLOBE

BIGLOBEが展開する「BIGLOBE WiMAX 2+」。月額のベースプランが1か月目から3カ月目まで2980円、4が月目以降は3980円で、そこにデータ端末代1万9200円が加算され、データ端末購入の7000円キャッシュバックが特典として付いています。

プランとしてはデータ容量無制限の「ギガ放題(1年)」のみではあるものの、通信モードが2種類あるのが特徴。デフォルトではWiMAX 2+通信のみの「ハイスピードモード」ですが、追加オプションで「ハイスピードプラスエリアモード」を利用できます。

ハイスピードプラスエリアモードであれば、高速かつワイドエリアをカバーしている「au 4G LTE通信」に対応することが可能。月額料金1005円がかかるほか、7GBまでの制限があるものの、より快適な通信環境を一時的に確保できます。回線速度を使い分けたい方はぜひチェックしておきましょう。

So-net

So-netのWiMAXは、データ容量無制限の「Flat ツープラス ギガ放題 (3年) 」と上限7GBまでの「Flat ツープラス (3年) 」の2プランがラインナップされています。

利用開始月はどちらも0円スタート。Flat ツープラス ギガ放題は1か月目から12か月目が3380円、13か月目から36か月目が4379円となっています。一方、Flat ツープラスは1か月目から12か月目が2780円、13か月目から36か月目が3695円とリーズナブルなのが魅力です。

また、通信モードが2つあり、WiMAX 2+通信のみの「ハイスピードモード」のほか、au 4G LTE通信対応の「ハイスピードプラスエリアモード」も利用可能。月額料金1005円がかかるほか、7GB制限があるものの、高速かつワイドエリアをカバーしています。

なお、初回申し込み時の特典として月額1990円の映像配信サービスの「U-NEXT」を31日間無料で利用できるのも魅力のひとつ。随所にサービスポイントを用意しているのが特徴です。

@nifty

@niftyのWiMAXは3年プランであるデータ容量無制限の「Flat 3年 ギガ放題」と7GBの縛りがある「Flat 3年」のほか、2年プランの「Flat 2年 ギガ放題」があります。

「Flat 3年 ギガ放題」は2か月間まで月額3670円、4カ月目以降は4350円。「Flat 3年」は7GBの縛りがあるものの、2カ月目以降からは月額3670円が持続します。

一方、「Flat 2年 ギガ放題」との違いは契約年数だけでなく、「Flat 3年 ギガ放題」では0円だったLTEオプション料が月額1005円かかります。なお、初期費用として登録手数料の3000円、機器代金が2万円、機器送料762円が必要となるのでその点も留意しておきましょう。

WiMAX対応ルーターのおすすめ

ファーウェイ(HUAWEI) Speed Wi-Fi NEXT W06

Speed Wi-Fi NEXT W06

WiMAXに対応する端末のなかで、最大通信速度が一番速いモデル。従来モデル「W05」からスペックアップした製品で、下り最大速度867Mbps、USB Type-Cケーブルによる有線接続時は下り最大速度1.2Gbpsと、光回線並の高速通信に対応しているのが特徴です。

サイズは128×64×11.9mm、重さは約125g。バッテリーの充電時間は約140分で、使用可能時間は、WiMAX 2+かつスマート設定時の連続通信で約9時間、同設定による連続待受は約800時間となっています。

本製品はWiMAX 2+通信のみの「ハイスピードモード」のほか、au 4G LTE通信対応の「ハイスピードプラスエリアモード」も利用可能。屋内外問わず、快適に使えるWi-Fiルーターを探している方におすすめです。

日本電気(NEC) Speed Wi-Fi NEXT WX06

Speed Wi-Fi NEXT WX06

最大16台の端末を同時接続できるWiMAX対応のWi-Fiルーター。汎用性の高い2.4GHzと高速通信が可能な5GHzのどちらの周波数帯域も利用できるほか、定期的に周囲の電波環境を判断して端末ごとに自動で最適な接続先を選択する「バンドステアリング機能」を搭載しているのが特徴です。

サイズは111×62×13.3mm、重さは約127g。バッテリーの充電時間は約160分で、使用可能時間は最大約14時間となっています。接続は本製品のQRコードを読み込むだけなので、使い勝手も良好です。

また、3日間の「日次データ通信量」とハイスピードプラスエリアモードでの「月次データ通信量」を数字とグラフで同時に表示できるのもポイント。使用したデータ通信量を簡単に把握できるので魅力です。

日本電気(NEC) Speed Wi-Fi NEXT WX05

Speed Wi-Fi NEXT WX05

WiMAXに対応するWi-FIルーター。「W06」同様、WiMAX 2+通信のみの「ハイスピードモード」のほか、au 4G LTE通信対応の「ハイスピードプラスエリアモード」に対応しているのが特徴です。

サイズは111×62×13.3mm、重さは約128g。バッテリーの充電時間は約160分で、使用可能時間はハイスピードモードかつ通信速度を優先した「おまかせ一括」で約8.1時間、ハイスピードプラスエリアモードでの同設定では約8時間となっています。

そのほか、2.4GHzの混雑状況を目視で確認できる「Wi-Fiビジュアルステータス」を搭載。画面をタップすることで空いているチャネルに切替え可能です。

ファーウェイ(HUAWEI) Speed Wi-Fi HOME L02

Speed Wi-Fi HOME L02

WiMAXに対応するホームルータータイプのモデルです。サイズは93×178×93mmと部屋に置いても邪魔になりにくく、設置しやすいのがポイント。速度はハイスピードプラスエリアモードかつLANケーブル接続時という条件下であれば、下り最大1.0Gbps対応しています。

電源はACアダプタのみの対応の設置に制約がありますが、4本の高感度アンテナを4方向に配置することで360°全方位をカバー。さらに、Wi-Fi TXビームフォーミング搭載することによって、通信の安定化を図っています。

日本電気(NEC) WiMAX HOME 02

WiMAX HOME 02

コンパクト仕様のWiMAX対応ホームルーター。サイズは50×188×100mm、重さは約218gと、スマートに設置できるのが特徴です。送信パワーを上げる「WiMAXハイパワー」と高性能アンテナを搭載することにより、従来モデルよりも通信環境を改善。最大同時接続数はLANポートが1台、2.4GHzが10台、5GHzが10台の計21台となっています。

なお、専用アプリ「NEC WiMAX 2+ Tool」を活用すればスマホ経由でデータ通信量や電波状態を確認することが可能。また、電波レベルも簡単に把握できるので、最適な設置場所を探し出すのも容易です。

日本電気(NEC) WiMAX HOME 01

WiMAX HOME 01

WiMAXに対応する設置型のホームルーター。下り最大440Mbps対応にしており、必要最低限のスペックを要しているのが特徴です。

サイズは70×155×100mm、重さは約338g。最大同時接続数はLANポートが2台、2.4GHzが10台、5GHzが10台の計22台で、テレビや白物家電、スマートスピーカーなど、さまざまな機器と接続することで、ネットワーク環境を構築できます。