IPv6対応の無線LANルーターは、高速で遅延の少ない通信を実現できるのが魅力です。IPv6通信は、ゲームやストリーミング視聴はもちろん、オンライン授業・テレワークなど、インターネットの利用頻度が高い環境で重宝します。
今回は、IPv6対応無線LANルーターのおすすめをご紹介。同時接続台数やWi-Fi規格についても解説しているので、IPv6環境の導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- IPv6とは?
- IPv6対応の無線LANルーターのおすすめメーカー
- IPv6対応の無線LANルーターのおすすめモデル
- IPv6対応の無線LANルーターの売れ筋ランキングをチェック
- IPv6対応の無線LANルーターの選び方
IPv6とは?

By: amazon.co.jp
IPv6は、インターネットへ接続するための通信方式のひとつ。従来型の「IPv4」と比べて通信の渋滞が起きにくく、IPv6は利用者の多いコアタイムでも快適に通信しやすいのがメリットです。
IPv6を利用したインターネットの接続方式は、主に「PPPoE」と「IPoE」の2つ。PPPoEはユーザー名とパスワードで認証を行い、インターネットに接続する方式です。
対して、IPoEはユーザー名やパスワードを必要とせず、広く快適な通信網を経由できるのがポイント。「ネイティブ方式」とも呼ばれ、IPv6の強みを活かした安定かつ高品質な通信を実現可能です。
また、IPv6で通信しつつ、IPv4アドレスでの通信も可能な「IPv4 over IPv6」方式も存在します。IPv6に対応していないWebサイトは、IPv4通信を利用すると閲覧できます。
IPv6対応の無線LANルーターのおすすめメーカー
バッファロー(BUFFALO)

By: buffalo.jp
バッファローは、ネットワーク機器やPC周辺機器を手掛ける国内メーカーです。日本国内でのシェアが高く、扱いやすさとコストパフォーマンスのよさを兼ね備えた製品を多く手掛けています。
同社のIPv6対応無線LANルーターは、Wi-Fi 5やWi-Fi 6E対応など幅広いモデルがラインナップ。Wi-Fiのパスワードを確認しやすい「セットアップカード」を有したモデルが多いのも便利なポイントです。
TP-Link

By: rakuten.co.jp
TP-Linkは、中国の深センに本社を構えるネットワーク機器メーカーです。高品質でコストパフォーマンスのよい製品を多く手掛けており、無線LANルーターは世界中で多くのユーザーから根強い支持を獲得しています。
自宅全体をムラなくカバーできる「メッシュWi-Fi」を手軽に構築できる「OneMesh」を備えたモデルも豊富。OneMesh対応の中継器と組み合わせ、宅内のどこでも低遅延で高品質な通信環境を実現できるのが魅力です。機能性と扱いやすさを兼ね備えたIPv6対応の無線LANルーターを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
エレコム(ELECOM)

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エレコムは、ネットワークおよびPC周辺機器を手掛けている国内のメーカー。低価格で性能のよい製品を多く手掛けており、エントリーモデルとして選びやすいIPv6対応の無線LANルーターが豊富です。
INTERNETポートの配線から、使用中の回線を自動的に判別する機能を備えているのもポイント。自動回線切り替え機能「ALS」を備え、もともとPPPoEを利用していた回線でも設定せずにIPoE接続へ切り替えられるのが魅力です。
IPv6対応の無線LANルーターのおすすめモデル
バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiルーター WSR-3000AX4P
バッファローのIPv6対応無線LANルーターの高コスパモデルです。本製品は、導入コストを抑えたい方や、はじめてのIPv6対応ルーターを購入する方におすすめ。Wi-Fi 6(11ax)に対応し、複数の端末との接続や、最大2401Mbpsの通信が可能です。
本体は5GHzアンテナを3本搭載し、遠距離のスマホ通信でも安定性に優れています。さらに、家中のメッシュネットワークを構築する「Wi-Fi EasyMesh」の技術も搭載。複数の対応Wi-Fi中継機と接続して、広い範囲で快適なインターネット通信を楽しめます。
バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiルーター WSR-5400AX6P
多くのデバイスを同時に接続できるIPv6対応無線LANルーターです。また、「Wi-Fi EasyMesh」対応モデルのため、家中の複数のWi-Fi機器と接続が可能。適切なWi-Fi接続先を自動で判断します。
Wi-Fi規格は、Wi-Fi 5(11ac)より約2.7倍の速度を実現する、Wi-Fi 6(11ax)を採用。最大4803Mbpsの接続に対応します。セキュリティ規格は「WPA3」に対応。通信の暗号化により、高い安全性を発揮します。
バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiルーター WSR-6000AX8P
Wi-Fi 6(11ax)を採用しており、たくさんの端末を接続したい方におすすめのIPv6対応無線LANルーターです。TWT機能により、対応のスマホと接続した際は、待受時間を制御してスマホのバッテリーの消耗を抑えられます。
本体は「ワイドバンド 5GHz 160MHz」に対応。動画配信のような大きなデータでも、安定した通信が可能です。また、ビームフォーミング機能やハイパワーアンテナにより、電波の接続性能を向上しています。
本体は、メッシュネットワークを構築できる「Wi-Fi EasyMesh」技術を採用し、家中を複数のWi-Fi機器でカバーできるのも嬉しいポイントです。スリムなデザインの筐体で、すっきりと配置できます。
バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiルーター WXR-11000XE12
バッファローのフラッグシップモデル。Wi-Fi 6E対応で、6GHzの周波数帯に対応しています。最大4803Mbpsの通信速度を実現可能です。
本体外側には、トリプルバンドダイポールアンテナを搭載。3軸回転機構を採用し、任意の方向に電波を飛ばせます。
INTERNETポートとLANポートはそれぞれ10Gbpsに対応。専用のインターネット回線サービスとの組み合わせにより、大容量のデータ通信が可能です。
バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiルーター WXR9300BE6P
Wi-Fi 7に対応しているIPv6対応無線LANルーターです。従来の5GHz帯と2.4GHz帯のほかに、6GHz帯にも対応しています。6GHz帯では、最大5764Mbpsの通信が可能です。
本体は3軸回転の外付けアンテナを搭載し、特定の方向に電波を飛ばせます。また、10Gbps対応のINTERNETポート搭載で、大容量なデータ通信が求められる動画視聴やゲームプレイも快適です。
本体は「Wi-Fi EasyMesh」対応モデルなのもポイント。対応する中継機との接続により、家中の広い範囲で高速ローミングを実現します。
TP-Link AX6000 8ストリームWi-Fi 6ルーター Archer AX80
最大速度が4804Mbps+1148MbpsのIPv6対応無線LANルーター。本体はv6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-LiteなどのIPv6サービスに対応し、回線の混雑を避けてインターネット通信が可能です。
ビームフォーミング技術とデュアルバンドハイゲインアンテナにより、安定した通信環境を実現できるのが魅力。WAN/LANポートは、2.5Gbpsや1Gbpsに対応しています。本体は縦置き・横置きのほかに、壁掛けも可能です。
TP-Link AX3000 Wi-Fi 6ルーター Archer
TP-LinkのIPv6対応無線LANルーター。Wi-Fi 6規格対応で、Wi-Fi 5と比べて低遅延かつ高速のインターネット接続が可能です。2402Mbps+574Mbpsの通信速度で、ブラウジングやデータのダウンロードも快適に行えます。
本体は、ビームフォーミングに対応したデュアルバンドハイゲインアンテナを内蔵。広範囲に電波を届けられます。また、セキュリティサービス「HomeShield」で、ネットワークデータやプライバシーを保護し、安心してインターネットを利用できます。
導入した際の設定は、専用アプリから可能。新しいデバイスが接続されると、アプリから通知が届くので安心です。
TP-Link AXE5400 トライバンド マルチギガビット Wi-Fi 6Eルーター Archer
通信速度が最大5400Mbps(2402Mbps+2402Mbps+574Mbps)で、4Kや8Kのストリーミング動画なども快適に楽しめるIPv6対応無線LANルーターです。Wi-Fi 6E対応で、6GHzの周波数帯を利用可能。既存の周波数帯との干渉がなく、低遅延でインターネットに接続できます。
本体は6ストリーム仕様で、同時接続可能数が多いのもポイント。4本の内蔵型ハイゲインアンテナにより、電波を遠くまで飛ばせます。また、ビームフォーミング機能付きで、接続デバイス先へ集中的に電波を届けられるのも魅力です。
本体はメッシュWi-Fi対応で、Wi-Fiの接続範囲を広げたい方にもぴったり。セキュリティサービスの「HomeShield」により、家族のデータやプライバシーを保護できます。
TP-Link AX1800 デュアルバンドWi-Fi 6ルーター Archer AX23V

比較的リーズナブルで入手しやすいモデル。設置方法は縦置きと壁掛けの2種類から選択可能です。
本体はWi-Fi 6に対応しており、5GHzで1201Mbps、2.4GHzで574Mbpsの速度を実現。v6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-Liteの接続に対応し、回線の混雑を回避できるのもポイントです。
また、セキュリティ規格がWPA3で安全性の高い接続が可能。専用アプリを使えば簡単にセットアップできるほか、子供のインターネット利用時間も制限できます。
エレコム(ELECOM) Wi-Fi 6 4804+1147Mbps セキュリティ搭載ルーター WRC-X6000GSD-G
合計の最大通信速度が6000MbpsのIPv6対応無線LANルーター。安定した通信環境を構築したい方に適しています。4K動画の視聴や、オンラインゲームのプレイを快適に楽しみたい方におすすめです。
バンドステアリング機能を搭載しているのもポイント。5GHzもしくは2.4GHzから、快適に通信ができる周波数帯を自動で選んで接続します。
F-secureのセキュリティ機能「SENSE」のライセンスが1年付くのも特徴。加えて、本体にセキュリティWi-Fi機能が搭載されており、接続した端末同士のウイルス感染リスクを軽減できます。
エレコム(ELECOM) Wi-Fi 6 2402+574Mbps Wi-Fi ギガビットルーター WRC-X3000GS3-B
3本の5GHzアンテナを搭載し、遠くの部屋にも電波を届けやすいIPv6対応無線LANルーターです。快適なインターネット通信環境を実現します。
本体はWi-Fi 6対応で、5GHzに接続した際に最大2402Mbpsの高速通信が可能。デュアルコアCPUの採用で、処理待ちを軽減できるのもポイントです。電波の混雑状況により、空いている帯域に自動で接続する「バンドステアリング」機能も搭載しています。
また、セキュリティ面を向上する通信分断機能も搭載。安全性を重視する方にもおすすめです。
エレコム(ELECOM) Wi-Fi 7 2882+688Mbps Wi-Fi 2.5Gルーター WRC-BE36QS-B
Wi-Fi 7規格に対応しており、高速な通信環境を構築できるIPv6対応無線LANルーターです。複数の周波数帯とチャンネルで同時にデータの送受信ができる「MLO」機能も搭載しています。
また、1ユーザーに複数のリソースユニットを組み合わせて割り当てるため、通信の安定性も良好。電波干渉を避けて接続できる技術も採用しています。
INTERNETポートは、2.5Gbpsに対応。アンテナは本体に内蔵し、すっきりとした見た目も実現しています。
日本電気(NEC) Aterm WG1200HS4 PA-WG1200HS4
比較的リーズナブルな無線LANルーター。規格値は5GHz帯で867Mbps、2.4GHz帯で300Mbpsです。複数の端末に接続できる「MU-MIMO」や、端末に向けて集中的に電波を送る「ビームフォーミング」に対応しています。
ハイパワーシステムにより、無線性能が向上しているのもポイント。電波を360°全方位に飛ばすアンテナで、安定した通信が可能です。
WAN/LANの全ポートがギガビットに対応しているので、光回線との相性が優れています。
日本電気(NEC) Aterm WX1500HP PA-WX1500HP
「OFDMA」や「ハイパワーシステム」を採用している無線LANルーター。接続の安定性に優れています。送受信が可能な範囲が広がっているのも魅力です。
また、「IPv6 High Speed」を搭載し、大容量データのダウンロードがスムーズ。5GHz帯の通信速度は最大1201Mbpsです。
テレワークとプライベートのネットワークを分けることで、セキュリティ性を向上させているのもポイント。万が一ウイルス感染や不正アクセスがあった場合でも、被害が拡大するのを防げます。
日本電気(NEC) Aterm WX4200D5 PA-WX4200D5
メッシュ中継機能の搭載で、家中をカバーできるIPv6対応無線LANルーター。広い範囲でネットワークを形成できます。ローミング機能を搭載しているのもポイント。親機と中継機の中から、電波状況のよいほうに自動で切り替えて接続できます。
ワイドレンジアンテナPLUSを採用しており、電波を360°届けられるのも特徴。本体は縦置きと壁掛けに対応しているので、場所に合わせて設置ができます。
日本電気(NEC) Aterm AG2600HS2 AM-AG2600HS2

「IPv4 over IPv6」技術を採用しているWi-Fi 5対応モデル。IPv4端末もIPv6ネットワーク経由で通信が可能です。混雑を避けて、安定した通信を実現します。
通信速度は最大1733Mbps(5GHz帯)+800Mbps(2.4GHz帯)。5GHz帯と2.4GHz帯ともに4ストリーム対応で、多くの端末を接続したい方にぴったりです。
本体の設定には、無料の専用アプリを使用。添付のQRコードをスマホやタブレットで読み取れば、簡単に接続の設定が行えます。
日本電気(NEC) Aterm AM-AX11000T12

Wi-Fi 6E(11ax)対応で、5GHz帯・2.4GHz帯・6GHz帯のトライバンドを利用できる無線LANルーターです。6GHz帯と5GHz帯で最大4804Mbpsの高速通信が可能。2.4GHz帯通信も1147Mbpsの速度を実現し、快適にインターネットを楽しめます。
本体は、WANポート/LANポートともに10Gbpsに対応。また、メッシュ中継機能も搭載しています。省エネ技術の「TWT(Target Wake Time)」も採用し、接続した端末の電池消費を抑えられるのがポイントです。
添付のQRコードを読み取れば、本体の設定が可能。初期設定が簡単な無線LANルーターを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
日本電気(NEC) Aterm WX3600HP AM-AX3600HP

複数の端末と接続したい方におすすめのIPv6対応モデル。「OFDMA」と「MUーMIMO」の技術により、同時接続時の安定性を高めています。アップリンク・ダウンリンクともに最大4台の端末と同時通信が可能です。
バンドステアリング機能により、5GHz帯もしくは2.4GHz帯から混雑していない帯域を自動で選択。よく使う端末の通信品質の優先順位を上げる「QoS」にも対応しています。
デュアルコアCPUを搭載しているのもポイント。5GHz帯と2.4GHz帯の両方を同時に使用している場合でも、高速で通信ができます。
エイスース(ASUS) RT-AX57
Wi-Fi 6 OFDMAに対応しており、遠くまで電波を届けられるIPv6対応無線LANルーター。最大通信速度は5GHz帯域で2402Mbps。2.4GHz帯域で574Mbpsです。独自の「AiProtection」機能により、セキュリティ性も優れています。
アプリから設定が簡単に行えるのもポイント。基本性能に加えて、セキュリティ性や設定のしやすさも重視する方は、ぜひチェックしてみてください。
ファーウェイ(HUAWEI) WiFi AX3
HUAWEIデバイスを利用している方におすすめのモデル。160MHzおよびWi-Fi5に対応したHUAWEIデバイスを接続すると、通信速度がアップします。
Wi-Fi 6対応に対応しており、HUAWEI以外のデバイスと繋げるときにもおすすめ。最大速度3000Mbpsで、快適に動画鑑賞やゲームを楽しめます。
5GHz帯と2.4GHz帯の自動切り替えに対応しており、接続を最適化できるのがポイント。ネットワーク状況は、専用のアプリからスムーズにチェックできます。
IPv6対応の無線LANルーターの売れ筋ランキングをチェック
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IPv6対応の無線LANルーターの選び方
対応する無線LAN規格をチェック
Wi-Fi 6・Wi-Fi 6E

By: buffalo.jp
Wi-Fi 6は、最大通信速度9.6Gbpsの高速通信が可能な無線ネットワーク規格です。「11ax」とも表記され、家電の電磁波やBluetoothなどと干渉しにくく、速度が安定しやすい5GHz帯と、壁や家具などの障害物に強い2.4GHz帯の2種類の電波を利用できます。
Wi-Fi 6を拡張した「Wi-Fi 6E」も存在しており、2.4GHz/5GHz帯に加えて6GHz帯の電波を使えるのが特徴。対応可能な周波数が拡張されたことで、より干渉が起きにくくなり、高速で安定した通信を実現します。
複数デバイスが同時にデータを送受信できる「OFDMA」に対応しているのもポイントです。小規模パケット転送時の遅延を抑え、通信速度が低下しにくいため、IPv6を活用してIoT環境を構築したい場面にも向いています。
Wi-Fi 5

By: elecom.co.jp
Wi-Fi 5は、5GHz帯を採用している無線ネットワーク規格です。従来型のWi-Fi 4に比べて約10倍の通信速度を実現しており、最大6.9Gbpsの高速通信が可能。現在では多くの通信機器に採用されています。
Wi-Fi 5以降の規格では送信側・受信側双方のアンテナを用いてデータをやりとりし、複数の端末と同時に通信を行える「MU-MIMO」に対応。使えるアンテナが増えることで、通信速度が向上します。
使用中のデバイスの場所を判別し、アンテナの指向性を適切に制御する「ビームフォーミング」にも対応。従来よりも電波が届きやすく、安定した通信が叶います。
通信の安定性をチェック
周波数帯や自動切り替え機能をチェック

By: rakuten.co.jp
IPv6対応の無線LANルーターを選ぶ際は、対応している周波数帯や自動切替機能の有無をチェックしてみてください。
無線LANルーターの周波数帯は、一般的に5GHz帯と2.4GHz帯の2種類が採用されています。5GHzは、ほかの無線の干渉が少なく、安定した通信を実現。しかし、壁や天井などの障害物に弱いデメリットがあります。
2.4GHzは、5GHzよりも電波が遠くまで届きやすいものの、ほかの機器と電波干渉しやすい点に注意が必要です。製品によっては、高速通信の性能に優れた6GHz帯を採用しているルーターもあります。
自動切り替え機能は、電波状況が良好なほうの周波数帯へ自動で切り替える機能のこと。自動切り替え機能があると、手動で周波数帯を切り替えなくても快適な接続を維持できます。
トライバンド対応かチェック

By: tp-link.com
トライバンドとは、3つの周波数を同時に利用できる通信方式のこと。デュアルバンドの2.4GHz・5GHzに加えて、もうひとつの5GHz帯が利用できるため、複数のデバイスを同時に接続しても速度を落とさずに通信できます。
伝送容量の大きな5GHz帯が2つ同時に使えるので、大容量通信が求められる動画配信サービスやオンラインゲームを快適に楽しみたい方にもおすすめ。複数人で同時にインターネットを利用するなら、トライバンド対応の有無も忘れずにチェックしましょう。
LANポートの規格をチェック

By: elecom.co.jp
無線LANルーターを導入する場合は、備えられているLANポートもチェック。LANポートを使用した有線LANは、通信品質が安定しやすく、NASやファイル共有サーバーなど通信のセキュリティ確保が必要な場面にも向いています。
LANポートの規格は主に「1000BASE-T」「100BASE-TX」「10BASE-T」があり、数値が大きいほど大容量の通信が可能。配下へ大容量のスイッチングハブを設置する場合や、オンラインゲームを快適にプレイしたい場面などにおすすめです。
なお、LANケーブルによっては、最大100Mbpsにしか対応していないモノもあるため要注意。IPv6通信を活かしたい場合は、「カテゴリ5e」以上のLANケーブルを選ぶようにしましょう。
アンテナの本数をチェック

By: buffalo.jp
IPv6対応の無線LANルーターを選ぶ場合、アンテナの本数も事前にチェックしておきましょう。製品のパッケージに「4×4」と表記がある場合、送信・受信それぞれ4本のアンテナを備えていることを示しています。
アンテナの本数が多いほど無線LANの通信経路「ストリーム」の数が増え、より高速で安定性のある通信を実現可能。例えば、4ストリーム対応ルーターに2ストリーム対応のデバイスを接続した場合、2本の通信経路でデータ通信ができます。
ストリーム数に余裕があると、使用デバイスが増えても高速で安定した通信を行いやすくなるのがメリット。IPv6の通信速度を活かしたインターネットを利用したい場合は、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
同時接続台数をチェック

By: amazon.co.jp
IPv6対応の無線LANルーターを選ぶ場合は、接続可能台数も要チェック。PCやスマートフォンのほか、洗濯機・冷蔵庫・エアコンなどIoT家電を接続するシーンも増えているため、同時接続台数に余裕のあるモデルを選ぶのがおすすめです。
なかには、OFDMAやMU-MIMO対応で、より多くのデバイスを接続できるモデルも存在します。設置する環境や利用シーンに合わせ、パッケージに記載されている同時接続台数を確認しておきましょう。
初期設定のしやすさをチェック

By: nec-lavie.jp
機器の取り扱いが苦手な方は、初期設定が簡単に行えるタイプの無線LANルーターを選ぶのがおすすめです。例えば、INTERNETポートにLANケーブルを接続するだけで、自動で使用中の回線を判別してインターネットを利用できるモデルなどがあります。
また、ルーターの買い替え時も、引っ越し用の機能を搭載していると、ルーターのSSIDや暗号化キーを移行先にコピーしてスムーズにインターネットを利用できます。
メーカーによっては、専用アプリを導入することで簡単に設定を変更できるモノもあるので、ぜひチェックしてみてください。
IPv6対応の無線LANルーターを導入すると、動画配信やテレワークなども快適に行えます。Wi-Fi 6やWi-Fi 6Eに対応したハイエンドモデルも登場しており、予算・目的に応じてIPv6対応ルーターを選ぶことも重要。各製品の特徴を把握し、自分に合ったモデルを探してみてください。