無線LAN非対応の機器を無線接続対応にしたり、パソコンの通信速度を速くしたりしたいときに役立つ「無線LAN子機」。モデルによって通信速度や形、サイズなどさまざまモノがあるので、どれを選べばよいか悩む方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、無線LAN子機のおすすめモデルや選び方をご紹介。パソコンを無線接続対応にしたい方や、通信速度で困っている方はぜひチェックしてみてください。

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無線LAN子機とは?

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無線LAN子機とは、親機である無線LANルーターと通信ができる機器。無線LANアダプターと呼ばれることもあります。最近のスマホやパソコンは無線LANに対応していることが多く、無線LANルーターと接続設定をすればすぐにインターネットが利用可能です。

しかし、古いパソコンには無線LAN子機が内蔵されていないことがあり、そのままでは無線接続できません。そこで必要なのが、外付け対応の無線LAN子機です。

なお、パソコンに無線LAN子機が内蔵されていても、通信速度が遅かったり、安定して通信できなかったりする場合は無線LAN子機が活躍します。パソコンの接続状況にストレスを感じている方は、通信環境の規格も確認してみてください。

無線LAN子機のおすすめ|外部アンテナなし

バッファロー(BUFFALO) WI-U3-2400XE2

バッファロー(BUFFALO) WI-U3-2400XE2

パソコンのUSBポートに挿すだけで、Wi-Fi 6Eにアップグレードができるおすすめの無線LAN子機です。2.4GHzと5GHzに加えて、6GHz帯の電波を利用できるのが特徴。環境に応じて3つの周波数帯を使い分けることで、高速かつ安定した通信を実現しています。ビームフォーミングに対応しており、Wi-Fiルーターから離れた場所で高い通信速度が維持しやすいのも便利です。

卓上用USB延長ケーブルが付属しているのも特徴。長さが約1mあるため、電波状況のよい場所に設置することで通信環境の改善が図れます。ドライバーを本体に内蔵しているので、パソコンに差すだけで直接インストールすることが可能です。光学ドライブ非搭載のパソコンでも心配いりません。

バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiアダプター WI-U2-866DM

バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiアダプター WI-U2-866DM

価格の手頃なWi-Fi 5対応の無線LAN子機です。コスパに優れた製品が欲しい方におすすめ。ビームフォーミングとMU-MIMOに対応しているため、Wi-Fiルーターから遠かったり複数の端末を接続したりしている状況でも快適な通信が期待できます。ただし、インターフェース規格がUSB 2.0なので、スルートップ上限が480Mbpsを超えない点は留意しておきましょう。

コンパクト設計を採用しているのが特徴。ノートパソコンに装着したときのはみ出しが約9mmに抑えられるため、持ち運ぶ際にほとんど気になりません。WPA3に対応しているのもポイントで、高いセキュリティ性能を備えているので、大切なデータを安心して送受信できます。

エレコム(ELECOM) 無線LANアダプター WDC-BE28TU3-B

エレコム(ELECOM) 無線LANアダプター WDC-BE28TU3-B

Wi-Fi規格「Wi-Fi 7」に対応した無線LAN子機です。通信速度の速さと安定性の両方を求める方におすすめのモデル。2.4GHz・5GHz・6GHz帯を同時に利用することで、高速なデータ通信を実現しています。

「プリアンブル・パンクチャリング」に対応しており、電波干渉が発生した場合、当該チャンネル以外で通信が継続できるのも、安定性に優れるポイントです。複数端末を接続している状況でも、4K動画のストリーミング再生が快適に楽しめます。

ただし、事前にドライバーのダウンロードが必要な点は留意しておきましょう。あらかじめパソコンがネットに接続できる環境であることを確認しておくとスムーズに導入できます。

エレコム(ELECOM) USB無線超小型LANアダプター WDC-433SU2M2BK

エレコム(ELECOM) USB無線超小型LANアダプター WDC-433SU2M2BK

5GHz帯専用のコンパクトな無線LAN子機です。小型化と最大433Mbpsの高速通信を両立したおすすめのモデル。パソコンから見える部分がわずか10mmなので、装着した状態で気軽に持ち運べます。重さも約2gと軽量なため、単体での携帯性も良好です。

アクセスポイントとして機能するのが特徴。有線LANに接続されているパソコンと組み合わせれば、スマホやタブレットでネットが利用できます。ドライバーのインストール方法が、2種類準備されているのもポイントです。ドライバーソフトのCD-ROMが付属しているのに加えて、Webからのダウンロードにも対応しているので、利用環境に合わせて選択できます。

エレコム(ELECOM) 無線LANアダプター WDC-XE2402TU3-B

エレコム(ELECOM) 無線LANアダプター WDC-XE2402TU3-B

2.4GHz・5GHz・6GHzと、3つの周波数帯が使えるWi-Fi 6E対応の無線LAN子機です。電波干渉の影響を受けにくく、安定かつ高速なネット環境が構築できるおすすめのモデル。USBポートに挿すだけで、手持ちのパソコンが手軽にアップグレードできます。

MU-MIMOに対応しているのもポイントです。複数の端末を利用している環境でも同時にデータ受信ができるため、処理待ちによる遅延が軽減できます。Wi-Fiルーターから離れた場所で電波を集中して受信できる「ビームフォーミングZ」機能にも対応するなど、通信性能に優れています。

ティーピーリンク(TP-Link) Archer TX20U Nano

ティーピーリンク(TP-Link) Archer TX20U Nano

Wi-Fi 6に対応した無線LAN子機です。通信速度の遅いノートパソコンが、手軽にアップグレードできるおすすめのモデル。5GHzで最大1201Mbps、2.4GHzで最大574Mbpsの高速通信を実現しているため、4K動画のストリーミング再生や大容量データのダウンロードがスムーズに行えます。

ナノデザインを採用しているのが特徴です。ノートパソコンに挿したままでも邪魔になりにくいので、容易に持ち運べます。MU-MIMOに対応しており、複数の端末をネットに接続している状態で通信速度が落ちにくいのも便利です。

ドライバーが内蔵されているため、パソコンに接続するだけでインストールが実行されます。セットアップが簡単な点も魅力です。

ティーピーリンク(TP-Link) Archer T2UB Nano

ティーピーリンク(TP-Link) Archer T2UB Nano

Wi-Fiだけでなく、Bluetooth機能も搭載した無線LAN子機です。パソコンに差すだけで、両方のワイヤレス接続が行えるおすすめのモデル。Wi-FiやBluetoothに非対応のデスクトップPCでも、Wi-FiルーターにつないでWebサイトを閲覧したりワイヤレスマウスで操作をしたりといった使い方が実現できます。

WPA3に対応しているのが特徴です。高いセキュリティ性能を備えているため、重要なデータを扱うビジネス用途でも安心して利用できます。ナノデザインを採用するなど、携帯性に優れている点も魅力です。ノートパソコンに装着したまま、ほとんど邪魔にならずに持ち運べます。

ティーピーリンク(TP-Link) Archer TX20U

ティーピーリンク(TP-Link) Archer TX20U

ビームフォーミング技術に対応した無線LAN子機です。ノートパソコンと組み合わせて使うのにおすすめのモデル。部屋を移動しながらネットを利用するシーンでも、高速かつ安定した通信が見込めます。高性能アンテナを内蔵しており、Wi-Fiルーターから距離が離れている場所で、しっかりと電波を受信できるのも便利です。

USB 3.0規格に対応しているのがポイント。パソコンとの間で最大5Gbpsの高速なデータ転送が行えます。大容量ファイルのダウンロードやオンラインゲーミングといった用途でも、快適に使用することが可能です。スティック形状のスリムなボディを採用しているため、携帯性にも優れています。

ティーピーリンク(TP-Link) ナノUSB Wi-Fi子機 TL-WN725N

ティーピーリンク(TP-Link) ナノUSB Wi-Fi子機 TL-WN725N

IEEE 802.11n規格(Wi-Fi 4)に対応した、価格の安い無線LAN子機です。通信速度よりコストを重視する方におすすめのモデル。低価格ながら最大150Mbpsで通信ができるため、動画視聴やネットサーフィンといった用途なら快適に使用できます。

18.6×15×7.1mmのコンパクトなボディが特徴です。ノートパソコンに装着したままでもかさばりにくいため、カバンやリュックにスッキリと収納でき気軽に持ち運べます。携帯性に優れている点も魅力です。

WPSボタンを搭載しているのがポイント。ボタンを押すだけでWi-Fi接続が簡単に済ませられます。Windowsだけでなく、macOSやLinuxにも対応しているので、気になる方はチェックしてみてください。

アイ・オー・データ(I-O DATA) 小型Wi-Fi子機 WNPU1167M

アイ・オー・データ(I-O DATA) 小型Wi-Fi子機 WNPU1167M

ノートパソコンのWi-Fi性能アップグレードにおすすめのモデルです。コンパクトなのが特徴の無線LAN子機。装着時の飛び出し部分が約10mmしかないため、持ち運びの際に邪魔になる心配がほとんどありません。ビームフォーミングに対応しているため、自宅やオフィス内を移動しながら使用するシーンでもWi-Fiルーターからの電波を集中的に受信できます。通信品質が安定しているのも特徴です。

新しい暗号化通信技術「WPA3」に対応しているのがポイント。セキュリティ性に優れているので、ビジネス・プライベート問わず安心して使用できます。ドライバーインストール用のCD-ROMが同梱されているため、ネット環境がない場所でもインストールが可能です。

無線LAN子機のおすすめ|外部アンテナあり

バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiアダプター WI-U3-866DHP

バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiアダプター WI-U3-866DHP

3軸で回転する、可動式の外付けアンテナを搭載した無線LAN子機です。利用する環境に応じて受信に適したポジションが探せるおすすめのモデル。ビームフォーミングに対応しているため、移動しながら使用するシーンでも安定した通信が見込めます。MU-MIMOに対応しており、多くの端末が接続している状況で、通信速度が落ちにくいのも便利です。

WPA3に対応しているのでセキュリティ性能は良好。自宅やオフィスで安心してネットが利用できます。USB 3.2 Gen1に対応しており、Wi-Fi 5の通信性能がフルに発揮できるのも嬉しいポイントです。動画のストリーミング再生や、大容量ファイルのダウンロードなどがストレスなく行えます。

バッファロー(BUFFALO) AirStation Pro WLP-U2-433DHP

バッファロー(BUFFALO) AirStation Pro WLP-U2-433DHP

IEEE802.1X/EAP認証に対応した無線LAN子機です。同規格で構築された、セキュアなオフィスネットワークに接続できるおすすめのモデル。企業内でのワイヤレス通信が安全かつ高速に行えます。WPA3の強力な暗号化方式に対応しており、万が一ネットワークに侵入された場合に、情報漏洩のリスクが軽減できるのも安心なポイントです。

高感度アンテナを搭載しているのが特徴。可動式で3軸方向に回転させられるため、従来電波が届きにくかった場所でも接続の安定性と通信速度の向上が期待できます。WindowsPCとMacの両方で使用することが可能です。

エレコム(ELECOM) アンテナ付き無線LANアダプター WDC-433DU2H2-B

エレコム(ELECOM) アンテナ付き無線LANアダプター WDC-433DU2H2-B

WPSボタンを搭載した無線LAN子機です。初心者の方でも、簡単にパソコンのアップグレードが行えるおすすめのモデル。Wi-Fiルーターとの接続がボタン一つで実行できます。暗号化キーの手入力など、面倒な設定作業の必要はありません。

Wi-Fi 5に対応しているため、2.4GHzで最大150Mbps、5GHzで最大433Mbpsの高速通信が行えます。ドライバーのインストール方法を選べるのもポイント。Webサイトからダウンロードができるほか、ネット環境がない場合には付属のCD-ROMからインストールすることも可能です。

ティーピーリンク(TP-Link) Archer TXE70UH

ティーピーリンク(TP-Link) Archer TXE70UH

Wi-Fi 6Eに対応したトライバンド仕様の無線LAN子機です。高速で安定した通信が見込めるおすすめのモデル。オンラインゲームや高解像度動画のストリーミング再生が快適に行えます。USB 3.0に対応しているため、パソコンとの通信速度も高速です。

角度調節式のハイパワーアンテナを搭載。ビームフォーミングにも対応しているので、Wi-Fiルーターから離れた環境でも通信速度の低下が軽減できます。長さ1.2mの延長ケーブルが付属しており、設置場所の自由度が高いのも便利なポイントです。パソコンのUSBポートに直挿しもできるなど、使い勝手に優れています。

ティーピーリンク(TP-Link) Archer TX20U Plus

ティーピーリンク(TP-Link) Archer TX20U Plus

2本のハイゲインアンテナを搭載した無線LAN子機です。Wi-Fiルーターから離れた場所でも、電波をしっかりと受信できるおすすめのモデル。卓上型のシンプルなデザインを採用しているため、デスクの上にスッキリと設置できます。アンテナが前後左右に可動する機構を採用しており、設置環境に応じて電波を受信しやすい角度に調節できるのも便利です。

2.4GHzと5GHzのデュアルバンドに対応。2.4GHzで最大574Mbps、5GHzで最大1201Mbpsの高速な通信を実現しています。

ティーピーリンク(TP-Link) デュアルバンドWi-Fi子機 Archer T2U Plus

ティーピーリンク(TP-Link) デュアルバンドWi-Fi子機 Archer T2U Plus

Wi-Fi 5に対応したおすすめの無線LAN子機です。障害物に強い2.4GHzと電波干渉を受けにくい5GHzの両方に対応。ノートパソコンに挿して部屋を移動しても安定した通信が期待できます。利用場所に合わせてアンテナの角度が調節できるのも便利です。

ドライバーソフトのインストール用CDが付属。パソコンに差し込み、ガイドに沿って進めるだけでインストールが完了するなど、設定作業は簡単です。WindowsとmacOSの両方に対応しているので、気になる方はチェックしてみてください。

ティーピーリンク(TP-Link) ハイパワーUSB Wi-Fi子機 Archer TX20UH

ティーピーリンク(TP-Link) ハイパワーUSB Wi-Fi子機 Archer TX20UH

最大180°まで開くハイゲインアンテナを採用した無線LAN子機です。Wi-Fiルーターから離れた場所でも、電波をしっかりと捉えられるおすすめのモデル。ビームフォーミング機能と組み合わされているため、受信性能に優れています。

また、USB 3.0対応のケーブルが付属。Wi-Fi 6の高速なデータ通信性能が最大限に活かせるほか、長さが約1.2mあり設置場所が柔軟に選べるのも魅力です。MU-MIMOとOFDMAに対応しており低遅延なので、ゲーミング用途でも快適に遊べます。

ティーピーリンク(TP-Link) ハイパワーUSB Wi-Fi 6子機 Archer TX50UH

ティーピーリンク(TP-Link) ハイパワーUSB Wi-Fi 6子機 Archer TX50UH

ビジネスユースにおすすめの無線LAN子機です。WPA3の強固な暗号化に対応しているため、重要なデータの送受信が安心して実行できます。ハイパワーアンテナを搭載しているので、オフィスのWi-Fiルーターから離れた会議室などでも電波をしっかりと受信することが可能です。

ドライバーソフトを内蔵しているのがポイント。パソコンに接続するだけで、すぐに使いはじめられます。最大2402Mbpsの高速データ通信に対応しており、大容量ファイルのダウンロードやバックアップ作業が短時間で済ませられるのも便利です。

エムエスアイ(MSI) WiFi USB Adapter GUAX18

エムエスアイ(MSI) WiFi USB Adapter GUAX18

Wi-Fi 6対応の高性能な無線LAN子機。5GHzで最大1201Mbpsの高速なデータ通信を実現しているため、ワイヤレスでも快適にゲームが楽しめます。アンテナ部分にドラゴンのロゴがあしらわれているのも、プレイ中の雰囲気が盛り上げられるポイントです。

折りたたみ式の外部アンテナを搭載。ビームフォーミング技術との組み合わせにより、利用環境にかかわらずWi-Fiルーターからの電波を強力にキャッチできます。ケーブル式のクレードルが付属しているため、パソコンのUSBポートに直挿ししたり電波状況のよい場所に置いたりと、2通りの設置方法が選択できて便利です。

ネットギア(NETGEAR) AXE3000 Nighthawk Wi-Fi 6E USB3.0アダプター

ネットギア(NETGEAR) AXE3000 Nighthawk Wi-Fi 6E USB3.0アダプター

Wi-Fi 6Eに対応した無線LAN子機です。2.4GHと5GHzに加えて、6GHz帯の電波が利用できるのが特徴。通信速度が速いのはもちろん、遅延が少なく電波干渉にも強いおすすめのモデルです。接続端子がUSB 3.0に対応しているため、高速な通信性能を制限する心配もありません。

専用スタンドと延長ケーブルが付属。調整可能なアンテナとの組み合わせにより、利用場所に適した送受信環境を構築することが可能です。8K動画のストリーミング再生やオンラインゲームなどが快適に楽しめます。

無線LAN子機の売れ筋ランキングをチェック

無線LAN子機のランキングもチェックしたい方はこちら。

無線LAN子機の選び方

使用する機器に合ったモデルを選ぶ

パソコンには「USB接続タイプ」がおすすめ

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パソコンに無線LAN子機を取り付ける方法は、大きく分けて3つ。USB接続タイプ、LANケーブル接続対応モデル、PCI-Express対応の内蔵タイプがあります。パソコンを持ち運ぶことが多い場合は、携帯しやすいUSB接続タイプがおすすめです。

USB接続タイプの無線LAN子機は、名前のとおりUSBポートに接続するだけでWi-Fiが利用できるようになる便利なモノ。USBメモリと同じくらい小型のモデルからアンテナ付きの大型タイプまで種類も豊富です。

なお、PCI-Express対応の内蔵タイプはパソコンの内部にあるマザーボードに取り付けるタイプのため、自作PCなどのデスクトップPC向け。使用環境や所有しているパソコンに合わせて選んで見てください。

テレビには「LANケーブル接続対応モデル」

テレビに無線LAN子機を取り付ける場合は、LANケーブル接続対応モデルがおすすめ。テレビの入出力端子部分にある有線LANポートと無線LAN子機をLANケーブルでつなぐだけで、Wi-Fi接続が行えます。

親機とテレビの場所が離れている場合やテレビがWi-Fiに対応していない場合でも、インターネット接続できるのがメリットです。

ただし、古いテレビのなかには、LAN・USBポートの片方しかついていないモデルや両方備わっていないモノもあります。それぞれ接続できる機器が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

PS4・Switchには「無線LAN中継器」を

PS4やNintendo Switchなど、据え置き型の家庭用ゲーム機は、周辺機器の接続に使えるUSBポートが搭載されていません。そのため、無線LAN子機を接続できないので注意が必要です。

家庭用ゲーム機で無線LAN接続を使用する際の電波状況を改善したい場合は、無線LAN中継器を使用するのがおすすめ。親機から離れた場所でも、親機のモノに近い転送速度でワイヤレス通信の使用が可能です。

また、ゲーム機と無線LAN中継機をLANケーブルでつなげば、より安定した高速通信で快適にゲームが楽しめます。

無線LAN中継器が気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

通信速度をチェック

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Wi-Fi通信で利用する周波数帯には5GHzと2.4GHzの2種類があり、5GHzは11aと11ac、2.4GHzには11bと11gがそれぞれ存在します。加えて、両方の周波数帯に対応する11nもあるので、購入前に無線LAN子機が対応している通信規格を確認しておきましょう。

5GHz帯を利用した通信は電波干渉が少なく、高速通信できる点がメリット。ただし、障害物に弱いデメリットがあります。2.4GHz帯を利用した通信は速度では劣りますが、障害物に強いのが特徴。多くの無線LAN子機は両方の周波数帯に対応していますが、購入前にあらかじめチェックしておきましょう。

サイズをチェック

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無線LAN子機のサイズは、パソコンに挿した際に邪魔になりにくいコンパクトなモデルや外部アンテナを搭載したモデルなど、製品によってさまざま。外出時に使用するノートパソコンで利用する場合は、コンパクトなモデルがおすすめです。

また、サイズは大きくなりますが、外部アンテナを備えた製品は接続感度に優れています。接続の安定性と使いやすさを考慮して選んでみてください。

外部アンテナの有無をチェック

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外部アンテナとは、無線LAN子機本体の外側に備えられたアンテナを指します。アンテナの角度を変えることで、指向性を調節できるのがメリット。外部にアンテナがついているためサイズは大きくなりますが、快適なインターネット通信を求めている方におすすめです。

また、アンテナの大きさや搭載されている場所によっては、USBポートに挿し込む際の邪魔になったり、隣のUSBポートをふさいでしまったりする恐れがあるので注意しておきましょう。

あると便利な機能をチェック

WPSボタン

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WPSボタンとは、無線LANの親機と子機を簡単に接続するための装置です。親機・子機の両方にWPSボタンが搭載されていれば、ボタンを押すだけで無線LANの接続設定が行えます。

通常であれば、親機の名称であるSSIDやパスワードを調べて入力し、子機にどの親機と接続するのか設定しなくてはいけません。そのため、簡単に設定したい方や機械に詳しくない方は、WPSボタン付き製品がおすすめです。

また、名称はメーカーによって異なる場合もあるため、自分の持っている親機や購入を考えている子機にWPSボタンが搭載されているのか確認しておきましょう。

ビームフォーミング機能

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ビームフォーミング機能が搭載されていれば、無線接続を行う機器を追いかけてくれるため、親機と子機の距離が離れていても比較的通信がしやすくなります。部屋がいくつもある一軒家や、オフィスで利用する際におすすめの機能です。

特に、持ち歩きの多いノートパソコンを無線化するときに便利。転送速度や安定性の向上も期待できるため、通信速度や接続の安定性が気になる方は、ビームフォーミング機能搭載モデルを探してみてください。

MU-MIMO機能

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MU-MIMOは、速度をあまり落とさずに複数端末と同時接続が行える機能です。従来の無線LANでは、接続する機器が増えるほど通信速度が低下する傾向にありました。

しかし、MU-MIMO機能搭載モデルでは電波干渉の発生を抑え、通信速度の低下を軽減。複数端末に別々のデータを送る同時通信方式を実現しています。親機に複数接続する予定がある方や通信速度を重視したい方は、MU-MIMO機能も意識してみてください。

無線LAN子機のおすすめメーカー

バッファロー(BUFFALO)

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無線LAN機器はもちろん、パソコン周辺機器全般を広く扱っているメーカー「バッファロー」。使い勝手に優れた製品を多数展開しています。

バッファローの無線LAN子機は、「AOSS」と呼ばれる簡単にネットワークに接続できる機能が搭載されているのがポイント。ワンタッチで接続できるため、初心者の方におすすめです。

エレコム(ELECOM)

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エレコムは、さまざまなPC周辺機器を扱う国内メーカー「エレコム」。装着したままでも気にならないコンパクトモデルや、可動式アンテナを搭載したハイスペックモデルなど、豊富なラインナップを展開しています。

製品の種類が充実しているだけでなく、価格が比較的リーズナブルなのも特徴なので、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめのメーカーです。

ティーピーリンク(TP-Link)

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ティーピーリンクは、無線LANルーターの高いシェアを有する中国のメーカーです。2016年から日本市場に参入しており、コストパフォーマンスの高い製品を数多く発売しているのが特徴。価格重視の方や、初めて無線LAN子機を購入する方におすすめのメーカーです。

無線LAN子機の使い方

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無線LAN子機の使い方は、基本的にパソコンのUSBポートに挿すだけですが、事前にドライバーのインストールが必要な点には留意しておきましょう。インストール方法は製品タイプによって異なり、もっとも簡単なのがドライバー内蔵タイプ。パソコンに接続するだけでドライバーがインストールされるため、すぐに使いはじめられて便利です。

ドライバーをWebからダウンロードする製品や、インストール用のCD-ROMが付属したモデルもあります。ダウンロードするタイプは光学ドライブが不要な反面、ネット接続環境が必須です。また、CD-ROMタイプはネットのない環境でインストールできますが、光学ドライブを準備する必要があります。

それぞれメリット・デメリットがあるので、使用する環境を考慮したうえで、適した無線LAN子機を選んでみてください。製品によっては、複数のインストール方法に対応しているモノもあります。