自宅でインターネットを利用する際は有線を引き、Wi-Fiルーターを設置するのが最近の主流ですが、旅行や出張時など外出先でもインターネットを自由に使いたいという方には「モバイルルーター」が便利です。

そこで今回は、おすすめのモバイルルーターをご紹介。用途に合わせてさまざまなモデルが販売・レンタルされているので、導入を検討されている方は事前にしっかりとポイントを押さえておきましょう。

モバイルルーターとは?

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モバイルルーターとは、簡単に言うとWi-Fiルーターのモバイル版です。場所を選ばずインターネットに接続でき、”ポケットWi-Fi”とも呼ばれます。最近では高速規格である「LTE」や「WiMAX」による回線が主流です。

スマホやタブレットを使っていると通信制限に悩まされがちですが、モバイルルーターならば通信量無制限のプランも用意されているため、データ容量を気にせず使えます。

モバイルルーターのメリット・デメリット

メリット

モバイルルーターは持ち歩いて屋外でも使用できるのがメリットです。電波の届く対応エリア内であれば、どこからでもインターネットへ接続可能。端末本体も手のひらに乗るコンパクトサイズで、服のポケットなどにも入れられます。

また、モバイルルーターは固定回線と異なり、届いたその日から使用できるのも利点。固定回線の場合は回線の開通工事が必要で、引越しシーズンは開通まで1ヶ月以上待つ場合もあります。引っ越してすぐに使用したい場合にも、モバイルルーターがおすすめです。

さらに、モバイルルーターは固定回線に比べ使用量が安く、プランにもよりますが、月2,700〜4,000円ほどで使えます。同時に複数台の端末と接続できるので、家族で通信費を抑えたい方にもおすすめです。

デメリット

モバイルルーターは、バッテリーが切れると使用できなくなるのがデメリットです。長時間屋外で使用する場合は、バッテリー容量に注目して選ぶのがおすすめ。なかには最大10時間以上使える、バッテリー持ちのよいモデルもあります。

また、モバイルルーターはサービスエリア外では使用できません。通勤通学ルート・自宅・会社・行きつけのカフェなど、よく使う場所が対応エリア内か確認しておきましょう。

さらに、夜間や休日など、多くの人が回線を使用する時間帯に通信状態が悪くなりやすい点にも注意が必要です。オンラインゲームなど、常時安定した通信状態をキープしたい方には向いていません。

また、ほとんどのモバイルルーターは3日間10GBまでという通信制限を設けています。最大通信量を上回ると通信速度が遅くなるので注意が必要です。自宅でのみ使う場合や、安定した高速通信が必要な方は、固定回線も検討しましょう。

モバイルルーターの種類

SIMカードとセットのモバイルルーター

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基本的にモバイルルーターを購入する場合は、SIMカードがセットになって販売されているタイプが主流です。SIMカードがセットになっているモノはSIMフリーのように個別にSIMカードを用意する必要がなく、契約すればすぐに使用可能なのが特徴です。

SIMフリーモバイルルーター

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SIMフリーのモバイルルーターは、本体とは別に通信会社と契約したSIMカードを自分で用意する必要があります。ただし、モバイルルーター本体には最大通信速度といった端末固有のスペックがあり、たとえSIMカードの通信速度が速くてもそれを最大限に活かせないこともあるので注意が必要。使用するSIMカードに合わせたモバイルルーターを選ぶようにしましょう。

また、SIMカードは会社によって価格や使用可能エリアもさまざま。自分の使用スタイルにあったSIMカードを自由に選ぶことができるのがメリットです。最近では格安SIMカードと言われる比較的料金の安い通信会社も充実しており、データ容量は限られますが月々の利用料を大幅に抑えられます。自分にあったモバイルルーターを格安で使いたい方は、SIMフリーのモデルがおすすめです。

モバイルルーターの選び方

通信規格をチェック

LTE

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LTEとはスマホや携帯電話の通信規格のひとつで、3Gと4Gの中間に位置付けられるもの。LTEサービスとしては、NTTドコモの「Xi(クロッシィ)」が2010年にスタートし、2012年にauが「au 4G LTE」を、同時期にソフトバンクが「SoftBank 4G LTE」を開始したという経緯があります。

なお、呼び方として4Gとセットになっている場合がありますが、これは2010年に国際電気通信連合がLTEを4Gと呼称することを認めたため。各通信事業者によってバラつきがあるので、その点は留意しておきましょう。

WiMAX

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WiMAXとは無線通信技術の規格のひとつ。日本での事業者は、auをブランドとして持つKDDIグループの「UQコミュニケーションズ」があり、サービスとしては2009年から「UQ WiMAX」が、2013年からWiMAX 2.1規格を採用した「WiMAX 2+」があります。

それぞれ料金プランやオプションがあり、月額に則してサービス内容はさまざま。なお、サービスエリアは同社のホームページで確認できるので、気になる方はチェックしておきましょう。

データ容量をチェック

モバイルルーターは月額料金と利用できるデータ容量によってプランが決まっています。利用する際は自身が端末をどれくらい使用するかをあらかじめ把握しておきましょう。

通信環境やコンテンツの内容よって変動はしますが、1GBで利用できる目安としてはニュースサイトなどの閲覧程度であれは約7000ページ、メール送受信は約2000通、LINEでの音声通話時間は約40時間、YouTubeなどの動画閲覧は約1.5時間程度。なお、通信量の合計が料金プランで設定されたデータ容量を超えると通信速度に制限がかかることがあるので、その点は注意しておきましょう。

通信速度をチェック

最近のモバイル用インターネットは高速回線が増えてきてはいますが、モバイルルーターによっては速度に違いがみられることもあります。簡単なネット検索程度であればそれほど通信速度は気にならないですが、動画の視聴などをメインで使用する場合は通信速度をしっかりチェックしておきましょう。

また、通信事業者の通信回線の速度とは別に、モバイルルーター本体にも対応回線速度があります。いくら通信事業者側の回線速度が速くても、本体がそれに対応していなければ回線を十分に活かせない点には注意が必要です。

サービス対応エリアをチェック

通信可能なエリアに自分の使用予定の場所が含まれているかどうかは選ぶうえで重要なポイントです。特に格安SIMなどとの組み合わせで使う場合は、せっかく安くインターネット環境を手に入れられたと思っても使い物にならない、なんてことにもなりかねません。

海外で使用する場合も、使用回線によっては国ごとや同じ国でもエリアによって細かく分かれている場合もあるので、購入前にしっかりと確認するようにしましょう。なかには、2つのSIMカードを挿入でき、手軽に切り替えができる”デュアルSIM”と呼ばれるモデルもあるので、海外と国内の両方で使いたい方にはこのモデルがおすすめです。

バッテリー容量で選ぶ

モバイルルーターは外出先での使用が基本のため、バッテリー容量も重要な要素です。自宅などすぐに充電できる場所で使用するのであればあまり気にする必要はありませんが、旅行や出張で持ち歩く場合は、少なくとも朝出て夕方まではバッテリーが持って欲しいところ。

なお、大容量バッテリーを内蔵したモバイルルーターのなかには、それ自体がモバイルバッテリーとして使える場合もあります。その分サイズは大きくなりますが、持ち物をあまり増やしたくない方におすすめです。

モバイルルーターのおすすめモデル|SIMカード・ルーターセット

ファーウェイ(HUAWEI) Speed Wi-Fi NEXT W06

UQコミュニケーションズ(UQ Communications) HUAWEI Speed Wi-Fi NEXT W06

通信速度が速く、無線接続時には下り最大867Mbps出るモバイルルーターです。USB有線接続時には下り最大1.2Gbps。Wi-Fi TXビームフォーミングを搭載しておりアンテナ感度が高く、つながりにくい場所でもしっかり電波をキャッチできます。

また、WiMAX 2+とau 4G LTEの通信規格に対応しているのもポイント。連続通信時間はWiMAX 2+とau 4G LTEを使った通常モードで約9時間、省電力モードで約12時間と、バッテリー持ちも優れています。長時間外で仕事をする方にもおすすめです。

さらに、通信モード自動切り替え機能を採用しているのもポイント。設定したデータ量になると、ハイスピードプラスエリアモードからハイスピードモードに自動切替えするので、月間データ容量超過を気にせず、利用できます。

日本電気(NEC) Speed Wi-Fi NEXT WX05

UQコミュニケーションズ(UQ Communications) NECプラットフォームズ株式会社 Speed Wi-Fi NEXT WX05

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おまかせ一括設定機能を搭載しているモバイルルーターです。利用シーンに合わせて「通信速度を優先」「スタンダード設定」「バッテリー持ちを優先」の3つのモードから選べるのが特徴。細かな設定をする手間が省けます。

通信規格はWiMAX 2+とau 4G LTEに対応。WiMAX 2+を使ったハイスピードモードでは、速度優先モードで約8.1時間、エコモードで約18時間利用できます。WiMAX 2+と4GLTEを使ったハイスピードモードも利用可能です。

また、2.4GHz帯で周囲のWi-Fi使用状況を表示できる「ビジュアルステータス」機能を搭載しているのも魅力。電波の混み具合を一目で確認できます。画面タップで空いているチャンネルへ切り替えできるので、常に高パフォーマンスで使用可能です。

ファーウェイ(HUAWEI) Wi-Fi STATION HW-01L

NTTドコモ(NTT docomo) HUAWEI Wi-Fi STATION HW-01L

LTE通信であるPREMIUM 4Gに対応しているモバイルルーターです。通信速度は下り最大1288Mbpsと高速で、動画視聴などもスムーズに楽しめます。同時に最大17台まで接続可能なので、家族で使用する方や接続デバイスの多い方にもおすすめです。

また、スマホ・タブレットでQRコードを読みこむだけで接続可能なのも魅力のひとつ。簡単に設定できるので、初めてモバイルルーターを使う方にも適しています。

さらに、スマートに充電できるクレードルも付属。クレードルにはLANポートが付いており、有線接続ができます。固定回線が引いてある自宅などでのインターネット接続にも便利です。

なお、連続通信時間は、PREMIUM 4Gで約6時間・LTEで約11時間・3Gで約7時間。バッテリー持ちはやや短めなので、自宅で使用することの多い方や通信速度重視の方におすすめです。

ZTE Pocket WiFi 803ZT

高速通信に対応しているモバイルルーター。接続台数は最大16台で、連続通信時間は約12時間なので、外出先で複数のデバイスと接続する用途で使用できます。

また、本製品は国内5つの周波数帯を束ねる「キャリアアグリゲーション」に対応しているのもポイント。700~900MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯、2.1GHz帯と複数の周波数帯域で通信できるため、受信時の最大通信速度を引き上げられます。

また、4本のアンテナを搭載しているほか、「4×4 MIMO」という技術を採用しているので、複数のデータを同時に通信可能です。また、情報密度を高めて1度に運べるデータ量を増加させる「256QAM」技術にも対応しているのもポイント。さらに、IPX2の防水、IP5Xの防塵レベルなので、屋外で持ち運んだ際の故障のリスクを軽減できます。トータルバランスに優れたおすすめのアイテムです。

ファーウェイ(HUAWEI) Pocket WiFi 801HW

通信回線が混雑しやすい都心エリアでも快適な通信が可能なモバイルルーター。複数のデータを同時に通信する技術「4×4 MIMO」よりもさらに使い勝手を向上させた「Massive MIMO」に対応しているのが特徴です。従来モデルとは大きく異なる最大128本のアンテナを駆使することによって、回線の混雑時でも快適にデータの送受信ができます。

また、接続台数は最大16台で、連続通信時間は約8〜10時間。ほかの機器との接続に関しては、QRコードを利用して簡単に設定できます。街中のカフェなどで長時間ネット回線を利用したい方におすすめのモバイルルーターです。

モバイルルーターのおすすめモデル|SIMフリー

どんなときもWi-Fi uCloudlink D1

By: donnatokimo-wifi.jp

デュアルSIMに対応しているモバイルルーターです。Standard SIM スロットとMicro SIM スロットを1つずつ備えており、国内外で使用できます。最大5台までの同時接続が可能なので、接続デバイスが多い方にもおすすめです。

また、連続通信時間も最大約12時間と長く、長時間の外出でも便利。2.1A対応の高出力充電器で、急速充電にも対応しています。

端末のフロントパネルにはアイコンが描かれており、電波状況・バッテリー残量・インターネット接続状況を一目で確認できるのもポイント。通信速度は下り最大150.0Mbpsとやや遅いですが、簡単な調べ物なら問題なく使用できます。

日本電気(NEC) LTEモバイルルータ Aterm MP01LN

NECプラットフォームズ(NEC Platforms) LTEモバイルルータ Aterm MP01LN PA-MP01LN

nanoSIMのカードスロットを1つ備えているモバイルルーターです。重さが約71gと軽く、サイズも約91×50mmとコンパクトに持ち運べるのが特徴。一般的なカードサイズよりも小さく、カバンやポケットに入れてスマートに持ち運べます。

また、背面にプリズムパターンを採用しているのもポイント。角度によって見え方が変わるスタイリッシュなデザインで、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。

連続通信時間は最大10時間と長く、外での長時間作業にも便利。なお、通信規格はLTEに対応しており、2.4GHz帯で下り最大150Mbps。やや遅いので、簡単な調べ物をする方に適しています。

日本電気(NEC) LTEモバイルルータ Aterm MR05LN PA-MR05LN

NECプラットフォームズ(NEC Platforms) LTEモバイルルータ Aterm MR05LN PA-MR05LN

デュアルSIM対応のモバイルルーターです。nanoSIMカードスロットを2基搭載しており、自動SIM切替機能を採用しているのがポイント。時間・通信量・クレードル装着の有無でSIMを切り替えられるので、利用シーンに応じて、最適なSIMを選んで使えます。

通信速度は2.4GHz帯で下り最大300Mbpsと、簡単な調べ物や容量の軽い動画なら問題なく閲覧可能。連続通信時間は最大約14時間と、半日以上充電せずに使用できます。

また、Bluetoothテザリングにも対応。デザリング時、通信速度は最大3Mbpsと遅くなりますが、連続通信時間が最大30時間と長くなるので、バッテリーをセーブしたい時に便利です。

ネットギア(NETGEAR) AirCard 785 モバイルホットスポット モバイルルーター AC785-100JPS

ネットギア(NETGEAR) AirCard 785 モバイルホットスポット モバイルルーター AC785-100JPS

マイクロSIM対応のモバイルルーターです。4G LTEと3Gの通信規格に対応しており、世界93カ国でつながります。なお、NTTドコモネットワークに対応するSIMカードのみ対応。3G回線契約のみのSIMカードが使えないのがネックです。

下り最大速度は150Mbpsとやや遅いので、簡単な調べ物をするシーンにおすすめ。最大15台まで接続でき、連続通信時間は10時間以上なので、友人や家族とシェアするのにも向いています。

また、110×69×16.6mmとコンパクトで薄く、ポケットなどに入れてスマートに持ち歩けるのもポイント。海外旅行など、荷物をできるだけ軽くしたい時にも便利です。

グローカルミー(GlocalMe) G3 モバイルWi-Fiルーター

グローカルミー(GlocalMe) G3 モバイルWiFiルーター

4G LTEを採用した、世界140以上の国で利用できるモバイルルーターです。nanoSIMカードスロットを2つ搭載したデュアルSIM対応モデル。5台まで同時接続でき、スマホ、タブレットなど接続デバイスが多い方にもおすすめです。

また、5350mAh大容量のバッテリーを搭載しているのも魅力。15時間の連続通信が可能とバッテリー持ちに優れ、モバイルバッテリーとしても使用できます。充電時間も短く、約4時間で充電できるのもポイントです。