インターネットへの無線接続に欠かせない「Wi-Fiルーター」。高速通信に対応した高機能なモデルを選べば、より快適にテレワークやオンラインゲームが行えます。

本記事では、「Wi-Fiルーター」のおすすめモデルをご紹介。スマホやPCを同時に高速通信できるモデルや、広範囲をカバーできるメッシュ対応のモデルなどもピックアップしているので、選ぶときの参考にしてみてください。

高速なWi-Fiルーターの選び方

最大転送速度をチェック

By: amazon.co.jp

転送速度とは、一定時間内に転送できるデータ量のことです。最大転送速度が高速であるほど多くのデータを短時間で転送できるため、映像コンテンツを視聴する方や家族で同時に通信する方などはチェックしてみてください。

転送速度は単位「Mbps」や「Gbps」などの単位で表され、数字が大きいほど高速で転送できます。1Gbpsは1Mbpsの1000倍に当たるため、速度重視の場合は単位も重要です。

オンラインゲームなどで有線LANを使う場合は、ポートの最大転送速度もチェックしておくのがおすすめ。100Mbps程度ならオンラインゲームは快適に楽しめます。また、有線接続ならより安定した高速通信が可能。なかには、10Gbps対応ポートを搭載したモデルもあります。

ただし、メーカーが表示している転送速度は理論上の値です。実際の通信速度は表示されている転送速度よりも遅いため、より高速で通信できるモノを選んでみてください。

無線方式(規格)をチェック

By: rakuten.co.jp

Wi-Fiルーターには、広く普及した「IEEE 802.11」という標準規格があります。後ろに続く英字によって規格が異なり、古い規格から順に11b・11a・11g・11n・11ac・11axの並びです。

新しい規格のWi-Fiルーターほど最大転送速度が高速なので、11ax規格対応モデルがおすすめ。11ax規格対応の機器はまだ少数ですが、新しい規格は下位の規格に互換性があるため、11axより古い規格の機器ともスムーズに通信できます。

特に、高速な光回線に加入しているのに通信速度が遅い場合は、Wi-Fiルーターの規格をチェックしてみてください。Wi-Fiルーターの規格が古い場合は最新のモノへと変えるだけで、通信速度がアップする可能性があります。

なお、2018年に11axはWi-Fi 6、11acはWi-Fi 5へと名称変更。規格名が見つからないときはWi-Fiの後ろに続く数字を確認してみてください。

間取りと接続台数をチェック

By: rakuten.co.jp

Wi-Fiルーターのなかには対応可能な間取りを公開しているモノもあります。ただし、メーカーが公開しているのは理論値上の間取りです。実際に部屋へ配置すると、部屋の隅まで電波が届かない場合があります。あくまで目安として参考にしてみてください。

Wi-Fiルーターを選ぶときは、実際の間取りよりもゆとりのある製品がおすすめ。例えば2LDKの家に住んでいる場合は、3LDK向けの製品など、実際よりも広範囲に対応した製品が適しています。

また、Wi-Fiルーターの接続台数も重要なポイント。Wi-Fiルーターは同時接続できる機器の台数が製品によって異なり、Wi-Fiルーターとの接続台数が上限より少ないほど、スムーズに通信できます。

複数の機器を接続する場合は、同時接続できる台数に余裕のある製品がおすすめです。例えば、PC・タブレット・スマホを3台同時に接続する場合は、5台以上同時接続できる製品を検討してみてください。

その他便利機能をチェック

ビームフォーミング

By: amazon.co.jp

ビームフォーミングとは、接続機器の位置や距離を判別し強い電波を飛ばす機能のことです。Wi-Fiルーターから離れた部屋や、壁や柱を挟んだ部屋などへもしっかりと電波を届け、通信速度を高速でキープする効果が期待できます。

ビームフォーミング機能を使うときは設定不要。ビームフォーミング対応のWi-Fiルーターであれば、自動で接続機器へと強い電波を飛ばせます。部屋数が多い場合や、Wi-Fiルーターを部屋の隅へ設置する場合などはチェックしてみてください。

ただし、Wi-Fiルーターのビームフォーミング機能は、ビームフォーミング対応機器にのみ有効です。例えばiPhone 6以降のモデルや、Galaxy、Xperiaの一部モデルなどが対応しています。接続したい機器がビームフォーミング対応か、あらかじめ確認しておくのがおすすめです

MU-MIMO

By: amazon.co.jp

「MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)」に対応したWi-Fiルーターは、複数の機器を接続したときに速度低下を軽減できるのが魅力です。PCやスマホなど、複数の機器を同時に接続する方はチェックしてみてください。

MU-MIMO対応製品は、1つの送信機から複数の機器へ同時にデータ送信できるのが特徴。従来の「SU-MIMO(シングルユーザーマイモ)」では1台ずつ通信するため順番待ちが生じますが、MU-MIMO対応なら複数の機器を並行して処理できます。

ただし、MU-MIMOはビームフォーミング技術を利用するので、接続先の端末がビームフォーミング対応の場合のみに使用可能。所有しているのがビームフォーミング対応機器か確認しておくのがおすすめです。

また、MU-MIMOでは制御のためにアンテナを1本使うので、通信に利用できるアンテナの本数が1本減ります。同時に通信可能な台数も確認してみてください。

IPv6

By: iodata.jp

加入中の回線や加入予定の回線がIPv6対応なら、IPv6対応のWi-Fiルーターを検討してみてください。IPv6とは、インターネット通信を行うときに使われるルールの1つです。

IPv6のメリットは、IPoE方式の接続方法を利用できる点。IPoE方式では帯域幅の広い通信網などを経由できるため、車線が増えて多くの車がスムーズに走行できるのと同じように、より多くの通信をスムーズに処理できます。

IPv6のIPoE方式で接続すれば、通信の安定化や高速化が可能。FPSやMMORPGなどのオンラインゲームを楽しむ方や、仕事でWEB会議をする機会が多い方もチェックしてみてください。

また、セキュリティを実装しやすいのもIPv6の魅力です。IPv6で推奨されている暗号化プロトコル「IPSec」を利用すれば、通信内容を暗号化可能。仕事で使う重要なデータの傍受や改ざんのリスクを軽減できます。

高速なWi-Fiルーターのおすすめモデル

エイスース(ASUS) TUF Gaming AX5400 TUF-AX5400

FPSやMMORPGなどのオンラインゲームをする方に適したWi-Fiルーターです。5GHz帯で最大4804Mbpsの高速通信を実現。また、優先的に通信する「ゲーミングLANポート」を搭載しているのが魅力です。複数の機器で同時通信している場合も、ラグや遅延の発生を軽減できます。

さらに、無線通信でもゲーム機器の通信を優先可能。スマホアプリから「モバイルゲームモード」を選択するだけで、LANポートがないスマホでも高速通信できます。

シーンに応じてゲーム機器以外の通信を優先できるのも魅力。テレワーク中にはメッセージの通信を優先し、休日にNetflixやYouTubeを観るときはストリーミング再生の通信を優先するなど、シーンに応じて使い分けられます。

接続できる台数が70台もあるため、ゲーミングPCや仕事用のスマホなど、さまざまな部屋に置いた多くの機器と高速通信可能。広範囲に対応しており、2階建ての戸建てや3LDKのマンションでも便利に使えます。

バッファロー(BUFFALO) WXR-6000AX12S

10Gbps対応LANポートを搭載したWi-Fiルーターです。NURO光やauひかりなど、10Gbpsのプランを提供している光回線サービスへ加入している方にもおすすめ。FPSやMMORPGなどのオンラインゲームも快適にプレイできます。

Wi-Fi 6対応なので無線通信も高速。最大4803Mbpsの高速通信が可能で、IPv6に対応しているため通信の安定性も優れています。さらに、MU-MIMOにより、最大4台までのスマホを同時に高速通信しやすいのも魅力です。

また、本体には広範囲へ向きを変えられる8×8の「デュアルスタックダイポールアンテナ」を搭載。さらに、ビームフォーミングにも対応しており、広範囲へつながります。ほかにも、メッシュネットワーク「Wi-Fi EasyMesh」に対応。EasyMesh対応のWi-FiルーターやWi-Fi中継機を使えば、より広範囲をカバー可能です。

TP-Link AX5400 デュアルバンド ギガビット Wi-Fi 6ルーター Archer AX73

8K映像のストリーミング再生や、WEB会議などもスムーズに行えるWi-Fiルーターです。Wi-Fi 6に対応しているのに加え、IPv6にも対応しているのが魅力。4804Mbpsの高速で安定した通信ができます。

また、接続機器へ強力な電波を飛ばせるビームフォーミングを採用しているのもポイント。離れた部屋でも安定した高速通信が可能です。「OneMesh」対応の中継機と組み合わせれば、より広範囲をカバーでき、80台ものデバイスと接続できます。

さらに、MU-MIMOに対応しているため、複数のデバイスを同時接続した場合も通信速度の低下を軽減可能。また、おしゃれなうろこ状の天面デザインは放熱性に優れており、複数台を接続したときのオーバーヒートも軽減できます。

日本電気(NEC) Aterm WX11000T12

Wi-Fi 6の拡張版、Wi-Fi 6E(11ax)に対応したWi-Fiルーターです。最大4804Mbpsの高速通信が可能なのに加えて、6GHzを含む3帯域を利用できるのが魅力。空いている周波数帯へ自動接続できるため、通信の安定性も良好です。

メッシュ中継機能を使えば、広範囲で安定した高速通信が可能。MUーMIMOにも対応しているため、最大3台までの同時通信なら遅延の発生も軽減できます。

無線よりも通信が安定している有線用のLANポートは4つあり、eスポーツにもおすすめ。LANポートの1つは10Gbpsの高速通信に対応しているため、NURO 光やフレッツ光など、高速な光回線のプランに加入している方もチェックしてみてください。

また、通信の優先度を設定できる「QoS」に対応しているのも魅力です。オンラインゲーム中にはPCを優先し、仕事中はスマホを優先するなど、シーンに合わせて使い分けられます。

アイ・オー・データ(I-O DATA) Wi-Fi 6 2.5Gbps対応ルーター WN-DAX5400QR

Wi-Fi 6対応のWi-Fiルーターです。5GHz帯で最大4804Mbpsの高速通信が可能。IPv6にも対応しており、つながりにくい時間帯も通信が安定しています。

また、シンプルで部屋と馴染みやすいデザインも魅力。部屋の中央など、接続しやすく見えやすい場所への設置にも便利です。上下左右へ電波を飛ばす「360コネクト」により、部屋の隅まで広範囲へ電波を飛ばせます。

初期設定不要で使い始められるため、初めてWi-Fiルーターを設定する方もチェックしてみてください。Wi-Fiルーターとデバイスの接続時も、QRコードを読み取るだけで設定が完了します。

エレコム(ELECOM) Wi-Fi 6 11ax 1201+574Mbps Wi-Fi ギガビットルーター WRC-X1800GS

1人暮らしの方におすすめのWi-Fiルーターです。1階建ての平屋や1〜2LDKのマンションにぴったり。高速通信が可能なWi-Fi 6対応モデルですが、比較的安くコスパに優れているので、手軽に導入できます。通信速度は5GHz帯で最大1201Mbps、2.4GHz帯で最大574Mbpsです。

また、IPv6の高速で安定した通信にも対応。テレワークやオンライン授業など、遅延やラグを軽減したいシーンにもおすすめです。「ビームフォーミングZ」により、Wi-Fiルーターから離れた場所でも高速通信できます。

さらに、最大2台までの同時通信をスムーズに行えるMU-MIMOに対応。スマホでWEB会議をしながらPCでメモを取ったり、タブレットで動画を視聴しながらスマホのメッセージを確認したりするときもスムーズに通信できます。

また、セキュリティ性が高いのもポイント。「通信分断機能」により、Wi-Fiルーターに接続した端末間の情報漏洩やウィルス感染を軽減でき、仕事で使うPCやスマホの接続にもおすすめです。

Linksys Atlas Pro 6 MX5501

スマートなスクエアフォルムのWi-Fiルーターです。リビングや書斎など、幅広い部屋と調和するシンプルでおしゃれなデザインが魅力。Wi-Fi 6に対応しており、接続速度最大5400Mbpsを実現しています。複数台を接続して広範囲をカバーするインテリジェントメッシュにも対応しており、さまざまな部屋で高速通信可能です。

複数台のWi-Fiルーターを接続する場合も、専用のアプリから簡単に設定可能。専用アプリでは接続数が多いWi-Fiルーターを確認できるほか、通信デバイスの優先順位も決められます。Wi-Fiルーターの設定が苦手な方にもおすすめです。

また、セキュリティ性も優れているので、子供がいる家庭やテレワークで仕事をする方もチェックしてみてください。自動ソフトウェアアップデートや、ペアレンタルコントロール、個別のゲストアクセスに対応しています。