魚のウロコを処理するときに活躍する「ウロコ取り」。包丁で処理するよりも簡単にウロコを取れるうえ、飛び散りにくいのがメリットです。しかし、さまざまな素材やサイズの製品がラインナップされているので、どれを選べばよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのウロコ取りをご紹介。選び方も解説するので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
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ウロコ取りとは?
ウロコ取りとは、魚の下処理時にウロコを取るために用いる道具のこと。魚の尾から頭に向かって、ウロコをかき取ります。ウロコの下には雑菌やぬめりがあり、臭みの原因になることも。ウロコ取りでウロコを取り除けば、生臭さを軽減しながら食感を高められます。
包丁でも代用できますが、ウロコ取りを使うとウロコを簡単に除去できるのがメリット。包丁の背だとうまく取れない硬いウロコでも、きれいに取り除けます。
手動タイプが一般的ですが、簡単にウロコを取れる電動タイプもラインナップ。素材やサイズも豊富なので、用途に適した製品を選ぶのがポイントです。
ウロコ取りの選び方
素材で選ぶ
普段使いするなら「ステンレス」がおすすめ
普段使いしたいなら、錆びにくく扱いやすいステンレス製がおすすめです。包丁にも使われている素材で、洗いやすく衛生的に保てるのがメリット。耐久性にも優れており、長く愛用できます。また、魚の色やニオイが移りにくいのも嬉しいポイントです。
刃部分が薄いため、ヒレ周辺などの細かい部分もきれいに処理可能。ステンレス製のウロコ取りのなかには、ハンドルと一体化したモデルもラインナップされています。なお、お手入れしやすい一方、濡れた手で持つと滑りやすいため使用時は注意しましょう。
大型魚の場合は「真鍮」が便利
大型魚を処理したいなら、真鍮製のウロコ取りがおすすめです。ウロコを取るパーツが平らに広がっているモデルが多く、タイやブリなどの大型魚もスムーズに処理できます。刃部分が厚いため、大きくて硬いウロコをしっかりと取り除きやすいのもメリットです。
ハンドルが木製のモデルが多く、滑りにくく握りやすいのもポイント。比較的強度が高いので、濡れた手でもしっかりと持ってウロコを除去できます。ただし、細かい作業には不向きのため、大きなウロコは真鍮製で取り除き、ヒレ周辺などの細かい部分はステンレス製を使用するのがおすすめです。
「樹脂」は小魚用としておすすめ
小型魚を処理したいなら、軽量で使いやすい樹脂製のウロコ取りがおすすめです。軽く力を入れてウロコを取るタイプなので、アジ・イワシなどの小魚用に適しています。金属製の刃ではないため、ケガをしにくいのもメリット。ウロコ取り初心者や、使用頻度が少ない方にも適しています。
なお、ウロコが大きくて硬いタイなどの処理には不向き。大型魚のウロコも取り除きたい方は、ステンレス製や真鍮製のモデルを選んでみてください。
しっかり力を入れられるモノを選ぼう
魚によってはウロコが非常に硬いので、しっかり力を入れられるモデルを選びましょう。ハンドルが細いと力を入れにくいので、ある程度太さのあるタイプを選ぶのがポイント。特に大型魚を処理する方は、フィット感があり滑りにくい木製ハンドルがおすすめです。
ハンドルに凹凸やカーブを施した製品も、握りやすくしっかり力を入れられるのが特徴。ハンドルの素材だけでなく、工夫が加えられているかもチェックしてみてください。
耐久性をチェック
長く愛用するために、ウロコ取りの耐久性も確認して選びましょう。頻繁に使用すると、刃が摩耗して処理能力が落ちてしまいがち。耐久性にこだわりたい方は、ステンレス製の刃を採用したモデルがおすすめです。また、錆びにくいので、きれいな状態を維持できます。
大型魚を処理する機会が多い方は、大きくて硬いウロコにも適した真鍮製がぴったり。耐不朽性・耐腐食性に優れているのもメリットです。
大・小それぞれのサイズを用意するのがおすすめ
大型魚・小型魚どちらも処理する方は、大サイズ・小サイズのウロコ取りを用意するのがおすすめです。大サイズのウロコ取りはタイなどの大型魚に適しているものの、細かい部分の処理には不向き。小サイズのウロコ取りがあれば、ヒレ周辺などもきれいに処理できます。
大サイズは大型魚に適した真鍮製、小サイズは小回りが利くステンレス製を選ぶのも1つの方法です。また、メーカーのなかには、大・小2タイプをラインナップしているモデルも。お気に入りの製品が見つかれば、大小2サイズ揃えるのもおすすめです。
ウロコが飛び散りにくい工夫がされているかをチェック
キッチン回りの汚れを軽減するために、ウロコが飛び散りにくい工夫が施されているかもチェックしましょう。魚のウロコは尾から頭に向けてかき取るように除去するため、工夫が施されていないと飛び散って周囲が汚れてしまいます。冷蔵庫の側面など、思わぬところにウロコが飛び散ることもあるので注意が必要です。
なかには、特殊な形状でウロコが飛び散りにくいモデルもラインナップ。ウロコ飛び散り防止カバーが付いた製品は、簡単に着脱できるので便利です。また、処理したウロコがケース内に収まるタイプも。ウロコが1か所にまとまるので、片付けしやすいのがメリットです。
ウロコ取りのおすすめ
貝印 SELECT100 うろこ取り DH3016
シンプルなデザインを採用している貝印のSELECT100シリーズのウロコ取りです。ステンレス一体構造で、汚れが付着しにくく洗いやすいのが特徴。さらに、刃の先端が尖っているため、細かい部分のウロコもきれいに取り除けます。
ワンタッチ着脱式の専用カバーが付属しており、ウロコが飛び散りにくいのもおすすめポイント。また、ヘッドのサイズが約4cm、全長約20.7cmと大きめで、大型魚の処理にも適しています。
カンダ kan 新案ウロコ取 000097
素材にステンレスを採用しているウロコ取りです。刃の先端が尖っており、エラ周辺などの細かい部分もしっかりとウロコを取れます。
輪状で刃の当たる面が見えやすいうえ、ウロコが詰まりにくいのもメリット。また、背の部分には刃がないので、魚の身に付いたウロコを取り除けて便利です。
ハンドルの素材には天然木を採用。手に馴染みやすく、滑りにくいのがポイントです。加えて、ヘッド部分はステンレス製で、錆びに強く洗いやすいため、長く愛用できます。
星三製作所 飛び散らないうろこ取り SG-204
ボックス型のヘッドを搭載したウロコ取りです。取れたウロコがボックスに入る仕組みで、飛び散りにくいのがメリット。ウロコが1か所にまとまるので、スムーズに片付けできます。また、全長は約22cm。重量は約120gと適度な重みがあり、大型魚のウロコも効率よく除去可能です。
ヘッドの素材には、二酸化チタン皮膜加工を施したステンレスを採用。さらに、光触媒加工されており、汚れやニオイが付きにくいのがポイントです。
ハンドルの素材には天然木を使用。凹凸が施されており、握りやすく滑りにくいのが魅力です。
パール金属(PEARL METAL) Simple use オールステンレス製ウロコ取り CC-1666
オールステンレス製のウロコ取りです。ヘッドの両サイドに刃を搭載した構造で、そげ落とすようにウロコを取り除きます。
ヘッドとハンドルに角度が設けられているのがポイント。また、重量は約90gと程よい重みがあるので、軽い力で効率よくウロコを除去可能です。
食洗機に対応しており、簡単に洗浄できるのもメリット。全長は約20cmと大きめのサイズで、大型魚の処理にも適しています。
がまがつ うろこ取り GM1314
円形ブレード型のウロコ取りです。深型なので、ウロコが飛び散るのを防ぎやすいのが魅力。全方向に処理できるため、大型魚から小魚までウロコを剥がすように取り除けます。
刃の素材には、錆びに強く洗いやすいステンレスを採用。さらに、ハンドルは木製の丸型タイプで、力を入れやすいのがメリットです。
全長は約20cm、刃の直径は約50mm。また、全長が約15.5cm、直径35mmのミニサイズもラインナップしているので、大・小揃えたい方にもおすすめです。
ベルモント(belmont) ハイパーうろこ取り MP-088
刃を湾曲させながら使用するウロコ取りです。魚の形に合わせて刃を曲げながら、そぎ取るようにウロコを除去します。
刃に錆びにくいステンレスを採用。また、本体にはポリプロピレンを採用しており、軽量で扱いやすいのがメリットです。
全長は約15cmとコンパクトで小回りが利くため、小魚用にぴったり。BBQや釣りなどのアウトドア用としてもおすすめです。
レズレー(ROSLE) うろこ取り 12749
フックのような形状のヘッドに、のこぎり状の刃を搭載しているウロコ取りです。歪みのある部分や、ヒレ周辺などの細かい部分もきれいにウロコを取り除けます。全長は約21cmと大きめのサイズで、大型魚も効率よく処理可能です。
素材には、高品質な18-10ステンレスを採用。耐久性に優れているので、長く愛用できます。
ハンドルと一体化しており、スタイリッシュな外観を楽しめるのもポイント。さらに、食洗機対応なので、ラクにお手入れできるのもメリットです。
片力商事 PTYGRACE 新方式ウロコ取り器 鱗トル
プロ仕様のウロコ取りです。すべての角・面でウロコを取れるので、魚のサイズや種類を問わずに使用できます。ブリなどの大型魚は、大きなストロークでそぎ取るようにウロコを除去。キスなどの小魚は、3つの角を使って小刻みに動かしながら処理します。
先端部とハンドル部は、ゴムのように弾力がある「エラストマー樹脂」をステンレスにコーティング。魚の負担を抑えながらウロコを取れるので、身が傷付きにくくきれいな状態をキープできます。また、ウロコが飛び散りにくいのもメリットです。
長く使用して角の先が丸みを帯びたら、カッターで削って角度を調節可能。刃がないので、初心者でも安心して使用できます。
遠藤商事 真鍮ウロコ取 BUL-20
業務用としても使用されている真鍮製のウロコ取りです。全長19.5cmと比較的大きめのサイズで、大型魚を処理しやすいのが特徴。強度が高いため、大きくて硬いウロコもスムーズに取り除けます。また、重量は約100gと程よい重さがあり、安定した状態でウロコを除去しやすいのもメリットです。
木製のハンドルで、手に馴染みやすいほか、持ちやすいのも魅力。加えて、凹凸が施されており、しっかりと力を入れて作業できます。
全長17.5の小サイズを展開しているのも嬉しいポイント。大・小それぞれのサイズを用意したい方は、ぜひチェックしてみてください。
和平フレイズ 味道 真鍮うろこ取り AD-235
業務用としても使用されている本格的なウロコ取りです。比較的リーズナブルな価格で購入できるのが魅力。また、強度の高い真鍮製の刃を採用しており、硬いウロコもしっかりと処理できます。全長約19.5cmと大きめのサイズで、大型魚のウロコ取りにおすすめです。
重量は約103gと適度な重さがあり、軽い力でもスムーズに処理可能。加えて、カーブ状のハンドルには天然木を採用しているため、しっくりと手に馴染みます。凹凸が施されているので、滑りにくいのもメリットです。
工房アイザワ サカナウロコトリ 607
刃の素材に真鍮を採用しているウロコ取りです。機能性にこだわったシンプルな3段刃構造で、ウロコが硬い魚もスムーズに処理できます。オーソドックスなウロコ取りを求めている方におすすめです。
ハンドルの素材には、ケヤキを採用しているのもポイント。木目が美しく、耐水性・耐久性に優れているのがメリットです。また、フック付きなので、そのまま吊るして収納できます。
星三製作所 真鍮うろこ取り SG-203
新潟県三条市に本社を構えるモノづくりメーカーが手掛けるウロコ取りです。ヘッドの素材には真鍮を採用。重量約220gと重厚感があり、力を入れすぎなくてもウロコをきれいに処理できます。
外刃には角度が付いているため、ウロコの間に入りやすいのがメリット。また、ウロコが飛び散らない工夫が施されているのもおすすめポイントです。
オークス(AUX) 鱗とり 大人の焼魚 OTS8013
小ぶりな丸型ヘッドを搭載した真鍮製のウロコ取りです。サイズは約全長15.8×幅5.7×高さ3cm。円形に刃を配置した独自の形状で、さまざまな方向からウロコを取れるのが特徴です。
シリコンカバーが付属しており、ウロコの飛び散りを抑えやすいのもポイント。さらに、着脱式なので、取り外して簡単に洗えるのも便利です。
ハンドルには天然木を採用。ウレタン塗装を施して、質感を高めています。さらに、パッケージはギフトボックス仕様なので、プレゼント用としてもおすすめです。
貝印 うろこ取り ケース付 DH7134
樹脂製のウロコ取りです。ケース付きで、ウロコが飛散しにくいのが特徴。ヘッドと一体化しており、処理したウロコがケース内に収まる仕組みです。また、フタを開けるとウロコを取り除けるので、ラクに片付けできます。
重量は36gと軽量で扱いやすいため、ウロコ取り初心者にもおすすめ。全長17cmと小さめのサイズで、小魚用に適しています。加えて、ハンドルにフック穴を搭載しており、掛けて収納できるのも便利です。
エコー金属 ウロコ取り 0349081
素材に鉄を採用しているウロコ取りです。クロームメッキ加工が施されており、錆びに強く耐久性に優れているのがメリット。また、外刃と内刃を搭載しているため、ウロコを取りやすいのが特徴です。
高さが異なるので、ウロコが飛散しにくいのもおすすめポイント。タイなどのウロコが硬い魚から、サケなどのウロコが柔らかい魚まで、スムーズに処理できます。
ハンドルには、天然木を採用。程よい太さがあり、持ちやすいのが魅力です。
Ausuc 電動 うろこ取り
手動式の約3倍以上の処理能力があると謳われている電動式のウロコ取りです。魚をさばく機会が多い方や、一度に大量の魚を処理したい方におすすめ。さらに、高容量のバッテリーを搭載しており、野外でもコードレスで使用できます。
刃の素材には、錆びに強く洗いやすいステンレスを採用。カバー付きなので、指を巻き込みにくいうえに、ウロコの飛び散りを防ぎやすいのがメリットです。
左右回転の切り替えスイッチを搭載しており、利き手を問わず使用可能。また、IPX7相当の防水性能を備えているのもポイントです。
番外編:魚のウロコが飛び散りにくい使い方
透明の大きな袋に魚を入れてウロコ取りを使うと、ウロコが飛び散りにくいのでおすすめです。ビニール袋が破れないよう、事前にヒレを切り取るのがポイント。特にタイ・スズキなどのヒレは尖っているので、ケガをしないように切り取っておくのが重要です。
袋の中に手を入れて、ウロコ取りでウロコを処理します。それでもウロコの飛び散りが気になる方は、ビニール袋の口を少しすぼめてみてください。
番外編:ウロコ取りは代用できる?
ウロコ取りは、包丁で代用できます。魚の尾から頭に向かって、包丁の背でそぐようにウロコを取り除きます。
また、スプーンでも代用可能。スプーンの凸面を上にして、魚の尾から頭に向かってすくうように除去します。ウロコが飛び散るのを軽減できるため、深型タイプのスプーンを選ぶのがポイントです。
包丁やスプーンを使用したくない方や、アウトドアでツールがない方などは、ペットボトルのキャップでも代用可能。キャップの凸面を上にして、魚の尾から頭に向かって斜めにスライドします。取れたウロコがキャップ内に溜まるので、片付けやすいのもメリットです。
ウロコ取りの売れ筋ランキングをチェック
ウロコ取りのランキングをチェックしたい方はこちら。
ウロコ取りは、魚のウロコを処理するときに活躍するツール。包丁でも代用できますが、ウロコ取りを使えば利便性が高まります。なお、素材・サイズによって特徴が異なるので、自分の用途に適したタイプを選ぶのが重要です。今回ご紹介した製品を参考に、お気に入りのウロコ取りを取り入れてみてください。