毎年秋の深まりとともにお披露目される「ボジョレーヌーボー」。もぎたてブドウが醸すフレッシュかつジューシーな果実味を堪能できるのが魅力です。
今回は、まもなく解禁日を迎える2023年のボジョレーヌーボーのおすすめをご紹介。ボジョレーヌーボーの基礎知識や種類、選ぶ際のポイントなども詳しく解説します。ぜひ、お気に入りの1本を見つけてみてください。
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- 目次
- ボジョレーヌーボーとは?
- 2023年のボジョレーヌーボー解禁日はいつ?
- ボジョレーヌーボーのキャッチコピーとは?
- ボジョレーヌーボーの種類
- ボジョレーヌーボーの選び方
- ボジョレーヌーボーのおすすめ銘柄|ボジョレー
- ボジョレーヌーボーのおすすめ銘柄|ボジョレーヴィラージュヌーボー
ボジョレーヌーボーとは?
ボジョレーヌーボーとは、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で醸造される新酒ワインのこと。ヌーボーはフランス語で「新しい」を意味し、文字通りボジョレー地区でその年に収穫されるブドウで造られた新酒のみがボジョレーヌーボーと呼ばれます。
ブドウの収穫から醸造、瓶詰めまでにかかる期間はわずか2ヶ月程度。もぎたてブドウを潰さずにタンクへ入れて発酵する「マセラシオン・カルボニック」という特殊製法を採用することが多く、渋みの少ないフレッシュでフルーティな味わいが魅力です。
また、ボジョレーヌーボーには、ボジョレー地区を原産とする黒ぶどう品種「ガメイ種」の使用が定められているのも特徴。そのため、仕上がるワインは赤とロゼの2種類のみで、白ワインはありません。
なお、ボジョレーヌーボーは旬を味わうワインのため、購入後は早めに飲むのがおすすめ。冷蔵庫で冷やすと、ジューシーな香味が一層引き立ちます。
2023年のボジョレーヌーボー解禁日はいつ?
2023年のボジョレーヌーボー解禁日は11月16日(木)です。ワイン法により、解禁日は毎年「11月の第3木曜日午前0時」と定められており、それ以前の販売は一切禁止されています。
解禁日が制定されたのは、当時ボジョレーヌーボーをいち早く出荷しようとするワイン業者の販売競争が激化し、質の悪いワインが出回り始めたのが原因。ワインの品質を守るため、1967年フランス政府により11月15日の解禁日が設けられました。
しかし、11月15日に土日や祝日が重なると、運送が滞って出荷できないトラブルが発生。そこで1985年に、安息日と重ならない「毎年第3木曜日」を新たな解禁日として定め、現在に至っています。
今日では、秋の風物詩のひとつとして定着しているボジョレーヌーボーの解禁。日本では、日付変更線の関係上本場フランスの約8時間前に解禁日を迎えるため、より早くボジョレーヌーボーの味わいを楽しめます。
ボジョレーヌーボーのキャッチコピーとは?
味わいとともに毎年注目を浴びているのが、ボジョレーヌーボーに付けられるキャッチコピー。フランスのボジョレーワイン委員会の公式見解を、フランス食品振興会(SOPEXA)が和訳した、パッと目をひく謳い文句です。
成熟度の高いブドウが収穫された2020年の「偉大なヴィンテージ 濃縮なワイン」、深刻な霜害の影響を乗り越えた2021年の「挑戦の末たどり着いた、納得のヌーヴォー」などが一例。年ごとの特徴が、ワインの専門用語を交えつつ端的に表現されています。
また、毎年出回るキャッチコピーのなかには、販売促進を目的に日本の業者によって作られたモノも。「100年に1度の出来」「ここ数年で最高」などといったインパクトのあるフレーズが並び、公式キャッチフレーズとともに話題を集めています。
ぜひ、キャッチフレーズも参考にしながら、ボジョレーヌーボーの味わいをより深く堪能してみてください。
ボジョレーヌーボーの種類
ボジョレーヌーボー
ボジョレー地区で造られているワインは、AOC(原産地統制呼称)により、上から順に「クリュ・デュ・ボジョレー」「ボジョレー・ヴィラージュ」「ボジョレー」とランク付けされています。
クリュ・デュ・ボジョレーでは規定によりヌーボー(新酒)の生産が認められていないため、市場にはボジョレーヌーボーとボジョレーヴィラージュヌーボーの2種類が展開されています。
スタンダードランクのボジョレーヌーボーは、ボジョレー地区全体で収穫されるブドウを用いて醸造したワインのこと。スーパーなどで広く普及しているため入手しやすいのが特徴です。
味わいはフルーティで飲みやすく、比較的お手頃価格な銘柄が豊富なのもポイント。とくに、コスパを重視する方やボジョレーヌーボー初心者の方などには、ボジョレーランクがおすすめです。
ボジョレーヴィラージュヌーボー
「ボジョレーヴィラージュヌーボー」は、フランス語で「村」を意味するヴィラージュの名の通り、ボジョレー地区の北に位置する38の村で造られたより上質なワインのことです。
栽培方法や醸造方法などにも厳しい規定が設けられており、豊かな果実味に、骨格のしっかりとしたボリューミーな味わいが特徴。5,000~10,000円ほどの高級銘柄もあるので、特別な日のワインや、ワイン通の方へのプレゼントなどにもおすすめです。
なお、ボジョレーヴィラージュヌーボーは、ラベルに「Appellation Beaujolais Villages Controlee」と原産地呼称名が表示されているのでチェックしてみてください。
ボジョレーヌーボーの選び方
有名なワイナリーから選ぶ
ボジョレーヌーボー初心者の方や、ボジョレーヌーボーの決め手に悩んだ場合には、有名なワイナリーの銘柄から選ぶのもおすすめです。
たとえば、ボジョレーの帝王と称される「ジョルジュ・デュブッフ」やクリュ・デュ・ボジョレーのスペシャリスト「アンリ・フェッシ」などが有名。安定した味わいで、フルーティかつジューシーなボジョレーヌーボーの醍醐味を堪能できます。
また、ミシュラン星付きレストランのお墨付きワイナリーや、国際コンクールで受賞歴のある実力派ワイナリーなども要チェック。ワイナリーにも注目して、数あるボジョレーヌーボーのなかからお気に入りの1本を見つけてみてください。
値段をチェック
ボジョレーヌーボーは、1,000~10,000円台まで価格帯も広く展開されています。味や香りなどの特徴も変わるため、値段も忘れずに確認して、好みやシーンにぴったりマッチする1本を選んでみてください。
ワインをあまり飲まない方やボジョレーヌーボーを気軽に味わいたい方には、1,500〜2,500円前後のリーズナブルなモノがおすすめ。フレッシュかつフルーティで飲みやすい銘柄が豊富に揃っています。
普段からワインを嗜んでいる方なら、3,500円程度の銘柄に注目。高ランクの「ヴィラージュ」や樹齢の長い古木のブドウで造ったモノなどが多く、果実味豊かで味わい深い上質なボジョレーヌーボーを楽しめます。
また、ワイン通の方なら、5,000円程度の高級なボジョレーヌーボーも要チェックです。濃厚かつリッチな味わいで、数年の熟成に耐える銘柄も存在します。専用箱や木箱入りもあるので、大切な方への贈り物にもぴったりです。
食事やおつまみに合わせて選ぶ
ボジョレーヌーボーは、食事やおつまみなどに合わせて楽しむのがおすすめ。渋みの少ないフレッシュかつフルーティな味わいが、料理をまろやかに引き立てます。
とくに、ジューシーな肉や濃厚なチーズに合わせるなら、豊かな果実味と複雑味を帯びたミディアムボディの銘柄が好相性。前菜や魚介のマリネ、野菜やキノコがメインのさっぱりとした料理には、口当たりのよいライトボディの銘柄がおすすめです。
ぜひ、お気に入りの1本でボジョレーヌーボーと料理とのマリアージュを堪能してみてください。
ボジョレーヌーボーのおすすめ銘柄|ボジョレー
ジョルジュ・デュブッフ(GEORGES DUBOEUF) ボジョレー ヌーヴォー 2023
「ボジョレーの帝王」と呼ばれたジョルジュ・デュブッフのワイナリーが手がける2023年のボジョレーヌーヴォーです。選ばれた良質な原料ブドウのみを使ってブレンドされているのが特徴で、フルーティで軽やかな味わいを楽しめます。
ひげなしやバラ、ダリアなどをあしらった華やかなデザインのラベルもポイント。かわいらしい見た目で、ボジョレーヌーヴォーの特別感を演出しており、魅力的な1本に仕上がっています。
ぶどうの果実味が強いライトボディの1本で、渋みが控えめなため、ワイン初心者にも飲みやすいのがメリット。ぜひ家族や友人と一緒に2023年の味を堪能してみてください。
アンリ・フェッシ(HENRY FESSY) ボージョレ・ヌーヴォ 2023
手摘みの収穫と伝統的な醸造方法にて造られた、口ひげロゴがトレードマークのボジョレーヌーボー。1888年の創業以来、120年以上にわたり高品質なワインを造り続けている老舗「アンリ・フェッシ」が手がけるスタンダードな1本です。
色味は、紫色を帯びた明るいルビーレッド。口に含めば、ストロベリーのようなフレッシュなアロマと、ラズベリーを思わせる豊かな果実味が広がります。
やさしい口当たりのライトボディで飲みやすいため、ボジョレーヌーボー初心者の方や、赤ワインの渋みが苦手な方などにもおすすめ。スクリューキャップを採用しているので、手軽に開栓や再栓できるのもうれしいポイントです。
ルー・デュモン(LOU DUMONT) ボジョレーヌーボー 2023 ヴィエイユ・ヴィーニュ
世界的な日本人醸造家、仲田晃司氏が手がけるボジョレーヌーボー。「ガメイは、完熟させてはじめて、真価を発揮する」という信念のもと、樹齢70~95年の古樹から収穫されるガメイ種を用いたこだわりの1本です。
一般的なボジョレーヌーボーはフレッシュさが前面に出ていますが、本銘柄は酸味が控えめで、しっかりとした果実味を楽しめるのが特徴。2023年のヴィンテージは特に出来がよく、より濃厚な味わいが期待できます。
ラベルデザインが印象的なのもポイント。仲田氏のワイン造りに対する信念を表した「天・地・人」の文字が刻まれています。味わいはもちろんですが、ラベルデザインもぜひチェックして楽しんでみてください。
ルイ・テット(LOUIS TETE) ボジョレー・ヌーヴォー 2023
ボジョレーワイン専門のワイナリー「ルイ・テット」が造るボジョレーヌーボー。ラベルに「Le Pot」の文字が刻まれているのが特徴です。ボジョレー地区では、高品質なワインにのみ使用が許された「Pot」と呼ばれるボトルが使われていましたが、時代と共に製造を終了。ルイ・テットは伝統を後世に伝えるという思いも込めて、デザインとして使用しています。
飲み口は軽快で、果実味あふれるバランスのよい味わいを楽しめるのが魅力。チャーミングな香りとボジョレーヌーボーらしい爽やかな酸味も感じられます。友人や家族とカジュアルに飲みたい1本です。
家族経営の小規模ワイナリーながら、ボジョレーヌーボーの品評会で何度も金賞を獲得しているルイ・テット。プレゼントとしてもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
アルベール・ビショー(ALBERT BICHOT) ボージョレ・ヌーヴォー ペットボトル 2023
国際的なワインコンクールで数々の受賞歴を誇る名門ワイナリー「アルベール・ビショー」のボジョレーヌーボー。チェリーやラズベリーを想わせる赤い果実香に、上品な酸と豊かな果実味が心地よく広がる、フレッシュな1本です。
スクリューキャップを用いたペットボトル仕様のため、さまざまなシーンで楽しめるのも特徴。瓶タイプのワインと比べて軽く、持ち運びしやすいため、バーベキューや野外パーティーなどで飲むのにもおすすめです。
また、飲み切りやすい500mlサイズで展開されているのもポイント。初心者の方にも親しみやすい銘柄なので、ぜひチェックしてみてください。
シャトー・カンボン(Chateau Cambon) マリー・ラピエール&シャヌデ ボジョレー ヌーヴォー 2023
華やかでキュートなラベルデザインが目をひく、おしゃれなボジョレーヌーボーです。造り手の「シャトー・カンボン」は自然派ワインの父と称された醸造家、故マルセル・ラピエールが設立したワイナリー。現在では、故人の意思を継いだ妻のマリー・ラピエール氏を中心に、高品質なワインを生産しています。
本銘柄は、天然酵母由来の赤系果実を思わせる芳醇な香りと旨みが表現されているのが特徴。口当たりも軽やかで飲みやすいため、カジュアルに楽しめます。自然派ボジョレーワインを代表するワイナリーの新酒を、ぜひ堪能してみてください。
タイユヴァン(TAILLEVENT) ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー ロゼ 2023
淡いサーモンピンクの色調がエレガントに映える、ボジョレーヌーボーのロゼワイン。1946年フランス・パリにて創業し、1973年から30年以上にも渡りミシュラン3つ星を守り続けた名門レストラン「タイユヴァン」がセレクトした希少な1本です。
本銘柄は、口あたりのよいライトボディ。やさしく香り立つ、イチゴやラズベリーを思わせる芳醇なアロマを楽しめます。フレッシュな果実味にあふれたバランスのよい味わいのため、食中酒として活躍するのがポイント。さまざまな料理にマッチしますが、なかでも中華やエスニックなどとよく合うので、試してみてください。
数あるボジョレーヌーボーのなかでも、ロゼのヌーボーは珍しく、毎年極少量しか造られません。プレゼントに適したモノを探している方にもおすすめです。
ヴィニュロン・デ・ピエール・ドレ(Vignerons des Pierres Dorées) リサとガスパール ボジョレー・ヌーヴォー・ロゼ 2023
フランスの人気絵本キャラクター「リサとガスパール」がラベルに描かれたボジョレーヌーボー。絵本最新シリーズ「PARIS」より、ボジョレーヌーボーのために特別に用意されたキュートなデザインがあしらわれています。
造り手は、2021年の「トロフィー・リヨン・ボジョレー・ヌーボー」にて、ロゼ部門の大賞を獲得した実力派ワイナリー「ヴィニュロン・デ・ピエール・ドレ」。平均樹齢40年の古樹から手摘した厳選ブドウで造られており、果実味豊かな味わいを楽しめます。
味わいだけでなく、見た目も魅力的で、華やかな気持ちになれる1本。ワイン好きの方へのプレゼントとしてもぴったりです。
ボジョレーヌーボーのおすすめ銘柄|ボジョレーヴィラージュヌーボー
ジョルジュ・デュブッフ(GEORGES DUBOEUF) ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー セレクション プリュス 2023
良質なキュベを厳選してブレンドした「ジョルジュ・デュブッフ」のボジョレーヴィラージュヌーボー。冷却ろ過を行わない「ノンチルフィルタード製法」にてブドウの香りと旨みを閉じ込め、フレッシュで凝縮感のある味わいを引き出したワンランク上の銘柄です。
エレガントな味わいのため、特別な日を彩る1本としておすすめ。ゴールドをふんだんにあしらった高級感のあるラベルデザインのため、プレゼントとしてもぴったりです。食中酒として、大切な人とゆっくりと楽しんでみてください。
アンリ・フェッシ(HENRY FESSY) アンリ・フェッシ・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ 2023
名門ワイナリー「アンリ・フェッシ」が展開するボジョレーヴィラージュヌーボーです。ボージョレ・ヴィラージュ地域のブドウを使用して造られたプレミアムな1本。フランス最大のボジョレーヌーボーのワインコンクール「トロフィー・リヨン 2022年」において、金賞を獲得した銘柄としても知られています。
果実味のあふれる味わいで、赤や黒系の果実の豊かな香りを堪能できるのが特徴。程よいコクとやわらかいタンニンを感じられるミディアムボディで仕上げられており、食中酒として活躍します。
銘柄の華やかな中味を表した色とりどりのラベルデザインも魅力的。いつもより少しリッチにボジョレーヌーボーを楽しみたい方におすすめです。
モメサン(MOMMESSIN) ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴァンダンジュ 2023
1865年創業の老舗ワイナリー「モメサン」が造るボジョレーヴィラージュヌーボーです。良質な畑で造られたブドウを、果実が最も熟した機を見極めて収穫し、ベストな状態のままワインに仕上げているのが特徴。ラベルにはブドウの収穫日が記されています。
また、ラベルには生産本数とシリアルナンバーも刻まれており、手にするワインは世界にふたつとない1点モノになっているのもポイント。自分だけの1本という特別な体験ができます。
味わいは上品で力強い複雑なもので、凝縮した果実味と豊かなアロマを楽しめます。ワイン好きな方へのプレゼントとしてもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
タイユヴァン(TAILLEVENT) ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー ラ・グランド・キュヴェ 2023
平均樹齢約50年のブドウで造られたボジョレーヴィラージュヌーボー「ラ・グランド・キュヴェ」。1946年に創業したフランスを代表するレストラン「タイユヴァン」がセレクトした高級銘柄です。
見た目は鮮やかな赤紫色をしており、ふくよかな果実の香りとなめらかな口当たりを楽しめるのが特徴。味わいは、フレッシュな酸とタンニンによってバランスのよいものになっており、古樹ならではの重厚感が表現されています。
ラベルデザインにも高級感があり、特別な記念日や大切なイベントを彩る1本としておすすめ。数あるボジョレー・ヌーヴォーのなかでも最上級と評価される銘柄を、ぜひチェックしてみてください。
ラブレ・ロワ(LABOURE-ROI) ボージョレ・ ヴィラージュ・ヌーボー by ブリジット・プッツ&久野靖子 2023
老舗ワイナリー「ラブレ・ロワ」のボジョレーヴィラージュヌーボー。ロブレ・ロワの醸造責任者ブリジット・プッツ氏と、サッポロビール・グランポレール勝沼ワイナリーの工場長・久野靖子氏、日仏の女性醸造家がオンラインブレンドにて造り上げた1本です。
カシスやラズベリーなどの果実香にフローラルな香り、スパイスの香りなどが感じられる複雑なアロマを備えているのが特徴。程よく重さがあり、余韻も長く、食中酒として適しています。生ハムやローストチキン、ハンバーグと相性がよく、普段の料理に取り入れるのにぴったりです。
クセが少なく、万能に楽しめるので、プレゼントとしてもぴったり。日本人の味覚に合うよう造られたコラボ・ヌーボーをぜひチェックしてみてください。
ドミニク・ローラン(DOMINIQUE LAURENT) ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2023
フランス・ブルゴーニュ地方屈指の生産者「ドミニク・ローラン」が平均樹齢30年の厳選ブドウで造る、果実味豊かなボジョレーヴィラージュヌーボーです。酸化防腐剤を用いず、天然酵母で発酵させて造られているのが特徴。自然派ワインが好みの方におすすめの1本です。
濃厚な果実味が表現されており、飲みごたえがあるのが特徴。旬を味わうのがセオリーとさせるボジョレーヌーボーながら、4~5年程度の熟成に耐えるポテンシャルを秘めています。とくに、重めのワインが好きな方や、ライトな飲み口のヌーボーでは物足りない方は、ぜひチェックしてみてください。
ドメーヌ・ドゥ・ラ・マドンヌ(Domaine de la Madone) ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2023
力強く、奥深い味わいを楽しめるボジョレーヴィラージュヌーボーです。「ドメーヌ・ドゥ・ラ・マドンヌ」は、クリュ・ボジョレーを凌ぐとも評価される自然派の造り手で、多くの雑誌から高評価を獲得し続けています。
基本的に若い樹から作ることの多いボジョレーヌーボーですが、ドメーヌ・ドゥ・ラ・マドンヌのボジョレーヌーボーは平均樹齢35年の古木のブドウを使用しているのが特徴。フルーティでジューシーなだけでなく、しっかりとした骨格を備えています。
数あるボジョレーヌーボーのなかでも高品質で、確かな個性を持ったおすすめの1本を、ぜひ味わってみてください。
エリック・パルドン(Eric Pardon) ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー 2023
数々の賞を受賞しているボジョレー屈指の醸造家「エリック・パルドン」が手がけるボジョレーヴィラージュヌーボーです。パルドン家は1820年より続く伝統ある造り手で、天才とも評される現醸造長エリック・パルドンは畑に住み込んでワイン造りを行っていることで知られています。
本銘柄は、フローラルな風味を伴う豊かな香りを備えた1本。ブルーベリーを思わせるフレッシュで凝縮した果実味を楽しめます。タンニンを感じられる重めの仕上がりなので、しっかりとした飲みごたえのあるワインが好みの方におすすめです。
黒のラベルにゴールドで描いたデザインがゴージャスなのもポイント。高級感があるので、プレゼントにも適したワンランク上のボジョレーヌーボーです。
ルロワ(LEROY) ボジョレー ヴィラージュ プリムール 2023
「ブルゴーニュの至宝」と称される名門「ルロワ」のボジョレーヴィラージュヌーボーです。現オーナーのマダム・ルロワはブルゴーニュ随一のテイスティング能力を持つといわれており、手がけるワインは世界中の愛好家から絶大な人気を集めています。
本銘柄は、イチゴやラズベリーなどの赤系果実の香りと、濃密で溢れる果実味が表現されているのが特徴。なめらかなタンニンと活き活きとした酸が調和した、繊細でバランスのよい味わいを楽しめます。
ボジョレーヌーボーとしてはやや値が張りますが、数あるボジョレーヌーボーのなかでも特に質の高い1本なので、ぜひチェックしてみてください。大切な人へのプレゼントとしてもおすすめです。
2023年は11月16日に解禁されるボジョレーヌーボー。コスパ重視ならボジョレーランク、豊かな果実味を存分に堪能したいならボジョレーヴィラージュランクの銘柄がおすすめです。秋の風物詩ともいえるボジョレーヌーボーの解禁。ワイン好きな方も初心者の方も、友人や家族と一緒に季節の味を楽しんでみてください。