毎年秋の深まりとともにお披露目されるボジョレーヌーボー。もぎたてのブドウが醸すフレッシュかつジューシーな果実味を堪能できるのが魅力です。
今回は、まもなく解禁日を迎える2025年のボジョレーヌーボーのおすすめをご紹介。ボジョレーヌーボーの基礎知識や種類、選ぶ際のポイントなども詳しく解説します。ぜひ、お気に入りの1本を見つけてみてください。
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- 目次
- ボジョレーヌーボーとは?
- 2025年のボジョレーヌーボー解禁日はいつ?
- ボジョレーヌーボーのキャッチコピーとは?
- ボジョレーヌーボーの種類
- ボジョレーヌーボーの選び方
- ボジョレーヌーボーのおすすめ銘柄|ボジョレー
- ボジョレーヌーボーのおすすめ銘柄|ボジョレーヴィラージュヌーボー
- ボジョレーヌーボーの売れ筋ランキングをチェック
ボジョレーヌーボーとは?

ボジョレーヌーボーとは、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で醸造される新酒ワインのこと。ヌーボーはフランス語で「新しい」を意味し、文字通りボジョレー地区でその年に収穫されるブドウで造られた新酒のみがボジョレーヌーボーと呼ばれます。
ブドウの収穫から醸造、瓶詰めまでにかかる期間はわずか2ヶ月程度。もぎたてのブドウを潰さずにタンクへ入れて発酵する「マセラシオン・カルボニック」という特殊製法を採用することが多く、渋みの少ないフレッシュでフルーティーな味わいが魅力です。
また、ボジョレーヌーボーには、ボジョレー地区を原産とする黒ブドウ品種「ガメイ種」の使用が定められているのも特徴。そのため、仕上がるワインは赤とロゼの2種類のみで、白ワインはありません。
なお、ボジョレーヌーボーは旬を味わうワインのため、購入後は早めに飲むのがおすすめ。冷蔵庫で冷やすと、ジューシーな香味が一層引き立ちます。
2025年のボジョレーヌーボー解禁日はいつ?

毎年11月の第3木曜日、午前0時に解禁されるボジョレーヌーボー。解禁日前の販売は一切禁止されており、2025年は11月20日が解禁日にあたります。
そもそも解禁日が設けられたのは1967年のこと。ほかの生産者よりも早く販売しようとするワイン業者たちの早出し競争が年々激化し、次第に質の悪いワインが出回り始めたため、フランス政府によって制定されました。
解禁日は当初11月15日と定められたものの、15日が土日や祝日に重なるとワイン運搬業者が休みに入り、運搬がストップしてしまうトラブルが発生。そこで、1985年の法改正により、11月の第3木曜日に改定され現在に至ります。
なお、11月第3木曜日午前0時の解禁日は全世界共通ですが、時刻はそれぞれの国の現地時間に準拠。そのため時差の関係で、日本では本場フランスよりも8時間ほど早くボジョレーヌーボーを味わえます。
ボジョレーヌーボーのキャッチコピーとは?

味わいとともに毎年注目を浴びているのが、ボジョレーヌーボーに付けられるキャッチコピー。フランスのボジョレーワイン委員会の公式見解を、フランス食品振興会(SOPEXA)が和訳した、パッと目をひく謳い文句です。
成熟度の高いブドウが収穫された2020年の「偉大なヴィンテージ 濃縮なワイン」、深刻な霜害の影響を乗り越えた2021年の「挑戦の末たどり着いた、納得のヌーボー」などが一例。年ごとの特徴が、ワインの専門用語を交えつつ端的に表現されています。
また、毎年出回るキャッチコピーのなかには、販売促進を目的に日本の業者によって作られたモノも。「100年に1度の出来」「ここ数年で最高」などといったインパクトのあるフレーズが並び、公式キャッチフレーズとともに話題を集めています。
ぜひ、キャッチフレーズも参考にしながら、ボジョレーヌーボーの味わいをより深く堪能してみてください。
ボジョレーヌーボーの種類
ボジョレーヌーボー

ボジョレー地区で造られているワインは、AOC(原産地統制呼称)により、上から順に「クリュ・デュ・ボジョレー」「ボジョレー・ヴィラージュ」「ボジョレー」とランク付けされています。
そのうちのクリュ・デュ・ボジョレーは規定によりヌーボー(新酒)の生産が認められていないため、市場にはボジョレーヌーボーとボジョレーヴィラージュヌーボーの2種類が展開されています。
スタンダードランクのボジョレーヌーボーは、ボジョレー地区全体で収穫されるブドウを用いて醸造したワインのこと。スーパーなどで広く普及しているため入手しやすいのが特徴です。
味わいはフルーティーで飲みやすく、比較的お手頃価格な銘柄が豊富なのもポイント。とくに、コスパを重視する方やボジョレーヌーボー初心者の方などには、ボジョレーランクがおすすめです。
ボジョレーヴィラージュヌーボー

By: rakuten.co.jp
「ボジョレーヴィラージュヌーボー」は、フランス語で「村」を意味するヴィラージュの名の通り、ボジョレー地区の北に位置する38の村で造られたより上質なワインのことです。
栽培方法や醸造方法などにも厳しい規定が設けられており、豊かな果実味に、骨格のしっかりとしたボリューミーな味わいが特徴。5,000~10,000円ほどの高級銘柄もあるので、特別な日のワインや、ワイン通の方へのプレゼントなどにもおすすめです。
なお、ボジョレーヴィラージュヌーボーは、ラベルに「Appellation Beaujolais Villages Controlee」と原産地呼称名が表示されているのでチェックしてみてください。
ボジョレーヌーボーの選び方
有名なワイナリーから選ぶ

ボジョレーヌーボー初心者の方や、ボジョレーヌーボーの決め手に悩んだ場合には、有名なワイナリーの銘柄から選ぶのもおすすめです。
たとえば、ボジョレーの帝王と称される「ジョルジュ・デュブッフ」などが有名。安定した味わいで、フルーティーかつジューシーなボジョレーヌーボーの醍醐味を堪能できます。
また、ミシュラン星付きレストランのお墨付きワイナリーや、国際コンクールで受賞歴のある実力派ワイナリーなども要チェック。ワイナリーにも注目して、数あるボジョレーヌーボーのなかからお気に入りの1本を見つけてみてください。
値段をチェック

ボジョレーヌーボーは、1,000~10,000円台まで価格帯も広く展開されています。味や香りなどの特徴も変わるため、値段も忘れずに確認して、好みやシーンにぴったりマッチする1本を選んでみてください。
ワインをあまり飲まない方やボジョレーヌーボーを気軽に味わいたい方には、1,500〜2,500円前後のリーズナブルなモノがおすすめ。フレッシュかつフルーティーで飲みやすい銘柄が豊富に揃っています。
普段からワインを嗜んでいる方なら、3,500円程度の銘柄に注目。高ランクの「ヴィラージュ」や樹齢の長い古木のブドウで造ったモノなどが多く、果実味豊かで味わい深い上質なボジョレーヌーボーを楽しめます。
また、ワイン通の方なら、5,000円程度の高級なボジョレーヌーボーも要チェックです。濃厚かつリッチな味わいで、数年の熟成に耐える銘柄も存在します。専用箱や木箱入りもあるので、大切な方への贈り物にもぴったりです。
食事やおつまみに合わせて選ぶ

ボジョレーヌーボーは、食事やおつまみなどに合わせて楽しむのがおすすめ。渋みの少ないフレッシュかつフルーティーな味わいが、料理をまろやかに引き立てます。
とくに、ジューシーな肉や濃厚なチーズに合わせるなら、豊かな果実味と複雑味を帯びたミディアムボディの銘柄が好相性。前菜や魚介のマリネ、野菜やキノコがメインのさっぱりとした料理には、口当たりのよいライトボディの銘柄がおすすめです。
ぜひ、お気に入りの1本でボジョレーヌーボーと料理とのマリアージュを堪能してみてください。
ボジョレーヌーボーのおすすめ銘柄|ボジョレー
ジョルジュ・デュブッフ(Georges Duboeuf) ボジョレー ヌーヴォー
フランスのボジョレー地方で「ボジョレーの帝王」と称されるジョルジュ・デュブッフが手がけるボジョレーヌーボーです。1933年にブドウ農家に生まれたジョルジュ・デュブッフは、若き日に家族で作ったワインを自転車に積んで売り歩き、1964年に自身のワイン会社を設立。ボジョレーヌーボーを世界的な現象へと押し上げた立役者として知られています。
2025年ヴィンテージは、開花から収穫まで晴天に恵まれた理想的な年となりました。イチゴやラズベリーといった赤い果実の香りが豊かで、軽やかでフルーティーな味わいが特徴。ボジョレー全域から厳選されたガメイ種を使用し、ジューシーな果実味とはつらつとした酸味のバランスが楽しめます。
10〜13℃に冷やして飲むのがおすすめ。シャルキュトリーやクリームチーズといった軽めのおつまみ、トマト系の料理と好相性です。フレッシュな新酒ならではの魅力を存分に味わえる、解禁日のお祝いにふさわしい1本です。
ジル・ド・ラモア(Giles de Lamoire) ボジョレー・ヌーヴォー
ブルゴーニュの名醸地「ニュイ・サン・ジョルジュ」を本拠地とするネゴシアンが手がけるボジョレーヌーボーです。造り手の「ジル・ド・ラモア」はブルゴーニュ全土から厳選したブドウを買い付け、自然な栽培と醸造方法にこだわったワイン造りを行っています。バランスのよさに重点を置いたスタイルが評価され、定番のボジョレー生産者として長年愛されています。
本銘柄は、マセラシオン・ナチュレ方式という伝統的な醸造法を採用して造られているのが特徴。フレッシュな果実のアロマにスミレのニュアンスが感じられ、イチゴやラズベリーを思わせる豊かな果実味を楽しめます。丸みのある口当たりと明るいルビーレッドの色調も魅力です。
軽く冷やして飲むと、フレッシュな味わいがより際立ちます。塩の焼き鳥などの料理や、ゴーダチーズといったマイルドなチーズとも好相性。ピュアでナチュラルなボジョレーヌーボーを求める方におすすめの1本です。
ピエール・マリー・シェルメット(Pierre Marie Chermette) ボージョレ ヌーヴォ レ・グリオット
フランスで17世紀から続く家族経営のドメーヌ「ピエール・マリー・シェルメット」が手がけるボジョレーヌーボーです。化学薬品や除草剤を使わず、自然酵母を採用した丁寧なワイン造りを実践。「ボジョレーの希望の光」と称される生産者として、ワイン専門誌でも高い評価を受けています。
レ・グリオットは、グリオットと名付けられた区画で収穫された樹齢の古いブドウを使用し、数量限定で造られているのが特徴。完熟チェリーやベリーのチャーミングな香りが広がり、凝縮感のある果実味と繊細な酸味がバランスよく調和しています。滑らかな口当たりとミネラル感のある余韻も魅力です。
食中酒としてぴったりで、パテ・ド・カンパーニュなどの肉料理やトマトソースのパスタ、カマンベールとも好相性です。また、赤身マグロの刺身や肉じゃがといった和食とのペアリングも楽しめます。自然派ワインの魅力と豊かな果実味を堪能できるおすすめの1本です。
ジャン・ド・ロレール(Jean de Laurere) ボージョレ ヌーヴォ
ボジョレー地方の全栽培者の約70%と契約し、厳選されたブドウでワイン造りを行う「ジャン・ド・ロレール」が手がけるボジョレーヌーボーです。ジャン・ド・ロレールは毎年安定した品質のワインを造り出しており、信頼すべきボジョレーの生産者として揺るぎない地位を確立しています。
口に含むと、チェリーやラズベリーなどのチャーミングなアロマに、ストロベリージャムの甘やかさとバラの花のようなフローラルなニュアンスが広がります。渋みが少なく、フレッシュでライトな口当たりで果実味に富んだ味わいです。軽やかで飲みやすく、赤ワインになじみがない方にも親しみやすい仕上がりです。
ほんのり冷やして飲むのがおすすめで、フレッシュ感と果実味をより楽しめます。渋味が穏やかなので、和食との相性もよく、幅広い料理と合わせられるのが魅力。ボジョレーヌーボーを初めて試す方にもおすすめの1本です。
ルー・デュモン(Lou Dumont) ボジョレー・ヌーヴォー
ブルゴーニュで活躍する日本人醸造家、仲田晃司氏が手がけるボジョレーヌーボーです。仲田氏は2000年にニュイ・サン・ジョルジュにルー・デュモンを設立。日本人職人ならではの細やかな感性と丁寧なものづくりの精神で、周囲が驚くほど細部までこだわり抜いたワイン造りを行っています。
樹齢70~95年の古樹ガメイを使用した凝縮感のある味わいが魅力。プラムやブルーベリーを思わせる濃い果実味と、豊かな酸とミネラル感がバランスよく調和しています。わずかなスパイス感と心地よいグリーンテイストも感じられ、メリハリと力強さを兼ね備えた仕上がりです。
よく冷やして楽しむのがおすすめ。シンプルなチーズやシャルキュトリーとも好相性で、気軽なパーティーシーンから特別な日のお祝いまで幅広く活躍します。日本人醸造家ならではの繊細さと情熱が詰まった、毎年注目を集めるヌーボーです。
ヴィニュロン・デ・ピエール・ドレ(Vignerons des Pierres Dorées) リサとガスパール ボージョレー・ヌーヴォー
フランス・ボジョレー地方の協同組合「ヴィニュロン・デ・ピエール・ドレ」が手がけるボジョレーヌーボーです。同ワイナリーでは、平均樹齢40年のガメイ種を手摘みで収穫し、3回の選果を経て丁寧に醸造しています。
ブラックベリーやサクランボ、イチゴ、ラズベリーといったベリー系のフレッシュなアロマが豊かに広がるのが特徴。軽やかでフルーティーな味わいは、渋みや苦みが少なく、爽やかな酸味がバランスよく調和しています。もぎたての果実のようなみずみずしさがあり、ヌーボーならではの新鮮な風味を存分に堪能できる1本です。
10〜13℃に軽く冷やして飲むのがおすすめ。チーズや軽めのおつまみ、トマト系の料理ともよく合います。パリ生まれの人気絵本キャラクター「リサとガスパール」が描かれたかわいらしいラベルで、女子会やホームパーティーを盛り上げてくれるプレゼントにも適した銘柄です。
ジョルジュ・デュブッフ(Georges Duboeuf) ロゼ ヌーヴォー ルーゼ
ボジョレー地区のガメイ種を使用して造られる、ロゼタイプのヌーボーです。製品名の「ルーゼ」はフランス語で「ロゼと赤の間」を意味しており、通常のロゼワインとは一線を画す個性的な仕上がり。セニエ法を用いることで、ロゼでありながら濃厚で飲みごたえのある味わいを実現しています。
ブドウの果皮をワイン果汁に短時間漬け込むひと手間を加えているのが特徴。赤いベリーなどの豊かな果実味が詰まったふくらみのある味わいで、ほどよい渋さとコクが感じられる辛口のロゼワインです。フレッシュな果実香とともに、華やかでありながら深みのあるアロマを楽しめます。
冷やしすぎると香りが感じにくくなるため、10〜14℃程度にほんのりと冷やして飲むのがおすすめ。グリルチキンやトマトソースのパスタ、ブリーやカマンベールなどのチーズとよく合います。通常のロゼとは異なる濃厚な味わいを持つ、特別感のある1本です。
タイユヴァン(TAILLEVENT) ボジョレー・ヌーヴォー ロゼ
1946年創業のパリの名門レストラン「タイユヴァン」がセレクトするボジョレーヌーボーのロゼワインです。タイユヴァンは、食とワインの調和を追求し、ソムリエが直接生産者を訪問して厳格な選定を行っています。長年3つ星を守り続けた実績を持ち、美食家からの厚い信頼を集める名店が手がける1本です。
平均樹齢40年以上の古樹のガメイ種から造られ、完熟した果実の凝縮感が魅力。イチゴやチェリーを思わせるピュアでフルーティーな香りに、スミレやほのかなスパイスのニュアンスが広がります。シルクのようなきめ細かい口当たりと柔らかな酸味、まろやかな果実味がバランスよく調和した上品な味わいです。
軽く冷やしてフレッシュさを引き立てる飲み方がおすすめ。魚介のカルパッチョや生ハム、クリームチーズなどの前菜類とよく合います。特別な日のお祝いや大切なゲストをもてなす場面にふさわしい、プレミアムなヌーボーです。
ボジョレーヌーボーのおすすめ銘柄|ボジョレーヴィラージュヌーボー
ジョルジュ・デュブッフ(Georges Duboeuf) ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー セレクション プリュス 2025
フランス・ブルゴーニュ地方でボジョレーの世界的普及に貢献した「ジョルジュ・デュブッフ」が手がける高級ヌーボーです。ボジョレーの帝王とも称される同社は、約3000軒の生産者の中からその年の最良と認めたトップ・キュヴェのブドウのみを厳選してブレンド。冷却ろ過をあえて行わないノンチル製法を採用し、凝縮感と深みのある味わいを実現しています。
本銘柄は、ブラックベリーやチェリーを思わせるフルーティーな香りと、豊かな果実味が魅力です。通常のヌーボーよりも深い色合いで、収穫したてのブドウが持つフレッシュ感と凝縮感がバランスよく調和しています。ミディアムボディの赤ワインで、豊かなテロワールと造り手の情熱が感じられる仕上がりです。
12〜16℃程度にやや冷やして飲むのがおすすめ。鶏肉や豚肉のグリル、キノコ料理、カマンベールやブリーといったチーズとよく合います。和食の煮物とのペアリングも楽しめる高品質な1本です。
シャトー・デ・マラドレ(Chateau des Maladrets) ボージョレ・ヴィラージュ ヌーヴォ
ボジョレー地区のサン・ジュリアン村で100年以上の歴史を誇るシャトーが手がけるヌーボーです。造り手の「シャトー・デ・マラドレ」はボジョレーヌーボーのコンクール「トロフェ・リヨン」で金賞を受賞するなど、品質の高さが評価されています。18haの畑を所有し、そのうち10haをヌーボー専用として限定生産しています。
本銘柄は、ラズベリーやブラックベリーなどの赤果実のジャムを思わせる華やかな香りが広がるのが特徴。豊かな凝縮感とシルキーなタンニンが調和し、アロマティックでエレガントな余韻が心地よく続きます。力強く芳醇でありながら、飲みやすく仕上がっているのが魅力です。
冷蔵庫で1時間ほど冷やし、10〜13℃で飲むのがおすすめ。トマトソースのパスタや鶏肉のグリル、フレッシュチーズなど幅広い料理と好相性です。フレッシュさと深みを兼ね備えているので、ワイン好きな方へのプレゼントにも適しています。
ピエール・ポネル(Pierre Ponnelle Beaujolais) ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール ヴィエイユ・ヴィーニュ
1875年創業のブルゴーニュの名門ネゴシアン「ピエール・ポネル」が手がけるボジョレーヴィラージュヌーボーです。ピエール・ポネル社は優良生産者から厳選したワインを買い付け、ワイン造りの伝統と革新を融合させることで高品質なワインを世に送り出しています。ヴィエイユ・ヴィーニュとは古木を意味し、樹齢の高いブドウ樹から収穫された凝縮度の高い果実のみを使用しているのが特徴です。
口に含むと、イチゴやラズベリーなど赤い果実のフレッシュな香りに、プラムやブルーベリーの濃厚な果実香が重なります。凝縮した果実味となめらかなタンニン、心地よい酸味がバランスよく調和しており、飲み口は軽快ながらも深みがある銘柄です。
少し冷やして飲むと、フレッシュな果実味と酸味が際立ちます。ローストチキンや焼き鳥などの料理と好相性です。ボジョレーヌーボーのなかでもワンランク上の味わいを求める方におすすめの1本です。
メゾン・ジャン・ロロン(Maison Jean Loron) ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー リフト69
1711年にボジョレーの中心地シェナス村で創業した「メゾン・ジャン・ロロン」が手がけるヌーボーです。メゾン・ジャン・ロロンは、約300年の伝統を誇るボジョレーで最も歴史ある家族経営のワイン生産者のひとつ。ボジョレーとマコネの地に根ざし、テロワールを深く理解したワイン造りを行っています。
本銘柄は、オーガニックかつ亜硫酸無添加で仕上げられた、ピュアで高品質な1本。白コショウやナツメグを思わせるスパイシーな香りに、花崗岩由来のミネラルが重なります。やわらかい口当たりで、果実のフレッシュさと伸びやかな酸が調和。繊細ながら余韻に上品な旨みが続きます。
フレッシュチーズやソフトチーズ、グリルした鶏肉や豚肉、トマトソース系のパスタなどと好相性です。焼き魚などの和食にもよく合います。ボジョレーを含むローヌ県の県番号「69」を冠した、自然な味わいを堪能できるおすすめの銘柄です。
ポール・ボーデ(Paul Beaudet) ボージョレ・ヴィラージュ ヌーヴォ
ボジョレー地区選りすぐりの39の地区で収穫されたガメイを使用したボジョレーヴィラージュヌーボーです。造り手の「ポール・ボーデ」は1869年に創業した歴史あるワイナリー。伝統を守りながらも最新設備を取り入れた品質本位のワイン造りを行っています。
本銘柄は、イチゴやクランベリーといったベリー系の豊かな果実味と、軽やかで飲みやすい口当たりが特徴。渋みが少なくフレッシュでフルーティーな味わいは、通常のボジョレーヌーボーよりも凝縮感があり、奥行きのある仕上がりです。房から茎を除く、除梗100%で醸造されているため、果実本来の風味をしっかりと楽しめます。
飲む30分前から冷蔵庫で冷やし、12℃程度に冷えた状態で味わうのがおすすめ。ローストビーフや鶏肉料理など幅広いメニューと好相性です。渋みが苦手な方や赤ワイン初心者の方にも親しみやすい、フレッシュなおいしさを堪能できる1本です。
アントワーヌ・シャトレ(Antoine Chatelet) ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー キュヴェ・トラディッション ヴィエイユ・ヴィーユ
フランス・ブルゴーニュ地方のニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を構える老舗ネゴシアン「アントワーヌ・シャトレ」が手がける特別なボジョレーヴィラージュヌーボーです。アントワーヌ・シャトレは1832年創業の歴史あるワイン商で、ミシュラン星付きレストランや航空会社などでも採用される高品質なワインを生み出しています。
樹齢の高い古樹のガメイ種から生まれる豊かな果実味と深みのある味わいが魅力。チェリーやラズベリーなどの赤い果実の華やかな香りに、古樹ならではの凝縮感とミネラル感が加わります。通常のヌーボーよりも力強く、ベリー系のフルーティーさと奥深さを楽しめるのが特徴です。
10〜12℃程度に少し冷やして飲むのがおすすめ。ハンバーグや根菜の煮込み、チーズやナッツと好相性です。ワンランク上の新酒を楽しみたい方や、ボジョレーヌーボーの奥深さを味わいたい方にぴったりの1本です。
ドメーヌ・ダニエル・ブリア(Domaine Daniel BULLAT) ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ドメーヌ・ブリア ヴィエイユ・ヴィーニュ
ボジョレーワイン委員会会長を務めるダニエル・ブリア氏が手がけるヌーボーです。ブリア氏はボジョレー地方最大の収穫祭で2度も公式ヌーボーに選ばれており、「ボジョレーの父」とも称される名醸造家。平均樹齢40年以上の古木から造られるヴィエイユ・ヴィーニュは、畑の丘の上部、日当たりのよい南向き斜面で育つ葡萄を使用しています。
イチゴやラズベリー、クランベリーなど赤い果実のフレッシュな香りが豊かに広がるのが特徴。繊細な酸味と柔らかなタンニンが調和し、余韻も長く続きます。古木由来の凝縮感と滑らかさを兼ね備え、通常のヌーボーよりも深い味わいを楽しめる仕上がりです。
少し冷やして10〜12℃程度で飲むとフレッシュさが引き立ちます。軽めの肉料理やチーズ、ナッツとの相性もよく、食中酒としても活躍。ボジョレーヴィラージュならではの奥深さと飲みやすさを兼ね備えたおすすめの1本です。
メゾン・ラブレ・ロワ(Maison Laboure Roi) ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー
豪華客船や航空会社にも採用実績がある実力派が手がけるボジョレーヴィラージュヌーボーです。造り手は、フランス・ブルゴーニュ地方で1832年に設立された歴史ある名門ネゴシアン「メゾン・ラブレ・ロワ」。約200年にわたり伝統と革新を融合させたワイン造りを行っており、ブルゴーニュの各テロワールの個性を引き出すことで知られています。
ガメイ種特有の赤い果実のアロマが豊かで、チェリーやイチゴ、ラズベリーなどのチャーミングな香りが広がるのが特徴。タンニンが少なく酸味も穏やかなため軽やかで飲みやすく、程よいボディ感と長い余韻が楽しめる新酒ならではの仕上がりです。
10〜13℃に軽く冷やして飲むのがおすすめで、冷蔵庫で1時間程度冷やすとよりフルーティーな味わいを堪能できます。鶏肉や豚肉を使った軽めの料理との相性がよく、秋の季節料理ともマッチする高品質な1本です。
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2025年は11月20日に解禁されるボジョレーヌーボー。コスパ重視ならボジョレーランク、豊かな果実味を存分に堪能したいならボジョレーヴィラージュランクの銘柄がおすすめです。秋の風物詩ともいえるボジョレーヌーボーの解禁。ワイン好きな方も初心者の方も、友人や家族と一緒に季節の味を楽しんでみてください。