日本でも人気が高まっているシェリー酒。食前酒として提供されるイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実は食中や食後にぴったりのモノなど種類が豊富にあります。

そこで今回は、おすすめのシェリー酒の銘柄をご紹介。シェリー酒の種類ごとの特徴や選び方についても解説しているので、好みのモノを見つけてみてください。

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シェリー酒とは?

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シェリー酒は白ワインの一種で、スペインのアンダルシア州とその周辺で生産されるモノのみが名乗ることを許されたお酒です。シェリーは英語名で、スペイン語では「ビノ・デ・ヘレス」といいます。

シェリー酒は、ポルトガルのポートワインとマデイラワインと並ぶ世界三大酒精強化ワインとして有名です。酒精強化ワインとは、製造する際に別途アルコールを添加して度数を高めて造るワインのこと。一般的には、ブランデーが添加アルコールとして使われています。

熟成させたワインにブランデーなどのアルコールを加えることで完成したシェリー酒には、ナッツのような香ばしい香りが出るのが特徴。日本ではあまり馴染みがありませんでしたが、豊かな風味を好む人が増え最近人気が高まっています。

度数はどのくらい?

製造過程でブランデーを加えているだけあり、一般的なワインよりもアルコール度数が高いことがシェリー酒の特徴です。通常のワインはアルコール度数12〜15%ほどですが、シェリー酒は15〜22%。日本酒の多くが15%前後、焼酎が20〜25%であるため、比較的高めの度数です。

シェリー酒の選び方

甘口か辛口かをチェック

ビノ・へネロソ

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辛口好きの方におすすめしたいシェリー酒が、ビノ・ヘネロソと呼ばれるものです。シェリー酒に使われる3種類のブドウのうち、パロミノ種というものが原料。発酵を完了させるため、辛口のシェリー酒に仕上がるのが特徴です。

ビノ・ヘネロソのシェリー酒のなかにも種類があり、「フィノ」「マンサニーリャ」「アモンティリャード」「オロロソ」「パロ・コルタド」の5つに分類されます。

ビノ・ドゥルセ・ナトゥラル

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ビノ・ドゥルセ・ナトゥラルは、甘口のシェリー酒です。モスカテル種かペドロ・ヒメネス種という甘い品種のブドウを過熟するか、天日干ししたモストを使って造られているのが特徴。途中で発酵を止めてブドウの甘さを残します。

ビノ・ドゥルセ・ナトゥラルには、原料に採用しているブドウの名称と同じく「ペドロ・ヒメネス」と「モスカテル」という2種類のシェリー酒が存在します。どちらも濃厚な甘さを楽しめるので、甘口のお酒が好きな方やスイーツ好きの方におすすめです。

ビノ・へネロソ・デ・リコール

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辛口のビノ・へネロソと甘口のビノ・ドゥルセ・ナトゥラルをブレンドして造られたシェリー酒が、ビノ・へネロソ・デ・リコールです。ブレンドする比率によって甘さが変化するため、好きな甘さのシェリー酒を探す楽しみがあります。

ベースとなるのは辛口シェリー酒のフィノ・アモンティリャード・オロロソで、そこに甘口シェリー酒や濃縮精留果汁を加えて甘さと辛さのバランスを変えるのが特徴。フィノをベースにすると「ペール・クリーム」、アモンティリャードがベースだと「ミディアム」、オロロソをベースにすると「クリーム」というシェリー酒です。

どの料理に合うかチェック

食中酒として飲むなら辛口のシェリー酒を選ぶのがおすすめですが、料理の種類によって合うシェリー酒が異なります。辛口のなかでもフィノやマンサニーリャは、塩味系の料理におすすめ。エビや貝類を塩味で調理したオードブルや、白身魚のフライなどにぴったりです。熟成チーズや中華系のソースなど、こってりした料理とも合います。

オロロソはしっかりとした味付けで、煮込んだ肉料理におすすめです。スパイスが効いたエスニック料理とも相性抜群。そして、甘口と辛口のブレンドであるペール・クリームやミディアムは、辛口や甘辛の味付けの料理に合います。また、クリームやペドロ・ヒメネスは、デザートを食べる際におすすめです。

飲むタイミングをチェック

シェリー酒は食前酒として嗜むものだと思われがちですが、食事中に飲む食中酒としても、デザート感覚で食後に楽しむ食後酒としてもおすすめです。食前酒として飲むのであれば、食事に引きずらないよう辛口のシェリー酒を選びましょう。特にキリッとした辛さですっきりとした味わいのシェリー酒は、食前酒に適しています。

食中酒として飲むのであれば、辛口のなかでもまろやかな味わいのシェリー酒を選んでみてください。食事の味を邪魔せず、ほどよく調和します。また、食後酒として飲むときは、甘口のシェリー酒がおすすめです。ブドウの甘さが際立った甘口のシェリー酒であれば、デザートとして楽しめます。

シェリー酒のおすすめ銘柄|人気

ゴンザレス・ビアス(Gonzalez Byass) ティオ・ペペ

ゴンザレス・ビアス ティオ・ペペ

スペイン国内認知度は80%以上とされ、75カ国以上で1000万本以上の販売数を誇っている世界的人気を集める有名ブランドのシェリー酒。原料に「ゴンザレス・ビアス」が保有する畑で栽培された、パロミノ種を使って造られた銘柄です。

淡い黄金色で優雅に輝く色合いが美しく、独特のナッツを思わせる香りと、すっきりとした辛口の味わいが特徴。シャープでありつつ繊細で軽やかな風味が漂い、ドライな飲み口が食欲をそそります。

2~5℃の温度に冷やし、食前酒や魚介類などの料理と一緒に楽しむのに適したシェリー酒。フルーツやジュースと合わせてカクテルにして味わうのもおすすめです。

バルデスピノ(Valdespino) イノセンテ フィノ

バルデスピノ(Valdespino) イノセンテ フィノ

スペイン・ヘレス地方を代表する辛口のシェリー酒です。13世紀からワイン造りの歴史を持つ「バルデスピノ」は、現存する最古級のシェリー・ボデガスのひとつで、1883年にはスペイン王室御用達にも認定されています。最高峰区画「マチャルヌード」に自社畑を所有し、畑から瓶詰めまで一貫管理する稀有な生産者として知られています。

本銘柄は、樽発酵のあと、酵母の膜「フロール」下で最低8年間熟成させて造られる古典的なフィノです。アーモンドのようなナッティな香りとミネラル感あふれる上品な味わいが魅力。キリッとした辛口ながらコクがあり、長い余韻が続きます。

よく冷やしてストレートで飲むのがおすすめ。食前酒として活躍するのはもちろん、和食の刺身や生ハム、チーズなどのおつまみとも好相性です。シェリー酒の魅力を存分に味わえる1本です。

ボデガス・イダルゴ・ラ・ヒターナ(Bodegas Hidalgo La Gitana) マンサニージャ・ラ・ヒターナ

ボデガス・イダルゴ・ラ・ヒターナ マンサニージャ・ラ・ヒターナ

スペイン南部の自治州にある港町「サンルーカル・デ・バラメダ」でのみ製造されているシェリー酒。原料にはパロミノ種のブドウを使用したビノ・ヘネロソです。ライトな口当たりで、辛口のすっきりした味わいと、フレッシュでフルーティーなリンゴの香りが広がります。

アルコール度数は15%と低め。強いお酒が苦手な方でも飲みやすく、価格も安いため、初心者が気軽に楽しむのにもおすすめです。

エミリオ・ルスタウ(Emilio Lustau) マンサニーリャ パピルーサ

エミリオ・ルスタウ マンサニーリャ パピルーサ

スペイン・アンダルシア地方の海辺の町サンルーカル・デ・バラメダで生まれるマンサニーリャです。手がける「エミリオ・ルスタウ」は1896年創業の名門シェリーメーカーで、酒精強化ワインメーカーの最優秀賞を7年連続で受賞している実力派。厳選されたブドウと伝統的なソレラシステムによる熟成で、高品質なシェリー酒を造り続けています。

本銘柄はドライで軽い飲み口が特徴。潮の香りに柑橘系のニュアンスを伴うフレッシュな風味で、シャープな口当たりとさわやかな酸味を楽しめます。

よく冷やして食前酒として楽しめるほか、生ガキやカルパッチョなど魚介の前菜と合わせるのもおすすめ。冷製パスタとの相性にも優れています。すっきりとしたクセのない味わいのため、シェリーが初めての方にも適した1本です。

ボデガス・グティエレス・コロシア(Bodegas Gutierrez Colosia) アモンティリャード

ボデガス・グティエレス・コロシア(Bodegas Gutierrez Colosia) アモンティリャード

グアダレーテ川の河口に面した環境で造られる複雑で豊かな辛口シェリー酒です。手がける「ボデガス・グティエレス・コロシア」は1838年創業の歴史あるシェリー生産者。年間生産わずか5万本の小さな蔵ながら、スペインの伝説的レストラン「エル・ブジ」のワインリストにも採用される実力派です。

本銘柄は、フィノを長期熟成させることで生まれる芳醇な味わいが魅力。ヘーゼルナッツやアーモンドを思わせる香ばしいナッツ香に加え、ほのかなカラメルや熟成による深みのあるウッディな風味が楽しめます。

12℃前後に軽く冷やして、ストレートで楽しむのがおすすめ。燻製料理やナッツ類、ハードチーズとの相性がよく、食中酒としても活躍します。肉じゃがや煮魚など和食との組み合わせも魅力的で、シェリー酒の奥深さを堪能したい方にぴったりの1本です。

ゴンザレス・ビアス(Gonzalez Byass) ソレラ 1847

ゴンザレス・ビアス ソレラ 1847

スペインを代表するシェリー酒の名門「ゴンザレス・ビアス」が手がける、甘口オロロソタイプのシェリー酒です。同社は1835年に創業され、シェリーを世界的な銘酒へと育てた立役者として知られています。1847年に本銘柄専用のソレラシステムが設置され、伝統的な熟成・ブレンド方法によって高品質な酒を生み出し続けているメーカーです。

本銘柄は、干しブドウやスパイスを思わせる深みのある香りが特徴。甘口でリッチな味わいと、ビロードのようななめらかな口当たりを楽しめます。パロミノ種とペドロ・ヒメネス種をブレンドし、ソレラシステムによる熟成で複雑で奥深い風味が表現されている1本です。

デザートワインとして、ケーキやナッツ類と合わせて楽しむのがおすすめ。芳醇な甘みと香りが印象的なシェリー酒なので、特別な夜のリラックスタイムにぴったりです。

ウィリアムズ&ハンバート(Williams & Humbert) カナスタ クリーム

ウィリアムズ&ハンバート カナスタ クリーム

食前酒、デザートワインにと幅広く楽しめる甘口シェリー酒「カナスタ クリーム」。オロロソをベースに、ペドロ・ヒメネス種の甘口ワインをブレンドして甘みづけした、クリームタイプのシェリー酒を代表する1本です。

ドライフルーツとナッツ、ローストシュガーが溶け合う甘く濃密なアロマが魅力的。なめらかな舌触りで洗練された甘みが広がり、フィニッシュには長く優雅な余韻も堪能できます。

アルコール度数が19.5%と高く、ロックスタイルや好みのドリンクで割ったカクテルで味わうのもおすすめ。ペアリングには、ブルーチーズやフォアグラ、アイスクリームやフレッシュフルーツなどがよく合います。

エミリオ・ルスタウ(Emilio Lustau) モスカテル エミリン

エミリオ・ルスタウ モスカテル エミリン

モスカテル種100%で造られるスペイン・ヘレス産の極甘口シェリー酒です。エミリンは凝縮したフローラルな香りと芳醇な甘みが特徴で、デザートワインとして高い人気を集めています。天然甘口のシェリーとして、独特の製法で丁寧に仕上げられた贅沢な味わいを楽しめる1本です。

口に含むと、熟したアプリコットやイチジク、レーズンを思わせる芳醇な甘みがいっぱいに広がります。ジャスミン茶のような華やかで上品な香りが印象的で、クルミやナッツのニュアンスも感じられるのが魅力。自然な酸味が濃厚な甘みとバランスよく調和し、飲み飽きない味わいに仕上がっています。

冷やして飲むのに適しており、バニラアイスにかけたり、ケーキやチョコレートなどのデザートと合わせたりするのがおすすめ。ブルーチーズなど濃厚なチーズとのペアリングも楽しめます。食後のデザートワインとしてぴったりの高品質な銘柄です。

バルデスピノ(Valdespino) エルカンダド ペドロ・ヒメネス

バルデスピノ(Valdespino) エルカンダド ペドロヒメネス

芳醇な香りと、複雑に入り混じる味わいを余韻まで堪能できるシェリー酒です。原料にはしっかり熟したペドロ・ヒメネス種のブドウを全量使用。すべて天日干しで乾燥させ、糖分を極限まで凝縮させて造られます。

口に含むとレーズンやイチジクなどのアロマに、ほのかなコーヒーやリコリスのニュアンスも感じられるのが特徴。口当たりもなめらかな極甘口の味わいは、そのまま食後酒として楽しむほか、アイスクリームやアイスコーヒーのトッピングとしてもおすすめです。

ゴンザレス・ビアス(Gonzalez Byass) ノエ

ゴンザレス・ビアス ノエ

30年にもおよぶ長期熟成を行った、深いコクと非常に濃厚で深い甘みが堪能できる高級シェリー酒。原料となるペドロ・ヒメネス種のブドウは、収穫をあえて遅らせ天日干しにより糖分が高められており、上品で凝縮された強い甘さが感じられます。

優雅で甘い香りに、ほのかなウッディな風味を伴い、とろけるようになめらかな口当たりも特徴です。また、濃厚な甘みのなかにも心地よい酸味があり、しつこくない爽やかな飲み口が楽しめるのも魅力。すっきりとした上品な甘さのため、食後酒としてゆったりと味わうのにおすすめです。

シェリー酒のおすすめ銘柄|辛口

ゴンザレス・ビアス(Gonzalez Byass) エレガンテ

ゴンザレス・ビアス エレガンテ

スパイシーで豊かな香りと、すっきりとした繊細な風味が楽しめるシェリー酒。原料にパロミノ種のブドウを100%使用した、辛口のフィノです。辛口ながら、丸みがあるまろやかな味わいを楽しめます。

食前酒としてや、魚介類との相性がよいため、シーフードを用いた料理と一緒に味わうのにもおすすめ。また、アルコール度数が15%と低めで、価格が安いのも魅力です。強いお酒が苦手な方や、初心者がシェリー酒を気軽に楽しむのにも適しています。

ホセ・エステベス(Jose Estevez) マンサニージャ ラ ギータ

ホセ・エステベス(Jose Estevez) マンサニージャ ラ ギータ

食前酒におすすめのシャープで軽やかなシェリー酒「ラ ギータ」。海辺に近いサンルーカル・デ・バラメダの街で造られているマンサニーリャを代表する1本です。

外観は淡くツヤめく麦わら色で、グラスから立ち上がる、青りんごやパイナップル様の華やかな果実香とナッツの香ばしい香りが印象的。フレッシュな口当たりで飲み心地がよく、舌の上で転がせば、やわらかな果実味とともにほのかな塩味を感じられます。

アルコール度数が15%と、シェリー酒のなかでは控えめなため、チャレンジしやすいのもうれしいポイント。キリッとドライな辛口テイストは、さまざまな前菜と相性がよく、晩酌シーンのお供に幅広く活躍します。

ウィリアムズ&ハンバート(Williams & Humbert) ドン・ソイロ・アモンティリャード

ウィリアムズ&ハンバート(Williams & Humbert) ドン・ソイロ・アモンティリャード

産膜酵母下での8年以上の熟成と、4年もの酸化熟成を経て生み出されたシェリー酒。原料にはパロミノ種のブドウを使用した、ビノ・ヘネロソです。長期熟成による繊細で芳醇な香りが漂い、辛口のキリッとした味わいが特徴です。

辛さのなかに、ローストされたような香ばしさやほのかな甘さ、さらに酸味が複雑に絡み合う深く豊かな味わいも楽しめます。まろやかな口当たりで、食前酒や、食中酒として楽しむのにおすすめです。

エミリオ・ルスタウ(Emilio Lustau) アモンティリャード ロス・アルコス

エミリオ・ルスタウ(Emilio Lustau) アモンティリャード ロス・アルコス

琥珀色に輝く辛口シェリー酒で、フィノ由来の繊細さと酸化熟成による深みが見事に調和した1本。ヘーゼルナッツのような香ばしい香りと、木やスモークレーズンのニュアンスを感じられるのが特徴。心地よい口当たりでバランスの取れた酸味があり、複雑でドライなフィニッシュが長く続きます。ソレラシステムで約8年の熟成を経ており、フィノとオロロソの中間的な味わいを楽しめるのが魅力です。

軽く冷やしてストレートで飲むのがおすすめ。食前酒はもちろん、食中酒としても活躍し、生ハムやナッツ、和食や寿司、燻製食品やチーズとよく合います。シェリー酒の複雑さと奥深さを堪能できる、初心者の方にもぴったりの銘柄です。

ボデガス・イダルゴ・ラ・ヒターナ(Bodegas Hidalgo La Gitana) アモンティリャード・ナポレオン

ボデガス・イダルゴ・ラ・ヒターナ(Bodegas Hidalgo La Gitana) アモンティリャード・ナポレオン

ラベルに描かれた、フランスの皇帝ナポレオンがインパクトと高級感を漂わせるシェリー酒。原料にはパロミノ種のブドウを使用したアモンティリャードです。8年間の熟成による、複雑でコク深く豊かな風味が楽しめます。

琥珀色の美しいシェリー酒からは、ヘーゼルナッツを想起させる香ばしく上品な香りが広がるのが特徴。辛口のドライな味わいのため、ホワイトミート・キノコ・野菜を用いた料理など、幅広い食事と合わせて楽しむのにおすすめのシェリー酒です。

ゴンザレス・ビアス(Gonzalez Byass) デル・デューク アモンティリャード

ゴンザレス・ビアス デル・デューク アモンティリャード

「侯爵のアモンティリャード」という意味を持つ、重厚なコクと鮮烈な香りが魅力の辛口シェリー酒です。ナッツや木を思わせる複雑で深みのある香りを楽しめるのが魅力。20年間の樽熟成後、さらに10年間のソレラ熟成を経ることで、なめらかな舌触りと印象的な芳香が生まれます。バランスのとれた酸味とドライなフィニッシュ、そして長く続く余韻も特徴です。

あまり冷やさずに16℃前後の温度で、ストレートで味わうのがおすすめ。シェリー本来の深い香りとコクをゆっくりと堪能できます。ナッツ類や熟成チーズ、燻製料理、中華料理ともよく合う1本。長期熟成ならではの上質な味わいを楽しめる高品質な銘柄です。

ボデガス・イダルゴ・ラ・ヒターナ(Bodegas Hidalgo La Gitana) オロロソ・ファラオン

ボデガス・イダルゴ・ラ・ヒターナ(Bodegas Hidalgo La Gitana) オロロソ・ファラオン

スペイン語で香り高いという意味を持つオロロソの、豊かな風味が楽しめるシェリー酒。原料にはパロミノ種のブドウを使用。クルミを思わせる芳醇な香りが広がるのが特徴です。

濃い琥珀色のシェリー酒で、膨らみのある奥深い味わいを堪能できます。豊かでふくよかなオロロソの香りや、フルボディで力強い辛口の味わいを楽しみたい方におすすめの銘柄です。

ゴンザレス・ビアス(Gonzalez Byass) アルフォンソ

ゴンザレス・ビアス アルフォンソ

スペイン・ヘレスの名門「ゴンザレス・ビアス」社が手がけるオロロソタイプの辛口シェリー酒です。ゴンザレス・ビアス社は、シェリーを世界的な銘酒へと育んだ立役者的な存在として、長年多くの愛好家に支持されています。

アルフォンソは、美しい琥珀色と長期熟成による複雑な味わいが特徴。ナッツやドライフルーツ、カラメルといった豊かな香りに加え、ほんのりスパイシーで高級葉巻のような上品なニュアンスを楽しめます。しっかりとしたコクがありながら、やわらかな酸味が心地よく調和した1本です。

食前酒として冷やしてそのまま味わうのはもちろん、肉料理やスープ、魚介類のオードブルと合わせるのもおすすめ。アルコール度数が18%としっかりあるため、料理の味わいに負けない力強さを持っています。シェリー酒好きの方へのプレゼントとしても喜ばれる本格派の1本です。

エミリオ・ルスタウ(Emilio Lustau) オロロソ エンペラトゥリス・エウヘニア

エミリオ・ルスタウ オロロソ エンペラトゥリス・エウヘニア

フランス最後の皇后「エウヘニア」の名を冠したプレミアムなシェリー酒です。アメリカンオーク樽を用いた伝統的なソレラシステムで、平均15年間じっくり熟成させた1本。スモーキーな樽香やビターチョコレートを思わせる、複雑で濃厚な味わいが特徴です。

辛口ながら、なめらかな口当たりと余韻に残る心地よい酸味を併せ持っているのがポイント。食前酒や食中酒のほか、食後酒としても楽しめます。アルコール度数は20%と高めなので、力強い飲みごたえのシェリー酒を求める方にもおすすめです。

ボデガス・トラディシオン(Bodegas Tradicion) パロ・コルタド トラディシオン V.O.R.S.

ボデガス・トラディシオン パロ・コルタド トラディシオン V.O.R.S.

繊細な香りと力強い味わいをあわせ持つ、パロ・コルタドタイプの辛口シェリー酒。パロミノ種のブドウを100%用いて仕込み酒精強化した原酒を、アメリカンオーク樽で30年以上じっくりと熟成させて仕上げた、高級かつ希少な1本です。

グラスに注ぐとあらわれるのは、深いマホガニーの液色に、熟成によって生まれた奥行きのあるアロマとアーモンドのニュアンス。口に含めば、ふくよかな旨みとシャープな塩気がなめらかに広がり、ビターアーモンドの風味を纏う長い余韻も堪能できます。

飲む際には、10〜12℃程度に冷やして楽しむのがおすすめ。ペアリングには、ローストナッツやイベリコ豚の生ハム、塩漬けした魚などの旨みが凝縮した料理がよく合います。

シェリー酒のおすすめ銘柄|甘口

ボデガス・イダルゴ・ラ・ヒターナ(Bodegas Hidalgo La Gitana) ペドロ・ヒメネス・トゥリアナ

ボデガス・イダルゴ・ラ・ヒターナ(Bodegas Hidalgo La Gitana) ペドロ・ヒメネス・トゥリアナ

ペドロ・ヒメネス種のブドウを数日間かけて天日干しにした原料を100%使用し、平均熟成15年の甘口シェリー酒。レーズンやプルーンを思わせる濃厚な果実の香りが漂い、長期熟成による芳醇で豊かな甘みのある味わいが楽しめます。

なめらかでとろけるような飲み口が堪能できるのもポイント。また、アルコール度数が15%と低めで、初心者や強いお酒が苦手な方でも飲みやすい銘柄です。

ボデガス・ヒメネス・スピノラ(Bodegas Ximenez-Spinola) シェリー ペドロ・ヒメネス ソレラ

ヒメネス・スピノラ シェリー ペドロ・ヒメネス ソレラ

ペドロ・ヒメネス種のブドウを天日干しにした原料のみを使用している、果実の自然な甘みが味わえるシェリー酒です。ブドウから得られる濃厚な果実の甘さに、爽やかな酸味を伴うクリアな味わいと風味が特徴。長く残り続ける複雑で豊かな余韻も楽しめます。

アルコール度数は15%と低め。フルーティーで濃厚な甘みで、食後に満喫するデザートワインとしておすすめのシェリー酒です。

オズボーン(Osborne) ペドロ・ヒメネス 1827

オズボーン ペドロヒメネス 1827

スペインで2番目に古い企業であり、王室御用達ブランドとしても名を知られる「オズボーン」が造るシェリー酒。ペドロ・ヒメネス種のブドウを原料に使用しており、天日で約2週間干してから仕込んだ長期熟成品です。

アルコール度数は17%で、口に含んだ瞬間に広がるイチジクやローストコーヒーのような力強いアロマと、干しブドウの余韻が長く残ります。極甘口の味わいながら、バランスがよく心地よいなめらかな口当たりが特徴です。

そのままストレートで飲むほか、チョコレート作りの際の香り付けにもおすすめ。また、アイスクリームにトッピングするとほどよい苦味や旨みが際立ち、大人のスイーツとしても楽しめます。

ボデガス・バロン(Bodegas Baron) バロン・ミカエラ・ペドロ・ヒメネス

ボデガス・バロン(Bodegas Baron) バロン・ミカエラ・ペドロ・ヒメネス

濃いマホガニー色と干しブドウの深い香りが特徴の極甘口シェリー酒です。スペイン・アンダルシア州サンルーカル・デ・バラメダ地区で家族経営を続ける「ボデガス・バロン社」が手がけています。伝統を守りながら、やわらかくバランスのよいシェリーを造り続けているメーカーです。

本銘柄は、ビロードのようなソフトな口当たりと、豊かで力強い甘みを楽しめるのが魅力。ドライフルーツやレーズンを思わせる華やかな香りに、黒糖のような深いコクがあります。甘さだけでなく酸味もバランスよく調和しており、極甘口でありながら飽きのこない味わいに仕上がっているのが特徴です。

冷やしてストレートで飲むのが基本で、デザートワインとしてぴったり。バニラアイスクリームにかけたり、ブルーチーズやビターチョコレートと合わせたりするのもおすすめです。食後のゆったりとした時間を贅沢に彩る、特別な1本です。

バルデスピノ(Valdespino) プロメサ モスカテル

バルデスピノ プロメサ モスカテル

500年以上の歴史を誇る名門「バルデスピノ」が手がける甘口タイプのシェリー酒です。バルデスピノは、伝統的な製法を守りながら高品質なシェリーを生み出しており、世界中のシェリー愛好家から高い評価を得ています。

プロメサ モスカテルは、モスカテル種のブドウを使用し、8〜10年のソレラシステムで熟成させた銘柄。オレンジブロッサムやハチミツを思わせる華やかな香りに、チョコレートやコーヒーのニュアンスが重なります。甘さの中にもバランスのよい酸味があり、レモンティーのような上質でやわらかな味わいが特徴です。

食後酒としてデザート感覚で楽しむのがおすすめ。ブルーチーズやダークチョコレートなどとのペアリングも格別です。やや冷やしてストレートで飲むのに向いているほか、ロックでも楽しめます。甘口シェリー酒の奥深い魅力を堪能できる、ワイン好きな方へのプレゼントにも適した1本です。

ゴンザレス・ビアス(Gonzalez Byass) クロフト ペール・クリーム

ゴンザレス・ビアス クロフト ペール・クリーム

軽やかで爽やかな甘みと、すっきりとした飲み口が魅力の甘口シェリー酒です。石灰分を豊富に含む土壌で育てたパロミノ種100%を使用し、酵母の膜「フロール」のもとで4年間の熟成を経て造られているのが特徴です。

澄んで輝きのある薄い黄金色で、クリーンで繊細なアロマにわずかなフロールとフルーツの香りが感じられます。口に含むと軽やかさと爽やかさの中に甘みが広がり、甘すぎず、さらりとあっさりとした飲み口。包まれるような優しい味わいとキレのよい後味を楽しめるのが魅力です。

冷やして食前酒として楽しめるほか、ロックや炭酸割にしても美味しく飲めます。チーズやパテなどの前菜、クラムチャウダーなどのシーフードスープとも好相性。また、アイスクリームやチョコレートといったデザートに合わせるのもおすすめです。上品で飲みやすい甘口シェリーとして、幅広いシーンで活躍する1本です。

アントニオ・バルバディージョ(Antonio Barbadillo) ペール・クリーム

アントニオ・バルバディージョ(Antonio Barbadillo) ペール・クリーム

1821年から続く家族経営の老舗ボデガ「アントニオ・バルバディージョ」が造るシェリー酒。5年熟成させたモスカテル種の甘口シェリーと、パロミノ種のドライシェリーをブレンドしてやや甘口テイストに仕上げたペール・クリームです。

フルーティーで親しみやすい味わいは、シェリー酒初心者の入門編にもおすすめ。デザートワインとしてフルーツやチーズ、クレーム・ブリュレなどに合わせたり、食中酒として豚肉のローストやチキンカレーなどに合わせたりと楽しみ方も多彩です。