数あるウイスキーのなかでも“ウイスキーの聖地”と呼ばれるアイラ島で造られる「アイラウイスキー」。スコッチウイスキーのひとつで、ほとんどの蒸溜所が海に面していることから、個性的な香りがするのが特徴です。
そこで今回は、アイラウイスキーのおすすめ銘柄をご紹介します。ウイスキーの奥深い世界を堪能したい方は、ぜひ本記事を参考に気になるアイラウイスキーを購入して、飲み比べてみてください。
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- 目次
- アイラウイスキーとは?
- アイラウイスキーの選び方
- アイラウイスキーのおすすめ銘柄|人気・定番
- アイラウイスキーのおすすめ銘柄|安い・コスパ重視
- アイラウイスキーのおすすめ銘柄|高級
- 番外編:アイラウイスキーのおすすめの飲み方
アイラウイスキーとは?

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アイラウイスキーとは、スコットランドのアイラ島で造られているシングルモルトウイスキーの総称。「アイラモルト」とも呼ばれています。
アイラ島は、島の約1/4が「ピート」という泥炭で覆われているのが特徴。ピートとは野草や植物などが炭化してできたモノで、アイラウイスキー造りにも盛んに活用されています。
海に囲まれたアイラ島のピートには海藻などが多く含まれているため、強いピート香に加えて、潮の香りや薬のようなヨード香を感じられる銘柄が多いのがポイントです。
アイラウイスキーの選び方
蒸溜所ごとの特徴をチェック
北側の蒸留所の特徴

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アイラ島は大きく分けて「北側」「南側」「西側」の3ヵ所に蒸留所が密集しています。北側には「ブナハーブン」や「カリラ」といった蒸留所が存在しているのがポイントです。
北側にある蒸留所は、クセが強いアイラ島のウイスキーのなかでも、比較的穏やかでまとまりのある香味を持っているのが特徴。はじめてアイラ島のウイスキーに挑戦する方や、穏やかな香味のアイラウイスキーが好きな方におすすめです。
南側の蒸留所の特徴

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アイラ島南側には、「アードベッグ」「ラガヴーリン」「ラフロイグ」といった蒸留所が集結。いずれも強烈なスモーキーフレーバーを放つ、アイラ島らしい香味が濃縮されたウイスキーです。
甘みの強い味わいも特徴で、濃厚な味わいのアイラウイスキーを飲みたい方にもおすすめ。シングルモルトウイスキーに飲みなれた方や、個性の強いウイスキーを楽しみたい方は、南側に位置する蒸留所に注目してみてください。
その他「ボウモア」なども

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アイラ島の中部から西部にかけても、3つの蒸留所が存在します。中部の海沿いに位置する「ボウモア」、入り江を隔てたボウモアの対岸には「ブルックラディ」、アイラ島の最も西側に位置しているのが「キルホーマン」です。
ボウモアは日本の会社であるサントリーが資本の蒸留所。キルホーマンは2005年に創業された、比較的新しい蒸留所のひとつです。ブルックラディは2001年にオーナーが変わって、妥協のないウイスキー造りを行っているのが特徴。いずれも個性豊かな蒸留所として人気です。
味・香りで選ぶ

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ピートの香りの強いアイラウイスキーですが、比較的ライトなタイプから強烈な香りのするモノまでさまざまです。なお、ピートの香りの強さはフェノール値(ppm)という単位で表され、数値が少なければ香りも軽くなります。
また、フルーティーやスイートといったテイストのほか、飲みやすさや口当たり、飲み応えに関わる重さや軽さなども異なるので、選ぶ際の参考にしましょう。
シングルモルトかブレンデッドかを選ぶ

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シングルモルトウイスキーは、ひとつの蒸溜所で造られたモルト100%のモノを指します。一方、ブレンデッドウイスキーは複数のシングルモルトウイスキーに、トウモロコシなどを原料にしたグレーンウイスキーをブレンドして造ったウイスキーです。
モルトウイスキーの原材料は大麦麦芽ですが、グレーンウイスキーは大麦以外の穀物を原材料としています。シングルモルトウイスキーは製造された蒸溜所の個性を感じられるウイスキーで、ブレンデッドウイスキーは数種類のウイスキーを混ぜることによって生まれる複雑な味わいが楽しめるのが特徴です。
アイラウイスキー独特の香りを純粋に楽しみたいならシングルモルト、ピートの香りを含めた味わいを楽しみたいのなら、アイラウイスキーが含まれているブレンデッドウイスキーがおすすめ。
ただし、ブレンデッドのウイスキーはアイラウイスキーには分類されないため、選ぶ際は確認しておきましょう。
予算で選ぶ

ウイスキーの価格は安いモノで1,000円前後から、高級品は10万円以上するモノまであります。価格の違いは熟成年数や、生産量などによっても左右されます。
同じ蒸溜所のウイスキーのみで造られるシングルモルトと違い、さまざまなウイスキーを用いて造られるブレンデッドの方が比較的安価。まずは安価ウイスキーから試してみて、自分の好みを知っていくのもおすすめです。
受賞経験がある商品も

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アイラ島には実力のある蒸留所が多く、世界各国の品評会で高い評価を獲得しているアイラウイスキーが少なくありません。たとえば、「アードベッグ コリーヴレッカン」は、2010年「ワールド・ウイスキー・アワード」でワールドベスト・シングルモルトを受賞している1本です。
「ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ」をはじめとするブルックラディ蒸留所のアイテムは、「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」で高い評価を得ています。
また、まだ歴史の浅い蒸留所であるキルホーマンも要チェック。「サナイグ」で「インターナショナルスピリッツチャレンジ」の2021・2022でゴールドを獲得するなど、着実に名声を高めています。迷った場合は、品評会の受賞歴も参考にするのもおすすめです。
アイラウイスキーのおすすめ銘柄|人気・定番
ボウモア(BOWMORE) 12年
1779年創業の老舗蒸留所が手がけるアイラウイスキーです。アイラ島で最も古い蒸留所で造られているシングルモルト。上品なスモーキーフレーバーが持ち味で、「アイラの女王」と呼ばれ親しまれています。歴史と伝統を感じられる人気銘柄です。
昔ながらの製法によって生み出されたスモーキーで香ばしい香りをベースに、レモンやハチミツなどのフルーティーでマイルドな香りがバランスよく溶け込んでいます。ダークチョコのようなコクを感じさせるあたたかい味わいと、繊細でエレガントな余韻を楽しめるのが魅力です。
アルコール度数は40%。ピートを感じさせる甘い香りが前面に出てくるトワイスアップや、さっぱり楽しめるハイボールなどで飲むのがおすすめです。アイラウイスキーならではの個性的な潮の香りを堪能できつつも、飲みやすい銘柄を求める方はチェックしてみてください。
ラフロイグ(LAPHROAIG) 10年
アイラ島南部の蒸留所で造られているシングルモルトのアイラウイスキーです。「キング・オブ・アイラ」と謳われている、ラフロイグ蒸留所を代表する人気銘柄。海辺の貯蔵庫で熟成することによって、個性的な香りと味わいに仕上がっています。
爽やかなピートや磯の香りと、コクのある濃厚な味わいが特徴。バーボン樽の熟成によるバニラの甘みと、クリームのようななめらかな風味も楽しめます。海藻をイメージさせる個性的な後味が続き、余韻までしっかり堪能できるのが魅力です。
色調は濃い金色。アルコール度数は43%です。飲み方はハイボールにして楽しむのがおすすめ。力強い味わいのアイラウイスキーを求める方にぴったりの銘柄です。
キルホーマン(KILCHOMAN) サナイグ
アルティメット・スピリッツ・チャレンジ2020で「ベスト アイラウイスキー」を受賞した人気銘柄です。辛口で香り高いシェリー古酒「オロロソ」の保存に用いた樽を使用して原酒を熟成。シェリー樽の持ち味をいかしたおすすめのアイラウイスキーです。
アルコール度数は46%。容量は700mlです。フェノール値50ppmのヘビーピーテッド大麦麦芽を使用しており、重厚感のあるピートスモークに加えて、レーズン・オレンジピール・アプリコットといったフルーティーな香りを楽しめます。
完熟プラム・キャラメル・シナモンなどの味わいに続いて、ウッドスパイスやピートスモークの余韻を長く楽しめるのがポイント。ほんのりと赤みを帯びたビーチウッドの色合いも魅力のひとつです。アイラウイスキーの定番銘柄を試してみたい方はチェックしてみてください。
エリクサーディスティラーズ(Elixir Distillers) ポートアスケイグ 100プルーフ
イングリッシュ・ハイプルーフで瓶詰めされた、アルコール度数の高いアイラウイスキーです。「プルーフ」とは、アメリカやイギリスで蒸留酒のアルコール度数を表すときに使用されている単位のこと。100プルーフはアルコール度数57.1%を表しています。
薪で焼いたハムステーキのようなスモーキーな香りと、レモン・オレンジ・パインなどの果実香が特徴。力強いピートスモークの味わいに、アップルシナモン・ミルクコーヒー・チョコ・リコリスなどの風味が加わり、程よい甘みを楽しめます。
また、蒸留所名が公表されていないのもポイント。ミステリアスな一面を持つ、ユニークなアイラウイスキーを試してみたい方は検討してみてください。
ブナハーブン(Bunnahabhain) 12年
マイルドな味わいを楽しめるシングルモルトのアイラウイスキーです。オプティック種の大麦を使用し、ピートをほとんど炊かない製法で造られています。アイラウイスキー特有のピート香が控えめで、初心者でも飲みやすいのがポイントです。
容量は700ml。アルコール度数は46.3%です。甘い香りと、バニラやフルーツの風味が特徴。冷却ろ過や着色を行わず、美しい琥珀色のアイラウイスキーに仕上げています。ウイスキー本来の味わいを堪能したい方におすすめです。
また、シックでおしゃれなボトルデザインもポイント。お世話になった方やウイスキーが好きな方への贈り物としても喜ばれる1本です。
ブルックラディ(BRUICHLADDICH) ザ・クラシック・ラディ
ノンピートのアイラウイスキーです。アイラ島の湧水とスコットランド産大麦を100%使用し、アメリカンオーク樽で熟成したシングルモルトウイスキー。おしゃれなデザインのボトルを採用しているため、自宅用にはもちろんプレゼントとしても重宝します。
かすかに香るミントと大麦糖に、キンポウゲ・デイジー・シモツケソウなどの野花が加わったエレガントな香りが特徴。オークと大麦の程よい甘さと、フレッシュなフルーツの風味が口の中に広がります。なめらかな飲み口を楽しめるのが魅力です。
アルコール度数は50%で、容量は700ml。ほかの銘柄とはひと味違う、クリーンで爽やかなアイラウイスキーを試してみたい方におすすめです。
ブルックラディ(BRUICHLADDICH) ポートシャーロット 10年
蒸留から熟成、ボトリングまでを一貫してアイラ島で行う蒸留所「ブルックラディ」が手がけるシングルモルトウイスキーです。原料にはスコットランド産大麦を100%使用しており、テロワールを大切にして造られています。
本銘柄は、ピート香が豊かでスモーキーな風味を楽しめるのが特徴。一方で、ヨード香はせず、かすかにスパイシーでオレンジのような爽やかな香りを楽しめます。味わいはまろやかでバランスがよく、10年の長期熟成によるリッチな印象を与える1本です。
おすすめの飲み方はストレート。バーベキューをするときのような心地よい煙を感じられます。こだわり抜いて造られた高品質なアイラウイスキーなので、ぜひチェックしてみてください。
ビッグピート(BIG PEAT) ブレンデッドモルト ダグラスレイン
4種類のアイラ原酒を混和したアイラウイスキーです。現在生産されていない貴重なポートエレンのほか、アードベッグ・カリラ・ボウモアを使用したブレンデッドモルト。配合率やヴィンテージは公表されていないものの、贅沢な銘柄として人気があります。
フレッシュな香りのなかに潮風と煙のニュアンスを感じられるのが特徴。甘みのあと炭のような風味が加わり、かすかにバニラの香りが残ります。クセの強いアイラウイスキーを試してみたい方におすすめです。
アルコール度数は46%。容量は700mlです。また、アイラ島のおじさんをイメージした、印象的なイラストもポイント。個性的でおいしいブレンデッドモルトを求める方にぴったりです。
アイラウイスキーのおすすめ銘柄|安い・コスパ重視
ラフロイグ(LAPHROAIG) セレクト
アイラモルトの王と称される「ラフロイグ」のなかでも、比較的リーズナブルなアイラウイスキーです。クセのある強烈な個性を持っているのが特徴。アイラウイスキーらしさを存分に味わえるおすすめの銘柄です。
ペドロヒメネス・シェリー樽のほか、ヨーロピアンオーク・シェリー樽、バーボン樽で熟成してブレンドしたモノを、アメリカンオークの新樽で熟成。数種類の樽を使用することで、重厚感のある風味に仕上げています。
色はスパークリングゴールド。ココナッツやバナナのような香りと、スモーキーでやわらかい風味が特徴です。程よくまろやかな甘みを堪能できます。氷を浮かべたロックで味わうのがおすすめです。
アイラミスト(ISLAY MIST) オリジナル ピーテッド
「ラフロイグ」をキーモルトにしたブレンデッドのアイラウイスキーです。「スペイサイド」のシングルモルトとグレーン・ウイスキーをブレンド。アイラモルト独特の香りと潮の風味に、スペイサイドのなめらかな甘みが調和したスコッチウイスキーです。
海藻や穀物の香りと、軽やかなピート香を楽しめるのが特徴。爽やかな柑橘系とスモーキーな香りが後に残ります。飲み慣れていない方でも飲みやすい味わいに仕上げられているのが魅力。気軽に楽しめるアイラウイスキーを探している方にぴったりです。
熟成期間は5年。アルコール度数は40%です。飲み方はストレートのほか、オンザロックやハイボールにして楽しむのがおすすめ。価格が安いので、コスパを重視する方にも適しています。
フィンラガン(FINLAGGAN) オリジナル ピーティー 40度
「秘密のアイラモルト」と呼ばれているアイラウイスキーです。蒸留所名は明かされていないのが特徴。「フィンラガン」と呼ばれる古城の近辺にある、蒸留所のモルトで造られているといわれています。
アイラウイスキー特有の強いヨード香とピート香、スモーキーで塩気を感じさせる独特の味わいが魅力。フルーティーでエレガントな風味が混ざり合い、長い余韻を楽しめます。
アルコール度数は40%。容量は700mlです。リーズナブルな価格なので、毎日の晩酌やアイラウイスキーを試してみたい方におすすめ。ホームパーティーの手土産や、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれます。
アイリーク イーラッハ
蒸留所の名前が公表されていないミステリアスなアイラウイスキーです。「ザ・ハイランズ&アイランズ」が瓶詰めを行っています。「アイリーク」とはアイラ島民を意味しており、アイラ島のシングルモルトを使用しているのが特徴です。
アルコール度数は40%。容量は700mlです。1999年のインターナショナルワイン&スピリッツコンペティションで金賞を獲得しており、品質の高さとおいしさを求める方にもぴったり。スモーキーな風味とクールな口当たりが魅力です。
気軽に楽しめるコスパの高い銘柄を探している方にもおすすめ。本格的なスモーキーフレーバーを楽しめます。
アイラウイスキーのおすすめ銘柄|高級
ボウモア(BOWMORE) 18年
海辺の貯蔵庫で熟成されたアイラウイスキーです。昔ながらの伝統製法を用いて造られた原酒を18年かけて醸成。スパニッシュオーク樽で熟成した原酒の比率を高めることで甘さが際立ち、複雑で贅沢な味わいに仕上げているのが特徴です。
色は深みのあるマホガニー。スモーキーな香りのなかに、クリーミーなトフィーや完熟フルーツのニュアンスが混ざり合います。程よいスモーキーフレーバーと、フルーツやチョコレートの軽快でマイルドな風味が調和し、余韻を長く楽しめるのが魅力です。
アルコール度数は43%。容量は700mlです。数々の受賞歴を持つ有名な銘柄なので、ウイスキーに詳しい方やお酒が好きな方への贈り物としてもおすすめ。アイラウイスキーの高級銘柄を探している方はチェックしてみてください。
アードベッグ(Ardbeg) アン・オー
3種類の樽原酒をなじませて造ったアイラウイスキーです。甘みを生み出すペドロヒメネス・シェリー樽、スパイシーさをプラスする新樽、ファーストフィルのバーボン樽を使用。時間をかけて混和することで、丸みのあるやわらかい味わいに仕上げています。
シェリー樽由来の甘い香りとリンゴの木を燃やしたような香りが特徴。クリーミーでスムーズな風味を楽しめます。アイラウイスキーならではのスモーキーな味わいに、繊細な甘さが心地よく調和したおすすめの銘柄です。
アルコール度数は46.6%。容量は700mlで、高級感のあるシックなギフトボックスに入っています。お中元・お歳暮・父の日・母の日など、さまざまなギフトシーンにぴったりのアイラウイスキーです。
ラガヴーリン(LAGAVULIN) 16年
「アイラモルトの決定版」として愛好家から親しまれているアイラウイスキー。アイラ島のラガヴーリン湾に面した、風光明媚な蒸留所で造られています。創業当初からの製法を守り、長い時間をかけてじっくりと蒸留しているのが特徴です。
原酒はオーク樽に入れて16年熟成。色は深みのある琥珀色様のゴールド、ヨード・海藻・ピートのスモーキーで深みのある甘い香りを楽しめます。マイルドで強い甘さのなかに潮やウッドの風味が感じられ、上品な後味が長く続くのもポイントです。
アルコール度数は43%。容量は700mlです。高級感があふれるラベルデザインを採用しており、おしゃれな化粧箱に入っているのもメリット。自宅用としてはもちろん、お中元やお歳暮など季節の贈り物としてもおすすめです。
カリラ(CAOL ILA) 25年
じっくり時間をかけて熟成されたアイラウイスキーです。ナムバン湖の真水を仕込み水として使用する伝統的な製法を採用しています。樽で25年以上熟成させることによって独特のピート香が和らぎ、フルーティーな甘さを堪能できるのが魅力です。
アルコール度数は43%で、容量は700ml。スモーキーなピート香のなかに、なめらかで甘い果実の風味が広がります。上品で優雅な味わいと、心地よい余韻を楽しみたい方にぴったりです。
また、世界的なスコッチウイスキー「ジョニー・ウォーカー」のモルト原酒として使われており、流通量が少ない銘柄としても知られています。希少価値の高いリッチなアイラウイスキーを試してみたい方におすすめです。
クレイグアイル(CREAG ISLE) 25年
スタイリッシュなボトルデザインのアイラウイスキーです。オーク樽で熟成させる伝統的な製法を採用。どっしりとした重厚感のあるアロマと、複雑で力強い味わいを楽しめるのが魅力です。おしゃれな化粧箱入りなので、プレゼントにも適しています。
熟成期間は25年以上。アイラウイスキー特有のスモーキーさを残しつつ、バランスのとれた甘さ・深み・口当たりに仕上がっているのがポイントです。飲み終わった後もスイートな煙の香りが残ります。
アルコール度数は43.8%。容量は750mlです。ハイボール・ロック・ストレートなど、好みの飲み方で味わってみてください。
番外編:アイラウイスキーのおすすめの飲み方
ストレート

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ストレートは、香りと味を純粋に楽しめる飲み方。アイラウイスキー独特のピートの香りだけでなく、フルーツやハチミツといったスイートな味わいも感じられます。
しかし、ウイスキーはアルコールが40%以上と非常に高め。嗜む際は水をチェイサーとして飲むようにしましょう。
トワイスアップ

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シングルモルトなど高価で本格的なウイスキーをストレートで味わいたいけど、アルコールが強いのは苦手という方におすすめの飲み方がトワイスアップです。
飲み方は、常温のミネラルウォーターとウイスキーを同量入れてかき混ぜるだけ。なお、ミネラルウォーターは硬度の低い軟水タイプがおすすめです。
オン・ザ・ロック

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ロックは、常温の水で割るよりも口当たりがドライになるため、辛口のアイラウイスキーを存分に楽しみたい方におすすめです。氷が溶けるたびにピートの香りがより感じられ、味の変化も楽しめます。
ハイボール

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近年ブームにもなっているのがハイボール。炭酸水を加えることで爽快感が得られ、ウイスキーの風味も引き立ちます。アルコール度数が高いお酒が苦手な方にも適した飲み方です。
ウイスキーと炭酸水の割合は、「3:7」「4:6」など好みによって調節するのがおすすめ。アイラウイスキーのスモーキーな香りを楽しみたい方は、ウイスキー多めが適しています。独特なクセやスパイシーな刺激を抑えたい方は、炭酸水を多めに調節しましょう。
アイラウイスキーはクセがありますが、その味に魅了される方も多いのが特徴。産地の特徴や種類の違いを理解すると楽しみが広がり、奥深い世界をより堪能できます。ウイスキー初心者の方は、難直感で選んでみるのもおすすめです。興味がある方はぜひ今回ご紹介した銘柄を参考に、飲み比べてみてください。