スパイシーでほんのり苦みがあるライウイスキー。バーボンなど他のウイスキーと比べて独特な風味に仕上がっており、コクや奥深さを楽しみたい方に最適です。

比較的スパイシーな口当たりなので、辛口のお酒が好みの方にもベスト。そこで今回は、ライウイスキーのおすすめ銘柄をご紹介します。

ライウイスキーとは?

ライウイスキーの原料

ライウイスキーの主な原料は「ライ麦」。ほろ苦くてスパイシーさのある独特な味が特徴なので、ある程度ウイスキーに飲み慣れた中級者〜上級者の方におすすめです。ライ麦の栽培量が減っていることから、販売されているライウイスキーのラインナップは少ないのですが、ウイスキー好きの方はぜひチェックしてみてください。

ライウイスキーの定義

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細かい定義はいくつかありますが、アメリカの連邦アルコール法を元に簡潔に説明すると、原料にライ麦を51%採用しており、オーク材の樽で2年以上熟成されたモノがライウイスキーを名乗れます。ライ麦の比率が高ければ高いほど、穀物の香ばしさを強く感じられるのが特徴です。

ライウイスキーの度数

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ライウイスキーの度数は、通常のウイスキーと同じ40%前後のモノがほとんど。度数が高いお酒だからこそ、好みに合わせてさまざまな飲み方を試せるのがメリットです。

ライ麦の風味をそのまま楽しみたい場合は、ストレートやロックで飲むのがおすすめ。飲みやすさを重視するのであれば、水割りやハイボール(炭酸水割り)で度数を低くしてから楽しんでみてください。

ライウイスキーの選び方

熟成年数で選ぶ

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熟成年数によって異なる味が楽しめるのもライウイスキーの魅力。熟成した期間が長ければ長いほど、複雑で奥深い味になります。ライウイスキーはどの銘柄も2年以上の熟成が行われているので、深みのある風味を楽しみたい場合はそれ以上長い期間熟成されている銘柄を選んでみてください。

ライ麦の比率で選ぶ

ライウイスキーは原料に最低でも51%以上のライ麦が使われていますが、その比率は銘柄によって異なります。中でもライ麦が100%使われているモノは、芳醇な風味を存分に楽しめるのが魅力。味の好みに合わせてライ麦の比率もチェックしておくのがおすすめです。

ライウイスキーのおすすめ銘柄

ノブクリーク(KNOB CREEK) ライウイスキー

度数が50%で飲みごたえのあるライウイスキー。2度焼きした特別なオーク樽で9年の熟成を行なっており、複雑かつ奥深い香りを感じられるのが特徴です。味の力強さを楽しめるほか、ライウイスキーらしくライ麦のスパイシーな風味も堪能できます。

スパイシーさの中にほんのりと香るバニラフレーバーもポイントのひとつ。度数は高いですがライ麦由来の美味しさが詰まっているので、ライウイスキー初心者の方にもおすすめです。味はもちろん、香りもしっかり楽しみたいという方はぜひチェックしてみてください。

ワイルドターキー(WILD TURKEY) ライ

バーボンの銘柄として有名なワイルドターキーのライウイスキー。ライ麦のスパイシーな香りがありながら、洋梨やキャラメルを思わせる豊かな味も楽しめるバランスのよい1本です。後味がドライなので、口の中にしつこく残らずあっさりと飲めます。

熟成期間は4~5年。「IWSC」と呼ばれるコンペでシルバーメダルを受賞しており、味の品質は折り紙つきです。

オールドオーバーホルト(Old Overholt) ライウイスキー

ライウイスキーを代表する銘柄といっても過言ではない1本。ドライな口当たりでクセが少ないため、スムーズに飲めます。使用しているライ麦の比率が59%と少々高く、濃厚な風味も兼ね備えているのが特徴です。

口に入れた瞬間のスパイシーさが長く残るので、余韻を感じながらライウイスキーを楽しみたい方に最適。重厚感のあるラベルの印象と反して非常に飲みやすいため、ライウイスキーを初めて飲む方もぜひチェックしてみてください。

ミクターズ(Michter’s) US1 シングルバレル ライウイスキー

“コストは度外視”をモットーにしている蒸留所「ミクターズ」のライウイスキー。選び抜かれた質の高いライ麦を採用しているのが魅力です。また、倉庫の温度を上げたり下げたりして樽に原酒を染み込ませるなど、製造にも手間をかけています。

ライウイスキーといえばスパイシーな風味が特徴ですが、この銘柄はキャラメルを感じさせる濃厚な香りを楽しめるのがポイントです。

エズラブルックス(EZRA BROOKS) ライ

アメリカ政府に”ケンタッキー州で最も優れた小さな蒸留所”と称えられた「エズラブルックス」が展開しているライウイスキー。熟成期間が2年以上と長すぎないため、味が深すぎず飲みやすい1本に仕上がっています。

ほのかに甘みが感じられるのも特徴。芳醇な風味を持ちながらも、飲み口が滑らかなのでスムーズに飲めるのがポイントです。

テンプルトン(TEMPLETON) ライ スモールバッチ

アメリカのアイオア州で少量生産されている貴重なライウイスキー。原料にライ麦を90%以上使用しているほか、最低4年間の熟成を行なっており、贅沢な風味を楽しめるのが特徴です。

飲み口がライトなので、軽やかで飲みやすいのも魅力のひとつ。ヴィンテージ感のあるラベルも印象的です。飲んだ後の空き瓶をインテリアとして飾りたい方にも適しています。

ズイダム(ZUIDAM) ミルストーン ライウイスキー

ライ麦を100%使用しているライウイスキー。芳醇なハチミツや甘いバニラ、香ばしいオーク樽などさまざまな風味が感じられる複雑なフレーバーの銘柄です。

スパイシーさや甘さをバランスよく兼ね備えているため、味の好みを問わず美味しく飲めます。度数は50%と高め。まずはハイボールにしたりカクテルにしたりして薄めてから飲むのがおすすめです。

番外編:ライウイスキーのおすすめの飲み方

ストレート

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ウイスキーに飲み慣れている方や、そのままの味を楽しみたい方はストレートで飲むのがベスト。度数がとても高いため、水(チェイサー)を用意して交互に楽しみましょう。”飲む”というよりも、”舐める”ようにして少しずつ味わうのがおすすめです。

ロック

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グラスに氷とライウイスキーを入れる飲み方がロック。最初はストレートと同じくらい度数が高いですが、氷が溶けていくと薄まり、口当たりが変化します。ロックグラスに注いで飲めば見た目も様になるのが魅力。氷を入れることでキリッと冷たいライウイスキーが楽しめます。

ハイボール

ウイスキーの飲み方として広く親しまれているハイボール。グラスにライウイスキーと炭酸水を入れるだけで完成するため手軽に作れます。好みに応じて、氷を入れたりレモンを入れたりとアレンジできるのも特徴です。ライウイスキーと炭酸水を入れる量によって味が変化するため、自分好みの比率を見つけてみてください。

マンハッタン

マンハッタンは”カクテルの女王”と呼ばれることもある王道の飲み方。白ワインがベースのリキュール「スイート・ベルモット」と、苦みのあるリキュール「アンゴスチュラ・ビターズ」をライウイスキーに加えて作ります。甘さの中にほんのりと苦みがあり、大人の味に仕上がっているのが魅力です。

ニューヨーク

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オレンジのおしゃれな色合いがニューヨークの日の出を思わせることから、その名が付いたカクテル。ライウイスキーにライムジュースと砂糖、そしてザクロを使用したグレナデン・シロップを加えて作ります。ライ麦の香ばしさとフルーティーな味が楽しめるおすすめの飲み方です。