お酒が好きな方はもちろん、初心者にも飲みやすいのが「高級ウイスキー」。産地・原料・製造方法によって味わいが大きく異なるため、好みの銘柄を選ぶ楽しみがあります。

そこで今回は、高級ウイスキーのおすすめ銘柄をご紹介。プレゼントに喜ばれる王道からトレンドの銘柄まで、幅広くピックアップしています。高級なウイスキーの選び方も解説するので、参考にしてみてください。

高級ウイスキーの選び方

生産国で選ぶ

スコッチウイスキー

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スコッチウイスキーとは、イギリス北部のスコットランド地方で造られるウイスキーのこと。世界5大ウイスキーのひとつであり、代表的なフレーバーには「スモーキーフレーバー」という独特の薫香があります。

スコッチウイスキーは、他国のウイスキーよりも非常に細かい定義が決められているのが特徴。「穀類を原料とすること」「酵母により発酵させること」「オーク樽で最低3年以上熟成させること」など、さまざまな条件を満たす必要があります。

また、スコットランドには約100の蒸溜所があるため、いろいろな味わいが楽しめるのも魅力。蒸溜所ごとの個性を感じながら、自分に合った銘柄を探す楽しみがある高級ウイスキーです。

アイリッシュウイスキー

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アイリッシュウイスキーとは、アイルランド共和国および北アイルランド産の穀類を原料として造られるウイスキーのこと。穀物の風味がしっかりと残っており、滑らかな飲み口と濃い味わいが特徴です。

かつてのアイリッシュウイスキーはアメリカを中心に世界各国で親しまれ、世界一の生産量を誇っていました。しかし、アメリカの禁酒法やスコッチウイスキーの誕生などにより人気は徐々に衰退。1920年代には、アイルランドで稼働する蒸溜所はわずか2つになるまで追いこまれてしまいます。

20世紀後半になると、新鋭蒸溜所の誕生や格式ある蒸溜所の復活により、再注目されるようになりました。生産量も少しずつ伸びており、日本で目にする機会も増えています。長い歴史に思いを馳せながら、じっくり味わいたい高級ウイスキーです。

アメリカンウイスキー(バーボン)

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アメリカンウイスキーとは世界5大ウイスキーのひとつで、アメリカで造られるウイスキーの総称です。アメリカンウイスキーにもさまざまな種類がありますが、代表的なモノがバーボン。バーボンはトウモロコシ・ライ麦・大麦・小麦などを原料にして作られています。蒸溜所によって差はありますが、トウモロコシの占める割合が多くを占めているため甘い飲み口が特徴です。

また、バーボンはバニラ・キャラメル・チョコレートのような香りが強く出るのも魅力。ストレートはもちろんカクテルベースにも使えるほど汎用性が高いため、いろいろな飲み方を楽しみたい方におすすめです。

カナディアンウイスキー

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カナダの法律に基づき、カナダ国内で造られるウイスキーのことをカナディアンウイスキーといいます。世界5大ウイスキーの1つであり、スコッチウイスキーに次いで世界第2位の生産量を誇ります。

カナディアンウイスキーは、5大ウイスキーのなかでも軽い飲み口が特徴。ソーダやジンジャーエールなどで割って飲むのが主流ですが、近年はストレートで楽しめる銘柄も多く出回っています。手頃な価格帯のモノが多いため、気軽にウイスキーを楽しみたい方におすすめです。

ジャパニーズウイスキー

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ジャパニーズウイスキーとは、日本国内で造られるウイスキーのことです。日本で初めての本格的なウイスキーが発売されたのは、1929年のこと。他国のウイスキーと比べれば歴史は浅いですが、5大ウイスキーのひとつに数えられるほど世界から高く評価されています。

ジャパニーズウイスキーの特徴は、日本人の繊細な味覚に合わせて造られた奥深い味わい。スモーキーフレーバーがおさえられた銘柄が多く、さまざまな料理とも合わせやすいのも魅力です。

種類で選ぶ

シングルモルトウイスキー

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シングルモルトウイスキーとは、原料にモルト(大麦麦芽)のみを使い、1つの蒸溜所だけで造られたウイスキーのこと。甘くフルーティーな味わいで、蒸溜所ごとの個性がはっきりと出やすいのが特徴です。

同じ原料を使っていても、製造工程・樽の種類・熟成期間などの条件は千差万別。さまざまな銘柄を飲み比べて、お気に入りの蒸溜所を見つけるのもおすすめです。

ブレンデッドウイスキー

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モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして造るのが、ブレンデッドウイスキーです。数種類のモルトウイスキーを混ぜ合わせることで、深みのある味わいを実現。さらに、グレーンウイスキーを加えまとまりのある味ができあがります。

シングルモルトウイスキーは蒸溜所の個性が強く出るのに対して、ブレンデッドウイスキーは飲み手を選ばずに楽しめるのが特徴。複雑な旨味と飲みやすさを両立しているため、ウイスキー好きな方はもちろん、初心者でも楽しめます。

グレーンウイスキー

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グレーンウイスキーとは、トウモロコシや小麦などの穀類と麦芽を原料にして造られるウイスキーのことです。比較的風味が軽くおだやかな飲み口なので、「サイレントスピリッツ」とも呼ばれます。

グレーンウイスキーはブレンド用に造られるモノがほとんどなので、個性が強い銘柄は多くありません。ほのかな甘味と軽い飲み口で、ストレートでもすっきりと飲めるのが魅力。ウイスキー初心者や風味が強すぎるモノが苦手な方におすすめです。

価格帯で選ぶ

ウイスキーの価格帯は幅広く、1000円前後で購入できるモノから10万円以上するモノまで実にさまざま。自分用として気軽に楽しむ場合は、4000円前後のモノがおすすめです。この価格帯であれば、飲みやすく雑味の少ない良質なウイスキーが手に入ります。

上質な高級ウイスキーをじっくりと楽しみたい場合は、1万~2万円前後の銘柄がおすすめです。この価格帯になると、希少価値が高く世界的にも人気のある高級ウイスキーが手に入ります。予算や用途を考えながら、最適な1本を選んでみてください。

飲み方に合わせて選ぶ

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ストレート・ロック・ハイボールなどさまざまな飲み方ができるのもウイスキーの魅力です。ストレートでウイスキーを飲みたい方は、熟成年数が長いウイスキーを選びましょう。アルコールのトゲが少なくまろやかな味わいなので、ストレートでも飲みやすいのでおすすめです。

ロックでウイスキーを楽しみたい方は、冷えたり加水したりしても味がつぶれないウイスキーが適しています。内側を焦がした樽を使って熟成させたバーボンや、アルコール度数が50%以上ある強めのウイスキーを選んでみてください。

ハイボールに合うウイスキーを選ぶときは、コクや香りが強い銘柄をセレクトしましょう。ストレートではクセが強くて飲みにくいモノも、炭酸によって風味を和らげられます。また、ストレートでも楽しめるほど濃厚な高級ウイスキーを使って、リッチなハイボールを作るのもおすすめです。

プレゼントの場合は贈る相手の年代に合わせて選ぶ

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10年ほど前までは、20~30代の若い世代にはビールやワインなどが圧倒的な人気でした。しかし、近年のウイスキーブームに伴い、ウイスキーを楽しむ若い世代も増加。かつては飲みやすい銘柄を贈るのが定番でしたが、クセのある銘柄が喜ばれる場合もあります。好みの味や飲み方などを聞いてから銘柄をしぼるのがおすすめです。

ウイスキーを好む割合が増えてくるのが40~50代。この世代には一風変わった銘柄を贈るよりも、王道のジャパニーズウイスキーがおすすめです。特に年代物は希少価値が高いため、ウイスキー好きの方にプレゼントとして贈れば大変喜ばれます。

そして、60代以降の方にウイスキーを贈るならスコッチウイスキーがおすすめです。今から30~40年ほど前のスコッチウイスキーは高級品であり、ステータスの象徴。当時に思いを馳せられるよう、ネームバリューのある銘柄をチョイスしてみてください。

高級ウイスキーのおすすめ

ニッカウヰスキー 竹鶴ピュアモルト ジャパニーズウイスキー

ニッカウヰスキー 竹鶴ピュアモルト

日本のウイスキーの父と呼ばれる、竹鶴政孝の名前を冠したピュアモルトウイスキーです。熟成を重ねた上質なモルトのみを使用した、深いコクと味わいが特徴。柔らかな飲みやすさがあり、酸味やアルコールが舌に残りません。

モルトウイスキーのみをブレンドした「ヴァッテッドモルトウイスキー」なので、ブレンデッドウイスキーのように穏やかな飲み口が感じられるのも魅力のひとつ。アルコールが苦手な方にも適しています。熟練のブレンダーが試行錯誤の末に生み出した、バランスのよい高級ウイスキーです。

サントリー(SUNTORY) 知多 シングルグレーン ジャパニーズウイスキー

サントリー(SUNTORY) ウイスキー 知多

本製品は、愛知県にある知多蒸溜所で生まれたグレーンウイスキーのみをブレンドして造られた銘柄です。原酒として、クリーン・ミディアム・ヘビーの3種類を造りわけているのも魅力のひとつ。スパニッシュ樽やオーク樽なども使い分け、個性豊かな原酒を蒸留しています。

ひと樽ごとに異なる熟成のピークを見極めたら、絶妙なバランスで原酒をブレンド。さまざまな原酒が混ざりあうことで、繊細でほのかな甘味が生まれます。すっきりとした後味のなかに奥深さがあり、世代を選ばず好まれる高級ウイスキーです。

ジョニーウォーカー(Jonnie Walker) グリーンラベル 15年 ヴァッテッドモルト スコッチウイスキー

ジョニーウォーカー(Jonnie Walker) グリーンラベル 15年

15年以上熟成させたモルト原酒のみで造られたブレンデッドスコッチウイスキー。「タリスカー」「リンクウッド」「クラガンモア」「カリラ」という4つのモルトを中心に、バランスよくブレンドされています。

程よいスモーキーさと熟成したワインのような果実感があり、ストレートでゆっくり飲むのがおすすめ。それぞれの原酒の個性を残しながら、奥深く芳醇な味わいが楽しめる高級ウイスキーです。

ティーリング(TEELING) シングルグレーン アイリッシュウイスキー

ティーリング(TEELING) シングルグレーン

トウモロコシ・ライ麦・小麦を主原料とし、さらに大麦麦芽を加えて造られたアイリュッシュグレーンウイスキーです。カベルネ・ソーヴィニヨン種の赤ワインに使った樽で追加熟成することで、力強い味わいが感じられます。冷却処理をせずにボトリングするので、香りや旨味を損ねません。

味わいはとてもスパイシーで、豊かなレッドベリー系フルーツの香りが広がります。程よい酸味と渋味があるため、ウイスキーを飲み慣れている方におすすめの銘柄です。

ノブ クリーク(KNOB CREEK) シングルバレル リザーブ バーボンウイスキー

ノブ クリーク(KNOB CREEK) バーボンウイスキー シングルバレル リザーブ

アメリカで禁酒法が制定される前の強烈なインパクトをもつバーボンがコンセプトの銘柄。複数樽からブレンドするのではなく選ばれた1樽のみで造られており、力強さと濃厚な甘味が特徴です。

一口含めば、9年かけて熟成された原酒由来のバニラやキャラメルのような甘い香味がいっぱいに広がります。アルコール度数は60%ありますが、まろやかな口当たりがそれを感じさせません。バーボンに抵抗感がある方にもおすすめの製品です。

I.W.ハーパー 12年 カナディアンウイスキー

I.W.ハーパー 12年

バーボンに長期熟成の意味はないと言われていた1961年当時に発売された12年熟成のプレミアムバーボン。熟成によって生まれたメロンやバナナのように甘く華やかな香りが特徴です。

バーボンはほかの地域に比べて熟成が進みやすく、4~6年ほどの熟成期間が一般的。本製品は味を損ねないよう高度な管理が行われており、ふくよかで雑味のない甘味を楽しめます。デキャンタボトルのフォルムも美しく、プレゼントにも喜ばれる銘柄です。

グレンフィディック(Glenfiddich) 18年 スモールバッチリザーブ シングルモルト スコッチウイスキー

グレンフィディック(Glenfiddich) 18年 スモールバッチリザーブ

アメリカンオークのバーボン樽と、スパニッシュオークのオロロソ・シェリー樽を最低18年以上熟成。それぞれ厳選したモルト原酒をブレンドし、スモールバッチ(小さめの樽)で最低3ヶ月後熟した銘柄です。

スモールバッチはウイスキー原酒と樽が触れる面積が大きいため、短期間でも濃厚な風味が生まれるのが特徴。レーズン・チョコレート・バニラ・ジンジャーのような香りが複雑に混じり、余韻も長く続きます。強い甘味とコクがあるため、食後酒として楽しむのもおすすめの高級ウイスキーです。

コーヴァル(Koval) シングルバレル フォーグレーン アメリカンウイスキー

コーヴァル(Koval)  シングルバレル フォーグレーン

アメリカを代表する小規模独立スピリッツメーカー「コーヴァル」のグレーンウイスキーです。厳選された4種類の原料をブレンドし、ミネソタから取り寄せたこだわりのヘビーチャード・オークの新樽で熟成しています。

リンゴ・ブドウ・麦などの繊細かつ複雑な香りが特徴。まろやかで上品な甘さのなかには、ほのかにスモークフレーバーを感じます。オーガニックの原料のみを使用しており、安全性にもこだわりたい方におすすめの銘柄です。

シーバスリーガル(Chivas Regal) 25年 ブレンデッド スコッチウイスキー

シーバスリーガル(Chivas Regal) 25年 ブレンデッドスコッチ

25年以上熟成させた原酒のみをブレンドした贅沢なウイスキー。グラスに注げば、甘く官能的なオレンジとピーチの果実感に、ナッツのほのかな香りが広がります。

おすすめの飲み方は、ストレートかロック。ミルクチョコレート・オレンジ・フォンダンショコラを思わせるクリーミーな旨味を堪能できます。父の日のプレゼントや、目上の方への贈り物に最適な高級ウイスキーです。

カナディアンクラブ 20年 カナディアンウイスキー

カナディアンクラブ カナディアンクラブ 20年

「C.C.」の呼び名で世界中から愛される、カナディアンウイスキーを代表する銘柄です。良質なオーク樽で20年熟成されており、深い琥珀色とまろやかな味わいが特徴。グラスに注げば、甘く華やかな香りが広がります。

おすすめの飲み方は、ストレートかロック。トゲかなくまろやかな味わいが楽しめます。しっかりとした甘味があるので、デザート感覚で食後酒としても楽しめる銘柄です。

デュワーズ 25年 ブレンデッド スコッチウイスキー

デュワーズ 25年 ブレンデッド スコッチウイスキー

スコッチのブレンデッドウイスキーを代表する銘柄「デュワーズ」の25年物。40種類以上のモルトとグレーンウィスキーをブレンドした1本で、複雑さのなかにも調和の取れた味わい深さを感じるのが特徴です。

本銘柄はブレンド後に再びオーク樽に入れて熟成されるという「ダブルエイジング製法」を採用。芳醇な香りとクリーミーな甘さを楽しめるのも魅力です。ハイボールで親しまれている「デュワーズ」のなかでは高価格帯なので、普段よりも贅沢な1杯を味わいたい方はぜひチェックしておきましょう。

ザ・バルヴェニー 21年 ポートウッド シングルモルト スコッチウイスキー

ザ・バルヴェニー 21年 ポートウッド シングルモルト スコッチウイスキー

スコッチで有名なグレンフィディック蒸留所の弟分にあたるバルヴェニー蒸留所のシングルモルト。床の上で大麦を発芽させる「フロア・モルティング」を伝統的に行っているほか、バーボン樽、さらにはシェリー樽に詰め替えて熟成しているのが特徴です。

本銘柄は熟成が進んだ21年物のなかでも、最後にポートワイン樽で後熟したタイプ。蜂蜜を思わせる豊かな香りと濃厚な味わいを堪能できます。また、フィニッシュの余韻が長いのも魅力。味わい深いウイスキーに酔いしれたい方におすすめの1本です。

トマーティン 36年 シングルモルト スコッチウイスキー

トマーティン 36年 シングルモルト スコッチウイスキー

全世界に向けて800本、日本国内は180本限定でリリースされたと言われているスコッチウイスキー。本銘柄はハイランド地方のシングルモルトに分類される1本で、生産元のトマーティン蒸留所は世界一標高の高い蒸留所のひとつとしても知られています。

トマーティン36年は、フルーティーさがありながらも円熟な味わいを堪能できるのが特徴。原酒として30年近く熟成させた後にファーストフィルのオロロソシェリー樽に移して後期熟成させた原酒と、36年以上リフィル樽で熟成された原酒をブレンドしており、惜しみなく手間をかけているのも魅力です。プレミアムなウイスキーを手に入れたい方はぜひおさえておきましょう。

ハイランドパーク 40年 シングルモルト スコッチウイスキー

ハイランドパーク 40年 シングルモルト スコッチウイスキー

オークニー諸島で蒸留されているスコッチウイスキー。同エリアでは最北端に位置するハイランドパーク蒸溜所のシングルモルトで、なかでも本銘柄は濃厚な味わいが堪能できる40年物です。

味わいとしては特段にコクがあり、ダークフルーツ・ナツメグ・シナモン・チョコレートなどの香りが楽しめるのもポイント。後味はスモーキーで、しっかりと余韻が感じられるのも魅力です。至高のウイスキーを求めている方はぜひご賞味ください。