スコットランドで製造されるスコッチウイスキー。独特のスモーキーな香りが特徴で、ハイボールの人気に伴い、ウイスキーに興味を持つ方も増えてきています。

また、原料や産地によって味わいが大きく異なるのもスコッチウイスキーの魅力です。今回は、初めての方でもおいしく味わえる、おすすめの銘柄もご紹介します。ぜひスコッチウイスキーの奥深い魅力に触れてみてください。

スコッチウイスキーとは?

スコッチウイスキーの原料は?

ウイスキーは穀物が原料の蒸溜酒を樽で熟成させたお酒のこと。穀物は大麦や小麦、ライ麦、トウモロコシなどです。

スコッチウイスキーの特徴はピート(泥炭)を焚いて乾燥させる際に生じる風味。モルト(大麦麦芽)を原料とするモルトウイスキーと、トウモロコシなどを原料とするグレーンウイスキーを混ぜるのが主ですが、シングルモルトも人気です。なお、シングルモルトとは、ひとつの蒸溜所でモルト原酒だけで造られたウイスキーのことを指します。

スコッチウイスキーの度数は?

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EUの規則で、蒸溜酒はアルコール度数40%以上で瓶詰めすることが定められています。そのためスコッチウイスキーは40〜43%が主流です。

しかし、46%以上のスコッチウイスキーも少なくありません。度数が46%を下回るとアルコール中の脂肪酸などが凝固することがあり、40〜43%のウイスキーの場合は一旦冷却して固形物を濾過する冷却濾過をいう作業を行います。しかし、冷却濾過すると香りや風味が落ちるのがデメリット。風味の変化を嫌うブランドは高いアルコール度数で瓶詰めしています。

どんな条件を満たしたウイスキーがスコッチウイスキーと呼ばれるの?

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スコッチウイスキー製造は法律によって細かく規定されています。「大麦やそのほかの穀物、および水と酵母のみを原料とする」や「糖化や発酵そして蒸溜をスコットランドの蒸溜所でおこなう」「スコットランドにおいて3年以上オーク樽で熟成させる」などが主な条件です。

スコッチウイスキーの選び方

種類で選ぶ

モルトウイスキー

大麦麦芽のみを原料として作られるモルトウイスキー。モルトの独特な香ばしい味わいが特徴です。なかでも、ほかの蒸溜所のウイスキーとブレンドされず、ひとつの蒸溜所で造られるシングルモルトは、その蒸溜所のこだわりが顕著に現れるため、銘柄によって味わいが大きく異なります。

それぞれの銘柄に個性があって面白く、虜になってしまう方も多いシングルモルトウイスキー。個性的なウイスキーを味わってみたい方や、ブルーチーズなどクセのあるおつまみが好きな方におすすめです。

なお、ヴァッテッドモルトという、シングルモルトのみをブレンドして造られたウイスキーもあります。

グレーンウイスキー

トウモロコシや小麦などの穀類を使って造られるグレーンウイスキーは、個性の強いモルトウイスキーと違って口当たりが軽く、優しい風味が特徴。その穏やかな味わいゆえに、サイレントスピリッツとも呼ばれます。

基本的にグレーンウイスキーはブレンデッドウイスキーの原料として使われるため、単体で発売されているモノはごくわずかです。しかし、その飲みやすさから愛飲している方も多いので、飲みやすいウイスキーを探している方はぜひトライしてみてください。

ブレンデッドウイスキー

ブレンデッドウイスキーとは、2つ以上のシングルモルトウイスキーと、グレーンウイスキーを混ぜ合わせた銘柄。ブレンドすることにより、さまざまな風味が絶妙に調和した、飲みやすいウイスキーに仕上がります。

気軽にトライできるリーズナブルな価格も魅力的。クセの強いウイスキーが苦手な方や、ウイスキー初心者にもおすすめです。ブレンドの割合によって味わいも違うので、いろいろ試してみてお好みの銘柄を見つけましょう。

産地で選ぶ

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ハイランド

スコットランドの北側にある、広大な地域のハイランド。スコットランドの蒸溜所は、3分の1ほどがハイランドにあります。広いハイランドのなかでも、有名な蒸溜所が多くあるのが北ハイランドです。

広い地域だけにさまざまな味わいの銘柄がありますが、比較的まろやかで落ち着いた味わいのモノが多い印象。グレンモーレンジィ、ダルモアなどが造られています。

スペイサイド

さほど大きな土地ではありませんが、大麦の収穫量が多いため多数の蒸溜所があり、有名な蒸溜所が集中しているスペイサイド。ウイスキーは、花やハチミツのようなフローラルな香りと華やかな風味の銘柄が多く、親しみやすいのが特徴です。

日本でも有名なマッカラン、グレンフィデックなどが造られている地域。ウイスキー初心者はまずスペイサイドの銘柄からトライしてみるのがおすすめです。

ローランド

ローランドは、スコットランドの南側に位置する地方です。かつてはたくさんのモルトウイスキー蒸溜所がありましたが、次第に衰退し、現在稼働している蒸溜所は6つのみとなっています。

ローランドモルトは、通常2回の蒸溜を3回行うところがあるのも特徴。そのためライトな口当たりで、良質な大麦ならではの柔らかな風味と、わずかにドライな後味が楽しめます。

代表的な銘柄としてはオーヘントッシャンや、グレンキンチー。ブレンデッドウイスキーに使われるグレーンウイスキーを多く生産している地域としても有名です。

アイラ

スコットランドの西側に位置する小さな島、アイラ島。その面積は淡路島よりひと回り大きい程度です。現在稼働している蒸溜所は8つと少ないにも関わらず、「スコッチの聖地」と呼ばれています。

アイラ島で造られるウイスキーは、非常に個性的な味わいが特徴。風味は、「消毒液のような薬品臭」「強烈な燻製臭」などとたとえられます。独特な味わいが生まれる秘密は、ピートと呼ばれる泥炭を原料に使用すること。そのためスモーキーで独特な風味が強まります。

味わいは人によって好き嫌いが分かれますが、だんだんと好きになり熱狂的なファンになる方も少なくありません。ラフロイグやボウモアなどが、アイラで造られる代表的な銘柄です。

キャンベルタウン

キャンベルタウンは、アイラ島とハイランド地方の中間あたりにある小さな港町。以前は30を超える蒸溜所があり、主要産地として知られていましたが、だんだんと衰退し、現在稼働している蒸溜所はわずか3つにまで減ってしまいました。

しかし、近頃は停止した蒸溜所を復興したり、新しいウイスキーの開発に力を入れたりする動きもあり、新しいウイスキーの歴史を切り拓く可能性も秘めている地域です。

港町らしく、わずかな塩気と甘みが感じられる味わいが特徴で、ファンも多いキャンベルタウンのウイスキー。スプリングバンクは華やかな風味で女性にも人気の銘柄です。

アイランズ

スカイ島やオークニー諸島など、アイラ島を除くスコットランドの島々をひとつにまとめた地域がアイランズです。それぞれの島が離れていることもあり、アイランズならではの特徴はなく、それぞれの蒸溜所によって味わいは異なります。

タリスカー、ハイランドパークなどがアイランズで造られている代表的な銘柄です。

熟成年数で選ぶ

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スコッチウイスキーのラベルに書かれている「10年」「15年」などの年数は、熟成年数を表しています。長期熟成になるほどアルコールが揮発したり、できあがるまでの手間がかかったりするため、年数に比例して値段が高くなるのが一般的です。熟成をさらに重ねることで、より味わい深く個性的な風味を楽しめます。

なお、ラベルに熟成年数の表記がないモノは「ノンエイジウイスキー」です。熟成年数に捉われず原酒をブレンドしているため、価格が抑えられています。比較的安価で入手できるうえ、その銘柄らしい味わいをつかむことができるので、初心者におすすめのウイスキーです。

熟成樽で選ぶ

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オーク樽

ウイスキーやワインなど、さまざまなお酒を熟成するのに広く使われているのがオーク樽。オーク樽にはおもにアメリカンオークとヨーロピアンオークの2種類がよく使用され、それぞれに味や香りが異なります。

アメリカンオークは、濃厚な香りが特徴。バニラやバナナのような、甘くフルーティーな香りが楽しめます。すっきりとした酸味から、だんだんと深い味わいとなっていくところがアメリカンオークの醍醐味です。

ヨーロピアンオークは、ドライフルーツのような濃厚でこっくりとした甘みを感じさせるのが特徴。香りもフルーティーでまるみがあり、バランスのよい味わいが楽しめます。

ミズナラ樽

サントリーが世界で初めて使用し、以後ジャパニーズウイスキーでよく使われるようになったミズナラ樽。一般的には、ミズナラ樽で熟成させたウイスキーは繊細な味わいとされていますが、実際はオークよりも強い香りを持っています。

香木の白檀や伽羅のようとも評される、芳醇で豊かな香り。熟成が進むにつれ、ラズベリーのような香りも感じられます。また、酸がしっかりしているのもミズナラの特徴です。

シェリー樽

現在は、スコッチウイスキーはバーボン樽で熟成されることが多いですが、以前はシェリー樽での熟成がメインでした。しかし、価格の高騰により入手が難しくなったため、現在シェリー樽での熟成は少なくなってきています。

シェリー樽で熟成させると、シェリーの香りや色がウイスキーに影響して、より味わい深くなるのが魅力。たとえば、オロロソという色の濃いシェリーを熟成させた樽を使って造られたウイスキーは、赤みの強い、濃い目の琥珀色になります。

シェリー樽ならではの魅惑的な色合いと、濃厚な甘みは秋冬にぴったりの味わい。静かな夜に、ゆったりと味わいたい風味があります。

バーボン樽

バーボン樽での熟成は、以前主流だったシェリー樽が不足して手に入らなくなった際に、アメリカからバーボン樽を輸入して使用したのが始まりとされています。

バーボン樽で熟成させたウイスキーがおいしく仕上がったため、その後も継続してバーボン樽が使われるようになりました。現在ではスコッチウイスキーの多くがバーボン樽で熟成を行っています。

バーボン樽で熟成を行うと、バーボンらしいカラメルのような甘みがプラスされ、まろやかな口当たりへと変化するほか、ほのかにスモーキーな香りがつくのも特徴です。

スコッチウイスキーのおすすめ銘柄|シングルモルト

ザ・マッカラン(MACALLAN) 12年 シングルモルト ウイスキー

スペイサイド産のシングルモルトらしい、華やかな香りと芳醇な味わいが魅力のスコッチウイスキー。世界中で愛される名門でありながら、ウイスキー初心者もすっと飲める口当たりのよさが特徴です。高級ウイスキーとしての気品あふれる味わいは、長年多くのファンを魅了しています。

「シングルモルトのロールスロイス」とも呼ばれ高級銘柄でもあるマッカランですが、12年はマッカランのなかでも一番若い熟成のボトルです。シェリー樽ならではのフルーツを思わせる濃厚な甘みをしっかり持っており、スコッチウイスキーを初めて飲む方におすすめします。

ボウモア(BOWMORE) ナンバーワン シングルモルト ウイスキー

アイラ島内で最古の蒸溜所で大切に造られている、伝統的なスコッチウイスキー。どっしり重めな味わいがありながらも、柑橘のようなフレッシュな香りと後からふわりくるはちみつのような甘い香りが人気を博しています。

特に特徴的なのはスモーキーな香りである「ピート香」が強いことです。ピートとは泥炭のことで、野草や植物がじっくり時間をかけて炭化したもの。ピートで麦芽を乾燥させ、いぶすことでウイスキーの大きな特徴であるピート香をつけることが可能です。

特徴的なウイスキーを飲んでみたいけれど、あまり個性が強い銘柄は難しそうと悩んでいる方におすすめ。クセになるけど飲みやすい、個性があるおすすめスコッチウイスキーです。

ザ・グレンリベット(THE GLENLIVET) 12年 シングルモルト ウイスキー

シングルモルトウイスキーの蒸溜所のなかでも、トップレベルに有名なグレンリベット蒸溜所によるスコッチウイスキー。スペイサイド産らしい青りんごを思わせるフルーティーで爽やかな香りが魅力です。

一口飲むと、香りからは想像できないようなグッと奥深いウッディさが鼻に抜けていき、後からとろみのあるバニラのような優しい甘さを感じられます。水割りにするとウッディさがやわらぎ、さらにエレガントなスコッチウイスキーが楽しめるのでおすすめです。

グレンフィデック(GLENFIDDICH) 12年 シングルモルト ウイスキー

世界で初めてシングルモルトウイスキーとして発売された、まさにシングルモルトの元祖のような存在です。当時のスペイサイド地方ではシングルモルトのみで発売することに批判的な声もありましたが、グレンフィデックの爽やかでライトな飲み口はすぐに人気となり、シングルモルトの火付け役となりました。

青リンゴや梨のようなフレッシュで少し青みを感じる香りで、味はしっかりめです。メイプルシロップを思わせる甘みを持っていて初心者の方にもおすすめ。ほのかに漂うスモーキーフレーバーがマイルドに広がり、また飲みたくなるスコッチウイスキーです。

ラフロイグ(LAPHROAIG) 10年 シングルモルト ウイスキー

アイラ島で造られている、ドッと口の中に広がる強いピート香が特徴のスコッチウイスキー。非常に強い個性を持っており、一口で好き嫌いが分かれる銘柄なので、個性の強いウイスキーを飲んでみたい方におすすめです。

ヨードチンキのような香りと例えられるほど癖が強く、味わいはオイルのように濃厚で重厚な味わい。ほんのり海藻の塩気を思わせるフレーバーが隠れており、きりっとドライな後味です。バーボン樽特有のバニラっぽい甘さが後から広がっていくため、好きな方はとことんハマってしまう味といえます。

アードモア(ARDMORE) レガシー シングルモルトウイスキー

イギリスで開催された、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2016」において金賞を受賞したスコッチウイスキー。ハイランド産らしい強いピート香が特徴で、煙たさとちょうどよいすっきり感があるので、スモーキーなモルトの入門編としておすすめです。

さまざまな産地のピートのなかでもより炭素を多く含んでいるため、甘さやくどさが少なくドライな仕上がり。ハイボールにすることでさらに強いドライ感が楽しめ、揚げ物やピザと一緒に飲むのにぴったり。価格も安いので手に取りやすく、初心者の方がチャレンジしやすいスコッチウイスキーです。

グレンモーレンジィ(Glenmorangie) オリジナル シングルモルト ウイスキー

2012年、IWSCディステラー・オブ・ザ・イヤーを受賞したハイランド地方のスコッチウイスキー。1843年創業のグレンモーレンジィ蒸溜所で、スコットランドで最も背の高いポットスチルによって造られています。これにより余分な雑味やくどさが抜け、クリアで透明感のあるエレガントな味わいに。

鮮やかなレモンゴールドの色合いと、柑橘系やピーチ、マンダリンといったなめらかな甘さを感じる香味が多くのスコッチウイスキーファンに人気。初心者はもちろん、すっきりクリアでありつつ複雑な余韻を残すスコッチウイスキーを探している方にもおすすめです。

スプリングバンク(Springbank) 10年 シングルモルト ウイスキー

港町キャンベルタウンのなかでも安定したウイスキーづくりを行っている、スプリングバンク蒸溜所のメイン銘柄です。港町特有の強い塩辛さを持っており、しかもその塩味はすべてのモルトウイスキーのなかでもトップレベル。奥からじんわりと広がる甘みがクセになるとして、コアな人気があります。

非常に個性的な香りと味わいで、一度味わったらまた飲みたくなる不思議な香味です。香りは洋ナシやバニラを感じさせるやわらかな甘さを持っており、後から突き抜けていくピート香がスコッチウイスキーのファンを魅了し続けています。

ハイランドパーク(Highland Park) 12年 ヴァイキング・オナー シングルモルト スコッチウイスキー

オークニー島のハイランドパーク蒸溜所生まれのスコッチウイスキー。アイラ島以外の島で造られる、いわゆる「アイランズモルト」の1つです。アイランズモルトは島それぞれの特徴を持っているため、本銘柄も非常に個性的。高い人気のあるブレンデッドウイスキー「フェイマスグラウス」の原酒の1つでもあるシングルモルトです。

薫り高いシェリーの風味、控えめなピート香、複雑なアロマとコクがあるのにすっきりしたドライな味わいは、まさに食後酒におすすめ。おいしい食事を楽しんだ後の口直しに、ぜひ一杯楽しんでみてください。

ザ・シングルトン(THE SINGLETON) ダフタウン 12年

1896年にスペイサイドの中心部で設立したダフタウン蒸溜所のスコッチウイスキー。豊かな土壌と良質な水、さらに伝統的な製法、何世代にも受け継がれるクラフトマンシップによって同地区を代表するシングルモルトに仕上がっているのが特徴です。

じっくりと蒸溜工程を経たのち、ヨーロピアンオークのシェリー樽とアメリカンオークのバーボン樽の両用で熟成させているのもポイント。口当たりはなめらかで、ナッツの香りやフルーツのような味わいを楽しめます。ややライトなテイストなので、飲みやすい1本を求めている方にもおすすめです。

アベラワー(ABERLOUR) ダブルカスクマチュアード 12年

スペイサイドにあるアベラワー蒸溜所のスコッチウイスキー。後のカンタベリー大司教となる聖ダンススタンに捧げられた井戸敷地が設立場所として知られており、歴史情緒溢れる土地からウイスキーが生まれています。

アベラワーと言えばシェリー樽とバーボン樽の2種類を使って熟成する「ダブルカスクマチュレーション」が有名。なかでも本製品は双方のバランスを吟味することによって、エレガントかつ複雑さが調和した味わいを堪能できるのが特徴です。

香りにはリンゴのようなフルーティさが感じられるほか、チョコレートやシナモン、ジンジャーのアロマが引き立つのもポイント。なめらかさと芳醇さとを満喫できるおすすめの1本です。

ロイヤルロッホナガー(ROYAL LOCHNAGAR) ロイヤルロッホナガー 12年

1845年に設立したロッホナガー蒸溜所のスコッチウイスキー。ヴィクトリア女王とアルバート公が訪れたことで王室御用達となり、その証として「ロイヤル」の冠を授与されたという歴史があります。

やや辛口のテイストで、木の削り香が感じられるのがポイント。口にすると最初は甘さ、その後すぐに酸味が追いかけてきて、さっぱりとした後味が楽しめます。希少性の高い銘柄のひとつとして知られているので、一度は飲みたいスコッチウイスキーです。

スコッチウイスキーのおすすめ銘柄|グレーン

キャメロンブリッジ(CAMERON BRIG) シングルグレーン スコッチウイスキー

ローランド地方ファイフにあるキャメロンブリッジ蒸溜所のシングルグレーンウイスキー。キャメロンブリッジ蒸溜所は、ジョニーウォーカーをはじめとするブレンデッドウイスキーのためのグレーン原酒を造っている蒸溜所です。

シングルグレーンのスコッチウイスキーらしく、優しい風味と穏やかな味わいが特徴。ストレートやロックでゆっくり飲むと、青りんごや柑橘系フルーツの甘酸っぱい香りが広がります。後味は、はちみつのような甘さがほのかに感じられ、すっきりクリアです。

ハイボールにするとアルコールが強調されますが、楽しく飲むにはうってつけ。ローランド産らしいライトでドライな飲み口に変わります。ロックとハイボールで全く違う味わいが楽しめる、おすすめスコッチウイスキーです。

ロッホローモンド(Loch Lomond) シングルグレーン スコッチウイスキー

ローランド地方の境界線に近い、南ハイランド産のシングルグレーンウイスキー。軽く優しい味わいが多いシングルグレーンでは珍しい、革やナッツの香りを感じるヘビーさが魅力です。

やや渋みがあるので、クセの強いスコッチウイスキーが好きな方にもおすすめ。ハイボールにしてもほんのりとした重厚感が残り、物足りなさがありません。

ヘイグクラブ(HAIG CLUB) シングルグレーン スコッチウイスキー

バーボン樽で熟成されたスタイリッシュでモダンなグレーンウイスキー。フレーバーの異なる3種類のカスクが使われているのが大きな特徴です。なめらかな口当たりとタフィーやバニラのような甘い香りは、ロックでも美味しく飲めますが、コーラやジンジャーエールと合わせることで香りや甘みをより感じられます。

トニックウォーターやフルーツと合わせたり、ウォッカの代わりにエスプレッソマティーニのベースにしたり、さまざまな楽しみ方ができるのもポイント。爽やかでスムーズな味わいなので、ウイスキーが苦手な方でも美味しく味わえます。

スコッチウイスキーのおすすめ銘柄|ブレンデッド

シーバスリーガル(Chivas Regal) 12年 ブレンデッド スコッチウイスキー

スコッチウイスキーのプリンスといわれるブレンデッドウイスキー。スペイサイド産のシングルモルトを基調としてブレンドされているため、華々しくもスッキリとした味わいを持っています。

なかでもキーモルトは「ストラスアイラ」。フルーティーで若さのある香りを感じさせながらも、樽で熟成させた深いナッツのような香味やキリッとドライな風味が楽しめます。若く華やかでありつつも重厚感のある様は、まさにプリンスの名にふさわしいスコッチウイスキーです。

バランタイン(BALLANTINE) 12年 ブレンデッド スコッチウイスキー

バランタインの特徴は、スコッチウイスキーの主な産地であるスペイサイド、ハイランド、アイラ、ローランドと、4つの地方の厳選されたモルト原酒やグレーン原酒を40種以上もブレンドしていること。

それぞれの地方のスコッチウイスキーが持つ特徴がほどよく混ざり合い、非常にソフトで優しい味わいに仕上がっています。クリーミィな甘さがあるので初心者にはもちろんアルコールに弱い方にもおすすめ。水割りやお湯割りはもちろん、ストレートでもアルコールのピリピリ感が少なくじっくり味わえます。

フェイマスグラウス(FamouseGrouse) ブレンデッド スコッチウイスキー

イギリスはもちろん、世界中で非常に人気の高いスコッチウイスキーのひとつ。ラベルにはスコットランドの国鳥である雷鳥(ライチョウ)が描かれており、自信をもって造られた銘柄です。

スコットランドはウイスキーの本場で非常に多くの銘柄が発売されていますが、フェイマスグラウスは30年以上にもわたり常にトップレベルの人気を得ています。

マッカランやハイランドパークといったシングルモルトとして飲んでも十分においしいモルトをブレンドし、シェリー樽にて熟成。濃厚でコクがありつつ、シェリーの甘酸っぱい香りが楽しめるスコッチウイスキーです。

カティサーク(CUTTY SARK) オリジナル ブレンデッド スコッチウイスキー

ライトな味わいでつい進んでしまう、日常に楽しく飲むのにおすすめのブレンデッドウイスキー。クセがなく飲みやすいのでスコッチウイスキー初心者におすすめです。何を買えばよいか迷っている方にまず試してほしい銘柄。口当たりがよく後に残りにくいので、食前酒にもぴったりの1本です。

デュワーズ(DEWARS) ホワイトラベル ブレンデッド スコッチウイスキー

アメリカでシェアトップレベルを誇る、スタンダードなスコッチウイスキー。淡麗でドライな味わいでウイスキー特有のとろみが非常に少なく、飲みやすさに定評がある銘柄です。ストレートはもちろん、ハイボールならさらにドライに手軽に楽しめます。

どんな飲み方をしてもきちんとおいしく飲めて満足感があり、バーテンダーの支持も高い銘柄。とにかくクセのない銘柄を試したい方におすすめです。

ジョニーウォーカー(JOHNNIE WALKER) ブラックラベル ブレンデッド スコッチウイスキー

ジョニーウォーカーのなかでも、12年以上熟成された原酒をブレンドしたプレミアム銘柄。ウイスキーはシングルモルトに限る、と思っているウイスキーにこだわりのある方にぜひ試してほしいスコッチウイスキーです。

手に入れやすい安い価格からは想像できない深いコクと味わい、ふわりと広がるピート香。ストレートでじっくり飲んでもアルコールのトガりが気になりにくく、しっかりまるみのあるおいしさを感じます。何気ない日常で気軽に飲める価格帯ながら、満足度の高い銘柄です。

オールドパー(Old Parr) 12年 ブレンデッド スコッチウイスキー

152歳まで生きたといわれる農夫、「オールドパー」の名前を持つスコッチウイスキー。日本に輸入された最初のスコッチともいわれ日本人も大いに影響を受けているウイスキーの1つです。

12年以上熟成した原酒が持つ芳醇な味わいと深いコク、温かみを感じる余韻は非常に日本人好み。うまみがしっかりしているので、ぶりの照り焼きなど濃いめの和食のお供にもおすすめです。

番外編:スコッチウイスキーのおすすめの飲み方

オン・ザ・ロック

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オン・ザ・ロックでおすすめなのは氷にアイスボールを使うことです。アイスボールはロックグラスにぴったり収まる大きさのボール状アイスを指します。シリコン製の型を使えば自宅でもミネラルウォーターで作ることが可能です。

ロックグラスに水を注ぎ、アイスボールをそっと入れたら数回回します。グラスが冷えたら中の水を捨ててウイスキーを注ぎ入れ、温度が均一になるようにゆっくりアイスボールを回せば完成です。なお、ウイスキーを1オンス(30ml)入れるとシングル、60mlはダブル。メジャーカップを備えておくと便利です。

大きな塊の氷なので溶けにくいのがメリット。ゆっくり飲んでも、水っぽくならずに冷えたウイスキーが楽しめます。クセの強いシングルモルトよりも飲みやすいブレンデッドウイスキーを使うのがおすすめです。

水割り

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水割りは日本ではウイスキーのポピュラーな飲み方。食事とともにウイスキーを味わいたいなら水割りがおすすめです。しかしコップに氷とウイスキーを入れて水で割るだけなので、テキトーに作ってしまうことも少なくありません。水割りのスタンダードな作り方を確認しておきましょう。

グラスは背の高いタンブラータイプ。グラス一杯に氷を入れグラスが冷えたらウイスキーをグラス1/3ほど注ぎます。ポイントはマドラーやバースプーンを使って十数回静かに回すこと。ウイスキーがしっかり冷えるとともに、香りが引き立つのがメリットです。その後、ウイスキー量の2〜2.5倍ほどのミネラルウォーターを静かに入れて、最後にマドラーで軽く混ぜます。なお、ウイスキーを同量の常温ミネラルウォーターで割ったモノを特に「トワイスアップ」といいます。

お湯割り

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寒い季節には、お湯割りでホットなウイスキーを楽しみましょう。さまざまな香りが湯気と共に立ち上り、ふくらみのある味わいをさらに強調します。水割りに比べ少しアルコールの吸収がよくなるので、ゆっくり楽しむのがおすすめ。

では、お湯割りのスタンダードな作り方を確認しましょう。カップタイプの耐熱グラスに一度お湯を入れ、グラスを先に温めます。温めたお湯を捨て、ウイスキーをグラス1/3杯ほど注ぎましょう。

次に、ウイスキーの2~3倍のお湯を入れます。お湯は沸騰したてだとアルコールが際立ってしまうので、80℃ほどに冷ましたモノを使うことがポイント。最後に、マドラーで混ぜて完成です。

トッピングとしてジャムを加えればデザート感覚で楽しめるうえ、シナモンやクローブなどのスパイスを加えればより温かさがUP。ぽかぽかと体を温めながらさまざまなおいしさを味わえます。

ハイボール

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ウイスキーを炭酸で割ったカクテルでウイスキー・ソーダともいいます。ウイスキーをさっぱり飲めるのでアルコールに弱い方におすすめです。

氷を入れたタンブラーにウイスキーを45ml入れます。マドラーでかき混ぜてウイスキーを冷やすのがポイント。その後ソーダを入れて混ぜます。レモンスライスを入れるのもおすすめです。

スコッチミスト

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暑い時期にスコッチウイスキーを楽しむのにぴったりの飲み方です。見た目も涼やかで華やかなのがメリット。細かい水滴がグラスに付くのでミスト(霧)という名前が付けられました。

まず、細かく砕いたクラッシュアイスをロックグラスにたっぷり入れます。ウイスキーを60ml入れてマドラーでステア。ウイスキーとグラスがしっかり冷えるまで混ぜるのがポイントです。レモンの皮を切ったレモンピールを上に飾るとより本格的になります。

ゴッドファーザー

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アンズの種子核である杏仁を原料とするリキュール「アマレット」とウイスキーを使ったカクテルです。アマレットのマイルドな甘味とカカオのような香りがウイスキーにコクを与えます。アルコールが強く濃厚で深みのあるまさに大人の味。「ゴッドファーザー」という名にふさわしいカクテルです。

作り方はとっても簡単。ロックグラスに氷を入れたら、ウイスキーとアマレットを入れてステアするだけです。分量はウイスキー45ml、アマレット15mlを使用します。