香りや味わいの奥深さが魅力の赤ワイン。産地や品種によって個性が大きく異なり、日常の食事から特別なシーンまで幅広く楽しめます。しかし、価格帯やスタイルも多彩で、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、赤ワインのおすすめをご紹介します。選び方についてもあわせて解説するので、ぜひチェックしてみてください。

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赤ワインの魅力とは?

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赤ワインの魅力は、ブドウ由来の奥行きある香りと味わいです。果皮や種と一緒に発酵させる製法ならではの深みが生まれ、ベリー系の香りやスパイスのようなニュアンスを感じられます。食中酒として活躍し、日々の食卓を彩ります。パスタや肉料理などと合わせてカジュアルに楽しめるお酒です。

味わいの幅広さも赤ワインの奥深いところです。軽やかでフルーティーなタイプは日常の食事に合わせやすく、コクのあるタイプはゆっくり味わいたい夜のひとときに向いています。産地や品種によって個性が変わるのも特徴です。

また、熟成によって表情が変わる側面もあり、時間が経つほど香りが複雑になる場合があります。熟成させて自分の好みのタイミングで飲む楽しみがあるのも赤ワインならではの特徴です。

赤ワインと白ワインの違い

赤ワインと白ワインの違いは、ブドウの使い方と製法にあります。赤ワインは果皮や種を一緒に発酵させるため、色素や渋み成分がしっかり抽出されます。果皮から生まれる深い色合いと、ほどよいタンニンが特徴で、肉料理などコクのある食事と合わせやすいのが特徴です。

白ワインは果皮を取り除いて果汁のみで発酵させる作りが一般的です。すっきりした酸味が生まれやすく、フルーツの香りや透明感のある味わいを楽しめます。魚料理や軽い前菜などとよく合います。

色や香りの違いだけでなく、温度帯による印象の変化も対照的です。赤ワインはやや高めの温度で香りが開き、白ワインは冷やすと爽やかさが引き立ちます。

赤ワインの選び方

ボディを選ぶ

口当たりが軽く渋みが少ない「ライトボディ」

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ライトボディは、果実感を楽しめるタイプで、赤ワインに慣れていない人でも試しやすい飲み心地です。渋み成分であるタンニンが控えめなため、酸味とのバランスが素直に感じられます。普段の食卓にも合わせやすく、冷菜やあっさりした肉料理と一緒に楽しめます。

アルコール度数も比較的穏やかで、食事中に重たくなりにくい点も魅力です。気温が高い時期にはやや冷やしてみると、より爽やかな印象になります。

バランスがよくさまざまな料理と合う「ミディアムボディ」

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ミディアムボディの赤ワインは、軽さと力強さの中間に位置し、料理の幅を選ばない万能さが特徴です。タンニンと酸味のバランスがよく、赤身肉やトマト系パスタのような比較的主張のあるメニューにも寄り添います。家庭で作る幅広い料理に合うので、晩酌用、来客用の1本としてもおすすめです。

果実味が豊かで香りも程よく広がるため、初心者から赤ワイン経験者まで幅広く楽しめます。飲みやすく使い勝手がよいので、迷ったときに選ぶのにも適しています。

赤ワインならではの渋みや重さを楽しむなら「フルボディ」

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フルボディの赤ワインは、しっかりとした厚みと深い味わいが魅力で、重心の低い香りと力強いタンニンが印象に残ります。煮込み料理や炭火焼きの肉料理のような濃い味付けと好相性です。熟成に向いている銘柄も多いため、時間経過によって生まれる味わいの複雑さを楽しみたい人にも適しています。

フルボディの赤ワインは温度が上がるにつれて香りの奥行きが広がるため、少し時間をかけて向き合うと楽しみが増えます。特別な日の食卓にも使いやすい重厚なタイプです。

ブドウの品種で選ぶ

ピノ・ノワール

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ピノ・ノワールで造った赤ワインは、繊細な香りと軽やかな味わいが魅力。ベリー系の華やかな香りが広がり、酸味がすっきりと感じられます。軽めの料理との相性がよく、和食と合わせるのもおすすめです。渋み成分のタンニンが穏やかなため、初心者の方にも飲みやすい傾向にあります。

軽く冷やすと酸味が引き立ち、爽やかな印象が生まれます。カジュアルに楽しみたいときに適した、柔らかい印象の品種です。

メルロー

メルローで造った赤ワインは、丸みのある口当たりと穏やかな香りが特徴です。熟した果実の香りがふわりと広がり、タンニンは控えめで、やさしい飲み心地のワインに仕上がる傾向にあります。煮込み料理や肉料理との相性が良好です。

ほどよいコクがあるので、ゆっくりとした食事時間を彩るワインとしてぴったり。クセが強くないため、初めての1本としてもおすすめです。

カベルネ・ソーヴィニヨン

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カベルネ・ソーヴィニヨンで造った赤ワインは、濃い果実の香りと力強いタンニンが特徴で、飲みごたえを求める人に適しています。味わいの輪郭がはっきりしており、ステーキなどの濃い味付けの料理がペアリングとしておすすめです。

熟成にも向いており、時間と共に香りや味に深みが増します。家でゆっくり楽しめるのももちろんですが、ボリュームのある肉料理が登場するアウトドアシーンにも活躍します。赤ワインの奥深さをより堪能できる品種です。

産地で選ぶ

旧世界

旧世界とは、古くからワイン造りをおこなってきた地域を指します。フランスやイタリア、スペインなどが代表的です。伝統的な製法が重んじられ、厳格な法規制のもと安定した味わいのワインが造られます。旧世界の赤ワインは、香りや渋みの出方が繊細で、料理に寄り添う上品な印象の銘柄が多い傾向にあります。

また、畑ごとの違いが味に反映されやすいため、同じ品種でも産地や区画によって風味が大きく変わるのも魅力です。土地ならではの個性を飲み比べて楽しむことができます。

新世界

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新世界とは、アメリカ、オーストラリア、チリなどワイン生産の歴史が比較的浅い産地を指します。果実味が豊かで香りがフレッシュな傾向にあり、飲みやすい赤ワインが多いのが特徴。生産の自由度が比較的高いため、近代技術や独自発想からモダンなワインが造られています。

味わいとしては、ボリューム感がありつつも、タンニンがなめらかで口当たりが柔らかいのが魅力。肉料理や味の濃いものと合わせて、カジュアルに楽しめます。また、品質に対して価格も安く、コスパに優れているのもポイントです。

用途やシーンに合わせて価格から選ぶ

赤ワインを選ぶのに迷ったら、価格を基準にするのも方法です。手頃な価格帯のワインは、果実味が素直で飲みやすく、家族や友人との家飲みにぴったりです。味わいがシンプルで、カジュアルにさまざまな料理に合わせられるため、普段使いの1本として活躍します。

一方で、価格が上がるにつれて、香りや味わいに層が生まれ、産地の個性や造り手のこだわりがよりはっきりと感じられるようになります。週末のちょっとよい食事、特別なディナー、贈り物などには、高級なワインがおすすめ。満足度や特別感が一段と高まります。価格帯によってワインの印象も変わるため、シーンに合わせて選ぶことが大切です。

赤ワインのおすすめ|ライトボディ

ジョルジュ・デュブッフ(Georges Duboeuf) ボジョレー

サントリー(SUNTORY) ジョルジュ デュブッフ ボジョレー

フルーティーで軽やかな味わいと花や果実の華やかな香りが特徴のライトボディの赤ワイン。「ボジョレーの帝王」と称されるジョルジュ・デュブッフが手がけるワインです。同社はボジョレー・ヌーヴォーを世界的に広めた立役者としても知られ、伝統的な炭酸ガス浸漬法による新鮮でみずみずしい果実味の表現に定評があります。

本銘柄は、チェリーやいちご、スミレやバラといった赤い果実と花を思わせる豊かな香りが印象的。口当たりは絹のようになめらかで、爽やかな酸味と控えめな渋みが調和しています。

やや冷やして楽しむのがおすすめ。生ハムやクリームチーズなどの軽いおつまみから、トマトベースの料理、軽めの肉料理まで幅広く合わせられます。ボジョレーならではのフレッシュな味わいを気軽に楽しめる、世界中で愛され続ける人気の1本です。

クメウ・リヴァー(Kumeu River) ヴィレッジ・ピノ・ノワール

クメウ・リヴァー(Kumeu River) ヴィレッジ・ピノ・ノワール

ニュージーランド北島のオークランド近郊クメウ地区で造られる、ミディアム寄りのライトボディの赤ワインです。本銘柄を手がけるクメウ・リヴァーは1944年創業の家族経営ワイナリーで、世界トップクラスのシャルドネで知られています。海からの涼しい風がゆっくりとブドウを成熟させ、酸味と風味のバランスに優れたワインを生み出しています。

ヴィレッジ・ピノ・ノワールは、ブルゴーニュを彷彿とさせる繊細なアロマと、ベリー系を中心とした豊かな赤いフルーツの香りが印象的。丸みのあるフルーティーな味わいに、わずかなタンニンが溶け込み、辛口で爽やかな口当たりです。酸味と果実味のバランスが絶妙で、ピュアな飲み心地を楽しめます。

鶏肉料理をはじめとした家庭料理との相性がよく、食中酒として活躍。ワイン単体でゆっくり味わうのもおすすめです。国際市場で高い評価を得ているワイナリーが手がける、高品質な銘柄です。

KWV ケープ・ルージュ

KWV ケープ・ルージュ

フルーティーな香りとすっきりとした果実味が特徴の南アフリカ産赤ワインです。KWVは1918年に南アフリカのワイン農家によって設立された歴史あるワイナリー。同国のワイン産業の発展に尽力し、品質向上や国際展開に貢献してきました。

本銘柄は、ルビー・カベルネとサンソーという厳選されたぶどう品種をブレンドして造られています。芳醇な果実の香りと豊かな果実味、ソフトなタンニンを楽しめるのが魅力。なめらかな喉ごしで、ライトボディの飲みやすい味わいに仕上がっているのが特徴です。

軽く冷やして10~12℃で飲むのがおすすめ。ハムなどの軽い肉料理のほか、肉じゃが、おでんといった和食とも好相性です。渋みが強い赤ワインが苦手な方にも親しみやすく、南アフリカワインの入門編として気軽に楽しめる1本です。

エーデルワイン 月のセレナーデ

エーデルワイン 月のセレナーデ

岩手県産のキャンベル種を使用した、フルーティーな味わいが魅力のライトボディの甘口赤ワイン。造り手のエーデルワインは、岩手県花巻市大迫町で1962年に創業した岩手県で最も歴史あるワイナリーです。岩手県産ブドウ100%にこだわったワイン造りを続けています。国内外のワインコンクールでも高い評価を得ており、東北最大級の規模を誇るワイナリーです。

本銘柄は、赤ワインのコクを持ちながらフレッシュな味わいを楽しめるのが特徴。華やかでやさしい苺に似た香りが広がり、穏やかな酸味と濃厚な甘みがバランスよく調和しています。渋みが少ないため赤ワイン初心者でも飲みやすい仕上がりです。

冷やして飲むことで香りが一層引き立ち、より爽やかな味わいを堪能できます。日常の食事や軽いおつまみと合わせやすく、気軽に楽しめるのも魅力。甘口のワインを探している方におすすめの1本です。

岩崎醸造 ホンジョー マスカット・ベーリーA 勝沼 樽熟成

岩崎醸造 ホンジョー マスカット・ベーリーA 勝沼 樽熟成

勝沼産のマスカット・ベーリーAを樽で熟成させた、落ち着きのある赤ワインです。岩崎醸造は1941年に130名のブドウ栽培者が共同で設立した老舗ワイナリーで、日本ワインの銘醸地である勝沼に位置しています。地元では「ホンジョーさん」として親しまれ、地域の風土を大切にしながら個性豊かなワイン造りを続けてきました。

本銘柄は、イチゴやチェリーなどの赤い果実の香りと、樽熟成によるクローブやキャラウェイシードのブーケが調和しているのが特徴。口に含むとふくよかな果実味と柔らかなタンニンが広がり、まろやかな酸が全体を包み込みます。

スパイシーで甘い香りを持ちながら辛口という魅力的なギャップがあり、さまざまな料理との相性がよいワイン。醤油を使った和食からベリー系のフルーツを添えた料理まで、幅広いペアリングを楽しめます。マスカット・ベーリーAの魅力を樽熟成で引き出した、食中酒としておすすめの銘柄です。

赤ワインのおすすめ|ミディアムボディ

マタヒウィ・エステート(Matahiwi Estate) 286 ピノ・ノワール

マタヒウィ・エステート(Matahiwi Estate) 286 ピノ・ノワール

華やかなアロマとしなやかな質感が魅力のニュージーランド産ピノ・ノワールです。マタヒウィ・エステートは、ワイララパ地方に位置する家族経営のワイナリー。サステイナブル認証を取得した自社畑で栽培されたブドウを使用しており、晩夏から秋にかけての大きな寒暖差が果実に凝縮感と酸を与えています。

本銘柄は、ハーブやスミレ、チェリーの芳香にほのかなスモーキーさが重なる華やかなアロマを楽しめるのが特徴です。ダークプラムやキノコの豊かな旨みが広がり、ピュアな果実味としなやかな質感がバランスよく調和。天然酵母を用いた発酵とフレンチオーク旧樽での12ヶ月の熟成を経ることで、複雑さと深みを備えています。

グリルした赤肉や脂ののった魚など、幅広い料理とのペアリングに適した万能な1本。きのこソテーや根菜のローストと合わせれば、ワインが持つ大地のニュアンスが際立ちます。コスパに優れたおすすめの赤ワインです。

ブレッド&バター(Bread & Butter) ピノ・ノワール

ブレッド&バター ピノ・ノワール

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チェリーやラズベリーの芳醇な果実味と樽香が織りなす高品質なピノ・ノワールです。「ブレッド&バター」は2013年にグレゴリー・アン氏が立ち上げたワインブランド。ブランド名には、樽熟成由来の香ばしい風味とマロラクティック発酵によるバターのような風味という意味が込められています。

本銘柄は、ラズベリーやチェリー、カシスといった赤系果実の濃厚な香りに、バニラやシナモン、ジンジャーのニュアンスが重なるのが魅力です。フレッシュな果実味に樽熟成由来のフレーバーが加わり、なめらかな口当たりと程よい酸味が調和。ピノ・ノワールらしい繊細さを保ちながらも、カリフォルニアらしい甘濃い果実の旨みを楽しめます。

フライドチキンやローストチキンなど鶏肉料理との相性がよく、きのこ料理とも好ペアリング。和食とも合わせやすいため、幅広いシーンで活躍します。カリフォルニアピノ・ノワールの魅力を楽しめるおすすめの1本です。

ロス・ヴァスコス(Los Vascos) クロマス グラン・レゼルヴァ

ロス・ヴァスコス(Los Vascos) クロマス グラン・レゼルヴァ

チリのコルチャグア・ヴァレーで造られる、なめらかな口当たりとエレガントな味わいが魅力の赤ワインです。手がけるのは1750年創業の歴史あるワイナリー「ロス・ヴァスコス」。三方を山に囲まれた盆地という理想的な環境で栽培されたブドウから、品質の高いワインが生み出されています。

本銘柄は、カベルネ・ソーヴィニヨン主体に造られ、フレッシュなストロベリーやレッドチェリー、青い花のフローラルな香りを楽しめるのが特徴。樹齢の高い樹の完熟ブドウを厳選し、伝統的なボルドーの技法で醸造し、フレンチオーク樽で12ヶ月熟成されています。心地よい果実味ときめ細かく豊かなタンニンが調和し、余韻は長く続きます。

やや冷やしてゆっくりと味わうのがおすすめです。クリームベースの魚介料理や、バターとハーブで仕上げた肉料理とよく合います。高い完成度を誇るチリワインとして、デイリーワインからおもてなしまで幅広く活躍する1本です。

ルイ・ジャド(Louis Jadot) ブルゴーニュ ピノ・ノワール

ルイ・ジャド ブルゴーニュ ピノ・ノワール

ブルゴーニュのテロワールを表現した、赤果実の香りと優雅なタンニンを楽しめる赤ワインです。手がけるのは1859年に創設された由緒ある「ルイ・ジャド社」。ジャド家は1794年からブドウ畑を所有・栽培しており、160年以上にわたり伝統を守りながら品質を追求。現在ではコート・ドール全域に約240haの自社畑を所有し、幅広いラインナップを展開する名門ワイナリーです。

本銘柄は、チェリーやラズベリーといった赤果実のフルーティーな香りに、シナモンやハーブのスパイシーさが調和しているのが特徴。タンニンはシルキーで穏やかながらも、酸味と果実味のバランスがよく取れたミディアムボディの銘柄です。

14〜16℃に冷やして飲むのがおすすめ。牛肉のグリルやきのこ料理、ブリーやカマンベールなどの柔らかいチーズとのペアリングを楽しめます。ブルゴーニュワイン入門としても適した1本です。

ドメーヌ・ポール・マス(Domaines Paul Mas) ラ・フォルジュ・エステイト ピノ・ノワール

ドメーヌ・ポール・マス(Domaines Paul Mas) ラ・フォルジュ・エステイト ピノ・ノワール

南フランスならではの芳醇な果実味が魅力のミディアムボディの赤ワインです。手がけるのは、1892年からワイン造りを続けてきたマス家。現オーナーのジャン・クロード・マス氏が2000年に設立した「ドメーヌ・ポール・マス」は、伝統と革新を融合させた高品質なワイン造りで世界的に高い評価を得ています。

本銘柄は、厳選されたピノ・ノワール種をオーク樽で6ヶ月熟成させて造られるのが特徴。鮮やかなルビー色で、完熟した赤系果実の上品なアロマが豊かに広がります。まろやかなアタックにジューシーな果実の旨み、穏やかな酸味が調和し、ブルゴーニュ産とは異なる果実味のボリューム感が楽しめます。

やや冷やして飲めば軽やかな味わいに、室温ではふくよかな果実味を堪能できます。マグロのカルパッチョや赤身肉、チーズとの相性がよく、食中酒としても活躍。カジュアルにも本格的にも楽しめる、ピノ・ノワール初心者にもおすすめの1本です。

カステッロ・ディ・アマ(Castello di Ama) キャンティ・クラシコ・アマ

カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ・アマ

イタリア・トスカーナ州のキャンティ・クラシコを代表する名門ワイナリー「カステッロ・ディ・アマ」が手がける赤ワイン。長年キャンティ・クラシコ協会の会長を務めたマルコ・パランティ氏が醸造を担当し、ブルゴーニュ的なクリュごとの醸造を採用することで、テロワールを表現した高品質なワイン造りを実現しています。

キャンティ・クラシコ・アマは、サンジョヴェーゼとメルロを使用し、若樹から生まれるいきいきとした果実味が魅力です。スミレを思わせる華やかな香りに、フレッシュな果実味と力強いミネラル、ピュアな酸味が調和。大樽による樽熟成がエレガントな味わいを生み出し、壮大なスケール感と緻密な構造を兼ね備えたミディアムボディに仕上がっています。

肉料理との相性がよく、ローストミートやミートソースパスタなどのトスカーナ料理とよく合います。キャンティ・クラシコの真髄を味わいたい方におすすめのワインです。

トーレス(Torres) サングレ・デ・トロ オリジナル

トーレス サングレ・デ・トロ オリジナル

深いルビー色に輝く、スペインを代表する赤ワインです。手がけるのは1870年創業の名門「トーレス」。土着品種の栽培にこだわりながらも革新的な技術を取り入れ、「世界でもっとも称賛されるワインブランド2024」にて第1位を獲得しています。

本銘柄は、カシスやブラックベリーといった黒系果実の豊かな香りに、黒コショウやリコリスのスパイシーなニュアンスが重なる複雑な味わいが特徴です。ガルナッチャとカリニェナというスペイン土着品種をブレンドし、フレンチオークとアメリカンオークで6ヶ月熟成。きめ細かなタンニンとなめらかな口当たりを楽しめます。

やや冷やして16〜18℃で飲むと、果実味とスパイシーさが引き立ちます。ローストビーフやビーフシチュー、パエリアなどの肉料理や地中海料理と好相性です。牡牛のマスコットがトレードマークで、デイリーワインとしてもおすすめの1本です。

赤ワインのおすすめ|フルボディ

モンテス(Montes) モンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニヨン

モンテス(Montes) モンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニヨン

チリを代表するプレミアムワインメーカー「モンテス」が手がけるフルボディの赤ワインです。モンテスは1988年、アウレリオ・モンテス氏ら4人のワインスペシャリストによって、当時チリワインの可能性を信じ、世界に通用する品質を目指して設立されました。

本銘柄は、熟したカシスやプラム、ブラックベリーといった黒系果実の凝縮感のある香りと、チョコレートやシガー、ブラックペッパーのニュアンスが調和しているのが特徴。フレンチオーク樽由来のバニラやバタースコッチの芳醇な香りも感じられます。フルボディながらなめらかなタンニンとエレガントな酸味がバランスよく溶け合い、飲みやすい味わいに仕上がっています。

15℃前後に少し冷やして飲むと、より爽やかさが増して楽しめます。濃厚な肉料理のほか、スパイスを効かせたカレーともよく合います。チリワインならではの芳醇な果実味と力強さを兼ね備えたおすすめの1本です。

カイケン(Kaiken) カベルネ・ソーヴィニヨン

カイケン・カベルネ・ソーヴィニョン

チリの名門ワイナリー「モンテス」がアルゼンチンで手がけるフルボディの赤ワインです。モンテスはチリにおけるプレミアムワインのパイオニアとして知られており、2001年に隣国アルゼンチンでカイケンを設立しました。アンデス山脈の麓、標高950mの乾燥した気候のもとで高品質なワインを生産しています。

新鮮な赤系果実をベースに、フレンチオーク由来のタバコやスパイスのニュアンスが調和した複雑な香り。口に広がる柔らかでフレッシュな果実味と、カベルネ・ソーヴィニヨン特有のスパイス感を伴う長い余韻が魅力です。

焼肉やBBQなど、力強い肉料理との相性がよく、ローストビーフやラム肉ともよく合います。普段使いしやすい親しみやすさと、しっかりとした骨格を兼ね備えているため、日々の食卓を彩るデイリーワインとして楽しめる1本です。

ボデガ・ノートン(Bodega Norton) プリヴァーダ

ボデガ・ノートン プリヴァーダ

アルゼンチンを代表するマルベックの深い果実味となめらかなタンニンが魅力の赤ワインです。手がける「ボデガ・ノートン」は、1895年にメンドーサ地区で創業した老舗ワイナリー。現在はクリスタルガラスで有名なスワロフスキー社のオーナーファミリーが所有し、高い品質管理のもとワイン造りを行っています。

プリヴァーダは、樹齢50年から90年の古樹から収穫されたブドウをフレンチオーク樽で16ヶ月熟成させた1本。ブラックチェリーや熟したベリーの果実香に、なめし革、タバコ、コーヒー、バニラといった複雑でスモーキーな香りが重なります。凝縮した果実の旨みとリッチな質感が口中に広がり、余韻も豊かです。

ステーキやグリル料理など、しっかりとした味わいの肉料理と好相性。デキャンタージュすることで香りが開き、さらに深い味わいを楽しめます。アルゼンチンワインの魅力を存分に堪能できる、コスパに優れたおすすめの銘柄です。

ロバート・モンダヴィ(Robert Mondavi) プライベートセレクション カベルネ・ソーヴィニヨン

ロバート・モンダヴィ(Robert Mondavi) プライベートセレクション カベルネ・ソーヴィニヨン

カリフォルニアを世界的なワイン産地に押し上げた名門が手がけるフルボディの赤ワイン。1966年、ロバート・モンダヴィ氏がナパ・ヴァレーに設立したロバート・モンダヴィ・ワイナリーは、「カリフォルニアワインの父」とも称される氏の革新的なワイン造りで知られています。プライベートセレクションシリーズは、家族や親しい人と飲むためのワインというコンセプトで生み出されました。

ブラックチェリーやブラックベリーといった黒系果実のアロマに、バニラやコーヒーのニュアンスが重なる豊かな香りが特徴。熟した果実味とソフトなタンニン、オーク樽のトースト香が調和し、心地よい余韻が続きます。

牛肉のグリルやステーキなど赤身肉との相性がよく、焼肉や甘辛いチキン料理とも好相性です。やや冷やし気味の16〜18℃で楽しむのがおすすめ。カリフォルニアの高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンを気軽に味わいたい方にふさわしい1本です。

ジョエル・ゴット(Joel Gott) 815 カベルネ・ソーヴィニヨン

ジョエル・ゴット(Joel Gott) 815 カベルネ・ソーヴィニヨン

カリフォルニア各地のブドウをブレンドして生み出された、複雑で奥深い味わいのフルボディ赤ワイン。造り手の「ジョエル・ゴット・ワインズ」は、果実味豊かでバランスの取れたワインを手頃に提供することで知られています。815という名前は、造り手の娘の誕生日8月15日に由来する、思い入れの深い1本です。

ブラックベリーやレッドカラント、完熟したプラムといった凝縮した果実味に、バニラやシナモン、リコリスの香りが広がるのが特徴。ビロードのようなソフトなタンニンと、鮮やかでジューシーな熟したベリーの風味が調和します。ナパ、ソノマ、ロダイなどカリフォルニア各地のブドウをブレンドすることで、複雑さとエレガンスを兼ね備えています。

ローストビーフやステーキなどの赤身肉との相性がよく、バーベキューなどで活躍します。コスパに優れたカリフォルニアワインを楽しみたい方にふさわしい1本です。

シャトー レオヴィル ラス カーズ(Chateau Leoville-Las-Cases) クロ・デュ・マルキ

シャトー レオヴィル ラス カーズ クロ・デュ・マルキ

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フランス・ボルドーのサンジュリアン地区で造られる、力強く深みのあるフルボディの赤ワインです。メドック格付け第2級の名門「シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ」が手がける1本です。レオヴィル・ラス・カーズは1638年に設立された歴史あるシャトーで、「スーパーセカンド」の筆頭として五大シャトーに迫る品質を有しています。

ブラックベリーやカシスといった黒系果実の凝縮感と、香木を思わせる複雑な香りが魅力です。タンニンといきいきとした酸が調和し、バニラやダークチョコレートのニュアンスも感じられます。力強さとエレガンスを兼ね備えた味わいです。

ローストビーフなどの甘辛いタレで味付けされた肉料理との相性がよく、肉の旨みとワインの複雑な風味が互いを引き立てます。16〜18℃でゆっくりと時間をかけて楽しむのがおすすめです。ボルドーの銘酒を堪能したい方にふさわしい1本です。

マルケス・デ・リスカル(Marques de Riscal) ティント・グラン・レセルバ

マルケス・デ・リスカル(Marques de Riscal) ティント・グラン・レセルバ

重厚感とエレガンスを兼ね備えた長期熟成の赤ワインです。手がけるのは、1858年創業のスペイン・リオハ最古のワイナリー「マルケス・デ・リスカル」。スペイン国王御用達としても知られる名門ワイナリーです。グラン・レセルバはフレンチオーク樽で2年半、さらに瓶内で数年の熟成を経て造られています。

本銘柄は、甘草とラズベリーの香りに黒コショウやシナモンといったスパイスのニュアンスが重なる複雑な香りを楽しめるのが特徴。心地よいトーストやコーヒーの風味も感じられ、ほのかにオーク香が溶け込んでいます。口に含むとボリューム感のある熟した果実味ときれいな酸、なめらかで丸みのあるタンニンが絶妙に調和する仕上がりです。

16〜18℃に冷やして飲むのがおすすめ。ローストビーフやステーキなど赤身肉料理、ラム肉のグリルとよく合います。長期熟成による深い味わいを堪能できる、特別な日にふさわしい1本です。

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