世界中で造られ、日本でも定番のお酒のひとつとして人気のある「ワイン」。単体で美味しく飲めるだけでなく、料理に合わせればマリアージュを楽しむこともでき、奥が深いのが魅力です。しかし、種類が多く、選ぶのが難しく感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ワインのおすすめ銘柄をご紹介。ブドウの品種ごとの特徴や生産地による違いも解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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ワインの種類と特徴
赤ワイン
赤ワインとは、原料に黒ブドウを使用し、果汁と果皮、種を一緒に発酵させて作ったワインのことを指します。見た目は赤い色をしており、タンニンを含んでいるため独特の渋みがあるのが特徴です。ブドウ品種や生産地、造り手によって味わいが異なりますが、果実味・渋み・酸味のバランスがよいモノが高く評価される傾向にあります。
飲み頃温度は室温程度。ボディが軽くになるにつれ適温がやや低くなり、フルボディで18℃、ミディアムボディで15℃、ライトボディで12℃程度を目安にするのがよいとされています。
白ワイン
白ワインとは、原料に主に白ブドウを使用し、果皮を取り除き、果汁だけを発酵させて造るワインのこと。やや黄色がかった透明な色合いをしているのが特徴です。果皮を取り除いているため、タンニンはほとんど含まれておらず、すっきりとした果実味のある味わいを楽しめます。
飲み頃の温度は赤ワインより低めで、6~8℃程度に冷やすのがおすすめ。温度が低いとよりすっきりとした味わいになり、少し温度を上げると香りが立つのがポイントです。
その他のワイン
赤ワインと白ワイン以外にも、ワインにはさまざまな種類があります。フランス語でバラ色の意味を表す「ロゼ」の名が付いた、ピンクがかった色合いをしているワインである「ロゼワイン」も要チェック。黒ブドウを使用し、発酵途中で皮や種を取り除いて作る「マセラシオン法」や、白ワインの造り方と同じように黒ブドウの果汁だけを発酵させる「直接圧搾法」などの製法で造られます。
ロゼワインは色合いがダイレクトに味に表れるのが特徴。鮮やかな色のモノは、しっかりとタンニンが抽出されているため、より赤ワインに近い味わいになっています。一方、色の淡いモノはタンニンの含有量が少なく、渋みが抑えられているのがポイントです。
炭酸ガスが3気圧以上入っている発泡性のワインである「スパークリングワイン」も人気です。スパークリングワインは白が基本ですが、赤やロゼで造られることもあり、味わいも料理に合う辛口のモノから、デザートワインとして楽しめる甘口のモノまでさまざまです。
スパークリングワインの生産地は世界各地にありますが、なかでも有名なモノにシャンパンがあります。シャンパンはフランス・シャンパーニュ地方でのみで造られており、かつフランスのワインの法律に規定された条件を満たした場合のみ名乗れるのが特徴。きめ細かい泡立ちと繊細な口当たりを楽しむことができ、多くの愛好家を抱えています。
ワインのおすすめ|赤ワイン
モンテス(MONTES) モンテス・クラシック・シリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン
プレミアムチリワインの生みの親「モンテス」が手がける赤ワインです。モンテスは、アンデス山脈に近いチリの気候を活かし、ほとんど無農薬で原料ブドウを栽培しているのが特徴。「世界最高峰のチリワインを造る」という信念のもと、革新的なワインを次々と世に送り出しています。
本銘柄は、ワイナリーが手がけるもっともスタンダードなシリーズ。原料にカベルネ・ソーヴィニヨンを使用し、ミディアムボディに仕上げられています。味わいはバランスがよく、ベリーやカシスのフレッシュな香りと上品なタンニンを楽しめるのが魅力です。
肉料理との相性がよく、甘めのBBQソースやバルサミコソースを使ったステーキなどと合わせるのがおすすめ。赤ワイン初心者にも親しみやすい高コスパな1本なので、ぜひチェックしてみてください。
シャトー・モン・ペラ(CH.MONT PERAT) シャトー・モン・ペラ・ルージュ
人気ワイン漫画「神の雫」に取り上げられたシャトーで造られるボルドーワインです。Mr.メルロと称される天才醸造家ミッシェル・ロラン氏が手がける1本で、しっかりとした飲みごたえと華やかな果実の香り、なめらかな口当たりを楽しめます。
ペアリングには、ビーフシチューや鰻の蒲焼きなどがおすすめ。コクのある、どっしりとした味わいの料理とよく合います。品質のよさに対して価格が抑えられており、コスパに優れているのも魅力。万人受けしやすいので、初めて赤ワインを飲む方や、プレゼント用のモノを探している方にもぴったりの赤ワインです。
ファンティーニ(FANTINI) カサーレ ヴェッキオ モンテプルチャーノ ダブルッツォ
南イタリアの実力派ワイナリーグループ「ファンティーニ」が手がける赤ワインです。ファンティーニはリーズナブルかつ高品質な銘柄を多くラインナップしているのが特徴。コスパに優れたワインの造り手としてイタリア国内のみならず、世界的に評価されています。
本銘柄は、イタリア原産のブドウ品種モンテプルチアーノを主な原料にして造られているフルボディの1本。スパイスが感じられるフルーティーな香りとしっかりとした果実味を楽しめます。タンニンはやや強めで、バランスのよい味わいに仕上がっており、食中酒としてぴったりです。
ペアリングには、ステーキや牛の赤ワイン煮込みなどのボリュームがある料理がおすすめ。トマト系のパスタやピザとも相性がよく、イタリアンと合わせたいときに活躍します。漫画「神の雫」で取り上げられた、日本でも人気な赤ワインをぜひチェックしてみてください。
クラレンドル(CLARENDELLE) クラレンドル・ルージュ
ボルドーワインらしい重厚さを感じられる上品な赤ワインです。手がけているのは、5大シャトーのひとつ「シャトー・オー・ブリオン」を所有するクラレンス・ディロン・ワインズ氏。しっかりとした飲みごたえと、複雑でエレガントな味わいを楽しめます。
香り豊かに仕上がっているのもポイント。赤系・黒系果実のアロマのなかにナッツやコーヒーの風味が感じられ、タバコのようなほのかにスパイシーなニュアンスが続きます。タンニンはなめらかで、するするとした飲み心地です。
食中酒として活躍するのも魅力。牛肉や鴨肉などの赤身のステーキと合わせるのがおすすめです。おつまみと一緒にカジュアルに飲みたい場合は、チーズや生ハムなどの味のしっかりしたモノを選んでみてください。ラベルデザインにも高級感があり、プレゼントとしてもぴったりです。
ベリンジャー・ヴィンヤーズ (Beringer Vineyards) カリフォルニア・カベルネ・ソーヴィニヨン
高コスパで飲みやすい赤ワインです。手がけているのは、カリフォルニア・ナパ・ヴァレー最古のワイナリーのひとつ「ベリンジャー・ヴィンヤーズ」。140年以上の歴史があり、通算12回の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を獲得するなど、高い人気を集めています。
本銘柄はカベルネ・ソーヴィニヨンを主体に造られたエントリーシリーズの1本で、豊富な果実味となめらかな口当たりを楽しめるのが特徴。タンニンが抑えられたミディアムボディワインのため、初心者にも親しみやすく仕上がっています。
味わいはバランスよく、幅広い料理にマッチするのがポイント。洋食だけでなく日本食との相性も良好で、毎日の食中酒として活躍します。ワイン入門用としてもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
ブレッド&バター(BREAD & BUTTER) ピノ・ノワール
2013年にアメリカ・カリフォルニアで設立された新進気鋭のワイナリー「ブレッド&バター」が手がける赤ワインです。特徴的なワイナリーの名にはワインは人生に欠かせないものであるという信念が込められており、芳醇なアロマが表現されたワインがラインナップされています。
本銘柄は、原料にピノ・ノワールを使用して造られたミディアムボディの1本。濃いルビー色の見た目と、樽由来の独特なバターの香り、コクを楽しめます。ピノ・ノワールらしい果実味のある上品な味わいに仕上がっており、スパイスの余韻が続くのも魅力です。
風味豊かな料理との相性がよく、サーモンやラム肉などを使用した料理とよく合います。個性的な赤ワインを飲んでみたい方におすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
ボデガ イニエスタ(Bodega Iniesta) コラソン・ロコ・ティント
スペインの名門クラブ「FC バルセロナ」でも活躍したサッカー界のレジェンド、アンドレス・イニエスタ氏が手がける自然派ワインです。「ボデガ・イニエスタ」は、アンドレス・イニエスタ氏の故郷フエンテアルビージャ村に根ざしたワイナリーで、自然の恵みを活かしたワイン造りを行なっています。
本銘柄は、ほとばしる愛を意味する「コラソン・ロコ」の名を冠したシリーズの1本。テンプラニーリョとシラーをブレンドして造られており、フレッシュかつフルーティな味わいに仕上がっています。ステンレスタンクで発酵しているため、クセが少ないのもポイントです。
酸がやや控えめでタンニンはなめらか。赤系・黒系果実の香りが立ち、初心者にも飲みやすいのが魅力です。また、食事との相性もよく、生ハムやサラミなどの前菜と特にマッチします。ハートのラベルデザインもおしゃれで、カジュアルに楽しめるおすすめの赤ワインです。
アンティノリ(ANTINORI) ペポリ キャンティ・クラシコ
14世紀に遡る長い歴史を誇るイタリア・フィレンツェの名門ワインメーカー「アンティノリ」が手がける赤ワインです。アンティノリはイタリア全土に10以上のワイナリーを所有しており、テロワールと歴史を大切にワイン造りに取り組んでいるのが特徴。2023年には、英国のドリンクス・インターナショナル誌が選ぶ「世界で最も賞賛されるワインブランド」にて、世界第1位を獲得しました。
本銘柄「ペポリ」は、メーカーの本拠地キャンティ・クラシコで造られているスタンダードな1本。イタリアを代表するブドウ品種サンジョヴェーゼを主体に、バランスよく仕上げられています。後味はすっきりとしていて、洗練されつつも親しみやすい味わいです。
フードフレンドリーで、幅広い料理に合わせられるのが魅力。トマト系パスタやステーキなどの洋食はもちろん、和食ともマッチします。食事と一緒に楽しめる赤ワインを探している方におすすめです。
岩の原葡萄園 岩の原ワイン 深雪花 赤
新潟県のワイナリー「岩の原葡萄園」が手がける高品質な国産ワインです。岩の原葡萄園は、日本のワインぶどうの父と称される川上善兵衛氏が創設したワイナリー。交雑育種によって、原料ブドウ「マスカット・ベーリーA」を開発したことでも知られています。
本銘柄は、完熟したマスカット・ベーリーAを使用し、樽熟成を経て造られているのが特徴。原料ブドウ由来の華やかな香りと樽由来のふくよかな香りが調和しています。渋みは抑えられ、まろやかな果実味を楽しめるのが魅力です。
日本のワイン業界の女性による国際ワインコンペティション「サクラアワード2023」にて、「ダブルゴールド」を受賞しており、高い評価を得ているのもポイント。可憐な雪椿に例えて付けられた「深雪花」の名もおしゃれで、プレゼントとしても活躍するおすすめの1本です。
エーデルワイン 月のセレナーデ
フルーティーで飲みやすい国産の甘口赤ワインです。手がけているのは岩手県のワイナリー「エーデルワイン」。エーデルワインは、岩手県花巻市大迫の気候を活かしたワイン造りを行なっており、個性豊かなで高品質な銘柄をラインナップしています。
本銘柄は、ブドウの果実感を堪能できるフレッシュな1本。原料に食用としても楽しめるキャンベルを使用し、渋みの少ないライトボディに仕上がっています。アルコール度数も10.5%控えめなので、ワイン初心者の方にもおすすめです。
さまざまな料理と合わせることができ、洋食から和食まで幅広くマッチするのがポイント。デザートとも好相性で、さまざまなシーンで活躍します。また、価格が比較的リーズナブルなため、購入しやすいのもメリット。デイリーワインとして日常的に飲めるモノを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ワインのおすすめ|白ワイン
シレーニ・エステート(SILENI ESTATES) セラー・セレクション・ソーヴィニヨン・ブラン
コンクールで多数の受賞歴があるニュージーランド屈指のワイナリー「シレーニ」が手がける白ワインです。柑橘系のすっきりとした飲み口とフルーティな香り、心地よい酸味が特徴。飲みやすく仕上がっているため、白ワイン初心者にもぴったりです。
バランスのよい味わいで、幅広い料理にマッチするのが魅力。洋食はもちろん、刺身や鍋料理とも相性がよく、和食と合わせるのもおすすめです。カジュアルに飲めるので、休日のランチに合わせたり、アウトドアで飲んだりするのにも適しています。
活躍する場面の多い1本ですが、比較的リーズナブルに購入できるのもポイント。コスパに優れており、オールシーズン気軽に楽しめるおすすめの白ワインです。
トーレス(TORRES) ヴィーニャ・エスメラルダ
「キング・オブ・スペイン」と称されるスペインの名門「トーレス」が手がける白ワインです。トーレスは150年以上の歴史を持つワイナリーで、「世界で最も称賛されるワインブランド」にて6度1位に輝くなど、数々の賞を受賞しています。
本銘柄は、日本語で「エメラルドのワイン」という名のワインで、地中海をイメージして造られた1本。華やかな香りと甘みのあるフルーティな味わいを楽しめるのが特徴です。酸は爽やかで心地よく、フレッシュな飲み口のため、初めての飲む白ワインとしても適しています。
幅広いシーンで活躍するのも魅力。食中酒として適しており、カルパッチョなどの魚料理はもちろん、エスニック料理と合わせるのもおすすめです。冷やして飲むと香りが立って柑橘系やマスカットの風味を感じられるので、ぜひ試してみてください。
モンテス(MONTES) モンテス・アルファ・シャルドネ
日本のワイン業界の女性による国際ワインコンペティション「サクラアワード2023」にて、「ゴールド」を受賞したチリの白ワインです。手がけているのは、チリを代表するワイナリー「モンテス」。数多くのラインナップのうち、アルファシリーズは、フラッグシップワインとして高い評価を獲得しています。
本銘柄は、豊かなコクがあり、ゆっくりと楽しめる1本。パイナップルやマンゴーのようなトロピカルな香りと、みずみずしい果実味、程よい酸によるバランスのよい味わいに仕上がっています。飲んだあとに樽由来の上品な余韻が続くのも魅力です。
ペアリングにはあっさりしたものよりも、食べごたえのあるものがぴったり。白身魚のムニエルやグラタン、クリームソースを使用した肉料理などとよく合います。濃厚な白ワインが好みの方におすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
ボデガ・ノートン(BODEGA NORTON) バレル・セレクト・シャルドネ
アルゼンチンを代表するワイナリー「ボデガ・ノートン」が手がける高コスパな白ワインです。ボデガ・ノートンは「優れた品質のワインを造る」をモットーに、120年以上にわたってワイン造りに従事。生み出されるワインは価格以上のクオリティがあることで知られ、日本でも高い人気を集めています。
本銘柄は、原料にシャルドネを使用した1本。オーク樽での熟成を経てリッチで飲みごたえのある味わいに仕上がっているのが特徴です。フルーティで甘いアロマのなかに、ココナッツやバニラの香りが感じられ、心地よい苦みを伴った余韻が続きます。
フードフレンドリーで、普段のお家の料理とよく合うのが魅力。特にムニエルやローストポーク、天ぷらなどとマッチします。毎日カジュアルに、満足感をもって楽しめるので、デイリーワインを探している方におすすめです。
ケンダル・ジャクソン(KENDALL-JACKSON) アヴァント・アンオークト・シャルドネ
カリフォルニアの実力派ワイナリー「ケンダル・ジャクソン」が手がけるフレッシュな白ワインです。ケンダル・ジャクソンはアメリカで数多くの受賞歴があることで有名。ラインナップも幅広く、「プレミアムでありながらもリーズナブルなワインを造る」の目標にコミットしながら、世界60か国以上にワインを輸出しています。
本銘柄は、樽熟成を行わずに造られ、原料シャルドネの本来の魅力が引き出されているのが特徴。レモンイエローの色調に仕上がっており、レモンや青リンゴの爽やかな香りと、トロピカルな果実を思わせる味わいを楽しめます。
樽香がないながらもコクがあり、さまざまな料理にマッチするのがポイント。前菜と一緒にカジュアルに飲めるのはもちろん、グリルチキンや白身魚のソテーと合わせても輝きます。コスパに優れたおすすめの1本なので、ぜひチェックしてみてください。
アンティノリ(ANTINORI) サンタ・クリスティーナ・ビアンコ
フルーティーな香りと軽い口当たりが魅力の爽やかな白ワインです。手がけているのは、イタリアワインメーカーの巨匠「アンティノリ」。本シリーズ「サンタ・クリスティーナ」は、アンティノリの品質を手軽に堪能できるとして、世界中から人気を集めています。
本銘柄は、デイリーワインとしてぴったりの辛口の1本。イタリアの土着品種であるグレケットとプロカニコをブレンドして造られており、フレッシュで果実味あふれる味わいに仕上がっています。
あっさりとした魚料理と相性がよく、マリアージュを楽しめるのがポイント。しっかりと冷やして、お刺身やカルパッチョと合わせるのがおすすめです。また、比較的リーズナブルに購入でき、コスパに優れているのもメリット。毎日の食事を彩る高品質な白ワインです。
ウィリアム・フェーヴル(WILLIAM FEVRE) シャブリ
「シャブリ」最高の造り手の1人として知られるドメーヌ「ウィリアム・フェーヴル」が手がける1本です。シャブリとは、シャルドネを原料に、フランスのブルゴーニュ地方シャブリ地区で作られる辛口の白ワイン。フレッシュな酸味とミネラル感があるのが特徴で、和食とも相性がよく日本でも人気を集めています。
本銘柄は、上品でフレッシュな柑橘系と香りと、豊かな果実味、活き活きとした酸を楽しめるのが魅力。余韻にはシャブリらしいミネラル感が続き、バランスよく仕上がっています。
フードフレンドリーで、食中酒として活躍するのがポイント。牡蠣などの海鮮料理はもちろん、塩味のチキンやキノコのマリネなどとも合わせることができます。プレゼントとしてもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
シュロス・フォルラーツ(SCHLOSS VOLLRADS) ゾンマー・クーベーアー・トロッケン
ドイツ・ラインガウ地方の名門ワイナリー「シュロス・フォルラーツ」が手がけるフレッシュな白ワインです。シュロス・フォルラーツはフォルラーツ城内に建てられたワイナリーで、13世紀から続く長い歴史を有しています。伝統と革新のもと造られたワインは星付きレストランやホテルでも採用され、高い評価を獲得しています。
本銘柄は、原料にリースリングを使用したすっきりとした味わいが魅力。発酵による微小な発泡感と心地よい酸味による爽やかさを楽しめます。名称の「ゾンマー」はドイツ語で夏という意味であり、暑い季節にぴったりの1本に仕上がっています。
フードフレンドリーで合わせる料理を選ばないのが特徴。素材の味が活きた肉料理などと特に相性がよいので、バーベキューなどに取り入れるのにおすすめです。コルクではなくスクリューキャップを採用しているので、アウトドア用のワインとして適しています。
サッポロ(SAPPORO) グランポレール 余市 ケルナー
北海道余市町で造られる辛口の白ワインです。「グランポレール」とは、サッポロビールが手がける国産ワインのブランド。北海道・長野・山梨・岡山に置かれたワイナリーで、日本の風土を活かしたワイン造りを行なっています。
本銘柄は、グランポレールにおけるスタンダードシリーズの1本。原料に北海道産ケルナーを使用しており、柑橘系の果実や青リンゴを思わせるフルーティーな香りを楽しめるのが特徴です。甘さがありつつもすっきりとしていてキレがあり、食中酒として活躍します。
合わせるのにおすすめなのは、寿司や天ぷら。コスパもよく、デイリーワインとしておすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
高畠ワイナリー まほろばの貴婦人 白
ブドウの名産地山形県高畠町に位置する「高畠ワイナリー」が手がける極甘口の白ワインです。高畠ワイナリーは、1990年に創業した東北を代表する生産者。世界の銘醸地に並ぶ「プレミアムワイナリー」になることを目指し、高品質なワインを生産し続けています。
本銘柄は、透明感のある黄金色に仕上げられた、エレガントな印象を与える1本。華やかで甘い優雅な香りが表現され、口に含めばハチミツを思わせる甘みと柑橘系の爽やかな酸味を楽しめます。
デザートワインに適しており、食後にゆっくり飲むのにぴったり。飲みやすく見た目に高級感があるので、プレゼント用のモノを探している方にもおすすめです。「まほろばの貴婦人」の名のとおり気品あふれる白ワインを、ぜひチェックしてみてください。
ワインのおすすめ|その他
カイケン(KAIKEN) カイケン・エステート・マルベック・ロゼ
アルゼンチンのテロワールを活かしたワイン造りを行う「カイケン」が手がけるロゼワインです。カイケンは、チリの代表的なワイナリー「モンテス」がアルゼンチンに所有するワイナリー。各ワイン評価誌で高く評価される、高品質かつリーズナブルなワインをラインナップしています。
本銘柄は、原料にマルベックを100%使用した、果実味あふれる1本。上品で華やかな香りと程よい酸味を感じられるバランスのよい味わいに仕上がっています。
フードフレンドリーで、チョリソーやステーキなどの肉料理との相性が良好。カジュアルに楽しめるので、BBQ時に飲むのにもぴったりです。コスパに優れており、デイリーワインとして気軽に飲めるモノを探している方におすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
パスカル・ジョリヴェ(PASCAL JOLIVET) ロゼ・アティテュード
フランス・ロワールを代表する造り手「パスカル・ジョリヴェ」が手がけるロゼワインです。パスカル・ジョリヴェは、「できるだけ自然に、手を加えないこと」をモットーにワイン造りを行う自然派ワイナリー。飲み疲れしない高品質な銘柄をラインナップしており、高い評価を獲得しています。
本銘柄は、明るいバラのような見た目と赤系果実の華やかな香りを楽しめるのが特徴。原料にはピノ・ノワールが使われ、心地よい果実味と新鮮な酸が表現されています。バランスのよい味わいでクセが少なく、初心者にも飲みやすい1本です。
食中酒としてだけでなく、食前酒としても適しており、活躍のシーンが幅広いのが魅力。食事と一緒に飲む場合は、白身の肉料理や、魚料理に合わせるのがおすすめです。ロゼワインを試してみたい方にもぴったりなので、ぜひチェックしてみてください。
メディチ・エルメーテ(MEDICI ERMETE) コンチェルト・ランブルスコ・レッジアーノ・セッコ
イタリアの名家メディチ家の流れを汲む「メディチ・エルメーテ」が手がける辛口の「ランブルスコ」です。ランブルスコとは、イタリア中部エミリア・ロマーニャ州で生産される低アルコールとフルーティな味わいが特徴のスパークリングワインのこと。メディチ・エルメーテはランブルスコの代表的な造り手で、生産されるランブルスコはイタリア国内外問わず高い評価を獲得しています。
本銘柄は、豊かな果実味ときめ細かい泡による、心地よい飲み口が楽しめるのが特徴。タンニンは程よく、バランスのよい仕上がりになっています。食中酒として活躍し、サラミやチーズなどのおつまみから、ピザや煮込み料理などのボリュームのある料理まで幅広く合わせられるのが魅力です。
飲み頃の温度は8℃で、少し冷やして飲むのがおすすめ。さっぱりとしていますが適度な重さがあり、数あるランブルスコのなかでも一線を画す高品質な1本です。
コドーニュ・グループ(Grupo Codorniu) ヌヴィアナ カバ ブリュット
スペインの名門ワインメーカー「コドーニュ・グループ」が手がける「カバ」の1本。カバとは、世界3大スパークリングワインのひとつで、スペインのカタルーニャ地方で生産されています。まろやかで飲みやすい味わいのモノが多く、カジュアルに楽しめるのが魅力です。
本銘柄は、繊細で豊かな香りが表現された本格的なカバ。程よくフルーティーな辛口の味わいで、飲みやすく仕上がっているのが特徴です。度数が11.5%と控えめなため、毎日の食事以外にもパーティやアウトドアなど、さまざまなシーンで活躍します。
食前酒としてだけでなく、食中酒としてぴったりなのもポイント。スモークサーモンや塩味の焼き鳥、パエリアなどとよく合います。コスパに優れたスパークリングワインを探している方におすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
ジェラール・ベルトラン(GERARD BERTRAND) オレンジ・ゴールド
南フランスで高クオリティなワインを生産する「ジェラール・ベルトラン」が手がけるオレンジワインです。オレンジワインとは、白ブドウを原料に、ブドウの皮や種も使う赤ワインの製法で造ったワインのことを指します。白ブドウの果実味と赤ワインのタンニンのニュアンスをあわせ持っているのが特徴です。
本銘柄は、鮮やかなオレンジ色をしており、華やかな香りとフレッシュな果実味を楽しめるのが魅力。一方で上品なタンニンが感じられ、飲みごたえもしっかりとしています。フレッシュ感を重視するなら12℃で、複雑さや重厚感を求めるなら少し温度を上げて飲むのがおすすめです。
フードフレンドリーなワインで、さまざまな料理とマッチするのもポイント。洋食はもちろん、和食、スパイシーな中華やエスニック料理にも合わせられます。食中酒としてだけでなく食前酒としても活躍し、さまざまな飲み方ができるのもメリット。初めてのオレンジワインにもおすすめの高品質な1本です。
ワインのおすすめ|高級
シャトー・グロリア(CH.GLORIA) シャトー・グロリア
特級シャトー並みの実力を誇るシャトー「シャトー・グロリア」が手がけるボルドーワインです。シャトー・グロリアは格付けこそされていませんが、サン・ジュリアン村の特級シャトーから土地を集めてできたシャトーで、高品質なワインを生産することで知られています。
本銘柄は「栄光」の名を冠した華やかな印象を与える1本。ふくよかな果実味と繊細でややスパイシーな香りを備えているのが特徴です。タンニンはなめらかで、コクと酸のバランスがとれた上品な味わいを楽しめます。
フルボディに仕上がっており力強さがありますが、飲み疲れしにくく万人受けするのもポイント。ラベルデザインも高級感があるため、プレゼントやお祝いの席を彩る1本としてもおすすめです。
カヴァロット(CAVALLOTTO) バローロ ブリッコ・ボスキス
イタリアのピエモンテ州で造られる高級赤ワイン「バローロ」の1本。バローロは、「王のワインにして、ワインの王」と称されており、イタリアワインの格付けにおいて、最上位の「D.O.C.G.」に認定されています。原料にはピエモンテ州度着のブドウ品種ネッビオーロを採用。タンニンと酸がしっかり感じられるのが特徴で、エレガントな雰囲気を持ったワインです。
本銘柄は、複雑で芳醇な香りとまろやかなタンニンを備えているのが魅力。力強くエレガントな味わいながらも、まとまっていて飲みやすいため、さまざまな料理にマッチします。味の濃い料理にも負けないので、イタリアンとの相性は抜群。すき焼きやカツオのたたきともマッチし、和食と合わせても楽しめます。
ラベルデザインにも高級感があり、プレゼントとしてもぴったり。バローロの魅力がしっかりと表現されたおすすめの1本なので、ぜひチェックしてみてください。
イエルマン(JERMANN) ワー・ドリームス
イタリア白ワインの最高峰として評価される高品質な白ワイン。造り手の「イエルマン」は、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州を「現代イタリア白ワインの聖地」と呼べる銘醸地に至らしめたワイナリーです。イエルマンのワインは各評価誌で軒並み高評価を獲得しており、世界的に高い人気を誇っています。
本銘柄は、イエルマンの魅力が詰まったフラッグシップワインです。リンゴや白桃などを思わせるアロマにバニラやナッツのニュアンスが加わった芳醇な香りを実現。口に含めば、果実味、酸、ミネラル感が絶妙に溶けあったバランスのよい味わいを楽しめます。じんわりと続くエレガントな余韻もポイントです。
おしゃれで高級感のあるラベルデザインを採用しており、プレゼントとしてもおすすめ。ワー・ドリームスという名が表すように、夢を見ているような飲み心地を堪能できる1本です。
シャトー・ランシュ・バージュ(CH.LYNCH BAGES) ブラン・ド・ランシュ・バージュ
ボルドー地方ポイヤック村を代表するシャトー「シャトー・ランシュ・バージュ」が手がける白ワインです。シャトー・ランシュ・バージュはメドック格付け第5級ながら、格付け以上の実力があるといわている造り手。2〜5級のなかで、1級に匹敵すると評価されるシャトー「スーパーセカンド」のひとつとして数えられています。
本銘柄は、フレッシュで上品な果実味とバランスの取れた酸を楽しめるエレガントなボルドー・ブラン。グレープフルーツや桃のアロマがあり、味わいは豊潤で適度なボリューム感があります。飲んだあとに心地よい余韻が続くのもポイントです。
親しみやすくも品格を感じさせる仕上がりのため、ワイン好きな方へのプレゼントとしておすすめ。飲みごたえが十分にあるので、ペアリングにはクリーム系のパスタやグラタンなどが適しています。ワイン評論家からも絶賛される贅沢な1本を、ぜひチェックしてみてください。
テタンジェ(TAITTINGER) ブリュット・レゼルヴ
2017年ノーベル賞の晩餐会で振る舞われたシャンパンです。「テタンジェ」は「シャンパーニュの貴婦人」と呼ばれる家族経営のメゾンで、シャンパンの代表的な造り手として知られています。良質なシャルドネを使用した「テタンジェ・スタイル」のもと生産に取り組んでいるのが特徴です。
本銘柄は、上品な果実味と伸びやかな酸が感じられる1本。白い花や白桃のフレッシュな香りとハチミツの風味があり、繊細かつエレガントな味わいに仕上がっています。
シャンパンらしく食前酒として楽しめるのはもちろん、食中酒としてエビやカニなどの甲殻類を使った料理やスモークサーモンに合わせるのもおすすめ。飲み頃の温度は6~8℃で、少し冷やして飲むと香りが引き立ちます。味だけでなく、ラベルデザインにも高級感があり、プレゼントとしてもぴったり。食卓を華やかに彩る特別なシャンパンです。
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ワインのよくある質問・Q&A
ワインのアルコール度数はどれくらい?
厚生労働省の「日本健康21(アルコール)」によると、ワインのアルコール度数の目安は12%とされています。赤ワインは11〜15%、白ワインは10〜13.5%程度になっていることが一般的。しかし、種類によってさまざまなので、ワイン選びの際はラベルに書かれたアルコール度数をチェックするのがおすすめです。
ワインのアルコール度数は、原料に使われるブドウ品種によって変化。アルコールは、酵母が糖を分解することで発生するため、糖度の高いブドウを原料に使用したワインはアルコール度数が高く仕上がる傾向にあります。
また、ワインの発酵期間もアルコール度数に関係するポイント。発酵期間が長いほど、糖の分解が進んでアルコールに置き換わるので、アルコール度数の高いワインになります。
原料にリースリングを使用した白ワインや、イタリアのスパークリングワイン「ランブルスコ」などは、アルコール度数が低く仕上がりやすいのが特徴。アルコールがあまり得意でない方は、チェックしてみてください。
ワインの適切な保存方法・温度は?
ワインを美味しく楽しむためには適切に保存することが重要。開封前のワインの場合は、温度・湿度・光・振動・空気・匂いの6つの条件を意識してみてください。
具体的には、温度13〜15℃湿度75%前後の温度変化が少ない場所で、直射日光を避けて静かに保存するのがポイント。コルクで栓がされているモノは、酸化を防ぐためにボトルを寝かせて置き、コルク栓を通してワインに匂いが移らないよう匂いの強いモノからは離しましょう。
開封後のワインの場合は、密閉し、冷蔵庫に立てて保存するのがおすすめ。長く飲みたい方は、真空ポンプを使用してボトル内の空気を抜いておきましょう。しかし、開封後のワインは時間とともに劣化してしまうので、なるべく早く飲み切ることも大切です。
ワインを飲むときはワイングラスが必要?
ワインを飲むのに使用するのは、ワイングラスでも普通のコップでも問題はありません。しかし、よりワインをしっかり味わいたい場合は、ワイングラスを使用するのがおすすめ。ワイングラスは、特徴的な形状によって体温によるワインの温度変化を防ぎ、ワインの香りや味わいをダイレクトに伝えられます。ワインの持つ個性や魅力を十分に楽しめるのが、ワイングラスを使うメリットです。
一方で、家でカジュアルにワインを飲む場合は、脚のない普通のコップのほうが適していることもあります。ワイングラスは取り扱いに注意が必要で、収納場所に困るケースもしばしば。ワイングラスの扱いがストレスになり、かえってワインを楽しめなくなってしまいかねないので、自分のスタイルに合わせてグラスを選んでみてください。
ただし、コップでワインを飲む場合は、コップの素材に注意が必要。金属製のモノはワインに金属臭が移ってしまったり、陶器製のモノは色がわからなかったりと、ワインの魅力が十分に伝わらない可能性があります。ガラス製で飲み口が薄く作られているコップであれば、カジュアルにワインを堪能できるのでおすすめです。
ワインの選び方
赤ワインを選ぶポイント
赤ワインを選ぶうえで見るべきポイントはいくつかありますが、なかでも「ボディ」に注目するのが大切。明確な基準はないものの、赤ワインは味わいによって、「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」に分けられます。
フルボディは、深いコクがあり、渋みが強いのが特徴。見た目や香りにも重厚感があり、飲みごたえがしっかりしています。慣れていない場合は、飲みにくく感じてしまうこともあるため、ある程度ワインを飲んだことがある方におすすめです。
ミディアムボディは、渋みやコク、果実味のバランスが取れたワインを指します。澄んだルビーのような色合いをしていることが多く、程よい重さのため、人を選ばず飲みやすいのがポイント。合わせられる料理も幅広く、汎用性に優れています。
ライトボディは、渋みがあまりなく、軽やかに楽しめるのが魅力。色合いもやや淡いモノが多い傾向にあります。比較的飲みやすいので、ワイン初心者におすすめです。
白ワインを選ぶポイント
白ワインを選ぶうえで注目すべきポイントは、「辛口」や「甘口」で表現される味わい。白ワインの味わいは、ワインの糖度によって変化し、十分に発酵させてブドウの糖分をあまり残さずにアルコールにしたモノが辛口、途中で発酵をやめて糖分を多く残したモノが甘口となります。
辛口の白ワインは、すっきりとキレのあるドライな味わいであることが多く、食中酒として楽しめるのが特徴。アルコール度数も比較的高めに仕上がっている傾向にあり、飲みごたえを重視する場合におすすめです。
一方で、甘口の白ワインは、ブドウの果実感をしっかり味わえるのがポイント。アルコール度数はやや低めに仕上がっており、食中酒としてだけでなく、食前酒としても活躍します。なかには極甘口と呼ばれる糖度の高いワインもあり、デザートワインとして楽しめるのが魅力です。
ブドウの産地で選ぶ
ワインの味わいは、原料ブドウの産地によっても変わるので要チェック。ワインの産地は歴史によって大きく2つに分けられており、古くからワイン造りが行われてきたヨーロッパ地域が「旧世界」、大航海時代以降になってから新しくワインが造られるようになった地域が「新世界」と呼ばれています。
旧世界には、フランスやイタリア、スペインなどがあたり、造られるワインは産地や造り手による個性が際立っているのが特徴。また、複数の品種のブドウを混ぜて造るブレンドワインも多く、複雑な味わいのワインが豊富にラインナップされています。そのほか、伝統的な生産方法で造られているワインも多いことから、新世界ワインに比べて高価な傾向にあることもポイントです。
一方の新世界には、アメリカやチリ、オーストラリアなどがあたり、日本も含まれます。新世界では、旧世界に比べて製造における制限が少なく、自由なワイン造りが行われているのが特徴。使われているブドウの品種がしっかり記載されていることが多く、ワイン選びが簡単なのもポイントです。また、旧世界のワインに比べてリーズナブルで、コスパに優れていることも魅力に挙げられます。
ブドウの品種で選ぶ
ワイン選びをするうえでブドウの品種の違いをチェックすることも大切。赤ワインの原料となる黒ブドウの主な品種に、「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロー」「ピノ・ノワール」があります。カベルネ・ソーヴィニヨンは、フランス・ボルドー地方原産の品種で、渋みと酸味がしっかりとしたやや重めのワインが造られるのが特徴です。
メルローは、フランス・ボルドー地方原産の品種。きめ細かいタンニンがあり、なめらかな口当たりの上品なワインが造られます。ピノ・ノワールは、フランス・ブルゴーニュ地方を代表する品種で、渋みが穏やかで果実味のある繊細な味わいのワインになる傾向があるのがポイントです。
白ワインの原料となる白ブドウの主な品種には、「シャルドネ」や「ソーヴィニヨン・ブラン」があります。シャルドネは、フランス・ブルゴーニュ地方原産で、白ワイン造りにおける代表的な品種です。産地や気候、熟成方法の違いでさまざまな味わいに変化するので、造り手のこだわりが表現されたワインになります。
ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのボルドー地方やロワール地方で主に栽培されている品種。柑橘系やハーブを思わせる香りに仕上がるのが魅力です。ほかにも、ドイツワインの原料として有名な「リースリング」や、酸味のある繊細な味わいを楽しめる日本原産の「甲州」などもあるので、チェックしてみてください。
食べる料理に合わせて選ぶ
ワインには、ワインと料理の組み合わせを示す「マリアージュ」という考え方があり、食べる料理に合わせてワイン選びをするのもポイントです。マリアージュはさまざま考えられますが、一般的にワインと料理の共通点を探すことが大切とされています。
簡単で初心者にもおすすめの方法は、ワインと料理の色を合わせることです。例えば、赤身魚や牛肉などには赤ワイン、鯛や平目、鶏肉などの白っぽい見た目のモノには白ワインが合います。ソースの色も同様で、バルサミコソースなどを使った濃厚なソースは赤ワインと相性がよく、白いクリーム系のソースであれば、白ワインとのマリアージュを楽しみやすくなっています。
また、ワインと食事の風味が合うようにするのもおすすめ。例えば、柑橘系の爽やかな風味の白ワインに合わせる料理には、レモンを一絞りするととグッと相性がよくなります。ほかにも、ワインと料理の重さを合わせたり、ワインと料理の生産地を同じにしたりするのもポイントです。
洋食のみならず和食と合わせても楽しめるワイン。赤ワインひとつとっても、使うブドウ品種や造られる土地、生産者によって味わいが大きく異なります。一期一会の出会いがあるのもワインの魅力なので、さまざまな銘柄を試してみて、ぜひ自分の好みに合ったお気に入りの1本を見つけてみてください。