格安SIMで通信費を抑えたい方や、外出先でインターネットをする機会が多い方におすすめの「SIMフリーモバイルルーター」。キャリアのモバイルルーターのように解約金がかからないのもメリットのひとつです。

また、国外での使用に対応しているモデルもあり、海外周遊や海外での仕事が多い方にもピッタリ。そこで今回は、SIMフリーモバイルルーターのおすすめモデルをご紹介します。

※掲載情報は執筆時点のものであり、予告なく価格やスペックが変更される場合があります。

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SIMフリーモバイルルーターとは?

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モバイルルーターにはSIMにロックがかかっているものがあります。SIMにロックがかかっている場合、使用できるSIMカードは特定のキャリアのモノのみです。例えばAというキャリアで購入したモバイルルーターを解約してBというキャリアのSIMカードを差し込んだとしても使用できません。

一方で使用できるキャリアが限定されておらず、どのキャリアのSIMカードを差し込んでも使用できるモバイルルーターがあります。それがSIMフリーモバイルルーターです。

SIMフリーモバイルルーターのメリット・デメリット

メリット

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SIMフリーモバイルルーターでは、どのキャリアのSIMカードを選んでも使用可能です。そのことにより、3つのメリットがあります。1つ目は月額料金を安くできることです。キャリアを自由に選択できるので、いわゆる格安SIMカードを契約すれば月々の使用料を安く抑えられます。

2つ目は解約時に違約金が発生しないことです。SIMロックがかかったモバイルルーターを解約するときには1万円近くの違約金が発生しますが、SIMフリーでは違約金が発生しません。さまざまなキャリアのSIMカードを実際に使用しながら検討できます。

3つ目はプランが自由に選べることです。キャリアが限定されるとプランも限定されてしまいますが、SIMフリーでは選べるプランが豊富にあります。ライトユーザーからヘビーユーザーまで、自分に合ったプランを選択することが可能です。

デメリット

SIMフリーモバイルルーターには、キャリアが限定されていないことにより3つのデメリットがあります。1つ目はSIMフリーの端末やSIMカードを自分で購入しなければならないことです。キャリア限定のモノを購入すればSIMカードも合わせて付いてきますが、SIMフリーのモノでは別途自分で用意しなければなりません。

2つ目はSIMカードのサイズを間違える可能性があることです。SIMには標準SIM・microSIM・nanoSIMと3つのサイズがあります。端末を自分で用意してSIMカードを別途購入する場合は、端末に合ったSIMカードを自分で用意しなければなりません。

3つ目は設定や問題の解決を自分で行わなければならないことです。キャリアが限定されているモノであれば、そのキャリアのサポートを受けられますが、SIMフリーのモノは端末とSIMカードを別で購入しているのでサポートが受けられません。ネットなどで調べ、自身で設定や問題解決をする必要があります。

SIMフリーモバイルルーターを利用したほうがいい方

通信費をできるだけ抑えたい方

キャリアが限定されている場合そのキャリアが定めたプランに従うこととなるので、自分の使用状況に合わないプランを組まなければならないことがあります。しかし、SIMフリーであれば利用状況に応じてキャリアを選べるのでその心配はありません。

通信費をなるべく抑えられる、自分に合ったコストパフォーマンスのよいプランを選択することが可能です。

外出先でネット利用する方

外出先でネットを使用する機会が多いという方にも、SIMフリーモバイルルーターはおすすめです。近年ではフリーWi-Fiの整備も整いつつありますが、パブリックなWi-Fiを使用する際にはセキュリティ面で不安が残ります。SIMフリーモバイルルーターであればほかのユーザーの接続がないので、安心してネットを楽しむことが可能です。

解約金を支払いたくない方

キャリアが限定されているモバイルルーターには2年や3年といった利用期間の縛りがあり、解約月以外に解約してしまうと違約金が発生してしまいます。しかし、SIMフリーモバイルルーターであれば解約金が発生しません。

格安SIMのなかには最低利用期間が存在しないものもあるので、さまざまなキャリアのSIMカードを実際に使用しながら検討したいという方におすすめです。

海外に出かけることが多い方

SIMフリーの端末を用意しておけば、現地のSIMカードや渡航前にあらかじめ用意しておいたSIMで海外でもネットを楽しめます。キャリアのサービスやレンタルを利用するよりもお得なので、海外に出かけることが多い方にもおすすめです。

SIMフリーモバイルルーターの選び方

対応バンドをチェック

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バンドとは、端末やSIMカードが対応している周波数帯のことです。SIMフリーの端末やSIMカードを手に入れても、キャリアが使用している周波数帯と合わなければ通信できません。

国内の場合、ドコモ系ならバンド1・3・19、au系ならバンド1・18・26、ソフトバンク系ならバンド1・3・8に対応しているものを選ぶようにしましょう。また、海外の場合、ドコモ系やソフトバンク系ならバンド1・3、au系ならバンド1・41に対応しているものを選ぶのがおすすめです。

海外の場合は渡航先によって周波数帯が異なるので、渡航先の周波数帯を調べてから対応するモバイルルーターを選ぶようにしましょう。

通信速度をチェック

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端末によって最大通信速度が異なるので、通信速度をチェックしておくことをおすすめします。ネットを閲覧する程度であれば問題ありませんが、外出先での仕事でファイルのやり取りをする機会が多いという場合は、通信速度が遅いと仕事に支障をきたしてしまう可能性があるので注意が必要です。

最大通信速度はどれぐらい出るのか、LTEに対応しているのかをしっかりと確認しておきましょう。

LTE対応の有無をチェック

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SIMフリーモバイルルーターを選ぶ際には、4G LTEと3Gの両方に対応しているものを選ぶのがおすすめです。4G LTEに対応していれば通信速度が速く、従来使用の3Gにも対応していれば、幅広いエリアでネットを楽しめます。

種類をチェック

USBスティックタイプ

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USBスティックタイプはパソコンに接続して使用するため、充電切れの心配がないのがメリット。パソコンの充電が切れない限りは使い続けられます。

また、無線タイプと比べて通信速度の速い端末が多いのもポイント。外出先でも快適にネットが楽しめます。コンパクトサイズで持ち運びやすく、カバンに入れてもかさばることがありません。

無線タイプ

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無線タイプのSIMフリーモバイルルーターはパソコンに繋げられるのはもちろん、スマートフォンやタブレットなど、あらゆる電子機器に接続できます。一度に複数の機器と接続できることもメリットのひとつ。端末が1つあればさまざまな場所でネットを楽しめます。

バッテリーをチェック

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特に無線タイプのSIMフリーモバイルルーターはバッテリーをチェックしておきましょう。バッテリーの容量は「mAh」の単位で表される、この数値が大きいほど稼働時間が長くなります。

また、SIMフリーモバイルルーターのなかには、バッテリーが大容量ゆえに給電機能が搭載されているモデルも存在します。特に渡航先が生活インフラの整備されていない所であれば、長時間利用し続けられる大容量バッテリーのモノをチェックしておきましょう。

デュアルSIM対応かをチェック

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デュアルSIMとは、1台の端末に2枚のSIMカードを入れられるモバイルルーターのことを指します。SIMを2枚入れることで、複数の回線を使い分けることが可能です。

特に海外を周遊する方や複数の国で仕事をするという方にデュアルSIMはおすすめ。あらかじめ2枚のSIMカードを入れておけば、海外旅行する際にSIMカードを入れ替える手間を省けます。

挿入できるSIMカードをチェック

SIMカードには標準SIM・microSIM・nanoSIMと3種類のサイズが用意されています。モバイルルーターによって、どのタイプのSIMに対応しているかが異なり、違うサイズを選んでしまうとSIMカードを入れることができません。通信速度や料金プランと合わせて、SIMカードのサイズもチェックしておきましょう。

SIMフリーモバイルルーターのおすすめ機種

日本電気(NEC) モバイルルーター Aterm PA-MP01LN-SW

NECプラットフォームズ モバイルルーター Aterm PA-MP01LN-SW

幅50×奥行91×高さ12mm、本体重量71gと軽量なのが魅力のSIMフリーモバイルルーター。クレジットカードよりも小さな本体サイズで、ポケットに入れて持ち運べます。コンパクトながらも、最大10時間の連続通信が可能。長時間の利用も安心です。

本体ディスプレイには0.77インチ有機ELの液晶パネルを採用。ステータスアイコンやメッセージなどが表示され、30秒間操作がなければ自動でOFFになるため無駄に電力を消費しません。

インターネットへの接続は4G LTEに対応。高速度で快適なネットが楽しめます。10台まで同時接続できるほか、APN設定が不要でnanoSIMカードを挿入して電源を入れればすぐに使い始めることが可能です。

日本電気(NEC) モバイルルーター Aterm PA-MR05LN

NECプラットフォームズ モバイルルーター Aterm PA-MR05LN

デュアルSIMに対応したSIMフリーモバイルルーター。nanoSIMカードを2枚挿入でき、あらかじめ設定しておくことで2枚のSIMカードを自動で切り替えられます。また、ショートカットアイコンからも簡単に切り替え可能です。

LTEを高速かつ大容量で使用できるLTE-Advancedに対応。安定して快適なネットが楽しめます。APNもディスプレイに表示されている通りに進めていけば簡単に設定可能です。

Wi-Fiでの通信に加えて、少ない電力で長時間の通信が可能なBluetoothテザリングにも対応しています。電池の持ちがよく、Bluetoothテザリングを使用すれば約30時間連続での通信が可能。幅63×奥行115×高さ11mm、本体重量約115gと携帯性に優れたスタイリッシュなボディも魅力です。

ファーウェイ(HUAWEI) モバイルwi-fiルーター E5577

ファーウェイ(HUAWEI) モバイルwi-fiルーター E5577

大容量3000mAhのバッテリーを搭載したSIMフリーモバイルルーター。最大12時間の連続通信が可能で、連続待受時間は最大約600時間を誇ります。別売りのケーブルを用いればスマートフォンやタブレットに給電可能。生活インフラが整備されていない渡航先でも安心です。

国内の主要バンドはもちろんのこと、海外のバンドにも対応しており、アジア・アメリカ・ヨーロッパなどで国内にいる時と同じようにインターネットが楽しめます。最大10台と同時に接続できる点も魅力のひとつです。

本体サイズは幅96.8×奥行17.3×高さ58mmとクレジットカードサイズ。本体重量も約112gと軽く、携帯性に優れています。ポケットに入れて簡単に持ち運べる1台です。

ZMI Battery WiFi MF855

ZMI Battery WiFi MF855

7800mAhという大容量のバッテリーが搭載されている、SIMフリーモバイルルーター。スマートフォン・タブレット・ノートパソコンなどへ給電可能で、外出先でも素早く充電できます。最大連続通信時間は約18.5時間。長時間の利用も安心です。

Wi-Fi接続とUSB接続で最大9台のテザリングに対応。高速4G LTEや3Gに対応しており、国内外問わず幅広いエリアで使用できます。充電しながら同時に通信ができる点も魅力のひとつです。

専用のアプリをダウンロードすれば、スマートフォンやタブレットから端末を操作可能。インターネットへの接続をはじめ、電池残量や電波状況などの確認も行えます。1台で2役をこなす万能なアイテムです。

ZTEジャパン モバイルWi-Fiルーター MF920S

ZTEジャパン モバイルWi-Fiルーター MF920S

初めてSIMフリーモバイルルーターを使用するという初心者の方にもおすすめの1台。APNの設定を自動で行ってくれることが大きな特徴です。SIMカードを挿入するだけで、インターネットが使えるように自動で設定。不慣れな方でもすぐにネットが楽しめます。

SIMカードは標準サイズを採用。1.44インチのカラー液晶を搭載しているので、電池残量や通信状況を一目で把握できます。サイズは幅107.5×奥行14.8×高さ63.7mmとコンパクト。重量は約106gと軽く、カバンに入れていても荷物になることはありません。

軽量ながらも、バッテリー容量2300mAhを実現しています。連続通信約14時間、連続待受約575時間を誇り、長時間での使用も安心です。

ネットギア(NETGEAR) AirCard AC785-100JPS

ネットギア(NETGEAR) AirCard AC785-100JPS

ドコモ系のmicroSIMカードで快適なインターネットが国内外で楽しめるSIMフリーモバイルルーター。4G LTEや3Gに対応しており、世界93カ国で使用可能です。WPA/WPA2による安全な通信も実現しています。

本体には1.77インチの液晶ディスプレイを採用。バッテリーの残量やデータ使用量などが一目で把握できます。ソフトウェアのインストールや複雑な設定の必要がなく、SIMカードを入れるだけで簡単にインターネットが始められる手軽さもポイントです。

10時間以上の連続通信時間を備え、最大15台と同時に接続できるなどパフォーマンスの高さも魅力。本体サイズは幅68.9×奥行109.9×高さ14.6mmとコンパクトで、手軽に持ち運び可能です。

グローカルミー(GlocalMe) モバイルWiFiルーター G3

グローカルミー(GlocalMe) モバイルWiFiルーター G3

SIM不要でいつでもインターネットが楽しめるSIMフリーモバイルルーター。入れ替えの手間がかからず手軽に使用できるのが大きな魅力です。対応国はアジアやヨーロッパをはじめ100か国以上。海外を周遊する方におすすめの1台です。

バッテリー容量は5350mAhと大容量。4.5時間ほどの充電で約15時間の連続通信が可能です。また、USB経由でスマートフォンやタブレットに給電可能。電気切れを心配する必要がありません。

本体には3.5インチのタッチスクリーンを搭載。細かい設定や電池残量などの確認が端末のみで感覚的に行えます。最大5台まで同時に接続可能で、スマートフォンやタブレットだけでなくゲーム機と接続できるのも魅力です。

ピクセラ(PIXERA) LTE対応USBドングル PIX-MT100

ピクセラ(PIXERA) LTE対応USBドングル PIX-MT100

コンセントやノートパソコンに繋ぐだけで簡単にインターネットが楽しめる、USBスティックタイプのSIMフリーモバイルルーター。ノートパソコンなどから電力が供給されているので、電池残量を気にする必要がありません。

本体サイズは幅34.1×奥行92.9×高さ14mmとコンパクト。本体重量が34gと非常に軽く、持ち運びに適しています。カバンに入れるのはもちろん、ポケットに入れて持ち運べほどの携帯性の高さも大きな魅力です。

通常USBスティックタイプのSIMフリーモバイルルーターは、挿したノートパソコン1台のみで使用するものですが、PIX-MT100は最大8台まで接続可能。ノートパソコンのみならず、スマートフォンやタブレットでもネットが楽しめます。

SIMフリーにしたらチェックしたい格安SIMカード

ユーキューモバイル(UQ mobile)

UQモバイル

大手キャリアauの回線を利用しているUQモバイルは、通信速度の速さが魅力です。WiMAXサービスを運営してきたノウハウを存分に活かしており、速度や利便性の面でもおすすめ。格安SIMで通信速度を重視する方はUQモバイルをチェックしておきましょう。

アイアイジェイミオ(IIJmio)

IIJmio

IIJmio(アイアイジェイミオ)はドコモ回線とau回線の両方に対応したマルチキャリアであることもあり、多くのユーザーに選ばれています。通信品質の高さが特徴で、格安SIM事業者としても2012年にサービスをスタートするなど、業界でも古参な位置づけです。

ニューロモバイル(NURO Mobile)

nuroモバイル

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1GBごとに細かくプランを選択できるのがnuroモバイルのメリット。1日あたり5時間までLTE回線が使い放題になる独自プランを用意しているので、高速通信を思う存分楽しみたい方は選択肢に入れておきましょう。