見た目も機能もシンプルで、デザイン感度の高い人達から支持を得ているバルミューダの「The Range」。必要最低限な機能のみを再デザインしたオーブンレンジですが、なんでも操作音に大きな特徴があるのだとか。
そこで今回は、バルミューダの「The Range」をレビュー。気になる音をはじめ、使い勝手や性能、お手入れのしやすさなどを細かくチェックします。
バルミューダの「The Range」とは?
シックな佇まいのデザイン家電を展開する国内メーカーのバルミューダが、毎日使う機能だけに絞って開発したミニマルなオーブンレンジ。操作のたびにユニークな音が流れるのが特徴です。カラーバリエーションは、今回レビューするブラックのほか、清潔感のあるホワイトと美しい光沢が魅力のステンレスの3種類を用意。キッチンの雰囲気に合わせて選べます。
本体をチェック
シンプルかつスタイリッシュなデザイン
ファーストインプレッションは、「カッコイイ!」の一言。バルミューダらしいスタイリッシュなデザインで、眺めているだけで気分が上がります。庫内容量は18Lと比較的コンパクトで、設置スペースを確保しやすいのも魅力。ただし、大人数家族やオーブン機能を活用してまとめて調理をしたいという方には不向きかもしれません。
ムダを省いたシンプルな操作性
スチーム調理が可能な高機能レンジも登場するなか、バルミューダの「The Range」は、オート・マニュアル・飲み物・冷凍ごはん・解凍・オーブンの6モードのみを搭載。徹底してシンプルを貫いています。
庫内はお手入れしやすいフラットテーブル式
扉は、左右どちらからでもラクに出し入れできる縦開きタイプ。食材を乗せるターンテーブルなしでもムラなく加熱できるフラットテーブル式で、一度に多くの食材を温められます。庫内を掃除する際に、いちいちターンテーブルを取り外す必要がないのもメリットです。
ちなみに、本製品は今では珍しい庫内上部にヒーターの電熱線があるタイプ。そのためか、若干庫内が低いように感じました。オーブン機能を利用してケーキやパンを大量に焼きたいという方には、ほかのモデルを検討した方がよさそうです。
料理の幅が広がるオーブン用の角皿付き
本体のほか、オーブン用角皿が付属。深さが約4cmあるため、煮込み料理や蒸し料理、さらにはパエリアなど、さまざま調理に使えます。
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あたため機能を使用してみた
モードを選択するとリアルなギター音が……
今回は、6つあるモードのなかから「飲み物」を選択し、ホットミルクを作ります。モードを切り替えるには向かって正面左下のダイヤルを回すだけ。モードを切り替えると、アコースティックギターの心地よい音色が流れ出します。電子レンジを操作しているだけなのに、なんだか楽しい気分に! 思わず何度もダイヤルを回してしまいました。
難しい操作不要で初めてでも迷わない
飲み物モードは、さらにミルク・コーヒー・熱燗の3種類から選択が可能。ここではミルクを選びました。その後、杯数を選んでスタートボタンを押すだけ! 説明書を読まなくても、直感で操作できました。
軽快な音とともに加熱がスタート
「ジャジャジャン」というギター音とともに加熱がスタート。しばらくすると「カチカチ」とリズムを刻みはじめます。1分20秒ほど経過したところで音は鳴り止みました。
温め完了時の演出に驚き!
温めが完了すると、「ジャララーン」というギターの音色とともに取っ手部分に設置された3つのLEDが点灯し、本体を照らします。まるでステージをライトアップするようなニクイ演出に脱帽です。さらに、本体正面の液晶画面には「ENJOY」の文字が……! 細部にまでブランドのこだわりを感じます。
食材の温めや加熱調理を簡単に行える「電子レンジ」。頻繁に使用するモノだからこそ、使い勝手のよいものを選びたいところです。誰でも簡単に使えるシンプルな操作性を実現したバルミューダの「The Range」は、日常使いにぴったり! 軽快な操作音で、キッチン作業がより楽しくなりそうです。