ルアーフィッシングのラインのなかでも、近年使用するアングラーが増えている「PE」。ナイロンやフロロカーボンと比べて引っ張り強度が高いほか、キャスト時の空気抵抗が少なく、遠投性に優れています。
そこで今回は、釣りで使うPEラインを特集。おすすめの製品をご紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- PEラインとは?
- PEラインと他のラインの違いとは?
- PEラインを使用する際にはショックリーダーが必要
- PEラインの選び方
- PEラインのおすすめ|8本編み
- PEラインのおすすめ|4本編み
- PEラインのおすすめ|12本編み
- PEラインのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
- 番外編:PEラインとショックリーダーの結び方
PEラインとは?
PEラインの「PE」とは「polyethylene」の略称で、素材としてはポリエチレンのこと。言葉としては「Poly(ポリ)」と「Ethylene(エチレン)に分かれるので、それぞれのアルファベットの頭文字を取って、「PE(ピーイー)」と呼びます。
ラインの性質としては伸縮性がほとんどないのがポイント。耐摩耗性はそれほど高くありませんが、引っ張り強度が高く、釣り糸としては魚を掛けてから比較的強引にファイトできるのが魅力です。
PEラインと他のラインの違いとは?
PEラインと他のラインとの違いは「編み糸」であること。原糸を複数本編み込んでいるのがPEラインの特徴で、編み本数が少なければ少ないほど耐摩耗性は強く、多ければ多いほど引っ張り強度やしなやかさがアップします。
ちなみに、PE・ナイロン・フロロカーボンを同じ太さで比べると、引っ張り強度を示す「lb(ポンド)」がもっとも高いのはPE。よって、PEであればより細いラインを選べ、それによってキャスト時に受ける空気抵抗が少なく、小さくて軽いルアーでも遠くに飛ばせるのが魅力です。
なお、PEは比重が水よりも軽いので、ライン単体で水面に浮くのもポイント。また、糸にハリやコシがないため、フックやガイドへの糸絡みも多く、使用感にはクセがあります。扱いには多少なりとも慣れが必要なので、注意しておきましょう。
PEラインを使用する際にはショックリーダーが必要
PEを使用する際はそのまま直結でルアーと結ぶもこともありますが、別途ショックリーダーを用意するのが一般的。「ショックリーダー」とは、メインラインとルアーとの間に別途かませるラインのことで、素材としてはナイロンとフロロカーボンの2種類があります。
ナイロンとフロロカーボンとでラインの性質は異なりますが、いずれもPEラインの特性である伸縮性のなさ、コシのなさを補うのが目的。ショックリーダーを使用する理由は魚との引っ張り合いで必要なクッション性をプラスする、フックやガイドに絡みやすいPEラインのデメリットを打ち消すなどが挙げられます。
なお、ショックリーダーの長さは好みによって分かれ、長く取れば取るほどクッション性や伸びが増加。短ければ短いほどリールへの食い込みをケアできます。使用する際は意識していきましょう。
PEラインの選び方
何本の糸で編まれているかチェック
汎用性の高い「8本編み」
PEラインは4本編み・8本編み・12本編みの3種類が主流ですが、そのなかでもバランスがよいのが「8本編み」。機能性や価格帯はもちろん、製品の数も多く、豊富なラインナップのなかから選べるのが特徴です。
原糸1本1本の繊維が太すぎず細すぎないので、表面は比較的なめらかで、十分な引っ張り強度を備えているのも魅力。汎用性が高いため、PEラインを選ぶ際には8本編みを基準とするのがおすすめです。
比較的安価な「4本編み」
PEラインのなかでも比較的安価なのが「4本編み」。4本ある原糸はそれぞれに太さがあるため、耐摩耗性においてはメリットが感じられ、対カバーに使いやすいのが特徴です。
一方、総じてライン表面にザラつきがあったり、波打っていたり、凹凸があったりすることが多いのもポイント。ルアーをキャストする際には他の編み本数と比べてより抵抗がかかります。
複数の原糸を1本化するPEラインは編み本数の多いほうが全体として円形に近づき、それによってキャスト時の空気抵抗が減るので、飛距離重視の方は撚り数の多いラインを選ぶようにしましょう。
ハイエンドクラスの「12本編み」
編み糸数が多いPEラインのなかでもいつか製品ラインナップがあるのが「12本編み」。引っ張り強度やしなやかさは同ジャンルにおいてハイエンドクラスで、その分価格も高めとなっています。
機能性は十分で、とくにルアーのサイズを問わず遠投性に優れているのが特徴。広範囲を探るキャスティングゲームから水深のあるポイントを攻めるジギングまでカバーできるのも魅力です。ラインの強度を意識しつつ、飛距離を重視したい方はぜひ試してみてください。
狙っている魚種にあった強度(号数)をチェック
ラインの強さを計る単位としては、太さを示す「号数」と荷重に対する強度を示す「lb(ポンド)」があります。この値はナイロン・フロロカーボンだとほぼ同じですが、PEの場合は数値が異なるので注意しておきましょう。
メーカーによって誤差はありますが、例えばナイロンやフロロカーボンの1号は標準直径が0.17mmで、4lb。一方、PEの1号は標準直径が0.26mmで、20lbとなります。
一方、ポンド数を基準とすると、例えば12lbはナイロンやフロロカーボンだと太さ3号の0.28mmが相当しますが、PEラインでは0.6号の0.13mmが同等レベル。PEであればより細いラインが使えることになります。
PEラインの太さの基準は狙うターゲットによって異なりますが、基本的にはルアーが小さい場合や飛距離を稼ぎたいときは細い糸、大きいルアーが重たいルアーを使って大物を狙うのであれば太い糸を選ぶようにしましょう。
釣糸JAFS基準に準じているかチェック
国内の釣具は一般社団法人の「日本釣用品工業会」がルールを定めており、釣り糸も該当。PEに関しては号数とデニールを単位とした「PE糸の太さ標準規格」が決まっています。これに基づいてラインを製造しているメーカーは「釣糸JAFS基準」を厳守。満たしている製品はより品質の信用度が高いことを示しています。
ただし、日本の市場は国内製品だけでなく、海外製品も流通。海外メーカーのラインは釣糸JAFS基準からは対象外です。釣り糸で重要なのはどこまでの負荷に耐えられるかという「強度」。どれくらいで糸が切れてしまうかが品質の判断材料になります。
仮にPEが12lbで強度5.4kgの場合、0.6号の直径0.13mmが該当。釣糸JAFS基準でのPE0.6号は120デニールのみの記載にとどまります。PEラインの購入を検討する際は国内メーカー・海外ブランドを問わず、引っ張り強度をしっかりと意識するようにしましょう。
長さをチェック
PEラインは糸巻き量によって価格が比例します。シーバス釣りやエギング、メバリング、アジングなどのソルトウォーターゲームでは150m、200mがメイン。なお、淡水のバス釣りでPEラインを使う際にはやや少なめの70m巻き、海で多くのラインを使うジギング用にはより長い600mや1200m巻きなどもあります。価格帯が気になる方は1mあたり、または1円あたりの割合を算出してみましょう。
ちなみに、ラインをストックするパッケージにも違いがあり、安価なPEラインには「ボビン巻き」と呼ばれるタイプもあります。その名の通り、ミシンで使うボビンのような太さで、総じて長いラインに対応。コスパ重視でPEラインを選びたい方は、ぜひチェックしておきましょう。
コーティングの有無をチェック
PEラインは原糸を複数本編み込み、それを束ねて1本化しているのが特徴。そして製品によってはそこにコーティングを施すことによって、滑りよくしたり、耐摩耗性や耐熱性を高めたりしているアイテムもあります。
もともとPEは比較的耐久性の高い素材ですが、ライン自体は消耗品。長く使っていくとヘタっていき、購入当時よりもハリがなくなったり、毛羽立ちが出たりもします。
コーティングはその劣化をケアするのが役割。キャスティングはもちろん、リーリングやロッドの操作性にも大きく関わってくる部分なので、気になる方はぜひチェックしておきましょう。
カラーをチェック
PEラインは素材の特性上、透明にすることが難しいので、色がつくのが特徴。タイプとしては大きく分けて2つで、単色と複数の色を混ぜたマルチカラーがあります。より視認性を重視するのであれば単色を、ルアーの水深やラインの巻き取り量を把握しながら釣りを展開したい場合は長さによってマーキングが変わるマルチカラーを選ぶのがおすすめです。
釣りは目に見えない水中の変化をラインから伝わる感度で判断。例えば、魚のアタリは手元に伝わる生命感がヒントとなり、魚の重みを感じることでバイトだとわかります。一方、目に見えるラインの動きから判断することも重要。例えば、たるんでいたラインが張る、ラインが急に走る場合は視認性が大きく関わります。
水に溶け込んでカモフラージュできるカラーが有効なのか、人間から見やすいカラーが有効なのかはフィールドの状況やアングラーの好みに分かれるので、購入を検討する際はぜひ意識しておきましょう。
高比重PEラインもおすすめ
市場に流通している多くのPEラインの比重はおよそ0.98。それ自体で水面に浮くので、浮力の高いルアーを操作する際は水面の位置をキープしやすく、自重によって沈むシンキングルアーはゆっくりとフォールしていくのが、PEラインを使ううえでの特徴です。
一方、軽いルアーを素早くフォールさせるのは困難。そもそもナイロンの比重は1.14、フロロカーボンの比重は1.78なので、同じ感覚でPEラインを使おうとするには無理があります。対策としては2つ。ひとつはルアーないしシンカーのウエイトを重たくするか、高比重のPEラインを使うかになります。
高比重のPEラインは通常のPEラインでは操作がしにくいと思う方、好きになれないという方はもちろん、PEラインのメリットをいかしつつ深場を攻めたいという方におすすめ。購入を検討する際は比重をしっかりとチェックしておきましょう。
PEラインのおすすめ|8本編み
よつあみ(YGK) エックスブレイド アップグレード X8
トータルバランスに優れたおすすめのPEライン。感度はもちろん、引っ張り強度や耐摩耗性なども含めてクオリティが高く、安心して使えるのが特徴です。
本製品は8本編みで、カラーは視認性の高いグリーンを採用。号数は0.6〜3号まで用意されています。扱いやすいPEラインを求めている方はぜひチェックしておきましょう。
よつあみ(YGK) エックスブレイド アップグレード X8 ペンタグラム
引っ張り強度と耐摩耗性に優れたおすすめの8本編みPEライン。タイプとしてはマルチカラーの製品で、2mごとに5色展開し、つなぎ目には20cmのマーキングが入るのが特徴です。
糸巻き量は150m・200m・300mの3種類。太さは規格によって異なりますが、細いのは0.4号から太いのは3号まで用意されています。飛距離を重視したいシーバスや青物、エギングはもちろん、水深を意識したいジギング、さらにはメバリングなどのライトゲームにまで使えるおすすめのアイテムです。
よつあみ(YGK) エックスブレイド スーパージグマン X8
引っ張り強度と耐摩耗性の双方に配慮されたおすすめのPEライン。製品名の通りジギング向けのアイテムで、どちらかというと縦の釣りで使いやすいのが特徴です。
本製品は8本編みで、カラーは5色のマルチカラーを採用。10mごとにホワイト・グリーン・レッド・ピンク・ブルーが配色されています。
よつあみ(YGK) エックスブレイド ジグマンウルトラ X8
汎用性の高いおすすめの8本編みPEライン。引っ張り強度、耐久性が高く、ショア・オフショア問わず、キャスティングゲームから落とし込みのジギングまで安心して使えるのが特徴です。
カラーは5色仕様で、視認性も良好。なお、糸巻き量のパッケージは100m・200m・300mとありますが、100m巻きと本製品の300m巻きは1.5号から6号まで、200m巻きは0.8号から2号までとなっています。
よつあみ(YGK) エックスブレイド フルドラグ X8
感度や耐摩耗性、耐久性のほか、キャスタビリティにも配慮されたおすすめのPEライン。タフさはもちろん、遠投性能にも優れており、遠くで掛けた魚もしっかりと取り込めるのが特徴です。
糸巻き量は300m巻きで、号数は2〜12号の9種類をラインナップ。投げて、掛けて、獲るまでの流れがスムーズにできるおすすめのアイテムです。
よつあみ(YGK) ガリス ウルトラWX8 Geso X
ハイエンドクラスの8本編みPEライン。引っ張り強度の高さがありながらも、しなやかさ、さらにはコシもあり、ストレスなく使い続けられるのが特徴です。
糸巻き量は120m・160mの2種類。太さは0.6号・0.8号・1号の3つが用意されています。価格帯としては高めですが、満足度の高いロングセラーモデルとして知られている製品なので、興味がある方はぜひ試してみてください。
よつあみ(YGK) ロンフォート リアルデシテックス WX8
細めのPEラインを求めている方におすすめの製品。価格帯としては高めですが、しなやかさと強度があり、ライトゲームでも安心して使えるのが特徴です。
タイプとしてはマルチカラーのアイテムで、ブルー・グリーン・ホワイトの3色を10mごとに展開。1色あたりでは1mごとに10cmのマーキングが入るのも魅力です。
太さは0.3号から用意されていますが、9lbとハイレベル。製品ラインナップは計3種類で、0.4号では12lb、0.5号では14lbと、いずれも二桁を超えているのもポイントです。
バリバス(VARIVAS) アバニ キャスティングPE SMP スーパーマックスパワー
キャスティング専用に開発されたおすすめの8本編みPEライン。飛距離が稼げるのはもちろん、タフネス仕様に仕上がっており、引っ張り強度・耐摩耗性・耐久性に優れているのが特徴です。
本製品は、ステルスグレーカラーをベースとしたマーキングラインを採用。ラインナップは太めかつ大容量のアイテムまで揃えています。海で大型魚種を狙いたい方はぜひおさえておきましょう。
サンライン(SUNLINE) ソルティメイト キャストアウェイPE
ソルト全般で使えるおすすめの8本編みPEライン。HG(ハイグレード)PEと、高比重エステルモノフィラメントの8本ブレイデッド加工を施したロングセラーアイテムとして知られており、汎用性が高いのが特徴です。
また、比重が1.05とやや高めなのもポイント。従来のPEラインよりも沈むので、よりディープでの使用におすすめです。さらに、特殊なコーティング加工を施しているため、表面の滑りもスムーズ。適度な張りと高強度を持ち合わせた特殊コンポジット製法により、キャスタビリティも良好です。
製品は150m巻きと200m巻きの2種類で、太さは0.8号10lbから4号60lbまでを用意。太さによってラインナップが異なるので、購入する際は確認しておきましょう。
クレハ(KUREHA) シーガー PE X8
多くの選択肢のなかから選べる8本編みのPEライン。号数のラインナップが豊富で、5号まで取り揃えているのが特徴です。
素材は同社のPEラインのなかでももっとも伸びが少ない「グランドマックスPE」を採用。小さなアタリでもしっかりと取れるほど感度に優れているのも魅力です。
デュエル(DUEL) スーパーエックスワイヤー8
リーズナブルな価格帯にもかかわらずクオリティが高い8本編みのPEライン。耐摩耗性が高く、さまざまなシーンで使えるのが特徴です。
原糸には、大手繊維メーカーとして知られる「東洋紡」の超高強力ポリエチレン繊維「IZANAS」を採用。また、原糸1本1本をしっかりと密着させる「マイクロピッチブレイデッド加工」や、特殊な熱処理を施すことで真円に近い仕様となっており、従来のPEラインよりもハリとコシがあるのもポイントです。
長さのラインナップは150m・200m・300mの3種類。コスパ重視で8本編みのPEラインを探している方は、ぜひチェックしておきましょう。
デュエル(DUEL) ハードコア X8プロ
豊富なラインナップが揃う8本編みのPEライン。長さは150m・200m・300mの3種類、カラーは単色イエローと5色マーキングの2種類、太さは製品によって異なりますが、0.6号13lbから8号110lbまで用意されているのが特徴です。
適度なハリとコシがあり、操作性は快適。また、シリコンコーティングにより耐摩耗性も高く、安心して使い続けられるのもポイントです。
サンヨーナイロン(Sanyo Nylon) アプロード GT-R プレミアム PE
ルアーフィッシングのなかでもヘビーカバー用のPEラインを求めている方におすすめのアイテム。耐久性が高く、入り組んだスポットに潜む魚に対しても安心してアプローチできるのが特徴です。
本製品は8本組で、カラーはマッディーウィーターとの水馴染みのよいシルバーグレーを採用。号数のラインナップも豊富に用意されています。
ゴーセン(GOSEN) キャスト-8
使い勝手のよい8本編みのPEライン。メーカー独自のSG加工によって適度なハリとコシをもたせ、キャスト、ルアー操作、フッキングといった一連の動作がスムーズにできるのが特徴です。
また、PEライン内部にまで樹脂を含侵させることによって耐久性も良好。ラインナップとしては150m巻きが0.4号11lbから2号38lbまで、200m巻きが0.6号14lbから3号48lbまでとなっています。
バークレイ(Berkley) スーパーファイヤーライン ウルトラ8
ガイドとの摩擦係数が少ない8本編みのPEライン。ライン自体がより真円に近い形状に近く、同社の4本編みのPEライン「スーパーファイヤーライン」と比べて、より飛距離が出るのが特徴です。
また、メーカー独自の「熱延伸技術」により強度アップを図っているのもポイント。遠投性に優れているのはもちろん、より細いラインでも強気のやりとりができるのも魅力です。
ダイワ(Daiwa) UVF ソルティガデュラセンサー8+Si2
強さを追求した8本編みのPEライン。太さと真円にこだわった原糸「TOUGH PE」に進化したコーティング「Evo Silicone²」を合わせることによって、耐摩耗性と滑りのよさを両立しているのが特徴です。
また、UVF加工によって強度アップを図っているほか、編み密度も高め、耐久性に配慮。同社の技術を随所に注ぎ込んでいるのが魅力です。
カラーは、ライムグリーン・オレンジ・パープル・ピンク・ソルティガブルーを10mごとに配色。糸巻き量は200m巻き、300m巻き、400m巻きが用意され、号数も細めから太めまで揃っています。
シマノ(SHIMANO) オシア 8
ソルトゲームでの使用におすすめの8本編みPEライン。特殊なシリコン樹脂をコーティングに採用することによって耐熱性や滑りのよさを高め、摩擦によるダメージをケアできるのが特徴です。
また、糸のハリと耐磨耗強度を向上させるためのタフクロス工法、さらには編み構造を均一化させるVT工法を施すことによって、キャスティング・ジギングの双方に対応。使い心地が安定しているのも魅力です。
カラーは、5色パターンとSWネイビー単色の2種類。糸巻き量は300m巻き・400m巻き・500m巻きが用意されています。
シマノ(SHIMANO) ピットブル 8+
同社8本編みのPEライン「ピットブル 8」をより進化させたモデル。原糸に大手繊維メーカー「東洋紡」の超高強力ポリエチレン繊維「IZANAS」を採用していること、高強度と低伸度に配慮したVT工法で編んでいることは共通ですが、ヒートシンクコーティングと「TOUGH CROSS 2」を追加しているのが特徴です。
「ヒートシンクコーティング」とは特殊シリコン樹脂をコーティングしていることで、耐熱性・耐摩耗性に配慮。大型の魚の突っ走りによる摩擦熱にもしっかりと対応できます。「TOUGH CROSS 2」は繊維を均一に締め込む技術で感度を向上。ロッドやライン操作がダイレクトに伝わり、しっかりとルアーを動かせるのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) タナトル8
大手繊維メーカー「東洋紡」のポリエチレン繊維「IZANAS」を使用した8本編みタイプのPEライン。高品質ながらコストパフォーマンスに優れており、PEの使用頻度が高い方におすすめのアイテムです。
本製品は糸を均一に編み込むオリジナルの工法を採用し、強力と低伸度に配慮されているのが特徴。さらに、表面をスムーズに仕上げており、ガイドノイズが抑えられているのも魅力です。
カラーはマルチで、1mピッチと10mピッチでパターンを変えているのもポイント。ネーミングの通り「棚取り」を意識しやすいので、ジギングで使うのがおすすめです。
PEラインのおすすめ|4本編み
よつあみ(YGK) エックスブレイド アップグレードX4
強度が高い4本編みのPEライン。適度なハリがあるので扱いやすいほか、耐久性も高く、長く使い続けられるのが特徴です。
ラインの太さは0.2号4lbから用意されており、ラインナップが豊富なのもポイント。ラインのカラーパターンや糸巻き量のバリエーションも複数あるので、好みに合わせて購入しやすいのも魅力です。
よつあみ(YGK) エックスブレイド オードラゴンX4
高比重のPEライン。一般的なPEラインが1以下に対して本製品は1.40あり、ナイロンラインの1.14、フロロカーボンの1.78の間に位置しているのが特徴です。
タイプとしては4本編みで、結束強度や耐磨耗性が高いのもポイント。糸巻き量は150mと200mの2種類、太さは0.4号から2号まで用意されています。軽いルアーやリグをより沈めて使いたい方はぜひチェックしておきましょう。
バリバス(VARIVAS) わかさぎ PE
ワカサギ釣り専用に開発されたおすすめのPEライン。タイプとしては4本編みで、太さは0.15号・0.175号・0.2号・0.3号の4種類、糸巻き量は30mと60mの2種類、カラーは単色でイエローとパープルの2つを用意しています。
本製品は均一かつ密に編み込まれており、強度が安定しているのが特徴。いずれも極細でありながら耐久性も十分で、エサ付けと振り込みを繰り返す長丁場の釣りにもしっかりと対応できます。
クレハ(KUREHA) シーガー PE X4 ルアーエディション
軽量なルアーやリグを操作するのにおすすめのPEライン。淡水では渓流や管釣りトラウト、ソルトではメバリングやアジングなどのライトゲームで安心して使えるのが特徴です。
本製品は4本編みで、号数は0.3号。マーキングは85cm +15cmの1m間隔で、前者がミスティックパープル、後者がライムグリーンとなっています。ルアーの水深やラインの巻き取り量を把握しながら釣りを展開したい方におすすめのアイテムです。
サンヨーナイロン(Sanyo Nylon) アプロード ソルトマックス GT-R PE
海のボート釣りからオカッパリまで、さまざまな魚種に対応できるPEライン。4本編みで、比重は0.98、カラーは10m×5色分けになっているのが特徴です。
ラインの表面に特殊樹脂コーティングを施し、真円に限りなく近づけているのもポイント。 ラインナップも幅広く、号数でいえば0.6〜8号、ポンド数でいえば12〜112lbまで揃っています。汎用性の高いPEラインを求めている方におすすめです。
山豊テグス(YAMATOYO) SWスーパーPE
オーソドックスな4本編みのPEライン。適度なしなやかさがあるので締め込みやすく、ラインの結束をしっかりと行えるのが特徴です。
ガイド抜けがよく、気持ちよくロングキャストできるのもポイント。操作性もよく、ドッグウォークやトゥイッチ、ジャークなども軽快に行えます。
太さは0.6号10lbから4号45lbまでを用意。長さは150m巻きと200m巻きがあります。なお、ラインナップとしては前者のほうが充実しているので、購入を検討する際は注意しておきましょう。
ゴーセン(GOSEN) ルーツ PE×4
強力なポリエチレンを原糸とした4本編みのPEライン。感度の高さはもちろん、強度や耐摩耗性、耐久性に優れており、オールマイティに使えるのが特徴です。
5色マルチカラーと単色ライトグリーンの2種類があり、前者は100m・150m・200m・300mの4パターン、後者は150mと200mの2パターンを用意。太さはもっとも細いタイプで0.4号8lbから太いタイプは4号46lbまで揃っています。
メジャークラフト(Major Craft) 弾丸ブレイド X4
豊富なラインナップから選べる4本編みのPEライン。カラーは5色のマルチとグリーン単色の2パターンがあります。
号数は細めから太めまで揃っており、いずれも低伸度かつ高感度。表面にコーティングを施すことで適度なハリもあり、操作性も良好です。また、ガイドへの糸絡みなどライントラブルが少ないのもポイント。価格帯も比較的控えめで、コスパに優れているのも魅力です。
なお、本製品はオリジナルモデルで、同シリーズにはエギング専用、ライトゲーム専用、タチウオ専用モデルもラインナップ。単品指名買いはもちろん、スペックの異なるアイテムをまとめて購入するのもおすすめです。
PEラインのおすすめ|12本編み
ダイワ(Daiwa) UVF PEデュラセンサー×12EX+Si3
5色カラーとライムグリーン単色の2タイプがある12本編みのPEライン。糸巻き量は複数の規格が用意されていますが、細めから太めまでラインナップされており、タイラバやライトな落とし込みジギングから大型青物狙いまで対応できるのが特徴です。
同社のテクノロジーを駆使して高密度に編み上げた「マッスルPE」仕様で、快適に使い続けられるのもポイント。選択肢が豊富なうえ、安心感も高いおすすめの製品です。
ダイワ(Daiwa) UVF ソルティガデュラセンサー×12EX+Si3
同社のオフショアシリーズ「ソルティガ」の12本編みPEライン。糸巻き量は300m、カラーはシグナルレッドで統一されており、太さは3〜12号の7種類をラインナップしています。
本製品は、キャスティング専用モデルとして開発されたアイテムで、耐久性は十分。また、密に編み込まれているほか、表面もなめらかで、遠投性に優れているのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) ピットブル 12
12本編みのおすすめPEライン。なめらかさと引っ張り強度の高さを併せもっており、キャスタビリティがありながらも掛けてから素早く引き込めるのが特徴です。
均一に締め上げながらラインを強化する「タフクロス2」工法を採用しているのもポイント。低伸度のため操作がダイレクトに伝わり、しっかりとルアーを動かせるのも魅力です。
製品は150m巻きと200m巻きの2種類で、太さはどちらも0.6号13lbから2号43lbまでをラインナップ。編み本数の多いPEラインを試してみたい方はぜひおさえておきましょう。
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番外編:PEラインとショックリーダーの結び方
ショックリーダーを用いる際に覚えておきたいのがPEラインとの結び方。PEラインはコシがなく、安易な結び方では抜けてしまうことがあるので、注意が必要です。
結び方において、もっとも代表的なのが「FGノット」。強さに定評があるほか、結びコブが小さく、ガイドとの引っ掛かりがあまり気にならないのが魅力です。
方法としては、リーダーに対してメインラインのPEを巻き付けていくのがポイント。ただし、FGノットは慣れるまでには時間がかかるので、ある程度練習が必要です。なお、専用の器具を使えばより簡単に締め込めるため、苦手な方は購入を検討してみてください。
PEラインの号数の選択は狙う魚種によってさまざま。例えば、シーバスなら0.6〜1.2号、アオリイカのエギングであれば0.8号ぐらいがおすすめです。なお、PEは幅広いターゲットを釣るのに使われていますが、扱いには慣れが必要。初めて使用する方はストレスを感じやすいので、意識しておきましょう。