外はサクサク、中はモチモチの美味しいパンが焼けると評判のバルミューダの「ザ・トースター」。気になってはいるものの、トースターのなかでは比較的高価な価格設定となっており、購入を躊躇しているという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、バルミューダの高級トースターを実際に使用して実力を検証。率直な感想をお届けします。
「ザ・トースター」の特徴をチェック
パンを美味しく焼き上げる独自のスチームテクノロジーと温度制御
加熱時にスチームを庫内に充満させることで、表面をカリッと焼き上げながらパン内部の水分や香りを閉じ込める独自の技術を採用。さらに、トーストの味わいや食感、焼き色を左右する3つの温度帯を1秒単位で細かく制御し、美味しく焼き上げます。
パンの種類や求める仕上がりに合わせて選べる5つのモード
表面をこんがりと焼き上げる「トースト」と「チーズトースト」のほか、表面の仕上がりに応じて選べる2種類のリベイクモードを搭載。焦げ目をつけない「フランスパン」と、表面をサクッと仕上げる「クロワッサン」から選択できます。
さらに、スチーム調理は行わず、従来のトースターと同じように使用できるクラシックモードも搭載。170・200・300℃の温度設定が可能で、グラタンやクッキー、焼き餅など、さまざまな調理に使用できます。
スタイリッシュなデザイン
機能面はもちろん、キッチン空間に調和するデザイン性の高さもバルミューダならではの魅力。カラー展開も豊富で、今回レビューするブラックのほか、優しい印象のショコラや清潔感漂うホワイトなどもあります。
食パンをトーストしてみた
付属のガイドブックによると、食パンの「頭」を手前にしてトーストするとムラなく焼きあがるとのこと。山型食パンの場合は山になっている部分を、角食パンは袋に入った状態で天面になっている方を自分に向けて置きます。
給水用カップに水を入れて給水口に注入します。調理時間が3分以上の場合はすりきり1杯、1〜2.5分未満のときはカップ内側の線を目安に3ccの水を用意。
給水用カップは非常に小さいうえ、本体には収納できる場所がないため、紛失しないように工夫する必要がありそうです。
向かって左のツマミを回してモードを選びます。今回は「トースト」モードを選択。
もう一方のツマミで加熱時間を設定します。メーカー推奨の加熱時間は常温の食パンで2.5〜3.5分、冷凍の場合は3.5〜4.5分とのことなので、今回は3分にセットして焼いてみます。
焼き加減の好みは人それぞれなので、まずはメーカーが指定する通りの設定で焼いてみて、少しずつ調節するのがおすすめです。
庫内の温度が上がりすぎないように、上下のヒーターが点いたり消えたりを繰り返します。しばらくすると覗き窓が曇り始めました。庫内にスチームが噴射されている証拠です。
終盤になるとスチームが消えてヒーターが一気に明るくなり、パンの表面がきつね色に染まっていきます。
調理完了を知らせる音がなったら、パンを取り出します。
程よい焼き色が食欲をそそるトーストが完成しました! スチーム調理の効果なのか、外はサクサクで香ばしいのに対し、中はモチモチとした弾力と粘り気が感じられる食感に仕上がりました。
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トーストはもちろん、パンを温め直すリベイクも美味しく仕上げられるバルミューダの「ザ・トースター」。決して安くはないため、パンの焼き加減にこだわりがある特定層向けの高級トースターという印象は否めません。しかし、自宅で手軽にアツアツの美味しいパンを食べられるのは非常に魅力的なこと。バルミューダの高性能トースターを手に入れて、豊かなパン食ライフを楽しんでください。