自宅で本格的なサウンドを再生できる「サラウンドスピーカー」。ホームシアターで迫力ある映像を楽しむのに欠かせないアイテムです。スピーカーの配置数によって体験できる音響効果が変化するのが特徴で、映像や音楽に没入感を求める方に適しています。
今回は、おすすめの5.1ch以上のサラウンドスピーカーをご紹介。選び方もあわせて解説します。自宅の環境にあったモノをぜひ探してみてください。
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5.1chサラウンドスピーカーとは?
5.1chサラウンドスピーカーは、5つのメインスピーカーと重低音の出力に特化したサブウーファーを含む合計6つのスピーカーを配置してオーディオを再生する機器です。
正面・前方左右・後方左右それぞれの方向からサウンドを出力し、臨場感のある音響体験ができるのが特徴。繊細な効果音や、立体的で迫力のあるサウンド演出を楽しみたい方に人気です。近年では、ホームシアターの普及により、5.1ch以上に対応したDVDやBlu-rayが多く展開されています。
5.1ch以上のサラウンドスピーカーの選び方
配置などに関わるタイプをチェック
サウンドバータイプ
サウンドバータイプは、スピーカーとウーファーを横長に一体化させたデザインのサラウンドスピーカーです。テレビモニターの正面に設置して接続するだけで使用できるのが特徴。スピーカーの高さが低く設計されているモノが多く、部屋が狭くても使用できます。
テレビモニターと直接接続するだけで使える仕様で、初めての方でも扱いやすいのが魅力です。
マルチスピーカータイプ
マルチスピーカータイプは、立体音響を楽しむのに適したサラウンドスピーカーです。視聴者を囲むように、前方に3つと後方に2つのスピーカーを配置するのが特徴。配置する際はスピーカーと視聴者との距離感が重要になるため、部屋が広い方におすすめです。
チャンネル数が5.1ch以上になると、使用するスピーカーの数が増えます。スピーカーによって高さやサイズが異なるので、事前に配置場所の目安を想定しておくと、スムーズにホームシアター鑑賞を楽しめます。
音質にこだわるならサラウンドの違いをチェック
本格的な「リアルサラウンドスピーカー」
リアルサラウンドスピーカーとは、前方と後方にスピーカーを配置するタイプ。迫力のあるサウンド演出ができるのが特徴です。立体音響によって映像に没入できるため、良質な視聴体験が得られます。
映画やゲームの映像をよりリアルに体感したい方におすすめのサラウンドシステムです。映像内の人物が前後に移動したときの足音もリアルに感じ取れます。
手軽に導入できる「バーチャルサラウンドスピーカー」
バーチャルサラウンドスピーカーとは、高音質なサウンド出力をするサラウンドシステムを採用したスピーカーのこと。テレビ画面の正面にスピーカーを設置するので後方からのサウンドがなく、リアルサラウンドスピーカーと比べると立体感は少なくなります。
一方で、設置環境を選ばないのがメリット。テレビ画面の前に置くだけで気軽に高音質なサウンドが楽しめます。また、リアルサウンドスピーカーよりも価格は安い傾向があり、コスパに優れたアイテムが多いのが魅力。スピーカーの配置や価格で迷っている方におすすめです。
ch数をチェック
サラウンドスピーカーを導入する際は、ch数を確認することが重要です。ch数とは使用されるスピーカーの数のことで、主に2.1ch・5.1ch・7.1chの3種類が一般的。5.1chの場合は、正面と両サイドにスピーカー3台とサブウーファー1台、後方の両サイドに2台の合計6台配置します。
7.1chの場合は5.1chの配置に加えて、天井や視聴者の真横にスピーカーを取り付けることで実現。5.1chに比べてより高い臨場感が得られます。
接続方式はBluetoothなどのワイヤレスが便利
サラウンドスピーカーの接続方式は、有線接続とワイヤレスの2つに分かれます。ワイヤレスは無線で機器を接続できる点が魅力。スピーカーと接続デバイスが離れていても使用できるため、タブレットなどと接続したい方におすすめです。
なお、ワイヤレスは有線接続に比べて音響遅延が発生しやすい傾向があるので注意が必要です。
対応フォーマットをチェック
上質な音響体験をするには、適切なオーディオフォーマットを選ぶのがポイント。オーディオフォーマットとは、音声ファイルを再生するための形式のことで、主にサラウンドスピーカーでは「Dolby」と「DTS」の2種類に分かれます。
Dolbyは映画に採用されているフォーマットで、DVDやCDの収録など幅広く使われているのが特徴です。フォーマットの汎用性が高く、さまざまなコンテンツに対応している点が魅力。一方で、DTSは高音質を求める方におすすめのフォーマットです。
入出力端子をチェック
有線接続のサラウンドスピーカーの場合、テレビやモニターの接続に対応している端子であるかが重要です。テレビ・モニターに接続する際は、HDMI端子や光デジタル端子を使用します。
HDMI端子なら映像データと音声データを一本で送信可能。接続したいデバイスの端子の種類に加えて、接続できる端子の数も確認してからスピーカーを選ぶことが大切です。
拡張予定があるならAVアンプ対応のモノを選ぼう
マルチスピーカーなどを将来的に増やし、7.1chなどのサウンド環境を作りたい場合は、AVアンプの対応チャンネル数を確認して、目的にあう機能を備えたモデルを選ぶのがおすすめです。
AVアンプとは、音の増幅に加えて映像の処理を行えるアンプのこと。多数のスピーカーに接続可能で、映画などを観る際に接続するとサラウンドで音を堪能できるのが特徴です。映像と音楽を同時に楽しみたいときは、AVアンプ対応のモノをチェックしてみてください。
5.1ch以上のサラウンドスピーカーのおすすめメーカー
ヤマハ(YAMAHA)
「ヤマハ」は、アコースティックとエレクトロニクスともにノウハウがある総合楽器メーカー。趣味向けからプロユース向けまで幅広く楽器を生産しているのが特徴です。
サラウンドスピーカーは、主にサウンドバータイプ・マルチスピーカータイプを展開。ホームシアター専用のスピーカーをパッケージとしても販売しており、初めての方でも扱いやすいよう工夫が施されています。高音質にこだわりたい方におすすめです。
ジェイビーエル(JBL)
1946年から家庭用スピーカーの開発を行い、オーディオブランドとして実績を確立してきた「ジェイビーエル」。高品質なオーディオ製品が人気です。
サラウンドスピーカーは、音を聞き分けやすくする独自のテクノロジーを搭載したモデルもラインナップ。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
5.1ch以上のサラウンドスピーカーのおすすめ
ヤマハ(YAMAHA) スピーカーパッケージ NS-PA41
スタンディング型スピーカーを採用した、本格的なサウンドを楽しめる5.1chのサラウンドスピーカーです。スタイリッシュなデザインが好きな方におすすめのアイテム。それぞれのスピーカーには高級感のあるグロスブラック仕上げが施されており、薄型テレビのデザインとも相性がよいと謳っています。
幅広いレンジの高音質再生ができるのもメリット。フロントスピーカーは、2.5cmバランスドーム型ツィーター1個と7cmコーン型ウーファー2個を搭載した2ウェイ3スピーカー構成で、豊かな低音とクリアな中高音を実現します。
独自技術「A-YSTⅡ」方式を使用しているのもうれしいポイント。コンパクトなキャビネットながら、スピード感のあるクリアな重低音を体感できます。また、スリム設計のフロントスピーカーはコードを背面に隠せるのも特徴。サラウンドスピーカー・センタースピーカーは壁掛け可能で、自由なレイアウトで使えます。
ヤマハ(YAMAHA) スピーカーパッケージ NS-P41
コンパクト設計の5.1chのサラウンドスピーカーです。さまざまな場所に設置しやすいモノを探している方におすすめ。ブックシェルフ型サラウンドスピーカーとセンタースピーカーは、ラックや壁へ設置できるのが魅力です。小さめの部屋でも空間を圧迫せずに、本格的なサウンドを楽しめます。
独自技術「ツイステッドフレアポート」を搭載しているのがメリット。入口から出口へとポートの広がりを変化させたうえでひねりを加えることで、気流の乱れを抑えられます。音の濁りや風切り音を減らし、クリアかつ忠実な低音を実現しているモデルです。
フロントスピーカー・サラウンドスピーカー・センタースピーカーは、光沢を活かした質感。サブウーファーも同じくブラックで、統一感のあるデザインです。部屋のインテリアに調和し、洗練された印象を与えられます。
ヤマハ(YAMAHA) サウンドバー SR-B30A
3次元音場フォーマット「Dolby Atmos」対応のサラウンドスピーカーを求めている方におすすめの製品です。専用アプリ「Sound Bar Remote」の活用により、トーンコントロール機能を使えるのがメリット。好みのサウンドへとイコライジングを調整でき便利です。
スピーカーがワンボディで完結しているのも特徴のひとつ。HDMIケーブルまたは光ケーブルの接続だけでテレビに繋げられるうえ、HDMI-CECやeARCなど多彩な接続方法に対応しています。テレビのリモコンから基本機能を操作できるのもポイントです。
ムービー・ステレオ・スタンダード・ゲームと、4つのサウンドモードを搭載。視聴コンテンツにあわせてぴったりのサウンドを楽しめます。人の声を聞き取りやすい「クリアボイス」機能も採用しているアイテムです。
ジェイビーエル(JBL) BAR 1000
完全ワイヤレス設計のサラウンドスピーカーが欲しい方におすすめの製品です。映画を観るときは背後に、バラエティ番組などを楽しみたいときはテレビ下にと、視聴シーンやコンテンツにあわせてスピーカーの位置を簡単に移動できます。
ハイクオリティな音質を実現しているのも特徴です。立体的な音響を堪能できるDolby Atmos・DTS: X・MultiBeamを搭載。さらに、サウンドバー部に2基、ワイヤレスサラウンドスピーカー部に2基の合計4基の天井反射用スピーカードライバーを備えています。3Dイマーシブサラウンドによって高さ方向の音の広がりを体感可能です。
Wi-Fiへの接続でAir Play2やChromecast built-inが使えるのもメリット。音楽ストリーミングサービスへ簡単に繋げられ便利です。
ジェイビーエル(JBL) BAR 500
音声アシスタントを使える5.1chのサラウンドスピーカーを探している方におすすめのアイテム。対応デバイスと連携すると、Alexa・Googleアシスタント・Siriを便利に活用できます。さらに、専用アプリ「JBL One」からサウンドのカスタマイズも可能です。
総合出力590Wのハイパワーを備えているのも特徴。サウンドバー部には7基のスピーカーのための合計290Wのアンプ、ワイヤレスサブウーファーには300Wのアンプを搭載しています。HDMI eARC接続やHDMI入力接続に対応しているのもメリットです。
Dolby AtmosとMultiBeamを採用しているのも魅力。サウンドバーとサブウーファーのコンパクトな仕様ながら、立体的な3Dサウンドを楽しめます。オーディオキャリブレーション機能により、さまざまなインテリアや部屋の構造に適したサラウンド効果を実現するのもポイントです。
デノン(DENON) サウンドバー DHT-S218
壁掛けに対応しているサラウンドスピーカー。本体の高さは6.7cmで、テレビの前に設置しやすいスリムなサイズ感が特徴です。本体にはファブリック仕上げを採用しており、高級感のあるデザインもポイント。さまざまなインテリアに調和しやすいおしゃれな製品です。
立体音響を実現するDolby atmosに加えて、ロスレスオーディオフォーマット「Dolby TrueHD」に対応しているのもメリット。ブルーレイディスクを高音質で再生できるため、ライブDVDなどもしっかりと楽しめます。
簡単にテレビと接続できるのも魅力。HDMIケーブルを1本繋ぐだけで使えて便利です。
ボーズ(Bose) Smart Soundbar
コンパクトなサイズ感のサラウンドスピーカーが欲しい方におすすめのアイテムです。大きさは高さ5.6×幅69.4×奥行き10.4cmで、省スペースで設置可能。一人暮らしなどで小さめのテレビを使っている方にも適しています。
「A.I.ダイアログモード」を搭載しているのもうれしいポイント。音声とサラウンドサウンドのバランスを自動調整することで、ハイクオリティな音響はそのままに、セリフをはっきり聞き取りやすくすると謳っています。セリフが聞こえない場合にも、音を大きくしすぎる必要がなく便利です。
専用アプリの活用により、簡単なセットアップや音声アシスタントの使用を実現できるのも魅力。イコライジングなどを好みにあわせて調整できます。
イクリプス(ECLIPSE) 5.1chパッケージ TD307THMK3
洗練されたデザインの5.1chのサラウンドスピーカー。丸みを帯びたユニークな形状のスピーカー5台と、木材を使用したコンパクトなサブウーファーのセットです。スピーカーは壁や天井へ取り付けられるのもうれしいポイント。角度調整が可能なため、多彩なレイアウトに対応できておすすめです。
スピーカーにはオリジナルフルレンジスピーカーユニットを採用し、軽量かつ堅牢なのも特徴のひとつ。強力な磁気回路により、すばやく正確なストロークを実現すると謳っています。また、サブウーファーはさまざまな出入力端子を備えており、AVアンプへの接続も可能です。
サブウーファーにフローティング構造を用いているのもメリット。スピーカーユニットやエンクロージャー周りに特殊素材を使用することで、スピーカーユニット自身の振動によるノイズを低減します。
サラウンドスピーカーは効果音やBGMをリアルに体験できる音響アイテム。ハイエンドなモノになると、まるで映画館で視聴しているかのような臨場感が味わえます。本格的でも設定方法は簡単なモノが多いので、初めて使用する方にもおすすめです。高音質にこだわる方は、ぜひ5.1ch以上の製品を選んでみてください。