部屋の湿度をほどよく保つのに便利な「気化式加湿器」。スチーム式や超音波式に比べて、経済的かつ使いやすいのが魅力です。シンプルなモデルから、スマホから遠隔操作できる高機能モデルまで幅広く展開しています。

そこで今回は、気化式加湿器の選び方やおすすめの製品を据え置きタイプと卓上タイプに分けてご紹介。静音モードやタイマーなど、便利機能が充実したモデルもあるので気になる方はチェックしてみてください。

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気化式加湿器とは?

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スチーム式加湿器や超音波式加湿器は、水を加熱したり、振動させたりすることで水蒸気を放出します。一方で、気化式加湿器は、フィルターなどに含ませた水を自然に蒸発させたり、ファンの風を当てて蒸発を促進させたりする仕組みです。

気化式加湿器は、広い範囲の加湿に対応した据え置きタイプと、持ち運びに便利な卓上タイプが存在します。据え置きタイプは、ファン付きモデルが主流。加湿能力が高いモノが多く、小部屋から広いリビングまで部屋全体を加湿したい方にぴったりです。

卓上タイプは、ファンを使わないモデルが主流。電源が不要なモデルも多く、コンセントが届かない場所でも設置できます。なお、加湿範囲が比較的狭いため、集中的に加湿したい場所に置くのがおすすめです。

また、デスクワーク用に卓上タイプを選ぶなら、電池式のモデルが便利。コンセントを気にせず使えるのがメリットです。

気化式のメリット・デメリット

メリット

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気化式は、加湿具合がほどよく結露の発生を抑えられるのが大きなメリットです。加湿中のフローリングや窓の結露が気になる方に適しています。また、スチーム式のように水を沸騰させないため、吹出口が熱くならないのが特徴です。

さらに、ランニングコストが安いのも魅力。8畳対応加湿器を消費電力で比較すると、スチーム式は約130〜260W、超音波式は約25〜40W、気化式は約4〜20W程度です。気化式はファンのみを使うので、電気代を安く抑えられます。

デメリット

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気化式のデメリットとして挙げられるのは、加湿速度がほかの方式に比べて遅いことです。素早く加湿したい方には不向きですが、コストは抑えられます。

また、加湿能力が高い気化式加湿器は、大きなファンを搭載したモノが多く、運転音が大きい場合があるので注意が必要です。リビングや寝室で使用する場合は、静音モデルを検討してみてください。

気化式に限ることではありませんが、フィルターやタンクは定期的に掃除する必要があります。長く放置するとカビや雑菌が繁殖。細かい作業が苦手な方は、お手入れ機能が充実したモノを選びましょう。

気化式以外の加湿器について詳しく知りたい方はこちら

気化式加湿器の選び方

部屋の広さに合わせた対応畳数のモデルを選ぶ

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気化式加湿器は、加湿したい部屋の広さに適したモノを選ぶのがポイントです。対応畳数は、プレハブ・洋室と木造・和室に分けて記載されるのが一般的。加湿したい部屋の構造に合わせて確認しましょう。なお、木造・和室は湿気を吸い取りやすいため、対応畳数が小さくなります。

対応畳数の記載がない場合は、加湿能力(ml/h)を確認しましょう。なお、部屋の広さに対して加湿能力が低いモノは加湿具合に物足りなさを感じ、加湿能力が高すぎるモノは過剰加湿により結露が発生しやすいので注意。持ち運んでさまざまな広さの部屋で使用したい場合は、加湿能力を調節できるモノがおすすめです。

タンク容量をチェック

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気化式加湿器のタンク容量は、加湿能力に関係なく製品によってさまざまです。水をたっぷり入れられる大容量タンクなら、1回の給水で長時間加湿器を運転できます。1日中加湿器を運転したい方や、給水頻度を抑えたい方は、なるべくタンク容量が大きいモデルを選ぶのがおすすめです。

なお、タンク容量が大きいほど、給水時のタンク重量が重くなるのが難点です。使いやすさも考慮して選びましょう。また、タンクに水が余った状態で加湿器を放置するとカビの原因になるので、ちょうどよい容量を選んでみてください。

お手入れのしやすさをチェック

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気化式加湿器では、タンクやフィルター、吹出口などの定期的なお手入れが必要。タンクは給水するたびに水洗いしましょう。フィルターは1ヶ月〜1年まで製品によってお手入れの頻度はさまざま。吹出口も濡れたままだと汚れやすいので、頻繁に拭き掃除をするのが大切です。

広口のタンクなら、手を突っ込んでスポンジなどで隅々まで洗えます。また、タンクやフィルターが抗菌仕様のモノもおすすめです。

タイマーやアロマに対応したモデルも

タイマー機能付きの気化式加湿器も便利。電源の切り忘れを予防できます。また、運転時間を管理しやすいので使い過ぎによる電気代が気になる方にもおすすめです。

なかには、加湿しながらアロマの香りを楽しめるモデルもあります。リラックスタイムや就寝時におすすめです。なお、製品によって使えるアロマ剤が異なるので注意。購入前に、使用したいアロマオイルや液剤が使えるかを確認しておきましょう。

気化式加湿器のおすすめメーカー

パナソニック(Panasonic)

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日本の大手総合電機メーカー「パナソニック」。安全性が高く経済的な気化式加湿器を展開しています。小部屋から広いオフィスまで、部屋の広さに合わせて選べる豊富なラインナップが魅力です。

なかでも、独自の「ナノイー」搭載モデルが人気。水蒸気だけでなくマイナスイオンを放出することにより、空気を綺麗にしながら加湿します。

高効率な「DCモーター」と高速ファンを採用し、省エネながらパワフルな加湿を実現できるのも特徴です。静音性が高く、寝室用の気化式加湿器を探している方はチェックしてみてください。

シャープ(SHARP)

白物家電・黒物家電・調理家電など幅広く展開する「シャープ」。気化式加湿器では、独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」を搭載しているのが特徴です。除菌効果・消臭効果・静電気除去効果などに期待でき、部屋の乾燥も空気中のカビやニオイもケアできると人気を集めています。

お手入れしやすいのも特徴です。パーツは分解でき、丸洗いできます。広口タンクで洗いやすいのもメリット。内部を清潔に保ちやすい気化式加湿器を探している方はチェックしてみてください。

バルミューダ(BALMUDA)

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「バルミューダ」の気化式加湿器は、デザイン性に優れているのが特徴です。オフィス・リビングなど、多くの人目に触れやすい場所で使う方におすすめ。出したままでもインテリアとして楽しめるので、オフシーズン中に収納する手間も省けます。

また、おしゃれなだけでなく使いやすさも良好。シンプルながらも、直感的に操作しやすいデザインです。

なかには、有機ELディスプレイを搭載し、気化式加湿器の設定を視覚的に確認できるモノもあります。デザイン性と操作性の両方を重視する方におすすめです。

気化式加湿器のおすすめ|据え置きタイプ

パナソニック(Panasonic) ヒーターレス気化式加湿機 FE-KXF15

最大42畳までの広さに対応した気化式加湿器です。広いリビング・オフィスなどにおすすめ。定格加湿能力1500ml/hとパワフルで、広い部屋も素早く加湿できます。

パワフルモデルながらも電気代は比較的安価。高効率なDCモーターを搭載しており、1日8時間毎日加湿した場合でも、1ヶ月の電気代は約350円と謳っています。

さらに、約10年交換不要と謳う加湿フィルターを採用。ランニングコストも安く抑えられます。加湿フィルターは1ヶ月に1回程度押し洗いするだけなので、お手入れも簡単です。

パナソニック(Panasonic) ヒーターレス気化式加湿機 FE-KXW07

パワフルに加湿できる気化式加湿器です。効率性に優れたDCモーターと高速ファンを搭載。700ml/hとパワフルな加湿能力がありながらも、電気代を月約106円に抑えられると謳っています。

また、運転音も静かで、強モードの運転音は図書館と同程度の39dB。「静かモード」に設定すれば、木の葉が触れ合う音よりも静かな15dBで運転します。寝室・書斎などで静かに加湿したい方にもおすすめです。

さらに、「フィルター清潔モード」に対応しているのもポイント。ナノイーを加湿フィルターに充満させ、フィルターを清潔に保ちます。本体には凹凸の少ない加湿トレイや広口タンクを採用しており、お手入れのしやすさも良好です。

シャープ(SHARP) プラズマクラスター加湿器 HV-R30

きれいに使いやすい気化式加湿器です。中まで洗いやすい広口タンクに加え、抗菌仕様のエアフィルターや加湿フィルターを採用。パーツを分解して丸洗いすることもでき、隅々まで簡単にお手入れできます。

本体には効率のよいDCモーターを搭載しており、省エネ性能も良好です。まあ、湿度と温度の2つのセンサーで部屋の環境を検知し、湿度を55~65%に自動コントロールできます。

さらに、加湿と同時にプラズマクラスターを放出。空気中に浮遊するカビなどを軽減するほか、消臭効果や除電効果も期待できます。

バルミューダ(BALMUDA) Rain 1ERN-1100SD

美術品のような、おしゃれなデザインの気化式加湿器です。リビング・オフィスなど、人の目に触れやすい場所にもおすすめ。モダン調・北欧調など、さまざまなインテリアと馴染みます。

なめらかな本体に操作ボタンやダイヤルはなく、フチ部分のコントロールリングを回したりクリックしたりすることで操作可能。本体上部に搭載した有機ELディスプレイから、水量・風量などの設定を確認でき、使いやすさも良好です。

また、設定できる機能も豊富。24hタイマーのほか、5段階の風量設定にも対応し、仕事中・就寝中など、シーンに合わせて設定できます。さらに、オートモードを使えば、40〜60%の間で設定した湿度をキープするよう、自動運転も可能です。

日立(HITACHI) 次亜塩素酸加湿器 HLF-Z5000

除菌効果や脱臭効果に期待できる、次亜塩素酸を使った気化式加湿器です。本体内の電解水技術により、付属の塩化ナトリウムと水道水を入れるだけで次亜塩素酸を生成可能。ペット臭や部屋干し衣類の生乾き臭も軽減できます。

ターボ運転時には最大600ml/hで広い空間をパワフルに加湿可能。木造・和室なら約10畳、プレハブ・洋室なら約17畳までの部屋に使用できます。約3.8Lの大容量水タンクを搭載。約6時間以上加湿できると謳われています。

BONECO 気化式加湿器 W220

15時間も連続加湿できる気化式加湿器です。6Lの大容量タイプで、就寝中や仕事中など、長時間の加湿におすすめ。上部給水タイプで、水が切れたときは本体の上から簡単に給水できます。

さらに、市販のアロマ剤やエッセンシャルオイルに対応。仕事の休憩時間や就寝前、好きなアロマの香りを楽しみたい方にもおすすめです。

また、ドラムや水フィルターのお手入れも簡単。手洗いはもちろん、50℃以下であれば食洗機でも洗えます。さらに、加湿フィルターは40℃以下の洗濯機で水洗い可能。お手入れの手間を省きたい方にもおすすめです。

スタドラーフォーム(Stadler Form) George 2398

空気清浄機能も搭載した気化式加湿器です。吸い込んだ空気の汚れをキャッチする「エバポレーターディスク」を搭載。さらに、加湿器内部の雑菌を軽減する効果に期待できる「ウォーターキューブ」も搭載しており、より衛生的な加湿できます。

湿度は、40〜55%まで5%刻みで調節可能。オートモードボタンを押すと、設定した湿度をキープするよう自動運転します。また、ファンの回転スピードを手動で4段階調節できるので、帰宅後に素早く加湿したい方にもおすすめです。

さらに、本製品はアロマ機能を搭載。市販のアロマに対応しており、幅広いアロマオイルのなかから好きな香りが選べます。ボタンライトの明るさも減光できるため、就寝前のリラックスタイムにもおすすめの製品です。

スタドラーフォーム(Stadler Form) 加湿器 Oskar little

モダンなインテリアとしてもおしゃれな、スクエアフォルムの気化式加湿器です。シンプルで高級感があり、寝室・書斎など、幅広い部屋と調和します。約6畳までの空間に対応しており、部屋の広さに合わせて風量を2段階で調節可能です。

加湿中は26〜39dBの間で静かに運転し、仕事中や就寝中も快適に使えます。さらに、市販のアロマオイルに対応。仕事の合間や寝る前に、好きな香りを楽しみたい方にもおすすめです。

ボルネード(VORNADO) 気化式加湿器 Evap3-JP

最大39畳の空間を加湿できるパワフルな気化式加湿器です。サーキュレーターを搭載しており、部屋全体をムラなく加湿できるのが特徴。広いリビングやオフィスなどにおすすめです。

本体内部には6.7Lの大容量タンクを搭載しており、強設定でも12時間連続して加湿可能。弱設定時には24時間連続して加湿でき、就寝中や仕事中などにも便利です。

さらに、湿度センサーを使った自動運転にも対応。部屋の湿度に合わせてファンの回転速度やオンオフをコントロールし、1時間あたりの電気代を0.53〜1.18円まで安く抑えられます。省エネ性能を重視する方にもおすすめです。

アズマ(Azuma) サーキュレーター付 気化式 加湿器 SU-KA30VTA

木造・和室5畳、プレハブ・洋室8畳までの部屋を効率的に加湿できる、サーキュレーター付きの気化式加湿器です。部屋の湿度や広さに合わせて、風量を4段階調節可能。オートモードに設定すれば、部屋の湿度が50%になるように自動でコントロールします。

最大の加湿量でも約10時間連続して使用でき、仕事中や就寝中の使用もおすすめです。シンプルモダンなデザインで、書斎・寝室・子供部屋など、幅広い部屋と調和します。

また、市販のアロマオイルを使って、好みの香りが楽しめるのも魅力。仕事の合間や就寝前に、香りで気分を変えたい方にもおすすめです。

トゥーコネクト(toConnect) 気化式加湿器 Airdog moi

タンク内の水を除菌し、清潔な水で加湿できると謳う気化式加湿器です。タンク内部にオゾン発生器を搭載しているのが特徴。雑菌の繁殖を軽減する効果が期待できます。

スタイリッシュな本体に、タンクの水量を表示するディスプレイを搭載しており、給水タイミングも一目で確認可能です。水がなくなると、本体上部から簡単に給水できます。

1回給水しておけば、約10〜40時間連続して加湿可能。仕事中や就寝中の加湿もおすすめです。オートモードに設定しておけば、部屋の湿度を検知し、快適な湿度になるよう自動運転します。

気化式加湿器のおすすめ|卓上タイプ

MIクリエーションズ(MI creations) アロマ加湿器 リフレア RZ-2504

アロマも楽しめるコードレスタイプの気化式加湿器です。市販のアロマオイルを使い、好きな香りで気分を変えたいときに便利。単2乾電池2本で稼働するので、コンセントが近くにない卓上でも使用できます。

本体は直径11cmのコンパクトサイズで、ホテル・カフェ・オフィスなどへの持ち運びもおすすめです。シンプルなデザインを採用しており、さまざまな空間と馴染みます。

ヴィックス(VICKS) 気化式加湿器 V3700

プロジェクター付きの気化式加湿器です。部屋を加湿するのと同時に、部屋の天井や壁に7色の星空を映し出すのが特徴。子供部屋のインテリアとしてもおすすめです。昼間に使うときは、プロジェクター機能のみをオフにできます。

また、静音モードを搭載。勉強中や就寝中、静かに加湿したいときにも便利です。本体には4Lの大容量タンクが付いており、1回の給水で13時間も連続して加湿できます。透明なタンクで、給水のタイミングも簡単に確認可能です。

積水樹脂(SJC) 自然気化式ECO加湿器 うるおい小さな森 ULT-EL

森に住む動物をデザインした、おしゃれな自然気化式加湿器です。卓上のインテリアとしてもおすすめ。ワンカラーのフィルターを使ったシンプルなシルエットデザインを採用しており、オフィスから子供部屋まで幅広い部屋と調和します。

フィルターには特殊繊維を使っており、コップ1杯分の自然蒸発量の約10倍で加湿可能。さらに、抗菌防カビ処理を施しており、長期間清潔に使えます。

ミクニ ちょこっとオアシスいちりん 気化式 U507

一輪挿しの花をモチーフにした、おしゃれな自然気化式の加湿器です。茎が長く、ペットボトルや花瓶など、背の高い入れ物にも挿せます。

茎はハサミで簡単にカットでき、小さなグラスや空き瓶に入れて、卓上で楽しみたい方にもおすすめです。おしゃれなグラスに入れれば、卓上を華やかにして楽しめます。

コンパクトながらも、加湿量はコップ1杯分の自然蒸発量の10倍以上と謳われており、しっかり加湿可能です。容器に約250ccの水を入れれば、約32時間も加湿し続けられるので、仕事中や就寝中などに長時間加湿したいときにも向いています。

ミクニ ちょこっとオアシスプラスシー U510

折りたたんで持ち運びできる、気化式加湿器です。ホテル・オフィス・カフェなどで乾燥が気になるときにおすすめ。折りたたむと手のひらサイズになり、カバンの中へコンパクトに収納できます。

シンプルな自然気化式で、使うときは本体を広げてタンクの中へ水を入れるだけで使用可能。コンセントが近くにない場合も、手軽に使えます。おしゃれなデザインで、卓上インテリアとしてもおすすめです。

コンパクトながらも、加湿量はコップ1杯分の10倍以上の自然蒸発量を実現。タンクに80mlの水を入れれば、約7〜8時間加湿できます。長時間のデスクワークや、就寝中の加湿にも便利です。

清水産業 Seiei うるおいキューブ

エレガントでおしゃれなデザインの気化式加湿器です。幅広いカラーを展開しており、モダン調・北欧調・アジアン調など、幅広いインテリアと調和します。

電源不要の自然気化式で、コンセントがない場所へも手軽にセット可能。フィルターを取り付け、水を入れるだけのシンプルな構造で使いやすく、初めて気化式加湿器を使う方にもおすすめです。

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