日本三大酒処の1つとして有名な広島の西条では、明治時代から続く「軟水醸造法」でさまざまな日本酒を製造しています。口当たりが柔らかくてまろやかな日本酒が多いため、食中酒としても飲めるのが魅力です。
そこで今回は「広島の日本酒」の選び方とおすすめの銘柄をご紹介します。甘口や辛口だけでなくフルーティーな味わいのモノもあるので、好みの1本を選んでみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
広島の日本酒の選び方
日本酒の種類で選ぶ
吟醸酒
「吟醸酒」はフレッシュで華やかな香りと繊細な味わいが特徴。淡麗辛口の日本酒が多く、すっきりと飲めるのが魅力です。冷酒またはぬる燗で飲むと、吟醸酒が持つ風味と味わいを感じながら美味しく飲めます。
吟醸酒の原料は精米歩合60%以下に削った米です。低温で長期間発酵させる「吟醸造り」で製造されます。精米歩合50%以下は「大吟醸酒」、醸造アルコールを使用しないモノは「純米吟醸酒」、純米吟醸酒のなかで大吟醸酒に当てはまるのが「純米大吟醸酒」です。
純米酒
醸造アルコールを使用せず、米・米麹・水を原料として製造されるのが「純米酒」です。旨味やコクがしっかり感じられるふくよかな味わいが特徴。酒造技術の進歩により、濃醇タイプだけでなくコクがあるモノやソフトな味わいの純米酒も展開されており、人気を集めています。
以前は精米歩合70%以下の米を使う要件がありましたが、2004年1月1日から米と米麹だけを原料にした清酒を純米酒として表示できるように変更されています。米の精米歩合による特徴を生かしたモノが多数販売されているため、飲み比べてみるのもおすすめです。
本醸造酒
「本醸造酒」は香りと風味が純米酒に近く、味わいが純米酒よりまろやかで淡麗な日本酒です。精米歩合70%以下に削った米を原料に用いて造ります。醸造アルコールの添加量を原料に用いる米の総重量の10%未満とし、味のバランスを整えているのも特徴です。
本醸造酒のなかでも精米歩合60%以下に削った米を用いたモノは、「特別本醸造酒」と表示されます。本醸造酒に比べると洗練された香味を感じられるのが魅力です。
味わいで選ぶ
多数ある広島の日本酒から何を選べばよいか迷った場合は、自分が好む味わいのモノを購入してみましょう。2種類の日本酒を購入して飲み比べてみるのもおすすめです。
淡麗辛口ですっきり飲める日本酒を好む場合は、「吟醸酒」が適しています。日本酒の旨味やコクを味わいたい場合は、「純米酒」を選んでみましょう。淡麗な味ながらまろやかさもあるモノを飲みたい方には、「本醸造酒」がおすすめです。
有名酒造をチェック
西条エリア「賀茂鶴酒造」「賀茂泉酒造」
西条エリアの「賀茂鶴酒造」は全国的な知名度がある酒造。「吟醸造り」に定評があり、数々の賞を受賞しています。大吟醸以外に、特別本醸造酒や純米大吟醸酒を製造していることでも有名です。
代表的な日本酒として有名なのが、大吟醸の「ゴールド賀茂鶴」。優雅な香りと芳醇な味わいが特徴です。アメリカ元大統領のオバマ氏が来日した際、安倍元首相と会食の席でゴールド賀茂鶴を酌み交わす様子が新聞に掲載されました。
「賀茂泉酒造」は昭和40年頃から米と米麹のみで日本酒を造る純米醸造に取り組み、「本仕込賀茂泉」を商品化。その後も賀茂泉純米醸造の技術を磨くと共に、純米醸造酒普及のために精力的な活動を行ったため、「純米の賀茂泉」として現在も全国的に有名です。
純米酒のパイオニアである賀茂泉酒造では、純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒をメインに取り扱っています。お祝いの席で飲む樽酒もあるので、チェックしてみてください。
竹原エリア「竹鶴酒造」「中尾醸造」
竹原エリアの「竹鶴酒造」は1733年に創業した老舗蔵。元々は製塩業を営んでおり、次第に酒造業にも参入して現在に至ります。テレビドラマ「マッサン」の主人公のモデルである、ニッカウヰスキー創始者の「竹鶴政孝」の生家として有名です。
竹鶴酒造では「生酛造り」を用いた製法で純米酒を主に製造。木桶仕込みにより多様な微生物が活動するため、豊かな味幅がある食中酒に適した日本酒を生み出しています。幅広い料理に合う純米酒を飲みたい方におすすめです。
明治4年に創業した「中尾醸造」は、日本酒の製造に「リンゴ酵母」を使用したことで有名です。リンゴ酵母は吟醸香を放ち、アルコール発酵力が強く、爽やかな酸を生成。フルーティーな芳香を醸したきれいな味の日本酒を造りあげます。
中尾醸造では、純米酒・特別本醸造酒・本醸造酒・吟醸酒をラインナップ。すっきりした辛口から、深みのある旨さのモノまで揃っています。純米スパークリングもあり、飲みやすいモノを探している方におすすめです。
呉エリア「相原酒造」「三宅本店」
「相原酒造」は3つの山と瀬戸内海に囲まれた地域にあり、良質な軟水を使用して日本酒を製造しています。軟水醸造法で造られる「雨後の月」は相原酒造の代表的な日本酒で、香り高く豊醇。米本来の旨みを存分に引き出した甘みのある味も魅力です。
相原酒造は純米吟醸や辛口吟醸など、さまざまな日本酒を製造しています。雨後の月シリーズは銘柄によって原料の米と精米歩合を変えており、風味と味に変化を出しているのがポイント。日本酒が苦手でも飲みやすい、純米酒を使用した梅酒も製造しています。
「三宅本店」は1856年に広島県呉市で創業した蔵です。5番目に商標を受けた「千福」が三宅本店の代表的な日本酒。初代三宅清兵衛の母(フク)と妻(千登)の名をとって酒銘にしたことでも有名です。
千福では純米酒や大吟醸酒に加えて、濃厚な味わいが特徴の純米大吟醸無濾過原酒などもラインナップ。日本酒以外も幅広く製造しており、瀬戸内産のオレンジやレモンを使ったサワーなどが人気です。
三次・庄原エリア「生熊酒造」「白蘭酒造」
「生熊酒造」は慶応元年に創業した歴史ある蔵。カルスト台地の湧き水を仕込み水とし、蔵の井戸から汲み上げる城山の水を割り水に使用しています。酒造りに使う米は比婆の酒造好適米。世界でも類を見ない手作りの醸造技術で、自慢の日本酒を製造しています。
「超群」は生熊酒造が精魂こめて醸し出した高級品。辛口ながら奥深さもあり、帝釈台地から流れ出す清流の旨みも感じられます。超群の酒銘は連山の中でひときわそびえる富士山や、群鶏の中の一鶴のように酒造界に秀でることを念願して名付けられました。
「白蘭酒造」は明治37年に吉舎酒造として創業した老舗の蔵です。大正7年に広島県三次市へ進出し、現在の白蘭酒造に社名を変更しています。
白蘭酒造の「大吟醸生貯蔵酒・蘭の雫」高級清酒として有名です。グラスに注ぐと豊かで華やかな吟醸香を感じられるのが特徴。ふくよかな味わいで大吟醸を堪能できるのも魅力です。
福山・府中エリア「天寶一」「三輪酒造」
「天寶一」は、御神酒を醸すのにふさわしい地名の「神辺」で100年以上続く歴史ある蔵です。現在では広島県福山市で唯一の蔵となり、県外や海外でも評価される「神辺の地酒」を造っています。
天寶一の日本酒は料理の味を引き立たるキレのよさが特徴。仕込み水には地下200mの古代水を使用し、水と米の味わいを最大限に引き出しています。超軟水と丁寧な絞りにより、フレッシュなキレのなかに、柔らかな酸を感じられるのも魅力です。
「三輪酒造」は、江戸時代中期の享保元年から広島県神石郡油で酒造りをしている蔵です。標高約500mの地に構えた母屋と酒造蔵は、夏季は涼しく冬季は寒さが厳しいため、日本酒の貯蔵や仕込みに適した要素が整っています。
三輪酒造のこだわりは広島県産の酒造米を使用すること。蔵には硬度の違う2本の井戸があり、それぞれの水のよさを生かした仕込みを行っています。軟水醸造法で造られる「神雷」の純米酒や吟醸酒は、米味が豊かですっきりした日本酒を好む方におすすめです。
広島・廿日市・海田エリア「小泉本店」「中国醸造」
「小泉本店」は日本三景のひとつとして知られる、安芸の宮島の厳島神社造酒所として御神酒を造っている蔵。酒銘の「御幸(みゆき)」は、明治18年8月の明治天皇行幸を記念して名付けられています。
小泉本店は広島の風土に根ざした酒造りを目指しているのが特徴。広島の穏やかな気候を生かし、冷たい湧き水と広島県産の選び抜かれた酒米を使用して日本酒を造っています。きめが細かくのどごしのよい日本酒は、コクや旨みも感じられるのが魅力です。
「中国醸造」は1918年に廿日市市桜尾で創業し、清酒だけでなく蒸留酒やリキュールなどの酒類を製造している企業。新たな企業イメージの構築と社業のさらなる発展のため、2021年に社名を「株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー」に変更しています。
広島県産の酒造好適米を使用した「一代弥山」はフルーティーな香りとふくよかな味が特徴。麹米に軟質米の「こいおまち」を使用しており、ふくよかな味わいを出しています。掛米に「八反錦」を使用し、後切れがよいのも特徴です。
酒米の種類をチェック
広島の日本酒からどれを選べばよいか迷った場合は、酒米の種類もチェックしてみましょう。日本酒は酒米によって風味と味わいが異なってきます。それぞれの酒米の特徴を把握し、自分が好む日本酒を見つけましょう。
「八反」は広島県で古くから栽培されており、現在は「八反錦」「八反35号」の2品種が栽培されています。八反錦は大粒で吟醸香が高く、上品な吟醸味も備えているのが特徴。八反35号を使用したモノは香りに艶があり、なめらかで淡麗な味に仕上がります。
吟醸香がありふくよかな味わいのモノを好む方には、「こいおまち」を使用した日本酒がおすすめ。「広島雄町」は広島オリジナルの酒米で、香り豊かで芳醇な日本酒を造り上げます。
「千本錦」は山田錦と中生新千本を掛け合わせて生まれた酒米。2種類の米の長所を受け継ぎ、山田錦よりも低タンパク質なのが特徴です。アミノ酸度が低く、すっきりした日本酒を好む方に適しています。
名前で選ぶのもおすすめ
気になる日本酒がいくつか見つかったら、それぞれの名前を見比べて気に入ったモノを選ぶのもおすすめ。日本酒の多くは漢字を用いれ名付けられているため、自分の好きな漢字が使われた日本酒を選ぶのもひとつの方法です。
日本酒の名前には豊かな味や芳醇な味を想像したり、長い歴史を感じたりできるモノもあります。日本酒の選び方で悩んだ場合は、名前から感じた日本酒のイメージで選んでみてください。
広島の日本酒のおすすめ|甘口
賀茂鶴酒造 賀茂鶴 白壁の郷
「四段仕込み」でもち米を加えて仕上げた広島の日本酒です。濃醇甘口の深みある味が特徴。昭和の初め頃に好んで飲まれたいた味を現代の技で復元しています。甘口の日本酒にチャレンジしてみたい方におすすめです。
国産の米と米こうじに「賀茂山系天然伏流井水」を加えて仕込まれています。人肌燗で飲むと濃醇旨口を味わえるのが魅力。常温や熱燗でも美味しく飲めます。辛口の日本酒に飽きた方にもおすすめの日本酒です。
賀茂泉酒造 COKUN+ こくんぷらす
アルコール度数が低い広島の日本酒を飲みたい方におすすめの銘柄です。アルコール度数7%で、お酒が苦手な方でも飲みやすいのが魅力。ボトルのデザインがおしゃれで容量500mlとコンパクトなため、広島旅行のお土産にも適しています。
数十種類の「天然アミノ酸」や「ペプチド」などをバランスよく含み、100%米由来の「発酵エキス」を配合。ヨーグルトのような爽やかな酸味とマイルドな甘さが感じられます。日本酒の味が苦手な方にもおすすめです。
・1本セット
・12本セット
賀茂鶴酒造 賀茂鶴 純米大吟醸 広島錦
広島サミットで提供された日本酒です。昭和初期に広島県で推奨品種とされていた「広島錦」と「賀茂鶴酵母」を用いて造られているのが特徴。ふくよかな甘味と旨味に爽やかな酸味とキレがプラスされており、食事によく合います。
上品で華やかな香りも魅力のひとつ。ライラックのような白い花と上品な米の香りが合わさり、食卓をふんわりと包み込みます。高級で評価が高い広島の日本酒を飲みたい方はチェックしてみてください。
中尾醸造 誠鏡 純米にごり酒
麹造りに50時間以上を費やして造られている日本酒です。しっかりと味がのった麹を造ることにより、深みのある芳醇な風味の純米にごり酒に仕上がっています。冷やしても熱燗にしても美味しく飲めるのがメリットです。
広島県産米を100%使用しているのもポイント。華やかな風味が感じられるように、精米歩合65%に磨いて使用しています。ラベルのデザインも爽やかでおしゃれ。甘くて美味しいにごり酒を探している方はチェックしてみてください。
中尾醸造 純米大吟醸 まぼろし赤箱
中尾醸造の「4代目中尾清磨」が発見した「リンゴ酵母」を使用して造られている純米大吟醸酒です。リンゴ酵母は香りの質や発酵力が高く、爽やかな酸味も持ち合わせているのが特徴。原料米には山田錦を100%使用しており、まろやかなコクも堪能できます。
しっかりと味がのった日本酒を好む方にもおすすめ。麹造りに52時間以上の時間をかけているため、芳醇な味を楽しめます。口の中からサッと消えるような後味のよさも魅力。飲み頃温度は5~15℃で、冷酒として飲むのに適しています。
三宅本店 千の福 味わいの純米吟醸
和食だけでなく、フレンチやイタリアンにもマッチする甘口の日本酒を探している方におすすめの銘柄です。フルーティーで豊かな旨味となめらかな酸味が特徴。後味も切れがよく香りも穏やかなため、季節の料理の美味しさを引き立てます。
濃度はやや淡麗ですっきりしているので、よく冷やして冷酒で飲むのがおすすめ。寒い季節は常温でも美味しく飲めます。さまざまな食事に合わせやすい広島の日本酒を飲みたい方はチェックしてみてください。
三宅本店 千福 千福スパークリング
純米大吟醸をベースにしたスパークリング清酒です。甘味と酸味のバランスがよく、食事に合わせやすいのがメリット。アルコール度数が8%と低いので、スパークリングワインを飲むと酔いやすい方にもおすすめです。2023年の広島サミットでも提供されています。
2023年の「ワイングラスで美味しい日本酒アワード」で最高金賞を受賞。高い評価を得ているのも魅力です。シャンパンのような高級感があるデザインもポイント。「千福」は古くから縁起のよい酒として知られているため、お祝いの席で飲むのもおすすめです。
白牡丹酒造 山田錦 米だけの酒
山田錦を使って造られている広島の日本酒を飲みたい方におすすめの銘柄です。麹米と掛米に「酒造好適米山田錦」を全量使用しているのが特徴。米と「酒都西条の名水」のみで仕込んでいます。米の旨さが際立つ広島の日本酒を飲みたい方におすすめです。
米の精米歩合は75%で、甘口ながらやや淡麗な味わいを堪能できるのがメリット。冷酒や常温で飲むと旨さがより薫り立ちます。きめ細やかな味わいを楽しみたい場合は、人肌燗で飲むのがおすすめです。
白牡丹酒造 広島上撰 金紋
甘口で濃醇な味が特徴の広島の日本酒です。きめ細やかな味わいで喉ごしがすっきりしているモノを飲みたい方におすすめ。甘口ながら後味の切れがよいのも魅力です。
しっかり冷やして冷酒として飲むだけでなく、熱燗でも美味しく飲めます。一年中飲める日本酒を探している方にもおすすめです。コスパのよさもポイント。毎日の晩酌にもぴったりな広島の日本酒です。
盛川酒造 白鴻 四段仕込純米酒 赤ラベル
やや甘口の美味しい純米酒を飲みたい方におすすめの銘柄です。「広島県産中生新千本」を精米歩合70%に精米して使用し、「甘酒四段仕込み」で旨みを残して造られています。冷酒や常温だけでなく、ぬる燗でも美味しく飲めるのが魅力です。
本銘柄は、「Kura Master 日本酒コンクール 2023」でゴールドメダルを受賞。評価の高い広島の日本酒を飲みたい方にも適しています。盛川酒造の白鴻はラインナップが豊富なので、辛口の日本酒と飲み比べるのもおすすめです。
榎酒造 華鳩 貴醸酒 生にごり酒
迎賓館などで海外の来賓をもてなすために造られる「貴醸酒」の生にごり酒。貴腐ワインに比較されるタイプの高級日本酒として、貴醸酒と名付けられています。2023年の広島サミットで提供されたことでも有名な日本酒です。
貴醸酒は水の代わりに酒から造るのが特徴。「三段仕込み」の最後に純米酒を使用するため、濃醇で香味豊かな味を楽しめます。貴醸酒としては珍しい新酒で、フレッシュな味わいを堪能できるのも魅力。味が濃い場合はオンザロックで薄めて飲むのがおすすめです。
広島の日本酒のおすすめ|辛口
賀茂鶴酒造 大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴
昭和33年に金箔入り大吟醸の先駆けとして発売された広島の日本酒。1974年に昭和天皇ご夫妻の金婚式で、桜の花びら型に切り抜いた金箔を盃に浮かべて納めたことで有名です。現在でもお祝いの席で振る舞う日本酒として好まれてます。
広島県産の酒造好適米を丹念に磨き、「伏流井水」で仕込んでいるのが特徴。コクのバランスがよく料理に合わせると美味しく飲めます。穏やかな香りも魅力です。口当たりのよい広島の大吟醸酒を飲みたい方はチェックしてみてください。
賀茂泉酒造 純米吟醸 朱泉本仕込
ぬる燗で飲むと美味しい広島の日本酒を探している方におすすめの銘柄です。ふくよかな旨味とコクがあるやや辛口の日本酒で、爽やかなキレも持ち合わせているのが特徴。ぬる燗で飲むと、美味しさが際立ちます。
日本酒本来が持つ旨味を残すために、濾過に炭素を使っていないのも特徴のひとつ。グラスに注ぐと淡い黄金色に輝きます。2015年の「全米日本酒歓評会」で金賞を受賞した評価の高さもポイント。賀茂泉を代表するブランドの美味しい日本酒です。
竹鶴酒造 小笹屋竹鶴 大和雄町 純米原酒
日本酒古来の製造法である「生酛造り」で造られる広島の日本酒です。木桶で醸し出された複雑味が特徴。熱燗で飲むと懐の深い味わいを堪能できます。日本酒の微妙な味わいを楽しみたい方にもおすすめです。
アルコール度数が高いのもポイント。飲みごたえががある日本酒を好む方におすすめです。シンプルながら趣きがあるラベルのデザインもおしゃれ。じっくり味わえる広島の純米酒を飲みたい方はチェックしてみてください。
相原酒造 辛口純米酒
切れ味がよくて、飲み飽きない広島の日本酒を探している方におすすめの銘柄です。「八反錦」を原料とした辛口の純米酒で、口当たりが柔らかく酸味のバランスもよいのが特徴。すっきりした味わいなので、食中酒として飲むのにも適しています。
爽やかで控えめな吟醸香があるのも魅力のひとつ。香りが強い日本酒が苦手な方にも適しています。広島の甘い日本酒と飲み比べてみるのもおすすめ。コスパのよさも魅力の日本酒です。
相原酒造 雨後の月 純米大吟醸 Black Moon 生
淡麗で軽快な酒質ながら、コクが溶け出すように広がる広島の日本酒です。メロンを感じさせるフルーティーな味わいが特徴。凛とした切れ味で後味もよく、すっきりと飲めます。甘いだけの日本酒が苦手な方にもおすすめです。
原料に広島オリジナルの酒米である雄町を使用し、「軟水醸造法」で造られています。「雨後の月」のラインナップの中でも人気があるため、広島旅行のお土産として選ぶのもおすすめ。高級感のあるラベルのデザインも魅力的です。
三宅本店 千福 辛口本醸造酒
さまざまな料理にマッチする辛口の本醸造酒です。しっかりとした旨みと酸味があり切れもよいため、食中酒として美味しく飲めます。毎日の晩酌で日本酒を飲む方におすすめです。
常温または熱燗で飲むと美味しさが際立ちます。暑い季節はよく冷やして冷酒として飲むのもおすすめ。1.8Lのほかに720mlと300mlのサイズもあるので、広島旅行のお土産として選ぶのにも適しています。
生熊酒造 超群
カルスト台地で豊かに育まれた良質な硬水を使用した日本酒です。さっぱりとした口当たりで飲みやすいのが特徴。辛口でコクがあるため、飲み飽きないのも魅力です。毎日の晩酌で日本酒を飲む方にも適しています。
昔ながらの完全手作りで造られているのもポイント。糖類・保存料を使用しておらず、安心して美味しく味わえます。コスパもよい広島の日本酒です。
白蘭酒造 白蘭 特撰本醸造
料理を選ばずに飲める辛口の日本酒を探している方におすすめの銘柄です。味わいのある酒質で、切れもよいのが魅力。まったりした味わいの甘い日本酒が苦手な方にも適しています。
さまざまな料理に合わせやすいのもポイント。純米酒や吟醸酒と本醸造を飲み比べたい方にもおすすめです。毎日の食事で日本酒を飲む方はチェックしてみてください。
天寶一 超辛純米 千本錦
天寶一が造る日本酒で、一番辛口と謳われている銘柄です。広島県産の「千本錦」と「熊本KA酵母」を原料とし、丁寧な手仕事で造られています。パンチがある辛口の日本酒を好む方におすすめです。
切れ味のよい飲み口も魅力のひとつ。すっきりした味わいながら、米の穏やかな旨味もしっかり感じられます。食事を引き立てるバランスのよい広島の日本酒を飲みたい方におすすめです。
三輪酒造 神雷 純米大吟醸酒
標高500mの寒冷地にある酒蔵で造られる広島の日本酒です。酒造りに適した気候と「軟水醸造法」の組み合わせにより、米味豊かで清涼感のある日本酒に仕上がっています。こってりした料理によく合う日本酒を飲みたい方におすすめです。
千本錦を精米歩合48%まで磨き、長期低温醪(もろみ)でじっくりと醸しています。深みのあるまろやかな味わいで、のど越しもよいのが魅力です。吟醸香がかすかに香るのもポイント。冷酒で美味しく飲める純米大吟醸酒です。
小泉本店 大吟醸 プチみゆき
広島県産の酒造好適米として知られる「千本錦」を、米歩合50%まで磨いて造られている日本酒です。広島県酒造業界で独自開発した吟醸酵母の「もみじ酵母」で仕込んでいるのが特徴。飲み口がやわらかい広島の日本酒を飲みたい方におすすめです。
アルコール度数が13%と低く、飲みやすいのもメリット。日本酒や強いお酒が苦手な方にもおすすめです。ソフトな味わいで飲みやすいため、日本酒初心者の方にも適しています。
サクラオブルワリーアンドディスティラリー 清酒 一代 藍弥山 大吟醸
フレッシュな味わいの大吟醸酒を飲みたい方におすすめの日本酒です。「山田錦」を自家精米で精米歩合35%まで磨き上げて使用しているのが特徴。酒造りに適した軟水と杜氏が手造りした麹を使用し、バランスのよい味わいに仕上がっています。
華やかな香りも魅力のひとつ。日本酒の心地よい香りを楽しみながら食事をしたい方にもおすすめです。高級感あるラベルのデザインもおしゃれ。化粧箱入りなので、プレゼントやお土産にも適しています。
今田酒造本店 富久長 八反草 純米吟醸
伝統の「吟醸造り」で醸した純米吟醸酒です。原料は復活栽培した「八反草」で、口当たりがやわらかく飲みやすいのが特徴。しっかりした旨味があり、切れ味もよいのが魅力です。富久長は2023年の広島サミットで、海外の来賓をもてなす日本酒として提供されています。
瓶貯蔵の原酒を直汲みして1本ずつ丁寧に瓶火入れしているのもメリット。搾りたてのフレッシュな風味を存分に堪能できます。しっかり冷やして冷酒で飲むのがおすすめです。
広島の日本酒の売れ筋ランキングをチェック
広島の日本酒のランキングをチェックしたい方はこちら。
日本三大酒処の1つである広島の日本酒には、フルーティーなモノからすっきりしてのどごしがよいモノまで揃っています。日本酒が好きな方にも、これからチャレンジしてみたい方にもおすすめです。自分が好む味の日本酒を見つけ、食事やつまみに合わせて楽しんでみましょう。