多彩な音作りが楽しめる電子楽器のシンセサイザー。ライブ演奏や楽曲制作に欠かせない機材のひとつです。製品によって音源方式や機能などが異なるので、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、シンセサイザーのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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シンセサイザーとは?

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シンセサイザーは、英語の「synthesize(合成する)」を語源とする楽器です。その名の通り、電気的な仕組みを使って音を合成し、新しく作り出します。電子回路やデジタル処理を用いて、さまざまな音の元となる波形を生成するのが特徴です。

音作りの基本は、オシレーター(VCO)で波形を作り、フィルター(VCF)で音色を加工し、アンプ(VCA)で音量の変化をつけるという流れで進みます。それぞれの要素を調整することで、音の明るさや響き方を自由自在に変えられるのがポイントです。

シンセサイザーの魅力は、既存の楽器の音を再現するだけでなく、これまでにないオリジナルのサウンドも作り出せる点にあります。音楽制作の可能性を大きく広げてくれる楽器です。

シンセサイザーとキーボードの違い

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シンセサイザーとキーボードの大きな違いは、音色を自分で作れるかどうかという点です。シンセサイザーは音を合成する機能があり、音色を自由に編集したり、ゼロから作り出したりできます。一方、キーボードはあらかじめ内蔵された音色を切り替えて演奏する楽器です。

また、本体の仕様にも違いが見られます。多くのキーボードにはスピーカーが内蔵されており、一台ですぐに音を出して楽しめます。しかし、シンセサイザーはスピーカーを搭載していない製品が多く、別途スピーカーやヘッドホンが必要です。

さらに、シンセサイザーは豊富なエフェクト機能を備え、MIDI機能によるパソコンとの連携にも長けています。音楽制作や本格的なライブパフォーマンスを目指す方にはシンセサイザーが、手軽に演奏を楽しみたい方にはキーボードがおすすめです。

シンセサイザーの選び方

鍵盤数を選ぶ

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シンセサイザーを選ぶときは、鍵盤数が自分の演奏スタイルや用途に合っているかを確認しましょう。バンドでの演奏やDTMでの曲作りなど、幅広く使いたい方には61鍵タイプが人気です。鍵盤数と携帯性のバランスがよく、初心者でも扱いやすいのがポイントです。

持ち運びやすさを重視する方には、25鍵や49鍵のコンパクトなタイプがおすすめ。音域は狭くなりますが、省スペースで設置できるのが魅力です。

ピアノ経験者の方や、クラシックやジャズのように広い音域を使う曲を弾きたい場合は、88鍵タイプを検討してみてください。また、後述するスプリット機能などを活用したい場合も、鍵盤数の多いモデルが便利です。

音色の種類・質で選ぶ

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シンセサイザーは、機種によって内蔵されている音色の種類や質、音作りの自由度が異なります。そのため、必要な音が出せるか確認することが重要です。製品によっては、数百から数千もの音色があらかじめ搭載されています。

バンド演奏でシンセサイザーを使う場合は、アコースティックピアノやエレクトリックピアノ、ストリングスなど基本のサウンドが充実しているモノがおすすめです。また、波の音などの環境音は、機種によっては出せないモノもあります。

好みのタッチ感を選ぶ

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シンセサイザーの鍵盤は、製品によって弾き心地(タッチ感)が異なります。自分の演奏スタイルに合ったモノを選ぶのがおすすめです。主なタッチ感は、軽い「ライトウェイト」、重い「ハンマーアクション」、その中間の「セミウェイテッド」の3種類です。

ライトウェイトは電子オルガンのような軽いタッチで、軽快な演奏や素早いフレーズに向いています。ハンマーアクションはピアノのような重みのあるタッチを再現しており、ピアノ経験者の方や表現力を重視した演奏をしたい方にぴったりです。セミウェイテッドは両方のよさをあわせ持ったバランスのよいタイプといえます。

機能で選ぶ

スプリット・レイヤー機能

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スプリット機能は、鍵盤を左右のエリアに分けて、それぞれに異なる音色を割り当てられる機能です。例えば、右手でピアノのメロディを弾きながら、左手でベースの音を鳴らすといった演奏が1台でできます。バンドでの演奏時など、複数の音色を使い分けたい場合に便利な機能です。

レイヤー機能は、ひとつの鍵盤を押したときに複数の音色を同時に鳴らす機能です。ピアノの音にストリングスの音を重ねることで、厚みのある豪華なサウンドを演出できます。演奏表現の幅を広げてくれるのが魅力です。

スプリットとレイヤーを組み合わせることで、さらに複雑で豊かなパフォーマンスが可能。曲の途中で音色を切り替える手間を省けるため、ライブでの演奏がスムーズになります。1台で多彩な音を奏でたい方は、これらの機能があるかチェックしてみてください。

シーケンサー機能

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シーケンサー機能は、メロディやリズムなどの演奏情報を記録し、自動で再生してくれる機能です。あらかじめフレーズを打ち込んでおけば、そのパターンを繰り返し鳴らせます。手で弾くのが難しい複雑な演奏も正確に再現できて便利です。

シーケンサーには、リアルタイムで演奏を記録するモードや、ステップごとに音を打ち込んでいく編集モードがあります。これらを活用すれば、オリジナルのリズムパターンやベースラインを作成することも可能です。

似た機能にアルペジエーターがありますが、これは押さえた和音を自動で分散和音として演奏するもので、シーケンサーはより自由に、メロディやリズムといった演奏パターンそのものを記録・再生できます。

自動演奏機能

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自動演奏機能は、奏者が弾かなくても楽器が自動で演奏や伴奏をしてくれる便利な機能の総称です。ひとりでの演奏を豪華にしたり、作曲のアイディアを広げたりするのに役立ちます。

代表的なのが、押さえたコードに合わせてリズムやベース音などを自動で演奏してくれる自動伴奏機能。また、和音を弾くだけでリズミカルな分散和音を奏でるアルペジエーターも、自動演奏機能のひとつです。

さらに、メロディやリズムのパターンを記録・再生するシーケンサーも自動演奏に活用されます。製品のなかには、AIが楽譜を解析して人間らしいリアルな演奏を自動で生成する機能を備えたモノもあるので、チェックしてみてください。

シンセサイザーのおすすめ|初心者向け

ヤマハ(YAMAHA) reface DX

ヤマハ(YAMAHA) reface DX

FM音源を搭載したコンパクトシンセサイザー。各オペレーターが独立したフィードバックを持ち、広範な音作りが可能です。さらに、4本のタッチ式データエントリーセクションを使うことで、直感的な音色エディットを実現します。

2系統のエフェクターを採用し、往年のDXサウンドから現代的なFMサウンドまで、幅広い音色を表現できるのもポイント。内蔵スピーカーと電池駆動により、場所を選ばず演奏を楽しめるほか、持ち運びにも便利です。感覚的に音色を作り込みたい方におすすめのモデルです。

ヤマハ(YAMAHA) reface CP

ヤマハ(YAMAHA) reface CP

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エレクトリックピアノ専用のSCM音源を搭載しているシンセサイザー。60〜70年代のエレクトリックピアノとエレクトリックキーボードの音色で演奏可能です。加えて、エフェクターによる音の変化も楽しめます。

音の細かな強弱を表現できる鍵盤も特徴。ボディ表面の仕上げやノブの操作感、スライダーの重みなど、質感にもこだわって作られています。

本体には2W×2のスピーカーも搭載。ヘッドホンやモニタースピーカーなしでもサウンドが再生できます。電池駆動に対応しているので、持ち運んで使いたい場合にもおすすめです。

コルグ(KORG) KROSS シンセサイザー ワークステーション KROSS2

コルグ(KORG) KROSS シンセサイザー ワークステーション KROSS2

多彩な音楽制作に対応できるシンセサイザー。1075もの豊富なプリセット音色を搭載し、ピアノからドラムキットまで幅広いサウンドを収録しています。128MBの拡張PCMメモリーを内蔵。オプション・ライブラリーから音色を自由に追加できるのが魅力です。

16個のパッドを備えたサンプリング機能にも注目。LINE IN端子からの入力を録音してパッドにアサインでき、最大4個のパッドを同時にトリガー可能です。61鍵モデルは3.8kgの軽量設計で、単3形乾電池6本で最大7時間の駆動を実現。持ち運びやすく、屋外でのパフォーマンスにもぴったりです。

USBオーディオ・インターフェイス機能に対応し、DAWでのレコーディングやiPadとの連携も簡単。16トラックMIDIシーケンサーやドラム・トラック、アルペジエーターなど楽曲制作をサポートする機能も充実しており、ライブ演奏から音楽制作まで幅広く活用したい方におすすめです。

コルグ(KORG) microKORG2

コルグ(KORG) microKORG2

視覚的な音作りを追求したバーチャルアナログシンセサイザー。2.8インチのカラーディスプレイを採用し、アニメーション表示によってパラメーターの状態を直感的に把握できるのが魅力です。音楽ジャンルを選ぶダイヤルと、5つのノブで素早くサウンドをエディットできます。

ボコーダーはもちろん、ボーカルのピッチを補正するハード・チューン、元の声にピッチシフトした声を重ねるハーモナイザーも搭載。ループ・レコーダーやアルペジエーターも備えており、ライブでのパフォーマンスにも対応します。

付属のACアダプターに加えて、単3形電池6本でも動作するため、場所を選ばず演奏を楽しみたい方にもおすすめです。

ローランド(Roland) GAIA 2

ローランド(Roland) GAIA 2

ウェーブテーブルとバーチャルアナログを融合したハイブリッドシンセサイザー。新開発のサウンドエンジンを搭載しており、幅広い音色を生み出せます。37鍵盤のフルサイズキーボードを装備し、表現力豊かな演奏が可能です。

ロジカルに配置されたコントロールパネルにより、音作りが素早く直感的に行えるのが魅力。モーショナルパッドを使ってサウンドに躍動感を加えたり、シーケンサーでリアルタイム録音したりと、多彩なクリエイティブ機能を備えています。

SH-101 Model Expansionをプリインストールしており、さまざまな音楽制作に取り組む方におすすめです。

ローランド(Roland) nteractive Analog/Digital Crossover Synthesizer JD-Xi

ローランド(Roland) nteractive Analog/Digital Crossover Synthesizer JD-Xi

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2種類のサウンド・エンジンを搭載している初心者向けの37鍵盤シンセサイザー。アナログ回路に加えて、ローランドの音源モジュール「INTEGRA-7」と同等のSuperNATURALシンセ音源を備えています。アナログサウンドとデジタルサウンドの両方を楽しめるのがメリットです。

また、オート・ピッチやボコーダーなどの機能が使用できるのもポイント。感度を綿密に調節できるグースネック・マイクも付属しており、ロボットのような音声変化を実現できます。

さらに、4トラックのパターン・シーケンサー機能が使えるのもメリット。鍵盤での演奏やノブの情報が記録できるので、シンセサイザーを使って作曲したい場合にも適しています。

ベリンガー(BEHRINGER) WAVE

ベリンガー(BEHRINGER) WAVE

80年代のPPG Waveシリーズをベースにした、ハイブリッドポリフォニックシンセサイザー。8/16ビットのウェーブテーブルシンセシスにアナログのVCFやVCAを組み合わせており、個性的なサウンドを実現します。

最大8つのボイスを設定でき、64種類のウェーブテーブル波形と64種類のサブオシレーター波形を搭載。2つのADSRエンベロープを使って、音色を細かく調整できます。

49鍵のフルサイズキーボードは、アフタータッチとベロシティに対応し、表現豊かな演奏が可能です。また、ポリフォニックシーケンサーやデュアルアルペジエーターを使えば、楽曲制作の幅が広がります。

ノベーション(NOVATION) MiniNova ウェーブテーブルシンセ

ノベーション(NOVATION) MiniNova ウェーブテーブルシンセ

持ち運びやすさと高機能を両立したシンセサイザー。UltraNovaのサウンドエンジンをベースに、最大18ボイスのポリフォニーと豊富なエフェクトを備え、ファットなベースから抜けのよいリードまで幅広く対応します。

VocalTune機能を搭載したボコーダーが付属し、マイク入力した音声を演奏ノートに自動チューニング可能。リバーブやディストーションなど最大5つのエフェクトを重ねられ、独創的なボーカルサウンドを作れます。

256種類のプリセットをジャンル別に検索でき、音作りを楽しみながらパフォーマンスしたい方におすすめのモデルです。

シンセサイザーのおすすめ|中・上級者向け

ヤマハ(YAMAHA) MODX M8

ヤマハ(YAMAHA) MODX M8

3つのサウンドエンジンを搭載したステージ向けシンセサイザー。AN-X・AWM2・FM-Xという音源を組み合わせることで、アナログから超高精細なリアルサウンドまで多彩な表現が楽しめます。

合計268音の同時発音数を備え、複雑な音の重ね合わせもスムーズに実現。USB接続によるマルチチャンネルオーディオインターフェース機能も搭載しており、スタジオでの音楽制作に適しています。表現力を追求する方におすすめのモデルです。

ヤマハ(YAMAHA) MODX7+

ヤマハ(YAMAHA) MODX7+

フラッグシップモデルのテクノロジーを継承したシンセサイザー。AWM2とFM-Xを組み合わせたハイブリッド音源を搭載し、リアルな生楽器から創造的なシンセサウンドまで幅広く表現できるのが魅力です。豊富なプリセット音色により、多彩な音楽ジャンルに対応できます。

Motion Control機能により、複雑なオートメーションをリアルタイムでコントロール可能。ライブ配信やレコーディングなど、さまざまな演奏シーンでダイナミックな表現を実現します。

小型ボディながら高い性能を備えており、日常的に楽器を持ち運ぶステージキーボーディストにおすすめのモデルです。

ヤマハ(YAMAHA) MONTAGE M6

ヤマハ(YAMAHA) MONTAGE M6

アナログシンセの音をデジタルで再現する、バーチャルアナログ音源を搭載したシンセサイザー。ビンテージシンセのような太いサウンドだけでなく、エッジの効いた音まで幅広く対応できます。

さらに、直感的に操作できるコントロールボタンを備えているのもポイント。フェーダーや各種ボタンにはカラーLEDを搭載しており、周囲が暗い環境での視認性に優れている点もメリットです。

モーグ(MOOG) Subsequent 25

モーグ(MOOG) Subsequent 25

2ノートのパラフォニック演奏が可能なアナログシンセサイザー。デュオ・モード機能により2つのオシレーターがそれぞれ独立したピッチを再生でき、表現力豊かな演奏を実現します。MultiDriveを搭載し、オーバードライブやディストーションを加えた多彩なサウンド作りが魅力です。

25鍵のキーボードはベロシティとアフタータッチに対応。アルペジエイターやシーケンサーも備え、スタジオでの制作からライブ演奏まで幅広く活用したい方におすすめです。

ローランド(Roland) JUPITER-X

ローランド(Roland) JUPITER-X

伝説のシンセサイザーを現代に蘇らせた61鍵のフラッグシップモデル。ZEN-Core Synthesis Systemを搭載し、JUPITER-8やJUNO-106といった名機のサウンドをモデリングで忠実に再現できます。高級感のあるメタルボディに、アフタータッチ対応のセミウェイテッド鍵盤を採用しているのが魅力です。

5パート構成の音源により、異なるシンセサイザーのレイヤーやスプリットが可能。パネル面には重要なパラメーターのコントローラーを配置しており、直感的な音作りを実現します。

人工知能で演奏を解析する新型アルペジエーターのI-ARPEGGIOを搭載。スタジオでの楽曲制作からライブパフォーマンスまで、本格的なシンセサイザーを求める方におすすめです。

ローランド(Roland) FANTOM 07

ローランド(Roland) FANTOM 07

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76鍵のシンセサイザーです。ピアノやオルガン、ストリングス、ブラス、ドラムなど数千種類のサウンドを搭載しているのが特徴。ノブやスライダーで直感的に扱えるのも魅力です。カラー・タッチスクリーンを採用しており、操作しやすいだけでなく視認性にも優れています。

加えて、シーケンサー機能やサンプリング機能を備えているのも長所。楽曲制作に取り組みたい場合にもおすすめです。

ベリンガー(BEHRINGER) UB-Xa

ベリンガー(BEHRINGER) UB-Xa

8つのビンテージモードを搭載したアナログポリフォニックシンセサイザー。16ボイスに各2つのVCOを装備し、伝説的なOB-Xaのクラシックプリセットを再現できるのが魅力です。3340および3320チップを復元したICにより、オリジナルのサウンドを忠実に表現します。

61鍵キーボードはポリフォニックアフタータッチとベロシティに対応しており、表現豊かな演奏が可能。8チャンネルのモジュレーションマトリクスや26個のエンコーダーを備え、音作りの自由度を高めています。

512のユーザープログラマブルメモリを搭載しているため、多彩なサウンドを制作する方におすすめです。

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