エレキギターやベースのサウンドを表情豊かに色づけする「ワウペダル」。古くから多くのミュージシャンに愛用されており、なかでもエレキギターを楽しむ多くの方が購入するエフェクターのひとつです。
ただし、サウンドやキャラクターの異なるさまざまなモデルが発売されており、はじめて購入する場合は迷ってしまう場合も。そこで今回は、おすすめのワウペダルをピックアップしてご紹介します。購入を検討している方は参考にしてみてください。
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ワウペダルとは?
ワウペダルとはエレキギターやベースに接続し、足元に置いて操作するエフェクターの一種です。ペダルを踏み込んだり戻したりすると音の周波数が変わり「ワウワウ」と、まるでしゃべっているような効果を得られます。
歪みエフェクターと組み合わせて踏み込めば、ブーストされた高音域によってフィードバックが発生。一聴してワウペダルとわかる、表情豊かなサウンドを簡単に楽しめます。
ギタリストがエフェクトボードに組み込む人気のエフェクターで、リードプレイからカッティングまで幅広いスタイルに対応可能。ロックやフュージョン、ポップスなど、さまざまなジャンルで使用されています。
使い方としては、ここぞという場面で踏み込む量を調節しながら使用するほか、中音域をブーストさせる使い方も可能。ペダルの踏み込み加減を任意の位置で固定し、イコライザー的に使うギタリストもいます。
ワウペダルのおすすめ
ジムダンロップ(JIM DUNLOP) ワウペダル CRYBABY GCB-95
同社のワウペダルペダルシリーズ「クライベイビー」を代表する定番モデルです。ベーシックなワウサウンドで、はじめて購入する方にもおすすめ。初心者からプロのギタリストまで世界中で愛用されている、信頼性の高さが魅力です。
サウンドを左右するインダクターには、1960年代に誕生した頃から用いられている伝統的な「Faselインダクター」を採用。滑りを防止するゴム足は脱着でき、劣化したら交換が可能です。電池を交換しやすい開閉式のバッテリーボックスを備えています。
ジムダンロップ(JIM DUNLOP) ワウペダル CRYBABY CBM95
定番ワウペダル「クライベイビー」のハーフサイズで設計されたワウペダルです。8×13.5×6.6cmのコンパクトさで、エフェクターボードのスペースが気になる場合やレイアウトの自由度を高めたい場合におすすめ。軽く持ち運びしやすく、ギターケースに収納して移動したい方にも適しています。
また、3種類のボイシングを切り替えできる内部スイッチを備えており、さまざまなサウンド作りにも対応。小型モデルながら可変域が広く、通常サイズと比べても違和感なく使えます。
ボス(BOSS) PW-3 Wah Pedal
低域の太いワウサウンドと、クラシックなワウサウンドを切り替えて使えるワウペダルです。低ノイズ設計のフルアナログ回路を搭載した「リッチモード」により、レンジの広い迫力のあるワウ効果を発揮。「ヴィンテージモード」では60年代のクラシカルなサウンドを楽しめるなど、さまざまなジャンルや曲に対応したい方におすすめです。
エフェクターボード内に設置しやすい省スペース設計もポイント。本体には堅牢性の高いアルミダイキャストを採用しており、小型ながら操作しやすい安定感を実現しています。
また、踏み心地を好みに合わせて調節できるのも便利。LEDインジケーターを両側面に備えて、設置場所にかかわらず見やすいよう工夫されています。
エキゾチック(Xotic) ワウペダル Wah XW-1
ワウペダルの元祖とされるイタリア製ワウ「Clyde Mocoy Wah」をベースに開発されたワウペダルです。往年の名ギタリスト達も愛用した独特のサウンドが特徴。ヒューマンボイスのような音色を楽しめる、個性的な1台を探している方におすすめです。
2バンドイコライザーを搭載し、ヒューマンボイスの響きをコントロール可能。内部に4回路のディップスイッチを備えており、細かな調節に対応できます。
また、ペダル横のナットを調節すればトルク調節できるのも便利。電池残量が50%以下になるとLEDの点滅で知らせます。
モーリー(MORLEY) 20/20 Bad Horsie Wah
個性的なサウンドで知られている「Bad Horsie」シリーズのコンパクトなペダルワウです。2つのワウモードを搭載しているため、幅広いサウンド作りに活用したい方におすすめ。コンツァーモードでは、トーンのレベルコントロールも可能です。
踏み込むとワウがオンになり、足を離せばオフになるスイッチレス仕様で操作しやすいのもポイント。バッファー回路内蔵によって信号劣化を防いでいるほか、独自のオプティカルセンサーの効果でポッド劣化によるノイズ発生を防止しています。エフェクターボードで映える独特なデザインも魅力です。
ヴォックス(VOX) ワウペダル V845
同社が長年培ってきたノウハウを投入して開発されたペダルワウです。1960年代のモデル同様のオーソドックスな外装を採用。黒の塗装でクラシカルな雰囲気を演出しており、ヴィンテージデザインが好みの方におすすめのモデルです。
買い求めやすいリーズナブルな価格も魅力。はじめてワウペダルを購入する初心者にもぴったりな1台です。9V電池で駆動するほか、ACアダプターとセットになったモデルもあるのでチェックしてみてください。
ヴォックス(VOX) ワウペダル V847
世界中のギタリストに愛用されている、スタンダードなワウペダルです。同社の伝統的な名機として知られているV846を再現すべく、オリジナルの金型を採用。くわえて、可変範囲を調節するペダルのラックとピニオンギア、サウンドの要であるコイルなど、細部にまでこだわって再現しているおすすめモデルです。
高品位バッファー回路内蔵により、音質が劣化しにくいのもポイント。電源アダプター対応でエフェクターボードに組み込みやすいのも魅力です。単体モデルにくわえて、ACアダプターセットも発売されています。
ヴォックス(VOX) V846-HW WAH PEDAL V846HW
技術力の高い職人の手作業で実現したタレットボード・ハンド・ワイヤード配線を採用しているのが特徴。合理的な信号経路によって、ギターリストの繊細なタッチをしっかりと表現できるのが魅力です。
トゥルー・バイパス回路を採用しているのもポイント。ワウペダルを使用した際の音やせや音質の変化を軽減できる点もおすすめです。
ワウペダルの心臓部ともいわれるインダクターには、ビンテージ仕様のHaloタイプ・インダクターを使用。評価の高いV846のワウサウンドをしっかりと再現している点もメリットです。フットスイッチには高級パーツを採用。踏み心地がよいだけでなく耐久性にも優れています。
Ibanez WH10V3
かかり具合のよさやレンジおよび可変幅の広さに定評のあるワウペダル。有名ギターリストの使用によって高い知名度を有しているワウペダル「WH10」の3代目にあたる製品です。
エフェクトオフ時にギターの信号をそのまま通過させるトゥルー・バイパスと一時的に増幅させてから通すバッファード・バイパスの切り替えスイッチを備えているのが特徴。後段に接続するペダルやアンプなどに合わせて、バイパス方式を選択できるのがメリットです。
本体横のスイッチを操作すれば、ワウエフェクトの効く帯域を切り替えることが可能。ギターだけでなく、ベースでも使用できます。また、アルミ・ダイキャスト製の堅牢性に優れた筐体を採用しているのもメリット。耐久性を重視する場合にもおすすめです。
Plutoneium Chi-Wah-Wah
本体のサイズが約幅72×奥行133×高さ59mmに抑えられており、エフェクターボードにも収まりやすいワウペダルです。重量も625gと定番のコンパクトエフェクターと同等なので、携帯する際にかかる負荷を軽減したい場合にも適しています。
ボディには1.5mm厚のロールドスティールを使用。剛性が高く、優れた耐久性が期待できます。また、操作する際の安定感を重視する場合にもおすすめです。
また、ペダルを操作した際のガリやノイズが少ない点もメリット。エフェクトは、ペダルを踏むだけで自動的にONになります。さらに、エフェクトのON・OFFを示すLEDインジケーターを備えているのもポイント。ステージ上でも電源のチェックを行いやすい設計です。
electro-harmonix Wailer Wah
伝統的な歯車式のワウペダル。本体の重量が750gと比較的軽量なうえ、堅牢性に優れているのが魅力です。ライブハウスやスタジオに携帯するオエダルボードの軽量化を図りたい場合にも適しています。
また、クラシカルなワウサウンドを楽しめる点もメリット。歯車式で踏み心地に優れているのはもちろん、スイートスポットでペダルを止めるクックドワウサウンドを堪能できる点もおすすめです。
MXR MC404 CAE Wah
2種類のFaselインダクターを切り替えて使用できるワウペダル。演奏する音楽のジャンルや好みに合わせて、サウンドのキャラクターを変更できるのが特徴です。
サイドにマウントされているキックスイッチでは、ブースターのON・OFFが可能。MXRが製造するワウペダル「MC401」のブースター回路が内蔵されている点もおすすめです。
本製品はCustom Audio Electronicsのボブ・ブラッドショーとCrybabyのデザインチームによって開発されたワウペダル。高品質な部品が採用されており、多彩なトーンが楽しめます。
HOTONE SOUL PRESS II
サイズは比較的小さめながら、多彩な機能を搭載しているワウペダル。ボリュームペダルやエクスプレッションペダルとしても使用できます。
ワウペダルとして使用する際は、フィルターレンジの「Q」やフィルター移動帯域レンジの「TONE」を操作可能。強烈なワウからメロウなトーンまでを表現でき、幅広い音楽ジャンルに対応できます。
また、チューナーアウトが搭載されているのもポイント。ステージ上でシームレスにチューニングしたい場合にも便利です。さらに、使用しているモードがLEDライトのカラーで確認できるのもメリット。暗いステージ上で使用する場合にもおすすめです。
MOOER Mooer Free Step
ワウペダルとしてだけでなく、ボリュームペダルとしても使用できるのが魅力。サイズはコンパクトながら操作性に優れており、使いやすいのが特徴です。
また、耐久性が高く、スタジオやライブハウスに安心して持ち運びたい場合にもおすすめ。ペダルボードのスペースも取りにくく、携帯性に優れている点もメリットです。
ワウペダルとして使用する際は、足を乗せるだけでONになるセンサーモードが利用可能。ペダルを奥に踏み込んでON・OFFの操作を行う従来のコントロール方法にも対応しています。
MOOER Mooer The Wahter
操作性や利便性を考慮して設計されているおすすめのワウペダル。MOOERオリジナルの感圧センサースイッチを搭載しており、足を乗せるだけでワウのON・OFFをコントロールできるのが特徴です。また、ペダルを踏み込んでON・OFFの操作を行うモードにも対応しています。
さらに、折りたたみ式のペダルリングを搭載しているのもポイント。携帯する際はコンパクトな形状にでき、使用する際にペダルリングを展開すれば操作性の向上が期待できます。
個性的なサウンド効果が得られる「ワウペダル」。とくに、ファズ系エフェクターと相性がよく、サウンドに劇的な変化をもたらします。コンパクトなモデルも発売されているので、エフェクターボードのスペースや重さが気になる方は要チェックです。おすすめしたモデルを参考に、お気に入りの1台を見つけてみてください。