4弦ベースに低音弦を1本追加することで、より広い音をカバーできる「5弦ベース」。多彩なフレーズやテクニカルな演奏を楽しめるのが人気の理由です。ただし、各メーカーから材質やフレット数の異なるモデルが発売されており、はじめて購入する際は迷ってしまう場合があります。
そこで今回は、おすすめの5弦ベースをご紹介。選び方もあわせて解説するので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
5弦ベースのメリット・デメリット
メリット

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5弦ベースは一般的な4弦ベースと比較すると、弦が1本多いぶん広い音をカバーできます。4弦ベースのもっとも低い音が開放弦の「E」なのに対し、さらに低い「B」の音をプラスできるのがメリット。よりテクニカルなフレーズやジャンルに合わせた演奏が可能です。
4弦ベースで開放弦のEより低い音を出したい場合、その都度チューニングが必要。一方、5弦ベースならチューニングの手間が少なく幅広い演奏スタイルに対応できます。
また、弦間が狭いのでポジション移動が少なくて済み、弾きやすいのもメリット。弦が1本多いぶん瞬発的に音を探しやすく、高度なジャズセッションにも適しています。4弦ベースでは飽き足らず、さらにレベルアップした演奏に挑戦してみたい方にもぴったりです。
デメリット

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5弦ベースはより低い音が加わるため、全体的にサウンドが暗めなのがデメリットです。明るめのポップスには不向きな場合があるので、ジャンルやスタイルを考慮して検討することが重要。曲によっては開放弦のEより低い音が不要で、5弦ベースを使う意味がない場合もあります。
弦が多いぶん、本体が大きく重量のあるモデルも。取り回しやすさを求めるなら、ボディに立体カットを施して軽量化を図るなど、工夫をこらしたモデルがおすすめです。
4弦ベースよりレベルの高いテクニックを求められる場合もあります。さらに、価格が高い傾向もあるほか、ラインナップ自体が比較的少ない点にも留意しておきましょう。
5弦ベースの選び方
ネックの握りやすさをチェック

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5弦ベースは4弦ベースと比べて弦が1本多いぶん、幅広のネックを採用しています。モデルによっては握りにくく、初心者の方には弾きにくい場合があるので注意。とくに、4弦ベースに慣れていると違和感を覚えるケースがあります。
なかには、強度に優れたネックを採用して形状をスリムにするなど、握りやすさに工夫をこらしたモデルもラインナップ。弾きやすい製品を探している方は、握りやすさをチェックしてみてください。
フレット数をチェック

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5弦ベースはフレット数も重要。スタンダードな21~22フレットにくわえて、24フレットのモデルも多く展開されています。フレット数が多いほどカバーする音域が広く、より演奏のバリエーションを増やせるのがメリットです。
また、フレットの数の違いがサウンドに影響する場合もあります。24フレットモデルは、アタックの強いパーカッシブな音の傾向があり、スラップ奏法やソロプレイを多用する中級者以上の方におすすめです。
一方で、フレット数が多いほどネックが長く、演奏しにくい場合があります。よりフレット数の少ない20フレットも販売されているので、初心者の方で弾きやすさを重視したい場合はチェックしてみてください。
ピックアップの種類をチェック
シングルピックアップ

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5弦ベースのピックアップにはエレキギターと同様、シングルピックアップやハムバッカーピックアップなどの種類があります。磁石の周りにコイルを巻いた簡単な構造のタイプが、シングルピックアップ。歯切れのよいナチュラルなサウンドが特徴です。
ただし、ノイズを拾いやすいのがデメリット。大音量で演奏する広いステージでは、音量や使用するエフェクターに気を付ける必要があります。
ハムバッキングピックアップ

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シングルコイルの磁極を対にして配置したタイプが、ハムバッキング(ハムバッカー)ピックアップ。シングルピックアップと比べてノイズが少なく、太いパワフルなサウンドが特徴です。
音量を上げてもノイズが発生しにくく、大音量で演奏するロック系の楽曲にマッチします。シングルコイルを2つ合わせた大きさで存在感のある外観も魅力です。
出力回路の種類をチェック
パッシブ出力

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ベースの出力回路にはパッシブとアクティブの2種類があります。プリアンプを搭載していないタイプがパッシブ出力です。電池を使用しないシンプルな回路を採用しているのが特徴。ナチュラルかつマイルドなサウンドなので、演奏のニュアンスをより忠実に表現できます。
ただし、出力がやや小さめで、ノイズを拾いやすいのがデメリットです。トーンやサウンドを大きく調節したい場合には、アンプやエフェクターを駆使してコントロールする必要があります。
アクティブ出力

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アクティブ出力とは、音色を調節するプリアンプが内蔵されたタイプです。プリアンプを駆動させるために電池を使用しています。手元で自在にサウンドを調節できるのがメリット。曲によってマイルドな音質にしたり、高音域をブーストしたりなど、1本で幅広い演奏を楽しめます。
また、ノイズを拾いにくい構造もポイント。ノイズが発生しやすい長いケーブルを使用する際や、エフェクターを多く接続する際にも役立ちます。
ただし、完全に電池が切れてしまうと音が出ないので注意。さらに、パッシブ出力と比べて回路が複雑なぶん、断線などのトラブルが起こりやすい点にも留意しておきましょう。
ボディの材質をチェック
アッシュ材

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アッシュ材は、ボディの材質として多くのモデルに採用されている材質のひとつ。高級木材であり、ハイグレードモデルにも使用されています。耐久性に優れながらも加工しやすいのが特徴。やや硬めの材質で歯切れのよいロックサウンドにマッチします。
高級感のある、はっきりとした木目の輪郭も魅力。太くきれいな木目が浮き出るため、ベタ塗りするよりも木目を活かしたナチュラルな塗装が施されています。
アルダー材

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アルダー材は、アッシュ材と同じく多くのエレキベースに採用されている材質。老舗楽器メーカー「フェンダー」が50年代後半から多くのモデルに使用していることでも有名です。赤みを帯びた薄い木目が特徴。黒や茶系のツヤのあるカラーリングが施されています。
やや軽めのやわらかい木材で加工しやすいのもポイント。複雑なデザインのモデルにも多く使用されています。全音域のバランスがよいのも魅力。クセがなくオールラウンドな1本を求めている方におすすめです。
マホガニー材

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マホガニー材は、赤褐色のきめ細かい木目が特徴的な材質。ボディ材のほか、ネック材としても多く採用されています。柔らかで中音域のしっかりした豊かなサウンドで、太くあたたかみのある音色が好みの方におすすめです。
耐久性に優れながらも加工しやすい材質により、ベースはもちろんギターにも多く採用されています。
バスウッド材

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バスウッド材は、アメリカ東部や北米によく生育している広葉樹で、アルダーと似た特性を持つ材質です。柔らかく加工しやすいのが特徴。比較的買い求めやすいリーズナブルなモデルに多く採用されているので、初心者の方にもおすすめです。
軽い材質で扱いやすいのもポイント。木目に派手さがないため、塗りつぶしたカラーリングのモデルに採用されている傾向があります。
クセのない全体的にフラットなサウンドで、さまざまなジャンルやスタイルに対応可能。ただし、軽いぶん低音域はやや弱めです。中音域や高音域を活かした明るめのサウンドが好みの方に適しています。
5弦ベースのおすすめメーカー
フェンダー(Fender)

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アメリカに本社を置く老舗楽器メーカーです。ストラトキャスターやテレキャスターといったエレキギターのほか、プレシジョンベースやジャズベースなどベースの定番モデルも人気。5弦ベースも多数ラインナップしています。
伝統的なヴィンテージモデルを再現しているモデルにくわえて、アクティブ出力ピックアップを搭載した近代的な仕様のモデルも。廉価版ブランド「スクワイヤー」から、買い求めやすい価格に設定したモデルを発売しているのも魅力です。
ヤマハ(YAMAHA)

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ピアノをはじめ、さまざまな楽器を手がけている日本の大手楽器メーカーです。ベースも展開しており、5弦ベースもBBシリーズやTRBXシリーズなどでラインナップ。各シリーズにグレードを設けており、初心者向けから上級者向けまで幅広いモデルから選択できます。
なかでも、ネックとボディのネジを2本追加した「マイターボルディング」採用のモデルに注目。ネックとボディをしっかり密着させて、豊かなサスティンとボディ鳴りを楽しめるのが魅力です。複数の木材を組み合わせた5ピースネックを採用するなど、温度や湿度の影響による反りやねじれを防いでいるモデルも発売しています。
アイバニーズ(Ibanez)

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星野楽器株式会社が展開している、ギター・ベースブランドです。5弦ベースも多数ラインナップしており、アーティストのシグネチャーモデルが人気。個性的なフォルムでアピールできるモデルが多いのも特徴です。
ヘッドのない「ヘッドレス」モデルもポイント。人間工学に基づいた設計で快適な演奏性を追求しており、快適なプレイをサポートします。なかには、ブリッジにピエゾシステムを搭載し、ウッドベースのようなあたたかみのあるサウンドを楽しめるモデルも。弦ごとにゲインを調節できるなど、より幅広いジャンルやスタイルに対応可能です。
5弦ベースのおすすめ|初心者向け
ヤマハ(YAMAHA) 5弦エレキベース BB235
同社のエントリーモデルとして位置づけられている5弦ベースです。ボディ材にはクセの少ないアルダーを採用。ノイズの少ないセラミックマグネット採用の「カスタムV3ピックアップ」を搭載しており、高い基本性能を備えながらも買い求めやすい価格を実現しているおすすめモデルです。
従来モデルと比較して、薄いネック形状に変更されているのもポイント。スリムテーバー採用でハイポジションでの演奏性を高めているなど、弾きやすさを重視したい初心者にもぴったりな1本です。
ヤマハ(YAMAHA) 5弦エレキベース TRBX305
優れた演奏性と豊かなトーンを楽しめる5弦ベースです。スリムなネックシェイプに、立体的にカットしたボディを組み合わせているのが特徴。パワフルな低音が魅力のハムバッキングピックアップを搭載し、オールラウンドに使いたい方におすすめのモデルです。
5段階の「パフォーマンスEQスイッチ」により、さまざまなジャンルや奏法に対応可能。買い求めやすい価格ながら、ボディに高級木材マホガニーを使用しているのも魅力です。ネックにはメイプルとマホガニーの5ピースラミネートネックを採用しており、温度や湿度の影響による反りやねじれを軽減します。
アイバニーズ(Ibanez) 5弦エレキベース TMB35
弦長が短いショートスケールの5弦ベースです。弾きやすいモデルを探している方におすすめ。アイバニーズが1990年代に発売した「タルマン」シリーズのボディシェイプを採用しています。
オリジナルのPJスタイルピックアップを搭載しているのもポイント。ダイナミックでパンチの効いたサウンドを楽しめます。ネック裏はツヤ消し仕上げが施されており、サラサラとした心地よい握り具合で演奏をサポートします。
スクワイヤー(Squier) 5弦エレキベース Affinity Series
フェンダーの廉価版ブランド「スクワイヤー」の5弦ベースです。フェンダーのジャズベースを再現しているのが特徴。スムーズで正確なチューニングをサポートする「ヴィンテージスタイルオープンギアチューニングマシン」を搭載しています。安価ながら使いやすい1本を求めている方におすすめです。
ネックにはスリムで握りやすいCシェイプを採用。Squier Single-Coil Jazz Bassピックアップを搭載しており、さまざまな演奏スタイルに対応します。
スクワイヤー(Squier) 5弦エレキベース Classic Vibe ’70s Jazz Bass V
1970年代のフェンダージャズベースを再現した5弦ベースです。当時のヘッドストックデカールやニッケルメッキのハードウェアなどを採用した、ヴィンテージ感あふれる外観が魅力。買い求めやすい価格のクラシカルなモデルを探している方におすすめです。ネックの塗装には、ヴィンテージな風合いのグロス仕上げを施しています。
さまざまなスタイルに対応できる、フェンダー開発のアルニコシングルピックアップを搭載。スロット付きバレルサドル仕様のブリッジにより、安定した演奏をサポートするのもポイントです。
スクワイヤー(Squier) 5弦エレキベース CONTEMPORARY ACTIVE JAZZ BASS HH V
アクティブ出力タイプのハムバッキングピックアップを搭載した5弦ベースです。プリアンプを内蔵し、気になるノイズを抑えたい方におすすめ。エフェクターを多数使用している場合にも適しています。
ハイポジションでの演奏性を高める、ヒールカットデザインを採用しているのもポイント。ハイテクニックなプレイをサポートします。落ち着いたカラーを採用しているのも魅力です。
スターリン(Sterling) 5弦エレキベース SUB Series Ray5
ミュージックマンが展開している廉価版ブランド「スターリン」の5弦ベースです。スタンダードなベースとして人気の「スティングレイ」を基本として開発。高いクオリティで再現しながらも、コストを抑えて買い求めやすい価格に設定しているおすすめモデルです。ボディ材には柔らかく加工しやすい、バスウッドを使用しています。
アクティブ出力とハムバッキングピックアップを組み合わせた、ノイズの少ないパワフルなサウンドも魅力。2バンドイコライザーで好みのサウンドに調節しやすいのもポイントです。
アリアプロ2(AriaProII) 5弦エレキベース RSB-42AR
24フレット仕様の5弦ベースです。ハイポジションを活かした、テクニカルなプレイを楽しみたい方におすすめ。ボディ材に高級木材のアッシュを使用しながらも、買い求めやすい低価格を実現しているのが魅力です。
アクティブ出力により、パッシブ出力と比べてノイズを抑えやすいのもポイント。立ち上がりがよく、輪郭のはっきりとしたトーンで演奏をサポートします。2バンドイコライザーにより、さまざまなジャンルやスタイルに合わせたサウンドメイクが可能です。
5弦ベースのおすすめ|人気
フェンダー(Fender) 5弦エレキベース Player Jazz Bass V
シングルピックアップを2基搭載している5弦ベースです。モダンCシェイプネックを採用しており、スムーズなフィンガリングをサポート。スタジオやライブなど、さまざまなシーンで使いやすいオールラウンドな1本を求めている方におすすめです。
フェンダーの伝統あるジャズベースで、オープンギアのチューニングマシンを搭載するなどクラシカルな外観も魅力。ブリッジにはスロット付きサドルを採用し、安定したチューニングとパンチの効いたアタック感のあるサウンドを楽しめます。
ヤマハ(YAMAHA) 5弦エレキベース BB735A
伝統を継承しながら進化を続けている「BB」シリーズの5弦ベースです。ボディ・ネック・ヘッド形状のスリム化を図っているのが特徴。快適な弾き心地を重視したい方におすすめのモデルです。
アクティブ出力とパッシブ出力と切り替えできるのもポイント。3バンドアクティブイコライザーを搭載し、さまざまなジャンルやスタイルに対応可能です。ネック接合には密着性を高めるマイターボルディングネックジョイントを採用しており、ボディと一体感のあるパワフルな鳴りを楽しめます。
ヤマハ(YAMAHA) 5弦エレキベース BB435
アルニコマグネット採用のピックアップ「YGDカスタムV5」を搭載している5弦ベースです。ヴィンテージながら明るいサウンドを鳴らせるのが特徴。ボディには、クセのない音質が特徴のアルダー材を使用しています。
5ピースネックを採用し、温度や湿度の影響による反りを軽減しやすいのもポイント。ボディとネックをしっかり密着させるマイターボルディングにより、パワフルな鳴りを楽しめるのも魅力です。また、軽量ペグを搭載しており、優れたボディバランスを実現しています。
ヤマハ(YAMAHA) 5弦エレキベース TRBX505
優れた演奏性を実現している「TRBX」シリーズの5弦ベースです。スリムなネックシェイプで、スムーズなフィンガリングをサポート。指板幅も43mmと狭く、手の小さい方でも握りやすいおすすめモデルです。
メイプルとマホガニーの5ピースラミネート構造のネックにより、反りやねじれを防ぎやすいのもポイント。常によいコンディションをキープしたい方にもぴったりです。
アクティブ出力とパッシブ出力を切り替えできるプリアンプを内蔵しており、さまざまなジャンルやスタイルに対応可能。3バンドアクティブイコライザーによって、好みのサウンドにカスタマイズできます。電池切れを知らせるバッテリーアラート機能を搭載しているのも魅力です。
アイバニーズ(Ibanez) ヘッドレスベース EHB1505MS-PLF
個性的なボディデザインが印象的な5弦ベースです。ヘッドのない「ヘッドレスベース」なので、軽くて取り回しやすいのが特徴。人間工学に基づいた設計で快適な演奏性を追求しているなど、弾きやすさを求めている方におすすめです。
あたたかみのある低域と甘いトーンを楽しめる、カスタムピックアップを搭載。パワフルなアクティブイコライザーにより、安定したベースラインからファンキーなスラップサウンドまで幅広く対応します。
アイバニーズ(Ibanez) 5弦エレキベース BTB745-NTL
ウォルナット材をトップにあしらった、美しいデザインが魅力の5弦ベースです。ナチュラル・ロー・グロスによる、自然な風合いも印象的。天然木のやわらかい雰囲気が好みの方におすすめのモデルです。
優れたバランスとウォームなレスポンスが特徴的な、バルトリーニのBH2ピックアップを搭載。中音域の周波数帯を切り替えできる3バンドイコライザーにより、自分好みの音作りを楽しめるのもポイントです。
アイバニーズ(Ibanez) 5弦エレキベース K5-BKF
アメリカのベーシスト、フィールディーのシグネチャーモデルです。ボディに高級木材マホガニーを採用した、贅沢な仕様が特徴。ローズウッド指板にオリジナルのインレイをあしらっているなど、シグネチャーモデルならではの個性的なルックスが魅力のおすすめモデルです。
24フレット仕様で、ハイポジションのプレイをサポート。ハムバッキングピックアップを搭載し、パワフルなサウンドを鳴らせます。
アイバニーズ(Ibanez) 5弦エレキベース SRF705-BBF
きめ細かい木目の質感が美しい5弦ベースです。メイプルとウォルナットを組み合わせた5ピースネックを採用している、贅沢な仕様のおすすめモデル。指板には、硬質な木材のパンガパンガ材を採用しています。スルーネック構造で豊かなサスティンとトーンを楽しめるのも魅力です。
バルトリーニのMK-1ピックアップを搭載しており、広い周波数に対応しているのがポイント。シングルピックアップのようなレスポンス感がありながら、ノイズの少ないサウンドで演奏できます。30フレット仕様で、ハイポジションを活かしたテクニカルなプレイにも対応可能です。
ブリッジに、ウッドベースのようなサウンドを実現するピエゾシステムを搭載しているのもポイント。ボディ背面には各弦に割り当てられたトリムポットを備えており、弦ごとにゲインを調節できます。
スターリン(Sterling) 5弦エレキベース RAY25CA Butterscotch
ヴィンテージ感あふれる外観が魅力の5弦ベース。ボディ材に高級材マホガニーを採用しながらも、比較的手頃な価格を実現しているおすすめモデルです。
アクティブ出力とハムバッキングピックアップの組み合わせにより、パワフルでノイズの少ないサウンドを楽しめるのもポイント。2バンドイコライザーを搭載しており、自分好みのサウンドメイキングが可能です。
フジゲン(FUJIGEN) 5弦エレキベース J-Standard JMJ5-ASH-M
カスタムモデルの受注もおこなっている「フジゲン」の5弦ベースです。すべての弦がフレットと直角に交わる「サークルフレッティングシステム」を搭載。抜けのよいクリアなサウンドを実現するほか、豊かなサスティンも期待できます。
力強い芯のあるサウンドが鳴らせるピックアップを採用しているのも特徴。ボディ材に採用したアッシュの木目が浮かび上がっている、ナチュラルな見た目も魅力です。
5弦ベースのおすすめ|ハイエンド
フェンダー(Fender) 5弦エレキベース American Ultra Jazz Bass V
上級者向けのハイエンドな5弦ベースです。ハイフレットに近づくとフラットな形状になる「コンパウンドラジアス指板」を採用しており、演奏性を高めています。抱えたときのフィット感も高いため、長時間でも弾きやすいのが魅力です。
Dシェイプのネックで握りやすいのもポイント。また、滑らかな感触の「Ultraサテンフィニッシュ」で仕上げており、快適に演奏ができます。
本製品はプリアンプ内蔵ピックアップを搭載。抜けのよいクリアな音質と高出力を両立しています。
フェンダー(Fender) 5弦エレキベース American Professional II Precision Bass
理想のネックシェイプとしてベーシストに知られている「‘63P Bassネックシェイプ」を採用した5弦ベース。指板のエッジが丁寧に処理されているほか、Super-Naturalサテン仕上げで演奏性の高さを実現しています。
ネックに「Posiflexグラファイトトラスロッド」を埋め込んでいるのもポイント。環境の変化に強いのが特徴で、ネックの反りを防いでよい状態を保ちます。ネックヒールをカットした仕様により、ハイポジションでの演奏性を高めているのもポイントです。
フェンダー(Fender) 5弦エレキベース Deluxe Jazz Bass V
ベーシストとして活躍する新井和輝氏のシグネチャーモデル。ニトロセルロースラッカーフィニッシュを採用しており、高級感があります。独特の風合いのローステッドメイプルネックもポイントです。
自然な響きを重視しており、音にこだわっているのも魅力。また、ボディが比較的小ぶりなので、持ちやすい5弦ベースを探している方もぜひチェックしてみてください。
フェンダー(Fender) 5弦エレキベース American Professional II Jazz Bass V
スリムCネックシェイプを採用している5弦ベース。丁寧にエッジが処理されているほか、ナチュラルサテン仕上げが施されており、スムーズにフィンガリングができます。
丸くカットしたネックヒールとネックプレートにより、ハイポジションでの演奏性を高めているのも特徴。シングルコイルならではの、クリアでキレのあるサウンドも魅力です。
ヤマハ(YAMAHA) 5弦エレキベース BBP35
フラッグシップモデルとして発売されている5弦ベースです。アルダー材・メイプル材・アルダー材でボディが構成されており、鳴りのよさを実現すると同時に音のロスを軽減。楽器の振動を促進する技術「I.R.A」とあいまって、理想的なサウンドが楽しめるおすすめのハイエンドモデルです。
ネックとボディのネジを通常よりも2本増やした「マイターボルディング」もポイント。ネックとボディをしっかり密着させて、音の伸びのよさを実現しています。
ディングウォール(DINGWALL) 5弦エレキベース NG-3 5st
人気ベーシスト、Adam Nolly Getgood氏のシグネチャーモデルです。独特のフォルムとデザインで、個性をアピールしたい方におすすめ。弦ごとに適切なテンション感を得られる、マルチスケールを採用しています。
24フレット仕様でハイポジションのテクニカルなプレイをサポート。プリアンプを搭載しているほか、パッシブ出力とアクティブ出力を切り替えできるミニスイッチも採用しており、さまざまなシーンに対応可能な1本です。
より演奏の幅を広げられる5弦ベース。4弦ベースより1本弦が多く、より多彩なフレーズを楽しめる魅力があります。スリムなネックでフレット数を少なめに設定した、初心者の方でも弾きやすいモデルに注目です。本記事で紹介したおすすめモデルを参考に、お気に入りの1本を見つけてみてください。