ライブ配信やゲーム実況の音質を向上させる配信用ミキサー。マイク音声やBGMを手軽に調整し、快適な視聴体験を提供できます。高音質な配信を目指す方にとって、重要な機材のひとつです。しかし、製品によって接続端子や搭載エフェクトなどが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、配信用ミキサーのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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配信用ミキサーを使用するメリットは?

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配信用ミキサーを使う大きなメリットは、音声の品質がアップする点です。外部マイクを接続することで、内蔵マイクよりもクリアでノイズの少ない音声を届けられます。ライブストリーミングでの音楽配信やポッドキャストなど、聞き取りやすい音声により、聴き心地もアップするのが魅力です。
また、複数のマイク音声やBGM、効果音など、さまざまな音源のバランスも調整可能。急な来客時などに役立つミュート機能は、不要な音を瞬時に遮断できて便利です。
さらに、コンパクトな設計でありながら多機能な製品が多く、直感的な操作で本格的な配信環境を整えられます。他の機材との連携も容易なため拡張性が高く、配信のレベルアップを考えている方にもぴったりです。ハードウェア操作による素早い音量調整も魅力のひとつ。クオリティの高い配信を行いたい方は、ぜひチェックしてみてください。
配信用ミキサーの選び方
種類をチェック
アナログミキサー

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アナログミキサーは、つまみやフェーダーといった物理的なコントローラーで直感的に音を調整できるのが魅力です。初めてミキサーを触る方でも、感覚的に操作を覚えやすい構成となっています。比較的、手に入れやすい価格帯の製品が多いのも、初心者の方にはうれしいポイントです。
音質面では、あたたかみのある独特のサウンドが得られる傾向にあります。シンプルな配信をしたい方に向いています。設定を細かく保存する機能は限られますが、その分、操作に迷いにくい点がメリットです。物理的な接続が基本で、機能拡張の面では少し制限があることも。しかし、基本的な配信用途であれば十分な性能を備えています。
デジタルミキサー

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デジタルミキサーは、多彩な機能を搭載している点が大きな特徴です。液晶画面やタッチパネル、専用のアプリなどを使って視覚的に操作できるタイプが多く、細かい音質調整やエフェクトの追加が可能です。一度行った設定を保存しておけば、次回からすぐに呼び出して使えるのも便利なポイントです。
音質はクリアで、ノイズの少ないサウンドが期待できます。複数のマイクや楽器を接続したい方や、より凝った配信を目指す方に適しています。多機能な分、アナログミキサーよりも価格帯が上がる傾向にありますが、そのぶん高度な音作りを楽しめます。製品によっては、無線接続で離れた場所から操作できるモノもあります。
接続端子の数・種類をチェック

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配信用ミキサーを選ぶ際は、接続端子の数と種類をしっかり確認することが大切です。マイクや楽器、パソコンなど、自分が使いたい機材をすべて接続できるかどうかがポイント。将来的に接続する機器が増える可能性も考慮して、少し余裕のある端子数を選ぶと安心です。
マイク接続には、ノイズに強く安定した接続が可能な専用端子がよく用いられます。楽器や音源プレーヤー、ヘッドフォンなどをつなぐためには、一般的なオーディオ端子も必要です。それぞれの端子の形状や特性を理解しておくと、機材選びがスムーズに進みます。
複数の種類の端子に対応できるコンボタイプの入力端子や、パソコンと直接つないで音声データをやり取りできるデジタル接続端子を備えたミキサーもあります。使いたい機器の種類と数に合わせて選びましょう。
操作性をチェック

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ミキサーの操作性は、配信の快適さに直結する重要な要素です。アナログミキサーは、つまみやスライド式のコントローラー(フェーダー)を使って、指先で感覚的に音量を調整できるタイプが主流です。一方、デジタルミキサーは、液晶画面を見ながらボタンやタッチパネルで操作するタイプが多いのが特徴です。
物理的なコントローラーは、現在の音量レベルが一目でわかり、素早い調整が可能です。画面操作タイプは、多機能ながらもスッキリとした見た目の製品が多い傾向にあります。どちらが自分にとって扱いやすいか、操作の好みも考慮して選んでみてください。
製品によっては、スマートフォンやタブレットから遠隔操作できるモノもあります。配信スタイルに合わせて、これらの機能もチェックしてみましょう。
機能をチェック

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配信用ミキサーには、配信をより快適に、そして高音質にするためのさまざまな機能が搭載されています。自分の配信スタイルや目的に合わせて、必要な機能が備わっているかを確認しましょう。多機能なほどよいというわけではなく、自分が使いこなせる範囲で選ぶのがポイントです。
音声をクリアにしたり、聞き取りやすく調整したりする機能は基本です。例えば、音の響きを加えるエフェクトや、特定の音域を強調・抑制するイコライザー、音量のばらつきを抑えるコンプレッサーなどがあります。これらを活用することで、配信のクオリティ向上につながります。
パソコンやスマートフォンの音声を配信に乗せられるループバック機能や、自分の声を確認できるモニタリング機能も便利です。製品によっては、声に変化を加える機能や、効果音を鳴らせる機能を備えたモノも。コンデンサーマイクを使いたい方は、対応する電源供給機能があるか確認しましょう。
配信用ミキサーのおすすめ
ヤマハ(YAMAHA) ライブストリーミングミキサー AG03MK2
配信に特化したミキサー機能を搭載する3チャンネル配信用ミキサー。Loopback機能により、ゲーム音やBGMを配信音声に組み込めます。ミュートボタンを搭載しているため、配信中にインターホンがなった場合も対応できるのが嬉しいポイントです。
内蔵DSPエフェクトによる高音質設計も魅力のひとつ。アンプシミュレーターやワンタッチREVERB、COMP/EQなど、豊富なエフェクト機能で音声を簡単にブラッシュアップできます。CH1に+48Vファンタムパワー、CH2にHi-Z入力を備え、多様なマイクや楽器に対応。
USB-C接続でPCやiOSデバイスとシームレスに接続でき、OBS Studio認証デバイスとしても利用可能。Cubase AIやWaveLab Castなどのソフトウェアがバンドルされており、ライブ配信から本格的な音楽制作まで幅広く活用したい方におすすめです。
ヤマハ(YAMAHA) ライブストリーミングミキサー AG08
ライブ配信に特化した高音質設計を実現したAGシリーズの配信用ミキサー。内部回路とDSPエフェクトを改良し、クラス最高レベルのサウンド品質を提供します。8つの入力チャンネルと3系統のUSBオーディオ入出力により、複数のマイクや楽器を同時に接続可能です。
リアルタイムでボイスチェンジャーやエフェクトを操作でき、配信中の演出効果が充実。ループバック機能により、PCやスマートデバイスからの音声を配信に活用できます。また、外部フットスイッチの接続で、手を使わずにミュートやエフェクトの切り替えが行えます。
トーク配信からゲーム実況、ASMR、楽器演奏まで幅広いシーンに対応。Windows・Mac・iOSとマルチデバイス環境で使用でき、オフラインでのオーディオ制作にも活用できます。本格的なライブ配信環境を構築したい方におすすめのミキサーです。
ヤマハ(YAMAHA) ゲームストリーミングオーディオミキサー ZG02
快適なゲームライフを楽しめるコンパクトな配信用ミキサー。わずか162×61×113mmの小型ボディながら、3つの直感的なノブでマイク・ボイスチャット・ゲーム音を独立調整できます。比較的コンパクトサイズのため、デスク上のスペースを効率的に活用可能です。
ヤマハ独自の音声処理技術により、クリアな音質を実現。エフェクトプリセットボタン搭載で、瞬時に好みのサウンドに切り替えられます。3D CHAT SPACE機能により、ボイスチャットとゲーム音声を聞き分けやすくし、バーチャルサラウンド機能も搭載しています。
専用アプリ「ZG Controller」でリアルタイム調整が可能で、Stream Deckとの連携にも対応。USBバスパワー駆動により、コンソールゲーム機やPCへの接続も簡単です。オンラインマルチプレイを快適に楽しみたい方におすすめの製品です。
ローランド(Roland) ゲーミングミキサー BRIDGE CAST
デュアル・オーディオ・バス搭載でゲーム配信に特化したミキサー。配信者用と視聴者用の音声ミックスを独立して調整でき、配信者は自分好みの音に調整しながら、視聴者には適した音声を届けられる設計です。
5種類のゲーム用EQプリセットで足音強調などの音質調整が可能。10バンドのEQで細かな音質設定もでき、ゲームプレイを有利に進められます。また、ファンタム電源に対応しており、コンデンサーマイクも使用可能です。
手のひらサイズの小型軽量設計で持ち運びが容易。常時設置も可能で、思い立ったらすぐに配信を開始できます。ゲーム配信を本格的に始めたい方や、高品質な配信環境を求める方におすすめの製品です。
ローランド(Roland) BRIDGE CAST X
ビデオキャプチャーとオーディオミキサーを一体化したゲーム配信向けの統合機材。HDMIポートを2基、USB-C端子を2系統搭載し、ゲーム機やPCなど複数のデバイスを同時接続できます。映像と音声をまとめて取り込み、配信環境を効率的に構築することが可能。
高性能マイクプリアンプを内蔵し、XLRマイクに対応しています。EQやコンプレッサー、ノイズサプレッサーなどの音声エフェクトに加え、ピッチやフォルマントを調整できるボイスチェンジャー機能を搭載。声質を自在に変化させ、配信コンテンツに個性を与えます。
シンプルな操作パネルにより、複雑な設定を直感的に調整できる設計です。BGMや効果音を割り当て可能なパッドも備え、配信中の演出もスムーズ。ゲーム実況や動画制作を本格的に取り組む方におすすめの機材です。
ファイファイン(FIFINE) ゲーミングオーディオミキサー AmpliGame SC3
XLR接続に対応したゲーミング向けのオーディオミキサー。50dBゲインを搭載し、マイクからの音声を高品質で増幅できます。ゲーム実況や配信での音声入力に特化した設計が魅力です。
物理フェーダーによる直感的な音量調整が可能で、リアルタイムで音声をモニタリングできます。ボイスエフェクトやサンプル機能も搭載しており、配信での演出効果を高められます。RGBライトが視覚的なアクセントを加える仕様です。
コストパフォーマンスに優れ、初心者でも扱いやすい価格帯を実現。ゲーム実況や2PC配信をはじめたい方におすすめのオーディオミキサーです。
AVerMedia LIVE STREAMER NEXUS AX310
3つの機能を1台に統合したライブ配信向けオーディオコントロールデバイス。ゲーム音やDiscord音声などを3つのチャンネルに分けて個別にコントロールできるため、配信音声の調整が簡単に行えます。ストリームデッキ、アンプ、オーディオインターフェイスの役割を果たし、配信に必要なさまざまな機能を効率的に管理できます。
直感的なタッチパネル操作により、音声のミックスやモニター切り替えがワンプッシュで可能。自分用の音声と視聴者用の音声を別々に調整でき、リアルタイムでの音声コントロールを実現します。48Vファンタム電源にも対応しており、コンデンサーマイクを使用した高音質な収録が行えます。
コンパクトな設計でデスクスペースを有効活用でき、配信環境をすっきりとまとめられます。音声ミックスが初めての方から中級者まで対応できる操作性により、ゲーム実況やVTuber配信を始めたい方におすすめの製品です。
MOTU M2
ESS Sabre32 Ultra DAC技術を採用した2入力2出力のUSBオーディオインターフェース。数十万円クラスの機材に使用される高品位DACにより、120dBの優れた動的レンジと-129dBuの低ノイズ性能を実現します。クリアで広い音域をしっかり再現する高音質設計が特徴。
USB-C接続によりMac、Windows、iOSに対応し、幅広い環境で使用可能です。96kHzで2.5msの低遅延を実現し、リアルタイム演奏時のストレスを軽減。フルカラーLCDによる明確なレベルメーターで、入出力の状況を一目で確認できます。
DTMや宅録において、プロフェッショナルレベルの録音環境を構築できる製品。楽器入力では低音域まで詳細に再現し、ボーカル録音でもクリアで自然な音質を提供します。高音質な制作環境を求める方におすすめのオーディオインターフェースです。
RME USB オーディオインターフェイス Babyface Pro FS
プロフェッショナル向けのUSBオーディオインターフェイス。RME独自の「SteadyClock FS」により、クリーンなサウンドを可能にします。ハイインピーダンスヘッドフォンからインイヤーモニターまで対応する2系統のフォン出力で、プロ仕様の音響環境を構築できます。
最大12入力/12出力の多チャンネル設計により、マイク・ライン・インストゥルメントを同時接続可能。USBバスパワーで動作するため、PCから電源供給を受けながら安定したモバイル制作環境を実現します。リファレンスレベルは+19/+4 dBuをスイッチで切り替えられ、さまざまな録音機材との連携もスムーズです。
精密測定ツール「DIGICheck」を標準装備し、オーディオ測定器としても活用可能。信号対雑音比118 dBAの高性能により、プロのオーディオ制作や精密なモニタリング作業を求める方におすすめの製品です。
ソリッド・ステート・ロジック(Solid State Logic) SSL 2 MKII
SSLが手がけるプロ品質のUSBオーディオインターフェース。SuperAnalogueマイクプリアンプを搭載し、大型レコーディングコンソール譲りのクリアで解像度の高い音質を実現します。32bit/192kHzの高性能AD/DAコンバーターにより、ダイナミックレンジが大幅に改善され、ノイズの少ない音楽制作が可能です。
Legacy 4Kエフェクト機能により、SSLの伝統的なアナログサウンドの質感を楽曲に付加できます。音に温かみや厚みを加える独自の音作りが魅力。USBバスパワー駆動で電源不要のため、外出先でも手軽にレコーディングできます。
2イン2アウトのシンプルな設計で、DTMや配信環境の基本的なニーズに対応。MacではドライバーレスでWindowsでも専用ドライバーで簡単にセットアップ完了。プロの音質を手軽に体験したい、初心者から中級者の方におすすめのオーディオインターフェースです。
配信用ミキサーは、シンプルなモデルから多機能なタイプまで幅広く存在します。音質向上はもちろん、搭載エフェクトや操作性も重要な選択基準。予算や配信内容を考慮して、自分に合う製品を選ぶのがポイントです。ぜひ本記事を参考に、自分に適した1台を探してみてください。