気軽に演奏を楽しめる「ハーモニカ」。サイズや値段も手頃で、新たな趣味をはじめたい方におすすめの楽器です。一方、ハーモニカにはブルースハープやクロマチックハーモニカなどの種類があり、使われている素材もさまざま。どれを選べばよいのか悩んでしまうこともあります。
本記事では、ハーモニカの選び方のポイントやおすすめのアイテムを紹介。ハーモニカ選びの参考にしてみてください。
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ハーモニカの選び方
ボディの素材で選ぶ
音が出しやすく手頃なプラスチック

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手軽にハーモニカを演奏したい方におすすめなのが、プラスチックなどの樹脂製ボディのアイテムです。魅力は丈夫で扱いやすいこと。水にも強く唾液などの影響で変形しにくいのが魅力です。
ボディとプレートの気密性が高く、息モレしにくいこともポイント。少ない息でもリードが反応するため、肺活量が少ない方でもしっかりサウンドを楽しめます。音の立ち上がりが速いため、ニュアンスを表現しやすいこともメリットです。
樹脂製ボディのハーモニカはビスで留められていることが多く、分解や組み立てが簡単なことも魅力。ハーモニカ内部のメンテナンスも簡単に行えます。
プラスチック製のハーモニカは比較的値段が手頃で、出費を抑えられることも特徴。ハーモニカに挑戦してみたい入門者にもおすすめです。
ブルースプレーヤーに人気の木製

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あたたかなサウンドを楽しめるのが木製ボディのハーモニカです。ハーモニカの定番ともいえる素材で、ブルース・カントリーなど、幅広いミュージシャンが愛用しています。やわらかい木の特性から、高音域の倍音を抑えることが特徴。丸みをおびた独特のサウンドが生まれます。本格的にハーモニカをプレイしてみたい方におすすめです。
ただし、木製ボディのハーモニカは水の吸収や温度の変化などにより、ボディに微妙な変形がおこることもあります。
タイトな吹き心地で大きな音が出る金属

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しっかりとした出音が欲しい方は、ボディに金属を使用したモデルがおすすめ。ハーモニカのボディでは真鍮やアルミなどの素材が用いられます。金属は、重量や剛性の高さが特徴。リードの振動をしっかりと伝え、パワフルな音を生み出します。
一方、金属ボディのハーモニカは、演奏にパワーや技術が求められることには注意が必要。ある程度演奏ができるようになった方におすすめのアイテムです。また、プラスチックや木製と比較して、種類がそれほど多くないことも注意点です。
演奏したいジャンルに合わせて種類を選ぶ
ブルースやロックにはブルースハープ

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ブルースやロックなどのバンドでハーモニカを使用したい場合には、ブルースハープがおすすめ。ブルースハープは、10ホールのハーモニカの通称です。
ブルースハープのポイントは、構造がシンプルで手軽に演奏ができること。それぞれの穴に息を吹き込む・吸い込むだけで音が出るため、簡単な曲であればすぐに習得できます。また、手を使わずに演奏できるため、ハーモニカホルダーを用いての弾き語りにもおすすめです。
ブルースハープは人気が高く、種類が豊富なことも特徴。価格のレンジも広く、コスパに優れたハーモニカを探している方にもおすすめです。
ジャズやクラシックの演奏にはクロマチックハーモニカ

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ジャズやクラシックなど、メロディをしっかりと演奏したい方におすすめなのがクロマチックハーモニカです。クロマチックとは「半音階の」といった意味で使われる音楽用語で、名前の通り、シャープやフラットなどの派生音も演奏できます。
レバーの操作によって派生音を演奏するスライド式が一般的ですが、上下に配置された穴で派生音を演奏する上下式も存在しています。穴の数は12・14・16など、モデルによってさまざま。演奏したい曲などに合わせて選んでみてください。
クロマチックハーモニカは構造が複雑なため、高価格帯の製品が一般的。また、レバーの操作などがある分、演奏の難易度も上がります。本格的にハーモニカへ挑戦したい方におすすめのアイテムです。
演歌などノスタルジックな音楽には複音ハーモニカ

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復音ハーモニカは、上下2段に穴が並んでおりそれぞれの音程が少しズレていることが特徴。ほんのわずかに異なる音が重なり、独特のうねりを生み出します。
ハーモニカの哀愁漂う音にビブラートが加わることにより、メロディに重厚感が生まれることがメリット。演歌や童謡などのノスタルジックな音楽を演奏したい方におすすめです。
ただし、上下に穴が並んでいたり音階の並びが独特だったりするため、演奏には慣れが必要。複音ハーモニカでしか出せない独特のサウンドを楽しみたい方はチェックしてみてください。
ハーモニカのおすすめ
トンボ(TOMBO) 10Holes メジャーボーイ No.1710
多くのプロミュージシャンに愛用されている、ブルースハープの定番モデルです。輪郭のはっきりとした力強いサウンドが特徴。バンドやアコースティックギターの弾き語りなどで使用しても音が埋もれにくく、メロディをしっかりと届けます。
プレートは樹脂ボディに落とし込まれており、気密性が高いこともポイント。ベンド奏法などの表現もしやすく、ハーモニカ入門者にもおすすめです。
また、オプションで交換用のリードプレートが販売されているなど、メンテナンス性も考慮されています。愛用の楽器を長く使いたい方にもぴったりです。
C調などの定番に加え、メジャー18調子、マイナースケールの12調子をラインナップ。楽曲に合わせて使い分けやすく、さまざまな音楽を演奏できます。
トンボ(TOMBO) トンボバンド21 No.3121
初心者から上級者まで幅広く愛されている複音ハーモニカです。本体の素材には樹脂を使用。木製モデルと比べて扱いやすく、長時間の演奏でも安定したクオリティを保てるのが魅力です。価格も手頃なので、複数のキーを揃えたい方やはじめてハーモニカを購入する方に人気があります。
また、リードプレートを本体内部に組み込むことによって気密性を確保しているのもポイント。息漏れを予防しつつ、安定した音を出すことができます。キーはメジャー6調子、マイナー3調子をラインナップ。演奏する曲に合わせて適切なキーを選択できます。
さらに、メンテナンス性に優れているのもメリット。使用後は水洗いできるため、衛生的に使いたい方におすすめです。毎日の練習や教室用のハーモニカを探している方はチェックしてみてください。
トンボ(TOMBO) フォークブルース・マーク2 No.1210
ブルースやフォークミュージックに適した10ホールのハーモニカ。国産メイプル材を使用した本体と、サイドホールを備えたステンレスカバーの組み合わせによって生まれる「枯れた音色」が特徴です。
本体サイズは幅102×奥行18×高さ25mm、重量65gとコンパクト。厚さ1.1mmのリードプレートを採用しているため、レスポンスが早く、音の立ち上がりも良好です。キーはC調をはじめとするメジャー14調子から選択可能です。
ブルースやフォークの演奏を楽しむ方、特にバンプ奏法を多用するプレイヤーにおすすめ。アンプやマイクを通した演奏にも適しているので、ライブパフォーマンスでも活躍します。クラシックなデザインを採用した品質の高いハーモニカを探している方はチェックしてみてください。
ホーナー(HOHNER) BLUES HARP
「ブルースハープ」の呼び名の元となったモデルです。ボディにはドシェール材を使用。枯れた音色とも評される渋いサウンドが特徴で、ブルース・ロック・フォークなどに色どりを与えます。
木製のボディはダブルラッカー仕上げで、気候への影響を抑制しやすいこともポイント。気軽に使える木製ハーモニカを探している方にもおすすめです。キーはF#からGまでの12種類がラインナップされています。
コーム・リード・カバープレートはホーナーMSシリーズと互換性があり、好みやプレイスタイルに合わせて使用可能。オプションで交換用のリードプレートが販売されており、お気に入りの楽器を長く使いたい方にもおすすめです。専用ケースが付属しており、収納や持ち運びのしやすさも考慮されています。
ホーナー(HOHNER) トランスルーセント・ハープ
鮮やかなカラーと優れた音質を兼ね備えた初心者向けのハーモニカです。合成樹脂製のカラフルなスケルトンボディが特徴。カラーは、レッド・イエロー・ブルー・グリーン・オレンジ・パープルの全6色をラインナップしています。
配列はブルースハープと同じ10ホールのダイアトニックを採用。キーはC調のみで、音域は3オクターブにわたります。金属製のリードプレートとABS樹脂を組み合わせることで、軽量性と耐久性を実現。長く愛用できるハーモニカを探している方におすすめです。
サイズは約10cmとコンパクトで、付属の専用ケースに入れて気軽に持ち運べるのがメリット。ハーモニカをはじめたばかりの方や子供にぴったりのアイテムです。
鈴木楽器製作所(SUZUKI) HARP MASTER MR-200
クラシックスタイルの10ホールハーモニカです。昔ながらの耳付きステンレススチール製カバーが特徴。伝統的な印象を与える見た目に加えて、心地よいホールド感と広がりのある響きを楽しめるのが魅力です。長く愛用できるハーモニカを求めている方に適しています。
ボディにはABS樹脂を採用。水分による変形が抑えられ、ボディとプレートの間の気密性をキープしやすく、軽い息でも音が出しやすいのがメリットです。音の立ち上がりもスムーズで、はじめての方でも無理なく演奏できます。
キーはメジャー14調子から選択可能。演奏スタイルや曲調に合わせて適したキーを選べます。サイズは103×30×22mm、重量は63g。付属のケースに入れてコンパクトに持ち運べるおすすめのハーモニカです。
鈴木楽器製作所(SUZUKI) スズキ・ハミング SU-21 Humming
軽い息でもしっかりとした音が出る、21穴の複音ハーモニカです。パーツの気密性が高く、息が漏れにくいのが特徴。音の立ち上がりがよいため、さまざまなメロディーラインを美しく奏でられます。分散和音奏法やベース奏法などにも適した、おすすめのハーモニカです。
キーはC調をはじめ、D調・E調・F調・G調などメジャー14調子とマイナー14調子をラインナップしています。演奏する曲に合わせて適したキーを選んでみてください。
本体はABS樹脂製。真鍮製のクローム鍍金カバーを採用することで、あたたかみのある豊かな音色を引き出します。また、厚さ1.1mmのリードプレートを使用しているため、大きな音量での演奏も可能。幅広い演奏スタイルに対応できるハーモニカとして人気があります。
鈴木楽器製作所(SUZUKI) Pro master MR-350
メロディックな演奏を追求したい方にぴったりのハーモニカです。アルミ製ボディとクロムメッキを施した真鍮製カバーによる、明瞭でクリアなトーンが特徴。メロディラインの表現力を向上させたい方や、ソロ演奏用のハーモニカを探している方にぴったりです。
音域は10穴20音で、キーはC調・D調・F調・G調などメジャー14調子から選択可能。幅広いジャンルや演奏スタイルに対応できます。バランスのとれた音質と吹きやすさを兼ね備えたおすすめのハーモニカです。
サイズは100×27×20mm、重量は90g。専用のケースが付属しているので、保管や持ち運びに便利です。また、シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力のひとつ。長く愛用できる飽きのこないモデルを求める方はチェックしてみてください。
鈴木楽器製作所(SUZUKI) 忍SHINOBIX フルセット C調 SNB-20
自宅での練習に適したサイレンサー付きのハーモニカです。独自開発の消音器を採用しているのが特徴。演奏時の音圧を軽減できるので、周囲を気にせず練習したい方にぴったりです。消音効果の高い小型のハーモニカを探している方はチェックしてみてください。
サイレンサーは簡単に着脱できるため、必要ないときは取り外して通常のハーモニカとして使用することも可能。キーはC調のみで、10穴20音の音域をカバーしています。
また、ハーモニカ本体を交換可能な設計になっており、市販されているスズキの10ホールハーモニカの本体を使用できるのもメリット。初心者から愛好家まで幅広い層におすすめのモデルです。
鈴木楽器製作所(SUZUKI) エアーウェーブ AW-1
小さな子供も安心して使える子供向けの10ホールハーモニカです。穴と穴の間隔を広く設計しているため、隣の音と混ざりにくく、1音ずつ演奏しやすいのが魅力。ハーモニカをはじめて吹く子供や、初心者の方におすすめのモデルです。
ボディとカバーにはABS樹脂を使用。アルミ製のリードプレートは表に出ない仕様になっており、子供から大人まで誰もが安全に使えます。キーはC調のみ。ブルー・レッド・オレンジの3色をラインナップしています。
サイズは165×57×20mm、重量は70g。付属の楽譜には「きらきらぼし」や「茶色の小びん」など、親しみやすい曲が掲載されており、楽譜が読めなくてもすぐに演奏を楽しめます。
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ハーモニカにはブルースハープ・クロマチックハーモニカ・複音ハーモニカといくつかの種類があり、それぞれサウンドや演奏スタイルが異なります。どのような曲を弾きたいかに応じて選ぶことがポイントです。今回紹介した選び方のポイントやおすすめのアイテムを参考に、お気に入りの1本を見つけてみてください。