ライブ演奏や講演会でのスピーチ、音楽制作、ライブ配信などに欠かせない「マイクスタンド」。一口にマイクスタンドといってもストレートタイプやブームタイプ、卓上スタンドタイプなどさまざまな種類があり、使用シーンや設置場所に応じて選ぶ必要があります。
そこで今回は、おすすめのマイクスタンドをピックアップ。あわせて選び方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- マイクスタンドの選び方
- マイクスタンドのおすすめ|ストレートタイプ
- マイクスタンドのおすすめ|ブーム・ショートブームタイプ
- マイクスタンドのおすすめ|デスクアームタイプ
- マイクスタンドのおすすめ|卓上スタンドタイプ
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マイクスタンドの選び方
スタンドのタイプで選ぶ
ストレートタイプ
ライブなどでボーカルが立って歌うのに使用されるのがストレートタイプのマイクスタンド。スタンド部分を上下にスライドさせて高さ調節ができるので、身長差のある方と共有したいときにおすすめです。
形がシンプルで場所を取りにくいのも魅力。カラーも豊富にあるので、使用場所のイメージに合うモノを選択可能です。
スタンドタイプの脚の部分には重厚感のある円盤型と、安定感があり移動もしやすい三脚型があります。マイクスタンドを移動する頻度が高い場合は、三脚タイプで折りたたみできるモノをチェックしてみてください。
ブームタイプ / ショートブームタイプ
床からまっすぐ伸びたスタンドの上に斜めのアームが付いているのがブームタイプ。なかには、高い位置にマイクをセットできるオーバーヘッドタイプもあります。
ブームタイプはマイクの可動域が広いため、立った状態でも座った状態でも使えるのがメリットです。弾き語りにも欠かせないアイテムで、ギターやピアノなどを演奏しながら歌う方にも適しています。
ブームタイプは可動域が広く、スペースに余裕がある場所で使うのがおすすめです。自宅でギターやピアノを弾きながら歌う練習に使用する場合は、できるだけ広いスペースを確保しておきましょう。
デスクアームタイプ
動画配信などに便利なのがデスクアームタイプのマイクスタンドです。クランプなどを使ってデスクやパーテーションに設置できるため、デスクの上にパソコンやほかの機材を置けるのがメリット。アームを動かせるので、複数人で使用するときにはマイクを動かしたり、使わないときにはたたんだりできます。
デスクアームタイプを使用する場合は、取り付ける場所に傷が付いても問題ないかを確認しておきましょう。取り付ける場所に傷を付けたくない場合は、クランプに傷防止のクッションなどが付いているモノや、別のタイプのマイクスタンドを選ぶのがおすすめです。
卓上スタンドタイプ
卓上スタンドタイプは脚の部分がコンパクトでアームも短いため、デスクに座ってマイクを使いたい方に適しています。パソコンの横にマイクを置いて、動画配信やゲームの解説を配信したい方にもおすすめ。持ち運びやすいので、部屋を移動して使いたい場合にも活躍します。
また、高さのあるデスクの上に置けば、立ったまま使用することも可能。脚の部分はストレートタイプと同様に円盤型と三脚型があるので、用途に合わせて選んでみてください。
さらに、フレキシブルアームを曲げてマイクの位置を自由にセットできる「グースネックタイプ」もあります。マイクの位置を頻繁に変えたい方におすすめです。
用途によって種類で選ぶ
ボーカル用
ボーカル用のマイクスタンドとして使用されることが多いのが「ストレートタイプ」と「ブームタイプ」。ストレートタイプは、主にライブやコンサート、スピーチなどで使用される傾向にあります。設置スペースが控えめなので、スタジオやリハーサル室など狭い場所でも使いやすく便利です。
ブームタイプは、ギターの弾き語りのほか、ピアノやキーボードを弾きながら歌う際に使用されます。ただし、ストレートタイプより場所を取るので、自宅に設置する際はスペースに注意しましょう。
楽器用
通常のブームタイプでは届かない、高い位置にマイクをセットしたい場合に使用されるのが「オーバーヘッドタイプ」。特に、ドラムのシンバルの音を収音したい場合などに活躍します。
「ショートブームタイプ」は、低い位置の収音に使用におすすめ。バスドラムやギターアンプなどの音を拾うときに、低い位置にセットして使います。
会社や学校用
学校でのスピーチや会議などのビジネス用途、ナレーションなどには、テーブルの上に置いて使用できる「卓上タイプ」がおすすめ。持ち運びやセットが簡単なのが魅力です。
作業しながら録音したい場合には、机に挟み込んで使用する「デスクアームタイプ」が便利。角度や位置を自由に調節し、デスク上のスペースを有効に活用できるためおすすめです。また、ライブ配信・ゲーム中継には、マイクの位置を自由にセットできる「グースネックタイプ」も適しています。
サイズで選ぶ
マイクスタンドを選ぶ際は、使用目的や設置場所の広さなどを考慮して高さやサイズを確認することが重要です。また、会場などに持ち込んで使用したい場合は、ドアを通り抜けできるかをチェックしておけばトラブルを避けられます。あわせて、折りたたみ時の寸法も確認しておくと安心です。
マイクスタンドのおすすめ|ストレートタイプ
ケーアンドエム(K&M) ワンハンドマイクスタンド 25680
高さを調節しやすいストレートマイクスタンド。独自のソフトタッチワンハンドクラッチを採用しているため、片手で握り込むだけで1100~1820mmまで高さを調節可能。ライブパフォーマンスにもおすすめです。
根本は三脚仕様で、安定感があるのもメリット。カラーはブラックを採用しており、耐食性に優れたパウダーコーティングで仕上げられています。
重量が2.14kgと軽いのも嬉しいポイント。折りたたみも可能なので、持ち運びに便利な使い勝手のよいマイクスタンドです。
ケーアンドエム(K&M) マイクスタンド 26010
歴史あるドイツの音楽機器メーカー「K&M」のストレートマイクスタンドです。カラーはブラックで、ベースには鉄製の円盤が付いている、定番のスタイル。円形ベースは直径250mmと小型なので、スぺースを取らずステージ上がすっきりします。
プラスチック製のクラッチシステムを採用し、高さは870~1575mmで調節可能。また、床と接したときのノイズを軽減する防振ゴムが備わっているなど、静かなシーンでも使い勝手がよい製品です。重量は約3.44kgと軽め。ライブパフォーマンス中にマイクスタンドを傾けたい方にもおすすめです。
タマ(tama) ストレートスタンド MS200
長年マイクスタンドを製造している「タマ」のストレートマイクスタンドです。床との接地面は三脚。パイプが短めに設計されているので、狭いスペースにも設置可能です。
本体と三脚の取り付け部は、鉄製のボルトとナットで固定されており、耐久性も良好。また、三脚の先端にはラバー素材のキャップが付いているため、床とフィットし振動によるノイズを拾いにくいのが特徴です。
高さは910~1550mmまで調節可能。幅広いシーンでおすすめのマイクスタンドです。
トーア(TOA) 床上型フリーストップマイクスタンド ST-310F
昭和9年からマイクの製造に着手している「トーア」のマイクスタンドです。本体は光沢のあるシルバーのクロムメッキで仕上げられています。2段式で、高さを908~1515mmまで無段階に調節できる床上型です。
本体のネジ部は3/8インチを採用。5/16インチに変換するアダプターも付属しているため、さまざまな種類のマイクホルダーを接続できます。
さらに、コードをまとめられるコードクランプが2つ付属しているのも嬉しいポイント。ベースは直径360mmの安定したマイクスタンドです。
アルティメイト(ULTIMATE) MC-05B
プロ仕様の高品質さをエントリーモデルの価格で実現したマイクスタンドです。ブラックの円形ベースに、白文字でブランドロゴが入ったブラックの本体というシンプルなデザイン。高さは883~1626mmと幅広く調節可能。背が高い方にも適しています。
円形ベースの直径は約254mmと小さめながら、重さは4kgと重め。倒れにくく安定しているので、大切なスピーチや講演会でも活躍します。コストパフォーマンスが良好のため、初めてマイクスタンドを購入する方にもおすすめです。
マイクスタンドのおすすめ|ブーム・ショートブームタイプ
ケーアンドエム(K&M) マイクスタンド 26145
ドイツのメーカーであるK&Mが製造している円形ベースのブームマイクスタンドです。すっきりとコンパクトなクラッチは高さ調節や固定がしやすく、本体の高さは1000~1700mmまで変えられます。ブームはテレスコープ式を採用し、長さは470~770mmに調節可能です。
ベース径は300mmと小型なので省スペース。一方、鋳鉄製で重さはあるため、安定感は良好です。ベースにはラバー素材のリングが取り付けられており、足音などのノイズがマイクに伝わるのを防ぎます。コンパクトなブームマイクスタンドを探している方はぜひチェックしてみてください。
クラシックプロ(Classic Pro) ブームマイクスタンド MSB
コストパフォーマンスの高い人気メーカー「クラシックプロ」のブームマイクスタンドです。ブームの長さは825mmと標準的で、弾き語りなどで楽器の音を拾うのに適しています。
開脚時に直径700mmになる三脚仕様で、安定感も良好。また、本体の高さは900~1600mmまで調節可能です。ジョイントバーでブームをさまざまな角度に固定できます。
ブーム部分を外せばストレートタイプとしても使用できるなど、自由度の高いマイクセッティングも魅力。低価格なので、これからライブ配信などを始める方にも適しています。
タマ(tama) ショートブームスタンド MS205ST
星野楽器の自社ブランドであるタマのショートブームスタンドです。バスドラムやギターアンプの音を拾うのに適したマイクスタンドで、高さ調節幅は430~560mm、ブームアームの長さは510mm。重量は2.5kgとサイズのわりに重めで、安定感があります。
本製品は、ブームティルター部が2ピース構造になっているのがポイント。2枚のラバー製プレートがブームをしっかり支え、マイクを狙った位置に固定します。
カラーはステージライトの乱反射を防ぎやすいブラック。見た目にもスマートなおすすめのショートブームマイクスタンドです。
クイックロック(QUIK LOK) スタジオブームスタンド A-50
高品質な楽器周辺機器が人気のアメリカのメーカー「クイックロック」のオーバーヘッドブームスタンドです。大型ながら安定性が高く、レコーディングや撮影現場、生放送などでも活躍します。
足元には、空洞のチューブではない鉄製の三脚を使用。さまざまなスタジオマイクをしっかり固定します。高さ1360~2325mmと大型サイズ。重量が13.5kgと重めですが、キャスター付きで楽に動かせて便利です。
タイヤにはロック機能が付いています。引っ掻き傷に強く光を反射しないブラックの塗装もポイント。シックなプロ仕様のマイクスタンドです。
ハーキュレススタンド(HERCULES STANDS) MS120B
高さ440mmのショートムーブマイクスタンドです。ドラムセットやギターアンプの前に設置するのに適しています。適度な重さのある円形ベースの直径は200mmと省スペースです。
テレスコーピングブームを採用しており、400~800mmと幅広く調節できます。独自のEZブームで角度を自由に調節でき、素早く安全に固定可能。マイククリップも付属している、おすすめのショートムーブマイクスタンドです。
マイクスタンドのおすすめ|デスクアームタイプ
クラシックプロ(CLASSIC PRO) デスクアーム マイクスタンド CDA10B
クラシックプロのコストパフォーマンス良好なマイクスタンドです。幅は最大50mm、奥行きは約40mmのクランプタイプ。机やパーテーションに取り付けるデスクアームなので、ライブ配信やゲーム実況に適しています。
アームの長さは500+500mm。スプリングで簡単に角度が調節でき、初めての方も使いやすいのが特徴です。コンデンサーマイクのように、重たいマイクをしっかりと支えます。
また、ケーブルがアーム内部を通るように設計されているのもポイント。ケーブルが散らからず邪魔になりにくいように配慮されています。これからライブ配信や自宅での録音を始める方は、ぜひチェックしてみてください。
クラシックプロ(CLASSIC PRO) ショックマウント ポップガードセット CDA5BS
ショートタイプのデスクアーム型マイクスタンドです。アームは300+300mmとコンパクトで、配信やゲーム実況、自宅での録音に適しています。低価格ながら、3/8と5/8インチのどちらにも対応でき、さまざまなマイクを設置可能です。
ダイナミックマイク用のマイクホルダーが付属しているのも魅力。さらに、コンデンサーマイクでの収録時に欠かせない、机や床のノイズを軽減するショックマウントや、域の破裂音を緩和するポップガードも付属しています。これから録音機器を揃える方はぜひチェックしてみてください。
オーディオテクニカ(audio-technica) マイクロホンブームアーム AT8700J
創業60年を迎える日本のメーカー「オーディオテクニカ」のマイクスタンドです。軽いマイクも跳ね上がらず狙った位置に固定できるデスクアームタイプで、重さ2kgまでのさまざまなマイクに対応しています。本体は1.03kgと軽量で扱いやすい製品です。
アーム部分の長さは398+430mm。アーム取付部は360°、マイクロホン取付部は270°と回転角度が広く、好きな場所に動かせます。また、使わないときはコンパクトに折りたたみ可能です。ケーブルをまとめる面ファスナーも付属しているので美しく収納できます。
ロード(RODE) PSA1
オーディオ機器で国際的な評価を得ているオーストラリアのメーカー「ロード」のデスクアームタイプマイクスタンドです。製品名のPSAとは、「Professional Studio Arm」の略。その名の通り、デザイン・使用感ともにプロ仕様です。ラジオ収録やライブ配信に適しています。
アームの長さは各450mmで、横820mm、高さ840mmまで自由に調節可能。アームの動きは無音・スムーズで、好きな位置に移動させるだけでピタッと固定されます。本格的なデスクアームタイプのマイクスタンドを探している方はぜひチェックしてみてください。
512オーディオ(512 AUDIO) ADJUSTABLE MICROPHONE BOOM ARM 512-BBA
スムーズにセッティングできるマイクスタンドです。各470mmのアームは静音設計の内蔵スプリング式を採用。マイクホルダーは360°回転し、コンデンサーマイクもダイナミックマイクも好みの位置に設定できます。
デスクに取り付けるクランプ部分は、最大55mmの厚みに対応可能。また、軽量なスチールをパーツに使用している一方で、重量のあるマイクも支えられる高耐久を実現しています。ケーブルをアームに沿わせてキレイにまとめられるケーブルラップが付属しているのも便利です。
マイクスタンドのおすすめ|卓上スタンドタイプ
クラシックプロ(CLASSIC PRO) MST Petit 卓上マイクスタンド
手のひらサイズのコンパクトさが魅力の、リーズナブルな卓上マイクスタンドです。高さは170mm。2本の脚が付いた頑丈で安定したスチール製で、根本部分にはマイクケーブルを固定するためのクランプも付いています。折りたたみもできるので、持ち運ぶのに便利です。
机の上に180×170mmのスペースが確保できれば設置できます。ホームレコーディングや気軽な配信、ゲーム実況に適した卓上マイクスタンドを探している方はぜひチェックしてみてください。
トーア(TOA) 卓上型マイクスタンド ST-65A
2段式で、120~175mmまで高さを調節できる卓上マイクスタンドです。鉄鋳物の円形ベースは、裏面に複数の滑り止めが付いており、安定性に優れています。ブラックとシルバーのシンプルなデザインで、スピーチやリモート会議にもおすすめです。
重さは本体のみで1kgと軽いので、持ち運びやセッティングも簡単。最大径35mmのマイクに使用可能なホルダーが付属しているのも嬉しいポイントです。クリップ式のため、さまざまなマイクに対応できます。
キクタニ(KIKUTANI) マイクミニスタンド DS-28
ぐにゃりと曲げられるグースネック式の卓上マイクスタンド。微妙な角度調節も可能です。ブラックの円形ベースは直径160mmとコンパクトですが、重量があるので安定しており、ネックをさまざまな角度に曲げても倒れないように設計されています。
まっすぐに立てたときの高さは345mmと、卓上マイクスタンドの中ではやや高め。会議やラジオ、ライブ配信、スポーツイベントなどの現場で活躍します。5/8インチのマイクホルダーに対応している卓上マイクスタンドを探している方におすすめです。
ケーアンドエム(K&M) 卓上マイクスタンド 234B
台座からマイクまで距離を取りたい場合におすすめの卓上マイクスタンドです。奥行きのあるデスクの奥に設置し、手前に資料等を置いてマイクを使用できるので、講演やプレゼンに便利です。高さは400~640mmと卓上マイクスタンドのなかでは長めに作られています。
根元から角度を付けられるので、話す方に合わせて細かく調節可能です。ベースはブラックの台形で、重さは2kg。床に設置して、ドラムなどローポジションの音を拾うのにも適していると謳われています。
アルティメイト(ULTIMATE) 卓上マイクスタンド JS-DMS50
ダイキャストの円形ベースに高さ203~311mmの軸が付いた、リーズナブルな卓上マイクスタンドです。円形ベースの裏面には滑り止めのラバーリングを使用しているため、安定感があります。ベース径は178mm、重量1.7kgとコンパクトです。
ブラック一色のシンプルなデザインなので、動画配信やゲーム実況はもちろん、会議などのビジネスシーンにもマッチします。付属の変換ネジを使用すれば3/8・5/8インチどちらにも対応可能な、おすすめのマイクスタンドです。
マイクスタンドは、ライブ演奏やスピーチ、動画・音楽の制作などに幅広く活用できます。使用シーンや設置場所を考慮して選択することが重要です。また、コンデンサーマイクなど重いマイクをセットしても傾かないかなど、安定性や耐久性にも注意が必要。解説した選び方を参考に、適したモデルを見つけてみてください。