高画質な映像描写で動画を鑑賞したり、ゲームをしたりとさまざまな用途で楽しめる「4Kモニター」。モニター上の作業領域が広くなるため、PC作業の効率向上にも効果的です。4KモニターはフルHDの約4倍に当たる高い解像度で映像を表示でき、最近では手頃な価格の製品も登場しています。

そこで今回は、4Kモニターを選ぶ際のポイントとおすすめの製品をご紹介。本記事を参考に、ぜひ自分に適した1台を入手してみてください。

4Kモニターの選び方

サイズで選ぶ

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4Kモニターは、標準的なモニターサイズの23インチ程度から、50インチを超える大画面モデルまでラインナップされています。一般的に、画面の高さを1.5倍にした距離が適切な視聴距離とされているため、設置できるスペースや用途に適したサイズを選ぶことが大切です。

また、4KモニターをPCと接続しデスク上に設置して使う場合は、50〜60cm程度の視聴距離をとるのがおすすめ。サイズが大きすぎると目が疲れてしまうので、奥行き60cm程度のデスクで最大24インチ、奥行き70cm程度のデスクで最大28インチが目安です。

PS4などゲーム用として4Kモニターを使う場合は、適切な視聴距離と併せて設置する部屋の広さもチェックしておきましょう。40インチなら約90cmの視聴距離と4畳半以上の広さ、50インチなら約1mの視聴距離と8畳以上の広さが目安です。参考にしつつ、視聴しやすいサイズを選択してみてください。

液晶パネルの駆動方式で選ぶ

IPS方式

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IPSとは「In Plane Switching」の略。液晶分子を水平に寝かせて横方向に回転させることで、バックライトの光量を制御します。輝度と色の変化が少なく、視野角が広いのがメリットです。色の再現度が高いので静止画の表示に優れており、モニターとしては写真編集などのクリエイティブなシーンで多用されています。

ただし、光の漏れが大きく、引き締まった美しい黒を表現しにくいのがデメリット。映像の臨場感や迫力にはやや物足りなさを感じる場合もありますが、発色は良好です。複数人で4Kモニターを囲み、動画コンテンツを楽しみたい方はぜひチェックしておきましょう。

VA方式

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VAとは「Vertical Alignment」の略。液晶分子は電圧がオフになると垂直になって黒くなり、最大電圧になると水平に並んで画面が白くなります。この仕組みを採用することによって、電圧オフ時にバックライト光が液晶分子の影響を受けずに偏光板で完全に遮断されるので、より純粋な黒を表現することが可能。コントラスト比を上げやすいのがメリットです。

注意点は、液晶分子の角度によってバックライト光量を制御するため、見る角度によっては透過する光量が異なり、輝度と色に変化が出やすいこと。各メーカーは、配向分割技術を採用することで液晶分子の傾きを調節し、画面全体の光量を平均化して視野角による色変化を抑制しています。

VA方式の4Kモニターの場合、正面に座ったほうが映像の細部まで楽しめるのもポイント。ただし、最近のモデルは視野角が広がっているので、正面以外でも視聴はできます。やや見えにくさが気になる程度ですが、その点は留意しておきましょう。

TN方式

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TNとは「Twisted Nematic」の略。「ねじれネマティック」と訳して使われることもあります。電圧をかけると液晶分子がねじれるので、光を遮断したり通過させたりして、画面の明暗を変えているのが特徴です。

液晶パネルの方式としては以前から普及しているタイプで、比較的安価に購入することが可能。応答速度が速く残像感が少ないため、144Hz表示の高リフレッシュレートを活かしたゲーミングモニターとしても多く使われています。

ただし、視野角が狭いのがデメリット。斜め方向から見た場合は明るさが落ちたり、色が変化してしまったりするので、複数人で視聴する際にはストレスを感じる場合があります。大画面でテレビコンテンツや映画を楽しむよりは、個人でFPSゲームをプレイするなど、ディスプレイの描画速度を重視する場合におすすめです。

HDR機能の有無で選ぶ

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HDRとは「High Dynamic Range」の略。主流だったSDR「Standard Dynamic Range」と比較して明暗の表現幅が広く、より肉眼で見た景色に近いのが特徴です。

例えば、SDRだと日陰のところが真っ黒になってしまったり、日の当たる部分が白っぽくなってしまったりと、映像が不自然になることがあります。一方、HDRに対応したモニターであれば、より自然界に近い色彩で明暗を表現することが可能です。

業界の標準といえるのはUHDブルーレイに採用されている「HDR10」ですが、さらに拡張された規格「HDR10+」も普及しています。また、VESAが策定した品質基準の「DisplayHDR」もあり、最大輝度や色域カバー率によって、400・600・1000の3種類に分かれています。DisplayHDR認定製品はいずれも「HDR10」をサポートしているので、気になる方は併せて確認しておきましょう。

リフレッシュレートで選ぶ

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リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に何回画面を切り替えられるかを表した数値です。単位は「Hz(ヘルツ)」で、たとえば1秒間に画面が100回切り替わる場合は100Hzとなります。この数値が大きいほど、映像をなめらかに表示することが可能です。

4Kモニターでは60Hzが一般的。ゲーミング用ならば120Hzや144Hzのモデルがおすすめです。ただし、高解像度の4K映像を120Hz以上で表示するにはハイエンドなグラフィックカードが必要。購入する場合はパソコン側のスペックも確認しましょう。

また、家庭用ゲーム機用として使う場合もゲーム機のスペックと合わせる必要があります。4K画質に対応しているPS4 Proでは最大60Hz、PS5では最大120Hzに対応。最大値以上の高リフレッシュレートモニターと接続しても見え方はほとんど変わらないので注意しましょう。

応答速度で選ぶ

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応答速度とは、モニター上のドットがある色からほかの色へと表示を切り替えるまでの所用時間を指します。応答速度の値が小さいほど、残像が少なく滑らかな映像を表示することが可能。応答速度の単位は「ms」で、動画鑑賞の場合は5msを目安に4Kモニターを選ぶのがおすすめです。

ゲーム用に4Kモニターを選ぶ場合は、1msを目安に検討してみましょう。応答速度が遅いとボタンを入力してから表示されるまでに遅延が発生し、反射的な操作が求められるゲームではストレスを感じる恐れもあります。そのため、ゲーム用の4Kモニターは応答速度を重視するのがおすすめです。

端子の種類や数で選ぶ

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4Kモニターを選ぶ際は、モニターの入力端子と接続したい機器の出力端子が一致しているかもチェックしておきましょう。両者の端子が一致していない場合でも、変換アダプターや変換ケーブルを利用して接続できますが、性能が十分発揮できない可能性があります。

4Kモニターに採用されている端子は、主に「HDMI」と「DisplayPort」の2種類です。ただし、古いバージョンのケーブルのなかには、4Kに対応していないモノもあります。ケーブルを選ぶ際にはHDMIなら2.0以降、DisplayPortなら1.3以降であることを確認しておきましょう。

また、モニターにPCやPS4など複数の機器を常時接続することも考えられます。想定よりも余裕をもって端子の数をチェックするのがおすすめです。

4Kモニターのおすすめモデル

エイスース(ASUS) ProArt PA27UCX

27インチのクリエイター向け4Kモニター。パネルはノングレアのIPS、LEDバックライトは直下型で、明るく均一に発色するのが特徴です。

さらに、「ASUS OCO」という同社のテクノロジーを採用しているのもポイント。画面を斜めから見たときのハロー効果を軽減し、画像の暗い部分のコントラスト率を高めているのも魅力です。

なお、同シリーズとしては「ProArt PA27UCX-K」もラインナップしており、「X-rite」のディスプレイキャリブレーションツール「i1 Display Pro」が付属。特に出版関係などのグラフィックデザインに従事しているユーザーが選ぶ際は必要の有無をチェックしておきましょう。

エイスース(ASUS) 4Kゲーミングモニター ROG Strix XG27UQ

27インチIPSパネルを搭載した4Kゲーミングモニターです。リフレッシュレートは144Hz、応答速度は1msと、4Kモニターのなかではハイエンドクラス。映像の質を保ったまま圧縮・解凍を行う「DSC技術」によって、4K解像度を滑らかに映し出します。

画面のチラツキを抑える「Adaptive Sync」機能を搭載。G-SYNC Compatibleを取得しており、NVIDIA社のGeForce GTX 10シリーズ、またはGeForce RTX 20シリーズを搭載しているPCでも同様に滑らかな映像が楽しめます。汎用性が高いので自作派の方にピッタリです。

また、HDMI 2.0とDisplayPort 1.4をそれぞれ2ポート搭載しており、複数のデバイスを同時接続できるのもポイント。ケーブルを抜き差しする手間を軽減できます。高性能な4Kモニターを探している方におすすめです。

ヒューレット・パッカード(HP) 27f 4Kディスプレイ 27インチ 5ZP65AA#ABJ

省スペースで設置できる27インチの4Kモニターです。わずか幅614×奥行194×高さ501mmのコンパクトサイズに加え、薄型設計を採用しており、狭いデスクでも置きやすいのがポイント。また、画面全体の角度が調節できるため、長時間の作業もスムーズです。

非光沢のIPSパネルを採用。画面のギラつきを抑えながら、画像や動画のコントラストを維持します。さらに、ブルーライトを低減する「ローブルーライトモード」やちらつきを抑える「フリッカーフリー」に対応。価格が比較的リーズナブルで使いやすいおすすめのモデルです。

ベンキュー(BenQ) ゲーミングモニター 27.9インチ EL2870U

TN方式の液晶パネルを採用した、4Kモニターです。フレームの途切れを抑える「AMD FreeSync技術」によって、動きの激しいゲームでも滑らかな映像再生が可能。また、目のやさしさに配慮された「フリッカーフリー技術」や「ブルーライト軽減機能」も搭載しています。

メーカー独自機能の「ブライトネスインテリジェンスプラス技術」もポイント。モニターを設置している使用環境の照明レベルや色温度を検出し、画面の輝度などを調節します。さらに、HDMI×2基・DisplayPortに加え、一体型スピーカーも搭載。PCゲーム用のモニターを探している方はぜひチェックしてみてください。

ベンキュー(BenQ) 4K ビデオエンジョイメントモニター EW3280U

動画鑑賞におすすめの4Kモニターです。広視野角のIPSパネルを搭載しており、角度を変えてもディスプレイの色味が変わりにくいのが特徴。リラックスした体勢で画面を見たい場合や、複数人で鑑賞したい場合にピッタリです。

暗い部分のディテールを明瞭にする輝度自動調整機能「ブライトネスインテリジェンス」を搭載。HDR効果を最適化するベンキュー独自の「HDRi」テクノロジーと合わさり、映像をよりリアルに再現することが可能です。

また、リモコンが付属するのも魅力。離れた位置からでも音量などの調節ができるので、動画鑑賞用としてはもちろん、ゲーム用としても使えます。4Kコンテンツを楽しみたい方におすすめの4Kモニターです。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) 4Kモニター 32UL750-W

31.5インチパネルを搭載した大画面4Kモニターです。映像用規格の「HDR10」に対応。VESA が定める3段階のグレードの中でもミドルクラスにあたる「VESA DisplayHDR 600」に準拠しており、明暗をより鮮やかに映し出します。

低解像度の映像をアップコンバートする超解像技術「SUPER Resolution+」を搭載しているのもポイント。フルHD以下の画質も高精細に表示されるので、配信動画はもちろん、DVDやブルーレイを観たい方にピッタリです。

また、ゲーミング機能も充実。画面のチラツキを抑える「AMD RADEON FreeSyncテクノロジー」のほか、遅延を低減する「DASモード」、暗い部分の視認性を高める「ブラック スタビライザー」など、便利な機能を搭載しています。動画やゲームも楽しめるおすすめの4Kモニターです。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) アームスタンド採用モニター31.5インチ 32UN880-B

画面の位置を自由に調節できる4Kモニターです。エルゴノミクススタンドを備えているため、ディスプレイを前後に傾けたり、90°に回転させたりするなど見やすいように調節可能。さらに、チラつきやカクつきを抑える「AMD FreeSync テクノロジー」によって、スムーズに作業が捗ります。

入力端子は最大60Wの電力供給に対応するUSB Type-C、HDMI×2基、DisplayPortを搭載。幅広いデバイスから映像出力を行えます。さらに、USBハブとしても使用できる、USBダウンストリーム端子(USB3.0)を2ポート搭載しているのもポイント。5Wのスピーカーを2基内蔵しているため、パソコンなどに接続するだけで迫力のあるサウンドを再生可能です。

エイゾー(EIZO) FlexScan ディスプレイモニター 27インチ EV2785-BK

高精細液晶パネルを搭載した、27インチの4Kモニターです。HDMI×2基、DisplayPort、USB Type-Cを搭載。USB Type-CはPowerDeliveryに対応しているため、映像出力や電源供給などがケーブル1本で使用できます。デスク周りを整理したい方にもおすすめです。

ディスプレイ本体は、高さの変更や縦方向へ回転でき、見やすいように調節できます。また、ブルーライトカット機能を採用しているのも魅力のひとつ。「Paperモード」に切り替えることで、文書ファイルや電子書籍を閲覧する際に、紙の見え方に近い色味で表示できるのもポイントです。さらに、映像を視聴する際のチラつき抑える「EyeCare調光方式」を採用。

スタイリッシュなフレームレスデザインもおしゃれです。省スペースに設置できるモニターを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

エイゾー(EIZO) ColorEdge 液晶モニター 27インチ CS2731

クリエイティブな作業におすすめの4Kモニターです。細部まで画像や動画データの表示が可能な2560×1440のWQHD解像度に対応しており、編集作業を行いやすいのが特徴。また、Adobe RGBに99%カバーした広色域によって、より忠実に本来の色味を再現できます。

さらに、60W給電に対応したUSB Type-Cポートを搭載。MacBook Proとの接続もスムーズに行えます。ケーブル1本で映像出力だけでなく電力供給も同時に行えるため、デスク周りの配線をすっきりできるのも魅力です。そのほかにも、HDMI、DisplayPort、DVI-D、USB Type-A、USB Type-Bといった入力端子を搭載。幅広い周辺機器に繋げられるおすすめのモデルです。

デル(Dell) 4K ワイドフレームレスモニター S2721QS

27インチのIPSワイドディスプレイを搭載した4Kモニターです。フレームの上部と左右が薄いベゼルレスデザインで、本体サイズに対してディスプレイが大きめ。大画面で迫力ある映像を楽しめます。

画面のチラつきを軽減する「フリッカーフリー」機能、ブルーライトを低減する「ComfortView」機能を搭載。また、スタンドの高さ・左右角度・前後角度の調節ができるなど、使い勝手に優れています。動画鑑賞やゲームはもちろん、テレワークにもおすすめの4Kモニターです。

アイ・オー・データ(I-O DATA) ワイド液晶ディスプレイ 31.5インチ EX-LD4K321VB

31.5インチのワイドディスプレイを搭載した4Kモニターです。178°の広視野角なVAパネルを採用しているため、見る位置や角度による色やコントラストの変化が少ないのが魅力。さらに、デジタルシネマの色域規格である「DCI-P3」を95%カバーしているので、臨場感のある映像を楽しめます。

画面上のチラつきを抑える「フリッカーレス設計」に加え、ブルーライトを低減する「ブルーリダクション2」を搭載しているのもポイント。長時間の使用でも疲れにくいのも特徴のひとつです。また、画像拡大時のボヤケを防ぐ「超解像技術」は、細かい文字で書かれた資料を読む際に活躍します。

高精細で汎用性の高いモデルを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

フィリップス(Philips) 438P1/11

42.51インチとワイドタイプの大型4Kモニター。3Dグラフィックアプリケーションを使用しており、手書きの図面を電子化する「CAD」や膨大な量のスプレッドシート、複数の移行画面形式を採用したウィザードタイプの財務表など、さまざまな作業効率アップに活かせるのが特徴です。

ディスプレイはウルトラクリア4K UHD(3840×2160)の解像度。また、IPSパネルを採用しており、178°の広視野角でさまざまな角度から見ても色彩の鮮やかさが感じられるのもポイントです。

さらに、「MultiView 4K」により、 4つのシステムを1つの画面に集約できるのも魅力。仕事にも趣味にも使いやすいおすすめの製品です。

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