灯油を燃やして室内を暖める「石油ストーブ」。使用できるシーンが幅広いほか、湯沸かしに対応できるタイプはヤカンや鍋も置けるので、一台あると便利です。

そこで、今回は石油ストーブのおすすめモデルをランキング形式でご紹介。家庭用に最適なコンパクトなタイプから学校や図書館などで使うような大型のモノまで網羅しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

石油ストーブとは?

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石油ストーブとは灯油を燃料にした暖房器具のことを指します。灯油ストーブと呼ばないのは、まだ幅広い石油燃料の種類が知られていなかった頃の名残です。

石油ストーブが販売されるようになった当時はまだ軽油やガソリンなどが広く知られておらず、石油と灯油はイコールで結ばれていました。

石油ストーブと似たモノに石油ファンヒーターがあります。ファンヒーターは、ファンを使って熱風を送り出して部屋を暖める暖房器具です。ファンで送風するため、暖かい空気が循環しやすいですが、ファンの駆動音がしたり、電気代がかかったりします。

一方、石油ストーブは燃料を燃やして部屋を暖めるため、電気代がかかりません。ファンを回さない分静音性にも優れています。

また、石油ストーブは燃焼中に水分を発生させるため、部屋を適度に加湿できるのも、石油ストーブならではのメリットです。上部にやかんなどを置けば、さらに部屋の湿度を上げられます。

石油ストーブの選び方

対流式か反射式か

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ストーブ内の中心に燃焼筒があるのが「対流式」。見た目も筒のような形をしています。ストーブの周囲360°に熱を放射するのが特徴です。

ストーブの近くの空気が上昇して自然対流が起こることから対流式と呼びます。部屋の中心に置くと空気の対流が起こり、効率よく部屋を暖めることが可能です。広い部屋を暖めるのに向いています。

一方、ストーブ内部の燃焼筒の奥に熱の反射板があるタイプを「反射式」です。ストーブの前方を集中して暖められるのが特徴。ストーブの形は横長の長方体のモノが多く流通しています。

部屋の壁際にも置けるので、設置しやすいのがポイント。部屋全体を暖めるのは苦手ですが、素早く正面側を暖めたい場合におすすめです。

使う場所の広さで選ぶ

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石油ストーブは電気を必要としないので、室内はもちろん、倉庫やベランダなどの屋外でも使用できます。それだけに使う場所の広さもさまざま。細かい暖房調節能力がないので、広さに合った能力のモデルを選ぶのが大切です。

一般的な家庭の一部屋である6畳から9畳では、反射式が適しています。一方、リビングやダイニングの広さである10畳以上では対流式がおすすめです。

15畳前後のタイプと、20畳前後のタイプがあるので、広さに合わせて選びましょう。倉庫のような広い空間では、25畳から50畳程度までの中から選ぶのがおすすめです。

石油ストーブには、目安として快適に暖められる広さが記載されているのですが、木造住宅と鉄筋コンクリート住宅によって数値が異なります。

使用場所がどちらの建材なのか確認しておきましょう。山間部のような厳しい寒冷地では、暖房能力に余裕を持って選んでおくと安心です。

給油量で選ぶ

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給油タンクの容量が多いと、一度の給油で長時間使用できるので便利です。しかし、ストーブ本体も大きくなるので、スペースに余裕のないところでは、邪魔になる恐れがあります。

また、給油タンクが本体から取り外せない一体型タイプは動かすのも大変です。給油タンクが取り外せるモデルかどうかもよく確認しておきましょう。

着火の方法で選ぶ

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石油ストーブは家庭用コンセントからの給電は不要で、着火する際には乾電池を使います。また、マッチを使うこともできるので、電気を全く使わずに着火することも可能です。

さらに、メーカーによっては乾電池やマッチも不要で着火できるモデルもあります。災害時にも使えるストーブを探している場合は、着火方法もチェックしてみてください。

デザインで選ぶ

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石油ストーブの多くは質実剛健なデザインです。最近流行りのおしゃれ家電は少ないのが現状で、なかには十年以上もデザインが変わっていないメーカーもあります。しかし、レトロデザインに魅力を感じる方も少なくありません。

ただし、少数ですが、ランプやランタンをモチーフにしたおしゃれなデザインの石油ストーブもあります。アンティーク調なモデルは対流式に多い傾向があり、インテリアにこだわりたい方におすすめです。

石油ストーブのおすすめ人気メーカー

コロナ(CORONA)

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石油ストーブ、石油ファンヒーターなどの暖房機器と給湯器、温水器などの住設機器を得意とする日本のメーカー。各種ストーブもトヨトミと並んで高く評価されています。ラインナップが豊富で、デザインや機能にこだわりたい方におすすめのメーカーです。

トヨトミ(TOYOTOMI)

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日本の石油燃焼機器、各種家電機器メーカー。特に石油ストーブの分野で有名です。石油ストーブの避け難い欠点である、燃焼時のニオイを抑えた「ダブルクリーン」機能が特徴。

また、クラシックなデザインの製品が多いことからおしゃれな喫茶店でも導入されています。レトロな石油ストーブを探している方におすすめのメーカーです。

アラジン(Aladdin)

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イギリス発祥の暖房機器ブランド。1930年から続く「ブルーフレーム」シリーズは、その名のとおり「青色の炎」が特徴。見た目が美しいだけでなく、灯油のニオイも抑えられています。

また、レトロモダンなデザインもポイント。おしゃれな石油ストーブを探している方におすすめのメーカーです。

石油ストーブのおすすめランキング

第1位 コロナ(CORONA) ポータブル石油ストーブ RX-2918WY

木造8畳、コンクリート10畳まで対応している石油ストーブです。燃焼リングに耐熱コーティングを施しているため、スイッチを入れると強力な遠赤外線が発生します。タンク中にある5Lの灯油を効率的に燃焼できるのが特徴です。

細かく火力調節しやすいポジションマーク付ハンドルも魅力。点火ボタン部分はオレンジで着色、スピード消火ボタン部分には凹凸が付いているため、押し間違いの心配がありません。

また、本製品は「ニオイカット消火」機能を搭載。ゆっくり消火することで燃焼しきれなかったガスを燃やしきり、ニオイの発生を抑制します。気化した灯油も燃焼リングで燃やすため、低い火力での使用中も不快なニオイを抑制できます。

さらに、給油時に手が汚れるのを防ぐ「よごれま栓」を採用。灯油のついた部分を直接触らずに灯油を入れられます。そのほか給油時自動消火装置や対震自動消火装置なども搭載。安全性の高さも魅力です。

第2位 トヨトミ(TOYOTOMI) 石油ストーブ ぐるんPa RS-G240

木造6畳、コンクリート9畳に対応している、タンク容量3.6Lの石油ストーブです。魅力的なのは乾電池やライターが必要ない手回し着火方式を採用している点。電池を入れ替える必要はなく、レバーを1~2回程度回すだけで点火できます。

本製品は前方を暖めるのに向いている反射式ですが、ワイドサイズの反射板や波状の多面反射板を採用。そのため、内部の熱を乱反射させて広範囲に届けることができ、部屋全体を暖めるのにも向いています。

また、タンクには「こぼれま栓」を採用。万が一タンクを倒してしまったり、口金を閉め忘れてしまったりしても灯油がこぼれにくく安心です。さらに、口金部が閉まったかどうかを、ロックした手ごたえで確認できる「らくらくロック」機能も有しています。

ほかにも「ニオイセーブ消火」機能で、消火後のニオイ発生を抑えることが可能。また、対震自動消火装置を搭載しているため、不意の地震に対しての安全性も高く、初めてでも安心して使える石油ストーブです。

第3位 トヨトミ(TOYOTOMI) トヨストーブ 自然通気形 開放式石油スト-ブ RS-H29G

「こぼれま栓」を採用している石油ストーブです。口金を閉め忘れてしまった場合や倒してしまった場合も灯油がこぼれにくく安全。手が汚れる心配もありません。さらに、「らくらくロック」機能を搭載しているため手ごたえや音でロックを確認できます。

また、本製品はツマミ式の電子点火装置を採用。マッチを使う必要や、ヒーター切れの心配がなく便利です。使用中に給油サインでタンク残量の確認もできます。

また、「でるでる芯」機構を採用。芯が劣化した場合、レバーやつまみを操作するだけで2mmずつ2段階に分けて押し出せます。強い火力で長期間使えるのが魅力です。

さらにニオイセーブ機能を搭載。燃焼筒上部のリングが燃え切らなかったガスもしっかり燃焼させるため、石油ストーブ独特のニオイが軽減されています。

高さ46cmの比較的大きな石油ストーブですが、キャリングハンドルが付属しているため簡単に持ち運べるのも魅力です。

第4位 アラジン(Aladdin) 石油暖房 Blue Flame Heater BF3911

80年以上愛され続けている石油ストーブです。対流式で部屋全体を暖めるのに適しています。木造7畳、コンクリート10畳まで対応しており、タンクの容量は4.1L。レトロでおしゃれなデザインは味わい深く、部屋のアクセントとしても魅力的です。

また、本製品は稼働中に淡く燃える青い炎が特徴。これは均一に気化された灯油が見せる独特の色で、効率的に燃焼できていることを意味します。

また、点火時や消火時のニオイが発生しにくいのも本製品の特徴です。着火と同時に素早く燃焼、短時間で消火し、ニオイの元となる未燃焼ガスの発生を抑制。排ガス浄化触媒も搭載しており、ニオイの元となる一酸化炭素や炭化水素の発生を抑制することで、より石油ストーブ独特のニオイを防げます。

感震器を搭載しており、振動を感知すると自動で消火するため地震が起こった時も安心。安全性、デザイン性に優れている製品です。

第5位 トヨトミ(TOYOTOMI) レインボー 自然通気形 開放式石油スト-ブ RB-250

木造7畳、コンクリート9畳に対応している石油ストーブです。対流式を採用しているため、部屋全体を暖めたい方におすすめ。トヨトミ独自の電子点火式スイッチを採用しており、つまみを回すだけで点火できるのが魅力です。

上品なレッドカラーはナチュラル系のインテリアによく馴染み、古臭さを感じさせません。ガラス円筒の中では7色の炎が燃え、室内を暖めるだけでなく、白熱灯に換算して40W程度の光量で周りを照らすことが可能。停電など有事の際にも非常用照明としても使えます。

タンクが二重のため、万が一転倒した際にもこぼれにくい構造なので安全です。また、未燃焼ガスを燃やす独自構造を採用しているため、石油ストーブ独特のニオイが発生するのを軽減しています。石油ストーブ独特のニオイが苦手な方にもおすすめです。

第6位 トヨトミ(TOYOTOMI) 対流形ダブルクリーン KR-47A

木造12畳、コンクリート17畳まで対応している石油ストーブです。タンク容量も7.0Lと大容量。広い空間を暖めるのに適しています。

本製品はトヨトミの中でも消臭力の高い2段式のモデル。下段で遠赤外線を発生させ、ゆっくり部屋を暖める一方、上段では下段で燃え切らなかったニオイの元を燃やしきるためニオイの発生が抑えられます。また、細かな火力調節も可能なので、燃料費を抑えたい方にもおすすめです。

タンクは2重構造で持ち運びの際も安心。落としても灯油が漏れにくいため、給油の際に安心して運べます。さらに対震自動消火装置を搭載。振動を感知した際に自動で消火するため、火事の危険も少なく安全です。

第7位 トヨトミ(TOYOTOMI) 対流形ストーブ クラシック CL-250

木造7畳、コンクリ―ト9畳まで対応している石油ストーブです。タンク容量は4.9L。部屋全体を暖められる対流式を採用しており、一人暮らしの方などにおすすめです。

目を惹く唐草飾りのガードやステンドグラスのような天板が魅力。上品なカラーでアンティークのように部屋に馴染みます。レトロな見た目ながらも古臭さを感じさせません。

また、ガラス燃焼筒の中では7色の炎が燃え上がり部屋を明るく照らします。石油ストーブならではの柔らかな灯りを感じたい方にもおすすめです。電子点火式のため、マッチやライターが必要ないのも魅力。デザイン性と利便性を兼ね備えた製品です。

番外編:石油ストーブのしまい方

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残った灯油をタンクに入れたまま保管すると、火事や故障の原因になるため、必ずポリ容器などに移します。別の容器に灯油を移す際は、乾かしたペットボトルの底を切ったものを漏斗代わりに使うのが便利です。

灯油が多く残っている場合は、ガソリンスタンドなどに引き取ってもらいましょう。また、少量の灯油であれば、可燃物として処理できる場合もあります。住んでいる自治体に確認をした上で、処理しましょう。

空になったタンクをもう一度灯油ストーブに装着し、灯油を燃やしきるために外に出して空焚きをします。煙やニオイが酷いので、必ず空気を入れ替えられる場所で行ってください。

空焚きを終えてから1~2時間放置後、燃焼筒を取り出し、芯を抜いてからさらに1~2日間放置。芯・ストーブ本体・タンクをしっかり乾かし、点火用の電池も取り外しましょう。芯周りのゴミや網の汚れなどを拭き取り、ほこりが被らないようにして保管します。