さまざまなゲームアプリが登場している現在、スマホで遊ぶのでは性能面で物足りない場合があります。より大画面で快適にプレイしたいならゲーミングタブレットを使用するのがおすすめです。
そこで今回は、おすすめゲーミングタブレットをご紹介。リーズナブルなモデルから、処理の重いゲームもサクサク楽しめるハイスペックモデルまでピックアップしています。選び方も解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
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ゲーミングタブレットとは?
ゲーミングタブレットは、処理データの多い最新ゲームを快適にプレイできるスペックを備えているタブレットのこと。ゲーミングタブレットという明確な区分はなく、ゲームをプレイするのに十分なスペックを備えているタブレットのことを指します。
ゲーミングタブレットはスマホよりも画面が大きい分、快適にゲームをプレイできるのが魅力。また、スペックが高いので、FPSやアクションゲームのように通信量が多いゲームをプレイするのにおすすめです。
ゲーミングタブレットの選び方
OSをチェック
iPadOS(iOS)
iPadOSはAppleが開発し、提供しているOSです。直感的な操作ができるので、はじめて使う方や電子機器の知識が少ない方でも快適に使用できます。iPadOSを搭載したタブレットはiPadシリーズのみですが、OSと製品パーツを最適化しやすく品質が安定しているのがポイントです。
また、OSのアップデートは頻繁に行われるので、スペックが伴えば幅広いゲームアプリに対応できます。そのため、長く使い続けたい方におすすめです。さらに、セキュリティレベルが高いのもメリット。高品質なぶん高価ですが、快適にゲームを楽しめます。
Android
AndroidはGoogleが開発し、提供しているOSです。どのメーカーでも無料で利用し開発できるため、国内外からさまざまなモデルが登場しています。そのため、選択肢が多いのがポイントです。価格は、iOS搭載のモデルに比べて安い傾向にあります。
ホーム画面などの設定変更の自由度が高いので、自分の使いやすいように細かくカスタマイズすることも可能。さらに、micro SDカードを使用できるため、ストレージ容量が足りなくなってきた際に増やせるのも魅力です。
ただし、OSのアップデートなどによってゲームアプリの動作に問題が出る場合もあるので、留意しておきましょう。
CPUのスペックをチェック
コアの数
コアとは、CPU内部にある実際に処理作業する回路のことです。基本的に、コアの数が多いほどCPUの性能が上がり、処理作業が速くなります。ゲームをサクサク快適にプレイしたい場合は、できるだけコアの数が多いCPUを選んでみてください。
FPSやアクションゲームなど処理の重いゲームを楽しみたいときは、8コア(オクタコア)以上を搭載したハイエンドCPUがおすすめです。ただし、価格は高い傾向にあります。
一方、そこまで処理が重くないカードゲームやパズルゲームなどをプレイしたいときは、4コア(クアッドコア)や6コア(ヘキサコア)のミドルエンドCPUでも十分です。
クロック周波数
クロック周波数とは、1つのコアが処理を実行する際に発する信号を1秒間にどの位の速さで扱うかを示す数値です。単位は「Hz(ヘルツ)」で表され、数値が高いほど、同じ時間内でより多くの処理をこなせます。つまり、CPUの処理性能に優れているということです。
FPSなどの処理の重いゲームをプレイするときは2.5GHz以上、比較的軽めの処理を行うゲームを楽しむときは2.0GHz以上が適しています。
ただし、クロック周波数の大きいCPUほど端末の価格が高いのが特徴です。また、バッテリーの消費が早いなどのデメリットもあるので、留意しておきましょう。
メモリ容量をチェック
メモリとは「RAM(Random Access Memory)」ともいわれ、作業中のデータを一時的に保存するパーツです。CPUと同じく処理作業をするパーツで、容量が大きいほど一度に多くの処理ができます。そのため、動作が不安定にならずゲームをサクサク楽しみたい場合は、メモリ容量の大きなモデルを選んでみてください。
パズルゲームなど処理の軽いゲームの場合は、3GB以上がおすすめ。一方、FPSなどの処理の重いゲームは6GB以上のメモリ容量を搭載するモデルが適しています。
ストレージ容量をチェック
ストレージとは、画像・動画・音楽のデータやインストールしたソフトウェア、OSなどを保存するパーツのことです。ストレージ容量が大きいほど、多くのゲームを保存できます。
例えば、アクションゲームやレースゲームなどの3Dグラフィックスを利用したゲームアプリは1~2GB、2DグラフィックスのパズルゲームやRPGゲームアプリなどは250MB~1GBほどのストレージ容量が必要です。
遊びたいゲームが限られている場合は、16~32GBでも十分足ります。多くのゲームをプレイしたいなら、32~64GB以上のモデルがおすすめ。また、ゲーム以外の用途にも利用する場合は、さらに余裕を持ってストレージ容量を選んでみてください。
画面サイズで選ぶ
7~8インチ
7〜8インチのゲーミングタブレットは、片手でも持てるコンパクトなサイズ。電車での移動中や外出先でもゲームを楽しみたい方におすすめです。また、縦持ち画面のゲームアプリと好相性なのもポイント。ただし、画面サイズがそこまで大きくないため、細かい操作が必要なゲームはプレイしにくい場合もあります。
また、メモリやストレージ容量が少ない傾向にあるので、あらかじめ留意しておきましょう。
10インチ
10インチ程度のゲーミングタブレットは画面が見やすく、操作性にも優れています。本体サイズが大きいため、移動中や外出先でゲームを楽しむのにはあまり向いていませんが、自宅でじっくりとゲームをプレイしたい方におすすめです。また、横向き画面のゲームと相性がよいので、FPSやアクションゲームなどで快適に遊べます。
12インチ以上
12インチ以上のゲーミングタブレットはサイズが大きめなので、迫力のあるゲームの世界を楽しめます。また、画面が大きい分、細かな操作もしやすく快適にゲームをプレイ可能です。
ただし、重さがあるため、本体を持ってゲームをするのには向いていません。マウスやキーボード、コントローラーなどを繋いで、据え置きゲームのようにプレイするのがおすすめです。
バッテリーの持続時間で選ぶ
ゲームを快適に遊ぶうえで、バッテリーの持続時間も重要です。バッテリーの容量は、「mAh(ミリアンペアアワー)」という単位で表記されています。数値が大きいほどバッテリーの持続時間も長いので、ゲームをより長くプレイ可能です。
バッテリー残量を気にせず長時間ゲームを楽しみたいときは、少なくとも5000mAh以上のモデルがおすすめ。8000mAh以上のバッテリー容量であれば、外出先でも安心してゲームを楽しめます。
ただし、同じバッテリー容量でも、機種やプレイするゲームによってバッテリーの持続時間が変わるため、留意しておきましょう。
ゲーミングタブレットのおすすめメーカー
アップル(Apple)
「Apple」は、iPhone・MacBook・AirPods・Apple Watchなどのデジタル製品や、諸製品のソフトウェアなどを開発・販売している世界的企業です。日本でも高いシェアを占めています。
ゲーミングタブレットとしては、iPadシリーズのなかでもiPad ProやiPad Air、iPadがおすすめ。各種スペックやセキリュティ面などで優れているため、価格は高い傾向にありますが、ゲームをサクサク快適に楽しめます。
日本電気(NEC)
「日本電気」は、パソコンや電気通信機器などの製造・販売や、インターネット事業を担う電気メーカーです。ゲーミングタブレットとしては、LAVIEシリーズが展開されています。
8インチほどのコンパクトなサイズがラインナップされており、持ち運んで外出先でもゲームを楽しめるのが魅力。また、価格は比較的リーズナブルなので、はじめてゲーミングタブレットを購入する方にもおすすめです。
ゲーミングタブレットのおすすめ|iPad
アップル(Apple) iPad Pro 11インチ 第4世代 MNXD3J/A
機能性とデザイン性を兼ね備えたタブレットです。ディスプレイには、2388×1668ドットのLiquid Retinaディスプレイを採用しています。リフレッシュレートは最大120Hzに対応しているので、動きの速いゲームも快適にプレイ可能です。
ほかにも、きれいな写真・動画撮影が楽しめるデュアルカメラや、インターネットがサクサク楽しめる「Wi-Fi 6E」など、便利な機能が充実しています。
本製品は、独自の高性能CPU「Apple M2チップ」と、8GBのメモリを搭載。グラフィックスを多用するゲームやアプリ、処理の重いマルチタスクも快適に動作します。アルミニウムを採用したスタイリッシュな筐体も魅力です。
アップル(Apple) iPad Pro 12.9インチ 第6世代 MNXR3J/A
12.9インチの大画面ディスプレイを搭載したタブレット。解像度は2732×2048ドットに対応しており、お気に入りの動画やゲームが迫力のある映像で楽しめます。
スペック面では、8コア内蔵のApple M2チップや、大容量の8GBメモリを搭載。ストレージ容量は256GBと余裕があるので、ゲームやアプリを多く楽しみたい方にもおすすめです。
カメラを見るだけでロック解除・支払い承認ができる「Face ID」や、1回の充電で長時間使用できる「40.88Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー」など、基本性能も充実。プライベートからクリエイティブワークまで幅広く使えるマルチな1台です。
アップル(Apple) iPad Air 第5世代 MM9C3J/A
シンプルで使いやすいAppleの人気モデルです。高解像度かつハイコントラストのLiquid Retinaディスプレイを搭載。きれいな映像でゲームや動画が楽しめます。光の反射や映り込みを抑える「反射防止コーティング」が施されているのも特徴です。
タブレットの性能を左右するCPUには独自の「Apple M1チップ」を搭載。グラフィック性能にも優れているので、3Dゲームも遊びやすい製品です。
カラーバリエーションは、スペースグレイ・スターライト・ピンク・パープル・ブルーの個性的な全5色がラインナップ。タブレットの見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
ゲーミングタブレットのおすすめ|Android
日本電気(NEC) LAVIE Tab T9 T0975/GAS
CPUにMediaTek Helio G80プロセッサが採用されているゲーミングタブレットです。クロック周波数が2.0GHzと1.8GHzのコアが合計8つ搭載されています。処理の重いゲームも快適にプレイ可能です。
映画館にも使われているDolby Atmosを採用。包み込まれるようなサウンドで、ゲームが楽しめます。また、ストレージの容量は約128GB。ゲームアプリをはじめ、動画や写真などのコンテンツがたくさん保存できます。
顔認証機能に対応しており、素早くサインインできるのもポイントです。また、バッテリーの駆動時間は平均10時間と、スタミナの高さも良好。外出先での使用にもおすすめのモデルです。
日本電気(NEC) LAVIE Tab T14 T1495/HAS
12GBのメモリが搭載されているゲーミングタブレットです。CPUには、8コアのMediaTek Dimensity9000プロセッサが用いられています。3Dなど、処理が重たいゲームも楽しめるのが魅力です。
解像度が3000×1876の14.5型ワイド有機ELディスプレイを搭載。120Hzのリフレッシュレートに対応しており、レースやFPSなど、動きが激しいゲームが快適にプレイできるモデルを探している方にもおすすめです。
8つのスピーカーとDolby Atmos搭載で、立体的なサウンドも楽しめます。また、顔認証や指紋認証に対応しており、パスワード入力なしでサインインできるのも特徴。加えて、2つのUSB-Cポートが備わっているなど、接続性にも優れています。
サムスン(Samsung) Galaxy Tab S9 Ultra
12.4インチの有機ELディスプレイが採用されているゲーミングタブレットです。CPUには、ハイエンドスマホにも用いられるSnapdragon8 Gen2を搭載。3Dゲームもスムーズに動かせます。迫力のある映像を楽しめるのも魅力です。
容量は512GBあり、多くのゲームアプリがインストール可能。microSDに対応しているため、ストレージが追加できます。また、スマホと連携でき、データのやり取りが可能。専用アプリ「LumaFusion」を使えば、スマホで撮影した写真を編集できます。
別売りのBook Cover Keyboardを取り付ければ、PCのように使用できるのも特徴。また、画面が分割可能なので、マルチタスクにも適しています。仕事にも使えるモデルを探している方や、ハイスペックモデルを探している方におすすめです。
オキテル(OUKITEL) 12インチタブレット OT5
CPUにMediaTek G99プロセッサが採用されているゲーミングタブレットです。ラグが発生しにくいため、レースなどのスピード感があるゲームを遊ぶのにおすすめです。また、12インチの2Kディスプレイを搭載しており、美麗な映像が楽しめます。
11000mAhの大容量バッテリーを備えているのも魅力。最長14時間連続でゲームがプレイ可能です。また、 画面が分割できる機能付きで、マルチタスクにも適しています。
グーグル(Google) Pixel Tablet GA04750-JP
11インチディスプレイが搭載されており、没入感のある映像が楽しめるタブレットです。大きな画面で、アニメやドラマなどのコンテンツが楽しめます。
Google Tensor G2チップが組み込まれているのが特徴。リアルタイムレンダリングに対応しており、滑らかなビジュアルでゲームがプレイできます。そのほか、音声認識に対応しているのも魅力です。
本製品を付属の充電スピーカーホルダーにセットすれば、クリアなサウンドで音楽を楽しめるのもポイント。音質にこだわりたい方にもおすすめです。また、ビデオ通話やストリーミングにも対応しています。
ALLDOCUBE iPlay 50 Pro Max
サクサクと動くゲーム体験が可能な「MediaTek Helio G99」がCPUに採用されたタブレットです。メモリは8GB、ストレージの容量は256GBあります。加えて、2000×1200の高解像度が備わっており、キレイな映像でプレイが可能です。
OSにはAndroid 13が採用されています。画面分割によるマルチタスクにも適しているため、仕事での使用にもおすすめです。さらに、プライバシー保護機能も備わっているため、人目を気にせず使用できます。
Kinstone 10.1インチ ゲーミングタブレット
8GBのメモリと256GBのストレージが備わったゲーミングタブレットです。最大1TBのmicroSDカードに対応しています。多くのゲームアプリがインストールできるのはもちろん、音楽や動画も保存可能です。
解像度が1920×1200の10.1インチディスプレイを採用。視野角が広く、色の再現性にも優れています。また、8000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、長時間ゲームを楽しめます。外出先での使用にもおすすめです。
ゲーミングタブレットは、遊びたいゲームを快適にプレイできるスペックを備えているかが大切です。OSの違いをはじめ、CPUのスペックやメモリ容量、ストレージ容量などをしっかりとチェックしてみてください。また、持ち運んで外出先でもゲームを楽しみたい方は、軽量でコンパクトなモデルがおすすめです。