デジタルカメラのなかでも手軽に使える「コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)」。スナップ撮影や旅撮りをメインとするライトユーザー向けと思われがちですが、よりクオリティの高い写真が撮れる高級コンデジにも注目が集まっています。
そこで今回は、高級コンデジのおすすめモデルをまとめてご紹介。スマホカメラよりもワンランク上の撮影を楽しみたい方はチェックしてみてください。
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高級コンデジの魅力
一眼レフやミラーレス一眼に匹敵する高画質が得られるのが高級コンデジの魅力です。一般的なコンデジと比べて大型のイメージセンサーを搭載しているモデルが多いのが特徴。暗いシーンでも鮮明に撮影でき、ボケ味を生かした表現も手軽に楽しめます。
携帯性に優れているのも高級コンデジのメリット。一眼カメラと同等クラスの画質を軽量コンパクトボディで実現しているので手軽に持ち歩けます。また、多くのモデルはレンズが内部に沈胴する構造なので、バッグやポケットにもかさばらず収納可能です。
望遠機能が充実しているのも高級コンデジで人気のポイント。ポートレートやテーブルフォトの撮影も画質劣化を気にせず撮影可能です。なかには、ズーム倍率が25倍を超える高倍率モデルも発売されており、スポーツや野鳥などの撮影にも活用できます。
高級コンデジのおすすめメーカー
ソニー(SONY)
ソニーは東京の港区に本社を置く1946年創業の総合電機メーカーです。大型センサーを搭載した「Cyber-shot RX」シリーズなど、高級コンデジを展開。最近は同シリーズの強みをVlogなどの動画撮影に応用させた「VLOGCAM」シリーズも好調で、初心者からの人気も獲得しています。
高画質と高速性能を両立しているのがソニーの高級コンデジの特徴。AIを活用した被写体追尾機能を備えるモデルもあり、スポーツなどの動体撮影にも積極的に挑戦できます。
また、優れた動画性能を備えたモデルが多いのも魅力。日常や旅行のVlogはもちろん、本格的な動画作品の制作に高級コンデジを活用する場合にもおすすめです。
リコー(RICOH)
リコーは東京の大田区に本社を置く1936年設立の光学・事務機器メーカーです。高級コンデジではフィルム時代の1996年に発売した初号機から30年近くも続く「GR」シリーズが有名。「究極のスナップシューター」という異名の通り、街角スナップに使う主力機としてプロを含む多くのカメラファンに愛されています。
小型ボディにAPS-Cセンサーを搭載しているのがリコーの高級コンデジが持つ特徴。一眼レフと同等以上の高画質がポケットサイズで味わえます。
また、ボディ内手ブレ補正機構「SR」や、仕上がり設定「イメージコントロール」なども採用。スナップ写真の表現を追求したい方におすすめです。
キヤノン(Canon)
キヤノンは東京の大田区に本社を置く1937年設立の精密機器メーカーです。コンデジでも業界トップの市場シェアを持っており、高級コンデジの「PowerShot G」シリーズも好調。現在は1インチセンサーを採用するモデルが大半になっていますが、価格が比較的安いため、コスパ重視の方にもおすすめです。
ラインナップが充実しているのがキヤノンの高級コンデジが持つ特徴。同じ1インチセンサー機でもズーム倍率が3種類あり、搭載する機能も異なるので、ユーザーは目的に応じて選択できます。
軽量コンパクトな高級コンデジが多いのも魅力。日常の記録用として、手軽にスマホ感覚で撮影を楽しみたい方にもおすすめです。
ライカ(LEICA)
ライカはドイツ中西部のヴェツラーに本社を置く1869年創業の高級カメラメーカーです。2015年からは大型のフルサイズセンサーと28mm F1.7の大口径広角レンズを採用した高級コンデジ「Q」シリーズも展開。ライカならではの上質な仕上がりが日常の撮影でも気軽に楽しめるため、プロや上級者も憧れる存在になっています。
シンプルで洗練されたデザインを採用しているのがライカの高級コンデジの特徴。熟練職人の手で美しい外観に仕上げられているので、撮影の度にモチベーションが向上します。
AFや動画などの現代的な便利機能も充実。最新の第3世代モデルでは、チルトモニターやワイヤレス充電なども使用可能です。
高級コンデジのおすすめモデル
ソニー(SONY) Cyber-shot RX1RII DSC-RX1RM2
手のひらフルサイズというジャンルを確立した高級コンデジです。大型のフルサイズセンサーと35mm F2の広角単焦点レンズを搭載しながら、重さ約507gと軽量コンパクト。身軽に楽しみたい日常や旅行の撮影でも画質に妥協したくない方におすすめです。
高速・高精度な「ファストハイブリッドAF」で快速なピント合わせが可能なのもポイント。また、効果の有無を選べる「光学式可変ローパスフィルター」を搭載しているので、普段の撮影では解像度を優先しつつ、柄の複雑な衣装を使ったポートレート撮影ではモアレや偽色を除去できます。
ポップアップ式の有機ELファインダーを内蔵しているのも便利。晴れた日の日中でも快適に撮影できます。加えて、上下に動かせるチルトモニターも搭載。動画撮影時にのみ有効な電子式手ブレ補正機能も備えています。
▼撮影イメージ
ソニー(SONY) Cyber-shot RX100VII DSC-RX100M7
高画質と高速性能を兼ね備える人気の高級コンデジです。処理性能を高めた1型積層型センサーと、24-200mm相当 F2.8-4.5の高倍率ズームレンズを搭載。重さ約302g、幅約101.6mmの軽量ポケットサイズながらズーム全域で高画質が得られるので、荷物をコンパクトにしたい街歩きや旅行にもおすすめです。
AIを活用した被写体追尾「リアルタイムトラッキング」や、猫や犬にも有効な瞳認識「リアルタイムトラッキング」など先進のAF機能にも対応。最高20コマ/秒の長高速連写と組み合わせれば、運動会などのスポーツ撮影にも重宝します。
4K 30fpsで高画質な動画が記録できるのもポイント。歩きながらの撮影でも画面が安定する「手ブレ補正アクティブモード」などの機能も搭載されています。別売りのシューティンググリップやマイクを併用すれば、Vlog用カメラとしても活躍可能です。
ソニー(SONY) Cyber-shot RX100V DSC-RX100M5A
暗所画質と高速性能に優れた人気の高級コンデジです。高画質化と高速化に効果を発揮する有効約2010万画素の積層型1インチセンサーを搭載。さらに、24-70mm相当で開放F1.8-2.8の明るい標準ズームレンズも採用しています。暗所でも多くの光量を取り込めるため、薄暗い室内や夜景の撮影にもおすすめです。
0.05秒のAFを実現した「ファストハイブリッドAF」も魅力。また、本製品は最高約24コマ/秒で最大233枚まで連写できるため、さまざまなシーンの撮影に重宝します。
光学式手ブレ補正機構を内蔵しながら、重さ約299gと軽量なのも魅力。動画性能も良好で、高品質な4K 動画の撮影や最高40倍のスーパースローモーション撮影などが可能です。
▼撮影イメージ
ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-1 II
高品質なVlogが手軽に撮影できる人気の高級コンデジです。重さ約292gの小型軽量ボディに、1型センサーと18-50mm相当 F1.8-4の大口径広角ズームレンズを搭載。自撮りの際にも背景を広く取り込みつつ、高画質な動画を記録できるので、これから日常や街歩きのVlogを始める方にもおすすめです。
ボケ具合を選べる「背景ぼけ切り換え」や、顔と手前の静物間でスムーズにピント移動できる「商品レビュー用設定」など初心者向けの便利機能も充実。また、録画を始めるとバリアングルモニターの周囲に赤枠が表示されるため、カメラが回っていなかったというミスを防げます。
縦横比・フレームレート・色合いなどを映画風にアレンジできる新機能「シネマティックVlog設定」も搭載。映画のワンシーンのような仕上がりが手軽に楽しめます。
ソニー(SONY) デジタルスチルカメラ Cyber-shot DSC-HX99
有機ELファインダーと高倍率ズームレンズを搭載した高級コンデジです。ツァイスバリオドナーTレンズを採用しており、広角24mmから望遠720mmまで、幅広い撮影が行えます。被写体を素早く見つけ出せるズームアシスト機能付きで、望遠で動く被写体もスムーズに見つけられるのも魅力です。
倍率を上げたときに起こりやすい手ブレを「高性能ジャイロセンサー」とアルゴリズムで、しっかり補正。さらに、約0.09秒の高速オートフォーカスが可能な「ファストインテリジェントAF」によって、半押しとほぼ同時にピントを合わせてくれます。
手にフィットする形状で、片手でもカメラを持ちやすいグリップなのもポイント。手ブレやカメラの落下防止対策にも役立ちます。
リコー(RICOH) GR III
新しい視点でスナップ撮影が楽しめる高級コンデジです。基本的な仕様や機能は兄弟モデルのGR IIIと共通ですが、シリーズ初となる40mm相当 F2.8の標準レンズを採用。広角レンズに近いやや広めの画角を自然な遠近感で切り取れます。被写体により強く焦点を当てたスナップの作品撮りにもおすすめです。
「顔/瞳検出AF」に対応しているため、ポートレート撮影を行う場合にも便利。また、GR IIIと同様、2段分の減光が可能なNDフィルターを内蔵しているので、明るい屋外でもボケ味を生かした表現も手軽に楽しめます。
レンズ先端から12〜24cmまで近づいて被写体を大きく写せる「マクロモード」に対応するのもポイント。卓上に置いた花・料理・雑貨などを写すテーブルフォト撮影にも重宝します。
▼撮影イメージ
リコー(RICOH) GR IIIx
約40mm相当の標準レンズを採用した高級コンデジです。同一シリーズのGR IIIと基本的な性能は同じですが、レンズ構成と焦点距離が違うのが特徴。風景よりも人物や動物などのスナップ撮影が好きな方に向いています。
5群7枚のレンズ構成で、焦点距離は26.1mm、F値は2.8~16。被写体にしっかりと焦点を当てた撮影を楽しみたい方におすすめ。また、「顔/瞳検出AF」に対応しているため、ポートレート撮影にも向いています。マクロモードでは約0.12~0.24mmでの撮影が可能。ボケ感を活かしながら被写体に近づいた写真撮影が楽しめる製品です。
▼撮影イメージ
キヤノン(Canon) PowerShot SX740 HS
液晶画面の角度を調節して、多彩なアングルからの撮影が楽しめるチルト液晶を採用した高級コンデジです。液晶画面が上側に約180°可動するので、自撮りを楽しみたい方にもおすすめ。ローアングル撮影もしやすく、赤ちゃんやペットの目線からの撮影も楽しめます。
高倍率と高画質の両立を可能にした高性能ズームレンズを搭載することで、細部まで鮮明に描く光学40倍ズームと、プログレッシブファインズーム約80倍の撮影が可能。離れた場所の撮影も、きれいな解像度のまま撮影できます。
また、29シーンを認識する「こだわりオート」では、カメラが自動的に人物や背景、明るさや色合いを認識して、モードを選択できるのもポイント。さらに、自動的にブレを補正する「マルチシーンIS」は夜景などの暗いシーンの静止画や、スピード感あるシーンでもブレを抑えてくれます。
▼撮影イメージ
ライカ(LEICA) Q3 19081
さらなる進化を遂げた高級コンデジです。有効約6000万画素に高解像化した新型の裏面照射型フルサイズセンサーを内蔵。新技術「トリプルレゾリューション」によって、RAWでも記録画素数を6000万・3600万・1800万の3種類から選べるため、使い勝手が向上しています。
スナップ撮影に適した28mm F1.7の大口径広角レンズを搭載しているのもポイント。「デジタルズーム機能」で最長90mm相当まで5種類の画角が使えます。さらに、AFにも対応しており、最短17cmでのマクロ撮影も可能なので、さまざまなジャンルの撮影を積極的に楽しみたい方にもおすすめです。
ライカQシリーズとしては初となるタッチ対応の「チルトモニター」を採用しているのも魅力。加えて、付属ケーブルを使ったiPhoneとの連携や、別売りのハンドグリップを介したワイヤレス充電などの機能も利用できます。
富士フイルム(FUJIFILM) X100VI
美しく洗練されたデザインのX100シリーズの6代目高級コンデジです。シンプルでレトロな見た目も人気で、アルミニウム製の外装を採用しているのがポイント。金属独自の質感をダイレクトに伝えることで、撮影中のモチベーションも高めてくれます。
薄型軽量で、首から下げても負担を感じにくく、操作性が高いのも魅力。ISO感度ダイヤルをシャッタースピードダイヤル内に格納し、外周部をスライドさせるだけで切り替えができるなど、被写体から目を離すことなく直観的に操作が行えます。
23mmF2.0のレンズで、約4020万の高画素を実現しており、夜景などのシーンでも画質を落とさず撮影が可能。全20種類の「フィルムシミュレーション」を採用することで、トーン・ダイナミックレンジ・明瞭度・各種エフェクトなどを掛け合わせて、イメージ通りの作品作りが楽しめます。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) COOLPIX P950
多彩な機能と豊富なアクセサリーに対応した高級コンデジです。最高2000mm相当の超望遠までカバーできる光学83倍ズームレンズを搭載しているのがポイント。野鳥撮影や、飛行機や鉄道、天体撮影などさまざまなシーンの撮影を楽しめます。
アイセンサー付き電子ビューファインダーを備えているのもポイント。目をファインダーに近づけると、電子ビューファインダーが自動で起動し、ファインダー撮影へスムーズに切り換えられます。
ボタンを押すと一時的に広角側へズームアウトして見失った被写体が見つけやすくなる「クイックバックズーム機能」付きで、ファインダーを覗いたままでも被写体を追いかけやすいのも特徴。望遠レンズでの撮影が初めての方でも、操作しやすい製品です。
▼撮影イメージ
パナソニック(Panasonic) LUMIX デジタルカメラ DC-FZ85D-K
超広角と超望遠までの焦点距離を1台でカバーする超高倍率ズームカメラを搭載した高級コンデジです。広角20mmから超望遠1200mmまでの撮影が行えます。約1810万画素1/2.3型の高感度MOSセンサー付きで、明るくきれいな描写性能があるので、日常の風景から特別なシーンにもおすすめです。
ノイズの成分を細かく解析し、自然な粒状感を残したままノイズを抑制する「マルチプロセスノイズリダクション」を採用しているのもポイント。解像感と質感を維持しながらノイズを抑えます。
コンパクトなボディに、約236万ドット相当の0.39型高精細OLEDファインダーが付属しており、ピント合わせをサポートしてくれるのも魅力。視野率は約100%で操作性が高く、カメラ初心者の方でも思い通りの構図で撮影できます。
▼撮影イメージ
高級コンデジの選び方
本体サイズをチェック
携帯性を重視したい場合は、高級コンデジのサイズが重要。高級コンデジは大きなイメージセンサーや大口径レンズを搭載しているので、通常のコンデジと比べると少々大きく、重くなる傾向にあります。日常的に撮影で多用したい場合は、上着のポケットやバッグへ簡単に収納できるコンパクトなモデルを選びましょう。
また、重さも重要なポイント。あまり重すぎると持ち運びが億劫になり、撮影で使用する機会が減ってしまいます。普段から積極的に携帯したい場合はできれば300g以下、重くても500g以下のモデルがおすすめです。
望遠機能をチェック
望遠撮影を積極的に楽しみたい場合は、高級コンデジの望遠撮影機能に注目。搭載レンズの焦点距離が長くなるほど、遠くにある被写体をより大きく引き寄せて撮影できます。望遠側の焦点距離が撮影したいジャンルに適したモノを選ぶのがおすすめです。
最近の高性能スマホにはトリプルレンズを採用した機種も発売されていますが、望遠側のレンズは50mm前後のモノが主流。しかし、ポートレートをバストアップで撮りたい場合は85mm以上、スポーツ撮影は200mm以上、飛行機や野鳥の撮影では500mm以上が必要となります。
また、光学ズームを採用しているかも重要。ズームインするほど画質が劣化するデジタルズームと違って光学ズームでは画質が劣化しないため、望遠撮影時でも広角撮影時と変わらない高画質を維持できます。
手ブレ補正性能をチェック
「手ブレ補正性能」とは、カメラ側で手持ち撮影時のブレを抑える機能のこと。より内部機構が優れている高級コンデジであれば、より安心して思い通りの写真を撮影できます。
補正方式としては光学式と電子式の2種類。光学式は、カメラ内部のレンズなどを機械的に動かすことでブレを打ち消します。画像データとして記録される前に補正できるので、より効果的に手ブレを抑えられるのがポイントです。
一方、電子式は撮影された画像データを補正するタイプ。画質に関しては光学式より劣りますが、カメラ本体がコンパクトな傾向にあります。購入する際は念のためチェックしておきましょう。
オートフォーカス(AF)性能をチェック
「オートフォーカス(AF)性能」とは、被写体に対してカメラのピントを自動で合わせる機能のこと。AF性能が優れているほど、動きの激しい被写体であってもより的確に捉えられます。
また、オートフォーカス性能はファインダーや液晶モニターに表示される「測距点」の数も重要。測距点が多いほど、より広範囲をカバーできます。
センサーサイズをチェック
撮影のクオリティを重要したい方は「センサーサイズ」もチェック。撮像素子サイズやイメージセンサーとも呼ばれる部分で、サイズが大きくなるほど高画質撮影が可能なほか、暗所での撮影も快適に行えます。
コンデジのセンサーサイズは、センサー面積約29mm²の「1/2.3型」が多くラインナップ。そのほか、約116mm²の「1型」、234mm²の「1.5型」、さらには一眼レフやミラーレスでも採用されている約372mm²の「APS-Cサイズ 」や、約864mm²の「フルサイズ」も展開しています。
なお、サイズに比例して価格が高い傾向にあるので注意が必要。購入する際は、予算との兼ね合いを考慮しておきましょう。
その他機能もチェック
夜景や暗い場所での撮影は開放F値をチェック
「開放F値」とは、レンズの明るさを示す数値のこと。「F2.8」や「F1.8」などで示され、数字が小さいほど明るいレンズになります。
明るいレンズは大きなボケ味が得られることに加えて、手ブレが起きにくくなるのも魅力。さらに、取り込める光の量が多いため、暗い場所でも満足度の高い撮影が可能です。夜景撮影時の手ブレを抑えたり、フラッシュを使わなくても撮影ができたりするので、気になる方は確認しておきましょう。
接写にはマクロ撮影機能があると便利
被写体に対してズームで寄らず、フォトグラファー側から被写体に近づくことを「接写」と呼びますが、その際は「マクロ撮影機能」があると便利。通常の撮影モードではピントが合わない至近距離にある被写体に対しても、同機能を活用すればピントを合わせられます。
例えば、花を撮影する際であれば、雄しべや雌しべの先端など細部に至るまで撮影が可能。肉眼では見えにくい部分もしっかりと表現できます。
自撮りをするなら回転式チルトがおすすめ
デジタルカメラには、画像を確認できる液晶モニターが搭載されています。タイプとしては「バリアングル」と「チルト」の2種類。バリアングルは液晶画面を上下左右に移動できるのが特徴で、画面を360°回転させれば自撮りも容易にできます。
一方、チルトは液晶画面を上下に移動できるのがポイント。なお、コンデジの場合は上方向のみであることが多く、自撮りする場合は液晶画面をひっくり返して撮影者側に向けることになります。マストで自撮りがしたい方は、回転式のチルトタイプを検討しましょう。
コンデジといえば、軽くて小型、価格はリーズナブルと初心者の方でも扱いやすい製品が多数を占めていました。しかし、最近はスマホカメラの向上により、撮影のクオリティを求めたハイエンドモデルもラインナップされています。ぜひ本記事を参考に、ベストな1台を選んでみてください。